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JP3175448B2 - ブレイダー - Google Patents
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JP3175448B2 - ブレイダー - Google Patents

ブレイダー

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JP3175448B2
JP3175448B2 JP30127693A JP30127693A JP3175448B2 JP 3175448 B2 JP3175448 B2 JP 3175448B2 JP 30127693 A JP30127693 A JP 30127693A JP 30127693 A JP30127693 A JP 30127693A JP 3175448 B2 JP3175448 B2 JP 3175448B2
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数本の糸条或いは繊
維束等(以下、単に、「糸条」という。)を組んで種々
の組紐を組成するためのブレイダーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、T字型、I字型,テトラポット型
等種々の形状を有するマンドレル上で複数本の糸条或い
は繊維束等を組んで組紐を組成する種々のブレイダーが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のブレイダーで
は、上述したようなマンドレルの一端を把持して組成を
開始し、組成の途中で、一旦、ブレイダーの駆動を停止
し、人手により、マンドレルを把持装置から取り外して
マンドレルの把持位置を変え、その後、ブレイダーの駆
動を再開してマンドレル上に組紐を組成している。
【0004】このような人手による、マンドレル把持位
置交換は、時間を要するものであり、また、マンドレル
には多数の組成途中の糸条が交錯しているので、マンド
レルを回転させて、マンドレルの把持位置を交換するに
は、相当の熟練と、労力を要することになる。更には、
大型のブレイダーにおいては、人手により、マンドレル
の把持位置を交換することは、実質的に困難である。
【0005】更にまた、マンドレルは、ボルト・ナット
或いは螺子等の固着手段により、ブレイダーのマンドレ
ル把持板等に取着されているために、マンドレルの取り
外し、取り付け作業が大変であり、マンドレルの把持位
置の交換に要する時間が長くなり、従って、ブレイダー
の生産性が悪くなる等の問題がある。
【0006】本発明の目的は、上記のような従来のブレ
イダーが有する課題を解決し、生産性或いは作業性の優
れたブレイダーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、組成作業中にマンドレルを把持するマ
ンドレル把持装置と、マンドレル把持装置による把持が
解放されたマンドレルを一時的に把持し、マンドレルの
位置変更を行う副マンドレル把持装置とを、組成点を挟
んで配設したものである。
【0008】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら本実施例に限定さ
れるものではない。
【実施例】本発明のブレイダーの側面図である図1及び
図1のI−I線に沿った断面図である図2を用いて、ブ
レイダーの全体構成について概説する。なお、図1及び
図2において、ボビンキャリヤーCの上部の点線で示さ
れた方形部分は後述する糸条ガイド部c3を省略して示
したものである。
【0009】ブレイダーBRはブレイダー本体Bb及び
マンドレル装置Bmから構成されている。ブレイダー本
体Bbは、軸線が水平な略円筒状の機台Fb内に配置さ
れた所定の曲率半径Rを有する曲面状の上板U、上板U
に穿設された軌道に沿って走行するボビンキャリヤー
C、ボビンキャリヤーCを軌道に沿って走行させるため
の駆動装置D及び組成位置安定ガイド部材G等から構成
されており、また、マンドレル装置Bmは機台Fm及び
マンドレル移動装置Mから構成されている。
【0010】以下に、上記の各装置及び各部材について
説明する。最初に、主として、図2を用いて、ブレイダ
ー本体Bbの上板U及びボビンキャリヤーCを軌道に沿
って走行させるための駆動装置Dについて説明する。
【0011】曲面状の上板Uは、図1に示されているよ
うに、略円筒状の機台Fb内に配置された略円筒状の機
枠f1に所定の間隔を置いて配置された適当な固着部材
f2,f2’により取着されており、上板Uには周方向
に公知の軌道が穿設されている。f3は機枠f1にナッ
トf4により取着された中空ボルトであり、中空ボルト
f3には適当な軸受けf5を介して歯車d1が嵌着され
ており、歯車d1には、上面に後述するボビンキャリヤ
ーCの係合軸c1が嵌合する溝を有する羽車d2が歯車
d1と一体に回転できるように固着されている。
【0012】Yは、ボビンキャリヤーCに載置されてい
るボビンから巻き戻され、マンドレル装置Bmに支持さ
れているマンドレルm上の組成点Pに向かう糸条であ
り、yは、略円筒状の機台FbのフレームFb’に略水
平状に配置されたボビンキャリヤーCから巻き戻され、
機台Fbに取着されたガイドローラーf6により略直角
方向に案内され、中空ボルトf3に挿入された後、マン
ドレルm上の組成点Pに向かう中糸用或いは補強用糸条
(以下、単に、「中糸用糸条」という。)である。
【0013】モーター等の適当な駆動手段により歯車d
1を回転駆動させて羽車d2を回転させることにより、
羽車d2に穿設されている溝に嵌合されているボビンキ
ャリヤーCの係合軸c1を移動させて、ボビンキャリヤ
ーCを軌道に沿って走行させるように構成されている。
上記のようにボビンキャリヤーCを曲面状の上板Uに穿
設された軌道に沿って走行させることにより多数の糸条
Yを交錯させて、種々の形状のマンドレルm上に組紐を
組成するものであり、必要に応じて、機台Fbのフレー
ムFb’に略水平状に配置されたボビンキャリヤーCか
ら中糸用糸条yを、軌道に沿って走行するボビンキャリ
ヤーCから巻き戻され組成される糸条Yに交絡させて組
紐を組成する。
【0014】図1に示されているように、曲面状の上板
Uの周面上に穿設された軌道に沿ってボビンキャリヤー
Cが配置されており、ボビンキャリヤーCに載置された
ボビンからボビンの軸線方向に引き出される糸条Yは、
曲面状の上板Uの中心に集合するように構成されてい
る。後述するマンドレル装置Bmに取着されたマンドレ
ルm上で組成される組紐の組成点Pが、曲面状の上板U
の略中心に位置するようにマンドレルmの位置が制御さ
れるように構成される。
【0015】次に、ボビンキャリヤーCの正面図である
図3を用いてボビンキャリヤーCについて説明する。図
3においてc2は上部フランジであり、上部フランジc
2には先端部に糸条ガイド部c3が回動自在に配置され
た断面コの字状のマストc4及びスピンドルc5が立設
されている。スピンドルc5には糸条Yが巻回されたボ
ビンc6が挿着されており、スピンドルc5の先端部に
は軸受けc7を有するフライヤーc8が回転可能に嵌着
されている。
【0016】スピンドルc5の先端部には縦方向に延び
る図示されていないスリットが設けられており、スリッ
ト内には先端が略三角形状の一組のフック部材c9,c
9’が配置されており、フック部材c9,c9’の下端
部はスピンドルc5に取着されている図示されていない
軸に枢支されている。フック部材c9,c9’はフック
部材c9,c9’間に配置された圧縮バネ等の弾性部材
により常に互いに離反する方向に付勢されており、ボビ
ンc6或いはフライヤーc8をフック部材c9,c9’
に挿入するとフック部材c9,c9’が互いに接近する
方向に回動し、ボビンc6或いはフライヤーc8をスピ
ンドルc5に装着することができるように構成されてい
る。ボビンc6或いはフライヤーc8がスピンドルc5
に装着されると圧縮バネ等の弾性部材によりフック部材
c9,c9’が互いに離反する方向に拡張し、ボビンc
6或いはフライヤーc8がスピンドルc5から抜け出な
いように構成されている。
【0017】c6’は円筒状のボビンカバーであり、上
部フランジc2に取着されている。円筒状のボビンカバ
ーc6’はボビンキャリヤーCが傾斜したり或いは逆さ
に位置した際に、ボビンc6に巻回されている糸条Yが
引き出されたり或いは垂れ下がり、隣接しているボビン
に巻回されている糸条と絡まったり或いはブレイダーの
他の部材等に絡まったりする等のトラブルを防止するも
のである。
【0018】マストc4の先端部に配置された糸条ガイ
ド部c3の略ユの字状フレームc10には、下方から順
