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JP3205151B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents
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JP3205151B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

空気調和機の室内機

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JP3205151B2
JP3205151B2 JP31471893A JP31471893A JP3205151B2 JP 3205151 B2 JP3205151 B2 JP 3205151B2 JP 31471893 A JP31471893 A JP 31471893A JP 31471893 A JP31471893 A JP 31471893A JP 3205151 B2 JP3205151 B2 JP 3205151B2
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groove
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内機と室外機とによ
り構成された分離型空気調和機、特に、その室内機のキ
ャビネット構造に改良を加えた空気調和機の室内機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の分離型空気調和機の室
内機は、室内側熱交換器としてのエバポレータ、室内空
気の吸引及び冷却空気の室内への吹出しを行うクロスフ
ローファン、該ファンを駆動するファンモータ、結露し
た水滴を受けるドレンパン及び制御用電装ボックス等を
組立ベースであるキャビネットに内装するとともに、該
キャビネットの前面開放面を、空気の吸入口及び吹出口
を有する前面パネルによって被覆した構成を備えてい
る。
【0003】ところで、前記キャビネットは空気調和機
の機種毎にデザイン仕様が相違し、また、能力の大小に
よってその長さ寸法等が異なっており、従来では例えば
図15に示すように、クロスフローファン軸の支持部2
6、電装ボックスの取付部27、前面パネルの取付部2
8等を一体に形成した合成樹脂射出成形品により構成さ
れていたため、新機種が開発される都度、キャビネット
1の成形金型も新たに設計する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の射出成型方式によって作製されたキャビネッ
ト1の場合、製品開発の度に高額な金型作製費を要する
上、一体成形品であるため金型形状が複雑化することが
避けられず、また、設計図面の作成に多大な時間を要す
る。そのうえ試作段階において、例えば風量検討等の実
施時点でキャビネット寸法等の変更を要することが生じ
た場合には、試作時間及び試作に要する費用が追加され
ることになり、製品開発コストが更に高価につくといっ
た問題点があった。
【0005】また、射出成形の場合、設計寸法に対する
成形品の寸法誤差が大型化するほど拡大するため、作製
可能なキャビネットサイズには自ずから限度があり、大
型機種に使用されるキャビネット1の場合、他部品との
嵌合調整のための試作検討にも時間と費用が生じる。
【0006】さらに、壁面への室内機の取付状態におい
て、キャビネット1の中央ケーシング部分の前後で温度
差が生じた場合に結露する虞れがあるが、このような結
露の発生を防止するために、射出成形されたキャビネッ
ト1の中央ケーシング部分の背面に断熱材を貼付しなけ
ればならず、その分、余計な手間を要していた。
【0007】さらにまた、室内機の壁面への固定手段と
しては、従来より別に準備された据付板を壁面に固定し
た上で、該据付板にキャビネット1の背面側に一体形成
されたフックを引掛けるだけで、該室内機を固定するよ
うにしているが、このような従来の固定手段によると、
室内機の上部のみが支持されているだけで、下部は自由
端となっているため、運転時にがたつきが生じるという
問題点もあった。
【0008】本発明は、キャビネットの中央ケーシング
部分を射出成型によらず、押出成形により形成し、その
両側のモータ側射出形型部分と、クロスフローファン軸
