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JP3214939B2 - 液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents
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JP3214939B2 - 液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置の駆動方法

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JP3214939B2
JP3214939B2 JP02437093A JP2437093A JP3214939B2 JP 3214939 B2 JP3214939 B2 JP 3214939B2 JP 02437093 A JP02437093 A JP 02437093A JP 2437093 A JP2437093 A JP 2437093A JP 3214939 B2 JP3214939 B2 JP 3214939B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の画素を有するセ
ル中に強誘電体膜を含む液晶を配した液晶表示装置に用
いられる液晶表示装置の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】強誘電体膜をセル中に配した液晶表示装
置においては、強誘電体膜に印加される電界Eと、その
電界Eにより生じる分極Pとの関係は、おおよそ図7に
示すように、分極Pが電界Eに比例せず、ヒステリシス
(履歴)特性を示す。なお、図中、Pr を残留分極、E
c を抗電界と呼ぶ。
【0003】したがって、外部からのバイアス(電圧印
加)を切ると、容量分割による電圧降下はあるものの、
基本的に残留分極レベルが液晶に印加される電圧とな
り、さらに残留分極レベルが異なると、次にデバイスに
一定の電圧を印加したとしても、残留分極レベルが異な
るという特徴を有している。
【0004】このため、従来では以下のような駆動方法
が提案されていた。図8に示したパネル構造概略図にお
いて、走査電極のXnラインに着目して、選択期間にお
いては、走査電極と信号電極により、液晶電位が“0”
(分極P=0)となるような電圧波形、あるいは液晶電
位が“1”(分極P=1)となるような電圧波形を印加
し、液晶が保持しているデータの消去動作を行い(リセ
ット動作)、その後、新しいデータに相当する電圧波形
を電極間に印加するという操作を行う(書き込み動
作)。
【0005】さらに、選択期間が次ラインに移ってXn
ラインが非選択期間になると、常に液晶に書き込まれて
いる電圧の極性と同極性、あるいは0レベルの電圧波形
を印加する(電圧保持動作)。これにより、書き込み動
作で書き込んだ自発分極レベルを維持するというもので
ある。
【0006】図9は上記に示した駆動方法の波形の一例
である。まず、リセット期間において、リセットされる
走査電極ライン(以下、走査ラインと称す)には、正極
性のパルス信号(+Vrst :リセット信号)を加え、リ
セットされない走査電極ライン(以下、非走査ラインと
称す)には、リセット信号とは逆極性となる負極性のパ
ルス信号(−Vrst :リセット禁止信号)を印加する。
【0007】一方、リセット期間での信号電極ライン
は、リセット禁止信号と同電位の信号(−Vrst )を印
加する。これによって、走査ラインと接続している画素
部には2Vrst の電圧が印加されることになり、非走査
ラインと接続している画素部は、電位変化がないので、
前に書き込まれた情報が保持されることになる。なお、
図8に示した画素部は、おおよそ液晶層並びに強誘電体
層により構成されている。
【0008】液晶層の持つ容量をCLC、強誘電体層の持
つ容量をCF とすると、走査時に画素部に印加される2
Vrst のうち、強誘電体層に印加される電圧VF は、分
圧されて式(1)のようになる。 VF =2Vrst ・CLC/(CLC+CF )…………(1) 〔CLC/(CLC+CF ):以下これを定数Aと称す〕 この値は、強誘電体層の自発分極を飽和させるに足る電
圧値である。
【0009】リセット終了後、データ書き込み期間に移
行する。この期間、走査ラインにはデータ書き込みパル
ス信号が、非走査ラインにはデータ書き込み禁止パルス
信号(Vstp )が、書き込まれる。また、信号電極ライ
ンにおいては、ON情報を書き込む電極にはデータ書き
込みパルス信号が、OFF情報を書き込む電極にはデー
タ書き込み禁止パルス信号が、書き込まれる。なお、図
9では、データ書き込みパルス信号を0電位としている
が、これは任意の電位のパルス信号であってもよい。さ
らに、液晶は交流駆動する必要があるので、次フィール
ドには逆極性の電位を印加する。
【0010】以上の操作により、選択期間では正しくデ
ータの書換えが行えると共に、非選択期間では常に液晶
に書き込まれている電圧の極性と同極性の電圧が印加さ
れることで、書き込まれている液晶電位の変動を抑えて
いた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ヒステリシス
特性は、強誘電体膜中に含まれるイオン性不純物等が要
因となり、しばしば残留分極の正負の絶対値が異なり、
ヒステリシス特性の対称性を満たさないときがある。元
来液晶は交流駆動する必要があるので、前述のような場
合、同じ電界を印加しても正負の自発分極が異なるた
め、それが原因となりフリッカなどの弊害が生じてい
た。
【0012】この発明は、このような事情を考慮してな
されたもので、液晶表示装置のヒステリシス特性の矯正
を図って、フリッカの生じない良質な映像を再現するこ
とができる液晶表示装置の駆動方法を提供するものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るため、本発明においては、従来の液晶印加電圧に加え
て新たに直流電圧を印加することで、残留分極の正負の
絶対値を同じ値にする。また、液晶が元来有するヒステ
リシス特性の残留飽和分極において、正負極性の絶対値
の小さい方をデータ書き込み時における最大残留分極と
設定し、データ書き込み時における残留分極の正負の絶
対値を同じ値にする。さらに、前記2つの駆動方法を組
み合わせて、残留分極の正負の絶対値を、より正確に同
値にする。
【0014】すなわち、本願の請求項1の発明は、多数
の画素を有するセル中に強誘電体膜を含む液晶を配し、
データ消去用の電圧を画素部に印加した後、データ書き
込み用の電圧を画素部に印加するようにした液晶表示装
置の駆動方法において、セル中の液晶が有するヒステリ
シス特性に対し、データ書き込み用の電圧を画素部に印
加した時の各画素部における残留分極の正負の絶対値が
同値となるように、少なくともデータ消去用の電圧を画
素部に印加する際、画素部印加電圧に加えて、直流成分
のオフセット電圧を画素部に付与することを特徴とする
液晶表示装置の駆動方法である。
【0015】また、本願の請求項2の発明は、多数の画
素を有するセル中に強誘電体膜を含む液晶を配し、デー
タ消去用の電圧を画素部に印加した後、データ書き込み
用の電圧を画素部に印加するようにした液晶表示装置の
駆動方法において、セル中の液晶が有するヒステリシス
特性に対し、データ書き込み用の電圧を画素部に印加し
た時の各画素部における残留分極の正負の絶対値が同値
となるように、セル中の液晶が有するヒステリシス特性
の最大残留分極における正負極性の絶対値の小さい方を
最大残留分極値と設定し、この最大残留分極値に応じた
同一振幅の正極性のリセット信号と負極性のリセット信
号とを、データ消去用の電圧として画素部に印加するこ
とを特徴とする液晶表示装置の駆動方法である。
【0016】さらに、本願の請求項3の発明は、多数の
画素を有するセル中に強誘電体膜を含む液晶を配し、デ
ータ消去用の電圧を画素部に印加した後、データ書き込
み用の電圧を画素部に印加するようにした液晶表示装置
の駆動方法において、セル中の液晶が有するヒステリシ
ス特性に対し、データ書き込み用の電圧を画素部に印加
した時の各画素部における残留分極の正負の絶対値が同
値となるように、セル中の液晶が有するヒステリシス特
性の最大残留分極における正負極性の絶対値の小さい方
を最大残留分極値と設定し、この最大残留分極値に応じ
同一振幅の正極性のリセット信号と負極性のリセット
信号とを、データ消去用の電圧として画素部に印加する
とともに、セル中の液晶が有するヒステリシス特性に対
し、データ書き込み用の電圧を画素部に印加した時の各
画素部における残留分極の正負の絶対値が同値となるよ
うに、少なくともデータ消去用の電圧を画素部に印加す
る際、画素部印加電圧に加えて、直流成分のオフセット
電圧を画素部に付与することを特徴とする液晶表示装置
の駆動方法である。
【0017】
【作用】請求項1の発明によれば、少なくともデータ消
去用の電圧が画素部に印加される際、画素部印加電圧に
加えて、直流成分のオフセット電圧が画素部に付与さ
れ、それにより、セル中の液晶が有するヒステリシス特
性に対し、データ書き込み用の電圧が画素部に印加され
た時の各画素部における残留分極の正負の絶対値が同値
となる。
【0018】また、請求項2の発明によれば、セル中の
液晶が有するヒステリシス特性の最大残留分極における
正負極性の絶対値の小さい方が最大残留分極値と設定さ
れ、この最大残留分極値に応じた同一振幅の正極性のリ
セット信号と負極性のリセット信号とが、データ消去用
の電圧として画素部に印加され、それにより、セル中の
液晶が有するヒステリシス特性に対し、データ書き込み
用の電圧が画素部に印加された時の各画素部における残
留分極の正負の絶対値が同値となる。
【0019】さらに、請求項3の発明によれば、セル中
の液晶が有するヒステリシス特性の最大残留分極におけ
る正負極性の絶対値の小さい方が最大残留分極値と設定
され、この最大残留電極値に応じた同一の振幅の正極性
のリセット信号と負極性のリセット信号とが、データ消
去用の電圧として画素部に印加されるとともに、少なく
ともデータ消去用の電圧が画素部に印加される際、画素
部印加電圧に加えて、直流成分のオフセット電圧が画素
部に付与され、それによって、セル中の液晶が有するヒ
ステリシス特性に対し、データ書き込み用の電圧を画素
部に印加した時の各画素部における残留分極の正負の絶
対値が同値となる。
【0020】このように、請求項1,請求項2及び請求
項3のいずれかの液晶駆動方法を用いて液晶を駆動する
ことにより、ヒステリシス特性の非対称性が矯正され、
正負の残留分極の絶対値が同値になる。したがって、交
流駆動による各液晶素子へのデータ書き込み動作におい
て、書き込まれるデータの絶対値が正負で同値になり、
フリッカ等の弊害が生じなくなる。
【0021】
【実施例】以下、図面に示す実施例1〜3に基づいてこ
の発明を詳述する。なお、これによってこの発明が限定
されるものではない。
【0022】実施例1 図1は実施例1の駆動方法における、各ライン信号及び
強誘電体層印加電圧の信号波形を示す説明図、図2は実
施例1の駆動方法で駆動したときの強誘電体層内の改善
ヒステリシス特性を示す説明図である。
【0023】本実施例の液晶駆動方法を実施するにあた
り、まず、正負各々の最大残留分極値を求め、その絶対
値の差も求め、その結果から、正負の最大残留分極値が
同値になるような印加電圧を設定する。
【0024】修正前の正負極の最大残留分極値を各々P
r+ 、Pr- 、修正後の正負極の最大残留分極値を各々P
r+ ’Pr- ’とし、本実施例では|Pr+|>|Pr-|と
仮定する。
【0025】修正後の正負極の最大残留分極値Pr+’,
Pr-’を得るために、本実施例においては、従来の信号
電極ラインの信号に直流電圧を新たに加える。つまりオ
フセット電圧を加える。この場合、図1に示した信号電
極ラインの信号波形を参照して、従来の信号電極ライン
の信号にある正極性の直流成分を具備させることによ
り、従来の走査電極ラインとの電位差に加えて、正極性
の直流成分を具備する電位差が液晶印加電圧となる。な
お、新たに印加する直流成分は、図2に示したΔEに相
当する直流電圧であり、その電圧値は強誘電体材料等の
条件によって決定される。
【0026】この直流成分を具備した信号電極ラインの
信号を用い、液晶駆動を行う。図1を参照して、まず、
リセット期間において、リセットされる走査電極ライン
(以下、走査ラインと称す)には、正極性のパルス信号
(+Vrst :リセット信号)を加え、リセットされない
走査電極ライン(以下、非走査ラインと称す)には、リ
セット信号とは逆極性となる負極性のパルス信号(−V
rst :リセット禁止信号)を印加する。そして、その時
の信号電極ラインでは、−Vrst ’を印加する。したが
って、走査ライン、並びに非走査ラインと接続している
画素部に印加される電圧は、各々次式のようになる。 走査ライン画素部電圧 VS =Vrst +Vrst’(Vrst’< Vrst )………(2) 非走査ライン画素部電圧 VNS=Vrst −Vrst’(=VDCと称す)……………(3)
【0027】非走査ライン画素部電圧となるVDCは、強
誘電体層内の分極を反転させるには極めて小さい値とみ
なせるので、以前に書き込んだ情報が保持されることに
なる。
【0028】リセット終了後、データ書き込み期間に移
行する。この期間、走査ラインには0電位、あるいはデ
ータ書き込みパルス信号、非走査ラインにはVstp が書
き込まれる。また、信号電極ラインにおいて、ON情報
を書き込む信号には0電位+VDC、OFF情報を書き込
む電位には、Vstp +VDCが書き込まれる。さらに、液
晶は交流駆動する必要があるので、次フィールドには、
逆極性の電位を印加する。
【0029】以上の操作により、E−Pヒステリシス特
性は、図2に示すように、疑似的に下側へシフトしたカ
ーブを描くことになるので、正負の最大残留分極の絶対
値が同値になり、対称性の高いヒステリシス特性を得る
ことができる。
【0030】なお、本実施例では、|Pr+|>|Pr-
について述べたが、もちろん、|Pr+|>|Pr-|の場
合には、ΔEに相当する直流電圧の極性を反転するだけ
でよい。
【0031】さらに、本実施例では、信号電極ラインの
信号のみに直流成分を具備させているが、走査電極ライ
ンの信号のみに直流成分を具備させても良いし、信号電
極ラインと走査電極ラインの信号にそれぞれ直流成分を
具備させてもよい。要するに、相互ラインによる電位差
が正負の最大残留分極値の絶対値を同値にするための直
流成分を具備していれば、上記と同様の効果が得られ、
ヒステリシス特性の対称性は向上する。
【0032】ただし、修正前の正負の残留分極値が既に
大きく異なる場合には、信号電極ライン、あるいは走査
電極ラインの信号に具備させる直流成分も大きくなるた
め、場合によってはその直流成分の影響で、例えば、非
走査ラインの強誘電体層に|A・Vstp|以上の電位差
が印加され、強誘電体層内の分極が反転してしまうこと
が起こりうる。すなわち、走査時において書き込まれた
データ信号を保持できなくなることが想定される。
【0033】このような場合、常時直流成分を与えるの
ではなく、走査ラインのリセット期間にのみ、直流成分
を与えることが望ましい。
【0034】図3は走査ラインのリセット期間にのみ直
流成分を持つ走査電極ラインの信号を用いた駆動方法に
おける各ラインの信号波形及び強誘電体層印加電圧の信
号波形を示す説明図である。なお、ここでも|Pr+|>
|Pr-|と仮定している。
【0035】駆動方法そのものに大きな違いはないが、
リセット期間にのみ直流成分を持たせることで、非走査
ラインにおいては、強誘電体層に電位差が生じないの
で、走査時において書き込まれたデータ信号を保持して
いくことが可能となる。
【0036】実施例2 図4は実施例2の駆動方法における、各ライン信号及び
強誘電体層印加電圧の信号波形を示す説明図、図5は実
施例2の駆動方法で駆動したときの強誘電体層内の改善
ヒステリシス特性を示す説明図である。
【0037】本実施例の液晶駆動方法を実施するにあた
り、まず、正負各々の最大残留分極値を求め、その絶対
値の差ΔPr も求める。さらに、絶対値の高い方の最大
残留分極値からその絶対値の差ΔPr を引き、仮の最大
残留分極値を求める。
【0038】すなわち、正極の最大残留分極値をP
r+ 、負極の最大残留分極値をPr- として、仮に、|P
r+|>|Pr-|とすると、仮の正極の最大残留分極値の
絶対値|Pr+ ’|を、負極の最大残留分極値の絶対値
|Pr-|と同じ値にする。 ΔPr =|Pr+|−|Pr-|…………………………(4) |Pr+ ' |=|Pr-|=|Pr+|− ΔPr …………(5)
【0039】この仮の最大残留分極値|Pr+ ' |を得
る、信号電極ラインと走査電極ラインとの信号の電位
差、すなわち、図5に示したΔEに相当する電圧値を求
める。この電圧値は、強誘電体材料等の条件によって決
定される。
【0040】そして、従来の最大残留分極値Pr+ を決
定していた電位差を、求めた電位差値に変更するため、
本実施例では、走査電極ラインのリセット信号の電位を
変更する。
【0041】この従来のリセット信号が異なる走査電極
ラインを用い、液晶駆動を行う。図4を参照して、ま
ず、リセット期間において、走査ラインには+Vrst
’、非走査ラインには−Vrst を印加し、その時の信
号電極ラインでは−Vrst を印加する。したがって、走
査ラインと接続している画素部には、+Vrst ’+Vrs
t が印加されていることになる。この電位差がPr+
決定する電位差である。なお、書き込み期間に関しては
従来と同様なので省略する。
【0042】次フィールドの走査ラインのリセット期間
での画素部に印加される電位差は、図4を参照して、2
Vrst となる。この電位差値がPr- を決定する電位差
である。
【0043】以上の操作を繰り返すことで、E−Pヒス
テリシス特性は、図5に示すように、正負の最大残留分
極値の絶対値が等しくなる。
【0044】なお、本実施例では、|Pr+|>|Pr-
について述べたが、もちろん|Pr+|<|Pr-|の場合
には、式(4),(5)は各々、 ΔPr =|Pr-|−|Pr+|…………………………(4’) |Pr- ’|=|Pr+|=|Pr-|− ΔPr …………(5’) となる。したがって、残留分極を決定する各ラインによ
る電位差が、負極性の電位差に変更するだけである。
【0045】さらに図4では、残留分極を決定する電位
レベルを走査電極ラインの信号のみ変更しているが、信
号電極ラインの信号のみ変更しても良いし、信号電極ラ
インの信号と走査電極ラインの信号各々を変更してもよ
い。要するに、相互ラインによる電位差が、正負の最大
残留分極値の絶対値を同値にするための仮の残留分極値
を決定する電位差が得られるようにしていれば、上記と
同様の効果が得られる。
【0046】実施例3 図6は実施例3の駆動方法における、各ライン信号及び
強誘電体層印加電圧の信号波形を示す説明図である。
【0047】信号電極ラインより印加される信号は、実
施例1で示した直流成分を持つ信号であり、走査電極ラ
インより印加される信号は、実施例2で示した正極性の
走査ライン信号のリセット信号を変更した信号である。
これらの信号波形は、走査時のリセット期間において正
負の最大残留分極値の絶対値を同値にするような波形で
ある。これらの信号を用いて、液晶駆動を行う。主な動
作手順に関しては、実施例1及び実施例2と同様なので
省略する。
【0048】なお、本実施例でも、正極性の最大残留分
極値の絶対値のほうが、負極性の最大残留分極値の絶対
値よりも大きい場合と仮定しているが、負極性の絶対値
の方が大きい場合でも、実施例1及び実施例2と同様の
修正を加えることで同様の効果を得ることができる。
【0049】実施例1あるいは実施例2の駆動方法で駆
動しても、ヒステリシス特性の矯正が芳しくないときに
は、これら2つの駆動方法を組み合わせた本実施例が有
効な手段となる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、液晶表示装置のヒステ
リシス特性の矯正を図ることができ、フリッカ等の生じ
ない良質な映像を再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の駆動方法における、各ライ
ン信号及び強誘電体層印加電圧の信号波形を示す説明図
である。
【図2】本発明の実施例1の駆動方法で駆動したときの
強誘電体層内の改善ヒステリシス特性を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の実施例1の駆動方法において、走査ラ
インのリセット期間にのみ直流成分を持つ走査電極ライ
ンの信号を用いた場合の各ラインの信号波形及び強誘電
体層印加電圧の信号波形を示す説明図である。
【図4】本発明の実施例2の駆動方法における、各ライ
ン信号及び強誘電体層印加電圧の信号波形を示す説明図
である。
【図5】本発明の実施例2の駆動方法で駆動したときの
強誘電体層内の改善ヒステリシス特性を示す説明図であ
る。
【図6】本発明の実施例3の駆動方法における、各ライ
ン信号及び強誘電体層印加電圧の信号波形を示す説明図
である。
【図7】液晶駆動の際に生じる強誘電体層内の理想ヒス
テリシス特性を示す説明図である。
【図8】表示装置内のパネル構造概略図である。
【図9】従来の駆動方法における、各ライン信号及び強
誘電体層印加電圧の信号波形を示す説明図である。
【符号の説明】
Pr+ 修正前の正極性の最大残留分極値 Pr- 修正前の負極性の最大残留分極値 Pr+ ’ 修正後の正極性の最大残留分極値 Pr- ’ 修正後の負極性の最大残留分極値 +Vrst リセット信号 −Vrst リセット禁止信号 VS 走査ライン画素部電圧 VNS 非走査ライン画素部電圧 Vstp データ書き込み禁止パルス信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/36 G02F 1/133 545 G09G 3/20 611 G09G 3/20 642

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の画素を有するセル中に強誘電体膜
    を含む液晶を配し、データ消去用の電圧を画素部に印加
    した後、データ書き込み用の電圧を画素部に印加するよ
    うにした液晶表示装置の駆動方法において、 セル中の液晶が有するヒステリシス特性に対し、データ
    書き込み用の電圧を画素部に印加した時の各画素部にお
    ける残留分極の正負の絶対値が同値となるように、少な
    くともデータ消去用の電圧を画素部に印加する際、画素
    部印加電圧に加えて、直流成分のオフセット電圧を画素
    部に付与することを特徴とする液晶表示装置の駆動方
    法。
  2. 【請求項2】 多数の画素を有するセル中に強誘電体膜
    を含む液晶を配し、データ消去用の電圧を画素部に印加
    した後、データ書き込み用の電圧を画素部に印加するよ
    うにした液晶表示装置の駆動方法において、 セル中の液晶が有するヒステリシス特性に対し、データ
    書き込み用の電圧を画素部に印加した時の各画素部にお
    ける残留分極の正負の絶対値が同値となるように、セル
    中の液晶が有するヒステリシス特性の最大残留分極にお
    ける正負極性の絶対値の小さい方を最大残留分極値と設
    定し、この最大残留分極値に応じた同一振幅の正極性の
    リセット信号と負極性のリセット信号とを、データ消去
    用の電圧として画素部に印加することを特徴とする液晶
    表示装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 多数の画素を有するセル中に強誘電体膜
    を含む液晶を配し、データ消去用の電圧を画素部に印加
    した後、データ書き込み用の電圧を画素部に印加するよ
    うにした液晶表示装置の駆動方法において、 セル中の液晶が有するヒステリシス特性に対し、データ
    書き込み用の電圧を画素部に印加した時の各画素部にお
    ける残留分極の正負の絶対値が同値となるように、セル
    中の液晶が有するヒステリシス特性の最大残留分極にお
    ける正負極性の絶対値の小さい方を最大残留分極値と設
    定し、この最大残留分極値に応じた同一振幅の正極性の
    リセット信号と負極性のリセット信号とを、データ消去
    用の電圧として画素部に印加するとともに、セル中の液
    晶が有するヒステリシス特性に対し、データ書き込み用
    の電圧を画素部に印加した時の各画素部における残留分
    極の正負の絶対値が同値となるように、少なくともデー
    タ消去用の電圧を画素部に印加する際、画素部印加電圧
    に加えて、直流成分のオフセット電圧を画素部に付与す
    ることを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
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