に、テンションワッシャーc11,ガイドローラーc1
2,弛み取り部材c13及びガイドローラーc14が配
置されている。弛み取り部材c13の先端部にはガイド
ローラーc15’を有するガイド部c15が取着されて
おり、弛み取り部材c13の他端はコイルスプリングc
16の一端が取着されており、コイルスプリングc16
の他端はフレームc10に取着されている。そして、弛
み取り部材c13はフレームc10に配置された軸受け
部材c17に取着された軸部材c17’を介してフレー
ムc10に枢支されており、コイルスプリングc16に
より常時、図3において反時計方向に回動するように付
勢されている。従って、ボビンc6から巻き戻される糸
条Yが弛んだ場合には、弛み取り部材c13が図3にお
いて軸部材c17’を中心に反時計方向に回動し、糸条
Yの弛みを吸収するように構成されている。
【0019】なお、テンションワッシャーc11及びガ
イドローラーc14に隣接してフレームc10には、糸
条Yが挿通される透孔c18及びc19が穿設されてい
る。また、略ユの字状フレームc10はマストc4に配
置された軸c20を中心に時計方向に回動自在に構成さ
れており、ボビンc6或いはフライヤーc8をスピンド
ルc5に装着する場合には、フレームc10を時計方向
に回動させることにより、スピンドルc5の上方に空間
を作り、スピンドルc5にボビンc6或いはフライヤー
c8を装着する。スピンドルc5にボビンc6或いはフ
ライヤーc8を装着した後に、フレームc10を、反時
計方向に回動させ、図3に示されているような位置に配
置する。また、フレームc10は、適当なロック手段に
よりロック手段を解除しない限り、図3に示されている
位置に保持されるように構成されている。
【0020】図3においてc21は略楕円形状の下部フ
ランジであり、c22は上板Uに穿設された軌道に嵌合
され慴動される上部フランジc2と下部フランジc21
間に配置されたガイド部である。ボビンキャリヤーCは
上部フランジc2と下部フランジc21により上板Uを
挟持することにより、上板Uに対して略垂直に保持され
ながら軌道に沿って走行するように構成されている。
【0021】次に、組成位置安定ガイド部材Gについて
説明する。組成位置安定ガイド部材Gは機台Fbの中間
フレームFb”から略水平方向に延びるフレームg1’
に取着された第一組成位置安定ガイド部材g1及び第一
組成位置安定ガイド部材g1に対して所定の間隔を隔て
て配置された床部材Frに立設されたフレームg2’の
先端部に取着された第2組成位置安定ガイド部材g2か
ら構成されている。
【0022】第一組成位置安定ガイド部材g1及び第2
組成位置安定ガイド部材g2は、上板Uに穿設された軌
道に沿って蛇行しながら走行するボビンキャリヤーCの
横方向の移動に伴って揺れる糸条Yを、所定の間隔を隔
てて配置された第一組成位置安定ガイド部材g1及び第
2組成位置安定ガイド部材g2により案内し、その揺れ
を規制することにより組成点Pを略一定位置に維持する
ものであり、このように組成点Pを略一定位置に維持す
ることにより、組成される糸条Yが組成点P付近におい
て不規則状態に交絡することもなく安定した組成が実現
でき、従って、組成された組紐の形状が均一で安定した
組紐を製造することができる。また、組成位置安定ガイ
ド部材Gを配置したことにより、組成が終了した後、マ
ンドレルmを図1において右方向に移動させる場合に、
第2組成位置安定ガイド部材g2により組成された組紐
に連なる多数の糸条Yを集束させ、図示されていない適
当な切断装置による糸条Yの切断を効果的に行うことが
できるものである。
【0023】次に、主として、マンドレル装置Bmの側
面図である図4及びマンドレル移動装置Mの概略拡大平
面図である図5を用いてマンドレル装置Bmについて説
明する。マンドレル装置Bmの機台Fmは、図1に示さ
れているようにブレイダー本体Bbの前面に配置されて
おり、機台Fmの上部には、ブレイダー本体Bb内に配
置された軌道が穿設されている曲面状の上板Uの略中心
に向けて水平移動可能な水平移動枠b1が配置されてい
る。水平移動枠b1の両側壁には凹部b2が設けられて
おり、凹部b2には、図4に示されているように機台F
mの上部に配置された水平軸に枢着されたガイドローラ
ーb3,b3’及び垂直軸に枢着されたガイドローラー
b4,b4’が嵌合されている。
【0024】また、水平移動枠b1の下部には水平移動
枠b1と平行にラックb5が取着されており、ラックb
5には、機台Fmに取着された正逆回転可能なモーター
b6の出力軸b6’に取着されたピニオンb7が螺合さ
れている。従って、正逆回転可能なモーターb6を駆動
させることによりピニオンb7を回転駆動し、ピニオン
b7と螺合しているラックb5を水平駆動させることに
より、ガイドローラーb3,b3’及びガイドローラー
b4,b4’に沿って水平移動枠b1を水平移動するよ
うに構成されている。
【0025】水平移動枠b1の先端部には扇型フレーム
b8が取着されており、扇型フレームb8には正逆回転
可能なモーターb9が配置されている。そして、正逆回
転可能なモーターb9の出力軸b9’にはピニオンb1
0が取着されている。水平移動枠b1の先端部及び扇型
フレームb8には、水平軸b11、b12が取着されて
おり、水平軸b11、b12には、それぞれ、ガイドロ
ーラーb13、b14が取着されており、また、扇型フ
レームb8には垂直軸b15が立設されており、垂直軸
b15にはガイドローラーb16が取着されている。な
お、このようなガイドローラーb13、b14、b16
は扇型フレームb8の長手方向に沿って適当数配置し、
後述する扇型移動部材b17を安定に保持することがで
きるように構成されている。
【0026】扇型移動部材b17は、断面が略方形状の
枠材で構成されており、扇型移動部材b17の外側壁か
ら水平方向或いは垂直方向に適当数の縁部を突出させる
ことにより、上述した水平移動枠b1の先端部及び扇型
フレームb8に配置されたガイドローラーb13、b1
4、b16が嵌合するレール部材b18,b19,b2
0を形成する。また、扇型移動部材b17の下部側壁か
ら垂下された垂直軸b21には扇型ラックb22が取着
されており、扇型ラックb22には前述した正逆回転可
能なモーターb9の出力軸b9’に取着されたピニオン
b10が螺合するように構成されている。従って、正逆
回転可能なモーターb9の回転によりピニオンb10を
回転駆動し、ピニオンb10に螺合している扇型ラック
b22を駆動することにより、扇型移動部材b17を、
扇型移動部材b17のレール部材b18,b19,b2
0に嵌合している水平移動枠b1の先端部及び扇型フレ
ームb8に配置したガイドローラーb13、b14、b
16により水平状態に保持しながら水平に移動させる。
【0027】図5に示されているように、扇型移動部材
b17の長手方向両端部にはプーリーb23,b23’
が回転可能に取着されており、プーリーb23とプーリ
ーb23’との間には無端ベルトb24が張架されてい
る。そして、無端ベルトb24は一か所において、図4
に示されているように、水平移動枠b1の先端部に立設
された垂直軸b25に取着されたフレームb25’に固
着されており、また、もう一か所において、後述するマ
ンドレル支持移動部材b26に固着されている。
【0028】次にマンドレル支持移動部材b26につい
て説明する。マンドレル支持移動部材b26には、図4
に示されているように、先端にガイドローラーb27が
取着された垂直軸b28及び先端にガイドローラーb2
9が取着された水平軸b30が配置されており、ガイド
ローラーb27、b29は、上述した扇型移動部材b1
7の外側壁から水平方向或いは垂直方向に突出した適当
数の縁部により形成されたレール部材b31,b32に
嵌合しており、従って、マンドレル支持移動部材b26
は扇型移動部材b17のレール部材b31,b32に沿
って水平移動できるように構成されている。なお、ガイ
ドローラーb27、b29は扇型移動部材b17のレー
ル部材b31,b32に安定して保持されるように、マ
ンドレル支持移動部材b26に適当数配置される。
【0029】また、マンドレル支持移動部材b26には
垂直フレームb33が垂下されており、垂直フレームb
33には上述したように無端ベルトb24の一か所が固
着されている。なお、図5において、X点は無端ベルト
b24が水平移動枠b1の先端部に立設された垂直軸b
25に取着されたフレームb25’に固着されている点
を示し、また、Z点は無端ベルトb24がマンドレル支
持移動部材b26の垂直フレームb33に固着されてい
る点を示している。
【0030】b34はマンドレル支持移動部材b26の
上部に立設された支持フレームb35、b35’に取り
外し可能に或いは慴動可能に取着された支持棒であり、
支持棒b34の先端部には支持板b34’が取着されて
いる。また、支持板b34’には、後述するマンドレル
把持装置Sは配設されている。
【0031】以下に、組紐の組成の際に、一例としてT
字型として示されているマンドレルmの動きを制御する
マンドレル装置Bmの作動について説明する。マンドレ
ルmをブレイダー本体Bb内に配置された軌道が穿設さ
れている曲面状の上板Uに対して接近或いは離反自在に
水平方向に移動させるための水平移動枠b1の水平移動
は、上述したように正逆回転可能なモーターb6を駆動
させることによりピニオンb7を回転駆動し、ピニオン
b7と螺合しているラックb5を水平駆動させることに
より行われる。
【0032】次に、曲面状の上板Uに対して接近或いは
離反する水平方向の移動に対して、略直交する方向のマ
ンドレルmの移動について説明する。図5の実線で示さ
れている状態から、正逆回転可能なモーターb9の回転
によりピニオンb10を図5において反時計方向に回転
させると、ピニオンb10に螺合している扇型ラックb
22が駆動され、扇型移動部材b17が図5において下
方に移動する。
【0033】扇型移動部材b17が下方に移動し、扇型
移動部材b17に取着されたプーリーb23も下方に移
動すると、無端ベルトb24がX点において水平移動枠
b1の先端部に固着されているので、プーリーb23を
挟んで反対側の無端ベルトb24が図5において下方に
引っ張られ無端ベルトb24を反時計方向に回動させる
ことになる。無端ベルトb24にはマンドレル支持移動
部材b26が点Zにおいて固着されているので、無端ベ
ルトb24の反時計方向への回動によりマンドレル支持
移動部材b26も図5において下方に移動することにな
る。この際、上記の構成により、プーリーb23の移動
量に対してマンドレル支持移動部材b26は倍移動する
ことになり、マンドレル支持移動部材26の迅速な移動
が可能となる。
【0034】更に、正逆回転可能なモーターb9の回転
によりピニオンb10を図5において反時計方向に回転
すると、ピニオンb10に螺合している扇型ラックb2
2が駆動され、扇型移動部材b17が図5において更に
下方に移動し、マンドレル支持移動部材b26は、図5
の二点鎖線で示されている最下方位置まで回動すること
ができるように構成されている。また、マンドレル支持
移動部材b26を二点鎖線で示されている最下方位置か
ら上方に移動させるためには、正逆回転可能なモーター
b9を逆転させてピニオンb10を図5において時計方
向に回転させる。
【0035】上述したようなマンドレル装置Bmによ
り、マンドレルmの位置制御を行い、マンドレルm上に
組紐を組成するように構成されている。
【0036】次に、マンドレル把持装置Sの斜視図であ
る図6及びマンドレル把持装置Sによるマンドレルmの
把持工程を示す、マンドレル把持装置Sの一部断面を含
む側面図である図7を用いて、マンドレル移動装置Mの
支持棒b34の先端部に配設されているマンドレル把持
装置Sについて説明する。
【0037】s1は、マンドレル移動装置Mの支持板b
34’の先端部にボルト・ナット等の適当な固着手段に
より取着されたフレームであり、支持板b34’に対し
て、フレームs1を、フレームs1に穿設された長孔s
2、s2’に沿って移動させることにより、フレームs
1の取り付け位置を調整することができるように構成す
ることが好ましい。
【0038】フレームs1には、水平枠s3の先端に垂
直状のストッパーs4が垂下された枠部材s5が取着さ
れており、枠部材s5もボルト・ナット等の適当な固着
手段s6、s6’及びフレームs1の枠部材s5の取り
付け部s1’に穿設された長孔s7、s7’により、フ
レームs1に対して、枠部材s5の取り付け位置が調整
できるように構成されている。なお、フレームs1の長
孔s2、s2’とフレームs1の枠部材s5の取り付け
部s1’の長孔s7、s7’とを、互いに、略直交する
ように配置することにより、枠部材s5の取り付け位置
の自由度が増すことになる。
【0039】s8は、枠部材s5の適当な箇所に取着さ
れた水平シリンダーであり、水平シリンダーs8のピス
トンロッドs9の先端部には、平面形状が略コの字状の
ブラケットs10が取着されている。そして、ブラケッ
トs10の内部空間部s10’には、ブラケットs10
に取着された水平軸s10”に角部が枢着された略L字
状の可動チャックs11が配置されている。一方、ブラ
ケットs10の先端部には、可動チャックs11の下方
に位置するように固定チャックs12が固着されてい
る。また、固定チャックs12には、略U字状のマンド
レル位置決め部材s13が略垂直に取着されている。
【0040】s14は、枠部材s5の適当な箇所に取着
されたガイドブロックであり、ガイドブロックs14に
は、水平ガイドロッドs15が慴動可能に挿入されてお
り、水平ガイドロッドs15の先端部は、略U字状のマ
ンドレル位置決め部材s13に取着されている。
【0041】上述した可動チャックs11と固定チャッ
クs12により、マンドレルmの端部に穿設された孔
m’に挿入可能な略シリンダー状のチャック部s16を
形成し、可動チャックs11と固定チャックs12の略
半円筒状の表面には、それぞれ、所定の幅及び深さを有
する凹部s11’及び凹部s12’が設けられている。
そして、凹部s11’、s12’には、ゴム製等の弾性
バンドs17が嵌着されており、弾性バンドs17の厚
さは、凹部s11’、s12’の深さより幾分厚くなる
ように形成されている。なお、説明の都合上、図6に
は、弾性バンドs17が省略されている。
【0042】マンドレルmを、可動チャックs11と固
定チャックs12よりなる略シリンダー状のチャック部
s16により把持するには、図7(a)に示されている
ように、水平シリンダーs8を作動させてピストンロッ
ドs9をマンドレルm方向に前進させ、チャック部s1
6をマンドレルmの端部に穿設された孔m’に挿入す
る。この際、上述したように、ガイドブロックs14に
沿って水平移動する水平ガイドロッドs15の先端に、
固定チャックs12が取着された略U字状のマンドレル
位置決め部材s13が取着されているので、固定チャッ
クs12及びマンドレル位置決め部材s13が左右或い
は上下に振れることなく、安定した状態で水平方向に移
動でき、従って、マンドレルmの端部に穿設された孔
m’に確実に、チャック部s16を挿入することができ
るとともに、マンドレルmを正確に位置決めすることが
できる。
【0043】チャック部s16の略全長が、マンドレル
mの端部に穿設された孔m’に挿入される時点で、略L
字状の可動チャックs11の垂直部s11”の先端が、
枠部材s5の水平枠s3から垂下されたストッパーs4
に当接し、その後更に、ピストンロッドs9をマンドレ
ルm方向に前進させると、図7(b)に示されているよ
うに、略L字状の可動チャックs11が、ブラケットs
10に取着された軸s10”を中心に時計方向に回動
し、弾性バンドs17を拡張するとともに、弾性バンド
s17を、マンドレルmの端部に穿設された孔m’の内
壁に圧接し、マンドレルmを把持する。また、上記のチ
ャック部s16のマンドレルm方向への移動により、マ
ンドレル位置決め部材s13がマンドレルmの端部に当
接し、チャック部s16とマンドレルmの把持位置が常
に一定になるように構成されている。
【0044】チャック部s16がマンドレルmを把持し
ている状態から、ピストンロッドs9を後退させると、
略L字状の可動チャックs11の垂直部s11”の先端
が、枠部材s5の水平枠s3から垂下されたストッパー
s4から離れ、略L字状の可動チャックs11が、ブラ
ケットs10に取着された軸s10”を中心に反時計方
向に回動し、弾性バンドs17が収縮する。従って、チ
ャック部s16によるマンドレルmの把持を解放するこ
とができる。
【0045】なお、上述した実施例において、可動チャ
ックs11と固定チャックs12の半円周表面に、それ
ぞれ、凹部s11’及び凹部s12’を設け、凹部s1
2’、s12’に、ゴム製等の弾性バンドs17を嵌着
した例を示したが、可動チャックs11と固定チャック
s12の略半円筒状の表面に凹部s11’、s12’を
穿設することなく、また、弾性バンドs17を嵌着する
ことなく、チャック部s16を構成することもできる。
【0046】次に、上述したマンドレル把持装置Sによ
り把持されているマンドレルmの把持位置を交換する際
に、一時的にマンドレルmを把持するための副マンドレ
ル把持装置Hについて、図1及び副マンドレル把持装置
Hの斜視図である図8を用いて説明する。
【0047】図1に示されているように、副マンドレル
把持装置Hは、機台Fbの略垂直な中間フレームFb”
に、ボルトh1等の適当な固着具により取着された側面
形状が略L字状のフレームh2に配設されている。フレ
ームh2に長孔h2’を穿設し、長孔h2’にボルトh
1を挿入してフレームh2に中間フレームFb”を取着
することにより、長孔h2’に沿ってフレームh2の位
置を調節可能に構成することが好ましい。
【0048】h3は、フレームh2の下面に取着された
シリンダーであり、シリンダーh3のピストンロッドh
3’の先端には、側面形状が略T字状の慴動フレームh
4が取着されている。略T字状の慴動フレームh4の垂
直部h4’の上部には、正逆回転可能なモーターh5が
取着されており、また、垂直部h4’の下部が、上記の
ピストンロッドh3’の先端に取着されている。略T字
状の慴動フレームh4の水平部h4”は、上述したフレ
ームh2の水平部h2”に取着された両側に溝部h6’
が配設された案内部材h6の溝部h6’に挿着されてお
り、従って、シリンダーh3を作動させて、ピストンロ
ッドh3’を、往復動させることにより、慴動フレーム
h4をフレームh2に対して慴動させることができるよ
うに構成されている。
【0049】略T字状の慴動フレームh4の垂直部h
4’を貫通して延びる正逆回転可能なモーターh5の出
力軸h5’には、回動枠h7のボスh7’が取着されて
いる。回動枠h7の下部水平部h7’には、上述したマ
ンドレル把持装置Sの水平シリンダーs8に相当する水
平シリンダーh8が配設されており、水平シリンダーh
8のピストンロッドh9の先端部には、マンドレル把持
装置Sの固定チャックs12が取着された略U字状のマ
ンドレル位置決め部材s13と同様の固定チャックh1
0が取着された略U字状のマンドレル位置決め部材h1
1が取着されている。
【0050】一方、回動枠h7の上部水平部h7”に
は、マンドレル把持装置Sの水平枠s3に相当する水平
枠h12が延設されており、水平枠h12には、マンド
レル把持装置Sの水平枠s3と同様にストッパーh1
2’が垂下されている。また、マンドレル位置決め部材
h11には、マンドレル把持装置Sのブラケットs10
に相当するブラケットh13が取着されており、ブラケ
ットh13には、マンドレル把持装置Sの略L字状の可
動チャックs11と同様の可動チャックh14が水平軸
h13’に枢着されている。
【0051】ブラケットh13の端部には水平案内軸h
15が取着されており、水平案内軸h15は、回動枠h
7に配設された、マンドレル把持装置Sのガイドブロッ
クs14に相当するガイドブロックh16に挿着されて
いる。
【0052】次に、副マンドレル把持装置Hの動作につ
いて説明するが、固定チャックh10と可動チャックh
14によるマンドレルmの把持手段は、マンドレル把持
装置Sの固定チャックs12と可動チャックs11によ
るマンドレルmの把持手段と同じであるので省略する。
【0053】副マンドレル把持装置Hは、上述したよう
に、シリンダーh3を作動させて、ピストンロッドh
3’を往復動させることにより、慴動フレームh4をフ
レームh2に対して慴動させることができ、従って、慴
動フレームh4に配設されている正逆回転可能なモータ
ーh5の出力軸h5’に取着された回動枠h7を、同様
に、往復動させることができる。また、正逆回転可能な
モーターh5を適宜駆動することにより、回動枠h7を
回動させて、固定チャックh10と可動チャックh14
により把持されているマンドレルmを回転させることが
できるように構成されている。固定チャックh10と可
動チャックh14によるマンドレルmの把持及び解放
は、マンドレル把持装置Sの水平シリンダーs8と同様
の水平シリンダーh8により行う。
【0054】次に、マンドレル把持装置Sと副マンドレ
ル把持装置Hとの協働動作について、マンドレル把持装
置Sと副マンドレル把持装置Hの動作工程を示す概略平
面図である図9を用いて説明する。
【0055】図9(a)に示されているように、マンド
レルmの組成作業中には、マンドレル把持装置Sがマン
ドレルmの一端(1)を把持しており、副マンドレル把
持装置Hは、シリンダーh3を作動させて、ピストンロ
ッドh3’を押し出すことにより、マンドレル把持装置
Sにより把持されているマンドレルmから離れた位置に
待機している。
【0056】マンドレル把持装置Sによるマンドレルm
の把持位置をマンドレルmの一端(1)から、他端
(2)に変える場合には、図9(b)に示されているよ
うに、先ず、副マンドレル把持装置Hのシリンダーh3
を作動させて、慴動フレームh4を、図8において矢印
A方向に慴動させ、慴動フレームh4に配設されている
正逆回転可能なモーターh5の出力軸h5’に取着され
た回動枠h7を、同様に、図8において矢印A方向に移
動させる。
【0057】次いで、水平シリンダーh8のピストンロ
ッドh9を、図8において矢印A方向に移動させること
により、上述したマンドレル把持装置Sによるマンドレ
ルmの把持操作と同様の操作により、副マンドレル把持
装置Hの固定チャックh10と可動チャックh14をマ
ンドレルmの端部に穿設された孔m’に挿入し、固定チ
ャックh10と可動チャックh14によりマンドレルm
を把持するとともに、マンドレル把持装置Sによるマン
ドレルmの把持を解放する。
【0058】次いで、正逆回転可能なモーターh5を適
宜駆動して、副マンドレル把持装置Hの固定チャックh
10と可動チャックh14により把持されているマンド
レルmを、図9(c)に示されているように回転させ
て、マンドレル把持装置Sの固定チャックs12と可動
チャックs11の前に、マンドレルmの他端(2)を位
置付けする。
【0059】その後、図9(d)に示されているよう
に、マンドレルmの他端(2)をマンドレル把持装置S
により把持するとともに、副マンドレル把持装置Hによ
るマンドレルmの把持を解放し、更に、シリンダーh3
を作動させて、ピストンロッドh3’を押し出して待機
位置に戻す。
【0060】上述したように、副マンドレル把持装置H
を配設したことにより、マンドレル把持装置Sにより把
持されているマンドレルmの把持位置の交換作業を自動
化することでき、ブレイダーの生産性を向上することが
できるとともに、省力化が図れる。
【0061】また、マンドレルmの把持位置の交換作業
を自動化することができるので、人手によるマンドレル
の把持位置の交換作業が困難であった大型ブレイダーの
マンドレルの把持位置の交換作業が容易となり、大型ブ
レイダーによる種々の形状の大きな組紐の組成が可能と
なる。
【0062】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0063】副マンドレル把持装置を配設したことによ
り、マンドレル把持装置により把持されているマンドレ
ルの把持位置の交換作業を自動化することでき、従っ
て、マンドレル把持位置交換に要する時間か短縮化さ
れ、ブレイダーの生産性が向上するとともに、マンドレ
ルの把持位置交換作業の省力化が図れる。
【0064】マンドレルの把持位置の交換作業を自動化
することができるので、人手によるマンドレルの把持位
置の交換作業が困難であった大型ブレイダーのマンドレ
ルの把持位置の交換作業が容易となり、大型ブレイダー
による種々の形状の大きな組紐の組成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のブレイダーの側面図である。
【図2】図2は図1のI−I断面を含むボビンキャリヤ
ーを軌道に沿って走行させるための駆動装置の拡大正面
図である。
【図3】図3はボビンキャリヤーの正面図である。
【図4】図4はマンドレル移動装置の側面図である。
【図5】図5はマンドレル移動装置の一部拡大平面図で
ある。
【図6】図6はマンドレル把持装置の斜視図である。
【図7】図7はマンドレル把持装置の一部断面を含む側
面図である。
【図8】図8は副マンドレル把持装置の斜視図である。
【図9】図9はマンドレル把持装置と副マンドレル把持
装置の動作工程を示す概略平面図である。
【符号の説明】
BR・・・・・・・・・ブレイダー Bb・・・・・・・・・ブレイダー本体 Bm・・・・・・・・・マンドレル装置 C・・・・・・・・・・ボビンキャリヤー G・・・・・・・・・・組成位置安定ガイド部材 H・・・・・・・・・・副マンドレル把持装置 M・・・・・・・・・・マンドレル移動装置 S・・・・・・・・・・マンドレル把持装置 U・・・・・・・・・・上板 m・・・・・・・・・・マンドレル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】組成作業中にマンドレルを把持するマンド
    レル把持装置と、マンドレル把持装置による把持が解放
    されたマンドレルを一時的に把持し、マンドレルの位置
    変更を行う副マンドレル把持装置とを、組成点を挟んで
    配設したことを特徴とするブレイダー。
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