JP3197941B2 - 送電線鉄塔無線装置 - Google Patents
送電線鉄塔無線装置Info
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- 239000010959 steel Substances 0.000 description 7
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空送電線鉄塔に設置
する無線装置に関するものである。
する無線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】架空送電線の保守業務の近代化,信頼性
確保等の社会的要請から、架空送電線事故を未然に予防
するために、運転中の高電圧架空送電線本線に電流セン
サを設置し、そのデータを送電線本線に取り付けた無線
発信器で送信し、この無線電波を大地電位側に設置した
無線アンテナで受信し、無線受信器により高電圧部の電
流データを得る装置が適用されている。
確保等の社会的要請から、架空送電線事故を未然に予防
するために、運転中の高電圧架空送電線本線に電流セン
サを設置し、そのデータを送電線本線に取り付けた無線
発信器で送信し、この無線電波を大地電位側に設置した
無線アンテナで受信し、無線受信器により高電圧部の電
流データを得る装置が適用されている。
【0003】この無線装置は、通常、非常に電波出力が
小さい微弱電波が用いられるため、電波が届く距離が短
く、このため電波を受信する無線アンテナは、電波発信
源である送電線本線にできるだけ近い位置の大地電位側
に取り付ける必要がある。従って、無線アンテナの設置
場所は、送電線本線に最も近い場所である鉄塔アーム部
先端が最適である。
小さい微弱電波が用いられるため、電波が届く距離が短
く、このため電波を受信する無線アンテナは、電波発信
源である送電線本線にできるだけ近い位置の大地電位側
に取り付ける必要がある。従って、無線アンテナの設置
場所は、送電線本線に最も近い場所である鉄塔アーム部
先端が最適である。
【0004】一方、従来の無線アンテナは、発信源の電
波周波数に合わせた長さ寸法を有する金属性のロッド
(棒)を用いており、このロッド型無線アンテナを高電
圧送電線に最も近い鉄塔アーム部に設置することは、高
電圧送電線とロッド間の電気絶縁耐圧上の問題が生じ
る。そこで、従来のロッド型無線アンテナは、電気絶縁
上、絶対に問題のない場所である鉄塔アームから離れた
塔内に設置していた。
波周波数に合わせた長さ寸法を有する金属性のロッド
(棒)を用いており、このロッド型無線アンテナを高電
圧送電線に最も近い鉄塔アーム部に設置することは、高
電圧送電線とロッド間の電気絶縁耐圧上の問題が生じ
る。そこで、従来のロッド型無線アンテナは、電気絶縁
上、絶対に問題のない場所である鉄塔アームから離れた
塔内に設置していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ロッド型無線
アンテナを、電気絶縁上の対策上、鉄塔内に設置する
と、無線アンテナと電波発信源との距離が離れ、無線ア
ンテナに届く電波は極々微弱な電波となる。このため、
電波が途絶えたりするなど不安定になり、正確な電波が
受信できにくくなり、この結果、送電線本線からの無線
データが得られなくなる等の問題があった。
アンテナを、電気絶縁上の対策上、鉄塔内に設置する
と、無線アンテナと電波発信源との距離が離れ、無線ア
ンテナに届く電波は極々微弱な電波となる。このため、
電波が途絶えたりするなど不安定になり、正確な電波が
受信できにくくなり、この結果、送電線本線からの無線
データが得られなくなる等の問題があった。
【0006】この問題の解決策として、無線アンテナの
受信素子数を増やして無線アンテナの電波受信感度を向
上させる方法が考えられるが、寸法的に大型の無線アン
テナとなり、鉄塔に設置する占有スペースを増大させ、
通常の、鉄塔作業に支障をきたす等の不都合がある他、
コスト的にも高価な無線アンテナとなる問題がある。
受信素子数を増やして無線アンテナの電波受信感度を向
上させる方法が考えられるが、寸法的に大型の無線アン
テナとなり、鉄塔に設置する占有スペースを増大させ、
通常の、鉄塔作業に支障をきたす等の不都合がある他、
コスト的にも高価な無線アンテナとなる問題がある。
【0007】本発明の目的は、前記した従来技術の欠点
を解消し、経済的に優れ、かつ電気絶縁上問題がなく、
鉄塔設置占有スペースも全く必要がなく、しかも高電圧
送電線から発信されている無線電波を安定して受信でき
る無線装置を提供することにある。
を解消し、経済的に優れ、かつ電気絶縁上問題がなく、
鉄塔設置占有スペースも全く必要がなく、しかも高電圧
送電線から発信されている無線電波を安定して受信でき
る無線装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の送電線鉄塔無線
装置は、架空送電線の電線に無線発信器を取り付け、そ
の無線電波を送電線鉄塔に設置した無線アンテナで受信
し、無線受信器により電線のデータを得る送電線鉄塔無
線装置において、送電線鉄塔を構成する一部の部材を他
の部分から絶縁して、当該部材そのものを無線アンテナ
としたものである。
装置は、架空送電線の電線に無線発信器を取り付け、そ
の無線電波を送電線鉄塔に設置した無線アンテナで受信
し、無線受信器により電線のデータを得る送電線鉄塔無
線装置において、送電線鉄塔を構成する一部の部材を他
の部分から絶縁して、当該部材そのものを無線アンテナ
としたものである。
【0009】
【作用】鉄塔アーム部材構造に新たな金属体を付加する
ことなく、送電線鉄塔を構成する一部の部材そのものを
無線アンテナとするため、極めて経済的であり、高電圧
部に近い位置に無線アンテナを構築しても、電気絶縁上
は全く問題がない。また、鉄塔内に無線アンテナを配置
する場合に比べ、電波発信源からの距離が近くなり、常
に安定した電波を受信することができる。更にまた、特
別のアンテナ設置スペースを全く占有しないため、通常
の鉄塔作業に支障をきたすことがない。
ことなく、送電線鉄塔を構成する一部の部材そのものを
無線アンテナとするため、極めて経済的であり、高電圧
部に近い位置に無線アンテナを構築しても、電気絶縁上
は全く問題がない。また、鉄塔内に無線アンテナを配置
する場合に比べ、電波発信源からの距離が近くなり、常
に安定した電波を受信することができる。更にまた、特
別のアンテナ設置スペースを全く占有しないため、通常
の鉄塔作業に支障をきたすことがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
【0011】図1は本発明の無線アンテナを用いた送電
線鉄塔無線装置の一実施例を示す。図1において、鉄塔
6から近い位置の高電圧送電線5には、無線発信器1及
びセンサ1aが設置されている。無線発信器1は、変流
器から成るセンサ1aで計測した高電圧送電線5の電流
位相データを電波に変えて発信するものである。このセ
ンサ1aから発信されるデータは、ここでは対地充電電
流の大きさから対地電圧を基準として算出した絶対的な
電流位相差である。
線鉄塔無線装置の一実施例を示す。図1において、鉄塔
6から近い位置の高電圧送電線5には、無線発信器1及
びセンサ1aが設置されている。無線発信器1は、変流
器から成るセンサ1aで計測した高電圧送電線5の電流
位相データを電波に変えて発信するものである。このセ
ンサ1aから発信されるデータは、ここでは対地充電電
流の大きさから対地電圧を基準として算出した絶対的な
電流位相差である。
【0012】鉄塔6に上下に設けられた鉄塔アーム7の
うち、無線発信器1に最も近い鉄塔アーム7には、無線
アンテナ2と受信電波からデータを得る無線受信器4と
が設けてあり、両者は電波信号伝送用の同軸ケーブル3
で接続されている。但し、無線アンテナ2は無線発信器
1に近い鉄塔アーム7のアーム部材そのものである。
うち、無線発信器1に最も近い鉄塔アーム7には、無線
アンテナ2と受信電波からデータを得る無線受信器4と
が設けてあり、両者は電波信号伝送用の同軸ケーブル3
で接続されている。但し、無線アンテナ2は無線発信器
1に近い鉄塔アーム7のアーム部材そのものである。
【0013】詳述するに、図2は無線発信器1に近い鉄
塔アーム7を示したものであり、互いに楔状に突出する
上下の横枠8,9と、その間を架橋する複数の斜材10
から成り、それらは山形鋼(L鋼)をボルト11で接続
した構成となっている。そして、無線アンテナ2は、こ
の鉄塔アーム7の斜材10の一つ、ここでは電波発信器
1に近く且つほぼ垂直な先端側の斜材10を絶縁部材に
より絶縁し、この絶縁した斜材自体を無線アンテナとし
ている。
塔アーム7を示したものであり、互いに楔状に突出する
上下の横枠8,9と、その間を架橋する複数の斜材10
から成り、それらは山形鋼(L鋼)をボルト11で接続
した構成となっている。そして、無線アンテナ2は、こ
の鉄塔アーム7の斜材10の一つ、ここでは電波発信器
1に近く且つほぼ垂直な先端側の斜材10を絶縁部材に
より絶縁し、この絶縁した斜材自体を無線アンテナとし
ている。
【0014】即ち、図3及び図4に示すように、斜材1
0を接続しているボルト11に絶縁部材12を嵌装する
と共に、斜材10の両端2箇所において上下の横枠8,
9との間に絶縁部材13を挿入し、ボルト締めして、他
の鉄塔斜材10から絶縁している。絶縁部材12,13
には、熱的に強くしかも耐候性に優れた弗素樹脂等を材
質とした絶縁カラーを用いている。
0を接続しているボルト11に絶縁部材12を嵌装する
と共に、斜材10の両端2箇所において上下の横枠8,
9との間に絶縁部材13を挿入し、ボルト締めして、他
の鉄塔斜材10から絶縁している。絶縁部材12,13
には、熱的に強くしかも耐候性に優れた弗素樹脂等を材
質とした絶縁カラーを用いている。
【0015】このようにして絶縁した斜材10に信号伝
送用の同軸ケーブル3を接続することにより、無線アン
テナ2とすることができる。
送用の同軸ケーブル3を接続することにより、無線アン
テナ2とすることができる。
【0016】上記構成によれば、もともと電気絶縁設計
されている鉄塔アーム部材構造に、新たな金属体を付加
することなく、無線アンテナ2を構築することができる
ことから、高電圧部に近い位置に無線アンテナを配置し
ても、電気絶縁上は全く問題がない。従って、電波発信
源からの距離が近くなり、常に安定した電波を受信する
ことができる。
されている鉄塔アーム部材構造に、新たな金属体を付加
することなく、無線アンテナ2を構築することができる
ことから、高電圧部に近い位置に無線アンテナを配置し
ても、電気絶縁上は全く問題がない。従って、電波発信
源からの距離が近くなり、常に安定した電波を受信する
ことができる。
【0017】また、この様な無線アンテナであれば、無
線アンテナ設置スペースは全く必要ない。しかも、鉄塔
の機械的強度も、部材材質や構造変更が全くないことか
ら、本来の強度を損なうこともない。
線アンテナ設置スペースは全く必要ない。しかも、鉄塔
の機械的強度も、部材材質や構造変更が全くないことか
ら、本来の強度を損なうこともない。
【0018】しかも、鉄塔部材に絶縁カラーを挿入する
のみで、無線アンテナを構築することができることか
ら、極めて経済的であり、取り付け作業も極めて簡単
で、信頼性のある無線アンテナとなる。
のみで、無線アンテナを構築することができることか
ら、極めて経済的であり、取り付け作業も極めて簡単
で、信頼性のある無線アンテナとなる。
【0019】上記実施例では、高電圧送電線に取り付け
られている無線発信器に最も近い鉄塔アーム部のアーム
部材の一部を絶縁カラー等により絶縁して、この絶縁し
た部材自体そのものを無線アンテナとしたが、無線アン
テナとする鉄塔部材は、鉄塔アームに限らず、鉄塔を構
成する部材のどれでも同様な方法により、無線アンテナ
とすることができる。
られている無線発信器に最も近い鉄塔アーム部のアーム
部材の一部を絶縁カラー等により絶縁して、この絶縁し
た部材自体そのものを無線アンテナとしたが、無線アン
テナとする鉄塔部材は、鉄塔アームに限らず、鉄塔を構
成する部材のどれでも同様な方法により、無線アンテナ
とすることができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、送
電線鉄塔無線装置に必要な無線アンテナが極めて簡単且
つ経済的に得られ、しかも電波を安定して受信できるな
どの優れた効果が得られる。
電線鉄塔無線装置に必要な無線アンテナが極めて簡単且
つ経済的に得られ、しかも電波を安定して受信できるな
どの優れた効果が得られる。
【図1】本発明の実施例を示す送電線鉄塔無線装置の全
体構成図である。
体構成図である。
【図2】一部を無線アンテナとした鉄塔アームの側面図
である。
である。
【図3】図2のA部分の拡大図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
1 無線発信器 2 無線アンテナ 3 同軸ケーブル 4 無線受信器 5 高電圧送電線 7 鉄塔アーム 8,9 横枠 10 斜材 11 ボルト 12,13 絶縁部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 光治 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社日高工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/08 H02H 7/26
Claims (1)
- 【請求項1】 架空送電線の電線に無線発信器を取り付
け、その無線電波を送電線鉄塔に設置した無線アンテナ
で受信し、無線受信器により電線のデータを得る送電線
鉄塔無線装置において、送電線鉄塔を構成する一部の部
材を他の部分から絶縁して、当該部材そのものを無線ア
ンテナとしたことを特徴とする送電線鉄塔無線装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13076792A JP3197941B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 送電線鉄塔無線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13076792A JP3197941B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 送電線鉄塔無線装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05322962A JPH05322962A (ja) | 1993-12-07 |
| JP3197941B2 true JP3197941B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=15042178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13076792A Expired - Fee Related JP3197941B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 送電線鉄塔無線装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3197941B2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP13076792A patent/JP3197941B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05322962A (ja) | 1993-12-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |