JP3201699B2 - 次亜塩素酸系処理用液の製造方法および製造装置 - Google Patents
次亜塩素酸系処理用液の製造方法および製造装置Info
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- JP3201699B2 JP3201699B2 JP29517194A JP29517194A JP3201699B2 JP 3201699 B2 JP3201699 B2 JP 3201699B2 JP 29517194 A JP29517194 A JP 29517194A JP 29517194 A JP29517194 A JP 29517194A JP 3201699 B2 JP3201699 B2 JP 3201699B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、次亜塩素酸、次亜塩素
酸ナトリウム等を含有し殺菌作用、消毒作用を有する中
性または弱酸性の処理用液である次亜塩素酸系処理溶液
の製造方法、および製造装置に関する。
酸ナトリウム等を含有し殺菌作用、消毒作用を有する中
性または弱酸性の処理用液である次亜塩素酸系処理溶液
の製造方法、および製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム等を
含有し殺菌作用、消毒作用を有する処理用液を製造する
最も一般的な方法としては、市販の次亜塩素酸ナトリウ
ムの水溶液を水に溶解して希釈する方法がある。
含有し殺菌作用、消毒作用を有する処理用液を製造する
最も一般的な方法としては、市販の次亜塩素酸ナトリウ
ムの水溶液を水に溶解して希釈する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、市販の次亜
塩素酸ナトリウムの水溶液は良好な保存性を確保するた
めに、pHを13程度に調整されているのが一般であ
る。このため、当該水溶液を消毒液として使用する場合
には、同水溶液を1000倍程度に希釈してpHを9〜
10程度に調整して使用される。しかしながら、この場
合、当該希釈水溶液はアルカリ性であるため殺菌力が弱
いとともに、当該希釈水溶液を手洗い等の消毒液として
使用する場合には、当該希釈水溶液がアルカリ性である
ことから皮膚から油分が抜けて肌荒れ等を引起こす原因
となる。このように、市販の次亜塩素酸ナトリウムの水
溶液を使用して殺菌力の強い希釈水溶液を調製するに
は、同水溶液を水で200倍程度に希釈する必要がある
が、この程度の希釈水溶液ではpHが11程度の極めて
高いアルカリ性となり、消毒、殺菌処理に使用する場合
には皮膚に直接触れないように細心の注意が必要にな
り、使用分野を大きく規制されることになるとともに取
扱いが面倒である。
塩素酸ナトリウムの水溶液は良好な保存性を確保するた
めに、pHを13程度に調整されているのが一般であ
る。このため、当該水溶液を消毒液として使用する場合
には、同水溶液を1000倍程度に希釈してpHを9〜
10程度に調整して使用される。しかしながら、この場
合、当該希釈水溶液はアルカリ性であるため殺菌力が弱
いとともに、当該希釈水溶液を手洗い等の消毒液として
使用する場合には、当該希釈水溶液がアルカリ性である
ことから皮膚から油分が抜けて肌荒れ等を引起こす原因
となる。このように、市販の次亜塩素酸ナトリウムの水
溶液を使用して殺菌力の強い希釈水溶液を調製するに
は、同水溶液を水で200倍程度に希釈する必要がある
が、この程度の希釈水溶液ではpHが11程度の極めて
高いアルカリ性となり、消毒、殺菌処理に使用する場合
には皮膚に直接触れないように細心の注意が必要にな
り、使用分野を大きく規制されることになるとともに取
扱いが面倒である。
【0004】従って、本発明の目的は、陽イオンまたは
陰イオンを選択的に透過させるイオンの選択透過性膜を
用いた電気透析法により、中性または弱酸性の次亜塩素
酸系処理用液を製造することにある。
陰イオンを選択的に透過させるイオンの選択透過性膜を
用いた電気透析法により、中性または弱酸性の次亜塩素
酸系処理用液を製造することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る次亜塩素酸
系処理用液の製造方法は、次亜塩素酸、次亜塩素酸ナト
リウム等を含有し殺菌作用、消毒作用を有する次亜塩素
酸系処理用液を電気透析法により製造する製造方法であ
り、下記のごとき構成要件を具備していることを特徴と
するものである。
系処理用液の製造方法は、次亜塩素酸、次亜塩素酸ナト
リウム等を含有し殺菌作用、消毒作用を有する次亜塩素
酸系処理用液を電気透析法により製造する製造方法であ
り、下記のごとき構成要件を具備していることを特徴と
するものである。
【0006】すなわち、本発明の第1の製造方法は上記
した電気透析法による製造方法であって、製造原液とし
て次亜塩素酸ナトリウムを溶解する水溶液を採用すると
ともに、電気透析槽として、イオン透過性の隔膜または
陽イオンを選択的に透過する選択透過性膜にて区画形成
されて陽極が配置された第1の隔室と、陽イオンを選択
的に透過する選択透過性膜にて区画形成されて陰極が配
置された第2の隔室と、これら両隔室間にて区画形成さ
れた第3の隔室を備えた電気透析槽を採用し、同電気透
析槽の第3の隔室に前記製造原液を流動させるととも
に、前記第1,第2の隔室に水を流動させることを特徴
とするものである。
した電気透析法による製造方法であって、製造原液とし
て次亜塩素酸ナトリウムを溶解する水溶液を採用すると
ともに、電気透析槽として、イオン透過性の隔膜または
陽イオンを選択的に透過する選択透過性膜にて区画形成
されて陽極が配置された第1の隔室と、陽イオンを選択
的に透過する選択透過性膜にて区画形成されて陰極が配
置された第2の隔室と、これら両隔室間にて区画形成さ
れた第3の隔室を備えた電気透析槽を採用し、同電気透
析槽の第3の隔室に前記製造原液を流動させるととも
に、前記第1,第2の隔室に水を流動させることを特徴
とするものである。
【0007】また、本発明の第2の製造方法は上記した
電気透析法による製造方法であって、製造原液として次
亜塩素酸ナトリウムを溶解する水溶液を採用するととも
に、電気透析槽として、イオン透過性の隔膜または陽イ
オンを選択的に透過する選択透過性膜にて区画形成され
て陰極が配置された第1の隔室と、陰イオンを選択的に
透過する選択透過性膜にて区画形成されて陽極が配置さ
れた第2の隔室と、これら両隔室間にて区画形成された
第3の隔室を備えた電気透析槽を採用し、同電気透析槽
の第3の隔室に前記製造原液を流動させ、かつ前記第
1,第2の隔室に水を流動させることを特徴とするもの
である。
電気透析法による製造方法であって、製造原液として次
亜塩素酸ナトリウムを溶解する水溶液を採用するととも
に、電気透析槽として、イオン透過性の隔膜または陽イ
オンを選択的に透過する選択透過性膜にて区画形成され
て陰極が配置された第1の隔室と、陰イオンを選択的に
透過する選択透過性膜にて区画形成されて陽極が配置さ
れた第2の隔室と、これら両隔室間にて区画形成された
第3の隔室を備えた電気透析槽を採用し、同電気透析槽
の第3の隔室に前記製造原液を流動させ、かつ前記第
1,第2の隔室に水を流動させることを特徴とするもの
である。
【0008】これらの各製造方法においては、前記第
1,第2の隔室のいずれかに一方または両方に流動させ
る水としては、強電解物質が溶解する水溶液を採用する
ことが好ましい。
1,第2の隔室のいずれかに一方または両方に流動させ
る水としては、強電解物質が溶解する水溶液を採用する
ことが好ましい。
【0009】本発明の次亜塩素酸系処理用液の製造装置
は、次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム等を含有し殺菌
作用、消毒作用を有する次亜塩素酸系処理用液を電気透
析法により製造する製造装置であり、下記のごとき構成
要件を具備していることを特徴とするものである。
は、次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム等を含有し殺菌
作用、消毒作用を有する次亜塩素酸系処理用液を電気透
析法により製造する製造装置であり、下記のごとき構成
要件を具備していることを特徴とするものである。
【0010】すなわち、本発明の第1の製造装置は上記
した電気透析法による製造装置であって、イオン透過性
の隔膜または陽イオンを選択的に透過する選択透過性膜
にて区画形成されて陽極が配置された第1の隔室、陽イ
オンを選択的に透過する選択透過性膜にて区画形成され
て陰極が配置された第2の隔室、およびこれら両隔室間
にて区画形成された第3の隔室を備えた電気透析槽と、
前記各隔室に接続されてこれらの隔室から処理水を流出
させる流出管路と、前記第1,第2の隔室に接続されて
これら各隔室に水を供給する第1,第2の供給管路と、
前記第3の隔室に接続されて同隔室に前記製造原液を供
給する第3の供給管路を備えていることを特徴とするも
のである。
した電気透析法による製造装置であって、イオン透過性
の隔膜または陽イオンを選択的に透過する選択透過性膜
にて区画形成されて陽極が配置された第1の隔室、陽イ
オンを選択的に透過する選択透過性膜にて区画形成され
て陰極が配置された第2の隔室、およびこれら両隔室間
にて区画形成された第3の隔室を備えた電気透析槽と、
前記各隔室に接続されてこれらの隔室から処理水を流出
させる流出管路と、前記第1,第2の隔室に接続されて
これら各隔室に水を供給する第1,第2の供給管路と、
前記第3の隔室に接続されて同隔室に前記製造原液を供
給する第3の供給管路を備えていることを特徴とするも
のである。
【0011】また、本発明の第2の製造装置は上記した
電気透析法による製造装置であって、イオン透過性の隔
膜または陽イオンを選択的に透過する選択透過性膜にて
区画形成されて陰極が配置された第1の隔室、陰イオン
を選択的に透過する選択透過性膜にて区画形成されて陽
極が配置された第2の隔室、およびこれら両隔室間にて
区画形成された第3の隔室を備えた電気透析槽と、前記
各隔室に接続されてこれらの隔室から処理水を流出させ
る流出管路と、前記第1,第2の隔室に接続されて同隔
室に水を供給する第1,第2の供給管路と、前記第3の
隔室に接続されて同隔室に前記製造原液を供給する第3
の供給管路を備えていることを特徴とするものである。
電気透析法による製造装置であって、イオン透過性の隔
膜または陽イオンを選択的に透過する選択透過性膜にて
区画形成されて陰極が配置された第1の隔室、陰イオン
を選択的に透過する選択透過性膜にて区画形成されて陽
極が配置された第2の隔室、およびこれら両隔室間にて
区画形成された第3の隔室を備えた電気透析槽と、前記
各隔室に接続されてこれらの隔室から処理水を流出させ
る流出管路と、前記第1,第2の隔室に接続されて同隔
室に水を供給する第1,第2の供給管路と、前記第3の
隔室に接続されて同隔室に前記製造原液を供給する第3
の供給管路を備えていることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の作用・効果】本発明の第1の製造方法および製
造装置によれば、次亜塩素酸ナトリウムを溶解する水溶
液である製造原液は電気透析槽の第3の隔室内に供給さ
れて同隔室内にて電気透析作用を受け、原液中のナトリ
ウムイオン等の陽イオンが陽イオンの選択透過性膜を透
過して第2の隔室内の水中に移行する。このため、原液
はナトリウムイオン等の陽イオンを漸次減少させて中性
または弱酸性となり、中性または弱酸性の次亜塩素酸系
処理用液に生成されて流出する。
造装置によれば、次亜塩素酸ナトリウムを溶解する水溶
液である製造原液は電気透析槽の第3の隔室内に供給さ
れて同隔室内にて電気透析作用を受け、原液中のナトリ
ウムイオン等の陽イオンが陽イオンの選択透過性膜を透
過して第2の隔室内の水中に移行する。このため、原液
はナトリウムイオン等の陽イオンを漸次減少させて中性
または弱酸性となり、中性または弱酸性の次亜塩素酸系
処理用液に生成されて流出する。
【0013】また、本発明の第2の製造方法および製造
装置によれば、原液が電気透析槽の第3の隔室内に供給
されて同隔室内にて電気透析作用を受け、原液中のナト
リウムイオン等の陽イオンがイオン透過性の隔膜または
陽イオンの選択透過性膜を透過して第1の隔室内の水中
に移行し、かつ同原液中の塩素イオン、塩素酸イオン等
の陰イオンが陰イオンの選択透過性膜を透過して第2の
隔室内の水中に移行する。このため、原液中の各イオン
は漸次減少するとともに第2の隔室内の水中には塩素イ
オン、塩素酸イオン等の陰イオンが漸次増大して、第2
の隔室内の水は弱酸性または酸性となり、弱酸性の次亜
塩素酸系処理用液が生成されて流出する。
装置によれば、原液が電気透析槽の第3の隔室内に供給
されて同隔室内にて電気透析作用を受け、原液中のナト
リウムイオン等の陽イオンがイオン透過性の隔膜または
陽イオンの選択透過性膜を透過して第1の隔室内の水中
に移行し、かつ同原液中の塩素イオン、塩素酸イオン等
の陰イオンが陰イオンの選択透過性膜を透過して第2の
隔室内の水中に移行する。このため、原液中の各イオン
は漸次減少するとともに第2の隔室内の水中には塩素イ
オン、塩素酸イオン等の陰イオンが漸次増大して、第2
の隔室内の水は弱酸性または酸性となり、弱酸性の次亜
塩素酸系処理用液が生成されて流出する。
【0014】このように、本発明の各製造方法および製
造装置においては、製造原液として次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液を採用して、電気透析作用により中性または弱
酸性の次亜塩素酸系処理用液を容易に製造することがで
きる。従って、本発明の各製造方法および製造装置によ
れば、殺菌作用、消毒作用が高く、中性または弱酸性で
安全かつ取扱の容易な次亜塩素酸系処理用液を、冒頭で
詳述した従来の方法で製造する場合に比較して、極めて
有利に確実に製造することができる。
造装置においては、製造原液として次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液を採用して、電気透析作用により中性または弱
酸性の次亜塩素酸系処理用液を容易に製造することがで
きる。従って、本発明の各製造方法および製造装置によ
れば、殺菌作用、消毒作用が高く、中性または弱酸性で
安全かつ取扱の容易な次亜塩素酸系処理用液を、冒頭で
詳述した従来の方法で製造する場合に比較して、極めて
有利に確実に製造することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して説明するに、
図1には本発明の第1の製造方法を実施するための第1
の製造装置が示され、また図2には本発明の第2の製造
方法を実施するための第2の製造装置が示されている。
図1には本発明の第1の製造方法を実施するための第1
の製造装置が示され、また図2には本発明の第2の製造
方法を実施するための第2の製造装置が示されている。
【0016】図1に示す第1の製造装置10(以下第1
製造装置という)は、電気透析槽11、高濃度の次亜塩
素酸ナトリウム水溶液を収容する貯溜槽12、第1,第
2,第3収容槽13a,13b,13cを備えるととも
に、各供給管路14a,14b,14c、各流出管路1
5a,15b,15c、供給ポンプ16a、制御バルブ
16b,16c、pHセンサー17a、直流電源17
b、および制御装置17cを備えている。
製造装置という)は、電気透析槽11、高濃度の次亜塩
素酸ナトリウム水溶液を収容する貯溜槽12、第1,第
2,第3収容槽13a,13b,13cを備えるととも
に、各供給管路14a,14b,14c、各流出管路1
5a,15b,15c、供給ポンプ16a、制御バルブ
16b,16c、pHセンサー17a、直流電源17
b、および制御装置17cを備えている。
【0017】当該第1製造装置10においては、電気透
析槽11を構成する槽本体11a内にイオン透過性の隔
膜11b、陽イオン選択透過性膜である陽イオン交換膜
11cが配置されていて、第1隔室R1、第2隔室R2、
第3隔室R3が区画形成されている。第1隔室R1には陽
極11dが配置され、また第2隔室R2には陰極11e
が配置されている。電気透析槽11においては、第1隔
室R1には第1供給管路14aおよび第1流出管路15
aが接続され、第2隔室R2には第2供給管路14bお
よび第2流出管路15bが接続され、第3隔室R3には
第3供給管路14cおよび第3流出管路15cが接続さ
れている。
析槽11を構成する槽本体11a内にイオン透過性の隔
膜11b、陽イオン選択透過性膜である陽イオン交換膜
11cが配置されていて、第1隔室R1、第2隔室R2、
第3隔室R3が区画形成されている。第1隔室R1には陽
極11dが配置され、また第2隔室R2には陰極11e
が配置されている。電気透析槽11においては、第1隔
室R1には第1供給管路14aおよび第1流出管路15
aが接続され、第2隔室R2には第2供給管路14bお
よび第2流出管路15bが接続され、第3隔室R3には
第3供給管路14cおよび第3流出管路15cが接続さ
れている。
【0018】第1供給管路14aは電気伝導性の高い
水、例えば強電解質物質が溶解している水溶液の供給源
に接続されていて、この水溶液を第1隔室R1に供給
し、また第2供給管路14bも同様の水溶液の供給源に
接続されていて、この水溶液を第2隔室R2に供給す
る。一方、第3供給管路14cは貯溜槽12に接続され
ていて、貯溜槽12内の高い濃度、例えば10重量%〜
12重量%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を第3隔室R
3に供給する。また、第1流出管路15aは第1収容タ
ンク13aに接続され、第2流出管路15bは第2収容
タンク13bに接続され、第3流出管路15cは第3収
容タンク13cに接続されていて、第1隔室R1,第2
隔室R2,第3隔室R3からの生成水を各収容タンク13
a,13b,13cへ流出させる。
水、例えば強電解質物質が溶解している水溶液の供給源
に接続されていて、この水溶液を第1隔室R1に供給
し、また第2供給管路14bも同様の水溶液の供給源に
接続されていて、この水溶液を第2隔室R2に供給す
る。一方、第3供給管路14cは貯溜槽12に接続され
ていて、貯溜槽12内の高い濃度、例えば10重量%〜
12重量%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を第3隔室R
3に供給する。また、第1流出管路15aは第1収容タ
ンク13aに接続され、第2流出管路15bは第2収容
タンク13bに接続され、第3流出管路15cは第3収
容タンク13cに接続されていて、第1隔室R1,第2
隔室R2,第3隔室R3からの生成水を各収容タンク13
a,13b,13cへ流出させる。
