JP3205782B2 - アルミニウム製サスペンション部品の製造方法 - Google Patents
アルミニウム製サスペンション部品の製造方法Info
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Description
ペンションに用いられるアーム、リンク等のようなアル
ミニウム製サスペンション部品を製造する方法に関す
る。
いう語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を
含むものとする。
従来、プレス成形された鋼製のものが用いられていた。
ところが、近年、自動車の性能向上および燃費低減のた
めに、軽量化が要求されるようになってきており、各種
自動車用サスペンション部品にアルミニウム製品を用い
ることが考えられている。
は、通常、その各部分の形状が、同一方向に伸びる軸線
を有していない。たとえばロアアームの場合、その両端
部に、ゴムブシュを介して車体側および車輪側へ揺動自
在に取付けるための取付け孔が形成されているが、その
揺動中心の向きが異なっているため、取付け孔の方向も
異なったものとなっている。しかも、ロアアームには、
その重量を軽減させるための複数の重量軽減用貫通孔も
形成されている。
は、押出成形された丸棒を加熱して熱間型鍛造加工を施
した後トリミングし、さらに熱処理することによって製
造される。
ニウム製サスペンション部品を製造する従来の方法で
は、丸棒から所定の形状に熱間型鍛造するさいの型鍛造
に多くの工数を必要とする。しかも、全体にトリミング
を施す必要があるので、除去するばりの量が多くなり、
材料歩留りが悪くなる。したがって、コストが高くなる
という問題がある。
ミニウム製サスペンション部品の製造方法を提供するこ
とにある。
ニウム製サスペンション部品の製造方法は、最終製品形
状に近似した横断面形状を有するアルミニウム押出形材
を成形した後溶体化処理を施し、ついでこのアルミニウ
ム押出形材を所定長さに切断するか、または最終製品形
状に近似した横断面形状を有するアルミニウム押出形材
を成形し、ついでこのアルミニウム押出形材を所定長さ
に切断した後溶体化処理を施し、その後切断片の一部分
にねじり加工または曲げ加工を施して最終製品形状に成
形し、さらに時効処理を施すことを特徴とするものであ
る。
ョン部品の製造方法は、両端部に方向の異なった第1お
よび第2の2つの取付け孔を有するアルミニウム製サス
ペンション部品を製造する方法であって、最終製品形状
に近似した横断面形状を有するとともに、横断面におけ
る両端部に押出方向に伸びる第1および第2の2つの貫
通孔を有するアルミニウム押出形材を成形した後、この
アルミニウム押出形材を所定長さに切断し、ついで切断
片における第1貫通孔と第2貫通孔の間でかつ第2貫通
孔の近傍を局部的に加熱し、この部分に切断片の長さ方
向に圧縮加重をかけながらねじり加工を施して最終製品
形状に成形し、さらに溶体化処理および時効処理を施す
ことを特徴とするものである。
ョン部品の製造方法は、両端部に方向の異なった第1お
よび第2の2つの取付け孔を有するアルミニウム製サス
ペンション部品を製造する方法であって、最終製品形状
に近似した横断面形状を有するとともに、横断面におけ
る両端部に押出方向に伸びる第1および第2の2つの 貫
通孔を有するアルミニウム押出形材を成形した後、この
アルミニウム押出形材を所定長さに切断し、ついで切断
片における第1貫通孔と第2貫通孔の間でかつ第2貫通
孔の近傍を局部的に加熱し、この部分に切断片の厚さ方
向に曲げ加工を施して最終製品形状に成形し、さらに溶
体化処理および時効処理を施すことを特徴とするもので
ある。
じり加工または曲げ加工を施して最終製品形状に成形す
るものであるから、従来のように全体を鍛造により成形
する場合に比べて工数が少なくなる。また、溶体化処理
した後にねじり加工または曲げ加工を施し、その後時効
処理を施すので、破壊の起点となり易いねじりまたは曲
げ部分の引張り強度が向上する。さらに、ばりが全く発
生しないので、トリミングを施す必要が全くなくなって
材料歩留が向上する。
明と同様に、従来のように全体を鍛造により成形する場
合に比べて工数が少なくなるし、ばりが発生しないの
で、トリミングを施す必要が全くなくなって材料歩留が
向上する。
1貫通孔と第2貫通孔の間でかつ第2貫通孔の近傍を局
部的に加熱し、この部分に切断片の長さ方向に圧縮加重
をかけながらねじり加工を施すものであるから、ねじり
加工部分の引張り強度が向上するとともに、ねじり限界
が向上し、さらに最終製品形状に成形してから、溶体化
処理および時効処理を施すものであるから、前記引張り
強度およびねじり限界が一層向上する。
貫通孔と第2貫通孔の間でかつ第2貫通孔の近傍を局部
的に加熱し、この部分に切断片の厚さ方向に曲げ加工を
施すものであるから、両端部に方向の異なった2つの取
付け孔を有するアルミニウム製サスペンション部品を簡
単に製造することができるし、さらに最終製品形状に 成
形してから、溶体化処理および時効処理を施すものであ
るから、曲げ加工部分の引張り強度が向上する。
明する。この実施例は、本発明の方法を自動車用サスペ
ンションのアルミニウム製ロアアームの製造に適用した
ものである。
し、ロアアームを製造する途中の段階の斜視図である。
図2はこの実施例で製造されるロアアームの斜視図であ
る。
(10)は横長の板状で、その両端部に互いに直角をなす第
1および第2の2つの取付け孔(11)(12)が形成されてい
る。また、両取付け孔(11)(12)間に、第1の取付け孔(1
1)と同方向を向いた複数の重量軽減用孔(13)(14)が形成
されている。
たっては、まず、図1に示すような横断面形状を有する
押出形材(1) を成形する。この押出形材(1) は、たとえ
ばJIS A6N01合金やA6061合金などで成形する
のがよい。押出形材(1) は、第2の取付け孔(12)の部分
を除いてロアアーム(10)と同一の横断面形状を有してお
り、横断面における両端部に第1および第2の貫通孔
(2)(5)を有するとともに、両貫通孔(2)(5)の間に2つの
中間貫通孔を有する。
長さに切断して切断片(1A)を形成する。この切断片(1A)
において、第1の貫通孔(2) が第1の取付け孔(11)とな
り、中間貫通孔(3)(4)が重量軽減用孔(13)(14)となる。
さらに切断片(1A)における第2の貫通孔(5) とこれに隣
接した中間貫通孔(4) との間の部分を局部的に加熱し、
この部分に切断片(1A)の長さ方向に圧縮荷重をかけなが
らねじり加工を施すことによって第2の貫通孔(5) の向
きを他の孔(2)(3)(4) と直角をなすようにし、第2の取
付け孔(12)とすることにより、最終製品形状とする。
は、押出形材(1) の成形後これに溶体化処理を施し、最
終製品形状となした後、時効処理を施す。同発明の他の
実施例としては、押出形材(1) の切断後の切断片(1A)に
溶体化処理を施し、最終製品形状となした後、時効処理
を施す。第2の発明の実施例としては、最終製品形状と
なした後、最後に溶体化処理および時効処理を施す。以
上のようにして、ロアアーム(10)が製造される。
り製造されるロアアームを示す。図3において、ロアア
ーム(20)の第2の取付け孔(21)は、第1の取付け孔(11)
と鋭角をなしている。その他の構成は図2に示すロアア
ームと同様であり、同一部分に同一符号を付す。
は、まずロアアーム(10)の場合と同様にして切断片(1A)
を形成した後、切断片(1A)における第2の貫通孔(5) と
これに隣接した中間貫通孔(4) との間の部分を局部的に
加熱し、この部分に切断片(1A)の厚さ方向に曲げ加工を
施すことによって第2の貫通孔(5) の向きを他の孔(2)
(3)(4) と鋭角をなすようにし、第2の取付け孔(21)と
する。
は、押出形材(1) の成形後これに溶体化処理を施し、最
終製品形状となした後、時効処理を施す。同発明の他の
実施例としては、押出形材(1) の切断後の切断片(1A)に
溶体化処理を施し、最終製品形状となした後、時効処理
を施す。第3の発明の実施例としては、最終製品形状と
なした後、最後に溶体化処理および時効処理を施す。以
上のようにして、ロアアーム(20)が製造される。
の製造に適用されたものであるが、本発明の方法はその
他の自動車用サスペンション部品の製造にも適用するこ
とができる。
よれば、上述のようにして、アルミニウム製自動車用サ
スペンション部品を製造することができるから、従来の
方法に比べて工数が少なくなる。またトリミングを施す
必要が全くなくなって材料歩留りが向上するので、コス
トが安くなる。そして、破壊の起点となり易いねじりま
たは曲げ部分の引張り強度が向上する。
り強度およびねじり限界が向上する。また、第3の発明
によれば、さらに、両端部に方向の異なった2つの取付
け孔を有するアルミニウム製サスペンション部品を簡単
に製造することができるし、曲げ加工部分の引張り強度
も向上する。
途中の段階の斜視図である。
たロアアームの斜視図である。
されたロアアームの斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 最終製品形状に近似した横断面形状を有
するアルミニウム押出形材(1) を成形した後溶体化処理
を施し、ついでこのアルミニウム押出形材(1) を所定長
さに切断するか、または最終製品形状に近似した横断面
形状を有するアルミニウム押出形材(1) を成形し、つい
でこのアルミニウム押出形材(1) を所定長さに切断した
後溶体化処理を施し、その後切断片(1A)の一部分にねじ
り加工または曲げ加工を施して最終製品形状に成形し、
さらに時効処理を施すことを特徴とするアルミニウム製
サスペンション部品の製造方法。 - 【請求項2】 両端部に方向の異なった第1および第2
の2つの取付け孔(11)(12)を有するアルミニウム製サス
ペンション部品を製造する方法であって、 最終製品形状に近似した横断面形状を有するとともに、
横断面における両端部に押出方向に伸びる第1および第
2の2つの貫通孔(2)(5)を有するアルミニウム押出形材
(1) を成形した後、このアルミニウム押出形材(1) を所
定長さに切断し、ついで切断片(1A)における第1貫通孔
(2) と第2貫通孔(5) の間でかつ第2貫通孔(5) の近傍
を局部的に加熱し、この部分に切断片(1A)の長さ方向に
圧縮加重をかけながらねじり加工を施して最終製品形状
に成形し、 さらに溶体化処理および時効処理を施すこと
を特徴とするアルミニウム製サスペンション部品の製造
方法。 - 【請求項3】 両端部に方向の異なった第1および第2
の2つの取付け孔(11)(21)を有するアルミニウム製サス
ペンション部品を製造する方法であって、 最終製品形状に近似した横断面形状を有するとともに、
横断面における両端部に押出方向に伸びる第1および第
2の2つの貫通孔(2)(5)を有するアルミニウム押出形材
(1) を成形した後、このアルミニウム押出形材(1) を所
定長さに切断し、ついで切断片(1A)における第1貫通孔
(2) と第2貫通孔(5) の間でかつ第2貫通孔(5) の近傍
を局部的に加熱し、この部分に切断片(1A)の厚さ方向に
曲げ加工を施して最終製品形状に成形し、さらに溶体化
処理および 時効処理を施すことを特徴とするアルミニウ
ム製サスペンション部品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04252193A JP3205782B2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | アルミニウム製サスペンション部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04252193A JP3205782B2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | アルミニウム製サスペンション部品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06255332A JPH06255332A (ja) | 1994-09-13 |
| JP3205782B2 true JP3205782B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=12638391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04252193A Expired - Lifetime JP3205782B2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | アルミニウム製サスペンション部品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3205782B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015137037A (ja) * | 2014-01-23 | 2015-07-30 | スズキ株式会社 | 車両のロアアームおよびその製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3027922B2 (ja) * | 1995-04-28 | 2000-04-04 | トヨタ自動車株式会社 | アーム及びアームの鍛造方法 |
-
1993
- 1993-03-03 JP JP04252193A patent/JP3205782B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015137037A (ja) * | 2014-01-23 | 2015-07-30 | スズキ株式会社 | 車両のロアアームおよびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06255332A (ja) | 1994-09-13 |
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