JP3208263B2 - サリチル酸樹脂の多価金属塩およびその製造方法 - Google Patents
サリチル酸樹脂の多価金属塩およびその製造方法Info
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- JP3208263B2 JP3208263B2 JP28800494A JP28800494A JP3208263B2 JP 3208263 B2 JP3208263 B2 JP 3208263B2 JP 28800494 A JP28800494 A JP 28800494A JP 28800494 A JP28800494 A JP 28800494A JP 3208263 B2 JP3208263 B2 JP 3208263B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感圧記録等の記録材料
用の顕色剤として有用なサリチル酸樹脂の多価金属塩、
および該樹脂の多価金属塩の製造法に関する。さらに
は、サリチル酸樹脂の多価金属が分散されてなる水分散
液、および該樹脂の多価金属塩を用いた顕色シートに関
する。
用の顕色剤として有用なサリチル酸樹脂の多価金属塩、
および該樹脂の多価金属塩の製造法に関する。さらに
は、サリチル酸樹脂の多価金属が分散されてなる水分散
液、および該樹脂の多価金属塩を用いた顕色シートに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、サリチル酸誘導体の金属塩は
感圧記録用の顕色剤として有用であることが知られてお
り、種々のサリチル酸誘導体、その金属塩の製造法や利
用法が提示されている。
感圧記録用の顕色剤として有用であることが知られてお
り、種々のサリチル酸誘導体、その金属塩の製造法や利
用法が提示されている。
【0003】3,5−ジ置換サリチル酸誘導体は、対
応する2,4−ジ置換フェノール誘導体と二酸化炭素と
より、いわゆるコルベ−シュミット反応を利用して製造
されている(特公昭51−25174号公報)。しか
し、この方法は、3,5−ジ置換サリチル酸誘導体の製
造がフェノールから2段階であること、二酸化炭素の反
応に際して、特殊な高温高圧装置を必要とすること等、
製造設備上の難点がある。さらに、3,5−ジ置換サリ
チル酸誘導体の金属塩、例えば、3,5−ジ(α−メチ
ルベンジル)サリチル酸の亜鉛塩を感圧記録用の顕色剤
として用いた場合、発色画像が水で消失するなどの問題
がある。
応する2,4−ジ置換フェノール誘導体と二酸化炭素と
より、いわゆるコルベ−シュミット反応を利用して製造
されている(特公昭51−25174号公報)。しか
し、この方法は、3,5−ジ置換サリチル酸誘導体の製
造がフェノールから2段階であること、二酸化炭素の反
応に際して、特殊な高温高圧装置を必要とすること等、
製造設備上の難点がある。さらに、3,5−ジ置換サリ
チル酸誘導体の金属塩、例えば、3,5−ジ(α−メチ
ルベンジル)サリチル酸の亜鉛塩を感圧記録用の顕色剤
として用いた場合、発色画像が水で消失するなどの問題
がある。
【0004】サリチル酸1モルとフェニルエタノール
誘導体を少なくとも2モルを反応させて、4−〔α−メ
チルベンジル(α−メチルベンジル)〕サリチル酸誘導
体を製造する方法が知られている(特公平5−6111
0号公報、米国特許第4754063号公報)。
誘導体を少なくとも2モルを反応させて、4−〔α−メ
チルベンジル(α−メチルベンジル)〕サリチル酸誘導
体を製造する方法が知られている(特公平5−6111
0号公報、米国特許第4754063号公報)。
【0005】3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリ
チル酸誘導体の多価金属塩と4−〔α−メチルベンジル
(α−メチルベンジル)〕サリチル酸誘導体の多価金属
塩の製造方法において、サリチル酸1モルとスチレン誘
導体を少なくとも2モルを、芳香族スルフォン酸の存在
下で反応させて、その後、無機酸または低級脂肪族カル
ボン酸の多価金属塩と反応させることが開示されている
(特公平5−75736号公報、米国特許第47482
59号公報)。これらの方法により製造される4−〔α
−メチルベンジル(α−メチルベンジル)〕サリチル酸
誘導体の多価金属塩(例えば、亜鉛塩)を感圧記録用の
顕色剤として用いた場合、発色画像の保存安定性に劣
り、例えば、水に接触すると発色画像が消失するという
難点がある。
チル酸誘導体の多価金属塩と4−〔α−メチルベンジル
(α−メチルベンジル)〕サリチル酸誘導体の多価金属
塩の製造方法において、サリチル酸1モルとスチレン誘
導体を少なくとも2モルを、芳香族スルフォン酸の存在
下で反応させて、その後、無機酸または低級脂肪族カル
ボン酸の多価金属塩と反応させることが開示されている
(特公平5−75736号公報、米国特許第47482
59号公報)。これらの方法により製造される4−〔α
−メチルベンジル(α−メチルベンジル)〕サリチル酸
誘導体の多価金属塩(例えば、亜鉛塩)を感圧記録用の
顕色剤として用いた場合、発色画像の保存安定性に劣
り、例えば、水に接触すると発色画像が消失するという
難点がある。
【0006】脂肪族カルボン酸の存在下に、有機スル
フォン酸または無機酸を触媒として用いて、サリチル酸
とスチレン化合物を反応させて、3,5−ジ(α−メチ
ルベンジル)サリチル酸誘導体を製造する方法が開示さ
れている(特開平2−91043号公報)。この方法に
より製造される3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリ
チル酸誘導体の多価金属塩(例えば、亜鉛塩)を感圧記
録用の顕色剤として用いた場合、発色画像の保存安定性
に劣り、例えば、水に接触すると発色画像が消失すると
いう難点がある。
フォン酸または無機酸を触媒として用いて、サリチル酸
とスチレン化合物を反応させて、3,5−ジ(α−メチ
ルベンジル)サリチル酸誘導体を製造する方法が開示さ
れている(特開平2−91043号公報)。この方法に
より製造される3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリ
チル酸誘導体の多価金属塩(例えば、亜鉛塩)を感圧記
録用の顕色剤として用いた場合、発色画像の保存安定性
に劣り、例えば、水に接触すると発色画像が消失すると
いう難点がある。
【0007】サリチル酸誘導体とスチレン誘導体を酸
触媒の存在下、40〜170℃で反応させ、その後、脂
肪酸の金属塩と反応させ、高分子のサリチル酸樹脂の金
属塩を製造する方法が開示されている(特開昭63−1
12537号公報、米国特許第4929710号)。し
かしながら、この方法により製造されるサリチル酸樹脂
の金属塩は、しばしば着色しているという問題点があ
る。さらに、この方法により製造される高分子のサリチ
ル酸樹脂の金属塩(例えば、亜鉛塩)を感圧記録用の顕
色剤として使用する場合、分散時には微粒子化しづら
く、また分散液は凝集しやすいという問題がある。さら
には、得られたサリチル酸樹脂の多価金属塩を用いて製
造される感圧記録用の顕色シートは、耐摩擦性に劣る等
の欠点を有しており、感圧記録用の顕色剤として好まし
くない。
触媒の存在下、40〜170℃で反応させ、その後、脂
肪酸の金属塩と反応させ、高分子のサリチル酸樹脂の金
属塩を製造する方法が開示されている(特開昭63−1
12537号公報、米国特許第4929710号)。し
かしながら、この方法により製造されるサリチル酸樹脂
の金属塩は、しばしば着色しているという問題点があ
る。さらに、この方法により製造される高分子のサリチ
ル酸樹脂の金属塩(例えば、亜鉛塩)を感圧記録用の顕
色剤として使用する場合、分散時には微粒子化しづら
く、また分散液は凝集しやすいという問題がある。さら
には、得られたサリチル酸樹脂の多価金属塩を用いて製
造される感圧記録用の顕色シートは、耐摩擦性に劣る等
の欠点を有しており、感圧記録用の顕色剤として好まし
くない。
【0008】また、サリチル酸エステル類とスチレン
類とを反応させ、得られるサリチル酸エステル樹脂を加
水分解した後、多価金属化合物を作用させるサリチル酸
樹脂の多価金属塩の製造方法が開示されている(特開平
1−133780号公報、米国特許第4952648
号)。例えば、サリチル酸メチルに、濃硫酸の存在下で
スチレンを反応させ、サリチル酸メチルエステル樹脂と
した後、アルカリ水溶液で加水分解した後、多価金属化
合物(例えば、硫酸亜鉛)を作用させて、サリチル酸樹
脂の多価金属塩を製造する方法が記載されている。しか
し、この方法により製造されるサリチル酸樹脂の多価金
属塩(例えば、亜鉛塩)は、感圧記録用の顕色剤として
使用する場合、分散時には微粒子化しづらく、また分散
液は凝集しやすいという問題がある。
類とを反応させ、得られるサリチル酸エステル樹脂を加
水分解した後、多価金属化合物を作用させるサリチル酸
樹脂の多価金属塩の製造方法が開示されている(特開平
1−133780号公報、米国特許第4952648
号)。例えば、サリチル酸メチルに、濃硫酸の存在下で
スチレンを反応させ、サリチル酸メチルエステル樹脂と
した後、アルカリ水溶液で加水分解した後、多価金属化
合物(例えば、硫酸亜鉛)を作用させて、サリチル酸樹
脂の多価金属塩を製造する方法が記載されている。しか
し、この方法により製造されるサリチル酸樹脂の多価金
属塩(例えば、亜鉛塩)は、感圧記録用の顕色剤として
使用する場合、分散時には微粒子化しづらく、また分散
液は凝集しやすいという問題がある。
【0009】上述したように、サリチル酸誘導体とスチ
レン誘導体との反応により製造される生成物、およびそ
の生成物の多価金属塩の性能は、その反応条件(例え
ば、触媒、溶媒、反応温度等)の違いにより異なる。従
って、生成物、および該生成物の多価金属塩の物性を理
論的な方法により決定することは不可能であり、また経
験的に類推することは非常に困難であるのが現実であ
る。更なる実験的な方法により、その性能、物性の解
明、実証が待たれているのが実情である。現在では、微
粒子化しやすく、分散液の保存安定性に優れ、且つ感圧
記録用の顕色シートを製造した場合、発色画像の保存安
定性(例えば、耐水性)に優れ、さらには耐摩擦安定性
に優れた顕色剤が望まれている。
レン誘導体との反応により製造される生成物、およびそ
の生成物の多価金属塩の性能は、その反応条件(例え
ば、触媒、溶媒、反応温度等)の違いにより異なる。従
って、生成物、および該生成物の多価金属塩の物性を理
論的な方法により決定することは不可能であり、また経
験的に類推することは非常に困難であるのが現実であ
る。更なる実験的な方法により、その性能、物性の解
明、実証が待たれているのが実情である。現在では、微
粒子化しやすく、分散液の保存安定性に優れ、且つ感圧
記録用の顕色シートを製造した場合、発色画像の保存安
定性(例えば、耐水性)に優れ、さらには耐摩擦安定性
に優れた顕色剤が望まれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的
は、感圧記録用の顕色剤として有用なサリチル酸樹脂の
多価金属塩、その製造方法を提供することである。本発
明の第二の目的は、該樹脂の多価金属塩が分散されてな
る分散性および保存安定性の優れた水分散液を提供する
ことである。本発明の第三の目的は、該樹脂の多価金属
塩を用いた発色画像の発色濃度、耐水性のような保存安
定性および耐摩擦性に優れた顕色シートを提供すること
である。
は、感圧記録用の顕色剤として有用なサリチル酸樹脂の
多価金属塩、その製造方法を提供することである。本発
明の第二の目的は、該樹脂の多価金属塩が分散されてな
る分散性および保存安定性の優れた水分散液を提供する
ことである。本発明の第三の目的は、該樹脂の多価金属
塩を用いた発色画像の発色濃度、耐水性のような保存安
定性および耐摩擦性に優れた顕色シートを提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の要
望にこたえるべく、サリチル酸誘導体の多価金属塩に関
し、鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち、
本発明は、硫酸の存在下、一般式(1)で表されるサリ
チル酸又はその誘導体と、
望にこたえるべく、サリチル酸誘導体の多価金属塩に関
し、鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち、
本発明は、硫酸の存在下、一般式(1)で表されるサリ
チル酸又はその誘導体と、
【0012】
【化3】
【0013】(式中、X1およびX2は水素原子、アルキ
ル基、アルコキシ基またはハロゲン原子を表す) 一般式(2)で表されるスチレン又はその誘導体を、
ル基、アルコキシ基またはハロゲン原子を表す) 一般式(2)で表されるスチレン又はその誘導体を、
【0014】
【化4】
【0015】(式中、R1、R2およびR3はは水素原子
またはアルキル基を表し、X3およびX 4は水素原子、ア
ルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、アリール基ま
たはハロゲン原子を表す) −20℃以上40℃未満で反応させ、次いで、多価金属
化合物と反応させるサリチル酸樹脂の多価金属塩の製造
方法、該方法により製造されるサリチル酸樹脂の多価金
属塩、該サリチル酸樹脂の多価金属塩が水に分散されて
なる水分散液、該サリチル酸樹脂の多価金属塩を用いた
顕色シートである。
またはアルキル基を表し、X3およびX 4は水素原子、ア
ルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、アリール基ま
たはハロゲン原子を表す) −20℃以上40℃未満で反応させ、次いで、多価金属
化合物と反応させるサリチル酸樹脂の多価金属塩の製造
方法、該方法により製造されるサリチル酸樹脂の多価金
属塩、該サリチル酸樹脂の多価金属塩が水に分散されて
なる水分散液、該サリチル酸樹脂の多価金属塩を用いた
顕色シートである。
【0016】前記一般式(1)において、X1およびX2
は水素原子、アルキル基、アルコキシ基またはハロゲン
原子を表し、好ましくは、水素原子、炭素数1〜12の
アルキル基、炭素数1〜12のアルコキシ基、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子であり、特に好ましくは、水素
原子である。
は水素原子、アルキル基、アルコキシ基またはハロゲン
原子を表し、好ましくは、水素原子、炭素数1〜12の
アルキル基、炭素数1〜12のアルコキシ基、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子であり、特に好ましくは、水素
原子である。
【0017】従って、一般式(1)で表される化合物と
しては、例えば、サリチル酸、3−メチルサリチル酸、
4−メチルサリチル酸、5−メチルサリチル酸、3−n
−ブチルサリチル酸、6−メチルサリチル酸、6−エチ
ルサリチル酸、5−イソプロピルサリチル酸、4−n−
ペンチルサリチル酸、5−シクロヘキシルサリチル酸、
5−n−オクチルサリチル酸、5−tert−オクチル
サリチル酸、4−ノニルサリチル酸、5−ノニルサリチ
ル酸、4−n−ドデシルサリチル酸、4−メトキシサリ
チル酸、6−メトキシサリチル酸、5−エトキシサリチ
ル酸、6−イソプロポキシサリチル酸、4−n−ヘキシ
ルオキシサリチル酸、4−n−デシルオキシサリチル
酸、5−フルオロサリチル酸、3−クロロサリチル酸、
4−クロロサリチル酸、5−クロロサリチル酸、5−ブ
ロモサリチル酸を挙げることができるが、これらに限定
されるものではない。これらのサリチル酸誘導体は、単
独で使用しても、あるいは複数併用してもよい。好まし
くは、サリチル酸、または3−メチルサリチル酸等のア
ルキル置換されたサリチル酸誘導体であり、特に好まし
くは、サリチル酸である。
しては、例えば、サリチル酸、3−メチルサリチル酸、
4−メチルサリチル酸、5−メチルサリチル酸、3−n
−ブチルサリチル酸、6−メチルサリチル酸、6−エチ
ルサリチル酸、5−イソプロピルサリチル酸、4−n−
ペンチルサリチル酸、5−シクロヘキシルサリチル酸、
5−n−オクチルサリチル酸、5−tert−オクチル
サリチル酸、4−ノニルサリチル酸、5−ノニルサリチ
ル酸、4−n−ドデシルサリチル酸、4−メトキシサリ
チル酸、6−メトキシサリチル酸、5−エトキシサリチ
ル酸、6−イソプロポキシサリチル酸、4−n−ヘキシ
ルオキシサリチル酸、4−n−デシルオキシサリチル
酸、5−フルオロサリチル酸、3−クロロサリチル酸、
4−クロロサリチル酸、5−クロロサリチル酸、5−ブ
ロモサリチル酸を挙げることができるが、これらに限定
されるものではない。これらのサリチル酸誘導体は、単
独で使用しても、あるいは複数併用してもよい。好まし
くは、サリチル酸、または3−メチルサリチル酸等のア
ルキル置換されたサリチル酸誘導体であり、特に好まし
くは、サリチル酸である。
【0018】前記一般式(2)において、R1、R2およ
びR3は水素原子またはアルキル基を表し、好ましく
は、水素原子または炭素数1〜4のアルキル基であり、
特に好ましくは、水素原子である。
びR3は水素原子またはアルキル基を表し、好ましく
は、水素原子または炭素数1〜4のアルキル基であり、
特に好ましくは、水素原子である。
【0019】一般式(2)において、X3およびX4は水
素原子、アルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、ア
リール基またはハロゲン原子を表し、好ましくは、水素
原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜12の
アルコキシ基、炭素数7〜10のアラルキル基、炭素数
6〜10のアリール基、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子であり、特に好ましくは、水素原子である。
素原子、アルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、ア
リール基またはハロゲン原子を表し、好ましくは、水素
原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜12の
アルコキシ基、炭素数7〜10のアラルキル基、炭素数
6〜10のアリール基、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子であり、特に好ましくは、水素原子である。
【0020】従って、一般式(2)で表される化合物と
しては、例えば、スチレン、2−メチルスチレン、3−
メチルスチレン、4−メチルスチレン、2−エチルスチ
レン、4−エチルスチレン、3−イソプロピルスチレ
ン、4−イソプロピルスチレン、4−n−ブチルスチレ
ン、4−tert−ブチルスチレン、4−シクロヘキシ
ルスチレン、4−n−オクチルスチレン、4−n−デシ
ルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、2,5−ジメ
チルスチレン、3−メトキシスチレン、4−メトキシス
チレン、4−エトキシスチレン、α−メチルスチレン、
α−エチルスチレン、α−n−ブチルスチレン、α−イ
ソブチルスチレン、α,β−ジメチルスチレン、α,β
−ジエチルスチレン、α−メチル−β−イソプロピルス
チレン、α−n−プロピル−β−メチルスチレン、4−
(α,α−ジメチルベンジル)スチレン、4−フェニル
スチレン、4−フルオロスチレン、2−クロロスチレ
ン、3−クロロスチレン、4−クロロスチレン、4−ブ
ロモスチレンを挙げることができるが、これらに限定さ
れるものではない。これらのスチレン誘導体は、単独で
使用しても、あるいは複数併用してもよい。好ましく
は、スチレン、または4−メチルスチレン、α−メチル
スチレン等のアルキル置換されたスチレン誘導体であ
り、特に好ましくは、スチレンである。
しては、例えば、スチレン、2−メチルスチレン、3−
メチルスチレン、4−メチルスチレン、2−エチルスチ
レン、4−エチルスチレン、3−イソプロピルスチレ
ン、4−イソプロピルスチレン、4−n−ブチルスチレ
ン、4−tert−ブチルスチレン、4−シクロヘキシ
ルスチレン、4−n−オクチルスチレン、4−n−デシ
ルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、2,5−ジメ
チルスチレン、3−メトキシスチレン、4−メトキシス
チレン、4−エトキシスチレン、α−メチルスチレン、
α−エチルスチレン、α−n−ブチルスチレン、α−イ
ソブチルスチレン、α,β−ジメチルスチレン、α,β
−ジエチルスチレン、α−メチル−β−イソプロピルス
チレン、α−n−プロピル−β−メチルスチレン、4−
(α,α−ジメチルベンジル)スチレン、4−フェニル
スチレン、4−フルオロスチレン、2−クロロスチレ
ン、3−クロロスチレン、4−クロロスチレン、4−ブ
ロモスチレンを挙げることができるが、これらに限定さ
れるものではない。これらのスチレン誘導体は、単独で
使用しても、あるいは複数併用してもよい。好ましく
は、スチレン、または4−メチルスチレン、α−メチル
スチレン等のアルキル置換されたスチレン誘導体であ
り、特に好ましくは、スチレンである。
【0021】本発明のサリチル酸樹脂の多価金属塩の製
造方法は、前述のように一般式(1)で表される化合物
(以下、化合物(1)とする)と、一般式(2)で表さ
れる化合物(以下、化合物(2)とする)との反応(以
下、この反応を反応Aとする)と、その反応生成物と多
価金属化合物との反応(以下、この反応を反応Bとす
る)とから成る。以下それぞれについて詳細に述べる。
造方法は、前述のように一般式(1)で表される化合物
(以下、化合物(1)とする)と、一般式(2)で表さ
れる化合物(以下、化合物(2)とする)との反応(以
下、この反応を反応Aとする)と、その反応生成物と多
価金属化合物との反応(以下、この反応を反応Bとす
る)とから成る。以下それぞれについて詳細に述べる。
【0022】反応A 化合物(2)の使用量は、化合物(1)1モルに対し
て、1〜10モル程度が好ましく、より好ましくは、
1.5〜8モル程度であり、特に好ましくは、2〜6モ
ル程度である。反応Aは、硫酸の存在下で実施するが、
硫酸の使用量は、特に制限されるものではない。硫酸を
多量に用いることは、生成物の特性に悪影響を与えるも
のではないが、多量に使用すること自体、作業効率、生
産効率等を低下させるだけである。通常、硫酸の使用量
は、化合物(1)の重量に対して、5重量%以上であれ
ばよく、好ましくは、5〜200重量%であり、より好
ましくは、10〜100重量%である。使用する硫酸
は、硫酸の濃度が約90重量%以上であり、より好まし
くは、約93重量%以上であり、特に好ましくは、約9
5重量%以上である。さらには、硫酸と発煙硫酸を併用
してもよい。
て、1〜10モル程度が好ましく、より好ましくは、
1.5〜8モル程度であり、特に好ましくは、2〜6モ
ル程度である。反応Aは、硫酸の存在下で実施するが、
硫酸の使用量は、特に制限されるものではない。硫酸を
多量に用いることは、生成物の特性に悪影響を与えるも
のではないが、多量に使用すること自体、作業効率、生
産効率等を低下させるだけである。通常、硫酸の使用量
は、化合物(1)の重量に対して、5重量%以上であれ
ばよく、好ましくは、5〜200重量%であり、より好
ましくは、10〜100重量%である。使用する硫酸
は、硫酸の濃度が約90重量%以上であり、より好まし
くは、約93重量%以上であり、特に好ましくは、約9
5重量%以上である。さらには、硫酸と発煙硫酸を併用
してもよい。
【0023】反応Aは、有機溶媒の不存在下でも実施で
きるが、有機溶媒の存在下で実施することは好ましい。
有機溶媒としては、反応に対し不活性な有機溶媒であれ
ば任意に使用することができる。例えば、ヘキサン、オ
クタン、デカン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、酢酸アミル等のエステル系溶媒、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、テトラクロロメタン、
1,1−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタ
ン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,2,2−
テトラクロロエタン、クロロベンゼン、o−ジクロロベ
ンゼン、m−ジクロロベンゼン、p−ジクロロベンゼ
ン、1,2,4−トリクロロベンゼン、o−クロロトル
エン、m−クロロトルエン、p−クロロトルエン等のハ
ロゲン化炭化水素系溶媒等を挙げることができるが、こ
れらに限定されるものではない。これらの溶媒は、単独
で使用しても、あるいは複数併用してもよい。特に好ま
しくは、ハロゲン化炭化水素系溶媒である。
きるが、有機溶媒の存在下で実施することは好ましい。
有機溶媒としては、反応に対し不活性な有機溶媒であれ
ば任意に使用することができる。例えば、ヘキサン、オ
クタン、デカン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、酢酸アミル等のエステル系溶媒、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、テトラクロロメタン、
1,1−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタ
ン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,2,2−
テトラクロロエタン、クロロベンゼン、o−ジクロロベ
ンゼン、m−ジクロロベンゼン、p−ジクロロベンゼ
ン、1,2,4−トリクロロベンゼン、o−クロロトル
エン、m−クロロトルエン、p−クロロトルエン等のハ
ロゲン化炭化水素系溶媒等を挙げることができるが、こ
れらに限定されるものではない。これらの溶媒は、単独
で使用しても、あるいは複数併用してもよい。特に好ま
しくは、ハロゲン化炭化水素系溶媒である。
【0024】尚、有機溶媒の使用容量に関しては、特に
制限されるものではないが、多量に使用すること自体、
作業効率、生産効率等を低下させるだけである。通常
は、有機溶媒の使用容量は、化合物(1)の重量に対し
て、100(容量/重量)倍以下が好ましい。
制限されるものではないが、多量に使用すること自体、
作業効率、生産効率等を低下させるだけである。通常
は、有機溶媒の使用容量は、化合物(1)の重量に対し
て、100(容量/重量)倍以下が好ましい。
【0025】反応Aのその操作方法に関しては特に制限
はない。好ましい一般的な方法としては、例えば、硫
酸、化合物(1)および所望に応じて有機溶媒を反応容
器に装入後、該混合物に、化合物(2)を供給する方法
が適用できる。硫酸、化合物(1)の一部量を、所望に
応じて有機溶媒と共に反応容器に装入後、該混合物に化
合物(2)の一部量を供給後、引き続き、さらに該混合
物に、化合物(1)の残部量を装入後、化合物(2)の
残部量を供給する方法、いわゆる、分割供給する方法も
適用できる。
はない。好ましい一般的な方法としては、例えば、硫
酸、化合物(1)および所望に応じて有機溶媒を反応容
器に装入後、該混合物に、化合物(2)を供給する方法
が適用できる。硫酸、化合物(1)の一部量を、所望に
応じて有機溶媒と共に反応容器に装入後、該混合物に化
合物(2)の一部量を供給後、引き続き、さらに該混合
物に、化合物(1)の残部量を装入後、化合物(2)の
残部量を供給する方法、いわゆる、分割供給する方法も
適用できる。
【0026】化合物(2)の供給方法としては、公知の
手段、装置(例えば、各種の滴下装置、各種の定量ポン
プ)により、連続的に、あるいは断続的に多段階で供給
する方法が適用できる。勿論、プロセス工学的に実施可
能な他の変形方法も適用できることは言うまでもない。
手段、装置(例えば、各種の滴下装置、各種の定量ポン
プ)により、連続的に、あるいは断続的に多段階で供給
する方法が適用できる。勿論、プロセス工学的に実施可
能な他の変形方法も適用できることは言うまでもない。
【0027】化合物(2)を供給する際には、ニートで
供給してもよく、また上述の有機溶媒に溶解させて有機
溶媒溶液として供給してもよい。その供給速度は、特に
制限するものではないが、供給所要時間は通常、約0.
5〜約15時間、より好ましくは、約1〜約10時間で
ある。
供給してもよく、また上述の有機溶媒に溶解させて有機
溶媒溶液として供給してもよい。その供給速度は、特に
制限するものではないが、供給所要時間は通常、約0.
5〜約15時間、より好ましくは、約1〜約10時間で
ある。
【0028】反応Aは、反応効率等の向上のために、攪
拌下で実施することは好ましいことである。攪拌方法、
攪拌装置に関しては、特に限定するものではないが、効
率良く反応が進行する程度の攪拌能力を有する攪拌装置
を使用することが好ましい。係る攪拌装置としては、例
えば、プロペラ型攪拌機、タービン型攪拌機、パドル型
攪拌機、ホモジナイザー、ホモミキサー、ラインミキサ
ー、ラインホモミキサー等の攪拌機を任意に装備した、
槽型反応装置、管型反応装置を挙げることができ、これ
らを組み合わせることにより、バッチ式(回分式)また
は連続式で実施することができる。
拌下で実施することは好ましいことである。攪拌方法、
攪拌装置に関しては、特に限定するものではないが、効
率良く反応が進行する程度の攪拌能力を有する攪拌装置
を使用することが好ましい。係る攪拌装置としては、例
えば、プロペラ型攪拌機、タービン型攪拌機、パドル型
攪拌機、ホモジナイザー、ホモミキサー、ラインミキサ
ー、ラインホモミキサー等の攪拌機を任意に装備した、
槽型反応装置、管型反応装置を挙げることができ、これ
らを組み合わせることにより、バッチ式(回分式)また
は連続式で実施することができる。
【0029】本発明の製造方法の実施に際しては、反応
Aの反応温度は、−20℃以上40℃未満であることが
必要であり、より好ましくは、0〜38℃であり、特に
好ましくは、10〜35℃である。反応温度が40℃よ
り高い場合は、理由は定かではないが、製造されるサリ
チル酸樹脂の多価金属塩は、分散時に微粒子化しづら
く、また分散後の水分散液の安定性に劣る傾向がある。
さらには、得られるサリチル酸樹脂の多価金属塩を用い
て製造される感圧記録用の顕色シートは、耐摩擦性に劣
る等の欠点を有しており、感圧記録用の顕色剤として好
ましくない。反応温度が、−20℃より低い場合には、
反応がスムーズに進行しない。
Aの反応温度は、−20℃以上40℃未満であることが
必要であり、より好ましくは、0〜38℃であり、特に
好ましくは、10〜35℃である。反応温度が40℃よ
り高い場合は、理由は定かではないが、製造されるサリ
チル酸樹脂の多価金属塩は、分散時に微粒子化しづら
く、また分散後の水分散液の安定性に劣る傾向がある。
さらには、得られるサリチル酸樹脂の多価金属塩を用い
て製造される感圧記録用の顕色シートは、耐摩擦性に劣
る等の欠点を有しており、感圧記録用の顕色剤として好
ましくない。反応温度が、−20℃より低い場合には、
反応がスムーズに進行しない。
【0030】本発明の製造方法においては、反応Aを、
−20℃以上40℃未満で実施することを特徴とするも
のであり、尚、反応の経過は、プロトンNMRスペクト
ル、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等の公知
の分析手段により、化合物(1)または/および化合物
(2)の変化率をモニターすることができるので、反応
時間は、これらの分析手段により決定することができ
る。長時間を要して反応を実施することは、生成物の特
性に悪影響を与えるものではないが、長時間を費やすこ
と自体、作業効率、生産効率等の低下をもたらすだけで
ある。一般に、反応Aを実施する場合、反応時間は、化
合物(2)を供給する時間以上であればよく、化合物
(2)の供給後は、任意の時間、−20℃以上40℃未
満で放置または攪拌を実施してもよい。通常、反応は、
約1〜約20時間、より好ましくは、約2〜約15時間
で実施される。
−20℃以上40℃未満で実施することを特徴とするも
のであり、尚、反応の経過は、プロトンNMRスペクト
ル、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等の公知
の分析手段により、化合物(1)または/および化合物
(2)の変化率をモニターすることができるので、反応
時間は、これらの分析手段により決定することができ
る。長時間を要して反応を実施することは、生成物の特
性に悪影響を与えるものではないが、長時間を費やすこ
と自体、作業効率、生産効率等の低下をもたらすだけで
ある。一般に、反応Aを実施する場合、反応時間は、化
合物(2)を供給する時間以上であればよく、化合物
(2)の供給後は、任意の時間、−20℃以上40℃未
満で放置または攪拌を実施してもよい。通常、反応は、
約1〜約20時間、より好ましくは、約2〜約15時間
で実施される。
【0031】反応Aは、通常、大気圧下で実施できる
が、所望により、減圧下あるいは加圧下で実施してもよ
い。また、反応は、大気中で実施することができるが、
不活性ガス(例えば、窒素、ヘリウム、アルゴン等のガ
ス)の存在下で実施してもよい。
が、所望により、減圧下あるいは加圧下で実施してもよ
い。また、反応は、大気中で実施することができるが、
不活性ガス(例えば、窒素、ヘリウム、アルゴン等のガ
ス)の存在下で実施してもよい。
【0032】反応Aにより得られる樹脂(以下、樹脂A
と略記する)は、公知の方法により、反応系から取り出
すこともでき、また反応系から取り出すことなく引き続
き、つぎの多価金属化合物との反応(反応B)に使用す
ることができる。樹脂Aは、反応性オリゴマーが、多種
多様に反応した種々の化合物からなる複雑な組成の樹脂
である。
と略記する)は、公知の方法により、反応系から取り出
すこともでき、また反応系から取り出すことなく引き続
き、つぎの多価金属化合物との反応(反応B)に使用す
ることができる。樹脂Aは、反応性オリゴマーが、多種
多様に反応した種々の化合物からなる複雑な組成の樹脂
である。
【0033】本発明のサリチル酸樹脂の多価金属塩とし
ては、好ましくは、水難溶性あるいは水不溶性の2価、
3価または4価の金属塩であり、より好ましくは、2価
の金属塩である。多価金属塩の具体例としては、例え
ば、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、バリウム、ニッ
ケル、スズ、銅、モリブデン、タングステン、ジルコニ
ウム、マンガン、コバルト、チタン、アルミニウム、鉄
の塩を挙げることができるが、これらに限定されるもの
ではない。多価金属塩は単独種であっても、または複数
種であってもよい。特に好ましくは、亜鉛塩である。
ては、好ましくは、水難溶性あるいは水不溶性の2価、
3価または4価の金属塩であり、より好ましくは、2価
の金属塩である。多価金属塩の具体例としては、例え
ば、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、バリウム、ニッ
ケル、スズ、銅、モリブデン、タングステン、ジルコニ
ウム、マンガン、コバルト、チタン、アルミニウム、鉄
の塩を挙げることができるが、これらに限定されるもの
ではない。多価金属塩は単独種であっても、または複数
種であってもよい。特に好ましくは、亜鉛塩である。
【0034】反応B 本発明のサリチル酸樹脂の多価金属塩は、樹脂Aと多価
金属化合物とを反応させて製造することができる。その
製造方法としては、特に限定されるものではなく、公知
の方法を適用できる。例えば、樹脂Aと多価金属化合物
(例えば、多価金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、ケイ
酸塩、有機カルボン酸塩)とを溶融させて製造する方法
(溶融法)、あるいは、樹脂Aのアルカリ金属塩、アミ
ン塩あるいはアンモニウム塩などの樹脂Aの塩と、多価
金属化合物とを、水存在下、作用させて製造する方法
(複分解法)が適用できる。複分解法により、本発明の
サリチル酸樹脂の多価金属塩を製造することは好ましい
ことである。
金属化合物とを反応させて製造することができる。その
製造方法としては、特に限定されるものではなく、公知
の方法を適用できる。例えば、樹脂Aと多価金属化合物
(例えば、多価金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、ケイ
酸塩、有機カルボン酸塩)とを溶融させて製造する方法
(溶融法)、あるいは、樹脂Aのアルカリ金属塩、アミ
ン塩あるいはアンモニウム塩などの樹脂Aの塩と、多価
金属化合物とを、水存在下、作用させて製造する方法
(複分解法)が適用できる。複分解法により、本発明の
サリチル酸樹脂の多価金属塩を製造することは好ましい
ことである。
【0035】溶融法により、反応Bを実施する場合、一
般的な方法としては、樹脂Aと多価金属の酸化物、水酸
化物、炭酸塩、ケイ酸塩、または、例えば、酢酸亜鉛、
カプロン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、安息香酸亜鉛など
の有機カルボン酸の多価金属塩を、約100〜約180
℃で、約1〜約5時間、加熱、溶融する方法を挙げるこ
とができる。尚、この際、酢酸アンモニウム、カプロン
酸アンモニウム、ステアリン酸アンモニウム、安息香酸
アンモニウム等の塩基性物質を添加して加熱、溶融を行
ってもよい。
般的な方法としては、樹脂Aと多価金属の酸化物、水酸
化物、炭酸塩、ケイ酸塩、または、例えば、酢酸亜鉛、
カプロン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、安息香酸亜鉛など
の有機カルボン酸の多価金属塩を、約100〜約180
℃で、約1〜約5時間、加熱、溶融する方法を挙げるこ
とができる。尚、この際、酢酸アンモニウム、カプロン
酸アンモニウム、ステアリン酸アンモニウム、安息香酸
アンモニウム等の塩基性物質を添加して加熱、溶融を行
ってもよい。
【0036】複分解法により、反応Bを実施する場合、
一般的な方法としては、樹脂A中のカルボキシル基に対
して、当量程度のアルカリ金属化合物(例えば、水酸化
リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム)、ある
いはアミン化合物(例えば、メチルアミン、エチルアミ
ン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、エタノールアミン、イソプロパ
ノールアミン、トリエタノールアミン、2−ジメチルア
ミノエタノール、モルホリン、アンモニア)を水の存在
下で作用させて、樹脂Aのアルカリ金属塩、アミン塩あ
るいはアンモニウム塩を調製した後、多価金属化合物を
作用させて、水難溶性または水不溶性のサリチル酸樹脂
の多価金属塩として製造される。この際、多価金属化合
物を、樹脂Aのアルカリ金属塩などに加えてもよく、ま
た、樹脂Aのアルカリ金属塩などを、多価金属化合物に
加えてもよい。
一般的な方法としては、樹脂A中のカルボキシル基に対
して、当量程度のアルカリ金属化合物(例えば、水酸化
リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム)、ある
いはアミン化合物(例えば、メチルアミン、エチルアミ
ン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、エタノールアミン、イソプロパ
ノールアミン、トリエタノールアミン、2−ジメチルア
ミノエタノール、モルホリン、アンモニア)を水の存在
下で作用させて、樹脂Aのアルカリ金属塩、アミン塩あ
るいはアンモニウム塩を調製した後、多価金属化合物を
作用させて、水難溶性または水不溶性のサリチル酸樹脂
の多価金属塩として製造される。この際、多価金属化合
物を、樹脂Aのアルカリ金属塩などに加えてもよく、ま
た、樹脂Aのアルカリ金属塩などを、多価金属化合物に
加えてもよい。
【0037】樹脂Aのアルカリ金属塩等と多価金属化合
物とを用いて、複分解法により本発明のサリチル酸樹脂
の多価金属塩を製造する際の反応温度に関しては特に制
限するものではない。例えば、水または水とサリチル酸
樹脂の多価金属塩を良く溶解する有機溶媒(例えば、ト
ルエン、キシレン等の炭化水素系溶媒、テトラクロロエ
チレン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水
素系溶媒など)の存在下で、複分解を実施する場合に
は、その温度に関しては特に制限はなく、水または使用
する有機溶媒の沸点以下で実施することが好ましく、よ
り好ましくは、0〜55℃で実施する。
物とを用いて、複分解法により本発明のサリチル酸樹脂
の多価金属塩を製造する際の反応温度に関しては特に制
限するものではない。例えば、水または水とサリチル酸
樹脂の多価金属塩を良く溶解する有機溶媒(例えば、ト
ルエン、キシレン等の炭化水素系溶媒、テトラクロロエ
チレン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水
素系溶媒など)の存在下で、複分解を実施する場合に
は、その温度に関しては特に制限はなく、水または使用
する有機溶媒の沸点以下で実施することが好ましく、よ
り好ましくは、0〜55℃で実施する。
【0038】複分解法による反応は、反応効率等の向上
のために、適当な攪拌装置、混合装置を備えた混合器を
用いて実施することは好ましいことである。係る混合器
としては、例えば、プロペラ型攪拌機、タービン型攪拌
機、パドル型攪拌機、ホモジナイザー、ホモミキサー、
ラインミキサー、ラインホモミキサー等のメディアを用
いない混合器、あるいは、アトライター、セントリーミ
ル等の攪拌槽型ミル、サンドグラインダー、グレーンミ
ル、パールミル、マターミル、ダイノミル等の流通管型
ミル、コニカルボールミル、アニュラーミル等アニュラ
ー型連続湿式攪拌ミル等のメディア(例えば、ガラスビ
ーズ、セラミックボール、スチールボール等)を充填し
た混合器を挙げることができる。これらを組み合わせる
ことにより、バッチ式(回分式)または連続式で実施す
ることができる。
のために、適当な攪拌装置、混合装置を備えた混合器を
用いて実施することは好ましいことである。係る混合器
としては、例えば、プロペラ型攪拌機、タービン型攪拌
機、パドル型攪拌機、ホモジナイザー、ホモミキサー、
ラインミキサー、ラインホモミキサー等のメディアを用
いない混合器、あるいは、アトライター、セントリーミ
ル等の攪拌槽型ミル、サンドグラインダー、グレーンミ
ル、パールミル、マターミル、ダイノミル等の流通管型
ミル、コニカルボールミル、アニュラーミル等アニュラ
ー型連続湿式攪拌ミル等のメディア(例えば、ガラスビ
ーズ、セラミックボール、スチールボール等)を充填し
た混合器を挙げることができる。これらを組み合わせる
ことにより、バッチ式(回分式)または連続式で実施す
ることができる。
【0039】また、樹脂Aのアルカリ金属塩等と多価金
属化合物との反応は、通常、大気圧下で実施できるが、
所望により、減圧下あるいは加圧下で実施することもで
きる。また、反応は、大気中で実施することができる
が、不活性ガス(例えば、窒素、ヘリウム、アルゴン等
のガス)の存在下で実施してもよい。
属化合物との反応は、通常、大気圧下で実施できるが、
所望により、減圧下あるいは加圧下で実施することもで
きる。また、反応は、大気中で実施することができる
が、不活性ガス(例えば、窒素、ヘリウム、アルゴン等
のガス)の存在下で実施してもよい。
【0040】多価金属化合物としては、2価、3価また
は4価の水可溶性の金属化合物が好ましい。多価金属化
合物としては、例えば、硫酸亜鉛、硫酸マグネシウム、
硫酸カルシウム、硫酸アルミニウム等の硫酸塩、塩化亜
鉛、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化バリウ
ム、塩化ニッケル、塩化コバルト、塩化アルミニウム等
の塩化物、酢酸亜鉛、酢酸マンガン等の酢酸塩、硝酸亜
鉛等の硝酸塩等が挙げられる。これらの多価金属化合物
は、単独で使用しても、あるいは複数併用してもよい。
また、多価金属化合物は、固体状態で使用しても、また
は水溶液の状態で使用してもよい。
は4価の水可溶性の金属化合物が好ましい。多価金属化
合物としては、例えば、硫酸亜鉛、硫酸マグネシウム、
硫酸カルシウム、硫酸アルミニウム等の硫酸塩、塩化亜
鉛、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化バリウ
ム、塩化ニッケル、塩化コバルト、塩化アルミニウム等
の塩化物、酢酸亜鉛、酢酸マンガン等の酢酸塩、硝酸亜
鉛等の硝酸塩等が挙げられる。これらの多価金属化合物
は、単独で使用しても、あるいは複数併用してもよい。
また、多価金属化合物は、固体状態で使用しても、また
は水溶液の状態で使用してもよい。
【0041】多価金属化合物の使用量は、一般に、樹脂
Aのアルカリ金属塩1当量に対し、0.8〜1.5当
量、好ましくは、1.0〜1.2当量である。尚、この
場合の当量とは、樹脂Aのアルカリ金属塩1モルに対
し、多価金属化合物が、例えば、2価の金属化合物(例
えば、硫酸亜鉛)の場合には、0.5モルの2価の金属
化合物が1当量である。上述した方法により製造される
本発明のサリチル酸樹脂の多価金属塩は、樹脂Aと、多
価金属化合物とを作用させて得られる樹脂であり、その
組成は、樹脂A以上に一層複雑である。
Aのアルカリ金属塩1当量に対し、0.8〜1.5当
量、好ましくは、1.0〜1.2当量である。尚、この
場合の当量とは、樹脂Aのアルカリ金属塩1モルに対
し、多価金属化合物が、例えば、2価の金属化合物(例
えば、硫酸亜鉛)の場合には、0.5モルの2価の金属
化合物が1当量である。上述した方法により製造される
本発明のサリチル酸樹脂の多価金属塩は、樹脂Aと、多
価金属化合物とを作用させて得られる樹脂であり、その
組成は、樹脂A以上に一層複雑である。
【0042】本発明のサリチル酸樹脂の多価金属塩の分
子量は、化合物(1)または/および化合物(2)の使
用量、および反応条件などにより、幅広い範囲で変化す
るが感圧記録用の顕色剤として用いる場合、本発明のサ
リチル酸樹脂の多価金属塩の重量平均分子量は、好まし
くは、約350〜約2000、より好ましくは、約40
0〜約1500である。通常、本発明のサリチル酸樹脂
の多価金属塩の軟化点は、約60〜約150℃である。
本発明のサリチル酸樹脂の多価金属塩が分散されてなる
水分散液、および該樹脂の多価金属塩を顕色剤として用
いる感圧記録用顕色シートについて以下説明する。
子量は、化合物(1)または/および化合物(2)の使
用量、および反応条件などにより、幅広い範囲で変化す
るが感圧記録用の顕色剤として用いる場合、本発明のサ
リチル酸樹脂の多価金属塩の重量平均分子量は、好まし
くは、約350〜約2000、より好ましくは、約40
0〜約1500である。通常、本発明のサリチル酸樹脂
の多価金属塩の軟化点は、約60〜約150℃である。
本発明のサリチル酸樹脂の多価金属塩が分散されてなる
水分散液、および該樹脂の多価金属塩を顕色剤として用
いる感圧記録用顕色シートについて以下説明する。
【0043】本発明のサリチル酸樹脂の多価金属塩を、
例えば、水の存在下で、複分解法により製造すると、該
多価金属塩は、一般に、短時間の内に、水媒体中に析出
してくる。析出した多価金属塩は、特殊な装置を使用せ
ずとも、公知の手段、装置により、水媒体中から容易に
濾過、単離することができる。濾過後は乾燥し、公知の
手段、方法により分散処理し、あるいは濾過後、乾燥工
程を経ずとも、分散処理することにより、感圧記録用の
顕色剤の分散液を調製することができる。さらには、濾
過工程を経ずとも、サリチル酸樹脂の多価金属塩が析出
している水媒体を、直接分散処理することにより分散液
を調製してもよい。
例えば、水の存在下で、複分解法により製造すると、該
多価金属塩は、一般に、短時間の内に、水媒体中に析出
してくる。析出した多価金属塩は、特殊な装置を使用せ
ずとも、公知の手段、装置により、水媒体中から容易に
濾過、単離することができる。濾過後は乾燥し、公知の
手段、方法により分散処理し、あるいは濾過後、乾燥工
程を経ずとも、分散処理することにより、感圧記録用の
顕色剤の分散液を調製することができる。さらには、濾
過工程を経ずとも、サリチル酸樹脂の多価金属塩が析出
している水媒体を、直接分散処理することにより分散液
を調製してもよい。
【0044】また、複分解を水およびサリチル酸樹脂の
多価金属塩を良く溶解する有機溶媒(例えば、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素系溶媒、テトラクロロエチレ
ン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系
溶媒など)の存在下で実施した場合には、水およびサリ
チル酸樹脂の多価金属塩を含有した有機溶媒の混合溶液
を、乳化分散後、有機溶媒を除去する方法により、感圧
記録用の顕色剤の分散液を調整することもできる。
多価金属塩を良く溶解する有機溶媒(例えば、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素系溶媒、テトラクロロエチレ
ン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系
溶媒など)の存在下で実施した場合には、水およびサリ
チル酸樹脂の多価金属塩を含有した有機溶媒の混合溶液
を、乳化分散後、有機溶媒を除去する方法により、感圧
記録用の顕色剤の分散液を調整することもできる。
【0045】感圧記録用などの顕色剤の分散液の調製に
際して、サリチル酸樹脂の多価金属塩の分散処理の方法
としては、通常、水媒体中で行われ、水分散液として得
ることができる。通常、サリチル酸樹脂の多価金属塩
(顕色剤)は、平均粒子径3μm以下、好ましくは、2
μm以下にまで粉砕、分散する。
際して、サリチル酸樹脂の多価金属塩の分散処理の方法
としては、通常、水媒体中で行われ、水分散液として得
ることができる。通常、サリチル酸樹脂の多価金属塩
(顕色剤)は、平均粒子径3μm以下、好ましくは、2
μm以下にまで粉砕、分散する。
【0046】水分散液を得る方法としては、例えば、
サリチル酸樹脂の多価金属塩を、水媒体中で、分散機と
して、例えば、ボールミル、アトライター、サンドグラ
インダー、ペブルミル、コボルミル、ダイノミル、高速
インペラー分散機、高速ストーンミル、アニュラーミル
などを用い、粉砕、分散処理し、水分散液を得る方法、
サリチル酸樹脂の多価金属塩を、有機溶媒に溶解後、
水媒体中で、例えば、超音波分散機、ホモジナイザー、
ホモミキサー、ラインホモミキサーなどを用い、乳化分
散処理し、有機溶媒を除去して、水分散液を得る方法が
挙げられる。
サリチル酸樹脂の多価金属塩を、水媒体中で、分散機と
して、例えば、ボールミル、アトライター、サンドグラ
インダー、ペブルミル、コボルミル、ダイノミル、高速
インペラー分散機、高速ストーンミル、アニュラーミル
などを用い、粉砕、分散処理し、水分散液を得る方法、
サリチル酸樹脂の多価金属塩を、有機溶媒に溶解後、
水媒体中で、例えば、超音波分散機、ホモジナイザー、
ホモミキサー、ラインホモミキサーなどを用い、乳化分
散処理し、有機溶媒を除去して、水分散液を得る方法が
挙げられる。
【0047】上記の方法において、使用する有機溶媒
としては、水に対する溶解度が小さく、顕色剤の溶解度
が大きく、且つ比較的沸点が低いものが好ましい。係る
有機溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、エチルベンゼン、1−メチルナフタレンなどの炭
化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラ
クロロエチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1
−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、
1,1,2,2−テトラクロロエタン、クロロベンゼ
ン、o−ジクロロベンゼン、m−ジクロロベンゼン、p
−ジクロロベンゼン、o−クロロトルエン、m−クロロ
トルエン、p−クロロトルエンなどのハロゲン化炭化水
素系溶媒、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶媒、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、酢酸アミルなどのエステル系溶媒、ブ
タノール、ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサ
ノールなどのアルコール系溶媒などを挙げることができ
る。これらの有機溶媒は単独で使用しても、あるいは複
数併用してもよい。
としては、水に対する溶解度が小さく、顕色剤の溶解度
が大きく、且つ比較的沸点が低いものが好ましい。係る
有機溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、エチルベンゼン、1−メチルナフタレンなどの炭
化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラ
クロロエチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1
−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、
1,1,2,2−テトラクロロエタン、クロロベンゼ
ン、o−ジクロロベンゼン、m−ジクロロベンゼン、p
−ジクロロベンゼン、o−クロロトルエン、m−クロロ
トルエン、p−クロロトルエンなどのハロゲン化炭化水
素系溶媒、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶媒、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、酢酸アミルなどのエステル系溶媒、ブ
タノール、ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサ
ノールなどのアルコール系溶媒などを挙げることができ
る。これらの有機溶媒は単独で使用しても、あるいは複
数併用してもよい。
【0048】有機溶媒の使用量は、特に制限するもので
はないが、通常、本発明のサリチル酸樹脂の多価金属塩
100重量部に対して、5〜500重量部程度、より好
ましくは、20〜300重量部程度である。尚、この場
合、乳化分散処理は、有機溶媒の沸点以下の温度で実施
され、大気圧下、あるいは加圧下で実施される。分散処
理後は、有機溶媒を留去し、顕色剤の水分散液を得る。
有機溶媒を留去する方法としては、大気圧下、あるいは
減圧下、有機溶媒の沸点以上に加熱し有機溶媒を留去す
ることができる。このようにして得られる顕色剤の水分
散液は、所望に応じて、上述の分散機(例えば、サンド
グラインダー、アニュラーミル)を用いてさらに分散処
理することもできる。
はないが、通常、本発明のサリチル酸樹脂の多価金属塩
100重量部に対して、5〜500重量部程度、より好
ましくは、20〜300重量部程度である。尚、この場
合、乳化分散処理は、有機溶媒の沸点以下の温度で実施
され、大気圧下、あるいは加圧下で実施される。分散処
理後は、有機溶媒を留去し、顕色剤の水分散液を得る。
有機溶媒を留去する方法としては、大気圧下、あるいは
減圧下、有機溶媒の沸点以上に加熱し有機溶媒を留去す
ることができる。このようにして得られる顕色剤の水分
散液は、所望に応じて、上述の分散機(例えば、サンド
グラインダー、アニュラーミル)を用いてさらに分散処
理することもできる。
【0049】水媒体中で、分散する際に用いる分散剤と
しては、イオン性または非イオン性の界面活性剤が好ま
しい。分散剤としては、例えば、ポリビニルアルコー
ル、アルキル変性ポリビニルアルコール、シアノエチル
変性ポリビニルアルコール、エーテル変性ポリビニルア
ルコール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、アク
リルアミド/アルキルアクリレート共重合体、ポリスチ
レンスルフォン酸のアルカリ金属塩、無水マレイン酸/
イソブチレン共重合体、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、
デンプンおよびその誘導体、カゼイン、アラビアゴム、
寒天、ゼラチンなどの合成または天然高分子化合物、ア
ルキルベンゼンスルフォン酸のアルカリ金属塩、アルキ
ルナフタレンスルフォン酸のアルカリ金属塩、ジアルキ
ルスルフォコハク酸のアルカリ金属塩、アルキルスルフ
ォン酸のアルカリ金属塩、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、多価アルコール脂肪酸エステルなどが挙げられる。
尚、これらの分散剤は単独で、あるいは複数併用するこ
とができる。分散剤の使用量は、特に制限されるもので
はないが、通常、サリチル酸樹脂の多価金属塩100重
量部に対して、1〜30重量部程度である。
しては、イオン性または非イオン性の界面活性剤が好ま
しい。分散剤としては、例えば、ポリビニルアルコー
ル、アルキル変性ポリビニルアルコール、シアノエチル
変性ポリビニルアルコール、エーテル変性ポリビニルア
ルコール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、アク
リルアミド/アルキルアクリレート共重合体、ポリスチ
レンスルフォン酸のアルカリ金属塩、無水マレイン酸/
イソブチレン共重合体、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、
デンプンおよびその誘導体、カゼイン、アラビアゴム、
寒天、ゼラチンなどの合成または天然高分子化合物、ア
ルキルベンゼンスルフォン酸のアルカリ金属塩、アルキ
ルナフタレンスルフォン酸のアルカリ金属塩、ジアルキ
ルスルフォコハク酸のアルカリ金属塩、アルキルスルフ
ォン酸のアルカリ金属塩、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、多価アルコール脂肪酸エステルなどが挙げられる。
尚、これらの分散剤は単独で、あるいは複数併用するこ
とができる。分散剤の使用量は、特に制限されるもので
はないが、通常、サリチル酸樹脂の多価金属塩100重
量部に対して、1〜30重量部程度である。
【0050】水分散液を調製する際に使用する水の使用
量に関しては、特に制限するものではないが、取扱性な
どを考慮して、一般に、水分散液中の顕色剤の濃度が、
3〜50重量%程度、より好ましくは、5〜40重量%
程度になるような量を使用することが好ましい。上述の
ようにして得られる顕色剤の水分散液を支持体上に顕色
剤層を形成するための塗液として使用する場合には、、
通常、さらにバインダー、顔料などが配合される。
量に関しては、特に制限するものではないが、取扱性な
どを考慮して、一般に、水分散液中の顕色剤の濃度が、
3〜50重量%程度、より好ましくは、5〜40重量%
程度になるような量を使用することが好ましい。上述の
ようにして得られる顕色剤の水分散液を支持体上に顕色
剤層を形成するための塗液として使用する場合には、、
通常、さらにバインダー、顔料などが配合される。
【0051】バインダーとしては、特に制限されるもの
ではないが、例えば、ポリビニルアルコール、カゼイ
ン、デンプンおよびその誘導体、アラビアゴム、メチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリ
ル酸、スチレン/ブタジエン共重合体ラテックス、アク
リル酸エステル系ラテックス等のラテックス類などの合
成または天然高分子化合物が挙げられる。バインダーの
使用量は、特に限定されるものではないが、一般に、顕
色剤塗液の全固形分の5〜40重量%程度、好ましく
は、10〜30重量%程度となるように調製する。
ではないが、例えば、ポリビニルアルコール、カゼイ
ン、デンプンおよびその誘導体、アラビアゴム、メチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリ
ル酸、スチレン/ブタジエン共重合体ラテックス、アク
リル酸エステル系ラテックス等のラテックス類などの合
成または天然高分子化合物が挙げられる。バインダーの
使用量は、特に限定されるものではないが、一般に、顕
色剤塗液の全固形分の5〜40重量%程度、好ましく
は、10〜30重量%程度となるように調製する。
【0052】顔料としては、例えば、酸化亜鉛、炭酸亜
鉛、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウ
ム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、タ
ルク、カオリン、活性白土、ケイソウ土、水酸化亜鉛、
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、アルミナ、
シリカ等の無機顔料、スチレンマイクロボール、ナイロ
ン粒子、尿素−ホルマリン充填剤、ポリエチレン粒子、
セルロース充填剤、デンプン粒子等の有機顔料を挙げる
ことができる。顔料の使用量は、特に限定されるもので
はないが、一般に、顕色剤塗液の全固形分の30〜90
重量%程度となるように調製する。さらに、この顕色剤
層用の塗液には、所望により、各種添加剤(例えば、紫
外線吸収剤、消泡剤、pH調節剤、粘度調節剤、可塑
剤、有機高分子化合物等)を添加してもよい。
鉛、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウ
ム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、タ
ルク、カオリン、活性白土、ケイソウ土、水酸化亜鉛、
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、アルミナ、
シリカ等の無機顔料、スチレンマイクロボール、ナイロ
ン粒子、尿素−ホルマリン充填剤、ポリエチレン粒子、
セルロース充填剤、デンプン粒子等の有機顔料を挙げる
ことができる。顔料の使用量は、特に限定されるもので
はないが、一般に、顕色剤塗液の全固形分の30〜90
重量%程度となるように調製する。さらに、この顕色剤
層用の塗液には、所望により、各種添加剤(例えば、紫
外線吸収剤、消泡剤、pH調節剤、粘度調節剤、可塑
剤、有機高分子化合物等)を添加してもよい。
【0053】このようにして調製された顕色シート調製
のための塗液は、公知の方法により、例えば、エアーナ
イフコーター、ブレードコーター、ロールコーター、サ
イズプレスコーター、カーテンコーター、ショートドウ
ェルコーター等の塗布装置により、支持体(例えば、
紙、プラスチックシート、合成紙、あるいはこれらを組
み合わせた複合シート)上に塗布し、顕色剤層を形成
し、顕色シートを作製することができる。
のための塗液は、公知の方法により、例えば、エアーナ
イフコーター、ブレードコーター、ロールコーター、サ
イズプレスコーター、カーテンコーター、ショートドウ
ェルコーター等の塗布装置により、支持体(例えば、
紙、プラスチックシート、合成紙、あるいはこれらを組
み合わせた複合シート)上に塗布し、顕色剤層を形成
し、顕色シートを作製することができる。
【0054】支持体上の顕色剤層の重量(塗布量)は特
に限定されるものではないが、通常、乾燥重量で、0.
5g/m2以上、好ましくは、0.5〜10g/m2であ
る。また、顕色剤層中、本発明のサリチル酸樹脂の多価
金属塩の割合は、通常、5重量%以上、好ましくは、5
〜70重量%である。
に限定されるものではないが、通常、乾燥重量で、0.
5g/m2以上、好ましくは、0.5〜10g/m2であ
る。また、顕色剤層中、本発明のサリチル酸樹脂の多価
金属塩の割合は、通常、5重量%以上、好ましくは、5
〜70重量%である。
【0055】また、本発明の顕色シートの製造におい
て、本発明のサリチル酸樹脂の多価金属塩は、本発明の
所望の効果を妨げない範囲で、他の公知の顕色剤〔例え
ば、酸性白土、活性白土、アタパルガイト、ベントナイ
ト等の酸性粘土鉱物、フェノール−ホルムアルデヒド樹
脂、フェノール−サリチル酸−ホルムアルデヒド樹脂等
のフェノール系樹脂、フタル酸、サリチル酸、5−シク
ロヘキシルサリチル酸、5−tert−オクチルサリチ
ル酸、5−ノニルサリチル酸、3,5−ジノニルサリチ
ル酸、3−(α−メチルベンジル)サリチル酸、5−
(α−メチルベンジル)サリチル酸、5−フェニルサリ
チル酸、3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル
酸、3,5−ジ(α、α−ジメチルベンジル)サリチル
酸、3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸等の芳香
族カルボン酸の亜鉛塩などの金属塩〕と併用することも
できる。
て、本発明のサリチル酸樹脂の多価金属塩は、本発明の
所望の効果を妨げない範囲で、他の公知の顕色剤〔例え
ば、酸性白土、活性白土、アタパルガイト、ベントナイ
ト等の酸性粘土鉱物、フェノール−ホルムアルデヒド樹
脂、フェノール−サリチル酸−ホルムアルデヒド樹脂等
のフェノール系樹脂、フタル酸、サリチル酸、5−シク
ロヘキシルサリチル酸、5−tert−オクチルサリチ
ル酸、5−ノニルサリチル酸、3,5−ジノニルサリチ
ル酸、3−(α−メチルベンジル)サリチル酸、5−
(α−メチルベンジル)サリチル酸、5−フェニルサリ
チル酸、3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル
酸、3,5−ジ(α、α−ジメチルベンジル)サリチル
酸、3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸等の芳香
族カルボン酸の亜鉛塩などの金属塩〕と併用することも
できる。
【0056】本発明の顕色シートの形態は、特に限定さ
れるものではないが、例えば、 電子供与性発色性化合物とカプセルオイルを含有する
マイクロカプセルをシートの裏面に塗布した上用シート
と組み合わせて使用する下用シート、 複数枚の複写をするために上用シートと下用シートの
中間に挿入する、シートの表面に顕色剤層を、該シート
の裏面にマイクロカプセル層をそれぞれ設けた中用シー
ト、さらには、 シートの同一面にマイクロカプセルと顕色剤の両者を
塗布した単体複写シート等がある。 尚、上記のマイクロカプセルは、電子供与性発色性化合
物をカプセルオイルに溶解し、該溶液を、例えば、コア
セルベーション法、界面重合法、内部重合法、相分離
法、外部重合法等の公知の各種マイクロカプセル化法に
より製造することができる。
れるものではないが、例えば、 電子供与性発色性化合物とカプセルオイルを含有する
マイクロカプセルをシートの裏面に塗布した上用シート
と組み合わせて使用する下用シート、 複数枚の複写をするために上用シートと下用シートの
中間に挿入する、シートの表面に顕色剤層を、該シート
の裏面にマイクロカプセル層をそれぞれ設けた中用シー
ト、さらには、 シートの同一面にマイクロカプセルと顕色剤の両者を
塗布した単体複写シート等がある。 尚、上記のマイクロカプセルは、電子供与性発色性化合
物をカプセルオイルに溶解し、該溶液を、例えば、コア
セルベーション法、界面重合法、内部重合法、相分離
法、外部重合法等の公知の各種マイクロカプセル化法に
より製造することができる。
【0057】電子供与性発色性化合物としては、例え
ば、トリアリールメタン系化合物、ジアリールメタン系
化合物、ローダミン−ラクタム系化合物、フルオラン系
化合物、インドリルフタリド系化合物、ピリジン系化合
物、スピロ系化合物、フルオレン系化合物、フェノチア
ジン系化合物など各種公知の化合物が挙げられる。
ば、トリアリールメタン系化合物、ジアリールメタン系
化合物、ローダミン−ラクタム系化合物、フルオラン系
化合物、インドリルフタリド系化合物、ピリジン系化合
物、スピロ系化合物、フルオレン系化合物、フェノチア
ジン系化合物など各種公知の化合物が挙げられる。
【0058】カプセルオイルとしては、例えば、綿実
油、ヒマシ油、灯油、パラフィン、塩素化パラフィン、
ナフテン油、アルキル化ビフェニル、アルキル化ターフ
ェニル、アルキル化ナフタレン、ジアリールアルカン、
水素化ターフェニル、ジアルキルフタレートなどの各種
のオイルを挙げることができる。これらのカプセルオイ
ルは、単独で使用しても、あるいは複数併用してもよ
い。
油、ヒマシ油、灯油、パラフィン、塩素化パラフィン、
ナフテン油、アルキル化ビフェニル、アルキル化ターフ
ェニル、アルキル化ナフタレン、ジアリールアルカン、
水素化ターフェニル、ジアルキルフタレートなどの各種
のオイルを挙げることができる。これらのカプセルオイ
ルは、単独で使用しても、あるいは複数併用してもよ
い。
【0059】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
尚、重量平均分子量は、GPC(ゲルパーミェーション
クロマトグラフィー)により測定した。軟化点は、JI
S−K−2548による環球軟化点測定装置により測定
した。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
尚、重量平均分子量は、GPC(ゲルパーミェーション
クロマトグラフィー)により測定した。軟化点は、JI
S−K−2548による環球軟化点測定装置により測定
した。
【0060】実施例1 サリチル酸27.6g(0.2モル)、98重量%硫酸
12g(サリチル酸に対して、43重量%)および1,
2−ジクロロエタン50mlをガラス製反応容器に装入
し、該溶液を攪拌しながら、該溶液に30℃で、スチレ
ン62.5g(0.6モル)を滴下ロートを用い、7時
間かけて供給した。供給後、同温度でさらに2時間攪拌
を行った。5重量%水酸化ナトリウム水溶液により中和
した後、1,2−ジクロロエタンを留去した。残渣に、
水(500ml)を加え、該溶液に、40℃で、硫酸亜
鉛7水和物(29g)の水溶液(200ml)を1時間
かけて滴下した。さらに室温で2時間攪拌した後、濾
過、水洗、乾燥し、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩92
gを得た。重量平均分子量は560、軟化点は115℃
であった。
12g(サリチル酸に対して、43重量%)および1,
2−ジクロロエタン50mlをガラス製反応容器に装入
し、該溶液を攪拌しながら、該溶液に30℃で、スチレ
ン62.5g(0.6モル)を滴下ロートを用い、7時
間かけて供給した。供給後、同温度でさらに2時間攪拌
を行った。5重量%水酸化ナトリウム水溶液により中和
した後、1,2−ジクロロエタンを留去した。残渣に、
水(500ml)を加え、該溶液に、40℃で、硫酸亜
鉛7水和物(29g)の水溶液(200ml)を1時間
かけて滴下した。さらに室温で2時間攪拌した後、濾
過、水洗、乾燥し、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩92
gを得た。重量平均分子量は560、軟化点は115℃
であった。
【0061】実施例2 実施例1において、スチレン62.5gを使用する代わ
りに、スチレン83.3g(0.8モル)を使用した以
外は、実施例1に記載した方法により、無色のサリチル
酸樹脂の亜鉛塩114gを得た。重量平均分子量は65
0、軟化点は117℃であった。
りに、スチレン83.3g(0.8モル)を使用した以
外は、実施例1に記載した方法により、無色のサリチル
酸樹脂の亜鉛塩114gを得た。重量平均分子量は65
0、軟化点は117℃であった。
【0062】実施例3 実施例1において、98重量%硫酸12gを使用する代
わりに、98重量%硫酸20g(サリチル酸に対して、
71重量%)を使用した以外は、実施例1に記載した方
法により、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩94gを得
た。重量平均分子量は620、軟化点は115℃であっ
た。
わりに、98重量%硫酸20g(サリチル酸に対して、
71重量%)を使用した以外は、実施例1に記載した方
法により、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩94gを得
た。重量平均分子量は620、軟化点は115℃であっ
た。
【0063】実施例4 実施例1において、サリチル酸27.6gを使用する代
わりに、サリチル酸20.7g(0.15モル)と3−
メチルサリチル酸7.6g(0.05モル)を使用した
以外は、実施例1に記載した方法により、無色のサリチ
ル酸樹脂の亜鉛塩94gを得た。重量平均分子量は59
0、軟化点は114℃であった。
わりに、サリチル酸20.7g(0.15モル)と3−
メチルサリチル酸7.6g(0.05モル)を使用した
以外は、実施例1に記載した方法により、無色のサリチ
ル酸樹脂の亜鉛塩94gを得た。重量平均分子量は59
0、軟化点は114℃であった。
【0064】実施例5 サリチル酸27.6g(0.2モル)、98重量%硫酸
7g(サリチル酸に対して、25重量%)および1,2
−ジクロロエタン50mlをガラス製反応容器に装入
し、該溶液を攪拌しながら、該溶液に10℃で、スチレ
ン104.2g(1.0モル)を滴下ロートを用い、8
時間かけて供給した。供給後、20℃でさらに2時間攪
拌を行った。5重量%水酸化ナトリウム水溶液により中
和した後、1,2−ジクロロエタンを留去した。残渣
に、水(500ml)を加え、該溶液に、40℃で、硫
酸亜鉛7水和物(29g)の水溶液(200ml)を1
時間かけて滴下した。さらに室温で2時間攪拌した後、
濾過、水洗、乾燥し、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩1
34gを得た。重量平均分子量は800、軟化点は12
2℃であった。
7g(サリチル酸に対して、25重量%)および1,2
−ジクロロエタン50mlをガラス製反応容器に装入
し、該溶液を攪拌しながら、該溶液に10℃で、スチレ
ン104.2g(1.0モル)を滴下ロートを用い、8
時間かけて供給した。供給後、20℃でさらに2時間攪
拌を行った。5重量%水酸化ナトリウム水溶液により中
和した後、1,2−ジクロロエタンを留去した。残渣
に、水(500ml)を加え、該溶液に、40℃で、硫
酸亜鉛7水和物(29g)の水溶液(200ml)を1
時間かけて滴下した。さらに室温で2時間攪拌した後、
濾過、水洗、乾燥し、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩1
34gを得た。重量平均分子量は800、軟化点は12
2℃であった。
【0065】実施例6 サリチル酸27.6g(0.2モル)、98重量%硫酸
14g(サリチル酸に対して、50重量%)および1,
2−ジクロロエタン50mlをガラス製反応容器に装入
し、該溶液を攪拌しながら、該溶液に40℃で、スチレ
ン62.5g(0.6モル)と4−メチルスチレン2
3.6g(0.2モル)の混合物を滴下ロートを用い、
6時間かけて供給した。供給後、同温度でさらに2時間
攪拌を行った。5重量%水酸化ナトリウム水溶液により
中和した後、1,2−ジクロロエタンを留去した。残渣
に、水(500ml)を加え、該溶液に、40℃で、硫
酸亜鉛7水和物(29g)の水溶液(200ml)を1
時間かけて滴下した。さらに室温で2時間攪拌した後、
濾過、水洗、乾燥し、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩1
14gを得た。重量平均分子量は720、軟化点は11
5℃であった。
14g(サリチル酸に対して、50重量%)および1,
2−ジクロロエタン50mlをガラス製反応容器に装入
し、該溶液を攪拌しながら、該溶液に40℃で、スチレ
ン62.5g(0.6モル)と4−メチルスチレン2
3.6g(0.2モル)の混合物を滴下ロートを用い、
6時間かけて供給した。供給後、同温度でさらに2時間
攪拌を行った。5重量%水酸化ナトリウム水溶液により
中和した後、1,2−ジクロロエタンを留去した。残渣
に、水(500ml)を加え、該溶液に、40℃で、硫
酸亜鉛7水和物(29g)の水溶液(200ml)を1
時間かけて滴下した。さらに室温で2時間攪拌した後、
濾過、水洗、乾燥し、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩1
14gを得た。重量平均分子量は720、軟化点は11
5℃であった。
【0066】実施例7 サリチル酸27.6g(0.2モル)、98重量%硫酸
12g(サリチル酸に対して、43重量%)および1,
2−ジクロロエタン50mlをガラス製反応容器に装入
し、該溶液を攪拌しながら、該溶液に35℃で、スチレ
ン72.8g(0.7モル)を滴下ロートを用い、7時
間かけて供給した。供給後、同温度でさらに2時間攪拌
を行った。5重量%水酸化ナトリウム水溶液により中和
した後、1,2−ジクロロエタンを留去した。残渣に、
水(500ml)を加え、該溶液に、40℃で、硫酸亜
鉛7水和物(29g)の水溶液(200ml)を1時間
かけて滴下した。さらに室温で2時間攪拌した後、濾
過、水洗、乾燥し、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩10
2gを得た。重量平均分子量は620、軟化点は113
℃であった。
12g(サリチル酸に対して、43重量%)および1,
2−ジクロロエタン50mlをガラス製反応容器に装入
し、該溶液を攪拌しながら、該溶液に35℃で、スチレ
ン72.8g(0.7モル)を滴下ロートを用い、7時
間かけて供給した。供給後、同温度でさらに2時間攪拌
を行った。5重量%水酸化ナトリウム水溶液により中和
した後、1,2−ジクロロエタンを留去した。残渣に、
水(500ml)を加え、該溶液に、40℃で、硫酸亜
鉛7水和物(29g)の水溶液(200ml)を1時間
かけて滴下した。さらに室温で2時間攪拌した後、濾
過、水洗、乾燥し、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩10
2gを得た。重量平均分子量は620、軟化点は113
℃であった。
【0067】実施例8 実施例7において、スチレンの供給を、35℃で供給す
る代わりに、38℃で供給した以外は、実施例7に記載
した方法により、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩103
gを得た。重量平均分子量は600、軟化点は113℃
であった。
る代わりに、38℃で供給した以外は、実施例7に記載
した方法により、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩103
gを得た。重量平均分子量は600、軟化点は113℃
であった。
【0068】比較例1 クロロベンゼン60ml中、サリチル酸27.6g
(0.2モル)と濃硫酸1gとの混合物に、約50〜6
0℃でスチレン62.4g(0.6モル)を加えた。そ
の後、130℃で3時間攪拌を行った。この混合物に、
50℃で21.9gの酢酸亜鉛2水和物を加えた。その
後、全ての溶媒を真空蒸留で除き、黄色に着色したサリ
チル酸樹脂の亜鉛塩96.2gを得た。軟化点は45℃
であった。この樹脂の亜鉛塩は、着色しており、さらに
は軟化点が低く、感圧記録用の顕色剤としては実用価値
の低いものであった。
(0.2モル)と濃硫酸1gとの混合物に、約50〜6
0℃でスチレン62.4g(0.6モル)を加えた。そ
の後、130℃で3時間攪拌を行った。この混合物に、
50℃で21.9gの酢酸亜鉛2水和物を加えた。その
後、全ての溶媒を真空蒸留で除き、黄色に着色したサリ
チル酸樹脂の亜鉛塩96.2gを得た。軟化点は45℃
であった。この樹脂の亜鉛塩は、着色しており、さらに
は軟化点が低く、感圧記録用の顕色剤としては実用価値
の低いものであった。
【0069】比較例2 サリチル酸メチル15.2g(0.1モル)、98重量
%硫酸3.7gおよび1,2−ジクロロエタン50ml
をガラス製反応容器に装入し、該溶液を攪拌しながら、
該溶液に0〜2℃で、4−メチルスチレン38.4g
(0.3モル)を滴下ロートを用い、6時間かけて供給
した。供給後、同温度でさらに3時間攪拌を行った。5
重量%水酸化ナトリウム水溶液により中和した後、加熱
し、1,2−ジクロロエタンを留去した。さらに、水酸
化ナトリウム(4g)水溶液(100ml)を加え、9
5℃で6時間加熱、攪拌を行った。該溶液に、水(30
0ml)を加えた後、25℃で、硫酸亜鉛7水和物(1
4.5g)の水溶液(200ml)を1時間かけて滴下
した。さらに室温で2時間攪拌した後、濾過、水洗、乾
燥し、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩53gを得た。軟
化点は112℃であった。
%硫酸3.7gおよび1,2−ジクロロエタン50ml
をガラス製反応容器に装入し、該溶液を攪拌しながら、
該溶液に0〜2℃で、4−メチルスチレン38.4g
(0.3モル)を滴下ロートを用い、6時間かけて供給
した。供給後、同温度でさらに3時間攪拌を行った。5
重量%水酸化ナトリウム水溶液により中和した後、加熱
し、1,2−ジクロロエタンを留去した。さらに、水酸
化ナトリウム(4g)水溶液(100ml)を加え、9
5℃で6時間加熱、攪拌を行った。該溶液に、水(30
0ml)を加えた後、25℃で、硫酸亜鉛7水和物(1
4.5g)の水溶液(200ml)を1時間かけて滴下
した。さらに室温で2時間攪拌した後、濾過、水洗、乾
燥し、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩53gを得た。軟
化点は112℃であった。
【0070】比較例3 実施例7において、スチレンの供給を、35℃で供給す
る代わりに、42℃で供給した以外は、実施例7に記載
した方法により、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩102
gを得た。重量平均分子量は580、軟化点は108℃
であった。
る代わりに、42℃で供給した以外は、実施例7に記載
した方法により、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩102
gを得た。重量平均分子量は580、軟化点は108℃
であった。
【0071】比較例4 実施例7において、スチレンの供給を、35℃で供給す
る代わりに、46℃で供給した以外は、実施例7に記載
した方法により、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩102
gを得た。重量平均分子量は560、軟化点は103℃
であった。
る代わりに、46℃で供給した以外は、実施例7に記載
した方法により、無色のサリチル酸樹脂の亜鉛塩102
gを得た。重量平均分子量は560、軟化点は103℃
であった。
【0072】実施例9〜16および比較例5〜8 実施例1〜8、比較例1〜4で製造した各サリチル酸樹
脂の亜鉛塩を用いて、下記の組成の混合物を調製した。 サリチル酸樹脂の亜鉛塩 50g スルホン化ポリスチレンのナトリウム塩 2g 水 120g 上記組成の混合物を25℃でサンドグラインダーで4時
間分散処理を行った。分散時の泡立ちの状態を目視で観
察した。○は泡立ちが少ないことを表し、×は泡立ちが
非常に激しいことを表す。また、分散効率を調べるため
に、4時間分散処理を行った後のサリチル酸樹脂の亜鉛
塩の平均粒子径を測定した。尚、平均粒子径は、コール
ターカウンターを用いて測定した。さらに、分散後の分
散液を、50℃で1週間静置した後の分散状態を目視で
観察した。○はシートに塗布できる程度の分散状態を維
持していることを表し、×はシートに塗布できない程度
に凝集していることを表す。結果は、第1表に示した。
尚、使用したサリチル酸樹脂の亜鉛塩は、第1表に示す
ように実施例1〜8および比較例1〜4で製造したサリ
チル酸樹脂の亜鉛塩である。
脂の亜鉛塩を用いて、下記の組成の混合物を調製した。 サリチル酸樹脂の亜鉛塩 50g スルホン化ポリスチレンのナトリウム塩 2g 水 120g 上記組成の混合物を25℃でサンドグラインダーで4時
間分散処理を行った。分散時の泡立ちの状態を目視で観
察した。○は泡立ちが少ないことを表し、×は泡立ちが
非常に激しいことを表す。また、分散効率を調べるため
に、4時間分散処理を行った後のサリチル酸樹脂の亜鉛
塩の平均粒子径を測定した。尚、平均粒子径は、コール
ターカウンターを用いて測定した。さらに、分散後の分
散液を、50℃で1週間静置した後の分散状態を目視で
観察した。○はシートに塗布できる程度の分散状態を維
持していることを表し、×はシートに塗布できない程度
に凝集していることを表す。結果は、第1表に示した。
尚、使用したサリチル酸樹脂の亜鉛塩は、第1表に示す
ように実施例1〜8および比較例1〜4で製造したサリ
チル酸樹脂の亜鉛塩である。
【0073】
【表1】
【0074】第1表の結果から、本発明のサリチル酸樹
脂の多価金属塩は、分散時の泡立ちが少なく、容易に微
粒子化されることが判る。また、分散後の分散液は凝集
しにくく、保存安定性に優れていることが明らかとなっ
た。
脂の多価金属塩は、分散時の泡立ちが少なく、容易に微
粒子化されることが判る。また、分散後の分散液は凝集
しにくく、保存安定性に優れていることが明らかとなっ
た。
【0075】実施例17〜24および比較例9〜11 実施例1〜8で得られた各サリチル酸樹脂の亜鉛塩、比
較例3〜4で得られた各サリチル酸樹脂の亜鉛塩および
3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸の亜鉛塩
をそれぞれ顕色剤として用いた感圧記録用顕色シート
を、下記の方法で作成し、下記の評価方法で評価した。
性能評価結果は第2表に示した。
較例3〜4で得られた各サリチル酸樹脂の亜鉛塩および
3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸の亜鉛塩
をそれぞれ顕色剤として用いた感圧記録用顕色シート
を、下記の方法で作成し、下記の評価方法で評価した。
性能評価結果は第2表に示した。
【0076】・感圧記録用顕色シートの作製方法 下記組成の混合物を、サンドグラインダーで分散させて
分散液(A)を調製した。 顕色剤 50g スルホン化ポリスチレンのナトリウム塩 2g 水 120g 尚、顕色剤としては、第2表に示すように実施例1〜8
および比較例3、4で製造したサリチル酸樹脂の亜鉛塩
および3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸の
亜鉛塩を使用した。次に上記の分散液(A)を用いて下
記組成の分散液を調製した。 分散液(A) 8.0g 軽質炭酸カルシウム 30g 澱粉 0.8g 合成ゴムラテックス 0.8g 水 77.4g この分散液を上質紙(50g/m2)に乾燥時の塗布量
が5.0g/m2となるように塗布、乾燥し、顕色シー
ト(下用シート)を作製した。
分散液(A)を調製した。 顕色剤 50g スルホン化ポリスチレンのナトリウム塩 2g 水 120g 尚、顕色剤としては、第2表に示すように実施例1〜8
および比較例3、4で製造したサリチル酸樹脂の亜鉛塩
および3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸の
亜鉛塩を使用した。次に上記の分散液(A)を用いて下
記組成の分散液を調製した。 分散液(A) 8.0g 軽質炭酸カルシウム 30g 澱粉 0.8g 合成ゴムラテックス 0.8g 水 77.4g この分散液を上質紙(50g/m2)に乾燥時の塗布量
が5.0g/m2となるように塗布、乾燥し、顕色シー
ト(下用シート)を作製した。
【0077】・感圧記録用顕色シートの評価 (1)発色濃度の測定 発色濃度の測定は、20℃、65%RHの恒温恒湿室内
で実施した。クリスタルバイオレットラクトン(CV
L)を主な電子供与性発色性化合物として含有するマイ
クロカプセルが塗布されている市販の青発色用上用シー
ト〔三菱製紙(株)製、N−40〕と、前記の方法で得
られた感圧記録用顕色シート(下用シート)との両塗布
面を対向させて重ね合わせ、電子タイプライターで打圧
発色させた。打刻後、24時間、同環境下に放置した
後、発色濃度をそれぞれ測定した。発色画像の濃度をΣ
−80色差計を用いて測定し、Y値で表示した。値が小
さいほど濃く発色していることを示している。
で実施した。クリスタルバイオレットラクトン(CV
L)を主な電子供与性発色性化合物として含有するマイ
クロカプセルが塗布されている市販の青発色用上用シー
ト〔三菱製紙(株)製、N−40〕と、前記の方法で得
られた感圧記録用顕色シート(下用シート)との両塗布
面を対向させて重ね合わせ、電子タイプライターで打圧
発色させた。打刻後、24時間、同環境下に放置した
後、発色濃度をそれぞれ測定した。発色画像の濃度をΣ
−80色差計を用いて測定し、Y値で表示した。値が小
さいほど濃く発色していることを示している。
【0078】(2)発色画像の耐水性試験 上記(1)の方法で発色させた各顕色シートを、20℃
の水中に24時間浸漬した後の発色画像の濃度をΣ−8
0色差計を用いて測定し、Y値で表示した。値が小さ
く、かつ試験前の値との差が小さいほど発色画像の耐水
性が良好であることを示している。また、耐水性試験後
の発色画像を目視により観察した結果も示した。○は試
験前の発色画像が充分に識別できることを表し、×は発
色画像が消失してしまっており、試験前の発色画像が識
別できないことを表している。
の水中に24時間浸漬した後の発色画像の濃度をΣ−8
0色差計を用いて測定し、Y値で表示した。値が小さ
く、かつ試験前の値との差が小さいほど発色画像の耐水
性が良好であることを示している。また、耐水性試験後
の発色画像を目視により観察した結果も示した。○は試
験前の発色画像が充分に識別できることを表し、×は発
色画像が消失してしまっており、試験前の発色画像が識
別できないことを表している。
【0079】(3)耐摩擦性試験 耐摩擦性試験は、20℃、65%RHの恒温恒湿室内で
実施した。クリスタルバイオレットラクトン(CVL)
を主な電子供与性発色性化合物として含有するマイクロ
カプセルが塗布されている市販の青発色用上用シート
〔三菱製紙(株)製、N−40〕と、前記の方法で得ら
れた感圧記録用顕色シート(下用シート)との両塗布面
を対向させて重ね合わせ、5kg/cm2の荷重をかけ
た状態で、5回擦り合わせ、感圧記録用顕色シートの発
色汚れの程度を評価した。摩擦汚れの部分の発色画像の
濃度をマクベス反射濃度計で測定した。値が小さいほど
摩擦汚れが少なく、実用上優れた特性であることを表わ
している。
実施した。クリスタルバイオレットラクトン(CVL)
を主な電子供与性発色性化合物として含有するマイクロ
カプセルが塗布されている市販の青発色用上用シート
〔三菱製紙(株)製、N−40〕と、前記の方法で得ら
れた感圧記録用顕色シート(下用シート)との両塗布面
を対向させて重ね合わせ、5kg/cm2の荷重をかけ
た状態で、5回擦り合わせ、感圧記録用顕色シートの発
色汚れの程度を評価した。摩擦汚れの部分の発色画像の
濃度をマクベス反射濃度計で測定した。値が小さいほど
摩擦汚れが少なく、実用上優れた特性であることを表わ
している。
【0080】
【表2】
【0081】第2表の結果より、本発明のサリチル酸樹
脂の多価金属塩を顕色剤とする感圧記録用顕色シート
は、発色画像の保存安定性(耐水性)および耐摩擦汚れ
性に優れていることが判明した。
脂の多価金属塩を顕色剤とする感圧記録用顕色シート
は、発色画像の保存安定性(耐水性)および耐摩擦汚れ
性に優れていることが判明した。
【0082】
【発明の効果】本発明により、感圧記録用の顕色剤とし
て優れた性能を有するサリチル酸樹脂の多価金属塩を製
造する方法、ならびに顕色シートを提供することが可能
になった。
て優れた性能を有するサリチル酸樹脂の多価金属塩を製
造する方法、ならびに顕色シートを提供することが可能
になった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古屋 政幸 福岡県大牟田市浅牟田町30 三井東圧化 学株式会社内 (72)発明者 西村 雄 福岡県大牟田市浅牟田町30 三井東圧化 学株式会社内 審査官 森川 聡 (56)参考文献 特開 平6−135128(JP,A) 特開 平1−133780(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 61/00 - 61/02
Claims (6)
- 【請求項1】 硫酸の存在下、一般式(1)で表される
サリチル酸又はその誘導体と、 【化1】 (式中、X1およびX2は水素原子、アルキル基、アルコ
キシ基またはハロゲン原子を表す)一般式(2)で表さ
れるスチレン又はその誘導体を、 【化2】 (式中、R1、R2およびR3は水素原子またはアルキル
基を表し、X3およびX4は水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、アラルキル基、アリール基またはハロゲン原
子を表す)−20℃以上40℃未満で反応させ、次い
で、多価金属化合物と反応させるサリチル酸樹脂の多価
金属塩の製造方法。 - 【請求項2】 一般式(1)で表されるサリチル酸又は
その誘導体と一般式(2)で表されるスチレン又はその
誘導体との反応を、有機溶媒の存在下で実施する請求項
1記載の製造方法。 - 【請求項3】 有機溶媒がハロゲン化炭化水素系溶媒で
ある請求項2記載の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の製造方法により得られ
るサリチル酸樹脂の多価金属塩。 - 【請求項5】 請求項4記載のサリチル酸樹脂の多価金
属塩が分散されてなる水分散液。 - 【請求項6】 請求項4記載サリチル酸樹脂の多価金属
塩を用いた顕色シート。」
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28800494A JP3208263B2 (ja) | 1993-12-21 | 1994-11-22 | サリチル酸樹脂の多価金属塩およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32172593 | 1993-12-21 | ||
| JP5-321725 | 1993-12-21 | ||
| JP28800494A JP3208263B2 (ja) | 1993-12-21 | 1994-11-22 | サリチル酸樹脂の多価金属塩およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07228042A JPH07228042A (ja) | 1995-08-29 |
| JP3208263B2 true JP3208263B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=26556973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28800494A Expired - Fee Related JP3208263B2 (ja) | 1993-12-21 | 1994-11-22 | サリチル酸樹脂の多価金属塩およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3208263B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-22 JP JP28800494A patent/JP3208263B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07228042A (ja) | 1995-08-29 |
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