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JP3197735B2 - パワーオンリセット回路及び電源電圧検出回路 - Google Patents
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JP3197735B2 - パワーオンリセット回路及び電源電圧検出回路 - Google Patents

パワーオンリセット回路及び電源電圧検出回路

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JP3197735B2
JP3197735B2 JP03044994A JP3044994A JP3197735B2 JP 3197735 B2 JP3197735 B2 JP 3197735B2 JP 03044994 A JP03044994 A JP 03044994A JP 3044994 A JP3044994 A JP 3044994A JP 3197735 B2 JP3197735 B2 JP 3197735B2
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voltage
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路装置に設
けられたパワーオンリセット回路及び電源電圧検出回路
に係り、詳しくは電源投入時においてフリップフロップ
回路等の内部回路を所定の状態に初期セットするパワー
オンリセット回路に関するものである。
【0002】フリップフロップ回路、ラッチ回路等を内
部回路として備えた半導体集積回路装置においては、パ
ワーオンリセット回路が設けられ、電源投入時にパワー
オンリセット回路にてフリップフロップ回路、ラッチ回
路等を初期セットさせて半導体集積回路装置の誤動作を
防止している。そして、この種の半導体集積回路装置に
おいては、電源投入時以外の例えば瞬断等によって一瞬
電源が切れたときにおいても、フリップフロップ回路、
ラッチ回路等の内部回路を初期セットさせる必要があ
る。そのため、パワーオンリセット回路はその瞬断等に
よって一瞬電源が切れたときでも必ずは半導体集積回路
装置を初期セットすることができるものが要求されてい
る。
【0003】
【従来の技術】図9は、半導体集積回路装置の一部回路
図であって、パワーオンリセット回路図である。パワー
オンリセット回路51は、エンハンスメント型Nチャネ
ルMOSトランジスタ(以下、NMOSトランジスタと
いう)52,53、コンデンサ54、抵抗55及びイン
バータ回路56,57により構成されている。NMOS
トランジスタ52のドレインは高電位側電源VIIに接続
され、ソースはコンデンサ54を介して低電位側電源V
ssに接続されている。また、NMOSトランジスタ52
のゲートは高電位側電源VIIに接続されている。
【0004】NMOSトランジスタ52とコンデンサ5
4との間のノードN1 にはNMOSトランジスタ53の
ゲートが接続されている。NMOSトランジスタ53の
ソースは低電位側電源Vssに接続され、ドレインは抵抗
55を介して高電位側電源V IIに接続されている。NM
OSトランジスタ53と抵抗55との間にはインバータ
回路56,57を介して図示しない内部回路に接続さ
れ、その内部回路にパワーオンリセット信号(以下、単
にリセット信号という)PORを出力している。尚、抵
抗55はポリシリコンよりなる高抵抗である。コンデン
サ54は流れる電流を抑え、スタンバイ状態の半導体集
積回路装置の低消費化を行っている。内部回路には図示
しない制御信号が入力され、Hレベルの制御信号を入力
すると待機状態(スタンバイ)となり、Lレベルの制御
信号を入力すると能動状態(アクティブ)となる。
【0005】この半導体集積回路装置に外部電源が供給
されると、その外部電源に基づいて高電位側電源VII
生成され、その電位は上昇する。すると、図10に示す
ように、この高電位側電源VIIの上昇にともなってコン
デンサ54に電荷が蓄積され、ノードN1 の電位V1 が
上昇する。また、リセット信号PORの電位も同様に上
昇する。そして、ノードN1 の電位V1 が所定の電位を
越えると、NMOSトランジスタ53がオンとなり、リ
セット信号PORはLレベルとなる。この所定の電位は
予め設定されており、高電位側電源VIIが上昇して内部
回路が動作し始める電圧より低い電圧、例えばVII/2
に設定されている。そして、内部回路はこのリセット信
号PORの立ち下がりに基づいて初期セットされる。そ
の後、高電位側電源VIIが更に上昇すると、内部回路が
初期セットされた状態から動作し始めるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、瞬断等によ
り一瞬外部電源が低下すると、図10に示すようにその
外部電源に基づいて高電位側電源VIIも低下する。しか
しながら、ノードN1 の電位はコンデンサ54に蓄積さ
れた電荷により徐々に低下する。そして、VII/2以下
には容易に低下しない。そして、高電位側電源VIIが再
び上昇すると、ノードN1 の電位も同様に上昇する。そ
の結果、NMOSトランジスタ53はオンのままとな
り、リセット信号PORはLレベルのままとなる。その
結果、リセット信号PORは立ち下がらないので、内部
回路は初期セットされない。その結果、内部回路のフリ
ップフロップ回路等の出力端子は電源投入時と同様にH
レベル又はLレベルの何れかにあるか不明な状態とな
り、誤動作を起こす要因となっていた。
【0007】また、制御信号CSがLレベル、即ち内部
回路がアクティブに設定された状態で外部電源が供給さ
れると、リセット信号PORにかかわらず内部回路は動
作し始める。そのため、外部電源の上昇中にこの半導体
集積回路装置に多くの電流(貫通電流)が流れることに
なる。そのため、高電位側電源VIIの上昇がおくれて、
その分だけリセット信号PORの立ち下がりが遅れるこ
とになる。その結果、半導体集積回路装置は初期セット
されないので、貫通電流が流れ続けて外部電源の多くが
この半導体集積回路装置により消費され、外部電源が低
下して電子機器を使用することができなくなる場合があ
った。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、瞬断等においてもパワ
ーオンリセット信号を生成し、確実に半導体集積回路装
置を初期セットすることのできるパワーオンリセット回
路を提供することにある。また、別の目的は、温度変化
による依存の少ない検出電圧を生成することのできる電
源電圧検出回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。パワーオンリセット回路は電源電圧検出回路
1、制御信号検出回路2、フリップフロップ回路3及び
信号合成回路4により構成されている。電源電圧検出回
路1は、高電位側電源VIIを入力し、その高電位側電源
IIが予め設定された所定の電圧以上の場合には第1の
電位となり、それ以外では第2の電位となる検出電圧V
r を生成し出力する。制御信号検出回路2は、制御信号
CSを入力し、電源電圧検出回路1にて生成された検出
電圧Vrに基づいて、検出電圧Vr が第1の電位の場合
には制御信号CSと同様の内部制御信号CS1を出力
し、検出電圧Vr が第2の電位の場合には第1の電位
内部制御信号CS1を出力する。フリップフロップ回路
3は、検出電圧Vr に基づいて制御信号検出回路2から
出力される内部制御信号CS1をラッチしたラッチ信号
L1を生成する。そして、信号合成回路4は、フリップ
フロップ回路3によりラッチされたラッチ信号L1と検
出電圧Vr とを論理合成し、その合成したリセット信号
PORを出力する。
【0010】
【作用】従って、本発明によれば、高電位側電源VII
電源電圧検出回路1によりその変化が検出される。そし
て、高電位側電源VIIが所定の電圧以上に上昇すると、
電源電圧検出回路1からLレベルに立ち下がる検出電圧
Vr が出力される。この時、制御信号CSがHレベルの
ときには、この検出電圧Vr と制御信号CSのラッチさ
れたラッチ信号L1とが論理合成され、Lレベルに立ち
下がるリセット信号PORが出力される。
【0011】又、内部回路が動作中に高電位側電源VII
が瞬断等により一瞬低下すると、電源電圧検出回路1は
高電位側電源VIIの低下を検出し、検出信号Vr をHレ
ベルに立ち上げる。そして、高電位側電源VIIが上昇し
て所定の電圧以上になると、検出電圧Vr が再びLレベ
ルに立ち下がる。この時、フリップフロップ回路3は制
御信号CSにかかわらずにLレベルのラッチ信号L1を
ラッチしている。そして、このLレベルのラッチ信号L
1と検出電圧Vr とが論理合成される。その結果、リセ
