JP3192179B2 - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法Info
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- JP3192179B2 JP3192179B2 JP24646991A JP24646991A JP3192179B2 JP 3192179 B2 JP3192179 B2 JP 3192179B2 JP 24646991 A JP24646991 A JP 24646991A JP 24646991 A JP24646991 A JP 24646991A JP 3192179 B2 JP3192179 B2 JP 3192179B2
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- Japan
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- tension
- viscosity
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【0001】
【従来の技術】走行するウェブの背面を支持しない状態
で支持体ウェブに対して押出し型塗布ヘッドを相対的に
押し付けて塗布する方法においては、図1の様にバック
アップロール5、5’によりウエブを緊張させながら供
給し、押出し型塗布ヘッド7の塗料を吐出するスリット
出口(リップ)にウェブ6をいかに均一に押し付けるこ
とができるかが鍵となる。均一に押し付けることは、ス
リットから吐出する塗布液に均一な吐出抵抗を付加する
ことであり、スリット内でいかに均一な分布で塗布液が
供給されても最後の吐出抵抗が局所局所で異なれば、塗
布液はトータルとして抵抗の小さい部分から吐出しよう
とするので幅方向厚みが不均一になる。均一に吐出抵抗
を付加するということは、換言すればウェブをいかに均
一に張ることができるかである。
で支持体ウェブに対して押出し型塗布ヘッドを相対的に
押し付けて塗布する方法においては、図1の様にバック
アップロール5、5’によりウエブを緊張させながら供
給し、押出し型塗布ヘッド7の塗料を吐出するスリット
出口(リップ)にウェブ6をいかに均一に押し付けるこ
とができるかが鍵となる。均一に押し付けることは、ス
リットから吐出する塗布液に均一な吐出抵抗を付加する
ことであり、スリット内でいかに均一な分布で塗布液が
供給されても最後の吐出抵抗が局所局所で異なれば、塗
布液はトータルとして抵抗の小さい部分から吐出しよう
とするので幅方向厚みが不均一になる。均一に吐出抵抗
を付加するということは、換言すればウェブをいかに均
一に張ることができるかである。
【0002】均一にウェブを張らなければならないの
は、塗布液の吐出するリップ部であるが、ここは、2つ
の力が押し合うポイントでもある。ウェブの張力により
ウェブが吐出塗布液を押す力(塗布液をウェブに濡らす
力でもある)と吐出塗布液がウェブを押す力、この2つ
の力がリップでは作用し、バランスの取れたところでウ
ェブの走行高さが決まる。このとき、張力が低すぎると
吐出塗布液を濡らす力は発生せず塗膜はカスレ状とな
る。また、張力が高すぎるとウェブは弾性変形を起こ
し、走行方向には伸び、幅方向には縮もうとし幅方向の
断面でみると波打ち形状となる。この場合には、吐出抵
抗が幅方向で不均一となり、それがそのままストライプ
状の厚みムラとなって現れる。すなわち、幅方向均一に
塗布するためにはリップ部での力の釣合いを最適に設定
する必要性があるのである。
は、塗布液の吐出するリップ部であるが、ここは、2つ
の力が押し合うポイントでもある。ウェブの張力により
ウェブが吐出塗布液を押す力(塗布液をウェブに濡らす
力でもある)と吐出塗布液がウェブを押す力、この2つ
の力がリップでは作用し、バランスの取れたところでウ
ェブの走行高さが決まる。このとき、張力が低すぎると
吐出塗布液を濡らす力は発生せず塗膜はカスレ状とな
る。また、張力が高すぎるとウェブは弾性変形を起こ
し、走行方向には伸び、幅方向には縮もうとし幅方向の
断面でみると波打ち形状となる。この場合には、吐出抵
抗が幅方向で不均一となり、それがそのままストライプ
状の厚みムラとなって現れる。すなわち、幅方向均一に
塗布するためにはリップ部での力の釣合いを最適に設定
する必要性があるのである。
【0003】
【発明が解決すべき課題】従来、張力設定は固定で行わ
れており、また、塗布方法がリバース方式あるいは、グ
ラビア方式といった前計量型方式であり塗布液物性、塗
布スピード、設定塗膜厚あるいはウェブ厚に対してその
設定張力の影響が小さいものであった。しかし、押出し
型の塗布ヘッドを用いた方式では、塗布液供給量により
全体の塗膜厚が決まる前計量方式であるにもかかわら
ず、ウェブへの転移の際先ほど述べたような最適のウェ
ブ状態でないと転移の際に第2の計量が行われ、カスレ
やストライプ状の塗布欠陥が生じ品質のバラツキが大と
なり、ひいては歩留りの低下を引き起こす。さらに悪い
ことには、ウェブの最適状態は、塗布液物性、ウェブ
厚、塗布速度、設定塗膜厚に左右され、これらが変化し
た際には、張力を変化させることで迅速に対応せねばな
らない必要性がある。実際上の生産においては、ウェブ
厚(ベースフィルム厚)、塗布速度、設定塗膜厚につい
ては、固定され1シリーズとして生産が行われる。これ
に対して塗布液粘性については、塗料がその媒体化して
残したい磁性粉、バインダーおよびその他の添加剤の固
形分を蒸発速度の速い有機溶剤中に分散あるいは溶解さ
せたものである。塗料は、塗布に際して供給系の貯蔵タ
ンクに貯えられ、順次塗布ヘッドへ送液されるようにな
っておりその使用した分を追加する形で見掛け上粘性変
化は平衡を保っている様に思われるのだが有機溶剤は蒸
発するものであって元来、塗料粘性は上昇する傾向にあ
り、貯えられているタンクでの塗料の液高さ(レベル)
や撹拌状態、タンクの形状等の要因でその挙動も変動す
るのである。塗布に際してその粘性変化をコントロール
し一定に維持させようという試みもあるが、磁気塗料の
ように擬塑性流動を示すものについては、粘性調整用の
溶剤の均一混合も困難で望みの粘性に保てているとはい
い難い。また工程が一つ増えることで作業性も劣るとい
った欠点もある。
れており、また、塗布方法がリバース方式あるいは、グ
ラビア方式といった前計量型方式であり塗布液物性、塗
布スピード、設定塗膜厚あるいはウェブ厚に対してその
設定張力の影響が小さいものであった。しかし、押出し
型の塗布ヘッドを用いた方式では、塗布液供給量により
全体の塗膜厚が決まる前計量方式であるにもかかわら
ず、ウェブへの転移の際先ほど述べたような最適のウェ
ブ状態でないと転移の際に第2の計量が行われ、カスレ
やストライプ状の塗布欠陥が生じ品質のバラツキが大と
なり、ひいては歩留りの低下を引き起こす。さらに悪い
ことには、ウェブの最適状態は、塗布液物性、ウェブ
厚、塗布速度、設定塗膜厚に左右され、これらが変化し
た際には、張力を変化させることで迅速に対応せねばな
らない必要性がある。実際上の生産においては、ウェブ
厚(ベースフィルム厚)、塗布速度、設定塗膜厚につい
ては、固定され1シリーズとして生産が行われる。これ
に対して塗布液粘性については、塗料がその媒体化して
残したい磁性粉、バインダーおよびその他の添加剤の固
形分を蒸発速度の速い有機溶剤中に分散あるいは溶解さ
せたものである。塗料は、塗布に際して供給系の貯蔵タ
ンクに貯えられ、順次塗布ヘッドへ送液されるようにな
っておりその使用した分を追加する形で見掛け上粘性変
化は平衡を保っている様に思われるのだが有機溶剤は蒸
発するものであって元来、塗料粘性は上昇する傾向にあ
り、貯えられているタンクでの塗料の液高さ(レベル)
や撹拌状態、タンクの形状等の要因でその挙動も変動す
るのである。塗布に際してその粘性変化をコントロール
し一定に維持させようという試みもあるが、磁気塗料の
ように擬塑性流動を示すものについては、粘性調整用の
溶剤の均一混合も困難で望みの粘性に保てているとはい
い難い。また工程が一つ増えることで作業性も劣るとい
った欠点もある。
【0004】したがって、本発明の目的は磁性塗料の粘
度が変動しても均一な塗布厚さが得られる塗布方法によ
りすぐれた磁気記録媒体を製造することにある。
度が変動しても均一な塗布厚さが得られる塗布方法によ
りすぐれた磁気記録媒体を製造することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の問題点を解決する
ために種々の検討を重ねた結果、各塗布液に対して粘性
の変化に比例した最適張力をデータインプットし、コン
ピューター制御することで安定した塗布を連続的に行え
ることが判明した。本発明で使用する装置は、塗料液物
性を検知する粘度計および張力をコントロールするコン
トロールユニット本体よりなる。一般的には、塗布液物
性(固形分濃度あるいは粘度)の上昇、ウェブ厚が薄く
なったとき、塗布速度が上がったとき、設定塗膜厚を薄
くするときには張力を上げる方向にあり、これらの変動
