JP3198191B2 - 置換ピロリジン誘導体及びhivプロテアーゼ阻害剤 - Google Patents
置換ピロリジン誘導体及びhivプロテアーゼ阻害剤Info
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Description
に対する活性を示す化合物、その化合物の製造方法、そ
の薬学的処方物及びレトロウィルスにより生じる感染症
を撃退するその化合物の使用方法に関する。
イプ1(HIV−1)として知られるレトロウィルス
は、後天性免疫不全症侯群(エイズ)の病原体として確
立された。R.C.ガロ及びL.モンタニエールによる
「Scientific American」、259(4)、40(19
88)参照。このウィルスは、恐怖心を抱かせるほどの
疫病となっている。より最近では、非常に関連するウィ
ルス、ヒト免疫不全ウィルスタイプ2(HIV−2)
が、エイズの第2の病原体として同定されている。病原
体としてのヒト免疫不全ウィルス(HIV)を同定し、
このウィルスを大量に成長させる方法を開発することに
よって、生体外でのHIVの複製を阻害する化合物が発
見されている。この方法により同定された阻害化合物の
最も重要な種類は、ジデオキシヌクレオシドの群であ
り、その3’−アジド−3’−デオキシチミジン(ジド
ブジンまたはAZTとしても知られている)及びより最
近では、2’3’−ジデオキシイノシン(ジダノシンま
たはDDIとしても知られている)が治療学的に使用さ
れて、特定の患者を症侯的なHIV感染症により管理し
ている。この種の化合物は、逆転写を阻害することによ
りHIVのライフサイクルを妨げることが発見されてい
る。この酵素は、ウィルスRNAを二本鎖デオキシリボ
核酸(DNA)に転化し、それ自体HIV複製にとって
必須の酵素である。逆転写の阻害の他に、HIVライフ
サイクルのその他の期が、抗HIV薬の開発のための標
的として同定されている。高まる注意を受けている1の
標的は、HIVプロテアーゼとして知られるHIVコー
ドされた酵素である。この酵素は、逆転写酵素と同様
に、pol遺伝子によりコードされ、HIVの成長に必須
である。これは、gag (p55)またはgag −pol (p
180)タンパク質中の特定の分割を行い、成熟感染性
ビリオン中に見られる構造タンパク質(例えば、p17
及びp24)及びそれ自体を含む酵素を放出する原因物
質である。従って、HIVプロテアーゼの阻害剤は、H
IVライフサイクルをブロックすることができる。
へ注がれた関心の増加は、酵素を阻害する物質の発見に
関する報告の増加に反映している。例えば、D.W.ノ
ーベック及びD.J.ケンプ、「Annual Reports In Me
dicinal Chemistry」、26、141(1991)によ
るプロテアーゼ阻害剤に関する細菌の論文参照。後者の
論文において記載され、及びD.H.リッチら、「J.M
ed.Chem.」、33、1285(1990)及びN.
A.ロバーツら、「Science」、248、358(19
90)により報告されているように、2つの強力なHI
Vプロテアーゼインヒビター系が、p17/p24基質
分解部位配列を有するペプチド中に、ヒドロキシエチル
アミン遷移状態類似物(TSA)を配置することによっ
て理解されている。ロバーツらの連続の鉛化合物の生物
学的研究は、H.A.オーバートンら、「Virology」、
179、508(1990)、J.A.マーチンら、
「Biochem.Biophys.Res.Commun.」176、180(1
991)及びJ.C.クレイグら、「Antiviral Chemis
try and Chemotheraphy 」、2、181(1991)に
より報告されている。ヒドロキシエチルアミンTSAを
有するHIVプロテアーゼ阻害剤のその他の開示は、下
記のものを包含する:B.K.ハンダら、1989年1
2月20日に発行された欧州特許出願第346847
号、G.B.ドレイヤーら、1990年1月24日に発
行された欧州特許出願第352000号、D.J.ケン
プら、1990年12月19日に発行された欧州特許出
願第402646号、K.E.B.パーカーズら、19
91年6月12日に発行されたカナダ国特許出願第2,
030,415号、J.A.マーチン及びS.レッドシ
ョー、1991年6月19日に発行された欧州特許出願
第432695号。
ルアミンTSAを有する置換ピロリジン誘導体を開示す
る。これらの誘導体は、HIVプロテアーゼの強力な阻
害剤である。さらに、ヒトの細胞中でHIV誘導された
細胞病原性効果を阻害する能力が、これらの化合物につ
いて示されている。これらの特性並びに比較的選択的な
作用及び明らかに毒性がないという特性を有しているの
で、その化合物はHIV感染症を撃退するための薬剤と
して有効である。本発明の化合物は、式1
得るその酸付加塩である。ただし、式中、Xは、R2 O
C(O)、R2 C(O)またはR2 NR3 C(O)であ
り(式中、R2 は、(i)低級アルキル、(ii)低級シク
ロアルキル、(iii)フェニルまたはハロゲン、ヒドロキ
シ、低級アルキルもしくは低級アルコキシにより1置換
されたフェニル、(iv)フェニル(低級)アルキルまた
は芳香族部分がハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキルも
しくは低級アルコキシにより1置換されたフェニル(低
級)アルキル、(v)1−ナフチルまたは2−ナフチル、
(vi)(Het)または(Het)−(低級アルキル)(Het
は、窒素、酸素及びイオウから選択される1または2の
ヘテロ原子を含む5または6員の1価の複素環基を示
す)、または(vii)2−キノリニルまたは3−キノリニ
ルであり、及びR3 は、水素または低級アルキルであ
る);またはXは、R2AOCH2 C(O)であり(式
中、R2Aは、フェニルまたは低級アルキルもしくはハロ
ゲンにより1置換、2置換または3置換されたフェニル
である);
HCHR4 C(O)−であり(式中、R4 は低級アルキ
ル;低級シクロアルキル;(低級シクロアルキル)−
(低級アルキル);フェニルメチル;またはヒドロキ
シ、カルボキシ、低級アルコキシカルボニル、アミノカ
ルボニル、(低級アルキル)アミノカルボニルもしくは
ジ(低級アルキル)アミノカルボニルにより1置換され
た低級アルキルである);R1 は、低級アルキルまたは
低級シクロアルキルであり;Yは、低級アルキル;低級
シクロアルキル;フェニルまたはハロゲン、ヒドロキ
シ、低級アルキルもしくは低級アルコキシにより1置換
されたフェニル;フェニルメチルまたはハロゲン、ヒド
ロキシ、低級アルキルもしくは低級アルコキシにより1
置換されたフェニルメチルであり;またはYは、W(C
H2)n Zである(式中、Wは、オキソ、チオ、スルフィ
ニルまたはスルホニルであり、Zは、低級アルキル;フ
ェニルまたはハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキル若し
くは低級アルコキシにより1置換されたフェニル;また
は(Het)(式中、(Het)は、上記定義の通りである)で
あり;nは、0または1である)。
「Bは存在しない」は、記号Bが「X」を、第2アミノ
基(その他の場合には「B」と結合する)と結合させる
共有結合となることを意味すると理解されたい。本発明
の化合物の好適な群は、式1(式中、Xは、R2 OC
(O)またはR2C(O)であり(式中、R2 は、低級
アルキル;フェニル(低級)アルキル;フェニル(低
級)アルキル(フェニル部分の4位がクロロ、フルオ
ロ、ヒドロキシ、メチルまたはメトキシにより置換され
ている);1−ナフチル;2−ナフチル;2−フリル;
2−チエニル;2−ピリジニル;4−ピリジニル;2−
ピリジニルメチル;4−チアゾリルメチルまたは2−キ
ノリニルである);またはXは、R2AOCH2 C(O)
であり(式中、R2Aは、フェニルまたは2、4及び6位
からなる群から選択される1の位置または複数の位置に
おいて低級アルキルまたはハロゲンにより1、2または
3置換されたフェニルである);Bは、存在しないかま
たは2価の基−NHCHR4 C(O)−であり(式中、
R4 は、低級アルキルまたはヒドロキシ、低級アルコキ
シカルボニル、アミノカルボニル、(低級アルキル)ア
ミノカルボニルまたはジ(低級アルキル)アミノカルボ
ニルにより1置換された低級アルキルである);R
1 は、1−メチルエチル、1、1−ジメチルエチル、2
−メチルプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチルまたはシクロヘキシルであり;
−クロロフェニル、4−ブロモフェニル、4−フルオロ
フェニル、4−メチルフェニル、4−メトキシフェニ
ル、フェニルメチル、(4−フルオロフェニル)メチル
または(4−メチルフェニル)メチルであり;または
Yは、W(CH2)n Zである(式中、W及びnは上記定
義の通りであり、Zは低級アルキル、フェニル、2−フ
リル、2−チエニル、2−ピリジニル、3−ピリジニ
ル、4−ピリジニル、4−チアゾリル、2−ピリミジニ
ル、4、6−ジメチル−2−ピリミジニルまたは2、6
−ジメチル−4−ピリミジニルである))で示されるか
または治療学的に許容され得るその酸付加塩である。本
発明の化合物のより好ましい群は、式1(式中、Xは、
tert−ブチルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボ
ニル、(4−クロロ−フェニル)メトキシカルボニル、
(4−ヒドロキシフェニル)メトキシカルボニル、(4
−メトキシフェニル)メトキシカルボニル、アセチル、
ベンゾイル、1−ナフタレニルカルボニル、2−ナフタ
レニルカルボニル、2−ピリジニルメトキシカルボニ
ル、2−キノリニルカルボニル、フェノキシアセチル、
(2−メチルフェノキシ)アセチル、(2、4−ジメチ
ルフェノキシ)アセチル、(2、6−ジメチルフェノキ
シ)−アセチル、(2、4、6−トリメチルフェノキ
シ)アセチル、(4−クロロフェノキシ)アセチルまた
は(4−フルオロ−2、6−ジメチルフェノキシ)アセ
チルであり;
HCHR4 C(O)−であり(式中、R4 は、1−メチ
ルエチル、1、1−ジメチルエチル、1−メチルプロピ
ル、2−メチルプロピル、メトキシカルボニルメチル、
エトキシカルボニルメチルまたはアミノカルボニルメチ
ルであり;R1 は、1、1−ジメチルエチルまたはシク
ロプロピルであり;Yは、シクロヘキシル、フェニル、
4−クロロフェニル、4−フルオロフェニル、4−メト
キシフェニル、ベンジル、(4−メトキシフェニル)メ
チル、2−メチルプロポキシ、フェノキシ、2−ピリジ
ニルオキシ、3−ピリジニルオキシ、4−ピリジニルオ
キシ、2−ピリミジニルオキシ、4、6−ジメチル−2
−ピリミジニルオキシ、2、6−ジメチル−4−ピリミ
ジニルオキシ、ベンジルオキシ、2−ピリジニルメトキ
シ、4−チアゾリルメトキシ、2−ピリミジニルメトキ
シ、フェニルチオ、フェニルスルフィニル、フェニルス
ルホニル、2−ピリジニルチオ、3−ピリジニルチオ、
4−ピリジニルチオ、2−ピリミジニルチオ、4、6−
ジメチル−2−ピリミジニルチオ、ベンジルチオ、ベン
ジルスルフィニル、ベンジルスルホニル、(2−ピリジ
ニルメチル)チオ、(3−ピリジニルメチル)チオまた
は(4−ピリジニルメチル)チオである)で示されるか
または治療学的に許容され得るその酸付加塩である。
(式中、Xは、tert−ブチルオキシカルボニル、ベンジ
ルオキシカルボニル、アセチル、2−ナフタレニルカル
ボニル、2−ピリジニルメトキシカルボニルまたは2−
キノリニルカルボニルであり;Bは、バリル、イソロイ
シルまたはアスパラギニルであり;R1 は、1、1−ジ
メチルエチルまたはシクロプロピルであり;及びYは、
フェニル、ベンジル、フェノキシ、2−ピリミジニルオ
キシ、2、6−ジメチル−4−ピリミジニルオキシ、ベ
ンジルオキシ、フェニルチオ、フェニルスルホニル、2
−ピリジニルチオ、3−ピリジニルチオ、4−ピリジニ
ルチオ、2−ピリミジニルチオ、4、6−ジメチル−2
−ピリミジニルチオまたは(3−ピリジニルメチル)チ
オである)で示されるか、または治療学的に許容され得
るその酸付加塩である。本発明の化合物のその他の最も
好ましい群は、式1(式中、Xは、(2−メチルフェノ
キシ)アセチル、(2、4−ジメチルフェノキシ)アセ
チル、(2、6−ジメチルフェノキシ)アセチルまたは
(2、4、6−ジメチル−フェノキシ)アセチルであ
り;Bは存在せず;R1 は1、1−ジメチルエチルであ
り;及びYは直前に定義した通りである)で示されるか
または治療学的に許容され得るその酸付加塩である。式
1(式中、Bは2価の基−NHCHR4 C(O)−であ
る)の化合物に関して、R4 を担持する不斉炭素原子
は、(S)配置を有することが好ましい。
治療学的に許容され得るその塩と薬学的に許容され得る
担体とを含む、ヒトのHIV感染症の治療のための薬学
的組成物が含まれる。本発明の範囲は、有効量の式1の
化合物または治療学的に許容され得るその塩とをヒトに
投与することを含む、ヒトのHIV感染症を治療する方
法をも包含する。その範囲にはまた、ヒトの細胞を、抗
HIV有効量の式1の化合物または治療学的に許容され
得るその塩により処理することを含む、ヒトの細胞をH
IV病原体から保護する方法が包含される。式1の化合
物の製造方法を以下に説明する。一般的に、アミノ酸及
び保護基を表示するために本明細書中で使用される略語
は、生化学命名IUPAC−IUB委員会の勧告に準拠
したものである。「European Journal of Biochemistr
y」138、9(1984)参照。例えば、Val 、Ile
、Asn 及びLeu は、それぞれL−バリン、L−イソロ
イシン、L−アスパラギン及びL−ロイシンの残基を示
す。単独または1の基と組合せて本明細書において用い
られる語句「低級アルキル」は、1〜6の炭素原子を含
む直鎖状のアルキル基及び3〜4の炭素原子を含む分枝
鎖状のアルキル基を意味し、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ヘキシル、1−メチルエチル、1−メチル
プロピル、2−メチルプロピル及び1、1−ジメチルエ
チルを包含する。
いて用いられる語句「低級シクロアルキル」は、3〜6
の炭素原子を含む飽和環式炭化水素基を意味し、シクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘ
キシルを包含する。本明細書において用いられる語句
「低級アルコキシ」 は、1〜6の炭素原子を含む直鎖状
のアルコキシ基及び3〜4の炭素原子を含む分枝鎖状の
アルコキシ基を意味し、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、ヘキソキシ、1−メチルエトキシ、ブトキシ及び
1、1−ジメチルエトキシを包含する。後者の基は、te
rt- ブチルオキシとして通常知られている。本明細書中
において用いられる語句「ハロゲン」は、臭素、塩素、
フッ素、ヨー素から選択されるハロゲン基である。本明
細書中において用いられる語句「Het 」は、窒素、酸素
及びイオウから選択される1〜2のヘテロ原子を含む5
または6員の飽和または不飽和複素環から水素が除去さ
れて得られる1価の基である。任意に、この複素環は、
1または2の置換基;例えば、低級アルキル、低級アル
コキシ、ハロゲン、アミノまたは低級アルキルアミノを
有していてもよい。適当な複素環及び任意に置換された
複素環の例は、ピロリジン、テトラヒドロフラン、チア
ゾリジン、ピロール、1H−イミダゾール、1−メチル
−1H−イミダゾール、イソキサゾール、チアゾール、
2−メチルチアゾール、2−アミノチアゾール、ピペリ
ジン、1、4−ジオキサン、4−モルホリン、ピリジ
ン、2−メチルピリジン、ピリミジン、4−メチルピリ
ミジン及び2、4−ジメチルピリミジンを包含する。ア
ミノ酸に関する語句「残基」は、カルボキシ基のヒドロ
キシルまたはα−アミノ基の1の水素を除去することに
よって、対応するα−アミノ酸から得られる基を意味す
る。
的に許容され得る担体」は、活性成分に有害な作用を与
えず、活性成分のための無毒で一般的に不活性の賦形剤
を意味する。本明細書中において用いられる語句「有効
量」は、生体内においてHIVに対して十分に有効であ
る本発明の化合物の予め定められた量を意味する。一般
的に、式1の化合物は、反応体にとって適していること
が知られている反応条件を使用して、知られた方法によ
り製造される。方法の記載は、「Annual Reports In Or
ganic Synthesis −1990」K.ターンバルらによる編
集、アカデミックプレスインコーポレイテッド、米国カ
リフォルニア州サンディエゴ、1990(及び上記の
「annual reports」)、「Vogel's Textbook of Practi
cal Organic Chemistry 」B.S.ファーニスらによる
編集、ロングマングループリミテッド、英国エセック
ス、1986及び「The peptides:Analysis, Synthesi
s, Biology」E.グラスらによる編集、アカデミックプ
レス、米国ニューヨーク州ニューヨーク、1979〜1
987、1〜9巻のような標準的教科書に見られる。特
に説明すると、式1の化合物は、下記工程:(a)式2
と、式3
リジンカルボキサミドとを反応させて、式1(式中、
X、R1 及びYは、上記定義の通りであり、Bは存在し
ない)の対応する化合物を得るか;または(b)式4
ある)の化合物と、カルボン酸X−OH(式中、Xは、
上記定義のR2 C(O)またはR2AOCH2 C(O)で
ある)の反応性誘導体とを反応させて、式1(式中、X
は上記定義のR2 C(O)またはR2AOCH2 C(O)
であり、R1 及びYは上記定義の通りであり、Bは存在
しない)の対応する化合物を得るか;または(c)式4
(式中、R1 及びYは、上記定義の通りである)の化合
物と、式X−NHCHR4 COOH(式中、X及びR4
は、上記定義の通りである)のα−アミノ酸とを、カッ
プリング剤の存在下でカップリングして、式1(式中、
X、R1 及びYは、上記定義の通りであり、Bは、2価
の基−NHCHR4 C(O)−である(式中、R4 は上
記定義の通りである))の対応する化合物を得るか;ま
たは(d)式5
通りである)の化合物と、カルボン酸X−OH(式中、
Xは、上記定義のR2 C(O)またはR2AOCH2 C
(O)である)の反応性誘導体とを反応させて、式1
(Xは、R2 C(O)またはR2AOCH2 C(O)であ
り、R1 及びYは、上記定義の通りであり、Bは2価の
基−NHCHR4 C(O)−である(式中、R4 は上記
定義の通りである))を得て;次いで、(e)所望によ
り、上記のセクション(a)、(b)、(c)または
(d)において得られた式1の化合物を、対応する治療
学的に許容され得る酸付加塩に変換することにより製造
されることができる。式1(式中Xは、通常使用される
N−保護基、例えば、Boc 、Z、Fmocまたはp−メトキ
シベンジルオキシカルボニルである)の化合物の種は、
工程(a)及び(C)により最も容易に及び好都合に得
られる。この種は容易に利用しやすいので、個々の工程
(b)及び(d)を経て式1(式中Xは、通常使用され
るN−保護基以外である)の個々の化合物を製造する好
適な経路のための中間体として有用である。従って、中
間体として、この種の式1の化合物は、脱保護され(即
ち保護基が除去される)、次いで得られたN末端遊離ア
ミンは、式1(式中Xは、通常使用されるN−保護基、
例えば、2−ピリジニルメトキシカルボニルまたは2−
キノリニルカルボニル以外である)の化合物の最終的な
製造のための、Bが存在しないかまたは存在するかによ
って工程(b)及び(d)に従って、それぞれ式4また
は式5の化合物として使用される。
従って、式1(式中、Bは存在しない)の化合物は、エ
ポキシド2をピロリジンカルボキサミド3に添加するこ
とを含むN−アルキル化反応により製造されることがで
きる。この反応は、20〜110℃の温度において、上
記の2つの反応物質を、不活性溶媒、例えばエタノー
ル、テトラヒドロフランまたはジメチルホルムアミド中
に接触状態で入れることによって好都合に実施されるこ
とができる。反応時間は、温度及び反応物質の特性に左
右されるが、一般的な範囲は2〜24時間である。工程
(b)により、式1(式中、Bは存在せず、Xは上記定
義のR2 C(O)またはR2AOCH2 C(O)である)
の化合物は、式4の対応する化合物と、カルボン酸X−
OH(式中、Xはそれぞれ上記定義のR2 C(O)また
はR2AOCH2 C(O)である)の反応性誘導体とを反
応させることによってそれぞれ得られる。適当な反応性
誘導体は、適当なアシル基X−COを提供することがで
きるアシル化剤であり、対応する酸ハロゲン化物、好適
には塩化物または臭化物、活性エステル、無水物または
混合された無水物を包含する。この反応は、知られた方
法及び反応物質の適当な比率を選ぶことにより、または
意図する反応基と競合するいずれか他の反応基のため
に、所望により知られた保護基を臨時に与えることによ
り、反応物質へ所望の選択性を与える手段を含む反応を
実施するための条件に従って行われる。一般的には、こ
の反応は、不活性溶媒、例えばテトラヒドロフラン、ジ
メチルホルムアミドまたはメチレンジクロライド中で、
0〜50℃の温度において15分〜24時間の範囲の反
応時間行われる。
価の基−NHCHR4 C(O)−である(式中、R
4 は、上記定義の通りである))の化合物は、カップリ
ング剤の存在下で、式4の化合物と式X−NHCHR4
COOHのα−アミノ酸とをカップリングすることによ
って得ることができる。カップリング剤を使用して、1
の反応物質の遊離カルボキシルとその他の反応物質の遊
離アミノ基との脱水カップリングを促進することはよく
知られている;例えば、上記の「The Peptides:Analys
is, Synthesis, Biology」第1〜8巻参照。適当なカッ
プリング剤の例としては、1,1’−カルボニル−ジイ
ミダゾールまたはN,N’−ジシロロヘキシル−カルボ
ジイミドがある。その他の例としては、N,N−ジシク
ロヘキシルカルボジイミドまたはN−エチル−N’−
[(3−ジメチル−アミノ)プロピル]カルボジイミド
の存在下での1−ヒドロキシベンゾトリアゾールがあ
る。非常に実用的で有用なカップリング剤は、それ単独
または1−ヒドロキシベンゾトリアゾールの存在下で使
用される商業的に入手可能な(ベンゾトリアゾール−1
−イルオキシ)トリス−(ジメチルアミノ)ホスホニウ
ム ヘキサフルオロホスフェートである。その他の非常
に実用的で有用なカップリング剤は、商業的に入手可能
な2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,
N,N’N’−テトラメチルウロニウム テトラフルオ
ロボレートである。カップリング反応は、メチレンジク
ロライド、アセトニトリルまたはジメチルホルムアミド
のような不活性溶媒中で行われる。ジイソプロピルエチ
ルアミンまたはN−メチルモルホリンのような過剰の有
機アミンを添加して、反応混合物を約pH8に維持する。
反応温度は、通常−20〜約30℃の範囲であり、反応
時間は15分間から8時間である。
発物質として式4の化合物の代りに式5の化合物を使用
することのみを除けば、工程(b)について上記した方
法と同じ方法により行われる。工程(a)において出発
物質として使用される式2のエポキシドは、知られたも
のであるか、または知られた方法により製造されること
ができる。特に詳しく言うと、式2のエポキシドは、1
989年12月20日発行のB.K.ハンダらによる欧
州特許出願第346,847号に記載されたものである
か、または上記特許出願中に記載された方法によって製
造することができる。これらの工程におけるその他の出
発物質、即ち、式3のピロリジンカルボキサミド及び式
4及び5の化合物は、新規であり、従って、本発明の対
象である。式4及び5の化合物の製造のための好適な方
法は、既に上記に説明した。式3のピロリジンカルボキ
サミドは、知られた対応するピロリジンカルボン酸の標
準アミド化によって製造されることができる。代替的に
は、それらは、F.ソウシー、D.ウェルニック及びP.ビ
ューリューによる「J.Chem. Soc.Perkins Trans.」1、
2885(1991)の方法により製造することもでき
る。式5のピロリジンカルボキサミドの製造方法は、下
記の例において説明する。
され得る酸付加塩の形態で得ることができる。このよう
な塩の例としては、有機酸、例えば、酢酸、乳酸、コハ
ク酸、安息香酸、サリチル酸、メタンスルホン酸または
p−トルエンスルホン酸、並びに、ポリマー酸、例え
ば、タンニン酸またはカルボキシメチルセルロース、及
び無機酸、例えば、ハロゲン化水素酸、例えば塩酸、硫
酸またはリン酸との塩がある。所望により、R.A.ボ
イソナスらによる「Helv.Chim.Acta」、43、184
9(1960)により記載された方法により、適当なイ
オン交換樹脂によって処理することにより、特定の酸付
加塩をその他の酸付加塩、例えば無毒性の薬学的に許容
され得る塩に転化する。一般的には、式1のペプチドの
治療学的に許容され得る塩は、ペプチド自体と生物学的
に十分均等である。 生物学的観点 式1の化合物またはその治療学的に許容され得る塩のH
IVプロテアーゼ阻害特性及びHIV病原体に対する細
胞保護効果は、生化学的、微生物学的及び生物学的方法
により立証されることができる。式1の化合物またはそ
の治療学的に許容され得る塩のHIVプロテアーゼ阻害
特性を立証するための特に有効な方法は、「組換え型H
IVプロテアーゼHPLCアッセイ」である。この方法
は、HIVポリタンパク質の知られたHIVプロテアー
ゼ分割部位を含むアミノ酸配列を有するデカペプチド
(基質)のHIVプロテアーゼにより試験化合物が酵素
分割を阻害する能力に基づく;H.G.クラウスリッヒ
ら、「Proc.Nat.Acad. Sci.USA.」86、807(19
89)参照。このアッセイについての詳細と式1の例示
化合物により得られた結果を下記の例において開示す
る。
得る塩がHIV感染から細胞を保護する能力は、ヒトT
4セルラインのHIVの細胞病原性に対する試験化合物
の阻害効果を評価する微生物学的方法により立証される
ことができる。このような方法の典型例は、S.ハラダ
及びN.ヤマモトによる「Jpn.J.Cancer Res. (Gan
n)」、76、543(1985)及びS.ハラダらに
よる「Science 」、229、563(1985)に記載
されている。後者の方法に基づくアッセイを、下記の例
において開示する。本発明の化合物またはその治療学的
に許容され得る塩をヒトのHIV感染症を撃退するため
に使用した場合、このペプチドは1またはそれ以上の薬
学的に許容され得る担体を含む賦形剤として、経口的、
局所的または非経口的に投与されることができ、その割
合はその化合物の溶解性、化学的性質、選ばれた投与経
路及び標準生物学的慣行により決定される。経口投与の
ためには、前記化合物またはその治療学的に許容され得
る塩は、薬学的に許容され得る担体中に、それぞれ約5
〜150mgの範囲の予め定められた量の活性成分を含む
カプセルまたは錠剤のような単位投与形態物に処方され
ることができる。局所投与のためには、前記化合物は、
活性剤を0.01〜2%、好ましくは0.05〜1%含
む薬学的に許容され得る賦形剤に処方されることができ
る。これらの処方物は、クリーム、ローション、舌下錠
または好ましくは経皮性パッチもしくは頬パッチの形態
とすることができる。非経口投与のためには、式1の化
合物は薬学的に許容され得る賦形剤または担体との組成
物として、静脈内、皮下または筋内注射することにより
投与される。注射による投与のためには、前記化合物
を、溶液を等張性にするために十分量の薬学的に許容さ
れ得る塩またはグルコースの他に緩衝剤または保存剤の
ようなその他の溶質をも含むことができる滅菌水性賦形
剤中の溶液中で使用することが望ましい。
担体は、標準の薬学教科書、例えば、「Remington's Ph
armaceutical Sciences 」、第18版、マックパブリシ
ングカンパニー、米国ペンシルバニア州イーストン、1
990中に見ることができる。化合物の投与量は、投与
形態物及び選ばれた特定の活性剤によって変化する。さ
らに、それは、治療下にある特定の宿主によって変化す
る。一般的には、治療は、ペプチドの最適投与量よりも
実質的に少ない少投与量により開始される。その後、投
与量は、その環境下において最適効果が得られるまで少
しずつ増量することによって増加される。一般的に、本
化合物は、有害なまたは心身に有害ないかなる副作用も
起こさずに、抗ウィルス性の効果を一般的に得る濃度基
準において投与されることが最も望ましい。経口投与の
ために、本化合物またはその治療学的に許容され得る塩
は、1日当り体重1kgについて5〜150mgの範囲、好
ましくは体重1kgについて5〜50mgの範囲で投与され
る。全身性投与に関連して、式1の化合物は、上記の変
量もあるが、体重1kg当り10μg 〜1000μg の投
与量で投与される。上記に記載した処方物は、HIV感
染症の治療のための有効で比較的安全な医薬であるが、
これらの処方物とその他の抗ウィルス性医薬または剤と
の可能な協働投与は排除されない。このようなその他の
抗ウィルス性の医薬または剤は、可溶性CD4、ジドブ
ジン、ジダノシン、ザルシタビン、ホスホノホルメート
三ナトリウム、リババリン、アシクロビルまたは抗ウィ
ルス性インターフェロン(例えば、α−インターフェロ
ンまたはインターロイキン−2)を包含する。
明する。溶液の百分率または比率は、特に断らない限
り、容量対容量の関係を示す。温度は、摂氏で示され
る。プロトン核磁気共鳴(NMR)スペクトルは、ブル
カー200MHz スペクトロメーター上に記録した;化学
的偏移(δ)は、ppm で報告される。実施例中において
使用された略語は、Boc :tert- ブチルオキシカルボニ
ル;BOP :(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)ト
リス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホ
スフェート;But :tert- ブチル;Bzl :ベンジル;DI
EA:ジイソプロピルエチルアミン;DMF :ジメチルホル
ムアミド;HEPES :N−2−ヒドロキシエチル−ピペラ
ジン−N’−2−エタンスルホン酸;Et2O:ジエチルエ
ーテル;EtOAc :酢酸エチル;EtOH:エタノール;HPL
C:高性能液体クロマトグラフィー;MeOH:メタノー
ル;Ph:フェニル;THF :テトラヒドロフラン;Z:ベ
ンジルオキシカルボニルを包含する。
(tert−ブチルオキシカルボニル)ピロリジン−2
(S)−カルボキサミドの製造 (a)N−保護された酸、1−(tert−ブチルオキシカ
ルボニル)−4(S)−ヒドロキシピロリジン−2
(S)−カルボン酸を、THF/H2 O(1:1)溶液
中で過剰のNaOHの存在下で、室温において18時
間、4(S)−ヒドロキシピロリジン−2(S)−カル
ボン酸{シス−4−ヒドロキシ−L−プロリン、S.
G.ラマスワミ及びE.アダムズによる「J .Org .Ch
em.」、42、3440(1977)に記載}とジ−te
rt−ブチルカルボネートとを反応させることによって製
造した。(b)このようにして得られたN−保護された
酸(400mg、1.73mmol)をDMF(7ml)中に溶解し
た。水素化ナトリウム(99%、87mg、3.63mmol)を
この溶液に添加した。得られた混合物を室温(20〜2
2℃)において2時間撹拌した。臭化ベンジル(1.03m
l、8.65mmol)を添加し、得られた混合物を室温におい
て18時間撹拌した。その後、この混合物をEtOAc によ
り希釈し、0℃に冷却して、10%水性クエン酸を添加
することによって酸性(pH3)とした。有機層を分離
し、H2 O及び食塩水により洗浄し、乾燥し(MgS
O4 )、減圧下で濃縮乾固した。残存した黄色油状物を
クロマトグラフィー(SiO2、溶離液:ヘキサン−EtOA
c、9:1)により精製し、4(S)−ベンジルオキシ
−1−(tert−ブチルオキシカルボニル)ピロリジン−
2(S)−カルボン酸ベンジルエステル(301mg、7
0%)を得た。
l)をMeOH/H2O(2:1、4ml)中に溶解した。得られ
た溶液を撹拌し、0℃に冷却した。NaOHの水性2M溶液
(1.16ml)を添加した。10分後に、この混合物を室温
に加温して、同じ温度において18時間撹拌した。その
後、反応体をEt2O/ ヘキサン(1:1、10ml)及びH2
O(5ml)により希釈した。水性層を分離し、Et2O/ ヘ
キサン(1:1)により2回抽出し、0℃に冷却し、1
0%水性クエン酸により酸性とし(pH3)、EtOAc(3
X)により抽出した。合わせたEtOAc 抽出物をH2O (2
X)及び食塩水により洗浄し、乾燥し(MgSO4 )、減圧
下で濃縮した。残存物を高真空下で乾燥し、量的収量の
4(S)−ベンジルオキシ−1−(tert−ブチルオキシ
カルボニル)−ピロリジン−2(S)−カルボン酸を得
た。(d)CH2 Cl2 中の後者の化合物(234.7mg 、
0.73mmol)の0.2 Mの溶液に、DIEA(127 μl 、0.
73mmol)を添加し、次いで、tert- ブチルアミン(84.4
μl 、0.803mmol )及びBOP(387mg 、0.876mmol )
を添加した。この反応混合物を、周期的検査により及び
必要に応じてDIEAを添加することによってそのpHを
8に維持しながら、室温において3時間撹拌した。その
後、反応混合物をEtOAc により希釈し、NaHCO3の飽和水
溶液(2X)、H2O 及び食塩水により連続して洗浄し
た。有機層を乾燥し(MgSO4 )、減圧下で濃縮乾固し
た。得られた黄色の油状物をフラッシュクロマトグラフ
ィー(SiO2、溶離液:ヘキサン−EtOAc 、7:3その後
6:4)により精製し、標記化合物を得た(252mg 、9
2%)。 1NMR(CDCl3 )δ7.40-7.25 (m、5
H)、6.05(広幅s、1H)、4.6-4.35(広幅d、2
H)、4.2-4.05(m、2H)、3.8-3.55(m、2H)2.
55-2.1(m、2H)1.46(s、9H)、1.20(広幅s、
9H)。
フェニルブチル}−4(S)−ベンジルオキシ−N−te
rt−ブチルピロリジン−2(S)−カルボキサミド(式
4:R1 =C (CH3)3 及びY=OCH2Ph;C (O)NHR1/Y
=シス)の製造 (a)6NHCl /ジオキサン中の式1の標記化合物(25
0mg 、0.664mmol )の溶液を室温において20分間撹拌
し、次いで減圧下で濃縮乾固した。残存物をEtOAc (1
0ml)及び2N水性NaOH(3ml)により希釈した。得ら
れた混合物を室温において15分間撹拌した。有機層を
分離し、最小量のH2O 及び食塩水により洗浄し、乾燥し
(MgSO4)、減圧下で濃縮乾固した。残存物を高真空下で
乾燥し、4(S)−ベンジルオキシ−N−tert−ブチル
ピロリジン−2(S)−カルボキサミド、式3(式中、
R1 はC (CH3)3 及びYはOCH2Ph{C (O)NHR1/Y=シ
ス}である)のカルボキサミドを得た。(b)後者の化
合物を、無水EtOH(5ml)中で、3(S)−(ベンジル
オキシカルボニル)−1、2(R)−エポキシ−4−フ
ェニルブタン(180mg 、0.604mmol)、即ち式2(式中、
XはZ)と混合した。上記B.K.ハンダら参照。この
混合物を還流下で18時間加熱し、次いで減圧下で濃縮
乾固した。残存物をフラッシュクロマトグラフィー(Si
O2、溶離液:CHCl3 −MeOH、39:1その後19:1)
により精製し、4(S)−ベンジルオキシ−1−{3
(S)−{(ベンジル−オキシカルボニル)アミノ}−
2(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル}−N−te
rt−ブチルピロリジン−2(S)−カルボキサミド(22
0mg 、63%)を白色の泡状物として得た。 (c)後者の化合物(220mg 、0.384mmol )を水素添加
分解(5%M、Pd/C、H21気圧、MeOH、3.5 時
間)に付して、標記の化合物を得て、すぐに下記実施例
のカップリング操作に従って用いた。
(ベンジルオキシカルボニル)バリル}アミノ}−2
(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル}−N−tert
−ブチルピロリジン−2(S)−カルボキサミド(式
1:X=Z、B=Val、R1 =C (CH3)3 及びY=OCH2P
h;C (O)NHR1/Y=シス)の製造 標記化合物を、下記のカップリング方法に従って製造し
た:DIEA(33.4μl 、0.192mmol )、保護されたア
ミノ酸Z-Val-OH(53.1mg、0.211mmol)及びBOP(102m
g 、0.23mmol)を、CH2Cl2中の実施例2の標記化合物の
0.2 M溶液(0.192mmol)に添加した。この反応混合物
を、室温において2時間撹拌しながら、周期的検査及び
必要に応じてDIEAを添加することによってpH8に維
持した。その後、この反応混合物を、EtOAc により希釈
し、NaHCO3の飽和水溶液(2X)、H2O 及び食塩水によ
り連続的に洗浄した。有機層を乾燥し(MgSO4)、減圧下
で濃縮した。残存物をフラッシュクロマトグラフィー
(SiO2、溶離液:CHCl3 −MeOH、39:1)により精製
し、本実施例の標記化合物を白色の固形物として得た
(108mg 、83%)。FABマススペクトル、m/z:
673.3(M+H)+ 。
(ベンジルオキシカルボニル)バリル}アミノ}−2
(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル}−N−tert
−ブチルピロリジン−2(S)−カルボキサミド(式
1:X=Z、B=Val、R1 =C (CH3)3 及びY=OCH2P
h;C (O)NHR1/Y=トランス)の製造 実施例1のセクション(a)において4(S)−ヒドロ
キシピロリジン−2(S)−カルボン酸の代りに、等量
の4(R)−ヒドロキシピロリジン−2(S)−カルボ
ン酸(トランス−4−ヒドロキシプロリン−2−カルボ
ン酸)、上記S.G.ラマスワミ及びE.アダムズ参
照、を使用すること以外は、実施例1、2及び3の手順
に連続的に従って、標記化合物を得た。FABマススペ
クトル、m/z:673.3 (M+H)+ 。
(ベンジルオキシカルボニル)アスパラギニル}アミ
ノ}−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル}−
N−tert−ブチルピロリジン−2(S)−カルボキサミ
ド(式1:X=Z、B=Asn 、R1 =C (CH3)3 及びY
=OCH2Ph;C (O)NHR1/Y=トランス)の製造 実施例1のセクション(a)において4(S)−ヒドロ
キシピロリジン−2(S)−カルボン酸の代りに、等量
の4(R)−ヒドロキシピロリジン−2(S)−カルボ
ン酸を使用すること以外は、実施例1及び2の手順に連
続的に従って、及びこのようにして得られた1−{3
(S)−アミノ−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル
ブチル}−4(R)−ベンジルオキシ−N−tert−ブチ
ルピロリジン−2(S)−カルボキサミドを下記のカッ
プリング工程に付して、標記化合物を得た。
mg、0.148mmol)をTHF(2ml)中のN、N’−ジシク
ロヘキシルカルボジイミド(34mg、0.165mmol)の冷却さ
れた(0℃)溶液へ添加した。この混合物を15分間撹
拌した。DMF(1ml)中の保護されたアミノ酸Z-Asn-
OH(395mg 、0.148mmol)の溶液及びDMF(1ml)中の
上記した1−{3(S)−アミノ−2(R)−ヒドロキ
シ−4−フェニルブチル}−4(R)−ベンジルオキシ
−N−tert−ブチルピロリジン−2(S)−カルボキサ
ミド(35.4mg、0.083mmol)をこの混合物へ添加した。得
られた混合物を室温までゆっくりと加温し、次いで18
時間撹拌した。その後、この混合物をEtOAc により希釈
した。有機層を分離し、NaHCO3の飽和水溶液、H2O 及び
食塩水により洗浄し、乾燥し(MgSO4)、減圧下で濃縮乾
固した。白色の固形残存物をフラッシュクロマトグラフ
ィー(SiO2、溶離液:EtOAc /MeOH、97:3その後1
9:1)により精製し、本実施例の標記化合物を得た。
EIマススペクトル、m/e:389.2 (M+2H)+ 。
(N、N’−ジシクロヘキシルカルボジイミドの存在下
で1−ヒドロキシベンゾトリアゾールを使用する上記に
例示したカップリング方法は、式1(式中Bはアミノ酸
残基Asn を示す)の化合物の製造のための好適なカップ
リング方法を示すことに注意されたい。)
(ベンジルオキシカルボニル)アスパラギニル}アミ
ノ}−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル}−
N−tert−ブチルピロリジン−2(S)−カルボキサミ
ド(式1:X=Z、B=Asn 、R1 =C (CH3)3 及びY
=OCH2Ph;C (O)NHR1/Y=シス)の製造 実施例1及び2の手順及び実施例5のカップリング方法
に連続的に従って、標記化合物を得た。FABマススペ
クトル、m/z:688.4 (M+H)+ ;710.4(M+N
a)+ 。 実施例7 1−{3(S)−{{N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)−バリル}アミノ}−2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニルブチル}−N−tert−ブチル−4(S)−(2
−メチルプロピルオキシ)ピロリジン−2(S)−カル
ボキサミド{式1:X=Z、B=Val 、R1 =C (CH3)
3 及びY=OCH2CH(CH3)2 ;C (O)NHR1/Y=シス}の
製造 実施例1のセクション(b)の手順において、臭化ベン
ジルの代りに当量の2−メチルプロピルブロミドを使用
すること以外は、実施例1、2及び3の手順に連続的に
従って、標記化合物を得た。EIマススペクトル、m/
e:583.4 (MH 2 −C4H9)+ 。
ル)−バリル}アミノ}−2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニルブチル}−N−tert−ブチル−4(R)−(2
−メチルプロポキシ)ピロリジン−2(S)−カルボキ
サミド{式1:X=Z、B=Val 、R1 =C (CH3)3 及
びY=OCH2CH(CH3)2 ;C (O)NHR1/Y=トランス}の
製造 実施例1のセクション(a)の手順において4(S)−
ヒドロキシピロリジン−2(S)−カルボン酸の代りに
等量の4(R)−ヒドロキシピロリジン−2(S)−カ
ルボン酸を用い、実施例1のセクション(b)において
臭化ベンジルの代りに等量の2−メチルプロピルブロミ
ドを用いること以外は、実施例1、2及び3の手順に連
続的に従って、標記化合物を得た。EIマススペクト
ル、m/e:583.3 (MH2 −C4H9)+ 。
(ベンジルオキシカルボニル)バリル}アミノ}−2
(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル}−N−シク
ロプロピルピロリジン−2(S)−カルボキサミド(式
1:X=Z、B=Val 、R1 =シクロプロピル及びY=
OCH2Ph;C (O)NHR1/Y=トランス)の製造 実施例1のセクション(a)において4(S)−ヒドロ
キシピロリジン−2(S)−カルボン酸の代りに等量の
4(R)−ヒドロキシピロリジン−2(S)−カルボン
酸、実施例1のセクション(d)においてtert−ブチル
アミンの代りに当量のシクロピロピルアミンを使用する
こと以外は、実施例1、2及び3の手順に連続的に従っ
て、標記化合物を得た。EIマススペクトル、m/e:
657.5 (M+H)+ 。 実施例10 4−ベンジル−1−{3(S)−{{N−(ベンジルオ
キシカルボニル)−アスパラギニル}アミノ}−2
(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル}−N−tert
−ブチルピロリジン−2(S)−カルボキサミド(式
1:X=Z、B=Asn 、R1 =C (CH3)3 及びY=Bzl)
の4(R、S)、4(R)及び4(S)異性体の製造
P.ビューリューにより記載された方法を応用して、4
−ベンジル−1−(tert−ブチルオキシカルボニル)ピ
ロリジン−2(S)−カルボン酸の4(R)及び4
(S)ジアステレオマーの混合物(3:2、w /w)を、
セリンラクトン及び3−フェニル−2−プロペニルブロ
ミドから得た。BOP の存在下でのジアステレオマー混合
物とtert−ブチルアミンとの実施例1のセクション
(d)の方法によるカップリングにより、4−ベンジル
−N−tert−ブチル−1−(tert−ブチルオキシ−カル
ボニル)ピロリジン−2(S)−カルボキサミドの4
(R)及び4(S)異性体の対応するジアステレオマー
混合物を得た。その後、実施例2のセクション(b)の
手順及び式3のカルボキサミドとして後者のジアステレ
オマー混合物を使用することによって、4−ベンジル−
1−{3(S)−{(ベンジルオキシカルボニル)−ア
ミノ}−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル}
−N−tert−ブチルピロリジン−2(S)−カルボキサ
ミドの4(R)及び4(S)異性体の対応するジアステ
レオマー混合物を得た。FABマススペクトル、m/
z:558 (M+H)+ 。また、後者のジアステレオマー
の混合物とN−保護されたアミノ酸Z-Asn-OHとの実施例
5のカップリング方法による反応によって、4−ベンジ
ル−1−{3(S)−{{N−(ベンジルオキシカルボ
ニル)アスパラギニル}アミノ}−2(R)−ヒドロキ
シ−4−フェニルブチル}−N−tert−ブチルピロリジ
ン−2(S)−カルボキサミドの4R及び4S異性体の
対応するジアステレオマー混合物を得た。FABマスス
ペクトル、m/z:672 (M+H)+ 。
離し、対応する純粋な4R及び4S異性体を得た。詳し
く説明すると、50%水性酢酸(最初の状態)2.5ml 中
に溶解された最後に記載した混合物の20mlの試料を、ワ
ットマンマグナム9(登録商標)、C18オクタデシルシ
リルカラム(0.94×50cm)上に充填した。初期のカラム
平衡条件は下記の通りである:10%A及び90%B
(ポンプA:アセトニトリル中0.06%トリフルオロ酢
酸;ポンプB:H2O 中0.06%トリフルオロ酢酸)。一度
酢酸に対応するピーク(溶媒の正面)を通過すると、線
状勾配が続いた。異性体の分離プログラムは下記の通り
であった:10〜30%A5分間、30%A10分間、
その後30〜100%A110分間、3ml/分及び23
0nm。4(R)異性体及び4(S)異性体をそれぞれ6
0%A(9.2mg)及び63%A(8.3mg)において収集し
た。
フェニル−3(S)−{{N−2−キノリルカルボニ
ル)バリル}アミノ}−ブチル}−4(R)−(2−ピ
リミジニルチオ)ピロリジン−2(S)−カルボキサミ
ド(式1;X=2−キノリルカルボニル、B=Val 、R
1 =C (CH3)3 及びY=2−ピリミジニルチオ)の製造 (a)N−保護された酸(17.5g 、75.6mmol 、実施例1
のセクション(a)に記載)をCH2Cl2(300ml)及び
DIEA(13ml、76.6mmol)中に溶解した。tert−ブチ
ルアミン(8.73ml、83.1mmol)をこの溶液に添加し、次
いで、BOP (40g、90.7mmol)及びDIEA(13ml、151mmo
l)を添加した。この混合物を室温において7時間撹拌
し、次いでEtOAc により希釈した。有機層を分離し、Na
HCO3の飽和水溶液(2X)、H2O (2X)及び食塩水
(2X)により洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発乾固し
た。得られた固形残存物をEt2O/EtOAc (9:1)によ
り摩砕し、濾紙上で集め、Et2Oにより洗浄し乾燥して、
N−tert−ブチル−1−(tert−ブチルオキシカルボニ
ル)−4(R)−ヒドロキシピロリジン−2(S)−カ
ルボキサミド(15.6g 、72%)を得た。
トルエン/THF(3:1、175ml)中に溶解した。トリ
フェニルホスフィン(5.72g 、21.8mmol)及びイミダゾ
ール(1.08g 、30.5mmol)を室温においてその溶液に添
加した。得られた混合物を45〜50℃に加温した。ヨ
ー素(5.54g 、21.8mmol)を添加して、得られた混合物
を80分間45〜50℃において激しく撹拌した。その
後、この反応混合物を冷却して、Et2O及びH2O により希
釈した。有機層を分離し、NaHCO3の飽和水溶液(1X)
及び食塩水(1X)により洗浄し、乾燥し(MgSO4)蒸発
乾固して、いくらかの固形物(酸化トリフェニルホスフ
ィン)を含む茶色の油状物を得た。この油状固形物をEt
2Oにより摩砕し、固形物を濾紙上に集めた。濾液を蒸発
乾固して、茶色の油状物を得た。この油状物をフラッシ
ュクロマトグラフィー(SiO2、溶離液:EtOAc /ヘキサ
ン、1:4)により精製し、N−tert−ブチル−1−
(tert−ブチルオキシカルボニル)−4(S)−ヨード
ピロリジン−2(S)−カルボキサミドを、黄色の固形
物として得た(4.83g 、70%)。 1NMR(CDCl3)δ
6.2ー6.0 (広幅s、1H)、4.27ー4.0(m、3H)、3.
75-3.55(m、1H)、2.9-2.5 (m、2H)、1.47
(s、9H)、1.38(s、9H)。
9.46mmol)をDMF(10ml)中の水素化ナトリウム(9
9%、182mg 、7.57mmol)の冷却された(0℃)懸濁液
へ1滴ずつ添加した。この混合物を同じ温度で30分間
撹拌した。その後、DMF(5ml)中の上記セクション
(b)の生成物(1.5g、3.79mmol)の溶液を、この混合
物へ1滴ずつ添加した。この反応混合物を室温において
18時間撹拌し、次いで、EtOAc 及びH2O により希釈し
た。有機層を分離し、冷H2O (1X)、NaOHの1N水性
溶液(2X)及び食塩水(1X)により洗浄し、乾燥し
(MgSO4)及び蒸発乾固して、固形物を得た。この固形物
をEt2Oにより摩砕したところ、N−tert−ブチル−1−
(tert−ブチルオキシカルボニル)−4(R)−(2−
ピリミジニルチオ)ピロリジン−2(S)−カルボキサ
ミドをオフホワイトの固形物として得た。 1NMR(CD