ット信号PORは高電位側電源VIIが所定の電圧以下に
なると一旦立ち上がり、再び高電位側電源VIIが上昇し
て所定の電圧以上になるとLレベルに立ち下がる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図2及
び図3に従って説明する。図2は、半導体集積回路装置
の一部回路図であって、パワーオンリセット回路図であ
る。パワーオンリセット回路は電源電圧検出回路11と
制御信号検出回路12とフリップフロップ回路(以下、
F/F回路という)13及び信号合成回路14とから構
成されている。
【0013】電源電圧検出回路11は、デプレッション
型NチャネルMOSトランジスタ(以下、DpNMOS
トランジスタという)21〜24、NMOSトランジス
タ25及びインバータ回路26,27により構成されて
いる。各DpNMOSトランジスタ21〜24はそのソ
ースとドレインをそれぞれ互いに接続し、ソース・ゲー
ト間の電位差をゼロボルトにしている。即ち、各DpN
MOSトランジスタ21〜24はソース・ゲート間の電
圧Vgsがゼロボルトのときにテーリング領域(電圧Vgs
がしきい値電圧以下の領域であって、サブスレッショル
ド領域)付近で動作するように形成されている。そし
て、各DpNMOSトランジスタ21〜24はオンとな
り、そのソース・ドレイン間が高抵抗となるようになっ
ている。
【0014】DpNMOSトランジスタ21〜23は高
電位側電源VIIと低電位側電源Vssとの間に直列に接続
されている。DpNMOSトランジスタ22,23間に
はNMOSトランジスタ25のゲートが接続されてい
る。NMOSトランジスタ25のソースは低電位側電源
Vssに接続され、ドレインはDpNMOSトランジスタ
24を介して高電位側電源VIIに接続されている。ま
た、NMOSトランジスタ25のドレインはインバータ
回路26,27を介して制御信号検出回路12に接続さ
れている。
【0015】各DpNMOSトランジスタ21〜23は
高電位側電源VIIを各DpNMOSトランジスタ21〜
23の抵抗値により分圧する。そして、DpNMOSト
ランジスタ22,23間のノードN1 の分圧電圧V1 が
NMOSトランジスタ25のゲートに入力される。
【0016】そして、分圧電圧V1 がNMOSトランジ
スタ25のしきい値Vthより高くなると、NMOSトラ
ンジスタ25はオンとなる。尚、各DpNMOSトラン
ジスタ21〜23のチャネル幅及びチャネル長は高電位
側電源VIIが所定の電圧(本実施例ではVII/2)にな
ったときにNMOSトランジスタ25をオンさせるよう
に設定されている。そして、DpNMOSトランジスタ
24とNMOSトランジスタ25との間の電圧がインバ
ータ回路26,27を介して電源電圧の検出電圧Vr と
して各回路12〜14に出力されるようになっている。
【0017】即ち、NMOSトランジスタ25のゲート
にはDpNMOSトランジスタ21〜23の高抵抗によ
る分圧電圧V1 が入力されるので、検出電圧Vr は外部
電源が供給され高電位側電源VIIが上昇すると、その高
電位側電源VIIの上昇と同様に上昇する。そして、高電
位側電源VIIがVII/2を越えるとNMOSトランジス
タ25がオンとなり、検出電圧Vr はLレベルとなる。
また、高電位側電源V IIが低下してVII/2以下になる
とNMOSトランジスタ25がオフとなり、検出電圧V
r はその時の高電位側電源VIIの電位と等しくなり低下
する。
【0018】制御信号検出回路12は、インバータ回路
28及びノア回路29により構成されている。インバー
タ回路28はその入力端子に制御信号CSを入力し、出
力端子はノア回路29に接続されている。ノア回路29
は2入力素子であって、その一方の入力端子はインバー
タ回路28を介して制御信号CSを入力し、他方の入力
端子は前記電源電圧検出回路11に接続され検出電圧V
r を入力する。そして、ノア回路29の出力端子はラッ
チ回路13に接続されている。
【0019】制御信号検出回路12は検出電圧Vr と制
御信号CSとに基づいて内部制御信号CS1を生成しF
/F回路13に出力するようになっている。即ち、検出
電圧Vr がHレベルの時、制御信号検出回路12はLレ
ベルの内部制御信号CS1を生成し出力する。一方、検
出電圧Vr がLレベルの時、制御信号検出回路12は制
御信号CSと同じレベルの内部制御信号CS1をF/F