側射出成形部分とを結合した構造とすることにより、上
記従来の諸問題点の解決を図った空気調和機の室内機を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、室内機の構成部品が内装されるキャビネ
ットを備え、このキャビネットを、その長さ方向に分割
された左右のキャビネット部及びこれら左右のキャビネ
ット部と結合可能な中央のケーシング部の都合3体の樹
脂成形部材により構成されたセパレート構造とし、且
つ、前記中央ケーシング部を押出成形により形成すると
ともに、前記左右のキャビネットを射出成形により形成
している。
【0010】上記構成においては、次のような構成を付
加することが好ましい。まず、ケーシング部の背面側
に、据付板への引掛部を一体成形し、且つ、引掛部を構
成する前後壁部分を中空状に形成する。第2に、前記ケ
ーシング部に二重壁部分が形成されているとともに、該
二重壁部分の両側開口部を左右のキャビネット部により
シールすることにより、その内部に空気封入層を形成す
る。
【0011】第3に、前記ケーシング部の背面側に、左
右に長い水平な樋状の裏ドレン部を一体成形するととも
に、上面が左右方向へ片流れ状に傾斜する傾斜面となる
偏平な楔状部材を前記裏ドレン部に挿入する。
【0012】第4に、前記ケーシング部の前面側に、所
定寸法のタッピングねじの径よりも狭い溝幅を有し、且
つ、ケーシング部前面側に開放する溝を一体成形し、キ
ャビネットの開放前面に装着される前面パネルに前記タ
ッピングねじを挿通するとともに、該タッピングねじを
前記溝に螺着することにより、前記前面パネルをキャビ
ネット前面に取り付けるように構成する。
【0013】第5に、前記ケーシング部の背面側に配管
パイプ及びドレンホースを集束して収納可能な管路部材
収納空間部を一体成形する。
【0014】第6に、前記ケーシング部の下面側に、所
定寸法のタッピングねじの径よりも狭い溝幅を有し、且
つ、ケーシング部下面側に開放する溝を一体成形し、据
付板に前記タッピングねじを挿通するとともに、該タッ
ピングねじを前記溝に螺着することにより、前記キャビ
ネットの下面を前記据付板に固定支持するように構成す
る。
【0015】
【作用】上述のように、キャビネット部分を3分割のセ
パレート部品からなる構造として、その3分割の左右の
キャビネットを射出成形による成形品とするとともに、
キャビネットの中央ケーシング部を押出成形による成形
品とすることにより、室内機の長さ寸法が異なる機種間
においても、中央ケーシング部の寸法を設計寸法に適合
するように変更したものと交換するだけで、別機種の室
内機に対応でき、また、寸法の異なる金型を新たに製作
する必要もなくなる。
【0016】ケーシング部の背面側に引掛部を形成した
ものでは、該引掛部が押出成形によるものであるため、
ケーシング部の長さ方向に亙る溝状に形成されることに
なる。従って、据付板にケーシング部を引掛けたまま、
キャビネットを左右長さ方向にスライドさせることが可
能となるために、据付板が壁に固定されていても、引掛
けたキャビネットの左右方向に対する微調整を簡単に行
うことが可能となる。また、引掛部前後壁部を中空構造
とすることにより、引掛部の強度が向上する。
【0017】ケーシング部に二重壁部分を設け、キャビ
ネットの組立状態において該二重壁部分に空気封入層を
形成したものでは、該空気封入層の断熱作用によってケ
ーシング部前後の温度差が大きい場合に発生する虞れの
ある結露が防止される。また、これによって結露防止用
断熱材のケーシング部への貼付が不要となる。
【0018】ケーシング部の背面側に裏ドレン部を一体
成形し、その中に楔状部材を挿入したものでは、ケーシ
ング部の背面に結露して水露が垂れてきた場合に、結露
水が裏ドレン部の楔状部材上を片流れしてドレンパンへ
導かれ、機外への滴下が防止される。
【0019】ケーシング部の前面側に設けた溝をねじ孔
代わりに利用して前面パネルを取り付けるようにしたも
のでは、押出成形により溝がケーシング部の長さ方向に
亙って形成されることになるため、前面パネルの固定時
におけるねじ止め位置に左右方向の融通性があり、取付
調整が容易に行える。
【0020】ケーシング部の背面側に管路部材収納空間
部を一体成形したものでは、該空間部に配管パイプ及び
ドレンホースを集束した状態で収納することにより、パ
イプ及びホース群がすっきりと纏まり、従来必要とした
パイプ押さえ部品を廃止することができる。
【0021】ケーシング部の下面側に設けた溝をねじ孔
代わりに利用して据付板とキャビネットとを結合できる
ようにしたものでは、キャビネットの上部を据付板に引
掛るだけでなく、下部もねじで固定されるため、運転時
の室内機のがたつきを抑えることが可能となる。また、
ねじ孔でなく溝なのでねじ止め位置に左右方向の融通性
があるので、キャビネットの据付板への取付位置の調整
が簡単になる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。なお、図示省略するが本実施例に係る分離型
空気調和機の室内機は、室内側熱交換器としてのエバポ
レータ、室内空気の吸引及び冷却空気の室内への吹出し
を行うクロスフローファン、ファンを駆動するファンモ
ータ、結露した水滴を受けるドレンパン及び制御用電装
ボックス等を組立ベースであるキャビネットに内装する
とともに、キャビネットの前面開放面を、空気の吸入口
及び吹出口を有する前面パネルによって被覆した構成を
備えている。
【0023】図1はキャビネットを分解して示してい
る。この図に示すように、該キャビネット1はその長さ
方向に3分割したセパレート構造となっており、右側キ
ャビネット部としてのモータ側射出成形部2、左側キャ
ビネット部としてのクロスフローファン軸側射出成形部
3及び中央ケーシング部4により構成されている。
【0024】このうち、ケーシング部4は、その両側の
射出成形部2、3を基準として、それらの形状に対応す
る形状を備え、室内空気の吸気流及び熱交換された冷却
気流を誘導するとともにエバポレータ及びクロスフロー
ファンを収容する中央凹入壁部5と、該凹入壁部5の上
端部から後方へほぼ水平に延びるフック状の引掛部6a
及び、凹入壁部5の下端部から後方へほぼ水平に延び、
且つ、引掛部6aとほぼ対称形状の底壁部7を一連に形
成してなるものである。該ケーシング部4は両側の射出
成形部材2、3とは異なり、押出成形により作製されて
おり、これによって空気調和機の機種に対応して任意の
長さ寸法に成形することができる。
【0025】また、モータ側射出成形部2及びクロスフ
ローファン軸側射出成形部3のケーシング部4との対向
端部はそれぞれケーシング部4の左右端面に嵌合するよ
うに構成されている。6bはケーシング部4の凹入壁部
5の背面側に設けられた引掛部である。
【0026】このような構成を有するキャビネット1で
は、その中央ケーシング部4に押出成形による成形品を
用いたことにより、例えば小型機種に使用される場合は
図2に示すように、長さ寸法の短いケーシング部2を左
右の射出成形部2、3と結合し、それよりも大型機種に
使用される場合は図3に示すように、長さ寸法の長いケ
ーシング部2が使用することにより、各種寸法の室内機
に対応するキャビネット1を得ることができる。なお、
図2及び図3においては、ケーシング部4を斜線部分で
示している。
【0027】図4はケーシング部4の拡大断面を、ま
た、図5はその壁面への取付状態を示している。図5に
示すように、キャビネット1のケーシング部4は、壁面
8に固定された据付板9に固定支持される。即ち、据付
板9は壁面8に張り付けられた状態で固定される垂直板
部9aの上端からL字形状の引掛片9bを延出するとと
もに、該垂直板部9aの下端部をL字形状に切り起こし
て引掛片9cを形成してなるもので、上方の引掛片9b
にケーシング部4の上側引掛部6aを、また下方の引掛
片9cに下側引掛部6bをそれぞれ係入することによ
り、ケーシング部4が据付板9に固定支持される。
【0028】各引掛部6a、6bは前述のように、いず
れも押出成形品からなるケーシング部4と一体形成され
ているため、該ケーシング部4の長さ方向に亙って水平
に延びる溝状となっている。従って、据付板9に引掛け
て固定した状態において、据付板9にキャビネット1を
引掛けたまま、キャビネット1を左右にスライドさせる
ことが可能となる。つまり、据付板9が既に壁面8に固
定された状態であっても、引掛けたキャビネット1の左
右方向に対する微調整を簡単に行うことが可能である。
また、上側引掛部6aの両側前後壁部分4a、4bはそ
れぞれ中空状に形成されており、これにより該引掛部6
aの強度の向上を図っている。
【0029】図6はケーシング部4の第1の変形例を示
している。この図に示すケーシング部4は中央凹入壁部
5が二重壁に形成されており、ケーシング部4と左右の
射出成形部2、3との結合状態において、該二重壁部分
5の両側開口部が左右の射出成形部2、3によりシール
されて、その内部に空気封入層10が形成されている。
なお、5aは該二重壁5の前後壁部間に間隔を設けて一
体形成された補強用リブである。
【0030】このようにケーシング部4を二重で中空構
造の押出成形品とすれば、キャビネット1として組み立
てられた状態では、二重壁5の内部に形成された空気封
入層10の断熱作用によって、ケーシング部4の前後の
温度差が大きい場合に発生する虞れのあった結露を効果
的に防止することができる。また、それによって結露を
防ぐために貼り付ける必要のあった断熱材も廃止するこ
とが可能となる。
【0031】図7及び図8はケーシング部4の第2の変
形例を示している。これらの図に示すケーシング部4で
は、凹入壁部5の背面側に左右に長い水平な樋状の裏ド
レン部11を一体成形しており、この裏ドレン部11の
底面に偏平な楔状部材12を挿入している。この楔状部
材12は上面が左右方向に片流れ状に傾斜するような傾
斜面に形成されている。
【0032】このようにケーシング部4を裏ドレン部1
1を有する押出成形品により構成したものでは、ケーシ
ング部4の背面に結露したとき、垂下した結露水は該裏
ドレン部11に挿入された楔状部材12の上面を片流れ
して、その下方に位置するドレンパンへと導かれる。
【0033】図9及び図10はケーシング部4の第3の
変形例を示している。これらの図に示すケーシング部4
では、下端部に前面側に開放する溝13を一体成形して
いる。この溝13は前面パネル14を取り付けるための
タッピングねじ15の径よりも狭い溝幅を有するもの
で、前面パネル14をキャビネット1の前面に装着する
ときは、該前面パネル14に設けられたねじ挿通孔16
にタッピングねじ15を挿通するとともに、該タッピン
グねじ15を溝13に螺着する。
【0034】このようにケーシング部4をその前面側下
端部に溝13を有する押出成形品により構成したもので
は、その溝13を前面パネル14を固定する際のねじ止
着部として使用できる。この場合、タッピングねじ15
を溝13に締め込むことにより、該タッピングねじ15
は成形品であるケーシング部4に食い込んだ状態で固定
されるため、前面パネル14はキャビネット1へ確実強
固に取り付けられる。また、ねじ孔でなく溝を使用して
いることにより、ねじの止着位置が左右方向にフリーと
なるため、取り付けの際の微調整を容易に行うことがで
きる。
【0035】図11及び図12はケーシング部4の第4
の変形例を示している。これらの図に示すケーシング部
4では、背面側に管路部材収納空間部17を一体成形し
ている。即ち、該ケーシング部4では、底壁部7を後方
に延長するとともに、該底壁部7の後端部及び凹入壁部
5の背面からそれぞれ垂直壁部18a、18bをそれぞ
れ延出し、これら垂直壁部18a、18b及び底壁部
7、凹入壁部5で囲まれた部分により管路部材収納空間
部17を構成するとともに、垂直壁部18a、18bの
対向端部間の空間部により管路部材収納用貫通溝19を
構成している。
【0036】管路部材収納空間部17は、周囲に断熱材
が巻装された配管パイプ20、21及びドレンホース2
2を集束して収納可能な広さを備えている。また、管路
部材収納用貫通溝19の溝幅は、これら配管パイプ2
0、21及びドレンホース22のいずれの径よりも大き
く形成されており、パイプ及びホース群は該管路部材収
納用貫通溝19から管路部材収納空間部17の中に納ま
りよく収納される。
【0037】このようにケーシング部4を、下端部に空
間部17を有する押出成形品により構成したものでは、
該管路部材収納空間部17に配管パイプ20、21及び
ドレンパン22を集束できるため、従来、必須部品とさ
れたパイプ押さえを廃止することができる。
【0038】図13及び図14はケーシング部4の第5
の変形例を示している。これらの図に示すケーシング部
4では、底壁部7の下面側に開放する溝23を一体成形
している。この溝23はケーシング部4を据付板9と結
合するためのタッピングねじ24の径よりも狭い溝幅を
有するものである。一方、据付板9は図5に示すものと
は異なり、底壁部7まで延びる断面コ字形状に形成され
ており、その下端水平板部9dにねじ挿通孔25が穿設
されている。なお、この場合、下側引掛部6bは必要な
いため、形成されていない。
【0039】このような構成において、ケーシング部4
を据付板9に装着するときは、該ケーシング部4の上側
引掛部6aを据付板9の引掛片9bに係合した上で、該
据付板9のねじ挿通孔25にタッピングねじ24を挿通
するとともに、該タッピングねじ24を溝23に螺着す
ることにより行う。
【0040】このようにケーシング部4を、下端部に溝
23を有する押出成形品により構成したものでは、その
溝幅はタッピングねじ24の径よりも小さいので、タッ
ピングねじ24で締め込むと、ねじがケーシング部4に
食い込んで固定される。この取付状態においては、ケー
シング部4の上端部が引掛け係合された上に、下端部が
ねじ24で固定されるので、運転時の室内機のがたつき
を抑えることができる。また、ねじ24の螺着はねじ孔
とは異なり溝23によって行っているので、ねじの止着
位置が左右方向にフリーとなるため、取り付けの際の微
調整を容易に行うことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるとき
は、キャビネットを長さ方向に3分割したセパレート構
造とし、その3分割の左右のキャビネットを射出成形に
よる成形品とするとともに、中央ケーシング部を押出成
形により形成するようにしているので、キャビネット寸
法の変更を比較的簡単に行うことができ、金型を新たに
作成する必要がなくなり、その金型作成コスト及びそれ
に要する時間を大幅に節約することができる上、金型設
計図面作成に要する時間も削減できる。
【0042】そして、試作段階での寸法変更にも容易に
対応することができる。この場合、製品の左右寸法が変
化するだけなので、室内機の風量等については製品寸法
より比例計算によって推測することができる。従って、
試作検討時間の短縮を図ることができる。また、ケーシ
ング部が押出成形なので、製品の大型化に対しても寸法
誤差が生じにくいという利点も有する。
【0043】請求項2によるときは、据付板への引掛部
も押出成形により形成されているので、据付板にキャビ
ネットを引掛けた状態のまま、キャビネットの左右方向
への微調整が可能となる。また、引掛部の両側壁部を中
空構造としたことにより、強度を向上させることができ
る。
【0044】請求項3によるときは、ケーシング部に二
重壁部分を構成し、該二重壁部分の両端をシールするこ
とにより、その内部に空気封入層を形成しているので、
該空気封入層の断熱作用によってケーシング部前面側へ
の結露を極力防止することができる。また、従来必要と
した結露防止用の断熱材も廃止できる。
【0045】請求項4によるときは、ケーシング部の背
面側に裏ドレン部を一体成形し、その中に楔状部材を挿
入しているので、ケーシング部の背面側に結露した水滴
を片流れさせて、ドレンパンへと導くことができ、室内
機から外部へ結露水が滴下するのを防止することができ
る。
【0046】請求項5によるときは、ケーシング部の前
面側に溝を一体成形し、この溝にタッピングねじを螺着
することにより、前面パネルを取り付けるようにしてい
る。従って、前面パネルを固定するためのねじ止着部が
押出成形による溝であるために、ねじ止め位置が左右方
向にフリーであり、取付調整を容易に行うことができ
る。
【0047】請求項6によるときは、ケーシング部の背
面側に管路部材収納空間部を一体成形しているので、こ
の空間に配管パイプ及びドレンホースを集束して収納す
ることにより、ケーシング背面の納まりがすっきりし
て、据付板への取り付け作業もスムーズに行える。ま
た、従来必要とした部品の一つであるパイプ押さえも廃
止できる。
【0048】請求項7によるときは、ケーシング部の下
面側に溝を一体成形し、この溝にタッピングねじを螺着
することにより、キャビネットの下面を据付板に固定支
持するようにしている。従って、据付板へのねじ止めを
行うに際し、ねじの止着位置が左右方向にフリーであ
り、取付調整を容易に行うことができる。また、ねじで
固定するために室内機がしっかりと固定され、運転時の
室内機のがたつきを引掛けだけの場合に比べて小さくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例におけるキャビネットを分解
して示す斜視図。
【図2】 小型の室内機に対応するキャビネットを示す
概略正面図。
【図3】 大型の室内機に対応するキャビネットを示す
概略正面図。
【図4】 ケーシング部を示す縦断側面図。
【図5】 ケーシング部の壁面への取付状態を示す縦断
側面図。
【図6】 ケーシング部の第1の変形例を示す縦断側面
図。
【図7】 ケーシング部の第2の変形例を示す縦断側面
図。
【図8】 その斜視図。
【図9】 ケーシング部の第3の変形例を示す縦断側面
図。
【図10】 その要部拡大断面図。
【図11】 ケーシング部の第4の変形例を示す縦断側
面図。
【図12】 その要部拡大断面図。
【図13】 ケーシング部の第5の変形例を示す縦断側
面図。
【図14】 その要部拡大断面図。
【図15】 従来例におけるキャビネットを示す斜視
図。
【符号の説明】
1 キャビネット 2 モータ側射出成形部 3 クロスフローファン軸側射出成形部 4 ケーシング部 4a 前壁部分 4b 後壁部分 5 凹入壁部 6a 上側引掛部 9 据付板 10 空気封入層 11 裏ドレン部 12 楔状部材 13 溝 14 前面パネル 15 タッピングねじ 17 管路部材収納空間部 20 配管パイプ 21 配管パイプ 22 ドレンホース 23 溝 24 タッピングねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−101329(JP,U) 実開 昭63−153027(JP,U) 実開 昭59−13927(JP,U) 実開 昭57−112615(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内機の構成部品が内装されるキャビネ
    ットを備え、このキャビネットを、その長さ方向に分割
    された左右のキャビネット部及びこれら左右のキャビネ
    ット部と結合可能な中央のケーシング部の都合3体の樹
    脂成形部材により構成されたセパレート構造とし、且
    つ、前記中央ケーシング部を押出成形により形成すると
    ともに、前記左右のキャビネットを射出成形により形成
    したことを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 【請求項2】 押出成形品からなるケーシング部の背面
    側に、据付板への引掛部が一体成形され、且つ、引掛部
    を構成する前後壁部分は中空状に形成されている請求項
    1の空気調和機の室内機。
  3. 【請求項3】 押出成形品からなるケーシング部に二重
    壁部分が形成されているとともに、該二重壁部分の両側
    開口部が左右のキャビネット部によりシールされて、そ
    の内部に空気封入層が形成されるように構成されている
    請求項1または2の空気調和機の室内機。
  4. 【請求項4】 押出成形品からなるケーシング部の背面
    側に、左右に長い水平な樋状の裏ドレン部が一体成形さ
    れているとともに、上面が左右方向へ片流れ状に傾斜す
    る傾斜面となる偏平な楔状部材が前記裏ドレン部に挿入
    されている請求項1〜3のいずれかの空気調和機の室内
    機。
  5. 【請求項5】 押出成形品からなるケーシング部の前面
    側に、所定寸法のタッピングねじの径よりも狭い溝幅を
    有し、且つ、ケーシング部前面側に開放する溝が一体成
    形され、キャビネットの開放前面に装着される前面パネ
    ルに前記タッピングねじを挿通するとともに、該タッピ
    ングねじを前記溝に螺着することにより、前記前面パネ
    ルが前記キャビネット前面に取り付けられるように構成
    されている請求項1〜4のいずれかの空気調和機の室内
    機。
  6. 【請求項6】 押出成形品からなるケーシング部の背面
    側に、配管パイプ及びドレンホースを集束して収納可能
    な管路部材収納空間部が一体成形されている請求項1〜
    5のいずれかの空気調和機の室内機。
  7. 【請求項7】 押出成形品からなるケーシング部の下面
    側に、所定寸法のタッピングねじの径よりも狭い溝幅を
    有し、且つ、ケーシング部下面側に開放する溝が一体成
    形され、据付板に前記タッピングねじを挿通するととも
    に、該タッピングねじを前記溝に螺着することにより、
    キャビネットの下面が前記据付板に固定支持されるよう
    に構成されている請求項1〜6のいずれかの空気調和機
    の室内機。
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