【0019】このように構成した第1製造装置10の電
気透析槽11においては、高濃度の次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液が貯溜槽12から第3隔室R3に供給されると
ともに、第1,第2隔室R1,R2には強電解質の水溶液
が供給されて電気透析がなされる。この場合、第3隔室
R3に供給された次亜塩素酸ナトリウム水溶液中のナト
リウムイオン等の陽イオンが陽イオン交換膜11cを透
過して第2隔室R2に移行し、また塩素イオン、次亜塩
素酸イオン等の陰イオンが隔膜11bを透過して第1隔
室R1に移行する。このため、第3隔室R3内では中性の
次亜塩素酸水溶液が生成されて第3収容タンク13cに
流出され、第1隔室R1内では弱酸性水が生成されて第
1収容タンク13aに流出され、また第2隔室R2内で
はアルカリ性水が生成されて第2収容タンク13bに流
出される。これら各収容タンク13a,13b,13c
に流出した生成水は適宜の用途に使用される。
気透析槽11においては、高濃度の次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液が貯溜槽12から第3隔室R3に供給されると
ともに、第1,第2隔室R1,R2には強電解質の水溶液
が供給されて電気透析がなされる。この場合、第3隔室
R3に供給された次亜塩素酸ナトリウム水溶液中のナト
リウムイオン等の陽イオンが陽イオン交換膜11cを透
過して第2隔室R2に移行し、また塩素イオン、次亜塩
素酸イオン等の陰イオンが隔膜11bを透過して第1隔
室R1に移行する。このため、第3隔室R3内では中性の
次亜塩素酸水溶液が生成されて第3収容タンク13cに
流出され、第1隔室R1内では弱酸性水が生成されて第
1収容タンク13aに流出され、また第2隔室R2内で
はアルカリ性水が生成されて第2収容タンク13bに流
出される。これら各収容タンク13a,13b,13c
に流出した生成水は適宜の用途に使用される。
【0020】なお、第1製造装置10においては、第3
流出管路15cに配設したpHセンサー17aにより第
3隔室R3から流出される水溶液のpHが常時検出され
ていて、この検出値が制御装置17cに検出信号として
出力されている。制御装置17cはこの検出信号に基づ
いて供給ポンプ16a、各制御バルブ16b,16c、
直流電源17bの電流、電圧を制御して、第3隔室R3
から流出される水溶液を中性に保持する。また、第1製
造装置10においては、隔膜11bに換えて陽イオン交
換膜11cと同様の陽イオン交換膜を使用することがで
きる。
流出管路15cに配設したpHセンサー17aにより第
3隔室R3から流出される水溶液のpHが常時検出され
ていて、この検出値が制御装置17cに検出信号として
出力されている。制御装置17cはこの検出信号に基づ
いて供給ポンプ16a、各制御バルブ16b,16c、
直流電源17bの電流、電圧を制御して、第3隔室R3
から流出される水溶液を中性に保持する。また、第1製
造装置10においては、隔膜11bに換えて陽イオン交
換膜11cと同様の陽イオン交換膜を使用することがで
きる。
【0021】図2には、本発明の第2の製造方法を実施
するための第2製造装置が示されている。第2製造装置
20は、電気透析槽21、高濃度の次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液を収容する貯溜槽22、第1,第2収容槽23
a,23bを備えるとともに、各供給管路24a,24
b,24c、各流出管路25a,25b,25c、各供
給ポンプ26a,26b、各制御バルブ26c,26
d,26e、pHセンサー27a、直流電源27b、お
よび制御装置27cを備えている。
するための第2製造装置が示されている。第2製造装置
20は、電気透析槽21、高濃度の次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液を収容する貯溜槽22、第1,第2収容槽23
a,23bを備えるとともに、各供給管路24a,24
b,24c、各流出管路25a,25b,25c、各供
給ポンプ26a,26b、各制御バルブ26c,26
d,26e、pHセンサー27a、直流電源27b、お
よび制御装置27cを備えている。
【0022】当該第2製造装置20においては、電気透
析槽21を構成する槽本体21a内にイオン透過性の隔
膜21b、陰イオン選択透過性膜である陰イオン交換膜
21cが配置されていて、第1隔室R1、第2隔室R2、
第3隔室R3が区画形成されている。第1隔室R1には陰
極21eが配置され、また第2隔室R2には陽極21d
が配置されている。電気透析槽21においては、第1隔
室R1には第1供給管路24aおよび第1流出管路25
aが接続され、第2隔室R2には第2供給管路24bお
よび第2流出管路25bが接続され、第3隔室R3には
第3供給管路24cおよび第3流出管路25cが接続さ
れている。
析槽21を構成する槽本体21a内にイオン透過性の隔
膜21b、陰イオン選択透過性膜である陰イオン交換膜
21cが配置されていて、第1隔室R1、第2隔室R2、
第3隔室R3が区画形成されている。第1隔室R1には陰
極21eが配置され、また第2隔室R2には陽極21d
が配置されている。電気透析槽21においては、第1隔
室R1には第1供給管路24aおよび第1流出管路25
aが接続され、第2隔室R2には第2供給管路24bお
よび第2流出管路25bが接続され、第3隔室R3には
第3供給管路24cおよび第3流出管路25cが接続さ
れている。
【0023】第1供給管路24aは電気伝導性の高い
水、例えば強電解質物質が溶解している水溶液の供給源
に接続されていて、この水溶液を第1隔室R1に供給
し、また第2供給管路24bは水道水の供給源に接続さ
れていて、水道水を第2隔室R2に供給する。一方、第
3供給管路24cは貯溜槽22に接続されていて、貯溜
槽22内の高濃度、例えば10重量%〜12重量%の次
亜塩素酸ナトリウム水溶液を第3隔室R3に供給する。
また、第1流出管路25aは第1収容タンク23aに接
続され、第2流出管路25bは第2収容タンク23bに
接続されていて、第1隔室R1,第2隔室R2からの生成
水を各収容タンク23a,23bへ流出させるととも
に、第3隔室R3からの処理水を外部に放出させる。
水、例えば強電解質物質が溶解している水溶液の供給源
に接続されていて、この水溶液を第1隔室R1に供給
し、また第2供給管路24bは水道水の供給源に接続さ
れていて、水道水を第2隔室R2に供給する。一方、第
3供給管路24cは貯溜槽22に接続されていて、貯溜
槽22内の高濃度、例えば10重量%〜12重量%の次
亜塩素酸ナトリウム水溶液を第3隔室R3に供給する。
また、第1流出管路25aは第1収容タンク23aに接
続され、第2流出管路25bは第2収容タンク23bに
接続されていて、第1隔室R1,第2隔室R2からの生成
水を各収容タンク23a,23bへ流出させるととも
に、第3隔室R3からの処理水を外部に放出させる。
【0024】このように構成した第2製造装置20の電
気透析槽21においては、高濃度の次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液が貯溜槽22から第3隔室R3に供給され、か
つ第1隔室R1には強電解物質の水溶液が供給されると
ともに、第2隔室R2には水道水が供給されて電気透析
がなされる。この場合、第3隔室R3に供給された次亜
塩素酸ナトリウム水溶液中のナトリウムイオン等の陽イ
オンが隔膜21bを透過して第1隔室R1に移行し、ま
た塩素イオン、塩素酸イオン等の陰イオンが陰イオン交
換膜21cを透過して第2隔室R2に移行する。このた
め、第1隔室R1内ではアルカリ性水が生成されて第1
収容タンク23aに流出され、第2隔室R2では酸性ま
たは弱酸性の次亜塩素酸水溶液水が生成されて第2収容
タンク23bに流出され、また第3隔室R3内では中性
水が生成されてそのまま放流される。各収容タンク23
a,23bに流出した生成水は適宜の用途に使用され
る。
気透析槽21においては、高濃度の次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液が貯溜槽22から第3隔室R3に供給され、か
つ第1隔室R1には強電解物質の水溶液が供給されると
ともに、第2隔室R2には水道水が供給されて電気透析
がなされる。この場合、第3隔室R3に供給された次亜
塩素酸ナトリウム水溶液中のナトリウムイオン等の陽イ
オンが隔膜21bを透過して第1隔室R1に移行し、ま
た塩素イオン、塩素酸イオン等の陰イオンが陰イオン交
換膜21cを透過して第2隔室R2に移行する。このた
め、第1隔室R1内ではアルカリ性水が生成されて第1
収容タンク23aに流出され、第2隔室R2では酸性ま
たは弱酸性の次亜塩素酸水溶液水が生成されて第2収容
タンク23bに流出され、また第3隔室R3内では中性
水が生成されてそのまま放流される。各収容タンク23
a,23bに流出した生成水は適宜の用途に使用され
る。
【0025】なお、第2製造装置20においては、第2
流出管路25bに配設したpHセンサー27aにより第
2隔室R2から流出される水溶液のpHが常時検出され
ていて、この検出値が制御装置27cに検出信号として
出力されている。制御装置27cはこの検出信号に基づ
いて各供給ポンプ26a,26b、各制御バルブ26
c,26d,26e、直流電源27bの電流、電圧を制
御して、第2隔室R2から流出される水溶液を所定の酸
性に保持する。また、第2製造装置20においては、隔
膜21bに換えて陽イオン交換膜11cと同様の陽イオ
ン交換膜を使用することができる。
流出管路25bに配設したpHセンサー27aにより第
2隔室R2から流出される水溶液のpHが常時検出され
ていて、この検出値が制御装置27cに検出信号として
出力されている。制御装置27cはこの検出信号に基づ
いて各供給ポンプ26a,26b、各制御バルブ26
c,26d,26e、直流電源27bの電流、電圧を制
御して、第2隔室R2から流出される水溶液を所定の酸
性に保持する。また、第2製造装置20においては、隔
膜21bに換えて陽イオン交換膜11cと同様の陽イオ
ン交換膜を使用することができる。
【図1】本発明の第1の製造装置を示す概略的な構成図
である。
である。
【図2】本発明の第2の製造装置を示す概略的な構成図
である。
である。
10,20…製造装置、11,21…電気透析槽、11
b,21b…隔膜、11c…陽イオン交換膜、21c…
陰イオン交換膜、11d,21d…陽極、11e,21
e…陰極、14a,14b,14c,24a,24b,
24c…供給管路、15a,15b,15c,25a,
25b,25c…流出管路、R1,R2,R3…隔室。
b,21b…隔膜、11c…陽イオン交換膜、21c…
陰イオン交換膜、11d,21d…陽極、11e,21
e…陰極、14a,14b,14c,24a,24b,
24c…供給管路、15a,15b,15c,25a,
25b,25c…流出管路、R1,R2,R3…隔室。
Claims (5)
- 【請求項1】次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム等を含
有し殺菌作用、消毒作用を有する次亜塩素酸系処理用液
を電気透析法により製造する製造方法であり、製造原液
として次亜塩素酸ナトリウムを溶解する水溶液を採用す
るとともに、電気透析槽として、イオン透過性の隔膜ま
たは陽イオンを選択的に透過する選択透過性膜にて区画
形成されて陽極が配置された第1の隔室と、陽イオンを
選択的に透過する選択透過性膜にて区画形成されて陰極
が配置された第2の隔室と、これら両隔室間にて区画形
成された第3の隔室を備えた電気透析槽を採用し、同電
気透析槽の第3の隔室に前記製造原液を流動させるとと
もに、前記第1,第2の隔室に水を流動させることを特
徴とする次亜塩素酸系処理溶液の製造方法。 - 【請求項2】次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム等を含
有し殺菌作用、消毒作用を有する次亜塩素酸系処理用液
を電気透析法により製造する製造方法であり、製造原液
として次亜塩素酸ナトリウムを溶解する水溶液を採用す
るとともに、電気透析槽として、イオン透過性の隔膜ま
たは陽イオンを選択的に透過する選択透過性膜にて区画
形成されて陰極が配置された第1の隔室と、陰イオンを
選択的に透過する選択透過性膜にて区画形成されて陽極
が配置された第2の隔室と、これら両隔室間にて区画形
成された第3の隔室を備えた電気透析槽を採用し、同電
気透析槽の第3の隔室に前記製造原液を流動させ、かつ
前記第1,第2の隔室に水を流動させることを特徴とす
る次亜塩素酸系処理溶液の製造方法。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の次亜塩素酸系処
理溶液の製造方法において、前記第1,第2の隔室のい
ずれかに一方または両方に流動させる水が強電解質の物
質が溶解する水溶液であることを特徴とする次亜塩素酸
系処理溶液の製造方法。 - 【請求項4】次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム等を含
有し殺菌作用、消毒作用を有する次亜塩素酸系処理用液
を電気透析法により製造する製造装置であり、イオン透
過性の隔膜または陽イオンを選択的に透過する選択透過
性膜にて区画形成されて陽極が配置された第1の隔室、
陽イオンを選択的に透過する選択透過性膜にて区画形成
されて陰極が配置された第2の隔室、およびこれら両隔
室間にて区画形成された第3の隔室を備えた電気透析槽
と、前記各隔室に接続されてこれらの隔室から処理水を
流出させる流出管路と、前記第1,第2の隔室に接続さ
れてこれら各隔室に水を供給する第1,第2の供給管路
と、前記第3の隔室に接続されて同隔室に前記製造原液
を供給する第3の供給管路を備えていることを特徴とす
る次亜塩素酸系処理溶液の製造装置。 - 【請求項5】次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム等を含
有し殺菌作用、消毒作用を有する次亜塩素酸系処理用液
を電気透析法により製造する製造装置であり、イオン透
過性の隔膜または陽イオンを選択的に透過する選択透過
性膜にて区画形成されて陰極が配置された第1の隔室、
陰イオンを選択的に透過する選択透過性膜にて区画形成
されて陽極が配置された第2の隔室、およびこれら両隔
室間にて区画形成された第3の隔室を備えた電気透析槽
と、前記各隔室に接続されてこれらの隔室から処理水を
流出させる流出管路と、前記第1,第2の隔室に接続さ
れて同隔室に水を供給する第1,第2の供給管路と、前
記第3の隔室に接続されて同隔室に前記製造原液を供給
する第3の供給管路を備えていることを特徴とする次亜
塩素酸系処理溶液の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29517194A JP3201699B2 (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 次亜塩素酸系処理用液の製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29517194A JP3201699B2 (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 次亜塩素酸系処理用液の製造方法および製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08150325A JPH08150325A (ja) | 1996-06-11 |
| JP3201699B2 true JP3201699B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=17817157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29517194A Expired - Fee Related JP3201699B2 (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 次亜塩素酸系処理用液の製造方法および製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3201699B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69821973T2 (de) | 1997-12-04 | 2004-11-11 | Steris Corp., Mentor | Chemische änderung von elektrochemisch aktiviertem wasser |
| WO2023095572A1 (ja) * | 2021-11-26 | 2023-06-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 次亜塩素酸水処理装置及びこれを用いた空間除菌システム |
| JP7738219B2 (ja) * | 2021-11-26 | 2025-09-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 次亜塩素酸水処理装置及びこれを用いた空間除菌システム |
| JP7738223B2 (ja) * | 2022-02-15 | 2025-09-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 次亜塩素酸水供給装置及びこれを用いた空間除菌システム |
| JP7738222B2 (ja) * | 2022-01-26 | 2025-09-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 次亜塩素酸水供給装置及びこれを用いた空間除菌システム |
| JP7738220B2 (ja) * | 2021-12-17 | 2025-09-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 次亜塩素酸水供給装置及びこれを用いた空間除菌システム |
-
1994
- 1994-11-29 JP JP29517194A patent/JP3201699B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08150325A (ja) | 1996-06-11 |
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|---|---|---|---|
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