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JP3191451B2 - インクジェットプリントヘッド - Google Patents
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JP3191451B2 - インクジェットプリントヘッド - Google Patents

インクジェットプリントヘッド

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JP3191451B2
JP3191451B2 JP29300292A JP29300292A JP3191451B2 JP 3191451 B2 JP3191451 B2 JP 3191451B2 JP 29300292 A JP29300292 A JP 29300292A JP 29300292 A JP29300292 A JP 29300292A JP 3191451 B2 JP3191451 B2 JP 3191451B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
ターに関し、さらに詳細にはインクジェットプリンター
に搭載されるプリントヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】最初に図5及び図6を参照して従来のオ
ンデマンド型インクジェットプリントヘッドの構成の一
例を示すと、駆動素子2はその厚み方向に分極されたピ
エゾ圧電素子からなり、その表面に図示しない電極パタ
ーンが、金属膜を蒸着後エッチングによって形成されて
いる。
【0003】その駆動素子2の片面に、各ジェットに対
応した多数のポンピング室パターン3aが等間隔で配置
されたキャビティプレート3を配置し、そのキャビティ
プレート3の他面には、後記するポンピング室6から後
記するオリフィス11aまでインクを導くための小孔
4aが配置されたメンブレンプレート4を位置させる。
【0004】これら駆動素子2と、キャビティプレート
3に形成されたポンピング室パターン3aと、メンブレ
ンプレート4によって、インクを加圧するためのポンピ
ング室6が構成される。
【0005】更にメンブレンプレート4の他面には、イ
ンクを噴出させるためのオリフィス孔11aが所定のパ
ターンで配置されたオリフィスプレート11が置かれ
る。
【0006】上記したインクジェットプリントヘッド
は、駆動素子2に形成されている各電極パターンが各ポ
ンピング室6と対応しており、任意の電極に電圧を加え
るとそれに対応するポンピング室6に面した部分の駆動
素子2が変位するよう構成されている。
【0007】また、各ポンピング室6は図示しないイン
ク流路によってやはり図示しないインクタンクと結ばれ
ており、必要に応じてインクタンクからポンピング室6
にインクが供給される構成となっている。
【0008】上記したキャビティプレート3とメンブレ
ンプレート4は、金属薄板をエッチングで作製した部材
で、それぞれの両面にははんだメッキが施してある。
【0009】オリフィスプレート11の製作には、オリ
フィス孔11aが非常に微細で、かつ高い精度が要求さ
れることから、一般に電鋳と呼ばれる方法が用いられ
る。この方法は基本的には電解メッキと同じものであ
り、基板上に電解メッキを施し、そのメッキ膜自体を基
板から剥して製品とするものである。この電鋳法では用
いる基板の大きさが電鋳装置により制約を受けるので、
歩留まりを上げてコストを下げるためにはオリフィスプ
レート11の大きさをなるべく小さくして基板1枚当り
からのオリフィスプレート11の取り数をより多くする
ことが有効である。また、電鋳によって製作される部材
のコストには材料費だけでなく析出に要する電気代も加
算されるので、その点でもオリフィスプレートをより小
さくすることが好ましい。そのためオリフィスプレート
11は、図で明らかなように他の部材より幅が狭く作ら
れている。
【0010】また、インクジェットプリントヘッドの組
立は、上記各部材を上記のように配置して図示しない方
法によって位置決めし、各部材間に隙間ができぬように
両面から押さえつけたままはんだ溶融点以上に加熱し、
後冷却する。するとキャビティプレート3とメンブレン
プレート4に施してあるはんだが溶融して各部材間の隙
間に入り込み、その後固化するので、上記各部材が接合
されて1つになってインクジェットプリントヘッドが得
られる。
【0011】このインクジェットプリントヘッドの動作
を図5を参照しつつ説明する。
【0012】図示しないが、インクジェットプリントヘ
ッドは、被記録紙の搬送方向に直角な方向に走査可能に
構成されており、そのインクジェットプリントヘッドは
オリフィス孔11aの列がその走査方向に所定の角度を
持つように取り付けられている。
【0013】画像をプリントする場合には、インクジェ
ットプリントヘッドの走査に伴った適当なタイミングで
プリンタ本体からの信号による電圧が、図示しない経路
によって駆動素子2の対応する電極に加えられる。する
とその電極パターンに対応した部分の駆動素子2がその
厚み方向に変位し、対応するポンピング室6に満たされ
ているインクを加圧する。そしてその圧力が対応するメ
ンブレンプレート上の小4aを通じて対応するオリフ
ィスプレート11のオリフィス孔11aにまで伝わり、
その近傍のインクが所定の液滴となってオリフィス孔1
1から噴出する。その噴出した液滴が被記録紙上に付着
して画像形成がなされる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
液滴の飛翔の直進性や安定性の要求が過度に厳しくなる
のを避けるため、オリフィスプレートは被記録紙に最も
近接した位置に突出しておかれる必要がある。そのため
被記録紙の搬送エラーが生じた場合などにインクジェッ
トプリントヘッドの走査によってオリフィスプレートと
被記録紙が衝突することがあった。オリフィスプレート
はその製造方法から薄い金属製の膜であって比較的脆弱
であり、上記のような被記録紙との衝突によって容易に
損傷したりはがれ落ちたりする。その結果プリンターの
画像品質が低下したり、場合によってはプリント不能に
なるといった問題があった。
【0015】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、オリフィスプレートを保護する
ためのガードプレートをオリフィスプレートの周囲に設
けることによってオリフィスプレートの損傷を防止し、
安定したプリント動作を行えるインクジェットプリント
ヘッドを提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のインクジェットプリントヘッドは、インク液
滴を噴出させるための複数のオリフィス孔を特定なパタ
ーンで配置したオリフィスプレートと、そのオリフィス
プレート上の各オリフィス孔にインクを導くための複数
の小孔が形成されている少なくとも1枚からなるメンブ
レンプレートと 、そのメンブレンプレートの複数の小孔
に対応する複数のポンピング室パターンが形成されたキ
ャビティプレートと、前記ポンピング室パターンに対応
する電極パターンを有し、所定の信号に基づいてそのオ
リフィスプレート上の各小孔からインクを噴出させるた
めの駆動素子と、前記オリフィスプレートが入る窓を有
し、そのオリフィスプレートと略同じ厚みのガードプレ
ートとを備え、前記オリフィスプレート、メンブレンプ
レート、キャビティプレート、及びガードプレートは、
それぞれ薄板に、前記オリフィス孔、小孔、ポンピング
室パターン及び窓を形成したもので構成され、前記メン
ブレンプレートと、キャビティプレートのポンピング室
パターンと、駆動素子とによりポンピング室を形成する
ように、前記メンブレンプレートとキャビティプレート
と駆動素子とが重ねて配置され、前記オリフィスプレー
トとガードプレートとが、そのオリフィスプレートがガ
ードプレートの窓内に位置した状態で、前記メンブレン
プレート上に重ねて配置されていることを特徴とする
【0017】
【作用】上記の構成を有する本発明のインクジェットプ
リントヘッドは、メンブレンプレートとキャビティプレ
ートと駆動素子とが重ねられて、ポンピング室が形成さ
れ、さらに、メンブレンプレート上に、オリフィスプレ
ートとガードプレートとが重ねて配置されて、全体が構
成される。また、オリフィスプレートの周囲にオリフィ
スプレートと概略同じ厚みのガードプレートが存在する
のでオリフィスプレートのみが突出していることがな
く、そのため被記録紙がオリフィスプレートに直接接触
する危険性が低い。また、万一被記録紙が接触した際に
もガードプレートにも同時に接触するので、オリフィス
プレートの損傷やはがれを防止できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を、図
1、図2、図3を参照して説明する。
【0019】尚、その説明中、駆動素子2とキヤビティ
プレート3、およびメンブレンプレート4については先
に従来技術の項で説明したものと同一であるので、同じ
ものには同じ符号を符してその説明を省く。
【0020】本実施例の特徴となるガードプレート5
は、その中央にオリフィスプレート1が入る窓5aがエ
ッチングにより開けられた一枚の金属薄板からなり、そ
の厚さはオリフィスプレート1と同等である。このガー
ドプレート5をメンブレンプレート4のオリフィスプレ
ート1側に、窓5aにオリフィスプレート1が入るよう
に配置する。メンブレンプレート4の両面にはんだメッ
キがされているので、ガードプレート5のはんだメッキ
は任意である。
【0021】尚、オリフィス孔1aが多数配置されてい
るオリフィスプレート1については、ガードプレート5
の窓5aに入るようにその長さが短縮された他は、従来
技術の説明のものと同様である。
【0022】そして上記従来技術のものと同様に位置決
め押圧し、加熱後冷却してインクジェットプリントヘッ
ドを得る。
【0023】本実施例の作用を次に記すと、図1に示す
ごとくオリフィスプレート1はその周囲をガードプレー
ト5で囲まれている。ガードプレート5とオリフィスプ
レート1の厚みは同等であるので、各々の被記録紙に面
した面は同一平面となる。
【0024】したがってインクジェットプリントヘッド
の走査により被記録紙との衝突が起こった場合でも被記
録紙はオリフィスプレート1と接触し難く、たとえ接触
したとしてもガードプレート5にも同時に接触するの
で、被記録紙から受ける力の多くはガードプレート5が
受け持つこととなってオリフィスプレート1は損傷をま
ぬがれる。
【0025】ガードプレート5はオリフィスプレート1
と異なり、従来技術の項で触れたような大きさの制限が
あまりなく、したがって本実施例のように十分な大きさ
にしてメンブレンプレート4との接合面積を大きく取る
ことができる。そのためこのガードプレート5はオリフ
ィスプレート1より外力に強く、また万一損傷したとし
てもインク流路やオリフィス孔1aに直接関与していな
いので、プリント品質に影響を与える危険性が低い。
【0026】また本実施例特有の効果として、オリフィ
スプレート1の全長を他のインクジェットプリントヘッ
ド基板構成部材より短縮し、更にガードプレート5を窓
5aがある一枚板で形成したことにより、最も弱いオリ
フィスプレート1とメンブレンプレート4の接合面がほ
ぼ完全に保護されている。そのためオリフィスプレート
1の剥がれに対して更に高い信頼性を得ることができ
る。
【0027】本発明は上に詳述した実施例に限定される
ものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々
の変更を加えることができる。
【0028】例えば、本実施例においてはガードプレー
トは中央に窓の開いた一枚の金属薄板で構成されている
が、これを複数の部材に分割することもできる。また、
本実施例ではオリフィスプレートの全長を他の構成部材
より短くしているが、別段従来技術の項のオリフィスプ
レート同じく、その全長が他の部材と同一であっても構
わない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のインクジェットプリントヘッドは、メンブレンプ
レートとキャビティプレートと駆動素子とが重ねられ
て、ポンピング室が形成され、さらに、メンブレンプレ
ート上に、オリフィスプレートとガードプレートとが重
ねて配置されることで、全体が構成される。また、オリ
フィスプレートの周囲にガードプレートが配されていて
オリフィスプレートが突出していないので、被記録紙等
との衝突に対して耐性が高いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のインクジェットプリントヘ
ッドの斜視図である。
【図2】図1のA−A線の拡大断面図である。
【図3】本発明の一実施例のインクジェットプリントヘ
ッドの構成を示す分解斜視図である。
【図4】従来のインクジェットプリントヘッドの斜視図
である。
【図5】図4のB−B線の拡大断面図である。
【図6】従来のインクジェットプリントヘッドの構成を
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 オリフィスプレート 1a オリフィス孔 2 駆動素子 3 キャビティプレート 3a ポンピング室パターン 4 メンブレンプレート 4a 小孔 5 ガードプレート 6 ポンピング室 11 オリフィスプレート 11a オリフィス孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク液滴を噴出させるための複数の
    リフィス孔を特定なパターンで配置したオリフィスプレ
    ートと、 そのオリフィスプレート上の各オリフィス孔にインクを
    導くための複数の小孔が形成されている少なくとも1枚
    からなるメンブレンプレートと、そのメンブレンプレートの複数の小孔に対応する複数の
    ポンピング室パターンが形成されたキャビティプレート
    と、 前記ポンピング室パターンに対応する電極パターンを有
    し、所定の信号に基づいてそのオリフィスプレート上の
    各小孔からインクを噴出させるための駆動素子と 前記オリフィスプレートが入る窓を有し、その オリフィ
    スプレートと略同じ厚みのガードプレートを備え、 前記オリフィスプレート、メンブレンプレート、キャビ
    ティプレート、及びガードプレートは、それぞれ薄板
    に、前記オリフィス孔、小孔、ポンピング室パターン及
    び窓を形成したもので構成され、 前記メンブレンプレートと、キャビティプレートのポン
    ピング室パターンと、駆動素子とによりポンピング室を
    形成するように、前記メンブレンプレートとキャビティ
    プレートと駆動素子とが重ねて配置され、 前記オリフィスプレートとガードプレートとが、そのオ
    リフィスプレートがガードプレートの窓内に位置した状
    態で、前記メンブレンプレート上に重ねて配置されてい
    ることを特徴とするインクジェットプリントヘッド。
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