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JP3190785B2 - 電動機制御装置 - Google Patents
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JP3190785B2 - 電動機制御装置 - Google Patents

電動機制御装置

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JP3190785B2
JP3190785B2 JP11325794A JP11325794A JP3190785B2 JP 3190785 B2 JP3190785 B2 JP 3190785B2 JP 11325794 A JP11325794 A JP 11325794A JP 11325794 A JP11325794 A JP 11325794A JP 3190785 B2 JP3190785 B2 JP 3190785B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば継目無鋼管等の
金属管の材料を搬送し、その先端不良部分を切断して製
品化する設備に於いて、金属管の先端不良部分を切断手
段の位置にて停止させる為に、金属管と搬送ローラの間
に発生するスリップを予測して、金属管先端不良部分を
切断する最適な位置に金属管を停止させるのに好適な、
電動機制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、継目無鋼管等の金属管の材料を
搬送し、その先端不良部分を切断して製品化する設備に
於いて、金属管の先端不良部分を切断手段の位置にて停
止させる際に、金属管と搬送ローラの接触面にスリップ
が発生し、金属管を最適な切断位置に停止できないこと
がある。
【0003】前述の様な、金属管の先端不良部分を所定
の位置にて切断する為の従来の電動機制御装置の構成図
である。
【0004】図3に於いては、金属管1を搬送する為
に、電動機3が複数の搬送ローラ4を駆動し、材料検出
手段5により金属管1の先端が検出されると、金属管1
の先端不良部分を切断する切断手段6と材料検出手段5
との距離L1、更に先端不良部分の長さL2を合わせた
距離Lにて金属管が停止する様に、電動機3の停止タイ
ミングを判断し、運転指令vを切る搬送制御手段7を備
えて構成することを示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動機制御装置
に合っては確かに、金属管の先端不良部分の長さL2
を、切断機の後方まで送った後に停止させ、切断するこ
とができた。
【0006】しかし、次々と搬送されてくる金属管の重
量の違いや、上流工程で金属管を圧延する際に必要な加
熱後の冷却具合、すなわち金属管の温度の違いにより、
金属管と搬送ローラの間に不定なスリップが発生してし
まう。そして、このスリップの度合は、重量や温度以外
にも金属管の材質、搬送ローラの材質その他設備環境の
種々の要因によるもので、数式的表現によって特定でき
るものではなく、結果的にこのスリップを許容し、金属
管を余分に搬送して、金属管先端部分を余分に切断せざ
るを得ないという様に、歩留りの悪さの問題点が有っ
た。
【0007】本発明は、金属管の重量と温度を監視し、
これらを用いて金属管のと搬送ローラの間に発生するス
リップ発生の度合を予測する為の演算を行う、2入力1
出力型ファジー処理の手法で構成するファジー処理手段
を備えることによって、前述の様な金属管と搬送ローラ
の間に発生する不定なスリップの種々の要因について、
その中で最も大きな要因である金属管ごとの重量と温度
の違いにより金属管が停止位置より余分に搬送されてし
まい、金属管先端部分を余分に切断せざるを得ないとい
う歩留りの悪さの問題点を解決する為に成されたもの
で、金属管の重量、温度の測定値をもとに、スリップ発
生の度合を経験的データとして予測し電動機の運転を制
御する為の電動機制御装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電動機制御装置
は、金属管を予め定めた位置まで搬送する搬送ローラ
と、搬送ローラを駆動する電動機と、金属管の先端を検
出する材料検出手段と、金属管の先端不良部分を切断す
る切断手段と、金属管を圧延する前の圧延前金属管材料
を予め秤量し、金属管の重量値を検出する重量検出手段
と、金属管の温度値を検出する温度検出手段と、重量値
および温度値とから搬送ローラ上での金属管のスリップ
発生の度合を予測するファジー処理手段と、ファジー処
理手段と材料検出手段による検出値によって予測される
搬送ローラ上での金属管スリップ発生度合を演算し、
リップ発生度合に基づいて電動機を制御して金属先端部
分を切断する切断位置に金属管を停止させ、切断手段に
切断指令を与える搬送制御手段とを備えたことを特徴と
する。
【0009】
【作用】本発明の電動機制御装置においては、金属管を
予め定めた位置まで搬送し、金属管の先端を検出し、金
属管の先端不良部分を切断し、金属管を圧延する前の圧
延前金属管材料を予め秤量し、金属管の重量値を検出
し、金属管の温度値を検出し、重量値および温度値とか
ら搬送ローラ上での金属管のスリップ発生の度合を予測
し、ファジー処理手段と材料検出手段による検出値によ
って予測される搬送ローラ上での金属管スリップ発生度
合を演算し、金属先端部分を切断する切断位置に金属管
を停止させ、切断手段に切断指令を与えることを特徴と
する。
【0010】
【実施例】次に本発明の電動機制御装置の一実施例を説
明する。図1において、搬送ローラ4は金属管を予め定
めた位置まで搬送する装置である。電動機3は搬送ロー
ラ4を駆動する駆動機である。材料検出手段5は搬送ロ
ーラ4によって搬送される金属管1の先端を検出する検
出器などの手段である。切断手段6は材料検出手段5の
後方に設置され、搬送される金属管1の先端不良部分を
切断する切断機などの手段である。重量検出手段8は金
属管1を圧延する前の状態である圧延前金属管材料を予
め秤量し、金属管1の重量値を検出する検出器などの手
段である。温度検出手段9は金属管1の上方に設置さ
れ、金属管1の温度値を検出する温度検出器などの手段
である。ファジー処理手段10は重量検出手段8および
温度検出手段9に接続され、重量検出手段8から送られ
る重量値および温度検出手段9から送られる温度値とか
ら搬送ローラ4での金属管1のスリップ発生の度合を予
測する手段である。搬送制御手段7はファジー処理手段
10および材料検出手段7に接続され、材料検出手段7
による検出値によって予測される搬送ローラ4での金属
管スリップ発生度合を演算し、金属先端部分を切断する
切断位置に金属管1を停止させ、切断手段に切断指令を
与える手段である。
【0011】このように、実施例は金属管1の材料の先
端不良部分を切断して製品化する為の設備に於いて、金
属管1の重量と温度の違いにより、金属管1と搬送ロー
ラ4の間に不定なスリップが発生する場合、金属管1の
重量と温度を監視して、それらの大きさの度合からファ
ジー処理によりスリップ発生の度合を算出することで、
金属管1の先端不良部分を最少限にて切断し、製品の歩
留り向上が計れることになる。
【0012】即ち、 (1)金属管の重量が大きく、温度が高い場合はスリッ
プ発生の度合は小さいものと判断する。
【0013】(2)上述に於ける重量がやや大きく、温
度がやや高い場合は、スリップ発生の度合がやや小さい
ものと判断する。
【0014】(3)上述に於ける重量がやや小さく、温
度がやや低い場合はスリップ発生の度合がやや大きいも
のと判断する。
【0015】(4)上述に於ける重量が小さく、温度が
低い場合はスリップ発生の度合が大きいものと判断す
る。
【0016】上記により、金属管1の重量と温度からそ
の金属管1と搬送ローラ4の間に発生するスリップの度
合を演算する回路をファジー処理の手段で構成すること
により、金属管1の先端不良部分を切断機の位置にて正
確に停止させ切断し、製品の歩留り向上が計れる。
【0017】即ち、金属管1を搬送する為に、電動機3
が複数の搬送ローラ4を駆動し、材料検出手段5により
金属管1の先端が検出されると、金属管1の先端不良部
分を切断する切断手段6と材料検出手段5の距離L1、
更に先端不良部分の長さL2を合わせた距離Lにて金属
管1が停止する様に、電動機3の停止タイミングを判断
し、運転指令vを切る搬送制御手段7を備えて構成する
様になっている。
【0018】更に、金属管1の圧延前に於ける圧延前金
属管材料2を重量検出手段8により計測しておいた金属
管1の重量mと搬送ローラ4上に設置された温度検出手
段9により計測される金属管1の温度tH より、金属管
1と複数の搬送ローラ4の間に発生するスリップの度合
Sを推測する為の演算をファジー制御の手段で行うファ
ジー処理手段10が備えられていて、搬送制御手段7は
金属管1の先端部分が材料検出手段5により材料検出信
号5aとして入力されたタイミングに於いてスリップ発
生の度合Sを考慮に入れた時点で電動機3の停止タイミ
ングを判断するものである。
【0019】次に金属管1の重量mと温度tH から、ス
リップの度合Sと演算する際のファジー処理の手法につ
いて述べる。
【0020】本ファジー処理に適用するファジー処理規
則とメンバーシップ関数を図2に示す。
【0021】図2のA11,A12,A21,A22,
A31,A32,A41,A42,B1,B2,B3,
B4はメンバーシップ関数であり、R1,R2,R3,
R4はファジー処理規則である。
【0022】また本ファジー制御ではMIN演算法によ
る推論法を用いる。ここで、推論の為の入力(前提)は
金属管の重量mと温度tH であり、出力(結論)はスリ
ップ発生の度合Sであり、入力と出力を結びつけるもの
がファジー処理規則R1,R2,R3,R4である。
【0023】前提はm=m1且つtH =tH1である。
【0024】そして、ファジー処理規則は、 R1:もしmがA11で、tH がA12なら、SはB1
である。
【0025】R2:もしmがA21で、tH がA22な
ら、SはB2である。
【0026】R3:もしmがA31で、tH がA32な
ら、SはB3である。
【0027】R4:もしmがA41で、tH がA42な
ら、SはB4である。
【0028】従って、結論はS=S1である。
【0029】但し、A11,A12,A21,A22,
A31,A32,A41,A42,B1,B2,はファ
ジー処理規則であり、B3,B4はメンバーシップ関
数、R1,R2,R3,R4はファジー処理規則、m,
m1は金属管の重量、tH ,tH1は金属管の温度、S,
S1はスリップ発生の度合である。
【0030】次に、ファジー処理規則メンバーシップ関
数について述べる。
【0031】(1)ファジー処理規則R1について、メ
ンバーシップ関数A11は金属管重量の大きさを示す。
横軸は金属管重量であり、縦軸は重量が大きいという適
合度である。
【0032】メンバーシップ関数A12は金属管温度の
大きさを示す。横軸は金属管温度であり、縦軸は温度が
高いという適合度である。
【0033】メンバーシップ関数B1は金属管と搬送ロ
ーラの間に発生するスリップ発生の度合を設定するもの
である。
【0034】メンバーシップ関数A11のある重量に対
する適合度と、メンバーシップ関数A12のある温度に
対する適合度を比較し、小さい方の適合度の値でメンバ
ーシップ関数B1をカットする。カットされたメンバー
シップ関数B1の図形の重心のS座標が、ファジー処理
規則R1によって推論されるスリップ発生の度合とな
る。
【0035】(2)ファジー処理規則R2について、メ
ンバーシップ関数A21,A22,B2は、上記A1
1,A12,B1と同様な形態を意味し、縦軸はそれぞ
れ、重量がやや大きいという適合度、温度がやや高いと
いう適合度、スリップ発生の度合を示している。
【0036】そして、上記R1と同様にファジー処理規
則R2によってスリップ発生の度合が推論される。
【0037】(3)ファジー処理規則R3について、メ
ンバーシップ関数A31,A32,B3は上記A11,
A12,B1と同様な形態を意味し、縦軸はそれぞれ重
量がやや小さいという適合度、温度がやや低いという適
合度、スリップ発生の度合を示している。
【0038】そして、上記R1は同様に、ファジー処理
規則R3によってスリップ発生の度合が推論される。
【0039】(4)ファジー処理規則R4について、メ
ンバーシップ関数A41,A42,B4は、上記A1
1,A12,B1と同様な形態を意味し、縦軸はそれぞ
れ重量が小さいという適合度、温度が低いという適合
度、スリップ発生の度合を示している。
【0040】そしてR1と同様に、ファジー処理規則R
4によってスリップ発生の度合が推論される。
【0041】以上までのファジー処理規則R1,R2,
R3,R4によりカットされた、スリップ発生の度合を
意味するメンバーシップ関数B1,B2,B3,B4を
重ね合わせることにより作成されるメンバーシップ関数
B0の重心のS座標がファジー処理規則R1,R2,R
3,R4によって推論された金属管と搬送ローラの間に
発生するスリップ発生の度合となる。
【0042】ここで図2を例に、ある金属管が搬送され
ているとき、その金属管の重量mがm1、温度tH がt
H1の場合のスリップ発生の度合S1を求める過程を説明
する。
【0043】(1)ファジー処理規則R1による推論 金属管の重量mがm1であるとき、メンバーシップ関数
A11により求められる「重量が大きい」という適合度
はω1である。金属管の温度tH がtH1であるとき、メ
ンバーシップ関数A12により求められる「温度が高
い」という適合度はω2である。
【0044】この例ではω1>ω2である為、メンバー
シップ関数B1はω2の値でカットされ、B1の斜線部
分がファジー処理規則R1により推論されるスリップ発
生の度合となる。
【0045】(2)ファジー処理規則R2による推論 上記(1)と同様な推論方法により「重量がやや大き
い」という適合度はω3であり、「温度がやや高い」と
いう適合度はω4である。
【0046】この例ではω3>ω4である為、メンバー
シップ関数B2はω4の値でカットされ、B2の斜線部
分がファジー処理規則R2により推論されるスリップ発
生の度合となる。
【0047】(3)ファジー処理規則R3による推論 上記(1)と同様な推論方法により、「重量がやや小さ
い」という適合度はω5であり、「温度がやや低い」と
いう適合度はω6である。
【0048】この例ではω5>ω6である為、メンバー
シップ関数B3はω5の値でカットされ、B3の斜線部
分がファジー処理規則R3により推論されるスリップ発
生の度合となる。
【0049】(4)ファジー処理規則R4による推論 上記(1)と同様な推論方法により、「重量が小さい」
という適合度はω7(ゼロ)であり、「温度が低い」と
いう適合度はω8である。
【0050】従ってファジー処理規則R4により推論さ
れるスリップ発生の度合を示すメンバーシップ関数(B
4)は存在しない。
【0051】上記により、本例の場合、ファジー処理規
則R1,R2,R3,R4により推論されたスリップ発
生の度合を意味するメンバーシップ関数B1,B2,B
3,B4の斜線部をそれぞれ重ね合わせる事により作成
されたメンバーシップ関数B0の図形の重心のS座標
が、重量m1、且つ温度tH1の時のスリップ発生の度合
いとなる。
【0052】他の実施例について次の通り示すことがで
きる。
【0053】(1)図2に示すメンバーシップ関数A1
1,A12,A21,A22,A31,A32,A4
1,A42,B1,B2,B3,B4は、本電動機制御
装置に実際に適用する際に調整するものであり、その図
形については可変である。
【0054】(2)上記メンバーシップ関数A11,A
21,A31,A41は、製品とする金属管の重量の大
きさを示すメンバーシップ関数であるが、その数につい
ては、本電動機制御装置に実際に適用する際に追加可能
である。
【0055】(3)上記メンバーシップ関数A12,A
22,A32,A42は金属管の温度の高さを示すメン
バーシップ関数であるが、その数については本電動機制
御装置に実際に適用する際に追加可能である。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、金属管等の材料の先端
不良部分を切断して製品化する為の設備に於いて、金属
管の重量と温度の違いにより、金属管と搬送ローラの間
に不定なスリップが発生する場合、金属管の重量と温度
を監視して、それらの大きさの度合からファジー処理の
手法によりスリップ発生の度合を予測することにより、
金属管の先端不良部分を最小限にて切断し、製品の歩留
り向上を行う為の電動機制御装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電動機制御装置の構成
図である。
【図2】図1に於けるファジー処理手段の動作説明図で
ある。
【図3】従来の電動機制御装置の構成図である。
【符号の説明】
3 電動機 4 搬送ローラ 5 材料検出手段 6 切断手段 7 搬送制御手段 8 重量検出手段 9 温度検出手段 10 ファジー処理手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23D 33/02 B21B 39/00 B23D 47/00 B23D 55/00 G05B 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属管を予め定めた位置まで搬送する搬
    送ローラと、この搬送ローラを駆動する電動機と、前記
    金属管の先端を検出する材料検出手段と、前記金属管の
    先端不良部分を切断する切断手段と、前記金属管を圧延
    する前の圧延前金属管材料を予め秤量し、前記金属管の
    重量値を検出する重量検出手段と、前記金属管の温度値
    を検出する温度検出手段と、前記重量値および前記温度
    値とから前記搬送ローラ上での前記金属管のスリップ発
    生の度合を予測するファジー処理手段と、このファジー
    処理手段と前記材料検出手段による検出値によって予測
    される前記搬送ローラ上での金属管スリップ発生度合を
    演算し、前記スリップ発生度合に基づいて前記電動機を
    制御して前記金属先端部分を切断する切断位置に前記金
    属管を停止させ、前記切断手段に切断指令を与える搬送
    制御手段と、を備えたことを特徴とする電動機制御装
    置。
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