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JP3203216B2 - 車両用ホーンのステーと車両用ホーン - Google Patents
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JP3203216B2 - 車両用ホーンのステーと車両用ホーン - Google Patents

車両用ホーンのステーと車両用ホーン

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JP3203216B2
JP3203216B2 JP24230197A JP24230197A JP3203216B2 JP 3203216 B2 JP3203216 B2 JP 3203216B2 JP 24230197 A JP24230197 A JP 24230197A JP 24230197 A JP24230197 A JP 24230197A JP 3203216 B2 JP3203216 B2 JP 3203216B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用警笛装置
に使用される電気式の車両用ホーンを車両に固定するた
めの車両用ホーンのステーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な車両用ホーン本体の基本構成と
従来のステーの構成について図4と図5を用いて説明す
る。最初に、一般的な車両用ホーン本体50の基本構成
について図4を用いて説明する。容器52は、円板状の
金属板(一例として鉄板)の中央部分に有底の円筒状の
凹部54が形成されて構成されている。凹部54の内部
底面には電磁コイル56と固定鉄心58とから成る電磁
石60が配置されている。なお、電磁コイル56は合成
樹脂製のボビン62に電線が巻回されて形成される。振
動板64は円板状の金属板(一例として鉄板)で構成さ
れ、容器52の開口部を覆って容器52との間で閉空間
を構成するものである。そして、振動板64の中央内面
には固定鉄心58と対向する位置に可動鉄心66が取り
付けられている。
【0003】断続器68は容器52の内面に取り付けら
れ、固定接点70と弾性板72に取り付けられた可動接
点74とを有する。そして可動鉄心66が固定鉄心58
と離反している場合には弾性板72の付勢力により可動
接点74は固定接点70と接触し、電磁石60に電流が
供給できる状態となる。また電磁石60に電流が供給さ
れて電磁石60が励磁され、可動鉄心66が固定鉄心5
8側に振動板64を弾性変形させながら吸引される。併
せて固定鉄心58側に移動する可動鉄心66は弾性板7
2を押動して可動接点74を固定接点70から離反させ
る。これにより、電磁石60への電流供給が中止され、
可動鉄心66の吸引力が消失して可動鉄心66は固定鉄
心58と衝突後速やかに振動板64の復元力により吸引
前の元の位置に移動する。この可動鉄心66の元の位置
への移動と共に弾性板72もまた元の位置に戻り、可動
接点74は固定接点70と接触した状態となり、再度電
磁石60に電流が供給される状態となる。上記動作を繰
り返すことにより、振動板64が連続して振動し、警笛
音が発生するのである。なお、警笛音は振動板64に取
り付けられた共振板76により音量が増幅され、音質が
整えられる。
【0004】このような構成の車両用ホーン本体50に
は一般的にステー78がボルト79aにより取り付けら
れ、車両用ホーン80としてこのステー78を介して車
両の特定部位Aにやはりボルト79bを用いて取り付け
られる。ステー78の詳細な構成について説明する。ス
テー78は金属板を用いて外形が長尺(一例として略長
方形)に形成され、一方の端部(図4、図5中の下端
部)78aにはボルト79aを挿通するための第1ネジ
孔82が形成されている。また、他方の端部(図4、図
5中の上端部)78bは車両の特定部位Aに形成された
一対のガイド84間に丁度嵌まり込む幅に形成されると
共に、特定部位Aにネジ止めするためのボルト79bを
挿通する第2ネジ孔86が形成されている。そして上述
したように車両用ホーン本体50は振動板64が振動し
て音を発生する構成のために可動鉄心66の往復動方向
へ車両用ホーン本体50全体としても激しく振動する。
従って、振動する車両用ホーン本体50をバランス良く
支持するために、第1ネジ孔82と第2ネジ孔86は共
にステー78の長手方向に沿った中心軸B上に形成さ
れ、左右の重量バランスが揃うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の車両用ホーンのステーには次の様な課題が有る。
車両用ホーン本体50をこのステー78を用いて車両に
取り付ける際に、車両内の他の部品とステー78とが干
渉する場合がある。この場合には図5に示すように長手
方向に沿ったステー78の他の部品との干渉領域(特定
領域)Cの側面を一点鎖線のように切り欠いて干渉を避
けるようにいていたが、この場合にはステー78の形状
が中心軸Bを中心として左右非対称となるために、車両
用ホーン80を吹鳴させたときに左右のバランスが崩れ
てステー78が捩じれながら振動して警笛音にビビリ音
等のノイズが入る場合がある。特に車両の特定部位Aの
剛性が低い場合には顕著である。この場合には図5のa
(点線)に示すようにステー78の長手方向に沿って全
長に渡り幅を細くすれば干渉を回避しつつ中心軸Bを中
心として左右対称にすることができ、車両用ホーン80
の吹鳴時のステー78の左右のバランスを維持すること
ができるのであるが、車両の特定部位Aのガイド84の
間隔は車両用ホーン80側だけの事情により簡単には設
計変更することができない。
【0006】また、さらに図5の二点鎖線で示すように
特定領域Cの他方の側面を切り欠いて、中心軸Bを中心
として特定領域Cの外形を左右対称に形成して左右のバ
ランスを確保することも可能であるが、この場合にはス
テー78の特定領域Cの幅と車両の特定部位Aに固定さ
れる他方の端部78bの幅とが大きく相違することにな
る。このため、それぞれの領域毎の強度が大きく異な
り、車両用ホーン80が振動した際に他方の端部78b
と特定領域Cの境界部分(特に幅が急激に変化する丸で
囲った部分)に応力が集中してクラックが発生し、破損
してしまうという課題もある。
【0007】従って、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、車両の特定部位に取り
付けられる他方の端部の幅等の形状を変えずに車両内の
他の部品との干渉を回避し、かつ警笛音にノイズが混入
しないようにし、併せて充分な耐久性を確保できる車両
用ホーンのステーと車両用ホーンを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、金属板を用い
て外形が長尺に形成され、一方の端部には車両用ホーン
に固定するための第1ネジ孔が長手方向に沿った中心軸
上に形成され、他方の端部は車両の特定部位に設けられ
たガイドに嵌まり合う幅に形成されると共に、車両に固
定するための第2ネジ孔が前記中心軸上に形成された車
両用ホーンのステーにおいて、前記他方の端部を除く長
手方向に沿った領域内の特定領域の外形が前記中心軸を
中心に対称にかつ他方の端部の幅よりも幅狭に形成さ
れ、前記第1ネジ孔と前記第2ネジ孔との間の中心軸上
には他方の端部から前記特定領域の他方の端部との境界
領域にかけてスリットが中心軸を中心に対称形状に開口
されていることを特徴とする。具体的には、前記スリッ
トの開口幅は、前記他方の端部と前記境界領域のそれぞ
れにおける幅方向の断面部位の長さの合計を前記特定領
域の幅に近づけるように設定する。
【0009】また、本発明のうち請求項3記載の発明
は、電磁コイルと断続器を収納する容器と、該容器の開
口部を覆って閉空間を構成すると共に前記電磁コイルの
励磁により振動する振動板と、前記容器の底部外面に取
り付けられた請求項1または2記載の車両用ホーンのス
テーとを具備することを特徴とする。
【0010】上記構成を有するステーや車両用ホーンに
よれば、車両内の他の部品と干渉するステーの長手方向
に沿った特定領域の幅が幅狭に形成されてその干渉が回
避される。しかもこの特定領域は中心軸を中心に対称に
幅狭に形成されており、左右のバランスが確保されて警
笛音にノイズが入り込まない。また、中心軸上に設けら
れたスリットにより幅の広い他方の端部の幅方向の断面
部位の長さの合計が幅の狭い特定領域の幅に近づく。こ
のため、他方の端部の曲げ強度が幅の狭い特定領域の曲
げ強度に近づき、振動する車両用ホーンを支持するステ
ーに局部的に応力が加わりにくくなり、ステーにクラッ
クが発生することを抑制できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用ホーン
のステーの好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細
に説明する。なお、従来例と同じ構成要素については同
じ符号を付す。まず、本発明の車両用ホーンのステー1
0の構成について図1を用いて説明する。ステー10は
金属板を用いて外形が長尺(一例として略長方形)に形
成されている。同形の金属板を2枚、3枚積層して構成
する場合もある。そして従来のステー10と同様に、ス
テー10の一方の端部(図1中の下方の端部)10aに
は車両用ホーン本体50に固定するための第1ネジ孔8
2が長手方向に沿った中心軸B上に形成され、他方の端
部(図1中の上方の端部)10bは車両の特定部位Aに
設けられたガイド84に嵌まり合う幅に形成されると共
に、車両に固定するための第2ネジ孔86が中心軸B上
に形成されている。なお、ステー10の一方の端部10
aには従来例と同様に位置決め孔12が形成され、車両
用ホーン本体50の容器52の底面に突設された係合突
起52aが嵌まり込んで第1ネジ孔82を中心としてス
テー10が車両用ホーン本体50に対して回動しない構
造となっている。この位置決め孔12もまた中心軸B上
に形成されている。
【0012】そして本発明のステー10の特徴部分につ
いて説明する。ステー10のガイド84に嵌まり合う他
方の端部10bを除く長手方向に沿った領域内の特定領
域Dの外形が中心軸Bを中心として左右対称にかつ他方
の端部10bの幅d2よりも幅狭に形成されている。本
実施の形態では、他方の端部10bを除く長手方向に沿
った領域全体(つまり一方の端部10aまで)が特定領
域Dとして一定の幅d1(<d2)に形成されている。
この幅d1は、車両の内部にあってステー10を幅狭に
形成しない場合(二点鎖線で示す幅d2とした場合)に
はステー10と干渉する他の部品14が干渉しなくなる
程度に狭く設定する。また、本実施の形態のステー10
では、幅狭の特定領域Dの他方の端部10bとの境界領
域Eの外形は、その幅がd2から滑らかにd1になるよ
うに曲線で形成されて振動時の応力が集中しないように
なっている。
【0013】さらに、第1ネジ孔82と第2ネジ孔86
との間の中心軸B上には他方の端部10bから境界領域
Eにかけてスリット16が中心軸Bを中心として対称形
状に開口されている。そしてスリット16の開口幅w
は、他方の端部10bと境界領域Eのそれぞれにおける
幅方向の断面部位の長さの合計を特定領域Dの幅d1に
近づけるように設定されている。具体的には、他方の端
部10bの領域内では、その幅d2が一定であるために
スリット16の開口幅w1も一定である。そしてその開
口幅w1はスリット16を除くステー10の幅方向の断
面部位の長さの合計(d3+d3)が特定領域Dの幅d
1に近づくように設定されている。なお、本実施の形態
では略一致するように設定されている。また、外形が緩
やかな曲線で形成されてその幅がd2からd1へ緩やか
に幅狭になる境界領域Eでは、スリット16の開口幅w
2も他方の端部10bから離間するに従って次第に狭く
なり、スリット16を除くステー10の幅方向の断面部
位の長さの合計(d4+d4)が特定領域Dの幅d1に
近くなるように設定されている。本実施の形態では略一
致するように設定されている。また、スリット16の凹
部は滑らかな曲線で構成し、当該凹部に振動が加わった
際に応力が集中しないようにしている。
【0014】このように特定領域D中の最も狭い幅d1
に比べて幅の広い領域(他方の端部10bおよび境界領
域E)の中心軸B上にスリット16を設けて、ステー1
0の長手方向に沿った各部分の幅方向の断面部位の長さ
の合計が特定領域Dの幅d1と略一致する構成とするこ
とにより、第1ネジ孔82と第2ネジ孔86の間のステ
ー10の曲げ強度を全長に渡り略均一に設定することが
できる。このため、ステー10に車両用ホーン本体50
から振動が加わっても、ステー10自体が捩じれないで
振動し、また振動による応力が局部的に集中することが
少なくなる。
【0015】また、図2は上述した本発明に係るステー
10を有する車両用ホーン10の構成を示す容器52側
から見た平面図である。ステー10の一方の端部10a
が容器52の底面中央部分にボルト79aを用いてネジ
止めされて固定されている。なお、車両用ホーン本体5
0の本体は従来例で説明した一般的な車両用ホーンと同
様の構成である。このステー10を用いて車両用ホーン
10を構成することによって、従来は吹鳴時においてス
テー10が捩じれて振動し、警笛音にビビリ音等のノイ
ズが入る場合があったが、ステー10は中心軸Bを中心
として左右対称であるから振動しても捩じれにくく、警
笛音にノイズが混入することが少なくなる。よって、警
笛音の音質の低下を防止できる。また、上述したように
スリット16を設けているため、ステー10全体の曲げ
強度が略均等になり、振動しても局部的に応力が加わり
にくくなる。このため、従来のようにステー10にクラ
ックが発生して破損に至るという状況を極力回避するこ
とができる。
【0016】また、図3を用いてステーの他の実施の形
態について説明する。なお、上述した実施の形態と同様
の構成については同じ符号を付し、説明は省略する。こ
のステー20は、幅狭に形成された特定領域Dがステー
20の長手方向に沿った中間領域に形成され、ガイド8
4に嵌まり合う他方の端部10bと共に、車両用ホーン
10に取り付けられる一方の端部10a側の幅も特定領
域Dに対して幅広に形成されている。この場合にはスリ
ット16は、他方の端部10bと共に一方の端部10
a、さらには特定領域Dの各端部10a、10b側の境
界領域Eの中心軸B上に形成する。
【0017】また、上記の実施の形態では、他方の端部
10b若しくは一方の端部10aに形成されるスリット
16は、第2ネジ孔86や第1ネジ孔82に繋がるよう
に形成されているが、第2ネジ孔86や第1ネジ孔82
の周辺全体がボルトやナット若しくはワッシャ等の全体
的に締めつけられる構造の場合にはスリット16は第2
ネジ孔86や第1ネジ孔82に繋がらない構成としても
よい。
【0018】以上、本発明の好適な実施の形態について
種々述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定
されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多
くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る車両用ホーンのステーや車
両用ホーンによれば、ステーの長手方向に沿った特定領
域の幅が他方の端部の幅より幅狭に形成されて車両内の
他の部品との干渉が回避される。しかもこの特定領域は
中心軸を中心に対称に幅狭に形成されており、左右のバ
ランスが確保されて警笛音にノイズが入り込まない。ま
た、第1ネジ孔と第2ネジ孔の間の中心軸上には他方の
端部から境界領域にかけてスリットが形成されており、
幅の広い他方の端部や境界領域の曲げ強度が特定領域中
の幅の狭い部分の曲げ強度に近づく。このため、ステー
の曲げ強度が全長に渡り略均一に設定されるので、車両
用ホーンから振動が加わっても局部的に応力が集中しに
くくなり、ステーにクラックが発生しにくくなるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ホーンのステーの構造を示
す平面図である。
【図2】図1のステーを有する車両用ホーンの構造を示
すステーの取付方向から見た平面図である。
【図3】本発明に係る車両用ホーンのステーの他の実施
の形態の構造を示す平面図である。
【図4】一般的な車両用ホーンの構造を示す側面から見
た説明断面図である。
【図5】図4の車両用ホーンを車両の特定部位Aに取り
付けた状態を示すステーの取付方向から見た平面図であ
る。
【符号の説明】
10 ステー 10a ステーの一方の端部 10b ステーの他方の端部 16 スリット 82 第1ネジ孔 86 第2ネジ孔 B 中心軸 D 特定領域 E 境界領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60Q 5/00 G10K 9/12 G10K 9/15

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板を用いて外形が長尺に形成され、
    一方の端部には車両用ホーンに固定するための第1ネジ
    孔が長手方向に沿った中心軸上に形成され、他方の端部
    は車両の特定部位に設けられたガイドに嵌まり合う幅に
    形成されると共に、車両に固定するための第2ネジ孔が
    前記中心軸上に形成された車両用ホーンのステーにおい
    て、 前記他方の端部を除く長手方向に沿った領域内の特定領
    域の外形が前記中心軸を中心に対称にかつ他方の端部の
    幅よりも幅狭に形成され、前記第1ネジ孔と前記第2ネ
    ジ孔との間の中心軸上には他方の端部から前記特定領域
    の他方の端部との境界領域にかけてスリットが中心軸を
    中心に対称形状に開口されていることを特徴とする車両
    用ホーンのステー。
  2. 【請求項2】 前記スリットの開口幅は、前記他方の端
    部と前記境界領域のそれぞれにおける幅方向の断面部位
    の長さの合計を前記特定領域の幅に近づけるように設定
    されていることを特徴とする請求項1記載の車両用ホー
    ンのステー。
  3. 【請求項3】 電磁コイルと断続器を収納する容器と、 該容器の開口部を覆って閉空間を構成すると共に前記電
    磁コイルの励磁により振動する振動板と、 前記容器の底部外面に取り付けられた請求項1または2
    記載の車両用ホーンのステーとを具備することを特徴と
    する車両用ホーン。
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