回路13に出力する。従って、制御信号CSがLレベル
のときには内部制御信号CS1もLレベルとなり、制御
信号CSがHレベルのときには内部制御信号CS1もH
レベルとなる。
【0020】F/F回路13は、DpNMOSトランジ
スタ30、NMOSトランジスタ31,32、ラッチ回
路33及びコンデンサ34により構成されている。Dp
NMOSトランジスタ30はドレインが高電位側電源V
IIに接続され、ソースはNMOSトランジスタ31のゲ
ートに接続されている。また、DpNMOSトランジス
タ30はそのゲートとソースとを互いに接続し、高抵抗
となるようになっている。従って、DpNMOSトラン
ジスタ30はNMOSトランジスタ31のゲートを高電
位側電源VIIにプルアップしている。
【0021】NMOSトランジスタ31のソースは低電
位側電源Vssに接続され、ドレインはラッチ回路33に
接続されている。ラッチ回路33は入力端子と出力端子
とを互いに接続した一対のCMOSインバータ回路によ
り構成されている。ラッチ回路33のノードN2 にはN
MOSトランジスタ31のドレインが接続され、ノード
N3 にはNMOSトランジスタ32のドレインが接続さ
れている。また、ラッチ回路33のノードN3 にはコン
デンサ34の一端が接続されるとともに信号合成回路1
4に接続され、コンデンサ34の他端は高電位側電源V
IIに接続されている。NMOSトランジスタ32のソー
スは低電位側電源Vssに接続され、そのゲートには前記
制御信号検出回路12からの内部制御信号CS1を入力
している。
【0022】F/F回路13は検出電圧Vr と内部制御
信号CS1とに基づいたラッチ信号L1を信号合成回路
14に出力するようになっている。即ち、NMOSトラ
ンジスタ31のゲートには検出電圧Vr が入力され、そ
の検出電圧Vr が上昇してNMOSトランジスタ31の
ゲート電圧がしきい値を越える、即ちHレベルになる
と、NMOSトランジスタ31がオンになる。すると、
ラッチ回路33のノードN2 はLレベルとなり、ノード
N3 はHレベルとなる。そして、NMOSトランジスタ
31のゲートにLレベルの検出電圧Vr が入力される
と、NMOSトランジスタ31はオフとなる。このと
き、ノードN3 のHレベルは保持される。
【0023】一方、Lレベルの内部制御信号CS1が入
力されると、NMOSトランジスタ32はオフとなる。
このとき、ラッチ回路33のノードN3 のレベルはHレ
ベルに保持される。そして、Hレベルの内部制御信号C
S1が入力されると、NMOSトランジスタ32はオン
となる。その結果、ラッチ回路33のノードN3 はLレ
ベルとなり、ノードN2 はHレベルとなる。
【0024】従って、検出電圧Vr がHレベルであっ
て、内部制御信号CS1がLレベルのとき、F/F回路
13はHレベルのラッチ信号L1を出力する。一方、検
出電圧Vr がLレベルであって内部制御信号CS1がH
レベルのとき、F/F回路13はLレベルのラッチ信号
L1が出力される。そして、このラッチ信号L1は信号
合成回路14に入力される。
【0025】信号合成回路14は、ノア回路35、イン
バータ回路36及びコンデンサ37により構成されてい
る。ノア回路35は2入力素子であって、その一方には
前記電源電圧検出回路11の検出電圧Vr を入力し、他
方には前記F/F回路13のラッチ信号L1を入力して
いる。ノア回路35の出力端子はインバータ回路36の
入力端子に接続されている。インバータ回路36の出力
はコンデンサ37の一端に接続され、コンデンサ37の
他端は高電位側電源VIIに接続されている。また、イン
バータ回路36の出力端子は内部回路に接続されてい
る。
【0026】信号合成回路14は検出電圧Vr とラッチ
信号L1とを論理合成したリセット信号PORを生成す
る。そして、信号合成回路14はその生成したリセット
信号PORを内部回路に出力する。内部回路はリセット
信号PORがHレベルからLレベルに立ち下がると、そ
の立ち下がりに基づいて初期セットするようになってい
る。
【0027】即ち、検出電圧Vr がHレベルの時には、
ラッチ信号L1にかかわらずHレベルのリセット信号P
ORが出力される。一方、検出電圧Vr がLレベルであ
る場合には、ラッチ信号L1のレベルに基づいてリセッ
ト信号PORが出力される。このラッチ信号L1は内部
制御信号CS1、即ち制御信号CSをラッチしている。
従って、制御信号CSがHレベルになると、Lレベルの
ラッチ信号L1が出力される。
【0028】次に、上記のように構成されたパワーオン
リセット回路の作用を図3に従って説明する。図3
(a)に示すように、上記のように構成されたパワーオ
ンリセット回路を備えた半導体集積回路装置に外部電源
が供給されると、その外部電源に基づいて高電位側電源
IIが生成され上昇する。その高電位側電源VIIがVII
/2を越えるとNMOSトランジスタ25がオンとなり
検出電圧Vr がLレベルとなる。この検出電圧Vr は各
回路12〜14に入力される。
【0029】このとき、制御信号CSが高電位側電源V
IIと同様に上昇するが、検出検出電圧Vr がLレベルと
なるので、内部制御信号CS1は制御信号CSと同様に
レベルが変化する。そして、内部制御信号CS1はF/
F回路13に入力される。F/F回路13は検出電圧V
r と内部制御信号CS1とに基づいてLレベルのラッチ
信号L1を生成し出力する。そして、信号合成回路14
は検出電圧Vr とLレベルのラッチ信号L1とに基づい
てリセット信号PORを生成する。このとき、検出電圧
Vr は高電位側電源VIIがVII/2を越えたときにLレ
ベルとなり、リセット信号PORも同様にLレベルに立
ち下がる。このリセット信号POR、即ち高電位側電源
IIがVII/2を越えると、内部回路は初期セットす
る。
【0030】そして、内部回路は高電位側電源VIIに基
づいて動作する。制御信号CSは内部回路をアクティブ
又はスタンバイにするべくHレベル又はLレベルとな
る。このとき、検出電圧Vr はLレベルであるので、ラ
ッチ信号L1、即ち制御信号CSにかかわらずリセット
信号PORはLレベルとなる。従って、内部回路は初期
セットを行わずにアクティブ又はスタンバイに切換制御
される。
【0031】ところで、図3(a)に示すように、制御
信号CSがHレベル、即ち内部回路がスタンバイのとき
に高電位側電源VIIが瞬断等により一瞬低下すると、D
pNMOSトランジスタ21〜23が高抵抗として動作
するので、ノードN1 の分圧電圧V1 同様に低下する。
また、制御信号CSも高電位側電源VIIと同様に低下す
る。
【0032】そして、高電位側電源VIIがVII/2より
低下すると、ノードN1 の分圧電圧V1 がNMOSトラ
ンジスタ25のしきい値Vthより低下するので、NMO
Sトランジスタ25はオフとなる。その結果、検出電圧
Vr は一旦立ち上がり、その後は高電位側電源VIIと同
様に低下する。このとき、制御信号CSはHレベルであ
るので、ラッチ信号L1はLレベルである。このLレベ
ルのラッチ信号L1とHレベルの検出電圧Vr とが論理
合成されるので、リセット信号PORは一旦立ち上が
り、高電位側電源VIIと同様に低下する。
【0033】そして、再び高電位側電源VIIが上昇する
と、電源電圧の立ち上がりと同様に動作し、高電位側電
源VIIがVII/2を越えたときにリセット信号PORが
立ち下がる。このリセット信号PORの立ち下がりによ
り内部回路は初期セットする。
【0034】一方、図3(b)に示すように、制御信号
CSがLレベル、即ち内部回路がアクティブのときに高
電位側電源VIIが瞬断等により一瞬低下すると、制御信
号CSがHレベルと時と同様に検出電圧Vr も高電位側
電源VIIと同様に低下する。この時、制御信号CSに基
づいて制御信号検出回路12より出力される内部制御信
号CS1もLレベルである。従って、F/F回路13の
出力はLレベルが保持される。その結果、検出電圧Vr
と同様のリセット信号PORが生成され出力される。従
って、内部回路がアクティブのときにも、このリセット
信号PORにより確実に内部セットされる。
【0035】ところで、図3(c)に示すように、外部
電源が供給され高電位側電源VIIが上昇するときに制御
信号CSがLレベルのまま内部回路に入力される場合が
ある。このとき、検出電圧Vr は高電位側電源VIIがV
II/2を越えるとLレベルとなる。制御信号CSは制御
信号検出回路12に入力され、Lレベルの内部制御信号
CS1が出力される。すると、F/F回路13のNMO
Sトランジスタ32がオフのままであるので、ラッチ信
号L1は高電位側電源VIIと同様に上昇しHレベルとな
る。そして、信号合成回路14はこのHレベルのラッチ
信号L1と検出電圧Vr とを論理合成する。従って、リ
セット信号PORは高電位側電源VIIと同様に上昇しH
レベルとなる。その結果、内部回路は初期セットされな
いので、内部回路が動作することなく異常貫通電流が流
れることはない。
【0036】また、図3(d)に示すように、高電位側
電源VIIが上昇してしまった後に制御信号CSをHレベ
ルにした場合、この制御信号CSは制御信号検出回路1
2により検出され、内部制御信号CS1もHレベルとな
る。すると、F/F回路13のNMOSトランジスタ3
2がオンとなり、ラッチ信号L1はLレベルとなる。そ
して、このLレベルのラッチ信号L1と検出電圧Vr と
が信号合成回路14により論理合成され、リセット信号
PORはLレベルに立ち下がる。即ち、制御信号CSを
Hレベルにした場合、パワーオンリセット回路はリセッ
ト信号PORをLレベルに立ち下げる。この立ち下がり
によりLレベルのリセット信号PORを検出した内部回
路は初期セットし、動作するようになる。
【0037】このように、本実施例では、電源電圧検出
回路11のDpNMOSトランジスタ21〜23を直列
に接続するとともに、そのゲートとソースと互いに接続
してテーリング領域付近で動作させ、高抵抗とする。そ
して、この高抵抗により高電位側電源VIIの電圧を検出
するようにした。その結果、検出電圧Vr は高電位側電
源VIIの変化に応じて変化することができる。そして、
この検出電圧Vr に基づいてリセット信号PORを生成
するので、瞬断等による高電位側電源VIIの低下におい
ても確実に内部回路を初期セットすることができる。
【0038】また、制御信号CSと検出電圧Vr とに基
づいて制御信号検出回路12により内部制御信号CS1
を生成する。そして、この内部制御信号CS1をF/F
回路13により検出電圧Vr に基づいてラッチしラッチ
信号L1を生成する。更に、F/F回路13により生成
されるラッチ信号L1と検出電圧Vr とを信号合成回路
14により論理合成する。そして、この合成したリセッ
ト信号PORを内部回路に出力するようにした。その結
果、高電位側電源VIIが上昇するときに制御信号CSが
Lレベルのときにはリセット信号PORをHレベルにす
る。このリセット信号PORにより内部回路は初期セッ
トしないので、内部回路の異常貫通電流を防止すること
ができる。
【0039】尚、本発明は前記実施例の他、以下の態様
で実施するようにしてもよい。 (1)前記実施例において、図4に示すように、電源電
圧検出回路11のDpNMOSトランジスタ21〜23
をそのチャネル幅W及びチャネル長Lを同じに形成す
る。各DpNMOSトランジスタ21〜23の温度変化
に対する抵抗特性は同じである。従って、温度が変化し
ても分圧比は変わらず分圧電圧V1 の値は変動しない。
しかしながら、NMOSトランジスタ25は温度に対し
てそのしきい値が変化する。
【0040】例えば、常温RTにおいてNMOSトラン
ジスタ25のしきい値Vth2 =0.8ボルト、高温HT
においてはしきい値Vth1 =0.5ボルトとする。する
と、図5に示すように検出電圧Vr がLレベルに立ち下
がるときの高電位側電源VIIの電圧値が高温HTにおい
てはVII/2であるものが、常温RTでは高電位側電源
IIに近い値(例えば3・VII/4)となる。その結
果、常温RTにおいて高電位側電源VIIのマージンが小
さくなり、高電位側電源VIIが少し低下するだけで内部
回路が初期セットされてしまうことになる。
【0041】そのため、図6に示すように、DpNMO
Sトランジスタ22のチャネル長をL1として他のDp
NMOSトランジスタ21,23のチャネル長Lより短
くし、その抵抗値が他のDpNMOSトランジスタ2
1,23より小さくなるように形成する。すると、各D
pNMOSトランジスタ21〜23は図8に示すよう
に、DpNMOSトランジスタ21,23を抵抗値R
1、DpNMOSトランジスタ22を抵抗値R2と見な
すことができる。すると、DpNMOSトランジスタ2
2はDpNMOSトランジスタ21,23に比べて抵抗
値が小さくなる。更に、DpNMOSトランジスタ22
は温度に変化に対してその抵抗値の変化がDpNMOS
トランジスタ21,23の抵抗値の変化に比べて大きく
なる。すると、DpNMOSトランジスタ22,23間
のノードN1 の分圧電圧V1 は、図7に示すように常温
RTのほうが高温HTよりも高い値となる。その結果、
NMOSトランジスタ25は常温RTと高温HTとにお
いて高電位側電源VIIが近い値(VII/2付近)でオン
となり、検出電圧Vr が立ち下がる。従って、常温RT
における高電位側電源VIIのマージンを大きくすること
ができるので、内部回路が不用意に初期セットする誤動
作を防止することができる。
【0042】このように構成した温度依存性のない電源
電圧検出回路11は、パワーオンリセット回路に使用さ
れる以外にも、その他の電圧検出するための回路に使用
することも無論可能である。尚、この場合DpNMOS
トランジスタ22のチャネル長を他と異なるように形成
したが、これに限定されるものではなく、用途に応じて
他のDpNMOSトランジスタのチャネル長を変えても
よい。
【0043】(2)上記実施例の電源電圧検出回路11
において高電位側電源VIIと低電位側電源Vssとの間に
3つのDpNMOSトランジスタ21〜23を直列に接
続して分圧電圧V1 をLレベルようにしたが、2つ又は
4つ以上の複数のDpNMOSトランジスタを直列に接
続して実施してもよい。これにより、NチャネルMOS
トランジスタ25がオンとなるタイミング、即ちリセッ
ト信号PORが立ち下がるときのタイミングを温度変化
に対応して任意に変更することができる。
【0044】(3)上記実施例のDpNMOSトランジ
スタ21〜24及び30のゲートを低電位側電源Vssに
接続して実施する。このとき、DpNMOSトランジス
タ21〜24及び30はテーリング領域付近にて動作す
る。
【0045】また、DpNMOSトランジスタ21〜2
4及び30に代えてデプレッション型PチャネルMOS
トランジスタ(以下、DpPMOSトランジスタとい
う)と用いて実施する。このとき、DpPMOSトラン
ジスタはゲートとソースとを互いに接続して使用する。
このとき、DpPMOSトランジスタはテーリング領域
付近にて動作する。また、DpPMOSトランジスタの
ゲートを高電位側電源V IIに接続して実施する。このと
き、DpPMOSトランジスタはテーリング領域付近で
動作する。
【0046】また、DpNMOSトランジスタ21〜2
4及び30を用いた抵抗素子に代えて、NMOSトラン
ジスタ又はPMOSトランジスタのNSD(N型ソース
/ドレイン),PSD(P型ソース/ドレイン),N型
ウェル,P型ウェル等の拡散領域を抵抗素子として使用
し、その領域に拡散する濃度を変えることによりその領
域の抵抗値を変えて実施してもよい。また、それぞれの
拡散領域を組み合わせて実施してもよい。
【0047】更に、DpNMOSトランジスタ21〜2
4及び30をポリシリコン等の抵抗値の温度依存性の少
ない素子に代えて実施する。 (4)上記実施例のパワーオンリセット回路をスタティ
ックランダムアクセスメモリ(SRAM)やダイナミッ
クランダムアクセスメモリ(DRAM)等のメモリに応
用する。DRAMの場合には制御信号CSに代えてロウ
選択信号(RowAddress Strobe)バーRASを制御信号
検出回路12に入力してリセット信号PORを生成す
る。
【0048】(5)上記実施例では、外部電源から高電
位側電源VIIを生成し、その高電位側電源VIIによりパ
ワーオンリセット回路及び内部回路を駆動させるように
したが、外部電源により直接駆動させるようにしてもよ
い。このとき、電源電圧検出回路11は外部電源の電圧
を直接監視することになる。また、生成したリセット信
号PORを出力する出力端子を設け、生成したリセット
信号PORにより他の半導体集積回路装置を初期セット
するようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
瞬断等においてもパワーオンリセット信号を生成し、確
実に半導体集積回路装置を初期セットすることができる
優れた効果がある。また、温度変化による依存の少ない
検出電圧を生成することのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例のパワーオンリセット回路図
である。
【図3】(a)〜(d)はそれぞれ一実施例のパワーオ
ンリセット回路の動作を説明する波形図である。
【図4】温度依存性のある電源電圧検出回路の回路図で
ある。
【図5】図4の電源電圧検出回路の動作を説明する波形
図である。
【図6】温度依存性を改善した電源電圧検出回路の回路
図である。
【図7】図6の電源電圧検出回路の動作を説明する波形
図である。
【図8】電源電圧検出回路のデプレッション型Nチャネ
ルMOSトランジスタの等価回路図である。
【図9】従来のパワーオンリセット回路図である。
【図10】従来のパワーオンリセット回路の動作を説明
する波形図である。
【符号の説明】
1 電源電圧検出回路 2 制御信号検出回路 3 フリップフロップ回路 4 信号合成回路 VII 高電位側電源 CS 制御信号 POR リセット信号 L1 ラッチ信号 Vr 検出電圧 CS1 内部制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−154520(JP,A) 特開 平4−129416(JP,A) 特開 平5−168151(JP,A) 特開 平5−136671(JP,A) 特開 平6−132799(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/00 - 17/70 G01R 19/00 - 19/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電位側電源(VII)が供給され、制御
    信号(CS)に基づいて動作する内部回路をリセット信
    号(POR)により初期セットするパワーオンリセット
    回路において、 前記高電位側電源(VII)を入力し、その高電位側電源
    (VII)が予め設定された所定の電圧以上の場合には
    1の電位となり、それ以外では第2の電位となる検出電
    圧(Vr )を生成する電源電圧検出回路(1)と、 前記制御信号(CS)を入力し、前記電源電圧検出回路
    (1)にて生成された検出電圧(Vr )に基づいて、該
    検出電圧(Vr )が第1の電位の場合には前記制御信号
    (CS)と同じ電位の内部制御信号(CS1)を出力
    し、同検出電圧(Vr )が第2の電位の場合には第1の
    電位の内部制御信号(CS1)を出力する制御信号検出
    回路(2)と、 前記検出電圧(Vr )に基づいて前記制御信号検出回路
    (2)から出力される内部制御信号(CS1)をラッチ
    したラッチ信号(L1)を生成するフリップフロップ回
    路(3)と、 前記フリップフロップ回路(3)によりラッチされた信
    号と前記検出電圧(Vr )とを論理合成し、その合成し
    たリセット信号(POR)を出力する信号合成回路
    (4)とを備えたことを特徴とするパワーオンリセット
    回路。
  2. 【請求項2】 高電位側電源(VII)と低電位側電源
    (Vss)との間に直列に接続された複数のデプレッショ
    ン型MOSトランジスタ(21〜23)と、そのMOS
    トランジスタ(21〜23)により分圧された分圧電圧
    (V1 )をそのゲートに入力するとともにそのドレイン
    がデプレッション型MOSトランジスタ(24)を介し
    て高電位側電源(VII)に接続されたエンハンスメント
    型NチャネルMOSトランジスタ(25)と、そのNチ
    ャネルMOSトランジスタ(21〜23)とMOSトラ
    ンジスタ(24)との間に接続された複数のインバータ
    回路(26,27)を介して高電位側電源(VII)が所
    定の電圧以上のときには第1の電位となり、それ以外で
    は第2の電位となる検出電圧を出力する電源電圧検出回
    路において、 前記複数のMOSトランジスタ(21〜23)のうち、
    少なくとも1つのMOSトランジスタのチャネル長を他
    のMOSトランジスタのチャネル長とは異なるように形
    成したことを特徴とする電源電圧検出回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電源電圧検出回路にお
    いて、 前記デプレッション型MOSトランジスタ(21〜2
    4)は、そのゲートとソースとを互いに接続したNチャ
    ネルMOSトランジスタであることを特徴とする電源電
    圧検出回路。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のパワーオンリセット回
    路において、 前記電源電圧検出回路(1)は、請求項2又は3に記載
    の電源電圧検出回路であることを特徴とするパワーオン
    リセット回路。
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