JP3206844B2 - 非水系有機溶媒の精製方法 - Google Patents
非水系有機溶媒の精製方法Info
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- JP3206844B2 JP3206844B2 JP34418992A JP34418992A JP3206844B2 JP 3206844 B2 JP3206844 B2 JP 3206844B2 JP 34418992 A JP34418992 A JP 34418992A JP 34418992 A JP34418992 A JP 34418992A JP 3206844 B2 JP3206844 B2 JP 3206844B2
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- sicl
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- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非水系有機溶媒の精製
方法に関する。さらに詳しくは、非水系有機溶媒に含ま
れている水分やチオールあるいはアミン化合物を脱水、
脱硫、脱アミンする方法に関する。
方法に関する。さらに詳しくは、非水系有機溶媒に含ま
れている水分やチオールあるいはアミン化合物を脱水、
脱硫、脱アミンする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非水系の有機溶媒を精製する方法
としては、主に単純に蒸留または抽出蒸留などの方法が
用いられていた。また、特別な場合には、モレキュラー
シーブ等の吸着剤や金属ナトリウム等を添加し蒸留する
方法が用いられてきた。
としては、主に単純に蒸留または抽出蒸留などの方法が
用いられていた。また、特別な場合には、モレキュラー
シーブ等の吸着剤や金属ナトリウム等を添加し蒸留する
方法が用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非水系
の有機溶媒中の微量水分、及び非水系の有機溶媒と沸点
の近いチオール系あるいはアミン系化合物を一度にしか
も高精度で除去することは困難であった。また、微量な
水分の除去もきわめて困難であった。
の有機溶媒中の微量水分、及び非水系の有機溶媒と沸点
の近いチオール系あるいはアミン系化合物を一度にしか
も高精度で除去することは困難であった。また、微量な
水分の除去もきわめて困難であった。
【0004】本発明は、前記従来技術の課題を解決する
ため、非水系の有機溶媒中の水分やチオール系あるいは
アミン系化合物を一度にしかも高精度で除去する方法を
提供することを目的とする。
ため、非水系の有機溶媒中の水分やチオール系あるいは
アミン系化合物を一度にしかも高精度で除去する方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の非水系有機溶媒の精製方法は、非水系の有
機溶媒に、複数個のハロゲン基を含むシリル化合物を加
えて混合し、前記非水系の有機溶媒に含まれている水
分、チオール系化合物またはアミン系化合物と反応させ
てシロキサン化合物を生成させ、次に前記シロキサン化
合物および未反応のシリル化合物を前記非水系の有機溶
媒から分離除去するという構成を備えたものである。
め、本発明の非水系有機溶媒の精製方法は、非水系の有
機溶媒に、複数個のハロゲン基を含むシリル化合物を加
えて混合し、前記非水系の有機溶媒に含まれている水
分、チオール系化合物またはアミン系化合物と反応させ
てシロキサン化合物を生成させ、次に前記シロキサン化
合物および未反応のシリル化合物を前記非水系の有機溶
媒から分離除去するという構成を備えたものである。
【0006】前記構成においては、複数個のハロゲン基
を含むシリル化合物が、SiCl4、SiHCl3 、S
iH2 Cl2 、及びSiCl3 O(SiCl2 O)n S
iCl3 (nは0または整数)から選ばれる少なくとも
一つであることが好ましい。
を含むシリル化合物が、SiCl4、SiHCl3 、S
iH2 Cl2 、及びSiCl3 O(SiCl2 O)n S
iCl3 (nは0または整数)から選ばれる少なくとも
一つであることが好ましい。
【0007】シリル化合物の添加量は、非水系有機溶媒
に含まれている水やチオール系あるいはアミン系化合物
を除去するのに必要な量だけ適宜添加すれば良い。
に含まれている水やチオール系あるいはアミン系化合物
を除去するのに必要な量だけ適宜添加すれば良い。
【0008】
【作用】前記した本発明によれば、非水系の有機溶媒中
に水やチオール系あるいはアミン系化合物が含まれてい
ると、複数個ハロゲン基(例えばクロル基)を含むシリ
ル化合物を添加混入することで水、またはチオール系、
またはアミン系化合物の活性水素とシリル化合物のハロ
ゲン基とが脱ハロゲン化水素反応を生じる。例えばクロ
ロシリル化合物を用いた場合は、脱塩化水素反応を生じ
て、シロキサン化合物と塩酸が生成される。この状態で
蒸留やろ過法を用いて非水系溶媒からシロキサン化合物
と塩酸を容易に分離することが可能となり、非水系有機
溶媒中の水分やチオール系あるいはアミン系化合物をき
わめて簡単に分離除去できる作用がある。
に水やチオール系あるいはアミン系化合物が含まれてい
ると、複数個ハロゲン基(例えばクロル基)を含むシリ
ル化合物を添加混入することで水、またはチオール系、
またはアミン系化合物の活性水素とシリル化合物のハロ
ゲン基とが脱ハロゲン化水素反応を生じる。例えばクロ
ロシリル化合物を用いた場合は、脱塩化水素反応を生じ
て、シロキサン化合物と塩酸が生成される。この状態で
蒸留やろ過法を用いて非水系溶媒からシロキサン化合物
と塩酸を容易に分離することが可能となり、非水系有機
溶媒中の水分やチオール系あるいはアミン系化合物をき
わめて簡単に分離除去できる作用がある。
【0009】また、複数個のハロゲン基を含むシリル化
合物が、SiCl4 、SiHCl3、SiH2 Cl2 、
及びSiCl3 O(SiCl2 O)n SiCl3 (nは
0または整数)から選ばれる少なくとも一つであると、
反応に寄与する官能基が多く、かつ反応後のシロキサン
を分離除去しやすいので好ましい。
合物が、SiCl4 、SiHCl3、SiH2 Cl2 、
及びSiCl3 O(SiCl2 O)n SiCl3 (nは
0または整数)から選ばれる少なくとも一つであると、
反応に寄与する官能基が多く、かつ反応後のシロキサン
を分離除去しやすいので好ましい。
【0010】
【実施例】以下に実施例を用いて順に説明する。なお以
下の実施例においては、とくに記載していない限り%は
重量%を意味する。
下の実施例においては、とくに記載していない限り%は
重量%を意味する。
【0011】実施例1 非水系の有機溶媒として、例えば、n−デカン(活性水
素を含まない非水系の有機溶媒、例えば、石油ベンジ
ン、n−ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エ
ーテル、ガソリン、灯油等でも同様に適用できる)を1
kgとり、複数個のクロル基を含むシリル化合物とし
て、SiCl3 OSiCl3 を4g添加して良く撹拌し
た。このとき、n−デカン中に含まれる水分は、下記式
(化1)に示すように、SiCl3 OSiCl3 と脱塩
酸反応して塩酸ガスとシロキサン化合物を生成した。
素を含まない非水系の有機溶媒、例えば、石油ベンジ
ン、n−ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エ
ーテル、ガソリン、灯油等でも同様に適用できる)を1
kgとり、複数個のクロル基を含むシリル化合物とし
て、SiCl3 OSiCl3 を4g添加して良く撹拌し
た。このとき、n−デカン中に含まれる水分は、下記式
(化1)に示すように、SiCl3 OSiCl3 と脱塩
酸反応して塩酸ガスとシロキサン化合物を生成した。
【0012】
【化1】
【0013】またチオール系のSH基は、SiCl基と
脱塩酸反応して下記式(化2)に示すように、塩酸とS
i−S結合を生成してシロキサン化合物に固定された。
なお下記式(化2)において、Rはアルキル基を示す。
脱塩酸反応して下記式(化2)に示すように、塩酸とS
i−S結合を生成してシロキサン化合物に固定された。
なお下記式(化2)において、Rはアルキル基を示す。
【0014】
【化2】
【0015】またアミン系化合物のNH基、NH2 基
も、SiCl基と脱塩酸反応して塩酸とSi−N結合を
生成し、シロキサン化合物に固定された。なお下記式
(化3)において、R1,R2は水素またはアルキル基を
示し、アルキル基の場合は、R1,R2は環状構造(シク
ロアルキル基)になっていてもよい。
も、SiCl基と脱塩酸反応して塩酸とSi−N結合を
生成し、シロキサン化合物に固定された。なお下記式
(化3)において、R1,R2は水素またはアルキル基を
示し、アルキル基の場合は、R1,R2は環状構造(シク
ロアルキル基)になっていてもよい。
【0016】
【化3】
【0017】以上の通り、脱水、脱硫、脱アミンを行う
ことができた。次に、145℃付近で蒸留を行なうと、
塩酸は蒸気として除去でき、シロキサン化合物は沸点が
高いので蒸発残査として簡単に除去できた。
ことができた。次に、145℃付近で蒸留を行なうと、
塩酸は蒸気として除去でき、シロキサン化合物は沸点が
高いので蒸発残査として簡単に除去できた。
【0018】なお、不純物として水分が多少多めに含ま
れている場合には、高分子量のポリシロキサン化合物が
生成されるので、遠心分離法やろ過法で分離することも
可能であった。
れている場合には、高分子量のポリシロキサン化合物が
生成されるので、遠心分離法やろ過法で分離することも
可能であった。
【0019】実施例2 実施例1の非水系の有機溶媒としてn−デカンの代わり
に灯油を用い、蒸留温度を175〜325℃とした以外
は実施例1と同様に実験をした。その結果、窒素酸化物
や硫黄酸化物の原因となるチオール系やアミン系化合物
を殆ど完全に除去できた。
に灯油を用い、蒸留温度を175〜325℃とした以外
は実施例1と同様に実験をした。その結果、窒素酸化物
や硫黄酸化物の原因となるチオール系やアミン系化合物
を殆ど完全に除去できた。
【0020】なお、上記実施例では、複数個クロロシリ
シリル基を含む物質として、SiCl3 OSiCl3 を
用いたが、SiCl4 、またはSiHCl3 、SiH2
Cl 2 、SiCl3 O(SiCl2 O)n SiCl
3 (nは0または整数、好ましくは0〜20)を用いる
ことが可能であった。特に、SiCl3 O(SiCl2
O)n SiCl3 (好ましいnは2〜20の整数)は沸
点が高く安定なため取扱いが他のものに比べて容易であ
った。
シリル基を含む物質として、SiCl3 OSiCl3 を
用いたが、SiCl4 、またはSiHCl3 、SiH2
Cl 2 、SiCl3 O(SiCl2 O)n SiCl
3 (nは0または整数、好ましくは0〜20)を用いる
ことが可能であった。特に、SiCl3 O(SiCl2
O)n SiCl3 (好ましいnは2〜20の整数)は沸
点が高く安定なため取扱いが他のものに比べて容易であ
った。
【0021】以上説明した通り、本発明の実施例によれ
ば、非水系の溶媒に複数個のクロル基を有するシリル化
合物添加混合し、含まれている水分やチオール系化合物
あるいはアミン系化合物と反応させてポリシロキサン化
合物を生成し、次に前記ポリシロキサン化合物および未
反応の複数個クロロシリシリル基を含む物質を分離し、
非水系有機溶媒を精製する。非水系有機溶媒に含まれて
いる水分やチオールあるいはアミン化合物を脱水、脱
硫、脱アミンできる。
ば、非水系の溶媒に複数個のクロル基を有するシリル化
合物添加混合し、含まれている水分やチオール系化合物
あるいはアミン系化合物と反応させてポリシロキサン化
合物を生成し、次に前記ポリシロキサン化合物および未
反応の複数個クロロシリシリル基を含む物質を分離し、
非水系有機溶媒を精製する。非水系有機溶媒に含まれて
いる水分やチオールあるいはアミン化合物を脱水、脱
硫、脱アミンできる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法は、
非水系の有機溶媒中に含まれている水やチオール系ある
いはアミン系化合物を容易に効率良く分離除去できる効
果がある。すなわち、非水系の有機溶媒中に水やチオー
ル系あるいはアミン系化合物が含まれていると、複数個
ハロゲン基(例えばクロル基)を含むシリル化合物を添
加混入することで水、またはチオール系、またはアミン
系化合物の活性水素とシリル化合物のハロゲン基とが脱
ハロゲン化水素反応を生じる。この状態で蒸留やろ過法
を用いて非水系溶媒からシロキサン化合物と塩酸を容易
に分離することが可能となり、非水系有機溶媒中の水分
やチオール系あるいはアミン系化合物をきわめて簡単に
分離除去できる作用がある。
非水系の有機溶媒中に含まれている水やチオール系ある
いはアミン系化合物を容易に効率良く分離除去できる効
果がある。すなわち、非水系の有機溶媒中に水やチオー
ル系あるいはアミン系化合物が含まれていると、複数個
ハロゲン基(例えばクロル基)を含むシリル化合物を添
加混入することで水、またはチオール系、またはアミン
系化合物の活性水素とシリル化合物のハロゲン基とが脱
ハロゲン化水素反応を生じる。この状態で蒸留やろ過法
を用いて非水系溶媒からシロキサン化合物と塩酸を容易
に分離することが可能となり、非水系有機溶媒中の水分
やチオール系あるいはアミン系化合物をきわめて簡単に
分離除去できる作用がある。
【0023】また、複数個のハロゲン基を含むシリル化
合物が、SiCl4 、SiHCl3、SiH2 Cl2 、
及びSiCl3 O(SiCl2 O)n SiCl3 (nは
0または整数)から選ばれる少なくとも一つであると、
反応に寄与する官能基が多く、かつ反応後のシロキサン
を分離除去しやすいので好ましい。
合物が、SiCl4 、SiHCl3、SiH2 Cl2 、
及びSiCl3 O(SiCl2 O)n SiCl3 (nは
0または整数)から選ばれる少なくとも一つであると、
反応に寄与する官能基が多く、かつ反応後のシロキサン
を分離除去しやすいので好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C10G 29/02 - 29/20 C10G 29/20 C07B 63/00 C07C 7/148 WPI/L(QUESTEL)
Claims (2)
- 【請求項1】 非水系の有機溶媒に、複数個のハロゲン
基を含むシリル化合物を加えて混合し、前記非水系の有
機溶媒に含まれている水分、チオール系化合物またはア
ミン系化合物と反応させてシロキサン化合物を生成さ
せ、次に前記シロキサン化合物および未反応のシリル化
合物を前記非水系の有機溶媒から分離除去する非水系有
機溶媒の精製方法。 - 【請求項2】 複数個のハロゲン基を含むシリル化合物
が、SiCl4 、SiHCl3 、SiH2 Cl2 、及び
SiCl3 O(SiCl2 O)n SiCl3 (nは0ま
たは整数)から選ばれる少なくとも一つである請求項1
に記載の非水系有機溶媒の精製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34418992A JP3206844B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 非水系有機溶媒の精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34418992A JP3206844B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 非水系有機溶媒の精製方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06192662A JPH06192662A (ja) | 1994-07-12 |
| JP3206844B2 true JP3206844B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=18367321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34418992A Expired - Fee Related JP3206844B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 非水系有機溶媒の精製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3206844B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP34418992A patent/JP3206844B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06192662A (ja) | 1994-07-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |