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JP3200232B2 - インクジェットプリンタのインクカートリッジ - Google Patents
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JP3200232B2 - インクジェットプリンタのインクカートリッジ - Google Patents

インクジェットプリンタのインクカートリッジ

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JP3200232B2
JP3200232B2 JP10427993A JP10427993A JP3200232B2 JP 3200232 B2 JP3200232 B2 JP 3200232B2 JP 10427993 A JP10427993 A JP 10427993A JP 10427993 A JP10427993 A JP 10427993A JP 3200232 B2 JP3200232 B2 JP 3200232B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タに使用されるインクカートリッジの改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、通常被印刷
物に対して平行に移動する印字ヘッドのノズルから印字
用のインクを噴出して印字または描画を行なう。また、
印字ヘッドにはノズルとともに、着脱自在のインクカー
トリッジが装着され、その中のインクは加圧手段または
静電的手段等により外部に噴出する。
【0003】インクカートリッジ内のインクが減少した
ときは、減少したことを感知し、インクカートリッジ交
換の時期を知らせたり、また、印字作業を一時中断させ
る必要がある。そのため、従来は、インクカートリッジ
の底部のインク供給孔付近に電極を設け、インクの電気
抵抗を測定する方法が用いられていた。電極付近にイン
クがなくなると、電気抵抗が増大し、インクが減少した
ことを知らせることができる。
【0004】図6は、従来のインクカートリッジの一例
の断面図である。容器1の中には、インク含浸スポンジ
4のような多孔質部材にインクを含浸させたものが充填
されており、容器1の下方にはインク切れセンサとして
電極6,6が設けられている。下方のインク供給孔10
は、図示されていない印字ヘッドのノズルに連通し、上
方の気孔11は、インクカートリッジの使用中内部に空
気を供給しインクの流出を助ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、電極間
のインクの減少による電気抵抗の増加によりインクの減
少を判断するには、電極間に十分な空間が必要である。
すなわち、十分な空間がない場合、インクが電極間に残
ってしまうので、インク減少の検出ができない。このた
め、インクカートリッジを小さくすることが難しくな
る。また、インクをスポンジ等に浸み込ませている場合
は、スポンジに残留しているインクにより、インク減少
を検出できないことがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によるインクジ
ェットプリンタのインクカートリッジは、容器の内部に
導電性のインクと、該インクよりも抵抗値が高くかつ比
重が小さく混じり合わない第2の液体とを収納し、容器
の下部に第2の液体の抵抗値を検出するためのセンサを
備え、上記インクと上記第2の液体との間を分離する除
去可能な隔離手段を設け、上記隔離手段は、可撓性フィ
ルム部材で構成され、その可撓性フィルム部材をカート
リッジ外部に引き出すことにより前記インクと第2の液
体間を連通できるようにすることを特徴としている。ま
た、この発明によるインクジェットプリンタのインクカ
ートリッジは、容器の内部に導電性のインクと、該イン
クよりも抵抗値が高くかつ比重が小さく混じり合わない
第2の液体とを収納し、容器の下部に第2の液体の抵抗
値を検出するためのセンサを備え、上記容器内に上記第
2の液体を含侵させた第1多孔質部材と、上記インクを
含侵させた第2多孔質部材とを収納し、上記インクと上
記第2の液体との間を分離する除去可能な隔離手段を設
、上記隔離手段は、可撓性フィルム部材で構成され、
その可撓性フィルム部材をカートリッジ外部に引き出す
ことにより前記多孔質部材間を連通できるようにするこ
を特徴としている。
【0007】
【作用】インクカートリッジの使用を開始するときは、
インク切れ検出用液体が下方に移動できるようにする
と、インクが減少したとき、確実にその液体が電極間に
満たされるから、インク切れを確実に検出できる。スポ
ンジ等にインクが含浸されている場合で、電極間にスポ
ンジ等が介在するときでも、スポンジ等に含浸されてい
るインクがすべてインク切れ検出用液体に置換されるた
め、確実にインク減少を検出できる。また、隔離フィル
ム部材をカートリッジ外部に引き出すことにより、イン
クとインク切れ検出用液体とを連通することができる。
さらに、インクカートリッジの使用前は、インクとイン
ク切れ検出用液体とを分離しているので、輸送中などど
のような方向で置かれていても、容器内のインクとイン
ク切れ検出用液体の位置関係が変化しないようでき、使
用開始前に両液体の位置関係を一定に保ち管理が容易に
なる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のインクカートリ
ッジの使用前の断面図である。容器1の内部の上方に
は、インク切れ検出用液体含浸スポンジ2のような第1
の多孔質部材が収納され、その下方には隔離フィルム3
のような隔離手段を介して、インク含浸スポンジ4のよ
うな第2の多孔質部材が収納されている。インクとイン
ク切れ検出用液体との関係については後述する。インク
切れ検出回路5は、従来公知のものが使用され、容器1
の底部に設けた電極6,6に接続される。隔離フィルム
3を容器1の外へ引き出すことにより、インク切れ検出
用液体含浸スポンジ2をインク含浸スポンジ4に接触さ
せることができる。
【0009】図2(a)および(b)は、容器1内の隔
離フィルム3の具体的な使用例の説明図であって、
(a)は隔離フィルム3を容器1から引き離した直後、
(b)は隔離フィルム3を完全に引き出した状態を示
す。
【0010】図2(a)に示すように、隔離フィルム3
は可撓性フィルム部材で構成され、その先端にはゴム3
−1のような栓部材が取付けられ、通常は容器1の内壁
面に密着し、インク切れ検出用液体含浸スポンジ2の液
体が下方に流出するのを防止する。容器1の壁面に設け
た穴1−2にはゴム部材1−1が取付けられ、液体の流
出を防ぐ。ゴム部材1−1には隔離フィルム3の引き出
し穴1−3が設けられ、これらは液体の流出を防ぐよう
に密着している。ゴム部材1−1の内側には凹所1−4
が設けられ、栓部材3−1が嵌入するようになってい
る。
【0011】したがって、図2(b)に示されるよう
に、隔離フィルム3を引き出すと、栓部材3−1は凹所
1−4に嵌入し、内部の液体の漏洩を完全に防止するこ
とができる。
【0012】また、インクカートリッジ使用前はインク
切れ検出用液体と印字用インクを隔離フィルム3で分離
するのは、輸送中などどのような方向で置かれていて
も、容器内のインクとインク切れ検出用液体の位置関係
が変化しないようにするためであって、使用開始時に両
液体の位置関係を一定に保ち管理が容易になる。
【0013】図3はインクカートリッジの使用を開始す
るときの断面図である。隔離フィルム3を容器1の外へ
引き出すことにより、インク切れ検出用液体含浸スポン
ジ2をインク含浸スポンジ4に接触させることができ
る。隔離フィルムは省略してある。
【0014】図4はインクがある程度減少した状態の断
面図である。インク切れ検出用液体含浸スポンジ2は、
インク切れ検出用液体2−2が下方に移動し、スポンジ
2−1のみとなり、インク含浸スポンジ4の上方は、イ
ンク4−2が下方に移動し、スポンジ4−1のみとな
り、インク4−2の上部には、比重の小さいインク切れ
検出用液体2−2が浮いている状態となる。
【0015】図5はインクが切れた状態の断面図であ
る。インク含浸スポンジ4のスポンジ4−1の下部に
は、インク切れ検出用液体2−2が含浸された状態とな
り、電極6,6間の抵抗増大により、インク切れ検出回
路5により、インク切れを検出する。
【0016】次に、インクとインク切れ検出用液体につ
いて説明する。インク切れ検出用液体は、粘度の小さい
流動性物質を使用し、たとえば油性で比重が印字用のイ
ンクよりも小さく、印字用のインクは水性で比重がイン
ク切れ検出用液体よりも大きいものを選択する。両者は
混合せずに上下関係を保ったまま移動する。油性インク
切れ検出用インクは抵抗値が高く絶縁性があり、水性イ
ンクは導電性のため電気抵抗の変化によりインクの減少
が検出できる。印字用のインクとしては、たとえば、水
とエチレングリコールを溶媒とした液体(比重1.0前
後)を使用し、インク切れ検出用液体としては、えの油
(比重0.93〜0.94)または大豆油(比重0.9
1〜0.92)を使用する。これは他の適当な流動性物
