JP3198663B2 - 超高分子量エラストマー状オレフィン系共重合体の製造方法 - Google Patents
超高分子量エラストマー状オレフィン系共重合体の製造方法Info
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- JP3198663B2 JP3198663B2 JP27841992A JP27841992A JP3198663B2 JP 3198663 B2 JP3198663 B2 JP 3198663B2 JP 27841992 A JP27841992 A JP 27841992A JP 27841992 A JP27841992 A JP 27841992A JP 3198663 B2 JP3198663 B2 JP 3198663B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重量平均分子量が10
0万以上である超高分子量エラストマー状オレフィン系
共重合体の製造方法に関する。
0万以上である超高分子量エラストマー状オレフィン系
共重合体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エチレン・プロピレンゴムやエチレン・
プロピレン・ジエン三元共重合体等のエラストマー状オ
レフィン系共重合体の製造プロセスとしては、エチレン
やプロピレン等の共重合をn−ヘキサン等の溶媒中で行
う溶液重合法と、液体プロピレン中で行う懸濁重合法と
が主なものであった。
プロピレン・ジエン三元共重合体等のエラストマー状オ
レフィン系共重合体の製造プロセスとしては、エチレン
やプロピレン等の共重合をn−ヘキサン等の溶媒中で行
う溶液重合法と、液体プロピレン中で行う懸濁重合法と
が主なものであった。
【0003】溶液重合法には、重合により生成したオレ
フィン系共重合体の析出が殆どないため反応器内での閉
塞が殆ど起こらないという長所があり、又重合圧力も低
くてすむ他、重合後オレフィン系共重合体から触媒を除
去する操作が容易であるという長所もある。
フィン系共重合体の析出が殆どないため反応器内での閉
塞が殆ど起こらないという長所があり、又重合圧力も低
くてすむ他、重合後オレフィン系共重合体から触媒を除
去する操作が容易であるという長所もある。
【0004】このため、従来は溶液重合法が主流を占め
ていた。しかし、溶液重合法には、重合が進行して重合
溶液中のオレフィン系共重合体の濃度や分子量が高くな
ると急激に重合溶液の粘度が上昇し、攪拌や重合熱の除
去が困難になるという欠点があった。このため、重合溶
液中のオレフィン系共重合体の濃度は7〜10%程度が
工業的に実施できる限度であり、又、分子量が余り高く
なるまで重合を継続することもできなかった。
ていた。しかし、溶液重合法には、重合が進行して重合
溶液中のオレフィン系共重合体の濃度や分子量が高くな
ると急激に重合溶液の粘度が上昇し、攪拌や重合熱の除
去が困難になるという欠点があった。このため、重合溶
液中のオレフィン系共重合体の濃度は7〜10%程度が
工業的に実施できる限度であり、又、分子量が余り高く
なるまで重合を継続することもできなかった。
【0005】一方、懸濁重合法においては、生成したオ
レフィン系共重合体は、液体プロピレン中に粒子状で懸
濁した状態であるため、オレフィン系共重合体の分子量
が高くなっても重合系の粘度が上昇することはなく、攪
拌が容易である。又、重合中の液体プロピレンの蒸発に
より重合熱も効果的に除去される。
レフィン系共重合体は、液体プロピレン中に粒子状で懸
濁した状態であるため、オレフィン系共重合体の分子量
が高くなっても重合系の粘度が上昇することはなく、攪
拌が容易である。又、重合中の液体プロピレンの蒸発に
より重合熱も効果的に除去される。
【0006】このため、近年、懸濁重合法について盛ん
に検討されるようになってきた。更に、触媒の単位重量
当たりの活性を高めるため、活性化剤にアルキルモノハ
ロゲノマロン酸エステル及びアルキルジハロゲノマロン
酸エステルを併用し、しかも後者を前者と等量か又は前
者よりも過剰に使用することも検討された(特願平4−
108309号)。
に検討されるようになってきた。更に、触媒の単位重量
当たりの活性を高めるため、活性化剤にアルキルモノハ
ロゲノマロン酸エステル及びアルキルジハロゲノマロン
酸エステルを併用し、しかも後者を前者と等量か又は前
者よりも過剰に使用することも検討された(特願平4−
108309号)。
【0007】
【解決すべき課題】しかし、これまでは、モノマーの一
つであるエチレンの供給圧を一定にした条件で重合を行
っていたため、分子量100万程度の超高分子量のオレ
フィン系共重合体を得ることは困難であった。
つであるエチレンの供給圧を一定にした条件で重合を行
っていたため、分子量100万程度の超高分子量のオレ
フィン系共重合体を得ることは困難であった。
【0008】本発明は、懸濁重合法によって超高分子量
エラストマー状オレフィン系共重合体を製造することが
可能となるような方法を提供することを目的とする。
エラストマー状オレフィン系共重合体を製造することが
可能となるような方法を提供することを目的とする。
【0009】
【発明の構成】本発明は、バナジウム化合物と有機アル
ミニウム化合物とを触媒とし、活性化剤にアルキルモノ
ハロゲノマロン酸エステル及び/又はアルキルジハロゲ
ノマロン酸エステルを用い、エチレンとプロピレン、及
び必要に応じて非共役ジエンを、懸濁重合法により重合
する方法であって、エチレンの供給圧力を増加させなが
ら重合を行うことを特徴とするものである。
ミニウム化合物とを触媒とし、活性化剤にアルキルモノ
ハロゲノマロン酸エステル及び/又はアルキルジハロゲ
ノマロン酸エステルを用い、エチレンとプロピレン、及
び必要に応じて非共役ジエンを、懸濁重合法により重合
する方法であって、エチレンの供給圧力を増加させなが
ら重合を行うことを特徴とするものである。
【0010】懸濁重合法においては、所定の重合温度に
おいてプロピレンが液状を保つように、その温度におけ
るプロピレンの蒸気圧以上の圧力を重合系に加え、その
圧力よりも高い圧力でエチレンを供給しつつ重合を行
う。エチレンの供給圧力とはこのときにエチレンに加え
る圧力をいう。
おいてプロピレンが液状を保つように、その温度におけ
るプロピレンの蒸気圧以上の圧力を重合系に加え、その
圧力よりも高い圧力でエチレンを供給しつつ重合を行
う。エチレンの供給圧力とはこのときにエチレンに加え
る圧力をいう。
【0011】本発明では、重合中においてこのエチレン
供給圧力を増加させるのである。
供給圧力を増加させるのである。
【0012】本発明の方法は、バッチ式で懸濁重合する
場合と連続式で懸濁重合する場合の両方に適用可能であ
るが、以下、バッチ式で懸濁重合する場合を例にとって
説明する。
場合と連続式で懸濁重合する場合の両方に適用可能であ
るが、以下、バッチ式で懸濁重合する場合を例にとって
説明する。
【0013】バッチ式において、オートクレーブ等の反
応器にプロピレンや非共役ジエン、触媒、及び活性化剤
を供給し、最後に所定のエチレン供給圧力P1 でエチレ
ンを供給すると、重合系が急速に発熱して重合が開始す
る。重合系が発熱するに従って、オートクレーブの内圧
が上昇し、最初のエチレン供給圧力P1 を越えるように
なる。そうすると、エチレンの供給が止まり重合が停止
するので、重合系の温度が低下する。この時点でエチレ
ン供給圧力を高めP2 とすると、再び重合が始まるの
で、重合系が発熱し、それに従ってオートクレーブの内
圧が上昇する。そして、オートクレーブの内圧がP2 を
越えるとエチレンの供給が止まり重合が停止するので、
重合系の温度が低下する。この時点で更にエチレン供給
圧力を高めP3 とすると重合が再開する。
応器にプロピレンや非共役ジエン、触媒、及び活性化剤
を供給し、最後に所定のエチレン供給圧力P1 でエチレ
ンを供給すると、重合系が急速に発熱して重合が開始す
る。重合系が発熱するに従って、オートクレーブの内圧
が上昇し、最初のエチレン供給圧力P1 を越えるように
なる。そうすると、エチレンの供給が止まり重合が停止
するので、重合系の温度が低下する。この時点でエチレ
ン供給圧力を高めP2 とすると、再び重合が始まるの
で、重合系が発熱し、それに従ってオートクレーブの内
圧が上昇する。そして、オートクレーブの内圧がP2 を
越えるとエチレンの供給が止まり重合が停止するので、
重合系の温度が低下する。この時点で更にエチレン供給
圧力を高めP3 とすると重合が再開する。
【0014】連続式においては、例えば多槽重合法等に
おいて、エチレン供給圧力を第1槽目ではP1 とし、第
2槽目ではそれよりも高い圧力P2 とし、第3槽目では
P2よりも更に高い圧力P3 とする等の方法が可能であ
る。
おいて、エチレン供給圧力を第1槽目ではP1 とし、第
2槽目ではそれよりも高い圧力P2 とし、第3槽目では
P2よりも更に高い圧力P3 とする等の方法が可能であ
る。
【0015】エチレン供給圧力の一段当たりの増加幅は
0. 1〜5kg/cm2 の範囲が好ましい。一段当たりの増
加幅が0. 1kg/cm2 よりも小さいときは、超高分子量
のエラストマー状オレフィン系共重合体を得ることが困
難となる。又、一段当たりの増加幅が5kg/cm2 よりも
大きいと、エチレン供給圧力を増加させた途端に重合が
急速に進みすぎ暴走反応を起こすおそれがあるので好ま
しくない。
0. 1〜5kg/cm2 の範囲が好ましい。一段当たりの増
加幅が0. 1kg/cm2 よりも小さいときは、超高分子量
のエラストマー状オレフィン系共重合体を得ることが困
難となる。又、一段当たりの増加幅が5kg/cm2 よりも
大きいと、エチレン供給圧力を増加させた途端に重合が
急速に進みすぎ暴走反応を起こすおそれがあるので好ま
しくない。
【0016】尚、重合開始時のエチレン供給圧力P
1 は、このときのプロピレンの蒸気圧よりも0. 1〜5
kg/cm2 高い圧力とすることが好ましい。
1 は、このときのプロピレンの蒸気圧よりも0. 1〜5
kg/cm2 高い圧力とすることが好ましい。
【0017】以上、エチレン供給圧力を段階的に増加さ
せる例についてのべてきたが、本発明においては、エチ
レン供給圧力を連続的に増加させてもよい。
せる例についてのべてきたが、本発明においては、エチ
レン供給圧力を連続的に増加させてもよい。
【0018】以下、触媒であるバナジウム化合物及び有
機アルミニウム化合物、活性化剤、及びモノマーについ
て説明する。
機アルミニウム化合物、活性化剤、及びモノマーについ
て説明する。
【0019】バナジウム化合物としては、3価、4価、
又は5価のものが好ましく、2価以下のものは好ましく
ない。2価以下のバナジウム化合物はもはや重合触媒と
しての作用を有しないからである。3価、4価、又は5
価のバナジウム化合物の例としては、VOCl3 、VC
l3 、VCl4 、V(AcAc)3 等がある(AcAc
はアセチルアセトナートを示す)。これらのバナジウム
化合物の内、V(AcAc)3 が特に好ましい。塩素含
有量の低いエラストマー状オレフィン系共重合体が得ら
れるからである。
又は5価のものが好ましく、2価以下のものは好ましく
ない。2価以下のバナジウム化合物はもはや重合触媒と
しての作用を有しないからである。3価、4価、又は5
価のバナジウム化合物の例としては、VOCl3 、VC
l3 、VCl4 、V(AcAc)3 等がある(AcAc
はアセチルアセトナートを示す)。これらのバナジウム
化合物の内、V(AcAc)3 が特に好ましい。塩素含
有量の低いエラストマー状オレフィン系共重合体が得ら
れるからである。
【0020】有機アルミニウム化合物としては、ハロゲ
ン化アルキルアルミニウムやトリアルキルアルミニウム
等が好ましい。このようなものの例としては、ジメチル
アルミニウムクロライド、ジエチルアルミニウムクロラ
イド、エチルアルミニウムセスキクロライド、トリエチ
ルアルミニウム、トリメチルアルミニウム、トリイソプ
ロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム等が
挙げられる。
ン化アルキルアルミニウムやトリアルキルアルミニウム
等が好ましい。このようなものの例としては、ジメチル
アルミニウムクロライド、ジエチルアルミニウムクロラ
イド、エチルアルミニウムセスキクロライド、トリエチ
ルアルミニウム、トリメチルアルミニウム、トリイソプ
ロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム等が
挙げられる。
【0021】活性化剤としては、アルキルモノハロゲノ
マロン酸エステル及び/又はアルキルジハロゲノマロン
酸エステルが用いられるが、両者を併用することが好ま
しい。そして後者を前者と等量か前者よりも過剰に用い
ることが特に好ましい。これにより触媒活性が高くなる
ため、触媒残渣の極めて少ないエラストマー状オレフィ
ン系共重合体が得られるからである。
マロン酸エステル及び/又はアルキルジハロゲノマロン
酸エステルが用いられるが、両者を併用することが好ま
しい。そして後者を前者と等量か前者よりも過剰に用い
ることが特に好ましい。これにより触媒活性が高くなる
ため、触媒残渣の極めて少ないエラストマー状オレフィ
ン系共重合体が得られるからである。
【0022】アルキルモノハロゲノマロン酸エステルと
しては、メチルモノクロロマロネート、エチルモノクロ
ロマロネート、メチルモノブロモマロネート、エチルモ
ノブロモマロネート等が用いられる。アルキルジハロゲ
ノマロン酸エステルとしては、メチルジクロロマロネー
ト、エチルジクロロマロネート、メチルジブロモマロネ
ート、エチルジブロモマロネート等が用いられる。
しては、メチルモノクロロマロネート、エチルモノクロ
ロマロネート、メチルモノブロモマロネート、エチルモ
ノブロモマロネート等が用いられる。アルキルジハロゲ
ノマロン酸エステルとしては、メチルジクロロマロネー
ト、エチルジクロロマロネート、メチルジブロモマロネ
ート、エチルジブロモマロネート等が用いられる。
【0023】モノマーとしては、エチレン、プロピレン
の他、必要に応じて非共役ジエンを用いることができ
る。非共役ジエンとしては、例えば5−エチリデン−2
−ノルボルネン、2,5−ノルボルナジエン、2−メチ
レンノルボルネン、2−エチルノルボルネン、5−メチ
レンノルボルネン、5−(2−ブテニル)−2−ノルボ
ルネン、ビシクロ〔3,2,0〕ヘプタジエン、テトラ
ヒドロインデン、アルキルテトラヒドロインデン、ジシ
クロペンタジエン、9,10−ジヒドロジシクロペンタ
ジエン、6−メチル−1,5−ヘプタジエン、1,4−
ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン等が用いられる。
の他、必要に応じて非共役ジエンを用いることができ
る。非共役ジエンとしては、例えば5−エチリデン−2
−ノルボルネン、2,5−ノルボルナジエン、2−メチ
レンノルボルネン、2−エチルノルボルネン、5−メチ
レンノルボルネン、5−(2−ブテニル)−2−ノルボ
ルネン、ビシクロ〔3,2,0〕ヘプタジエン、テトラ
ヒドロインデン、アルキルテトラヒドロインデン、ジシ
クロペンタジエン、9,10−ジヒドロジシクロペンタ
ジエン、6−メチル−1,5−ヘプタジエン、1,4−
ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン等が用いられる。
【0024】以下、モノマーと、触媒、及び活性化剤等
の量的な関係について説明する。
の量的な関係について説明する。
【0025】触媒の内、バナジウム化合物は、プロピレ
ン100gに対して0. 0005〜0. 500mmolの範
囲が好ましく、特に0. 001〜0. 050mmolの範囲
が好ましい。バナジウム化合物の割合が0. 0005mm
olよりも少ないと、生産性が極端に低下するという問題
がある。一方、0. 500mmolを越えた場合は、余りに
急速に重合が進行するので、液体プロピレンの蒸発潜熱
だけでは重合熱を完全に除去できなくなるという問題が
ある。
ン100gに対して0. 0005〜0. 500mmolの範
囲が好ましく、特に0. 001〜0. 050mmolの範囲
が好ましい。バナジウム化合物の割合が0. 0005mm
olよりも少ないと、生産性が極端に低下するという問題
がある。一方、0. 500mmolを越えた場合は、余りに
急速に重合が進行するので、液体プロピレンの蒸発潜熱
だけでは重合熱を完全に除去できなくなるという問題が
ある。
【0026】バナジウム化合物と有機アルミニウム化合
物の割合は、0. 002〜0. 2(V/Al (mol/mo
l))の範囲が好ましく、特に0. 005〜0. 1(V/
Al (mol/mol))の範囲が好ましい。有機アルミニウム
化合物に対するバナジウム化合物の割合が0. 002
(V/Al (mol/mol))よりも少ない場合は、バナジウ
ム化合物がアルミニウム化合物によって強く還元され過
ぎ、触媒活性が低下する。一方、0. 2(V/Al (mo
l/mol))よりも多い場合は、バナジウム化合物の還元が
不十分となるので、重合の進行が遅くなり過ぎ、エラス
トマー状オレフィン系共重合体の生産性が低下する。
物の割合は、0. 002〜0. 2(V/Al (mol/mo
l))の範囲が好ましく、特に0. 005〜0. 1(V/
Al (mol/mol))の範囲が好ましい。有機アルミニウム
化合物に対するバナジウム化合物の割合が0. 002
(V/Al (mol/mol))よりも少ない場合は、バナジウ
ム化合物がアルミニウム化合物によって強く還元され過
ぎ、触媒活性が低下する。一方、0. 2(V/Al (mo
l/mol))よりも多い場合は、バナジウム化合物の還元が
不十分となるので、重合の進行が遅くなり過ぎ、エラス
トマー状オレフィン系共重合体の生産性が低下する。
【0027】活性化剤の添加量は、バナジウム化合物1
mol 当たり0. 05〜150mol の範囲が好ましい。活
性化剤の添加量がバナジウム化合物1mol 当たり0. 0
5mol よりも少ないと添加効果が殆どなく、一方150
mol よりも多いときは、添加した活性化剤により活性点
が失活するから好ましくない。
mol 当たり0. 05〜150mol の範囲が好ましい。活
性化剤の添加量がバナジウム化合物1mol 当たり0. 0
5mol よりも少ないと添加効果が殆どなく、一方150
mol よりも多いときは、添加した活性化剤により活性点
が失活するから好ましくない。
【0028】更に連鎖移動剤として、ジエチル亜鉛や水
素を添加してもよい。
素を添加してもよい。
【0029】本発明においては、重合温度は−30〜1
00℃の範囲が好ましく、特に0〜70℃の範囲が好ま
しい。
00℃の範囲が好ましく、特に0〜70℃の範囲が好ま
しい。
【0030】
【発明の効果】本発明の方法によれば、重量分子量10
0万以上に達する超高分子量のオレフィン系共重合体が
懸濁重合法によっても容易に得られる。
0万以上に達する超高分子量のオレフィン系共重合体が
懸濁重合法によっても容易に得られる。
【0031】
【実施例】以下に示す実施例を用いて、本発明について
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0032】〔実施例1〕内容量2リットルのオートク
レーブに、液体プロピレン500g、5−エチリデン−
2−ノルボルネン14. 4ml、ジエチルアルミニウムク
ロライド2. 9mmol、及びジエチル亜鉛0. 1mmolを仕
込み、温度を20℃に設定した。この時のオートクレー
ブの内圧は11kg/cm2 ・Gであった。内容物を攪拌し
ながら、このオートクレーブに13kg/cm2 ・Gの圧力
でエチレンの供給を開始し、0. 02mmolのバナジウム
トリアセチルアセトネートをトルエンに溶解した溶液を
圧入し、重合を開始した。活性化剤として、エチルモノ
クロロマロネートとエチルジクロロマロネートとを2:
8(モル比)で混合した混合物を用い、この混合物0.
15mmolをトルエン15mlに溶かした溶液を、重合開始
時から終了時にわたって連続的に供給した。バリウムト
リアセチルアセトネートを添加し重合を開始すると、重
合熱によりオートクレーブ内部の温度が上昇し、6分後
には22℃に達した。その後、温度は低下し、10分後
には18℃になった。この時点で、エチレンの供給圧力
を14kg/cm2 ・Gに増加した。エチレンの供給圧力を
増加すると、再びオートクレーブ内部の温度の上昇が見
られ、重合開始15分後には、21. 3度になった。そ
の後、温度は低下した。オートクレーブ内の温度が18
℃に低下した時点で、エチレンの供給圧力を15kg/cm
2 ・Gに増加した。エチレンの供給圧力を増加すると、
三たびオートクレーブ内部の温度の上昇が見られ、重合
開始後37分後には、20. 5度になった。重合開始か
ら45分経過後、エチレンの供給を停止し、水を20ml
添加し、未反応のプロピレンとエチレンを外部に放出し
て、重合を停止した。得られたエチレン・プロピレン・
ジエン三元共重合体は125gであった。このエチレン
・プロピレン・ジエン三元共重合体のモノマーの割合
は、エチレンが54. 2重量%、プロピレンが31. 1
重量%、5−エチリデン−2−ノルボルネンが14. 7
%であった。数平均分子量Mnは397, 000であ
り、重量平均分子量Mwは1, 782, 000、Mw/
Mn=4. 5であった。尚、エチレン等の割合について
は1 H−NMRにより測定し、分子量はGPCにより測
定した。
レーブに、液体プロピレン500g、5−エチリデン−
2−ノルボルネン14. 4ml、ジエチルアルミニウムク
ロライド2. 9mmol、及びジエチル亜鉛0. 1mmolを仕
込み、温度を20℃に設定した。この時のオートクレー
ブの内圧は11kg/cm2 ・Gであった。内容物を攪拌し
ながら、このオートクレーブに13kg/cm2 ・Gの圧力
でエチレンの供給を開始し、0. 02mmolのバナジウム
トリアセチルアセトネートをトルエンに溶解した溶液を
圧入し、重合を開始した。活性化剤として、エチルモノ
クロロマロネートとエチルジクロロマロネートとを2:
8(モル比)で混合した混合物を用い、この混合物0.
15mmolをトルエン15mlに溶かした溶液を、重合開始
時から終了時にわたって連続的に供給した。バリウムト
リアセチルアセトネートを添加し重合を開始すると、重
合熱によりオートクレーブ内部の温度が上昇し、6分後
には22℃に達した。その後、温度は低下し、10分後
には18℃になった。この時点で、エチレンの供給圧力
を14kg/cm2 ・Gに増加した。エチレンの供給圧力を
増加すると、再びオートクレーブ内部の温度の上昇が見
られ、重合開始15分後には、21. 3度になった。そ
の後、温度は低下した。オートクレーブ内の温度が18
℃に低下した時点で、エチレンの供給圧力を15kg/cm
2 ・Gに増加した。エチレンの供給圧力を増加すると、
三たびオートクレーブ内部の温度の上昇が見られ、重合
開始後37分後には、20. 5度になった。重合開始か
ら45分経過後、エチレンの供給を停止し、水を20ml
添加し、未反応のプロピレンとエチレンを外部に放出し
て、重合を停止した。得られたエチレン・プロピレン・
ジエン三元共重合体は125gであった。このエチレン
・プロピレン・ジエン三元共重合体のモノマーの割合
は、エチレンが54. 2重量%、プロピレンが31. 1
重量%、5−エチリデン−2−ノルボルネンが14. 7
%であった。数平均分子量Mnは397, 000であ
り、重量平均分子量Mwは1, 782, 000、Mw/
Mn=4. 5であった。尚、エチレン等の割合について
は1 H−NMRにより測定し、分子量はGPCにより測
定した。
【0033】〔実施例2〕内容量2リットルのオートク
レーブに、液体プロピレン500g、5−エチリデン−
2−ノルボルネン14. 4ml、ジエチルアルミニウムク
ロライド2. 9mmol、及びジエチル亜鉛0. 1mmolを仕
込み、温度を25℃に設定した。この時のオートクレー
ブの内圧は12. 9kg/cm2 ・Gであった。内容物を攪
拌しながら、このオートクレーブに14. 9kg/cm2 ・
Gの圧力でエチレンの供給を開始し、0. 02mmolのバ
ナジウムトリアセチルアセトネートをトルエンに溶解し
た溶液を圧入し、重合を開始した。活性化剤として、エ
チルモノクロロマロネートとエチルジクロロマロネート
とを1:9(モル比)で混合した混合物を用い、この混
合物0. 15mmolをトルエン15mlに溶かした溶液を、
重合開始時から終了時にわたって連続的に供給した。バ
リウムトリアセチルアセトネートを添加し重合を開始す
ると、重合熱によりオートクレーブ内部の温度が上昇
し、3分後には28℃に達した。その後、温度は低下
し、13分後には23℃になった。この時点で、エチレ
ンの供給圧力を15. 9kg/cm2 ・Gに増加した。エチ
レンの供給圧力を増加すると、再びオートクレーブ内部
の温度の上昇が見られ、重合開始16分後には、28度
になった。その後、温度は低下し、23分後には23℃
迄低下した。この時点で、エチレンの供給圧力を16.
9kg/cm2 ・Gに増加すると、三たびオートクレーブ内
部の温度の上昇が見られ、重合開始後27分後には、2
8度に達した。重合開始から45分経過後、エチレンの
供給を停止し、水を20ml添加し、未反応のプロピレン
とエチレンを外部に放出して、重合を停止した。エチレ
ン・プロピレン・ジエン三元共重合体が129g得られ
た。このエチレン・プロピレン・ジエン三元共重合体の
各モノマーの割合は、エチレンが57.7重量%、プロ
ピレンが32. 9重量%、5−エチリデン−2−ノルボ
ルネンが9. 4%であった。数平均分子量Mnは45
2, 000であり、重量平均分子量Mwは1, 840,
000、Mw/Mn=4. 1であった。尚、エチレン等
の割合については1 H−NMRにより測定し、分子量は
GPCにより測定した。
レーブに、液体プロピレン500g、5−エチリデン−
2−ノルボルネン14. 4ml、ジエチルアルミニウムク
ロライド2. 9mmol、及びジエチル亜鉛0. 1mmolを仕
込み、温度を25℃に設定した。この時のオートクレー
ブの内圧は12. 9kg/cm2 ・Gであった。内容物を攪
拌しながら、このオートクレーブに14. 9kg/cm2 ・
Gの圧力でエチレンの供給を開始し、0. 02mmolのバ
ナジウムトリアセチルアセトネートをトルエンに溶解し
た溶液を圧入し、重合を開始した。活性化剤として、エ
チルモノクロロマロネートとエチルジクロロマロネート
とを1:9(モル比)で混合した混合物を用い、この混
合物0. 15mmolをトルエン15mlに溶かした溶液を、
重合開始時から終了時にわたって連続的に供給した。バ
リウムトリアセチルアセトネートを添加し重合を開始す
ると、重合熱によりオートクレーブ内部の温度が上昇
し、3分後には28℃に達した。その後、温度は低下
し、13分後には23℃になった。この時点で、エチレ
ンの供給圧力を15. 9kg/cm2 ・Gに増加した。エチ
レンの供給圧力を増加すると、再びオートクレーブ内部
の温度の上昇が見られ、重合開始16分後には、28度
になった。その後、温度は低下し、23分後には23℃
迄低下した。この時点で、エチレンの供給圧力を16.
9kg/cm2 ・Gに増加すると、三たびオートクレーブ内
部の温度の上昇が見られ、重合開始後27分後には、2
8度に達した。重合開始から45分経過後、エチレンの
供給を停止し、水を20ml添加し、未反応のプロピレン
とエチレンを外部に放出して、重合を停止した。エチレ
ン・プロピレン・ジエン三元共重合体が129g得られ
た。このエチレン・プロピレン・ジエン三元共重合体の
各モノマーの割合は、エチレンが57.7重量%、プロ
ピレンが32. 9重量%、5−エチリデン−2−ノルボ
ルネンが9. 4%であった。数平均分子量Mnは45
2, 000であり、重量平均分子量Mwは1, 840,
000、Mw/Mn=4. 1であった。尚、エチレン等
の割合については1 H−NMRにより測定し、分子量は
GPCにより測定した。
【0034】〔比較例1〕エチレンの供給圧力を13kg
/cm2 ・Gと一定とした以外は、実施例1と同様にして
実施した。その結果、エチレン・プロピレン・ジエン三
元共重合体が115g得られた。このエチレン・プロピ
レン・ジエン三元共重合体の各モノマーの割合は、エチ
レンが53. 3重量%、プロピレンが38. 7重量%、
5−エチリデン−2−ノルボルネンが8. 7%であっ
た。数平均分子量Mnは296, 000であり、重量平
均分子量Mwは795, 000、Mw/Mn=2. 7で
あった。尚、エチレン等の割合については1 H−NMR
により測定し、分子量はGPCにより測定した。
/cm2 ・Gと一定とした以外は、実施例1と同様にして
実施した。その結果、エチレン・プロピレン・ジエン三
元共重合体が115g得られた。このエチレン・プロピ
レン・ジエン三元共重合体の各モノマーの割合は、エチ
レンが53. 3重量%、プロピレンが38. 7重量%、
5−エチリデン−2−ノルボルネンが8. 7%であっ
た。数平均分子量Mnは296, 000であり、重量平
均分子量Mwは795, 000、Mw/Mn=2. 7で
あった。尚、エチレン等の割合については1 H−NMR
により測定し、分子量はGPCにより測定した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 210/00 - 210/18 C08F 4/68 - 4/685
Claims (1)
- 【請求項1】バナジウム化合物と有機アルミニウム化合
物とを触媒として、活性化剤にアルキルモノハロゲノマ
ロン酸エステル及び/又はアルキルジハロゲノマロン酸
エステルを用い、液体プロピレン中で、エチレンとプロ
ピレン、或いはエチレンとプロピレン及び非共役ジエン
とを共重合して、エラストマー状オレフィン系共重合体
を得る方法であって、エチレンの供給圧力を増加させな
がら重合を行うことを特徴とする、超高分子量エラスト
マー状オレフィン系共重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27841992A JP3198663B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 超高分子量エラストマー状オレフィン系共重合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27841992A JP3198663B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 超高分子量エラストマー状オレフィン系共重合体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06128330A JPH06128330A (ja) | 1994-05-10 |
| JP3198663B2 true JP3198663B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=17597084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27841992A Expired - Fee Related JP3198663B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 超高分子量エラストマー状オレフィン系共重合体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3198663B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10259243A1 (de) * | 2002-12-17 | 2004-07-01 | Merck Patent Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Co- und Terpolymeren aus Olefinen |
| ITMI20041070A1 (it) * | 2004-05-27 | 2004-08-27 | Polimeri Europa Spa | Promotori clorurati per catalissatori di polimerizzazione a base di vanadio |
| TWI522375B (zh) | 2011-10-13 | 2016-02-21 | Mitsui Chemicals Inc | An ethylene-based copolymer, a composition containing the copolymer, and a molded product and a film or sheet made of a vinyl copolymer or a composition |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP27841992A patent/JP3198663B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06128330A (ja) | 1994-05-10 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |