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JP3208003B2 - 上肢機能回復訓練装置 - Google Patents
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JP3208003B2 - 上肢機能回復訓練装置 - Google Patents

上肢機能回復訓練装置

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JP3208003B2 JP10417894A JP10417894A JP3208003B2 JP 3208003 B2 JP3208003 B2 JP 3208003B2 JP 10417894 A JP10417894 A JP 10417894A JP 10417894 A JP10417894 A JP 10417894A JP 3208003 B2 JP3208003 B2 JP 3208003B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上肢伸屈機能の回復、
並びに肩の挙上可動域の増大等を目的として使用される
上肢機能回復訓練装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、知られている上肢機能回復訓練装
置の一つに、架台の手前側に配された軸を中心に傾斜部
材を回動自在に設け、該傾斜部材上に移動子を、紙ヤス
リ等の摩擦力を高める部材を介在させて配置してなる構
造の、いわゆるサンディングがある。この種の上肢機能
回復訓練装置では、訓練者は椅子に座ってあるいは起立
した状態のまま傾斜部材に向かい、移動子を把持ながら
傾斜部材上面に沿って、該移動子を上下方向等に移動さ
せることにより、上肢伸屈機能の回復や肩の挙上可動域
の増大等のために訓練を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の上肢機能回復訓練装置にあっては、移動子を、傾斜
部材との間に生じる摩擦力に抗し移動させながら訓練を
行なう構造であるため、傾斜部材の傾斜角度が変わると
移動子から傾斜部材に加わる抗力が変化し、結局、移動
子と傾斜部材との間に生じる摩擦力が変わる。また、傾
斜部材と移動子との間に設けた摩擦力を高める部材が使
用頻度により摩擦力が変わるといったように、移動子を
移動させるのに必要な荷重が変わってしまう不都合があ
った。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、傾斜部材の傾斜角度が変
化する場合、または、再訓練時等でも移動子を移動させ
るのに必要な荷重を常に一定の値に保持できる上肢機能
回復訓練装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、架台と、架台の手前側に
設けられた軸を中心に回動自在に設けられた傾斜部材
と、前記架台と傾斜部材との間に設けられ傾斜部材の角
度を自由な値に設定できる傾斜角設定部と、前記傾斜部
材に該傾斜部材の手前から奥方あるいはその逆に奥方か
ら手前側にスライド自在に設けられて訓練者により把持
される移動子とを備える上肢機能回復訓練装置におい
て、前記移動子には可撓性長尺部材の一端が接続され
該可撓性長尺部材の他端は前記軸に設けられたアイドル
スプロケットに巻回された後、荷重付与手段に接続され
ていることを特徴とする。請求項2記載の発明では、前
記荷重付与手段は錘であることを特徴とする。請求項3
記載の発明では、前記錘は、複数分割され、そのうちの
任意数の要素が可撓性長尺部材の他端側に吊り下げられ
ることを特徴とする。請求項4記載の発明では、前記可
撓性長尺部材には、可撓性長尺部材の弛みを吸収する巻
き取り部が併設されていることを特徴とする。請求項5
記載の発明では、前記移動子を移動させたときの訓練時
間を表示する表示装置が設けられていることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】本願発明では、移動子に可撓性長尺部材の一端
接続され、該可撓性長尺部材の他端は前記軸に設けら
れたアイドルスプロケットに巻回された後、荷重付与手
段に接続されたものであり、傾斜部材の角度が変わる場
合でも、移動子には常に荷重付与手段から荷重が加わ
る。このため、移動子を移動させるのに要する荷重は傾
斜部材の傾斜角度がいかなる値に設定されても常に一定
に保つことができる。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して、本発明の実施
例について説明する。図1は本発明にかかる上肢機能回
復訓練装置の側断面図、図2は同上肢機能回復訓練装置
の全体斜視図である。
【0008】これらの図において符号1は架台である。
架台1は、床面に載置される脚部2と、脚部2上に立設
された中空状の柱部3と、柱の上部に水平状に延びるよ
うに取り付けられた中空状の水平基台部4からなる。水
平基台4の手前側(この明細書において、図1中右側が
手前、左側が奥側とする)には軸5が、左右の軸支持部
4a,4aによって略水平状に延びるように支持されて
いる。軸5には傾斜部材6が該軸5を中心に回動自在に
取り付けられている。
【0009】傾斜部材6は、図3にも示すように、手前
側および奥側の両端部が丸味を帯びる断面4角形状に形
成されている。傾斜部材6を構成する左右の側板部7,
7には溝7a,7aが形成されている。傾斜部材6と前
記架台1との間には傾斜部材6の角度を自由な値に設定
できる傾斜角設定機構9が設けられている。傾斜角設定
機構9は、傾斜部材6の下面にブラケット10を介して
支持軸11が回動自在に取り付けられ、この支持軸11
が前記水平基台4に回動自在に取り付けられた断面U字
状の軸固定部12に挿通されてなるものである。そし
て、この傾斜角設定機構9では、予めハンドル13を操
作し、このハンドル13に連結されたボルト(図示略)
を介して前記軸固定部12の軸挿通部12aの間隔を予
め開いておき、傾斜部材6を適宜角度に設定した後、前
記ハンドル13によって軸挿通部12aが狭くなるよう
軸固定部12を締め付け、支持軸11を軸固定部12に
緊密に係合させることによって傾斜部材6をその角度に
保持するようになっている。
【0010】傾斜部材6には移動子15が、傾斜部材6
の手前から奥方あるいはその逆に奥方から手前側へスラ
イド自在に設けられている。移動子15はコ字状に形成
された移動子本体15aと、移動子本体15aの下面に
固定される平板15bからなる。平板15bは前記傾斜
部材6の溝部7aを挿通する。傾斜部材6と移動子15
との間には、上下の取付板16a,16aの間にベアリ
ング17が介在されてなるスライド機構18が介装され
ている。移動子15には上部および左右両側にそれぞれ
訓練者が把持して訓練を行なう部分である、把持部20
とハンドル部21が設けられている。また、移動子15
に設けられた連結板22には、チェーン23の一端が接
続されている。なお、傾斜部材6の手前側および奥側に
はそれぞれ移動子15の移動限界位置を定めるストッパ
が設けられている。前記チェーン23の他端は前記傾斜
部材6を支持する軸5に設けられたアイドルスプロケッ
ト24に巻回された後、水平基台部4内において、アイ
ドルスプロケット25、錘26に連結されるスプロケッ
ト27、アイドルスプロケット28に順次巻回された
後、水平基台部4の奥側に設けられたチェーン固定部2
9に接続されている。ここで、前記錘26は複数に分割
された構造になっていて、そのうちの任意数の錘構成要
素26a,…が前記スプロケット27によって吊り下げ
られるようになっている。また、前記チェーン固定部2
9には巻き取り部29aが併設されており、これによっ
てチェーン23の弛みを吸収できるようになっている。
【0011】傾斜部材6の奥部には訓練の状況を表示す
る表示装置30が設けられている。表示装置30は、前
記移動子15を移動させるときの移動子15の移動回
数、及び訓練時間を表示するものであり、この表示装置
30に付設される制御装置を介して、例えば訓練時間を
0〜999秒の範囲内で任意に設定することができ、ま
た、訓練回数を0〜999回の範囲内で任意に設定する
ことができる。そして、前記表示装置30で、逐一その
ときの訓練時間または訓練回数を表示でき、しかも、訓
練時間等が予め設定した値に達すると、終了を表わす電
子音を発生させるようになっている。
【0012】また、この表示装置30には移動子15を
移動させるときの速度の目安となる電子音を発生させる
ための発音装置が組み付けられている。この発音装置で
は、例えば、10回/分,20回/分,…50回/分,
60回/分の間隔でピッチ音を発生させるように設定す
ることができる。なお、移動子15の移動回数を測定す
るには、図1に示すように、傾斜部材6の移動子15の
移動範囲部分に設けた近接スイッチ等のセンサ31によ
って移動子15が通過した旨を検出することにより行な
う。センサ31は、手前側から奥側へスライド機構18
に沿って移動自在に設けられる。また、センサ31で移
動子15が通過した旨を検出したときに、電子音を発生
させるようにしてもよい。
【0013】次に、上記構成の上肢機能回復訓練装置の
作用について説明する。図1に示すように、訓練者Mは
例えば椅子に座った状態で傾斜部材6に向かい、移動子
15の把持部20あるいはハンドル部21を把持しなが
ら、該移動子15を傾斜部材6に沿って上下方向に移動
させることにより、上肢伸屈機能の回復や肩の挙上可動
域の増大等のために訓練を行なう。このとき、移動子1
5には、チェーン23を介して適宜数の錘構成要素26
a,…の半分の荷重が下向きに加わっており、したがっ
て、この移動子15に加わる錘26による下向きの荷重
は、たとえ、傾斜部材6の傾斜角度が変化する場合でも
変化せず常に一定である。
【0014】なお、本発明にかかる上肢機能回復訓練装
置は、前記した実施例に限られることなく、各部材の形
状、材質、寸法や施工手順などの具体的な構成要素は、
実施に当たり適宜変更可能である。例えば、上記実施例
では、移動子15と錘26とを連結する部材としてチェ
ーン23を利用しているが、これに限られることなく、
ロープあるいは鎖等を利用してもよく、要は必要に応じ
て曲げが可能な可撓性を有する長尺部材であればよい。
【0015】また、上記実施例では、錘26を介して移
動子15に下向きの荷重を加えるようにしているが、こ
れに限られることなく、移動子15に上向きの荷重を加
えるようにしてもよい。この場合、傾斜部材の奥側にア
イドルスプロケットを設け、前記移動子15から延びる
チェーン15を一旦この奥側のアイドルスプロケットに
巻回した後前記手前側のアイドルスプロケットに巻回す
るように構成すればよい。
【0016】また、上記実施例では、移動子15に接続
されるチェーン23からなる可撓性長尺部材に接続され
る荷重付与手段として錘26を用いた例について説明し
たが、これに限られることなく、図4に示すように、可
撓性長尺部材41の一端に連結されるスプロケット等の
中間部材42に、電磁ブレーキあるいはパウダブレーキ
等のブレーキ手段43を設けることにより荷重付与手段
としてもよい。さらに、図5に示すように、チェーン2
3からなる可撓性長尺部材に油圧シリンダ等の油圧機器
45を設けることによって荷重付与手段としてもよい。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、移動子に
可撓性長尺部材の一端が接続され、該可撓性長尺部材の
他端は前記軸に設けられたアイドルスプロケットに巻回
された後、荷重付与手段に接続されるものであり、傾斜
部材の角度が変わる場合でも、移動子には常に荷重付与
手段から一定の荷重が加わるため、移動子を移動させる
のに要する荷重は傾斜部材の傾斜角度がいかなる値に設
定されても常に一定に保持できる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、荷重付与手
段を錘で構成しているので、構成が簡単でかつ無理なく
コストダウンが図れる。
【0019】請求項3記載の発明では、錘は、複数分割
され、そのうちの任意数の要素が可撓性長尺部材の他端
側に吊り下げられるようにしているので、移動子に加わ
る荷重を任意に設定することができる。
【0020】請求項4記載の発明では、可撓性長尺部材
には、可撓性長尺部材の弛みを吸収する巻き取り部が併
設されているので、チェーン等の上肢機能回復訓練装置
内に組み付ける際、各上肢機能回復訓練装置構成部材の
製作誤差あるいはそれら部材どうしの組付誤差等に起因
するチェーン等の弛みを容易かつ速やかに吸収すること
ができ、その分、各部品の組付作業が容易になり、しか
も可撓性長尺部材の長さ精度もラフで足りる。
【0021】請求項5記載の発明では、移動子を移動さ
せるときの訓練時間、訓練回数を表示及び訓練速度の目
安となるピッチ音を発生させる表示装置が設けられてい
るから、訓練者の自主訓練性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる上肢機能回復訓練装置の側断面
図である。
【図2】同上肢機能回復訓練装置の概略斜視図である。
【図3】図1のXーX線に沿う断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す概略構成図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1 架台 5 軸 6 傾斜部材 9 傾斜角設定機構(傾斜角設定部) 15 移動子 23 チェーン(可撓性長尺部材) 26 錘(荷重付与手段) 26a 錘構成要素 29a 巻き取り部 30 表示装置 43 ブレーキ手段(荷重付与手段) 45 油圧機器(荷重付与手段) M 訓練者

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台と、架台の手前側に設けられた軸を
    中心に回動自在に設けられた傾斜部材と、前記架台と傾
    斜部材との間に設けられ傾斜部材の角度を自由な値に設
    定できる傾斜角設定部と、前記傾斜部材に該傾斜部材の
    手前から奥方あるいはその逆に奥方から手前側にスライ
    ド自在に設けられて訓練者により把持される移動子とを
    備える上肢機能回復訓練装置において、 前記移動子には可撓性長尺部材の一端が接続され、該可
    撓性長尺部材の他端は前記軸に設けられたアイドルスプ
    ロケットに巻回された後、荷重付与手段に接続されてい
    ことを特徴とする上肢機能回復訓練装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の上肢機能回復訓練装置にお
    いて、 前記荷重付与手段は錘であることを特徴とする上肢機能
    回復訓練装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の上肢機能回復訓練装置にお
    いて、 前記錘は、複数分割され、そのうちの任意数の要素が可
    撓性長尺部材に接続されることを特徴とする上肢機能回
    復訓練装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の上肢機能回復訓練
    装置において、 前記可撓性長尺部材には、可撓性長尺部材の弛みを吸収
    する巻き取り部が併設されていることを特徴とする上肢
    機能回復訓練装置。
  5. 【請求項5】請求項2〜4のいずれかに記載の上肢機能
    回復訓練装置において、 前記移動子を移動させるときの訓練時間、訓練回数を表
    示及び訓練速度の目安となるピッチ音を発生させる表示
    装置が設けられていることを特徴とする上肢機能回復訓
    練装置。
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JP2007159606A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Nihon Medix 筋機能回復訓練装置
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