要因に対し、塗布条件が最適となるように、コントロー
ルを行う。なお、塗布液物性を検知するのに密度計を用
いることも可能である。それは塗布液密度と塗布液の固
形分濃度、粘度に相関があるからである。
ために種々の検討を重ねた結果、各塗布液に対して粘性
の変化に比例した最適張力をデータインプットし、コン
ピューター制御することで安定した塗布を連続的に行え
ることが判明した。本発明で使用する装置は、塗料液物
性を検知する粘度計および張力をコントロールするコン
トロールユニット本体よりなる。一般的には、塗布液物
性(固形分濃度あるいは粘度)の上昇、ウェブ厚が薄く
なったとき、塗布速度が上がったとき、設定塗膜厚を薄
くするときには張力を上げる方向にあり、これらの変動
要因に対し、塗布条件が最適となるように、コントロー
ルを行う。なお、塗布液物性を検知するのに密度計を用
いることも可能である。それは塗布液密度と塗布液の固
形分濃度、粘度に相関があるからである。
【0006】
【実施例の説明】以下に本発明の実施例を説明する。 (実施例1) 本発明の粘性対応塗布部張力コントローラを用い、幅5
20mm、厚さ8μmのベースフィルムにオーディオ用
塗料Aを用いて塗布速度300m/minで乾燥後厚が
5.0μmとなるように5R(ロール)連続で塗布し
た。なお、この時、塗布部張力コントローラはあらかじ
め各粘性での最適塗布部張力値がインプットされてお
り、この場合には、 T=0.714V−25 であった。ここで、Tは塗布部張力[kg/幅],Vは
塗料粘性でずり速度3000s −1における見掛け粘度
(以下V3000と呼ぶ)この時、塗料粘性の変化は、
表1に示すように塗布開始からの経過時間と共に上昇の
傾向にあり、塗布開始時の粘性、V3000で評価して
42cpであり、塗布開始時の塗布部張力は5kg/幅
であった。
20mm、厚さ8μmのベースフィルムにオーディオ用
塗料Aを用いて塗布速度300m/minで乾燥後厚が
5.0μmとなるように5R(ロール)連続で塗布し
た。なお、この時、塗布部張力コントローラはあらかじ
め各粘性での最適塗布部張力値がインプットされてお
り、この場合には、 T=0.714V−25 であった。ここで、Tは塗布部張力[kg/幅],Vは
塗料粘性でずり速度3000s −1における見掛け粘度
(以下V3000と呼ぶ)この時、塗料粘性の変化は、
表1に示すように塗布開始からの経過時間と共に上昇の
傾向にあり、塗布開始時の粘性、V3000で評価して
42cpであり、塗布開始時の塗布部張力は5kg/幅
であった。
【0007】(比較例1)本発明の装置を作動させず手
動で行った以外は実施例1と同じとして5R塗布を行っ
た。なお、この時も塗布開始時の粘性V3000が42
cpで実施例1と同じであり、時間経過における粘性変
化も実施例1と同じ変化で表1に示す通りであった。ま
た、設定張力は実施例1の塗布開始時と同じく5kg/
幅とした。連続で塗布した各ロールについて、その塗布
終了部の幅方向についてX線膜厚計にて測定し、その結
果を表1に示す。
動で行った以外は実施例1と同じとして5R塗布を行っ
た。なお、この時も塗布開始時の粘性V3000が42
cpで実施例1と同じであり、時間経過における粘性変
化も実施例1と同じ変化で表1に示す通りであった。ま
た、設定張力は実施例1の塗布開始時と同じく5kg/
幅とした。連続で塗布した各ロールについて、その塗布
終了部の幅方向についてX線膜厚計にて測定し、その結
果を表1に示す。
【0008】
【表1】
【0009】実施例1については、時間経過により塗料
粘性が上昇しても良好な塗布が行えたが、比較例1で
は、設定塗布部張力が粘性の変化につれ最適張力からズ
レてしまい、厚みムラが徐々に増加する傾向が認められ
た。比較例1について、その1ロール目の塗布初め頭部
分の幅方向の厚み測定をすると実施例1と同じレベルの
厚みムラ0.2μm以下であったが同じロール内でも終
わり部分では粘性変化の上昇の影響を受け、厚みムラが
増えているのが認められた。
粘性が上昇しても良好な塗布が行えたが、比較例1で
は、設定塗布部張力が粘性の変化につれ最適張力からズ
レてしまい、厚みムラが徐々に増加する傾向が認められ
た。比較例1について、その1ロール目の塗布初め頭部
分の幅方向の厚み測定をすると実施例1と同じレベルの
厚みムラ0.2μm以下であったが同じロール内でも終
わり部分では粘性変化の上昇の影響を受け、厚みムラが
増えているのが認められた。
【0010】
【発明の効果】以上のように塗料の粘性上昇といった不
可避な問題に対しても本発明のように塗布部張力を最適
化することで対応すれば、塗料粘性のコントロールに固
執しなくても均一な塗布が行え、シンプルな構成にて品
質のバラツキの少ない磁気記録媒体を得ることが可能と
なるのである。
可避な問題に対しても本発明のように塗布部張力を最適
化することで対応すれば、塗料粘性のコントロールに固
執しなくても均一な塗布が行え、シンプルな構成にて品
質のバラツキの少ない磁気記録媒体を得ることが可能と
なるのである。
【図1】本発明に使用される塗布方式を示す斜視図であ
る。
る。
【符号の説明】 5、5’ バックアップロール 6 支持体(ウエブ) 7 塗布ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 益二朗 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 渡辺 英一 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 小野沢 克美 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 片井 一夫 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 岩下 雄司 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティ ーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−229571(JP,A) 特開 昭63−242376(JP,A) 特開 昭60−150866(JP,A) 特開 平3−202171(JP,A) 特開 平4−35766(JP,A) 特開 平1−203074(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/842 - 5/848 B05C 5/02 B05D 1/26
Claims (2)
- 【請求項1】 走行するウェブの背面を支持しない状態
で、ウェブに対して押出し型塗布ヘッドを相対的に押し
付けてその塗布ヘッドの少なくとも一つのスリットから
塗布液を押し出してウェブに塗布する方法であって、塗
料粘性の変化に比例して塗布部張力をコントロールしな
がら塗布することを特徴とする磁気記録媒体の製造方
法。 - 【請求項2】 塗布部張力のコントロールは、塗布液に
対して粘性に応じた最適張力をインプットし、コンピュ
ータにより制御することである請求項1の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24646991A JP3192179B2 (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24646991A JP3192179B2 (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0562181A JPH0562181A (ja) | 1993-03-12 |
| JP3192179B2 true JP3192179B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=17148875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24646991A Expired - Fee Related JP3192179B2 (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3192179B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-02 JP JP24646991A patent/JP3192179B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0562181A (ja) | 1993-03-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010508 |
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| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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