JP3182708B2 - ブースタラム式型締装置の油圧回路 - Google Patents
ブースタラム式型締装置の油圧回路Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブースタラム式型締装置
を備えた射出成形機の油圧回路に係り、さらに詳しくは
圧抜型開時にブースタラムシリンダ室内に背圧を持たせ
ることにより急激な型開きをなくして、成形品に悪影響
を与えないようにしたブースタラム式型締装置の油圧回
路に関するものである。
を備えた射出成形機の油圧回路に係り、さらに詳しくは
圧抜型開時にブースタラムシリンダ室内に背圧を持たせ
ることにより急激な型開きをなくして、成形品に悪影響
を与えないようにしたブースタラム式型締装置の油圧回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱硬化性樹脂やゴムを射出成形するに際
して、金型(キャビティ)内に存する空気や射出成形時
に射出成形材料(樹脂またはゴムなど)から発生したガ
スが金型内に閉じ込められる。そして、このガスを金型
内に閉じ込めたまま冷却固化した場合にはこのガスに起
因した製品の欠陥が現れる。この欠陥の発生を防止する
ために、現在では射出成形中または射出成形終了後に金
型を僅かに開いて、ガス抜きを行うようにしている。
して、金型(キャビティ)内に存する空気や射出成形時
に射出成形材料(樹脂またはゴムなど)から発生したガ
スが金型内に閉じ込められる。そして、このガスを金型
内に閉じ込めたまま冷却固化した場合にはこのガスに起
因した製品の欠陥が現れる。この欠陥の発生を防止する
ために、現在では射出成形中または射出成形終了後に金
型を僅かに開いて、ガス抜きを行うようにしている。
【0003】従来のブースタラム式型締め装置の油圧回
路を図2に示して説明する。主シリンダ室1内を移動す
る主ラム2の中心にブースタラムシリンダ室4を設け、
このブースタラムシリンダ室4内にブースタラム3が摺
動可能に挿入されている。このブースタラム3の外周と
の間に間隙を設けて油路を形成するサージバルブ5がシ
リンダ7内に設けられており、このサージバルブ5は主
シリンダ室1を密閉するようにバネ6により主シリンダ
室1に常時押し付けられている。そして主ラム2には可
動盤8が固定されていて、主ラム2の前進後退により可
動盤8に取りつけられている図示省略の可動金型を図示
省略の固定金型に対して移動させ、型閉めおよび型開き
するようにしている。
路を図2に示して説明する。主シリンダ室1内を移動す
る主ラム2の中心にブースタラムシリンダ室4を設け、
このブースタラムシリンダ室4内にブースタラム3が摺
動可能に挿入されている。このブースタラム3の外周と
の間に間隙を設けて油路を形成するサージバルブ5がシ
リンダ7内に設けられており、このサージバルブ5は主
シリンダ室1を密閉するようにバネ6により主シリンダ
室1に常時押し付けられている。そして主ラム2には可
動盤8が固定されていて、主ラム2の前進後退により可
動盤8に取りつけられている図示省略の可動金型を図示
省略の固定金型に対して移動させ、型閉めおよび型開き
するようにしている。
【0004】次に、この主ラム2を移動させる油圧回路
について説明する。主シリンダ室1に挿嵌した主ラム2
を後退させる側の油室102 およびブースタラム3の中心
に形成されたブースタラム油通路 301はそれぞれ油配管
9、10により第一の切り換え弁装置11の二次側に接続さ
れている。また、第一の切り換え弁装置11の一次側に
は、油ポンプ12および油戻し配管13が接続されている。
14はオイルタンクである。15はシーケンスバルブであ
り、油配管10から分岐してサージバルブ5の内周面とブ
ースタラム3の外周面との間の間隙を通してシリンダ室
1に連通するようにシリンダ7に接続されている。16は
絞り弁、17は逆止弁、18はサージバルブ開閉弁である。
について説明する。主シリンダ室1に挿嵌した主ラム2
を後退させる側の油室102 およびブースタラム3の中心
に形成されたブースタラム油通路 301はそれぞれ油配管
9、10により第一の切り換え弁装置11の二次側に接続さ
れている。また、第一の切り換え弁装置11の一次側に