Cl3)δ8.53-8.51(d、J=4.85Hz、2H)、7.01-6.96
(t、J=4.85、10.0Hz、1H)、5.97-5.75(広幅s、
1H)、4.4-4.2(m、2H)、4.1-3.91(m、1H)、
3.70-3.35(m、2H)、2.92-2.75(m、1H)、1.47
(s、9H)、1.36(s、9H)。FABマススペクト
ル(m/z):381(M+H)+ 、403 (M+Na)+ 。 (d)後者の化合物を脱保護して、実施例2のセクショ
ン(a)及び(b)の方法に従って、式2(式中、Xは
Boc である)のエポキシドと反応させて、N−tert−ブ
チル−1−{3(S)−{(tert−ブチルオキシカルボ
ニル)アミノ}−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル
ブチル}−4(R)−(2−ピリミジニルチオ)ピロリ
ジン−2(S)−カルボキサミドを得た。FABマスス
ペクトル、m/z:544(M+H)+ 、566(M+N
a)+ 。または、後者の化合物を実施例2のセクション
(a)の手順に従って脱保護し、実施例3の手順に従っ
て、Boc-Val-OHとカップリングして、N−tert−ブチル
−1−{3(S)−{{N−(tert−ブチルオキシカル
ボニル)バリル}アミノ}−2(R)−ヒドロキシ−4
−フェニルブチル}−4(R)−(2−ピリミジニルチ
オ)ピロリジン−2(S)−カルボキサミドを得た。F
ABマススペクトル(m/z):643(M+H)+ 、665
(M+Na)+ 。
の後者の化合物(887mg 、1.38mmol)の溶液を室温にお
いて20分間撹拌した。この溶媒を減圧下で除去した。
白色固形物の残存物を高真空下において20分間乾燥し
て、対応する脱保護されたアミンを塩酸塩として得た。
後者の塩をCH2Cl2(7ml)及びDIEA(481 μl 、2.76mm
ol)中に溶解した。2−キノリンカルボン酸(263ml 、
1.52mmol)及びBOP(732mg 、1.66mmol)をこの塩の
溶液に添加した。この反応混合物のpHを、周期的な検査
とDIEAを必要により添加することによって8に維持
しながら、室温において5時間撹拌した。その後、この
反応混合物をEtOAc により希釈し、NaHCO3の飽和水溶液
(2X)、H2O(2X)及び食塩水により連続的に洗浄し
た。有機層を乾燥し(MgSO4)、減圧下で濃縮乾固した。
得られた無色の油状物をフラッシュクロマトグラフィー
(SiO2、溶離液:ヘキサン−EtOAc 、3:7及びその後
1:9)により精製して、標記化合物を白色の泡状物
(750mg 、78%)として得た。この泡状物をEt2Oによ
り摩砕したところ、標記化合物が白色の固形物として得
られた(378mg 、40%)。FABマススペクトル、m
/z:698(M+H)+ 、720(M+Na)+ 。この化合物
のNMRは、指定された構造と同じであった。セクショ
ン(c)において2−ピリミジンチオールの代りに3−
ピリジンメタンチオールを使用すること以外は、本実施
例の手順に従って、N−tert−ブチル−1−{2(R)
−ヒドロキシ−4−フェニル−3(S)−{{N−(2
−キノリニルカルボニル)バリル}−アミノ}ブチル}
−4(R)−{(3−ピリジニルメチル)チオ}ピロリ
ジン−2(S)−カルボキサミドを得る。FABマスス
ペクトル、m/z:711(M+H)+ 、733(M+N
a)+ 。再び、セクション(c)において2−ピリミジ
ンチオールの代りに、2、6−ジメチル−4−ヒドロキ
シピリミジンを使用すること以外は本実施例の手順に従
って、N−tert−ブチル−1−{2(R)−ヒドロキシ
−4−フェニル−3(S)−{{N−(2−キノリニル
カルボニル)バリル}アミノ}ブチル}−4(R)−
{(2、6−ジメチル−4−ピリミジニル)オキシ}ピ
ロリジン−2(S)−カルボキサミドを得る。FABマ
ススペクトル、m/z:710(M+H)、586(M+H−C
6H8N2O)+ 。
メチルフェノキシ)アセチル}アミノ}−2(R)−ヒ
ドロキシ−4−フェニルブチル}−4(R)−(2−ピ
リミジニルチオ)ピロリジン−2(S)−カルボキサミ
ド(式1;X=(2、6−ジメチル−フェノキシ)アセ
チル、Bは存在せずR1 =C (CH3)3 及びY=2−ピリ
ミジニルチオ)の製造 実施例11のセクション(d)において記載した、N−
tert−ブチル−1−{3(S)−{N−(tert−ブチル
オキシカルボニル)アミノ}−2(R)−ヒドロキシ−
4−フェニルブチル}−4(R)−(2−ピリミジニル
チオ)ピロリジン−2(S)−カルボキサミドを、通常
の方法によりBoc 保護基を除去することによって、その
対応する第一アミン、即ちN−tert−ブチル−1−(3
(S)−アミノ−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル
ブチル)−4(R)−(2−ピリミジニルチオ)ピロリ
ジン−2−カルボキサミドに転化した。後者の化合物を
実施例3の手順に従って、(2、6−ジメチルフェノキ
シ)酢酸とカップリングし、標記化合物を得た。FAB
マススペクトル、m/z:606(M+H)+ 、628(M+N
a)+ 。
ン、N−tert−ブチル−1−(3(S)−アミノ−2
(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル)−4(R)
−{(3−ピリジニルメチル)−チオ}ピロリジン−2
−カルボキサミド(実施例11のN−tert−ブチル−1
−{2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−3(S)−
{{N−(2−キノリニルカルボニル)バリル}アミ
ノ}−ブチル}−4(R)−{(3−ピリジニルメチ
ル)チオ}ピロリジン−2(S)−カルボキサミドの中
間体として使用された)を使用すること以外は、本実施
例の手順に従って、N−tert−ブチル−1−{3(S)
−{{2、6−ジメチルフェノキシ)アセチル}アミ
ノ}−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル}−
4(R)−{(3−ピリミジニルメチル)−チオ}ピロ
リジン−2(S)−カルボキサミド、FABマススペク
トル、m/z:619(M+H)+ 、641 (M+Na)+ を
得た。
coli中で表現した{構造物pBRT1prt + 、 W.G.
ファーメリーら、「Science 」、236、305(19
87)参照}:特に断らない限り、全ての溶液は水性溶
液である。 (i)発酵 pBRT1prt + プラスミドを含むE.coli細胞を使用し
て、100μg /mlのアンピシリンを含むルリア−ベル
タニブロスからなる接種培養基に接菌した。フラスコを
17時間激しく動かしながら37℃においてインキュベ
ートした。滅菌M9ブロスを含み100μg /mlのアン
ピシリンを補給された生成フラスコに、上記の接種培養
物を使用して1%(v/v)の濃度で接菌した。各生成
フラスコ中の全容量は、2Lのエルレンマイヤーフラス
コ中500mlであった。光学濃度(λ=540nm)0.6 に対
応する細胞濃度となるまで(希釈なし)、フラスコを激
しく動かしながら37℃においてインキュベートした。
この時間の範囲は通常3〜4時間である。次いでフラス
コに5mMイソプロピルチオガラクトシド(IPTG、リ
サーチオーガニクス、米国オハイオ州クリーブランド)
を補給し、細胞濃度が16倍の希釈において光学濃度0.
2 となるまで、インキュベートを続けた。次いで、フラ
スコに1mMフェニルメチルスルホニルフルオリド(PM
SF)を補給し、素速く4℃に冷蔵した。この細菌細胞
を4℃における遠心分離により回収した。得られた湿潤
ペレットを−70℃において保存した。
行なわれた。凍結した細胞を緩衝液A{50mMトリス
(ヒドロキシメチル)アミノエタンHCl(トリス−HCl 、
pH7.4);0.6mM エチレンジアミン四酢酸(EDTA);
0.375 MNaCl、0.2 %NonidetP-40(登録商標)(BDH
ケミカルズリミテッド、英国プール);1mMPMSF}
と、細胞重量1部に対して緩衝液A9部の割合で添加し
た。珪ソウ土(セライト545(登録商標)、ジョンマ
ンビル、ロムポック、米国カリフォルニア州)を、湿潤
細胞重量1部に対して2部の割合で添加した。得られた
スラリーを8×15秒パルスでウェアリング(登録商
標)工業用ブレンダー上で高速度(約20,000rpm)で均質
化した。細胞の破片/セライト(登録商標)を遠心分離
により収集し、得られたペレットを、湿潤固形物1部に
対して緩衝液A4.5 部を用いて上記の均質化方法により
抽出した。両均質化工程から得られた上清を合わせ、可
溶性タンパク質を固形(NH4)2SO4を添加することにより
沈殿させて、最終濃度75%飽和を得た。この混合物を
60分間激しく動かし、沈殿物を遠心分離により回収し
た。得られたペレットを緩衝液B{50mMトリス−HCl
、pH8;30mMNaCl; 1mMDL−ジチオトレイトール
(DTT);1mMEDTA;1mMPMSF;10%グリ
セロール}中に懸濁し、同じ緩衝液に対して18時間透
析した。
物のアリコートを70cm長の床寸法及び2.5 cmの径を有
するセファデックスA25(登録商標)アニオン交換カ
ラム(ファルマシア、スウェーデン国アップサラ)上に
充填した。試料を線状流速10cm/時間において緩衝液
Bによりイソクラティックに溶離した。HIVプロテア
ーゼ活性を含む画分(下記のアッセイについての記載を
参照)を合わせ、可溶性のタンパク質を、飽和水性(NH
4)2SO4を添加することにより沈殿し、全(NH4) 2SO4濃度
85%飽和を得た。沈殿したタンパク質を遠心分離によ
り除去し、得られたペレットを緩衝液C{50mM2−
(4−モルホリノ)エタンスルホン酸(MES)、pH5.
5 ;150mMNaCl;1mMDTT;1mMEDTA;10%
グリセロール}中に溶解した。この沈殿を緩衝液Cに対
して18時間透析し、次いで−70℃において凍結し
た。全粗抽出物を上記記載の方法と同じ方法により、タ
ンパク質150mgを含むアリコートにしてクロマトグラ
フィーにより精製した。各バッチから得られた最終製造
物を集め、34μL のアリコートに分割し、−70℃に
おいて保存した。20Lの発酵から回収された最終タン
パク質は、分割された基質/分/mgが18.2mmolのHIV
プロテアーゼの特異的活性を有し、典型的には300mg
であった。使用前に、アリコートを緩衝液(下記参照)
により最初の濃度の1/38に希釈した(即ち、酵素作
用溶液)。 基質:VSFNFPQITL−NH2 、MW1164(クラウ
スリッヒら、「Proc.Natl.Acad.Sci .USA 」86、
807(1989)参照)を基質として使用した。この
基質は、DMSO中のストック10mMとし、4℃で保存
した。使用前に、このストックを緩衝液で希釈し、溶液
400μMを得た(即ち、基質作用溶液)。
及びEDTA(5mM)を蒸留H2O(90ml)中に溶解し、得
られた溶液を濃水性NaOHにより5.5 に調整した。後者の
溶液をH2O により希釈して100mlとし、緩衝液を得
た。 手順:(1)アッセイ混合物は、基質作用溶液20μl
、10%DMSO中の試験化合物の溶液10μl 及び
酵素作用溶液10μl を混合することによって製造し
た。(2)このアッセイ混合物を37℃において30分
間インキュベートした。(3)反応体を、2%水性トリ
フルオロ酢酸200μl を添加することによって急冷し
た。(4)急冷されたアッセイ混合物100μl を流速
4ml/分における段階的勾配によるパーキン−エルマー
3×3CRC8カラム(パーキンエルマーインコーポレ
イテッド、米国コネティカット州ノーワーク)を使用す
るHPLCに付することによって、基質及び生成物(即
ち、VSFNF及びPQITL−NH2)を分離した。こ
の勾配は下記の通りである: 0.0-0.5 分、70%A/30%B; 0.5-3.0 分、67%A/33%B; 3.0-5.0 分、20%A/80%B; 5.0-6.5 分、70%A/30%B; (上記AはH2O 中の3mM硫酸ドデシルナトリウム/0.05
%H3PO4 であり、Bはアセトニトリル中0.05%H3PO4 で
ある)。溶離は210nmにおいて監視した。(5)試験
化合物なしのアッセイ混合物である対照を工程2〜4に
同時に付した。
をピークの高さまたは適当なHPLCピークの積分によ
り定量した。基質転化は下記の関係式を使用して算出し
た: 転化(%)=(生成物のピーク高さまたはピーク面積の
合計/基質及び生成物のピーク高さまたはピーク面積の
合計)×100 試験化合物の酵素阻害は、下記のようにして算出した。 阻害(%)=100−(アッセイ混合物の転化(%)/
対照の転化(%))×100 HIV−プロテアーゼの50%阻害をもたらす試験化合
物の濃度、即ち、IC 50は、下記のようにして測定し
た:酵素の阻害百分率を、試験化合物の3つの異なる濃
度の最小について測定した。その後、IC50を、試験化
合物の濃度に対する酵素の阻害百分率をプロットするこ
とによりグラフ上で決定した。 組換えHIVプロテア
ーゼHPLCアッセイにおいて測定された、式1の例示
化合物のIC50を下記の表中に掲げる。
めに使用される下記の手順は、上記のハラダらにより既
に報告されたHTLV−I形質転換された細胞を利用す
るプラクアッセイから改作した。HTLV−I形質転換
された細胞は、それとともにHIVが細胞中で複製する
速度が速いので使用した。 1.試験化合物をジメチルスルホキシド中に溶解して、
濃度を5mg/mlとする。得られた溶液を使用まで4℃で
貯蔵することができる。 2.得られた溶液をRPMI1640(ギブコラボラト
リーズ、米国マサチューセッツ州ローレンス)中に希釈
して、試験される最終濃度の4倍とする。RPMI16
40中に希釈すると、この溶液は、4時間以内に細胞培
養アッセイにおいて使用される。 3.この4X溶液(50μl)を96ウェルの平底微滴定
プレートの3部ウェルに添加した。RPMID(50μ
l)を対照ウェルにも添加する。 4.HEPES緩衝されたRPMI1640(pH=7.2)
50μL 中のC8166細胞(5×104)、10%熱不
活性化合物されたウシ胎児血清(FCS)、12.5μl /
mlゲンタマイシン(完全培地)を全ウェルに添加する。 5.完全培地100μl 中の50倍TCID50のH9/
HTLV−IIIBストック(50%FCS中の細胞培
養上清として液体窒素中に保存される)を、全てのウェ
ルに添加する。ウィルスストックの感染滴定量は、C8
166細胞上の終点希釈により予め決定されたものと同
じである。ストックの滴定量は、−193℃において保
存した場合には、6〜12時間安定である。
%CO2 湿潤化されたインキュベーターの水平な棚上に7
2時間置く。 7.次いでプレートを外して、低電力相光学顕微鏡によ
り各ウェル内のシンシチウムの中心を計測する。いくら
かのシンシチウムの形成の証拠を示す細胞の各クラスタ
ーをシンシチウムの1中心として計測する。対照ウェル
は、各ウェル毎に25〜75のシンシチウムの中心を有
する。 8.シンシチウム形成の阻害百分率は、下記式により算
出する。 阻害(%)=100×{(#対照ウェル中のシンシチウ
ム中心−#試験ウェル中のシンシチウム中心)/(#対
照ウェル中のシンシチウム中心)} シンシチウム形成の50%阻害をもたらす試験化合物の
濃度、即ちEC50は、工程3の作用溶液の連続希釈技術
を使用して、種々の濃度の試験化合物に対するシンシチ
ウム形成の観察された阻害百分率をプロットすることに
よって決定される。下記表2において、本実施例のプラ
クアッセイから得られた式1の例示化合物のアッセイの
結果が示されている。
る: N−tert−ブチル−1−{2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニル−3(S)−{{N−(2−キノリニルカルボ
ニル)バリル}アミノ}ブチル}−4(R)−(フェニ
ルスルホニル)ピロリジン−2(S)−カルボキサミド N−tert−ブチル−1−{2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニル−3(S)−{{N−(2−キノリニルカルボ
ニル)バリル}アミノ}ブチル}−4(R)−(2−ピ
リジニルチオ)ピロリジン−2(S)−カルボキサミド N−tert−ブチル−1−{2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニル−3(S)−{{N−(2−キノリニルカルボ
ニル)バリル}アミノ}ブチル}−4(R)−(4−ピ
リジニルチオ)ピロリジン−2(S)−カルボキサミド N−tert−ブチル−1−{2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニル−3(S)−{{N−(2−キノリニルカルボ
ニル)バリル}アミノ}ブチル}−4(R)−(4、6
−ジメチル−2−ピリミジニルチオ)ピロリジン−2
(S)−カルボキサミド N−tert−ブチル−1−{2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニル−3(S)−{{N−(2−ピリジニルカルボ
ニル)バリル}アミノ}ブチル}−4(R)−フェノキ
シピロリジン−2(S)−カルボキサミド N−tert−ブチル−1−{2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニル−3(S)−{{N−(2−ピリジニルカルボ
ニル)アスパラギニル}アミノ}ブチル}−4(R)−
フェノキシピロリジン−2(S)−カルボキサミド N−シクロペンチル−1−{2(R)−ヒドロキシ−4
−フェニル−3(S)−{{N−(2−キノリニルカル
ボニル)ロイシル}アミノ}ブチル}−4(R)−(フ
ェニルスルホニル)ピロリジン−2(S)−カルボキサ
ミド
ル−3(S)−{{N−(2−キノリニルカルボニル)
バリル}アミノ}ブチル}−N−(1−メチルエチル)
−4(R)−(2−ピリジニルチオ)ピロリジン−2
(S)−カルボキサミド N−シクロプロピル−1−{2(R)−ヒドロキシ−4
−フェニル−3(S)−{{N−(2−キノリニルカル
ボニル)アスパラギニル}アミノ}ブチル}−4(R)
−(4−ピリジニルチオ)ピロリジン−2(S)−カル
ボキサミド N−tert−ブチル−1−{2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニル−3(S)−{{N−(2−キノリニルカルボ
ニル)イソロイシル}アミノ}ブチル}−4(R)−
(2−ピリミジニルチオ)ピロリジン−2(S)−カル
ボキサミド N−tert−ブチル−1−{2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニル−3(S)−{{N−(2−ナフチルカルボニ
ル)バリル}アミノ}ブチル}−4(R)−(4、6−
ジメチル−2−ピリミジニルチオ)ピロリジン−2
(S)−カルボキサミド N−tert−ブチル−1−{2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニル−3(S)−{{N−(2−ピリジニルカルボ
ニル)イソロイシル}アミノ}ブチル}−4(R)−フ
ェノキシピロリジン−2(S)−カルボキサミド N−tert−ブチル−1−{2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニル−3(S)−{{N−(2−ピリジニルカルボ
ニル)アスパラギニル}アミノ}ブチル}−4(R)−
(フェニルチオ)ピロリジン−2(S)−カルボキサミ
ド
Claims (8)
- 【請求項1】 式1 【化1】 で示される化合物または治療学的に許容され得るその酸
付加塩。〔ただし、式中、 Xは、R2 OC(O)、R2 C(O)またはR2 NR3
C(O)であり(式中、R2 は、 (i)低級アルキル、 (ii)低級シクロアルキル、 (iii)フェニルまたはハロゲン、ヒドロキシ、低級アル
キルもしくは低級アルコキシにより1置換されたフェニ
ル、 (iv)フェニル(低級)アルキルまたはその芳香族部分
がハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキルもしくは低級ア
ルコキシにより1置換されたフェニル(低級)アルキ
ル、 (v)1−ナフチルまたは2−ナフチル、 (vi)(Het)または(Het)−(低級アルキル)(Het
は、窒素、酸素またはイオウから選択された1または2
のヘテロ原子を含む5または6員の1価の複素環基を示
す)または (vii)2−キノリニルまたは3−キノリニルであり、及
びR3 は、水素または低級アルキルである);またはX
は、R2AOCH2 C(O)であり(式中、R2Aは、フェ
ニルまたは低級アルキルもしくはハロゲンにより1置
換、2置換または3置換されたフェニルである); Bは、存在しないか、または2価の基−NHCHR4 C
(O)−であり(式中、R4 は低級アルキル;低級シク
ロアルキル;(低級シクロアルキル)−(低級アルキ
ル);フェニルメチル;またはヒドロキシ、カルボキ
シ、低級アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、
(低級アルキル)アミノカルボニルもしくはジ(低級ア
ルキル)アミノカルボニルにより1置換された低級アル
キルである); R1 は、低級アルキルまたは低級シクロアルキルであ
り; Yは、低級アルキル;低級シクロアルキル;フェニルま
たはハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキルもしくは低級
アルコキシにより1置換されたフェニル;フェニルメチ
ルまたはハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキルもしくは
低級アルコキシにより1置換されたフェニルメチルであ
り;またはYは、W(CH2 )n Zである(式中、W
は、オキソ、チオ、スルフィニルまたはスルホニルであ
り、Zは、低級アルキル;フェニルまたはハロゲン、ヒ
ドロキシ、低級アルキル若しくは低級アルコキシにより
1置換されたフェニル;または(Het)であり(式中、
(Het)は、上記定義の通りである);nは、0または1
である。〕。 - 【請求項2】 式中、Xは、R2 OC(O)またはR2
C(O)であり(式中、R2 は、低級アルキル;フェニ
ル(低級)アルキル;フェニル(低級)アルキル(フェ
ニル部分の4位がクロロ、フルオロ、ヒドロキシ、メチ
ルまたはメトキシにより置換されている);1−ナフチ
ル;2−ナフチル;2−フリル;2−チエニル;2−ピ
リジニル;4−ピリジニル;2−ピリジニルメチル;4
−チアゾリルメチルまたは2−キノリニルである);ま
たはXは、R2AOCH2 C(O)であり(式中、R
2Aは、フェニルまたは2、4及び6位からなる群から選
択される1の位置または複数の位置において低級アルキ
ルまたはハロゲンにより1、2または3置換されたフェ
ニルである); Bは、存在しないかまたは2価の基−NHCHR4 C
(O)−であり(式中、R4 は、低級アルキルまたはヒ
ドロキシ、低級アルコキシカルボニル、アミノカルボニ
ル、(低級アルキル)アミノカルボニルもしくはジ(低
級アルキル)アミノカルボニルにより1置換された低級
アルキルである); R1 は、1−メチルエチル、1、1−ジメチルエチル、
2−メチルプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチルまたはシクロヘキシルであり;Yは、低
級シクロアルキル、フェニル、4−クロロフェニル、4
−ブロモフェニル、4−フルオロフェニル、4−メチル
フェニル、4−メトキシフェニル、フェニルメチル、
(4−フルオロフェニル)メチルまたは(4−メチルフ
ェニル)メチルであり;または Yは、W(CH2)n Z
であり(式中、W及びnは上記義の通りであり、Zは低
級アルキル、フェニル、2−フリル、2−チエニル、2
−ピリジニル、3−ピリジニル、4−ピリジニル、4−
チアゾリル、2−ピリミジニル、4、6−ジメチル−2
−ピリミジニルまたは2、6−ジメチル−4−ピリミジ
ニルである請求項1に記載の化合物または治療学的に許
容され得るその酸付加塩。 - 【請求項3】 式中、Xは、tert−ブチルオキシカルボ
ニル、ベンジルオキシカルボニル、(4−クロロ−フェ
ニル)メトキシカルボニル、(4−ヒドロキシフェニ
ル)メトキシカルボニル、(4−メトキシフェニル)メ
トキシカルボニル、アセチル、ベンゾイル、1−ナフタ
レニルカルボニル、2−ナフタレニルカルボニル、2−
ピリジニルメトキシカルボニルまたは2−キノリニルカ
ルボニル、フェノキシアセチル、(2−メチルフェノキ
シ)アセチル、(2、4−ジメチルフェノキシ)アセチ
ル、(2、6−ジメチルフェノキシ)−アセチル、
(2、4、6−トリメチルフェノキシ)アセチル、(4
−クロロフェノキシ)アセチルまたは(4−フルオロ−
2、6−ジメチルフェノキシ)アセチルであり; Bは、存在しないか、または2価の基−NHCHR4 C
(O)−であり(式中、R4 は、1−メチルエチル、
1、1−ジメチルエチル、1−メチルプロピル、2−メ
チルプロピル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカ
ルボニル−メチルまたはアミノカルボニルメチルであ
る); R1 は、1、1−ジメチルエチルまたはシクロプロピル
であり; Yは、シクロヘキシル、フェニル、4−クロロフェニ
ル、4−フルオロフェニル、4−メトキシフェニル、ベ
ンジル、(4−メトキシフェニル)メチル、2−メチル
プロポキシ、フェノキシ、2−ピリジニルオキシ、3−
ピリジニルオキシ、4−ピリジニルオキシ、2−ピリミ
ジニルオキシ、4、6−ジメチル−2−ピリミジルオキ
シ、2、6−ジメチル−4−ピリミジニルオキシ、ベン
ジルオキシ、2−ピリジニルメトキシ、4−チアゾリル
メトキシ、2−ピリミジニルメトキシ、フェニルチオ、
フェニルスルフィニル、フェニルスルホニル、2−ピリ
ジニルチオ、3−ピリジニルチオ、4−ピリジニルチ
オ、2−ピリミジニルチオ、4、6−ジメチルチオ−2
−ピリミジニルチオ、ベンジルチオ、ベンジルスルフィ
ニル、ベンジルスルホニル、(2−ピリジニルメチル)
チオ、(3−ピリジニルメチル)チオまたは(4−ピリ
ジニルメチル)チオである請求項2に記載の化合物また
は治療学的に許容され得るその酸付加塩。 - 【請求項4】 式中、Xは、tert−ブチルオキシカルボ
ニル、ベンジルオキシカルボニル、アセチル、2−ナフ
タレニルカルボニル、2−ピリジニルメトキシカルボニ
ル、2−キノリニルカルボニルであり; Bは、バリ
ル、イソロイシルまたはアスパラギニルであり; R1 は1、1−ジメチルエチル又はシクロプロピルであ
り; Yは、フェニル、ベンジル、フェノキシ、2−ピリミジ
ニルオキシ、2、6−ジメチル−4−ピリミジニルオキ
シ、ベンジルオキシ、フェニルチオ、フェニルスルホニ
ル、2−ピリジニルチオ、3−ピリジニルチオ、4−ピ
リジニルチオ、2−ピリミジニルチオ、4、6−ジメチ
ル−2−ピリミジニルチオまたは(3−ピリジニルメチ
ル)チオである請求項3に記載の化合物または治療学的
に許容され得るその酸付加塩。 - 【請求項5】 式中、Xは、(2−メチルフェノキシ)
アセチル、(2、4−ジメチルフェノキシ)−アセチ
ル、(2、6−ジメチルフェノキシ)アセチルまたは
(2、4、6−ジメチルフェノキシ)アセチルであり;
Bは存在せず;R1 は1、1−ジメチルエチルであり;
Yは、フェニル、ベンジル、フェノキシ、2−ピリミジ
ニルオキシ、2、6−ジメチル−4−ピリミジニルオキ
シ、ベンジルオキシ、フェニルチオ、フェニルスルホニ
ル、2−ピリジニルチオ、3−ピリジニルチオ、4−ピ
リジニルチオ、2−ピリミジニルチオ、4、6−ジメチ
ル−2−ピリミジニルチオまたは(3−ピリジニルメチ
ル)チオである請求項1に記載の化合物または治療学的
に許容され得るその酸付加塩。 - 【請求項6】 4(S)−ベンジルオキシ−1−{3
(S)−{{N−(ベンジルオキシカルボニル)−バリ
ル}アミノ}−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブ
チル}−N−tert−ブチルピロリジン−2(S)−カル
ボキサミド、4(R)−ベンジルオキシ−1−{3
(S)−{{N−(ベンジルオキシカルボニル)−バリ
ル}アミノ}−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブ
チル}−N−tert−ブチルピロリジン−2(S)−カル
ボキサミド、 4(R)−ベンジルオキシ−1−{3(S)−{{N−
(ベンジルオキシカルボニル)−アスパラギニル}アミ
ノ}−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル}−
N−tert−ブチルピロリジン−2(S)−カルボキサミ
ド、 4(S)−ベンジルオキシ−1−{3(S)−{{N−
(ベンジルオキシカルボニル)アスパラギニル}アミ
ノ}−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル}−
N−tert−ブチルピロリジン−2(S)−カルボキサミ
ド、 1−{3(S)−{{N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)バリル}アミノ}−2(R)−ヒドロキシ−4−フ
ェニルブチル}−N−tert−ブチル−4(S)−2−メ
チルプロピルオキシ)ピロリジン−2(S)−カルボキ
サミド、 1−{3(S)−{{N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)バリル}アミノ}−2(R)−ヒドロキシ−4−フ
ェニルブチル}−N−tert−ブチル−4(R)−(2−
メチルプロピルオキシ)ピロリジン−2(S)−カルボ
キサミド、 4(R)−ベンジルオキシ−1−{3(S)−{{N−
(ベンジルオキシカルボニル)−バリル}アミノ}−2
(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル}−N−シク
ロプロピルピロリジン−2(S)−カルボキサミド、 4(R)−ベンジル−1−{3(S)−{{N−(ベン
ジルオキシカルボニル)アスパラギニル}アミノ}−2
(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル}−N−tert
−ブチルピロリジン−2(S)−カルボキサミド、 4(S)−ベンジル−1−{3(S)−{{N−(ベン
ジルオキシカルボニル)アスパラギニル}アミノ}−2
(R)−ヒドロキシ−4−フェニルブチル}−N−tert
−ブチルピロリジン−2(S)−カルボキサミド、 N−tert−ブチル−1−{2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニル−3(S)−{{N−(2−キノリニルカルボ
ニル)バリル}アミノ}ブチル}−4(R)−(2−ピ
リミジニルチオ)ピロリジン−2(S)−カルボキサミ
ド、 N−tert−ブチル−1−{2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニル−3(S)−{{N−(2−キノリニルカルボ
ニル)バリル}アミノ}ブチル}−4(R)−{(3−
ピリジニルメチル)チオ}ピロリジン−2(S)−カル
ボキサミド、 N−tert−ブチル−1−{2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニル−3(S)−{{N−(2−キノリニルカルボ
ニル)バリル}アミノ}ブチル}−4(R)−{(2、
6−ジメチル−4−ピリミジニル)オキソ}ピロリジン
−2(S)−カルボキサミド、 N−tert−ブチル−1−{3(S)−{{(2、6−ジ
メチルフェノキシ)−アセチル}アミノ}−2(R)−
ヒドロキシ−4−フェニルブチル}−4(R)−2−ピ
リミジニルチオ)−ピロリジン−2(S)−カルボキサ
ミド及び N−tert−ブチル−1−{3(S)−{{2、6−ジメ
チルフェノキシ)アセチル}−アミノ}−2(R)−ヒ
ドロキシ−4−フェニルブチル}−4(R)−{(3−
ピリジニルメチル)チオ}ピロリジン−2(S)−カル
ボキサミドからなる群から選択される請求項1に記載の
化合物。 - 【請求項7】 請求項1に記載の化合物または治療学的
に許容され得るその塩及び薬学的に許容され得る担体を
含むHIV感染症治療用薬学的組成物。 - 【請求項8】 下記工程: (a)式2 【化2】 (式中、Xは、請求項1において定義した通りである)
のエポキシドと、式3 【化3】 (式中、R1 及びYは、請求項1において定義した通り
である)のピロリジンカルボキサミドとを反応させて、
式1(式中、X、R1 及びYは、上記定義の通りであ
り、Bは存在しない)の対応する化合物を得るか;また
は (b)式4 【化4】 (式中、R1 及びYは、上記定義の通りである)の化合
物と、カルボン酸X−OH(式中、Xは、請求項1にお
いて定義されたR2 C(O)またはR2AOCH2C
(O)である)の反応性誘導体とを反応させて、式1
(式中、Xは上記定義のR2 C(O)またはR2AOCH
2 C(O)であり、R1 及びYは上記定義の通りであ
り、Bは存在しない)の対応する化合物を得るか;また
は (c)式4(式中、R1 及びYは、上記定義の通りであ
る)の化合物と、式X−NHCHR4 COOH(式中、
X及びR4 は、請求項1の定義の通りである)のα−ア
ミノ酸とを、カップリング剤の存在下でカップリングし
て、式1(式中、X、R1 及びYは、上記定義の通りで
あり、Bは、2価の基−NHCHR4 C(O)−である
(式中、R4 は上記定義の通りである))の対応する化
合物を得るか;または (d)式5 【化5】 (式中、R1 、R4 及びYは、上記定義の通りである)
の化合物と、カルボン酸X−OH(式中、Xは、上記定
義のR2 C(O)またはR2AOCH2 C(O)である)
の反応性誘導体とを反応させて、式1(Xは、上記定義
のR2 C(O)またはR2AOCH2 C(O)であり、R
1 及びYは、上記定義の通りであり、Bは2価の基−N
HCHR4 C(O)−である(式中、R4 は上記定義の
通りである))の対応する化合物を得て;次いで、 (e)所望により、上記セクション(a)、(b)、
(c)または(d)において得られた式1の化合物を、
対応する治療学的に許容され得る酸付加塩に変換するこ
とを含む請求項1に記載の式1の化合物または治療学的
に許容され得る酸付加塩を製造する方法。
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