質に置換えてもよい。
【0017】前記の実施例において、インク切れ検出用
液体は多孔質部材に含浸させたものについて述べたが、
この液体を適宜の容器に入れ、外部から穴をあけてイン
ク含浸スポンジのインクと置換するようにすることもで
きる。
【0018】インク切れセンサとなる電極は、必ずしも
容器の底部に設ける必要はなく、インク供給孔2の外部
に設けることもできる。
【0019】
【発明の効果】電気抵抗の異なるインクと混ざらないイ
ンク切れ検出用液体を使用することにより、インク減少
時に確実にインク切れ検出用液体が電極間に満たされる
ことになり、インク切れを確実に検出できる。また電極
間の空間も少なくてすみ、小型軽量化に効果がある。ス
ポンジ等が容器内にある場合、電極間にスポンジが存在
してもスポンジに含浸されているインクがすべてインク
切れ検出用液体に置換されるため、確実にインク減少を
検出することができる。また、隔離フィルム部材をカー
トリッジ外部に引き出すことにより、インクとインク切
れ検出用液体とを連通することができる。さらに、イン
クカートリッジの使用前は、インクとインク切れ検出用
液体とを分離しているので、輸送中などどのような方向
で置かれていても、容器内のインクとインク切れ検出用
液体の位置関係が変化しないようでき、使用開始前に両
液体の位置関係を一定に保ち管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の使用前の断面図である。
【図2】(a)および(b)は、それぞれ隔離フィルム
3を容器1から引き離した直後および完全に引き出した
状態の説明図である。
【図3】インクカートリッジの使用を開始するときの断
面図である。
【図4】インクがある程度減少したときのインクカート
リッジの断面図である。
【図5】インクが切れた状態のインクカートリッジの断
面図である。
【図6】従来のインクカートリッジの断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 インク切れ検出用液体含浸スポンジ 3 隔離フィルム 4 インク含浸スポンジ 5 インク切れ検出回路 6 電極 10 インク供給孔 11 気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−24151(JP,A) 特開 平3−275360(JP,A) 実開 昭56−125339(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の内部に導電性のインクと、該イン
    クよりも抵抗値が高くかつ比重が小さく混じり合わない
    第2の液体とを収納し、前記容器の下部に前記第2の液
    体の抵抗値を検出するためのセンサを備え、上記インク
    と上記第2の液体との間を分離する除去可能な隔離手段
    を設け、 上記隔離手段は、可撓性フィルム部材で構成され、その
    可撓性フィルム部材をカートリッジ外部に引き出すこと
    により前記インクと第2の液体間を連通できるようにす
    ることを特徴とする インクジェットプリンタのインクカ
    ートリッジ。
  2. 【請求項2】 容器の内部に導電性のインクと、該イン
    クよりも抵抗値が高くかつ比重が小さく混じり合わない
    第2の液体とを収納し、前記容器の下部に前記第2の液
    体の抵抗値を検出するためのセンサを備え、上記容器内
    に上記第2の液体を含侵させた第1多孔質部材と、上記
    インクを含侵させた第2多孔質部材とを収納し、上記イ
    ンクと上記第2の液体との間を分離する除去可能な隔離
    手段を設け、 上記隔離手段は、可撓性フィルム部材で構成され、その
    可撓性フィルム部材をカートリッジ外部に引き出すこと
    により前記多孔質部材間を連通できるようにすることを
    特徴とする インクジェットプリンタのインクカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 上記容器壁面の上記可撓性フィルム部材
    の取り出し口をゴム部材により実質的に密閉状態にする
    とともに、前記フィルム部材の先端部に弾性の栓部材を
    設け、前記フィルム部材をカートリッジ外部に引き出し
    たときに前記栓部材が前記ゴム部材に嵌まり込むように
    した請求項1または2記載のインクジェットプリンタの
    インクカートリッジ。
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