は、油ポンプ12および油戻し配管13が接続されている。
14はオイルタンクである。15はシーケンスバルブであ
り、油配管10から分岐してサージバルブ5の内周面とブ
ースタラム3の外周面との間の間隙を通してシリンダ室
1に連通するようにシリンダ7に接続されている。16は
絞り弁、17は逆止弁、18はサージバルブ開閉弁である。
【0005】この油圧回路において、型締する時には中
立状態(図の状態)にある第一の切り換え弁装置11のク
ローズ側のソレノイドCを励磁し、かつ、サージバルブ
開閉弁18のソレノイドZを消磁し、スプリング6の弾性
力に抗してサージバルブ5を開弁する。これにより、油
圧ポンプ12により昇圧された油は油配管10、ブースタラ
ム油通路 301を流れてブースタラムシリンダ室4内に供
給されて主ラム2を前進させ、この主ラム2の前進によ
り主シリンダ室1の主ラム前進側の油室 101が負圧にな
って配管19より油を吸引して主ラム2が高速前進し、可
動盤8を押して型締めする。一方後退側の油室 102の油
は配管9、13を通してタンク14に戻される。
立状態(図の状態)にある第一の切り換え弁装置11のク
ローズ側のソレノイドCを励磁し、かつ、サージバルブ
開閉弁18のソレノイドZを消磁し、スプリング6の弾性
力に抗してサージバルブ5を開弁する。これにより、油
圧ポンプ12により昇圧された油は油配管10、ブースタラ
ム油通路 301を流れてブースタラムシリンダ室4内に供
給されて主ラム2を前進させ、この主ラム2の前進によ
り主シリンダ室1の主ラム前進側の油室 101が負圧にな
って配管19より油を吸引して主ラム2が高速前進し、可
動盤8を押して型締めする。一方後退側の油室 102の油
は配管9、13を通してタンク14に戻される。
【0006】次に、型開きする時には中立状態(図の状
態)にある第一の切り換え弁装置11のオープン側のソレ
ノイドOを励磁し、かつ、サージバルブ開閉弁18のソレ
ノイドZを励磁し、スプリング6の弾性力によりサージ
バルブ5を閉弁する。これにより、油圧ポンプ12により
昇圧された油は油配管9を流れて主ラム後退側の油室10
2に供給されて主ラム2を後退させると共に、ブースタ
ラムシリンダ室4内の油は、ブースタラム油通路 301、
配管10、13を流れてタンク14に戻される。また、主シリ
ンダ室1の前進側の油室 101内の油は、絞り弁16および
逆止弁17を流れてタンク14に戻される。この時に油室 1
01には絞り弁16により背圧が与えられて、急激な型開き
を防止するようにしている。
態)にある第一の切り換え弁装置11のオープン側のソレ
ノイドOを励磁し、かつ、サージバルブ開閉弁18のソレ
ノイドZを励磁し、スプリング6の弾性力によりサージ
バルブ5を閉弁する。これにより、油圧ポンプ12により
昇圧された油は油配管9を流れて主ラム後退側の油室10
2に供給されて主ラム2を後退させると共に、ブースタ
ラムシリンダ室4内の油は、ブースタラム油通路 301、
配管10、13を流れてタンク14に戻される。また、主シリ
ンダ室1の前進側の油室 101内の油は、絞り弁16および
逆止弁17を流れてタンク14に戻される。この時に油室 1
01には絞り弁16により背圧が与えられて、急激な型開き
を防止するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特に、熱硬化性樹脂や
ゴムの射出成形終了後は金型のキャビティ内に樹脂また
はゴムが充満していてキャビティに密着しているので、
型閉めされている金型を微小隙間に開いてガスを抜く場
合に、樹脂またはゴムの粘着力に打ち勝って型開きする
に必要な力をかける必要がある。
ゴムの射出成形終了後は金型のキャビティ内に樹脂また
はゴムが充満していてキャビティに密着しているので、
型閉めされている金型を微小隙間に開いてガスを抜く場
合に、樹脂またはゴムの粘着力に打ち勝って型開きする
に必要な力をかける必要がある。
【0008】そこで、上記従来例において第一の切り換
え弁装置11を切り換えて型開きする過程でガス抜きをし
た場合に、ブースタラムシリンダ室4内の背圧がゼロに
なり、そのため金型内に充満している樹脂またはゴムが
金型から剥れた瞬間にその粘着力がゼロになって、型開
きする力と油室 101内の背圧との間のバランスが崩れ
て、瞬間的に油室 101内の背圧に対する型開き力が過大
になり、急激に型開きされ、かつ、粘着力のバラツキに
応じて型開き量にもバラツキが発生する。これにより成
形品が割れたり、成形品重量にバラツキが生じ、また、
成形品寸法にもバラツキが発生するという問題がある。
え弁装置11を切り換えて型開きする過程でガス抜きをし
た場合に、ブースタラムシリンダ室4内の背圧がゼロに
なり、そのため金型内に充満している樹脂またはゴムが
金型から剥れた瞬間にその粘着力がゼロになって、型開
きする力と油室 101内の背圧との間のバランスが崩れ
て、瞬間的に油室 101内の背圧に対する型開き力が過大
になり、急激に型開きされ、かつ、粘着力のバラツキに
応じて型開き量にもバラツキが発生する。これにより成
形品が割れたり、成形品重量にバラツキが生じ、また、
成形品寸法にもバラツキが発生するという問題がある。
【0009】本発明は急激な型開きをなくし、かつ、型
開き量を一定にして上記問題を解決した金型のガス抜き
油圧回路を提供するものである。
開き量を一定にして上記問題を解決した金型のガス抜き
油圧回路を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る手段は、主シリンダの主シリンダ室に可
動盤を前進および後退させるための主ラムを挿嵌し、該
主ラムにブースタラムシリンダ室を設け、該ブースタラ
ムシリンダ室に連通する油通路を設けたブースタラムを
該ブースタラムシリンダ室に嵌入し、前記主シリンダ室
に挿嵌した主ラムを後退させる側の油室と油圧源が連通
し、かつ、前記ブースタラムの油通路とタンクとが連通
する状態と、前記主シリンダ室に挿嵌した主ラムを後退
させる側の油室とタンクが連通し、かつ、前記ブースタ
ラムの油通路と油圧源とが連通する状態とを、中立状態
から選択的に切り換え可能な第一の切り換え弁装置を有
するブースタラム式型締装置の油圧回路において、前記
ブースタラムの油通路と前記第一の切り換え弁装置とを
接続する油配管の途中に、該油配管を選択的に開閉する
ための第二の切り換え弁装置を設けると共に、該第二の
切り換え弁装置を並列に迂回して一次側が前記ブースタ
ラムの油通路側となるようにシーケンス弁を設けたこと
を特徴とするものである。
の本発明に係る手段は、主シリンダの主シリンダ室に可
動盤を前進および後退させるための主ラムを挿嵌し、該
主ラムにブースタラムシリンダ室を設け、該ブースタラ
ムシリンダ室に連通する油通路を設けたブースタラムを
該ブースタラムシリンダ室に嵌入し、前記主シリンダ室
に挿嵌した主ラムを後退させる側の油室と油圧源が連通
し、かつ、前記ブースタラムの油通路とタンクとが連通
する状態と、前記主シリンダ室に挿嵌した主ラムを後退
させる側の油室とタンクが連通し、かつ、前記ブースタ
ラムの油通路と油圧源とが連通する状態とを、中立状態
から選択的に切り換え可能な第一の切り換え弁装置を有
するブースタラム式型締装置の油圧回路において、前記
ブースタラムの油通路と前記第一の切り換え弁装置とを
接続する油配管の途中に、該油配管を選択的に開閉する
ための第二の切り換え弁装置を設けると共に、該第二の
切り換え弁装置を並列に迂回して一次側が前記ブースタ
ラムの油通路側となるようにシーケンス弁を設けたこと
を特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明はこのように構成したので、次の通りの
作用がある。すなわち、ブースタラム式型締装置のブー
スタラム油通路と第一の切り換え弁装置とを接続する油
配管の途中に、該油配管を選択的に開閉するための第二
の切り換え弁装置を設けると共に、該第二の切り換え弁
装置を並列に迂回して一次側が前記ブースタラムの油通
路側となるようにシーケンス弁を設けたので、第一の切
り換え弁装置および第二の切り換え弁装置を切り換えて
型開きした時に、ブースタラムシリンダ室内にはシーケ
ンス弁によって所定の背圧を維持することができ、これ
により急激な型開きをなくし、かつ、型開き量を一定に
することが可能になる。
作用がある。すなわち、ブースタラム式型締装置のブー
スタラム油通路と第一の切り換え弁装置とを接続する油
配管の途中に、該油配管を選択的に開閉するための第二
の切り換え弁装置を設けると共に、該第二の切り換え弁
装置を並列に迂回して一次側が前記ブースタラムの油通
路側となるようにシーケンス弁を設けたので、第一の切
り換え弁装置および第二の切り換え弁装置を切り換えて
型開きした時に、ブースタラムシリンダ室内にはシーケ
ンス弁によって所定の背圧を維持することができ、これ
により急激な型開きをなくし、かつ、型開き量を一定に
することが可能になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1に示したブースタラム式型締装置は図2に
示したものと同じ装置を例示している。すなわち、主シ
リンダ室1内を移動する主ラム2の中心にブースタラム
シリンダ室4を設け、このブースタラムシリンダ室4内
にブースタラム3が摺動可能に挿入されている。このブ
ースタラム3の外周との間に間隙を設けて油路を形成す
るサージバルブ5がシリンダ7内に設けられており、こ
のサージバルブ5は主シリンダ室1を密閉するようにバ
ネ6により主シリンダ室1に常時押し付けられている。
そして主ラム2には可動盤8が固定されていて、主ラム
2の前進後退により可動盤8に取りつけられている図示
省略の可動金型を図示省略の固定金型に対して移動さ
せ、型閉めおよび型開きするようにしている。
明する。図1に示したブースタラム式型締装置は図2に
示したものと同じ装置を例示している。すなわち、主シ
リンダ室1内を移動する主ラム2の中心にブースタラム
シリンダ室4を設け、このブースタラムシリンダ室4内
にブースタラム3が摺動可能に挿入されている。このブ
ースタラム3の外周との間に間隙を設けて油路を形成す
るサージバルブ5がシリンダ7内に設けられており、こ
のサージバルブ5は主シリンダ室1を密閉するようにバ
ネ6により主シリンダ室1に常時押し付けられている。
そして主ラム2には可動盤8が固定されていて、主ラム
2の前進後退により可動盤8に取りつけられている図示
省略の可動金型を図示省略の固定金型に対して移動さ
せ、型閉めおよび型開きするようにしている。
【0013】次に、この主ラム2を移動させる油圧回路
について説明する。主シリンダ室1に挿嵌した主ラム2
を後退させる側の油室102 およびブースタラム3の中心
に形成されたブースタラム油通路 301はそれぞれ油配管
9および10により第一の切り換え弁装置11の二次側に接
続されている。また、第一の切り換え弁装置11の一次側
には、油ポンプ12および油戻し配管13が接続されてい
る。14はオイルタンクである。15は主シリンダ室用シー
ケンスバルブであり、油配管10から分岐してサージバル
ブ5の内周面とブースタラム3の外周面との間の間隙を
通してシリンダ室1に連通するようにシリンダ7に接続
されている。16は絞り弁、17は逆止弁、18はサージバル
ブ開閉弁である。
について説明する。主シリンダ室1に挿嵌した主ラム2
を後退させる側の油室102 およびブースタラム3の中心
に形成されたブースタラム油通路 301はそれぞれ油配管
9および10により第一の切り換え弁装置11の二次側に接
続されている。また、第一の切り換え弁装置11の一次側
には、油ポンプ12および油戻し配管13が接続されてい
る。14はオイルタンクである。15は主シリンダ室用シー
ケンスバルブであり、油配管10から分岐してサージバル
ブ5の内周面とブースタラム3の外周面との間の間隙を
通してシリンダ室1に連通するようにシリンダ7に接続
されている。16は絞り弁、17は逆止弁、18はサージバル
ブ開閉弁である。
【0014】また、油配管10の途中にはブースタラムシ
リンダ室用シーケンスバルブ20が設けられており、この
ブースタラムシリンダ室用シーケンスバルブ20に対して
並列に第二の切り換え弁21が設けられている。
リンダ室用シーケンスバルブ20が設けられており、この
ブースタラムシリンダ室用シーケンスバルブ20に対して
並列に第二の切り換え弁21が設けられている。
【0015】このように構成した本実施例の作用につい
て、次に説明する。先ず、型閉めについて説明する。型
締する時には中立状態(図の状態)にある第一の切り換
え弁装置11のクローズ側のソレノイドCを励磁すると共
に、第二の切り換え弁装置20のソレノイドYを消磁して
油配管10をブースタラムシリンダ室4に連通し、かつ、
サージバルブ開閉弁18のソレノイドZを消磁して、スプ
リング6の弾性力に抗してサージバルブ5を開弁する。
て、次に説明する。先ず、型閉めについて説明する。型
締する時には中立状態(図の状態)にある第一の切り換
え弁装置11のクローズ側のソレノイドCを励磁すると共
に、第二の切り換え弁装置20のソレノイドYを消磁して
油配管10をブースタラムシリンダ室4に連通し、かつ、
サージバルブ開閉弁18のソレノイドZを消磁して、スプ
リング6の弾性力に抗してサージバルブ5を開弁する。
【0016】このように、第二の切り換え弁装置20が設
けられているので、上記のように型閉め油圧回路を形成
することが可能になり、油圧ポンプ12により昇圧された
油は油配管10、第二の切り換え弁装置20、ブースタラム
油通路 301を流れてブースタラムシリンダ室4内に供給
されて主ラム2を前進させ、この主ラム2の前進により
主シリンダ室1の主ラム前進側の油室 101が負圧になっ
て配管19より油を吸引して主ラム2が高速前進し、可動
盤8を押して型締めする。一方後退側の油室 102の油は
配管9、13を通してタンク14に戻される。
けられているので、上記のように型閉め油圧回路を形成
することが可能になり、油圧ポンプ12により昇圧された
油は油配管10、第二の切り換え弁装置20、ブースタラム
油通路 301を流れてブースタラムシリンダ室4内に供給
されて主ラム2を前進させ、この主ラム2の前進により
主シリンダ室1の主ラム前進側の油室 101が負圧になっ
て配管19より油を吸引して主ラム2が高速前進し、可動
盤8を押して型締めする。一方後退側の油室 102の油は
配管9、13を通してタンク14に戻される。
【0017】そして、図示は省略されているが、型の破
損やショックを防止するために、型閉めの直前で油圧ポ
ンプ12の吐出量を少なくして、型閉速度を遅くするよう
にしている。次に、型閉めがなされると、サージバルブ
開閉弁18のソレノイドZが励磁されて、サージバルブ5
がスプリング6の弾性力により閉弁し、油配管10、第二
の切り換え弁装置20、ブースタラム油通路 301、ブース
タラムシリンダ室4からなるブースタラインの油圧が上
昇し、その油圧が主シリンダ室用シーケンスバルブ15の
設定圧力(例えば70kg/cm2)以上になった時に、主シリ
ンダ室用シーケンスバルブ15が開弁して、前進側の油室
101に油が供給されて、型閉め力を増加し型閉めが完了
する。
損やショックを防止するために、型閉めの直前で油圧ポ
ンプ12の吐出量を少なくして、型閉速度を遅くするよう
にしている。次に、型閉めがなされると、サージバルブ
開閉弁18のソレノイドZが励磁されて、サージバルブ5
がスプリング6の弾性力により閉弁し、油配管10、第二
の切り換え弁装置20、ブースタラム油通路 301、ブース
タラムシリンダ室4からなるブースタラインの油圧が上
昇し、その油圧が主シリンダ室用シーケンスバルブ15の
設定圧力(例えば70kg/cm2)以上になった時に、主シリ
ンダ室用シーケンスバルブ15が開弁して、前進側の油室
101に油が供給されて、型閉め力を増加し型閉めが完了
する。
【0018】この型閉め完了が図示省略の電気的手段
(例えばリミットスイッチやエンコーダなど)により確
認されると、再び油圧ポンプ12の吐出量が大容量に切り
替わり、ブースタラムシリンダ室4および主シリンダ室
1の前進側油室 101の両方の圧力を増圧し、短時間で所
定の型閉め圧力に保持する。
(例えばリミットスイッチやエンコーダなど)により確
認されると、再び油圧ポンプ12の吐出量が大容量に切り
替わり、ブースタラムシリンダ室4および主シリンダ室
1の前進側油室 101の両方の圧力を増圧し、短時間で所
定の型閉め圧力に保持する。
【0019】次に、型開きを行うに際して、型を急激に
開くと型にショックが起きて製品に悪影響を及ぼすの
で、その前段階として圧抜きが行われる。この圧抜きに
おいて第一の切り換え弁装置11のソレノイドOとC短時
間に切り換えて行う。そして、ブースタラムシリンダ室
用シーケンスバルブ20およびこれに並列して第二の切り
換え弁装置21が設けられているので、第二の切り換え弁
装置21のソレノイドYを励磁することにより、第二の切
り換え弁装置21の油圧回路が遮断され、ブースタラムシ
リンダ室用シーケンスバルブ20の油圧回路が働くことに
なり、ブースタラムシリンダ室4の背圧をブースタラム
シリンダ室用シーケンスバルブ20の設定圧力(例えば30
kg/cmm2 )に維持することが可能になる。第一の切り換
え弁装置11のソレノイドOとC短時間に切り換えて行う
圧抜き時間は通常0.3 から0.4 秒程度行う。
開くと型にショックが起きて製品に悪影響を及ぼすの
で、その前段階として圧抜きが行われる。この圧抜きに
おいて第一の切り換え弁装置11のソレノイドOとC短時
間に切り換えて行う。そして、ブースタラムシリンダ室
用シーケンスバルブ20およびこれに並列して第二の切り
換え弁装置21が設けられているので、第二の切り換え弁
装置21のソレノイドYを励磁することにより、第二の切
り換え弁装置21の油圧回路が遮断され、ブースタラムシ
リンダ室用シーケンスバルブ20の油圧回路が働くことに
なり、ブースタラムシリンダ室4の背圧をブースタラム
シリンダ室用シーケンスバルブ20の設定圧力(例えば30
kg/cmm2 )に維持することが可能になる。第一の切り換
え弁装置11のソレノイドOとC短時間に切り換えて行う
圧抜き時間は通常0.3 から0.4 秒程度行う。
【0020】この圧抜きを行った後に、ガス抜きあるい
は型開きのために背圧型開きを行う。この背圧型開をす
るに当たり、シーケンスバルブ20に対して第二切り換え
弁装置21を並列に油配管10に設けているので、第一の切
り換え弁装置11のオープン側ソレノイドOを励磁して、
第一の切り換え弁装置11を切り換えることにより、主ラ
ム2の後退側の油室 102と油圧ポンプ12とを連通させる
と共に、第二の切り換え弁装置21のソレノイドYを励磁
して切り換えることにより、ブースタラム油通路 301を
ブースタラムシリンダ室用シーケンスバルブ20を経由し
てタンク14に至る油回路を形成することが可能になる。
は型開きのために背圧型開きを行う。この背圧型開をす
るに当たり、シーケンスバルブ20に対して第二切り換え
弁装置21を並列に油配管10に設けているので、第一の切
り換え弁装置11のオープン側ソレノイドOを励磁して、
第一の切り換え弁装置11を切り換えることにより、主ラ
ム2の後退側の油室 102と油圧ポンプ12とを連通させる
と共に、第二の切り換え弁装置21のソレノイドYを励磁
して切り換えることにより、ブースタラム油通路 301を
ブースタラムシリンダ室用シーケンスバルブ20を経由し
てタンク14に至る油回路を形成することが可能になる。
【0021】そして、ブースタラムシリンダ室用シーケ
ンスバルブ20の設定圧力を例えば30kg/cm2にして、油圧
ポンプ12により油室 102に油を供給した場合に、ブース
ターラムシリンダ室4の背圧を30kg/cm2に保持し、油室
101内の背圧を絞り弁16の抵抗圧力に維持しながら、主
ラム2が後退し背圧型開きをすることが可能になる。こ
のように、ブースタラムシリンダ室4内の背圧を維持し
て背圧型開きすることにより、例えば熱硬化性樹脂のよ
うに金型に貼着していて型開き時に剥離しても、ブース
タラムシリンダ室4内の背圧により、主ラム2の急激な
後退が抑制されて、緩やかに型を開くことが可能にな
る。
ンスバルブ20の設定圧力を例えば30kg/cm2にして、油圧
ポンプ12により油室 102に油を供給した場合に、ブース
ターラムシリンダ室4の背圧を30kg/cm2に保持し、油室
101内の背圧を絞り弁16の抵抗圧力に維持しながら、主
ラム2が後退し背圧型開きをすることが可能になる。こ
のように、ブースタラムシリンダ室4内の背圧を維持し
て背圧型開きすることにより、例えば熱硬化性樹脂のよ
うに金型に貼着していて型開き時に剥離しても、ブース
タラムシリンダ室4内の背圧により、主ラム2の急激な
後退が抑制されて、緩やかに型を開くことが可能にな
る。
【0022】そして、ガス抜きを行う場合には成形品の
種類によって異なるが、0.2 から2.0 mm程度に背圧型開
きして停止し、タイマにより2ないし3秒カウントした
後に第一の切り換え弁装置11のC側ソレノイドを励磁
し、かつ、第二の切り換え弁装置21のソレノイドYを消
磁して再度加圧するようにする。また、スプリングを内
蔵した金型に適用すれば、成形品を損傷することなく型
を開くことが可能になる。この場合は例えば従来からの
型開低速区間中、背圧を持たせるようにする。また、ス
プリングを内蔵しない金型であっても、上記背圧型開き
をすることができるのはいうまでもない。
種類によって異なるが、0.2 から2.0 mm程度に背圧型開
きして停止し、タイマにより2ないし3秒カウントした
後に第一の切り換え弁装置11のC側ソレノイドを励磁
し、かつ、第二の切り換え弁装置21のソレノイドYを消
磁して再度加圧するようにする。また、スプリングを内
蔵した金型に適用すれば、成形品を損傷することなく型
を開くことが可能になる。この場合は例えば従来からの
型開低速区間中、背圧を持たせるようにする。また、ス
プリングを内蔵しない金型であっても、上記背圧型開き
をすることができるのはいうまでもない。
【0023】このように、背圧型開きをした後に型開き
を行う。すなわち、第一の切り換え弁装置11のソレノイ
ドOを励磁し、第二の切り換え弁装置21のソレノイドY
を消磁し、サージバルブ切り換え弁18のソレノイドZを
消磁してサージバルブ5を開弁して、油圧ポンプ12によ
り油室 102に給油することにより主ラム2が後退し、油
室 101およびブースタラムシリンダ室4内の油がタンク
14に排出され、型開きされる。
を行う。すなわち、第一の切り換え弁装置11のソレノイ
ドOを励磁し、第二の切り換え弁装置21のソレノイドY
を消磁し、サージバルブ切り換え弁18のソレノイドZを
消磁してサージバルブ5を開弁して、油圧ポンプ12によ
り油室 102に給油することにより主ラム2が後退し、油
室 101およびブースタラムシリンダ室4内の油がタンク
14に排出され、型開きされる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、ブー
スタラム式型締装置のブースタラム油通路と切り換え弁
装置とを接続する油路の途中に、この油路を選択的に開
閉するための第二の切り換え弁装置を設けると共に、こ
の第二の切り換え弁装置を並列に迂回して一次側が前記
ブースタラムの油通路側となるようにシーケンス弁を設
けたので、切り換え弁装置および第二の切り換え弁装置
を切り換えて型開きした時に、ブースタラムシリンダ室
内にはシーケンス弁によって所定の背圧を維持すること
ができ、急激な型開きをなくし、かつ、型開き量を一定
にすることができる。これにより成形品の割れを防止し
て生産性を向上すると共に、成形品重量のバラツキや成
形品寸法のバラツキをなくして、精度の高い成形品を得
ることができる。
スタラム式型締装置のブースタラム油通路と切り換え弁
装置とを接続する油路の途中に、この油路を選択的に開
閉するための第二の切り換え弁装置を設けると共に、こ
の第二の切り換え弁装置を並列に迂回して一次側が前記
ブースタラムの油通路側となるようにシーケンス弁を設
けたので、切り換え弁装置および第二の切り換え弁装置
を切り換えて型開きした時に、ブースタラムシリンダ室
内にはシーケンス弁によって所定の背圧を維持すること
ができ、急激な型開きをなくし、かつ、型開き量を一定
にすることができる。これにより成形品の割れを防止し
て生産性を向上すると共に、成形品重量のバラツキや成
形品寸法のバラツキをなくして、精度の高い成形品を得
ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す油圧回路図である。
【図2】従来の油圧回路図である。
1 主シリンダ室 2 主ラム 3 ブースタラム 301 ブースタラム油通路 4 ブースタラムシリンダ室 5 サージバルブ 8 可動盤 11 第一の切り換え弁装置 12 油圧ポンプ 20 ブースタラムシリンダ室用シーケンスバルブ 21 第二の切り換え弁装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/64 - 45/68 B29C 45/76 - 45/84 B29C 33/20 - 33/28
Claims (1)
- 【請求項1】 主シリンダの主シリンダ室に可動盤を前
進および後退させるための主ラムを挿嵌し、該主ラムに
ブースタラムシリンダ室を設け、該ブースタラムシリン
