JP3179356B2 - 航空機飛行位置検出装置 - Google Patents
航空機飛行位置検出装置Info
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Description
飛行位置を計測することができる航空機飛行位置検出装
置に関する。
は、航空機の航路を挟んで左右に検出装置を配置し、こ
れら左右の検出装置を通って航路を横切る仮想平面でな
る測定平面を航空機が通過したとき、左右の検出装置か
ら航空機を見た時の仰角を演算により求めるものが提案
されている(「音響的方法による航空機の位置標定」、
小畑秀文、石井泰、五十嵐寿一著、宇宙航空研究所報告
第9巻第4号別冊、1973年10月、東京大学発行)。
ロホンを備えた検出装置を配置し、マイクロホンから得
られる検出情報から音速を演算し、当該演算結果に基づ
いて仰角を演算するようにした航空機飛行位置検出装置
が提案されている(特公平7−76789号公報)。
おいては、観測点を航空機の航路を挟んで一対設けなけ
ればならないため、検出装置の設置場所が限定されると
いう問題がある。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、一箇所の観測点で航空機の飛行位置を検出する
ことができる航空機飛行位置検出装置を提供しようとす
るものである。
求項1の発明は、航空機の発する音を検出して航空機の
方位に応じた方位角信号と航空機の仰角に応じた仰角信
号を出力する音波式方位角及び仰角識別手段と、航空機
の発する電波を検出して航空機の方位に応じた方位角信
号を出力する電波式方位角識別手段と、前記音波式方位
角及び仰角識別手段による方位角信号と前記電波式方位
角識別手段による方位角信号との時間差を出力する時間
差検出手段と、前記時間差が所定時間以上同一値を継続
した場合には音源と電波源が同一であると判定する判定
手段と、前記時間差に音速を乗じて観測点と航空機との
距離を算出すると共に音による前記方位角信号及び仰角
信号から航空機の位置を演算する飛行位置演算手段を備
えたものである。
出して航空機の方位に応じた方位角信号を出力する音波
式方位角識別手段と、航空機の発する電波を検出して航
空機の方位に応じた方位角信号と航空機の仰角に応じた
仰角信号を出力する電波式方位角及び仰角識別手段と、
前記音波式方位角識別手段による方位角信号と前記電波
式方位角及び仰角識別手段による方位角信号との時間差
を出力する時間差検出手段と、前記時間差が所定時間以
上同一値を継続した場合には音源と電波源が同一である
と判定する判定手段と、前記時間差に音速を乗じて観測
点と航空機との距離を算出すると共に電波による前記方
位角信号及び仰角信号から航空機の位置を演算する飛行
位置演算手段を備えたものである。
出して航空機の方位に応じた方位角信号と航空機の仰角
に応じた仰角信号を出力する音波式方位角及び仰角識別
手段と、航空機の発する電波を検出して航空機の方位に
応じた方位角信号を出力する電波式方位角識別手段と、
前記音波式方位角及び仰角識別手段による方位角信号と
前記電波式方位角識別手段による方位角信号との相互相
関関数を演算する相互相関関数演算手段と、前記相互相
関関数の最大値が同じ位置で所定以上の値を持つ場合に
は音源と電波源が同一であると判定する判定手段と、前
記相互相関関数の最大値を与える電波の方位角信号に対
する音の方位角信号の遅れ時間に音速を乗じて観測点と
航空機との距離を算出すると共に音による前記方位角信
号及び仰角信号から航空機の位置を演算する飛行位置演
算手段を備えたものである。
出して航空機の方位に応じた方位角信号を出力する音波
式方位角識別手段と、航空機の発する電波を検出して航
空機の方位に応じた方位角信号と航空機の仰角に応じた
仰角信号を出力する電波式方位角及び仰角識別手段と、
前記音波式方位角識別手段による方位角信号と前記電波
式方位角及び仰角識別手段による方位角信号との相互相
関関数を演算する相互相関関数演算手段と、前記相互相
関関数の最大値が同じ位置で所定以上の値を持つ場合に
は音源と電波源が同一であると判定する判定手段と、前
記相互相関関数の最大値を与える電波の方位角信号に対
する音の方位角信号の遅れ時間に音速を乗じて観測点と
航空機との距離を算出すると共に電波による前記方位角
信号及び仰角信号から航空機の位置を演算する飛行位置
演算手段を備えたものである。
出して航空機の方位に応じた方位角信号と航空機の仰角
に応じた仰角信号を出力する音波式方位角及び仰角識別
手段と、航空機の発する電波を検出して航空機の方位に
応じた方位角信号を出力する電波式方位角識別手段と、
前記音波式方位角及び仰角識別手段による方位角信号及
び前記電波式方位角識別手段による方位角信号を時間と
方位角の2次元の線画として扱い、この2種の線画の類
似度をパターンマッチングにより評価するパターンマッ
チング手段と、このパターンマッチング手段による相互
相関関数の最大値を与える電波の方位角信号に対する音
の方位角信号の遅れ時間に音速を乗じて観測点と航空機
との距離を算出すると共に音による前記方位角信号及び
仰角信号から航空機の位置を演算する飛行位置演算手段
を備えたものである。
出して航空機の方位に応じた方位角信号を出力する音波
式方位角識別手段と、航空機の発する電波を検出して航
空機の方位に応じた方位角信号と航空機の仰角に応じた
仰角信号を出力する電波式方位角及び仰角識別手段と、
前記音波式方位角識別手段による方位角信号及び前記電
波式方位角及び仰角識別手段による方位角信号を時間と
方位角の2次元の線画として扱い、この2種の線画の類
似度をパターンマッチングにより評価するパターンマッ
チング手段と、このパターンマッチング手段による相互
相関関数の最大値を与える電波の方位角信号に対する音
の方位角信号の遅れ時間に音速を乗じて観測点と航空機
との距離を算出すると共に電波による前記方位角信号及
び仰角信号から航空機の位置を演算する飛行位置演算手
段を備えたものである。
図面に基づいて説明する。ここで、図1は請求項1の発
明に係る航空機飛行位置検出装置の構成図、図2は音波
式方位及び仰角識別装置の構成図、図3はマイクロホン
の配置を示す説明図、図4は電波式方位識別装置の構成
図、図5はアンテナの配置を示す説明図、図6は電波と
音の方位角の変化の違いを示す図、図7は請求項1の発
明に係る航空機飛行位置検出装置の構成図、図8は請求
項3の発明に係る航空機飛行位置検出装置の構成図、図
9は請求項5の発明に係る航空機飛行位置検出装置の構
成図、図10は音の到来する方位角をピクセル化した
図、図11は電波の到来する方位角をピクセル化した
図、図12はある音の到来する方位角をピクセル化した
図である。
1に示すように、航空機の発する音を検出して航空機の
方位に応じた方位角信号αmと航空機の仰角に応じた仰
角信号βmを出力する音波式方位角及び仰角識別装置1
と、航空機の発する電波を検出して航空機の方位に応じ
た方位角信号αaを出力する電波式方位識別装置2と、
音波式方位角及び仰角識別装置1の方位角信号αmと電
波式方位識別装置2の方位角信号αaとの時間差tdを
出力する時間差検出部3と、時間差tdが所定時間以上
同一値を継続した場合には音源と電波源が同一であると
判定する判定部4と、時間差tdに音速を乗じて観測点
と航空機との距離Lを算出すると共に音による方位角信
号αm及び仰角信号βmから航空機の位置を演算する飛
行位置演算部5とからなる。
に示すように、4個の無指向性マイクロホンM1,M
2,M3,M4と、マイクロホンM1の出力信号とマイ
クロホンM2の出力信号の相関関数を算出する相関演算
部E1と、マイクロホンM1の出力信号とマイクロホン
M3の出力信号の相関関数を算出する相関演算部E2
と、マイクロホンM1の出力信号とマイクロホンM4の
出力信号の相関関数を算出する相関演算部E3と、マイ
クロホンM1の出力信号に対するマイクロホンM2の出
力信号の遅れ時間τxを求める遅延検出部D1と、マイ
クロホンM1の出力信号に対するマイクロホンM3の出
力信号の遅れ時間τyを求める遅延検出部D2と、マイ
クロホンM1の出力信号に対するマイクロホンM4の出
力信号の遅れ時間τzを求める遅延検出部D3と、遅れ
時間τx,τy,τzから航空機の方位角αm及び仰角
βmを算出する方位角仰角演算部P1からなる。
M3,M4は、図3に示すように、マイクロホンM1と
マイクロホンM2を結ぶ直線と、マイクロホンM1とマ
イクロホンM3を結ぶ直線と、マイクロホンM1とマイ
クロホンM4を結ぶ直線とが互いに直交するように配置
される。
2の距離、マイクロホンM1とマイクロホンM3の距
離、マイクロホンM1とマイクロホンM4の距離は、夫
々1mとする。なお、前記距離は、必ずしも1mである
必要はない。要は、マイクロホンM1からマイクロホン
M2を見る方向(M1・M2方向)からの音がマイクロ
ホンM1とマイクロホンM2とに同時に到達しなければ
よく、またマイクロホンM1からマイクロホンM3を見
る方向(M1・M3方向)からの音がマイクロホンM1
とマイクロホンM3とに同時に到達しなければよく、ま
たマイクロホンM1からマイクロホンM4を見る方向
(M1・M4方向)からの音がマイクロホンM1とマイ
クロホンM4とに同時に到達しなければよいからであ
る。また、M1・M4方向を垂直方向に合せ、更に方位
の検出を絶対的な方角で行う場合には、M1・M2方向
又はM1・M3方向を東西南北のいずれかの方角に合せ
ればよい。
3方向を90°とすると、マイクロホンM1,M2,M
3で捕えた音の音源である航空機の方位角αmは、方位
角仰角演算部P1により以下のように求められる。
tan-1(τy÷τx)〔ラジアン〕となる。
(τy÷τx)〔ラジアン〕となる。
2π+tan-1(τy÷τx)〔ラジアン〕となる。
4で捕えた音の音源である航空機の仰角βmは、方位角
仰角演算部P1により以下のように求められる。
すように、3個の垂直アンテナ(水平面内で無指向性)
A1,A2,A3と、垂直アンテナA1,A2,A3の
出力信号を増幅する増幅部A4,A5,A6と、増幅部
A4の出力信号と増幅部A5の出力信号との位相を比較
して±180°(±πラジアン)の位相差を±eVの電
圧に変換する位相比較部C1と、増幅部A4の出力信号
と増幅部A6の出力信号との位相を比較して±180°
(±πラジアン)の位相差を±eVの電圧に変換する位
相比較部C2と、位相比較部C1,C2の出力信号を平
均してスパイクノイズ等の高周波ノイズを除去するロー
パスフィルタF1,F2と、ローパスフィルタF1の出
力信号をデジタルコードAxに変換するA/D変換器A
7と、ローパスフィルタF2の出力信号の符号を得る電
圧比較部A8と、デジタルコードAxと符号から航空機
の方位角αaを算出する方位角演算部P2からなる。
発する電波として本発明の実施の形態においては、二次
監視レーダ(SSR)の応答電波(周波数1090MH
z)を利用する。但し、航空機の発する電波としてSS
Rの応答電波に限定されるものではない。
性)A1,A2,A3は、図5に示すように、アンテナ
A1とアンテナA2を結ぶ直線と、アンテナA1とアン
テナA3を結ぶ直線が直交するように配置される。ま
た、アンテナA1とアンテナA2、アンテナA1とアン
テナA3の間隔は夫々13.8cm(SSRの応答周波
数1090MHzの電波の1/2波長)とする。更に、
方位の検出を絶対的な方角で行う場合には、アンテナA
1とアンテナA2を結ぶ方向又はアンテナA1とアンテ
ナA3を結ぶ方向を東西南北のいずれかの方角に合せれ
ばよい。
ぶ方向を0°、アンテナA1とアンテナA3を結ぶ方向
を90°とすると、アンテナA1,A2,A3で捕えた
電波の発信源である航空機の方位角αaは、方位角演算
部P2により以下のように求められる。
a=cos-1(Ax)〔ラジアン〕となる。
a=2π−cos-1(Ax)〔ラジアン〕となる。
飛行位置検出装置の動作について説明する。飛行する航
空機が発する音及び電波に対し、時間的に変化する音の
到来する方位角αmを音波式方位角及び仰角識別装置1
により検出し、時間的に変化する電波の到来する方位角
αaを電波式方位識別装置2により検出する。
1,2により検出した時間的に変化する方位角αmと時
間的に変化する方位角αaを時間差検出部3に入力す
る。すると、時間差検出部3では、音波による方位角α
mと電波による方位角αaの時間差tdを算出する。そ
して、時間差tdが所定時間以上同一値を継続した場合
には、判定部4が音源と電波源が同一、即ち音波式方位
角及び仰角識別装置1により測定され音が航空機の騒音
であると判定する。
差tdに音速を乗じて観測点と航空機との距離Lを算出
すると共に、音による方位角αm及び仰角βmから航空
機の位置を演算する。
到来する方位角αmの時間的変化と、SSRの電波が到
来する方位角αaの時間的変化を比較することによる航
空機騒音の識別を前提として、音波による方位角αmと
電波による方位角αaの時間差tdに音速を乗じて算出
した観測点と航空機との距離Lと、音による方位角αm
及び仰角βmから航空機の位置を特定することができ
る。また、時々刻々変化する観測点と航空機との距離
L、航空機の方位角αm及び仰角βmをつなぎ合せれば
航空機の航路を求めることもできる。
7に示すように、航空機の発する音を検出して航空機の
方位に応じた方位角信号αmを出力する音波式方位角識
別装置6と、航空機の発する電波を検出して航空機の方
位に応じた方位角信号αaと航空機の仰角に応じた仰角
信号βaを出力する電波式方位角及び仰角識別装置7
と、音波式方位角識別装置6による方位角信号αmと電
波式方位角及び仰角識別装置7による方位角信号αaと
の時間差tdを出力する時間差検出部8と、時間差td
が所定時間以上同一値を継続した場合には音源と電波源
が同一であると判定する判定部9と、時間差tdに音速
を乗じて観測点と航空機との距離Lを算出すると共に電
波による方位角信号αa及び仰角信号βaから航空機の
位置を演算する飛行位置演算部10とからなる。
置は、図1に示す航空機飛行位置検出装置において、音
波式方位角及び仰角識別装置1の替わりにマイクロホン
を3個使用し航空機の発する音を検出して航空機の方位
角αmを求める音波式方位角識別装置6を設け、電波式
方位角識別装置2の替わりにアンテナを4個使用し航空
機の発する電波を検出して航空機の方位角αa及び仰角
βaを求める電波式方位角及び仰角識別装置7を設けた
以外は、請求項1の航空機飛行位置検出装置と同様の構
成である。
角αmの算出方法、電波式方位角及び仰角識別装置7に
よる方位角αa及び仰角βaの算出方法は、夫々音波式
方位角及び仰角識別装置1又は電波式方位角識別装置2
による算出方法に準じて行われるので、説明は省略す
る。
8に示すように、航空機の発する音を検出して航空機の
方位に応じた方位角信号αmと航空機の仰角に応じた仰
角信号βmを出力する音波式方位角及び仰角識別装置1
1と、航空機の発する電波を検出して航空機の方位に応
じた方位角信号αaを出力する電波式方位角識別装置1
2と、音波式方位角及び仰角識別装置11による方位角
信号αmと電波式方位角識別装置12による方位角信号
αaとの相互相関関数を演算する相互相関関数演算部1
3と、相互相関関数の最大値が同じ位置で所定以上の値
を持つ場合には音源と電波源が同一であると判定する判
定部14と、相互相関関数の最大値を与える電波の方位
角信号αaに対する音の方位角信号αmの遅れ時間に音
速を乗じて観測点と航空機との距離Lを算出すると共に
音による方位角信号αm及び仰角信号βmから航空機の
位置を演算する飛行位置演算部15とからなる。
と電波式方位角識別装置12は、請求項1の航空機飛行
位置検出装置における音波式方位角及び仰角識別装置1
と電波式方位角識別装置2と同様の構成であるので、説
明は省略する。
飛行位置検出装置の動作について説明する。相互相関関
数演算部13は、音波式方位角及び仰角識別装置11に
より検出した音波による方位角αmと、電波式方位角識
別装置12により検出した電波による方位角αaについ
て、時系列データ同士の相互相関関数を算出する。
うに、電波の到来する方位角αaに対し一定の時間だけ
遅れ、ほぼ同様に変化する。しかし、実際にはいずれの
測定データ(方位角αm,αa)にも誤差やノイズが含
まれているので、そのままの状態で互いの測定データの
相関関係を求めるのは容易でない。そこで、測定データ
に統計的手法を施して相互相関関数を求めれば、航空機
の通過に伴う事象の場合には互いの変化について大きな
相関の値を示し、誤差やノイズは無相関のため除去され
ることになる。
部13で算出した相互相関関数の最大値と予め設定して
ある閾値とを比較して、相互相関関数の最大値が閾値以
上の値であれば、音源と電波源が同一、即ち音波式方位
識別装置5により測定され音が航空機の騒音であると判
定する。
数演算部13で算出した相互相関関数の最大値を与える
方位角αaに対する方位角αmの遅れ時間が方位角αa
と方位角αmの時間差に相当するので、この時間差に音
速を乗じて観測点と航空機との距離Lを算出すると共
に、音による方位角αm及び仰角βmから航空機の位置
を演算する。
到来する方位角αmとSSRの電波が到来する方位角α
aの相互相関関数の最大値を算出して航空機騒音の識別
を前提として、音波による方位角αmと電波による方位
角αaの時間差に音速を乗じて算出した観測点と航空機
との距離Lと、音による方位角αm及び仰角βmから航
空機の位置を特定することができる。また、時々刻々変
化する観測点と航空機との距離L、航空機の方位角αm
及び仰角βmをつなぎ合せれば航空機の航路を求めるこ
ともできる。
8に示す航空機飛行位置検出装置において、音波式方位
角及び仰角識別装置11の替わりにマイクロホンを3個
使用し航空機の発する音を検出して航空機の方位角αm
を求める音波式方位角識別装置を設け、電波式方位角識
別装置12の替わりにアンテナを4個使用し航空機の発
する電波を検出して航空機の方位角αa及び仰角βaを
求める電波式方位角及び仰角識別装置を設けた以外は、
請求項3の航空機飛行位置検出装置と同様の構成であ
る。従って、説明は省略する。
における音波式方位角識別装置と電波式方位角及び仰角
識別装置は、夫々図7に示す音波式方位角識別装置6と
電波式方位角及び仰角識別装置7と同様の構成である。
従って、説明は省略する。
9に示すように、航空機の発する音を検出して航空機の
方位に応じた方位角信号αmと航空機の仰角に応じた仰
角信号βmを出力する音波式方位角及び仰角識別装置1
6と、航空機の発する電波を検出して航空機の方位に応
じた方位角信号αaを出力する電波式方位角識別装置1
7と、音波式方位角及び仰角識別装置16による方位角
信号αm及び電波式方位角識別装置17による方位角信
号αaを時間と方位角の2次元の線画として扱い、この
2種の線画の類似度をパターンマッチングにより評価す
るパターンマッチング装置18と、このパターンマッチ
ング装置18による相互相関関数の最大値を与える電波
の方位角信号αaに対する音の方位角信号αmの遅れ時
間に音速を乗じて観測点と航空機との距離Lを算出する
と共に音による方位角信号αm及び仰角信号βmから航
空機の位置を演算する飛行位置演算部19とからなる。
と電波式方位角識別装置17は、請求項1の航空機飛行
位置検出装置における音波式方位角及び仰角識別装置1
と電波式方位角識別装置2と同様の構成であるので、説
明は省略する。
化部20と、相互相関関数演算部21と、判定部22か
らなる。以上のように構成された請求項5の航空機飛行
位置検出装置の動作について説明する。ピクセル化部2
0は、図6に示すような時々刻々音波式方位角及び仰角
識別装置16により測定される方位角αmと電波式方位
角識別装置17により測定される方位角αaを、時刻情
報と共に記録する。例えば、記録の時間間隔は1秒毎、
方位角は2°(π/90ラジアン)毎に設けた180の
記憶領域のなかで、図10及び図11に示すように、測
定された方位角αm,αaに相当する一つの領域を
「1」(図中黒色の部分)とし、他の領域は「0」(図
中白色の部分)として記録する。図10及び図11にお
いて、縦線の間隔は1秒に相当し、横線の間隔は方位角
2°(π/90ラジアン)に相当する。
の記憶領域のうちのいずれか一つの記憶領域を代表とし
て「1」とし、他の領域を「0」とし、測定された方位
角αm,αaを2値化して記録することをピクセル化と
いい、図8に示す方位角αmと方位角αaの連続的な曲
線を、図10及び図11に示すような不連続な波形に処
理することに相当する。
0に示すピクセル化した方位角αmの不連続な波形と図
11に示すピクセル化した方位角αaの不連続な波形と
がマッチングするか否かの判断材料を得るために、ピク
セル化した方位角αmと方位角αaの相互相関関数φx
y(△t)を計算する。相互相関は、図10に示す一方
の時間軸(方位角αm)を図11に示す他方の時間軸
(方位角αa)に対して、例えば1秒ずつシフトさせて
計算し、最も大きい相関の値を求める。
部21で求めた相関の値が予め設定されている閾値より
大きい場合に、音源と電波源が同一であると判定する。
相互相関関数演算部21で求めた相関の値は、異なる母
集団の数値の変化の類似度を意味する。電波と音波を比
較すると、電波の方が圧倒的に速く伝播するので電波の
到来する方位角αaの変化の方が早い時期に観測され、
音の到来する方位角αmが後を追いかけるように変化す
る。
角αaの場合は、音の方位角αmの時間軸を2秒進むよ
うにシフトした時に相関の値が最大値「1」を得る。そ
こで、判定部22において設定する閾値を、例えば0.
8にしておけば音源と電波源が同一、即ち音波式方位角
及び仰角識別装置16により測定され音が航空機の騒音
であると判定される。
により測定され音の方位角として、図12に示すような
波形が得られた場合に、図11に示す方位角αaとの相
関の最大値は、0.05となり、判定部22において予
め設定しておく閾値を、例えば0.8にしておけば音源
と電波源が同一せず、音波式方位角及び仰角識別装置1
6により測定され音が航空機の騒音であると判定されな
い。
波式方位角識別装置17の出力信号を、時間と方位角α
m,αaによる2次元の線画として扱い、この2種の線
画の類似度を2次元の相互相関を計算して最大の相関の
値を求めるパターンマッチングにより評価するため、測
定データの誤差やノイズは打ち消し合い、遅れ時間を明
確に計測でき、航空機による騒音か否かの識別が容易に
できる。特に、方位角αm,αaが緩やかに変化する場
合には、相関関数も緩やかに変動し、相関関数から特徴
をつかみ難いので、パターンマッチングは有効である。
方位角αmと電波による方位角αaの時間差に音速を乗
じて観測点と航空機との距離Lを求めると共に、音によ
る方位角αm及び仰角βmから航空機の位置を演算す
る。
方位角信号αaとのパターンマッチングによる航空機騒
音の識別を前提として、音波による方位角αmと電波に
よる方位角αaの時間差に音速を乗じて算出した観測点
と航空機との距離Lと、音による方位角αm及び仰角β
mから航空機の位置を特定することができる。また、時
々刻々変化する観測点と航空機との距離L、航空機の方
位角αm及び仰角βmをつなぎ合せれば航空機の航路を
求めることもできる。
9に示す航空機飛行位置検出装置において、音波式方位
角及び仰角識別装置16の替わりにマイクロホンを3個
使用し航空機の発する音を検出して航空機の方位角αm
を求める音波式方位角識別装置を設け、電波式方位角識
別装置17の替わりにアンテナを4個使用し航空機の発
する電波を検出して航空機の方位角αa及び仰角βaを
求める電波式方位角及び仰角識別装置を設けた以外は、
請求項5の航空機飛行位置検出装置と同様の構成であ
る。従って、説明は省略する。
における音波式方位角識別装置と電波式方位角及び仰角
識別装置は、夫々図7に示す音波式方位角識別装置6と
電波式方位角及び仰角識別装置7と同様の構成である。
従って、説明は省略する。
2の発明によれば、飛行する航空機が発する音の到来す
る方位角の時間的変化と、航空機が発する電波が到来す
る方位角の時間的変化を比較することにより、航空機に
よる騒音か否かの識別が容易にでき、更に音波による方
位角と電波による方位角の時間差に音速を乗じて算出し
た観測点と航空機との距離と、音による方位角及び仰角
から航空機の位置を特定することができる。
定した音の到来する方位角と電波が到来する方位角に統
計的手法を施して相互関係を求めるので、航空機の通過
に伴う事象であれば互いの変化には大きな相関の値を示
し、誤差やノイズは無相関のため除去され、航空機によ
る騒音か否かの安定した識別結果が得られ、更に音波に
よる方位角と電波による方位角の時間差に音速を乗じて
算出した観測点と航空機との距離と、音による方位角及
び仰角から航空機の位置を特定することができる。
定した音の到来する方位角及び電波が到来する方位角を
2次元の線画として扱い、この2種の線画の類似度をパ
ターンマッチングにより評価するため、2次元の相互相
関を計算して最大の相関の値を求めるので、2次元の相
互相関を計算することによって、誤差やノイズが打ち消
し合い、航空機による騒音か否かの安定した識別結果が
得られ、更に音波による方位角と電波による方位角の時
間差に音速を乗じて算出した観測点と航空機との距離
と、音による方位角及び仰角から航空機の位置を特定す
ることができる。
の構成図
の構成図
の構成図
の構成図
12,17…電波式方位識別装置、3,8…時間差検出
部、4,9,14,22…判定部、5,10,15,1
9…飛行位置演算部、6…音波式方位角識別装置、7…
電波式方位角及び仰角識別装置、13,21…相互相関
関数演算部、18…パターンマッチング装置、20…ピ
クセル化部、A1,A2,A3…垂直アンテナ、M1,
M2,M3,M4…マイクロホン。
Claims (6)
- 【請求項1】 航空機の発する音を検出して航空機の方
位に応じた方位角信号と航空機の仰角に応じた仰角信号
を出力する音波式方位角及び仰角識別手段と、航空機の
発する電波を検出して航空機の方位に応じた方位角信号
を出力する電波式方位角識別手段と、前記音波式方位角
及び仰角識別手段による方位角信号と前記電波式方位角
識別手段による方位角信号との時間差を出力する時間差
検出手段と、前記時間差が所定時間以上同一値を継続し
た場合には音源と電波源が同一であると判定する判定手
段と、前記時間差に音速を乗じて観測点と航空機との距
離を算出すると共に音による前記方位角信号及び仰角信
号から航空機の位置を演算する飛行位置演算手段を備え
たことを特徴とする航空機飛行位置検出装置。 - 【請求項2】 航空機の発する音を検出して航空機の方
位に応じた方位角信号を出力する音波式方位角識別手段
と、航空機の発する電波を検出して航空機の方位に応じ
た方位角信号と航空機の仰角に応じた仰角信号を出力す
る電波式方位角及び仰角識別手段と、前記音波式方位角
識別手段による方位角信号と前記電波式方位角及び仰角
識別手段による方位角信号との時間差を出力する時間差
検出手段と、前記時間差が所定時間以上同一値を継続し
た場合には音源と電波源が同一であると判定する判定手
段と、前記時間差に音速を乗じて観測点と航空機との距
離を算出すると共に電波による前記方位角信号及び仰角
信号から航空機の位置を演算する飛行位置演算手段を備
えたことを特徴とする航空機飛行位置検出装置。 - 【請求項3】 航空機の発する音を検出して航空機の方
位に応じた方位角信号と航空機の仰角に応じた仰角信号
を出力する音波式方位角及び仰角識別手段と、航空機の
発する電波を検出して航空機の方位に応じた方位角信号
を出力する電波式方位角識別手段と、前記音波式方位角
及び仰角識別手段による方位角信号と前記電波式方位角
識別手段による方位角信号との相互相関関数を演算する
相互相関関数演算手段と、前記相互相関関数の最大値が
同じ位置で所定以上の値を持つ場合には音源と電波源が
同一であると判定する判定手段と、前記相互相関関数の
最大値を与える電波の方位角信号に対する音の方位角信
号の遅れ時間に音速を乗じて観測点と航空機との距離を
算出すると共に音による前記方位角信号及び仰角信号か
ら航空機の位置を演算する飛行位置演算手段を備えたこ
とを特徴とする航空機飛行位置検出装置。 - 【請求項4】 航空機の発する音を検出して航空機の方
位に応じた方位角信号を出力する音波式方位角識別手段
と、航空機の発する電波を検出して航空機の方位に応じ
た方位角信号と航空機の仰角に応じた仰角信号を出力す
る電波式方位角及び仰角識別手段と、前記音波式方位角
識別手段による方位角信号と前記電波式方位角及び仰角
識別手段による方位角信号との相互相関関数を演算する
相互相関関数演算手段と、前記相互相関関数の最大値が
同じ位置で所定以上の値を持つ場合には音源と電波源が
同一であると判定する判定手段と、前記相互相関関数の
最大値を与える電波の方位角信号に対する音の方位角信
号の遅れ時間に音速を乗じて観測点と航空機との距離を
算出すると共に電波による前記方位角信号及び仰角信号
から航空機の位置を演算する飛行位置演算手段を備えた
ことを特徴とする航空機飛行位置検出装置。 - 【請求項5】 航空機の発する音を検出して航空機の方
位に応じた方位角信号と航空機の仰角に応じた仰角信号
を出力する音波式方位角及び仰角識別手段と、航空機の
発する電波を検出して航空機の方位に応じた方位角信号
を出力する電波式方位角識別手段と、前記音波式方位角
及び仰角識別手段による方位角信号及び前記電波式方位
角識別手段による方位角信号を時間と方位角の2次元の
線画として扱い、この2種の線画の類似度をパターンマ
ッチングにより評価するパターンマッチング手段と、こ
のパターンマッチング手段による相互相関関数の最大値
を与える電波の方位角信号に対する音の方位角信号の遅
れ時間に音速を乗じて観測点と航空機との距離を算出す
ると共に音による前記方位角信号及び仰角信号から航空
機の位置を演算する飛行位置演算手段を備えたことを特
徴とする航空機飛行位置検出装置。 - 【請求項6】 航空機の発する音を検出して航空機の方
位に応じた方位角信号を出力する音波式方位角識別手段
と、航空機の発する電波を検出して航空機の方位に応じ
た方位角信号と航空機の仰角に応じた仰角信号を出力す
る電波式方位角及び仰角識別手段と、前記音波式方位角
識別手段による方位角信号及び前記電波式方位角及び仰
角識別手段による方位角信号を時間と方位角の2次元の
線画として扱い、この2種の線画の類似度をパターンマ
ッチングにより評価するパターンマッチング手段と、こ
のパターンマッチング手段による相互相関関数の最大値
を与える電波の方位角信号に対する音の方位角信号の遅
れ時間に音速を乗じて観測点と航空機との距離を算出す
ると共に電波による前記方位角信号及び仰角信号から航
空機の位置を演算する飛行位置演算手段を備えたことを
特徴とする航空機飛行位置検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33178596A JP3179356B2 (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 航空機飛行位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33178596A JP3179356B2 (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 航空機飛行位置検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10170624A JPH10170624A (ja) | 1998-06-26 |
| JP3179356B2 true JP3179356B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=18247619
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33178596A Expired - Lifetime JP3179356B2 (ja) | 1996-12-12 | 1996-12-12 | 航空機飛行位置検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3179356B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2150370B1 (es) * | 1998-07-06 | 2001-06-01 | Boudet Jorge Luis Falco | Tecnica de medida de distancias y localizacion y consecuente utilizacion para dar servicios. |
| CN105222983B (zh) * | 2015-11-13 | 2017-07-07 | 中国空气动力研究与发展中心低速空气动力研究所 | 一种低速风洞模型位姿超声测量系统 |
| CN112407321B (zh) * | 2020-10-30 | 2022-05-31 | 中国直升机设计研究所 | 一种基于直升机旋翼转速生成方位角信号的方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3878729A (en) | 1973-06-15 | 1975-04-22 | Robert S Spalding | Instrument and method for measuring and indicating speed of a moving, sound-emitting object |
-
1996
- 1996-12-12 JP JP33178596A patent/JP3179356B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3878729A (en) | 1973-06-15 | 1975-04-22 | Robert S Spalding | Instrument and method for measuring and indicating speed of a moving, sound-emitting object |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10170624A (ja) | 1998-06-26 |
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