ダ室に連通する油通路を設けたブースタラムを該ブース
タラムシリンダ室に嵌入し、前記主シリンダ室に挿嵌し
た主ラムを後退させる側の油室と油圧源が連通し、か
つ、前記ブースタラムの油通路とタンクとが連通する状
態と、前記主シリンダ室に挿嵌した主ラムを後退させる
側の油室とタンクが連通し、かつ、前記ブースタラムの
油通路と油圧源とが連通する状態とを、中立状態から選
択的に切り替え可能な第一の切り替え弁装置を有するブ
ースタラム式型締装置の油圧回路において、前記ブース
タラムの油通路と前記第一の切り替え弁装置とを接続す
る油配管の途中に、該油配管を選択的に開閉するための
第二の切り替え弁装置を設けると共に、該第二の切り替
え弁装置を並列に迂回して一次側が前記ブースタラムの
油通路側となるようにシーケンス弁を設けたことを特徴
とするブースタラム式型締装置の油圧回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19547393A JP3182708B2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | ブースタラム式型締装置の油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19547393A JP3182708B2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | ブースタラム式型締装置の油圧回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0724889A JPH0724889A (ja) | 1995-01-27 |
| JP3182708B2 true JP3182708B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=16341674
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19547393A Expired - Fee Related JP3182708B2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | ブースタラム式型締装置の油圧回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3182708B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3841023B2 (ja) | 2002-06-07 | 2006-11-01 | ブラザー工業株式会社 | プリンタの状態報知システム及び通知端末装置 |
| DE102008055542A1 (de) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Bühler Druckguss AG | Druckübersetzer mit integriertem Rückschlagventil |
| DE102015108972A1 (de) | 2015-06-08 | 2016-12-08 | Windmöller & Hölscher Kg | Verfahren für die schrittweise Führung eines Maschinenbedieners einer Extrusionsvorrichtung beim Wechsel von einer Einsatzrezeptur auf eine Folgerezeptur |
| CN107972242B (zh) * | 2017-11-30 | 2023-11-14 | 海天塑机集团有限公司 | 二板注塑机弹簧模具的开模方法和驱动系统 |
-
1993
- 1993-07-13 JP JP19547393A patent/JP3182708B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0724889A (ja) | 1995-01-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |