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JP3215466B2 - 横型密閉式スクロール圧縮機 - Google Patents
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JP3215466B2 - 横型密閉式スクロール圧縮機 - Google Patents

横型密閉式スクロール圧縮機

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JP3215466B2
JP3215466B2 JP29549291A JP29549291A JP3215466B2 JP 3215466 B2 JP3215466 B2 JP 3215466B2 JP 29549291 A JP29549291 A JP 29549291A JP 29549291 A JP29549291 A JP 29549291A JP 3215466 B2 JP3215466 B2 JP 3215466B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍空調用、冷蔵庫用
等に使用するスクロール圧縮機に係わり、横置きに設置
される横型密閉式スクロール圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の横型密閉式スクロール圧縮機とし
ては、特開昭61−212689号公報に示されている
ものがある。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の横型
密閉式スクロール圧縮機について説明する。尚、横型密
閉式スクロール圧縮機についは特開昭61−21268
9号公報で既知の通りであり、その詳細は省略する。
【0004】図4は従来の横型密閉式スクロール圧縮機
の縦断面図、図5は図4における軸受けの給油機構部の
断面図を示している。
【0005】図において、1は密閉容器で、胴シェル1
aと第1サイドシェル1b,第2サイドシェル1cとか
ら構成されている。2はスクロール圧縮機部、3は電動
機部で共に併設して横型回転軸4で連結され密閉容器1
内に収納されている。また密閉容器1の底部には油溜り
部5が形成され油5aを貯溜し、油面の高さが、電動機
部3のロータ3aの下端より下方に位置する高さに保た
れている。
【0006】スクロール圧縮機部2は固定スクロール6
と旋回スクロール7を互いに噛み合わせて圧縮室8を形
成し、固定スクロール6は、その中心部に吐出口9、外
周部に吸入口部10を具備し、また、旋回スクロール7
には、固定スクロール6と噛み合う反対側に旋回軸受け
11を具備している。
【0007】12はフレームで内側にすべり軸受け13
と、ころがり軸受け14を具備し、これら軸受け13,
14に横型回転軸4が支承されている。横型回転軸4の
先端部は偏心軸4aとなっていて、偏心軸4aは旋回軸
受け11に挿入されている。横型回転軸4の後端部は電
動機軸3bを連設してロータ3aに直結している。3c
は電動機ステータである。
【0008】固定スクロール6の吸入口部10には密閉
容器1の第2サイドシェル1cを貫通して吸入管15が
接続され、吐出口9が開口している吐出室16は通路1
7を介して機械室18に連通している。また、油溜り部
5において、吐出室16側と機械室18側とは、固定ス
クロール6およびフレーム12の下部に設けた油通路1
9を介して連通されている。
【0009】旋回スクロール7の背面側には、旋回スク
ロール7の鏡板7aとで囲まれ、中間圧室20が形成さ
れ、中間圧室20に鏡板7aに設けた細孔(図示せず)
を介して圧縮途中の圧力(中間圧力)を導くことによ
り、旋回スクロール7へ固定スクロール6への押し付け
力を付与している。
【0010】横型回転軸4には、すべり軸受け13、こ
ろがり軸受け14および旋回軸受け11へ潤滑油を供給
する給油通路21aが設けられ、かつフレーム12には
給油通路21aと油通路19とを連通する揚油孔31が
具備されている。機械室18には密閉容器1の第1サイ
ドシェル1bに取り付けられた吐出管22aが接続され
ている。
【0011】一方、密閉容器1内には仕切り板23aが
固設されて、密閉容器1内に機械室18と区画される補
助油室33が形成されている。吐出管22aは仕切り板
23aを貫通して機械室18に臨んでいる。補助油室3
3には所定量の油5aが封入されており、吐出管22a
には補助油室33に開口する静圧導入孔32が設けられ
ている。また、仕切り板23aには、補助油室33と油
溜り部5とを連通する連通孔24aが、ロータ3aの下
端面より下方の位置に設けられている。
【0012】以上のように構成された横型密閉式スクロ
ール圧縮機について、以下その動作を説明する。
【0013】吸入管15から吸入口部10に導かれた低
圧ガスは旋回スクロール7の旋回運動によって圧縮室8
が順次縮小し、圧力を高めながら中央部に移動すると共
に、該ガスは圧力を高める。一方、揚油孔31および給
油通路21aを介して、すべり軸受け13,ころがり軸
受け14および旋回軸受け11へ供給された油5aは中
間圧室20を経て圧縮室8へ注入され、圧縮途中の前記
ガスと混合する。
【0014】油を含んだ高圧のガスは、吐出口9より吐
出され、吐出室16および通路17を介して機械室18
へ流入する。この際、ガス中の流速が大きく低下するの
で、ガスに含まれる油は分離され、その油は油溜り部5
に落下する。油を分離された高圧のガスは吐出管22a
より機外へ吐出される。
【0015】次に、運転が停止した状態において、補助
油室33内の油面が油溜り部5の油面より高い場合に
は、補助油室33の油5aが重力により、油溜り部5の
油面と同一高さになるまで、仕切り板23aに設けられ
た連通孔24aを通って油溜り部5へ流出する。この状
態から運転すると吐出管22a内を流れるガスの流速に
より静圧導入孔32の静圧が低下し、それに伴い補助油
室33内の圧力も低下する。
【0016】そのため、補助油室33と油溜り部5との
圧力差により油溜り部5の油5aが連通孔24aを通し
て補助油室33へ吸入され、油溜り部5の油面が低下す
ると同時に補助油室33の油面が上昇する。
【0017】この現象は油溜り部5の油面が連通孔24
a上端に下がるまで続き、これ以下になると機械室18
のガスが補助油室33に流入するため油面は連通孔24
aの上端近傍に保たれる。また、吐出管22aからガス
と共に流出する油の量が、吸入管15から流入する量よ
りも増し、油溜り部5の油面が低下すると、連通孔24
aから補助油室33へガスが流入し、補助油室33内の
油が油溜り部5へ流出し、油面を一定に保っている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構造では、密閉容器1の底部に形成される油溜り部5の
容積が小さく、フレーム12と密閉容器1の底部との間
隔も狭いため、揚油孔の位置が密閉容器1底部に接近す
る。一方、各軸受け部13,14で発生した摺動による
摩耗粉や異物等が吐出室16や機械室18から狭い油溜
り部5に流入蓄積する。この摩耗粉や異物が揚油孔より
油と共に汲み上げられ、給油通路21aを介して各軸受
け部13,14に侵入するため、摺動部が傷つき、軸受
け13,14の摩耗焼き付きに至る恐れがあった。
【0019】本発明は上記の欠点に鑑み、適正な油封入
量を確保し、軸受け部へ供給する油への摩耗粉や異物の
混入をなくし、安定した油の供給による軸受け部の焼き
付きを防止できる、信頼性の高い横型密閉式スクロール
圧縮機を提供するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の横型密閉式スクロール圧縮機は、底部に油を
貯溜する油溜り部を有する密閉容器内に、スクロール圧
縮機部と電動機部とを併設すると共に内部に貫通する給
油通路を具備した横型回転軸で連結してなる機械室と、
前記スクロール圧縮機部に油を供給する給油室と、前記
機械室と前記給油室とを区画し両室間に圧力差を生じさ
せるガス連通孔を上端部に、両室の油同志を連絡する油
連通孔を下端部にそれぞれ具備した仕切り板を収納し、
吐出管の一端を前記給油室上部に位置し前記密閉容器に
取り付ける一方、前記仕切り板の給油室側に一端が該給
油室底面部に位置する給油導管を設け、前記横型回転軸
の給油通路の先端開口部に設けた給油スプリングを前記
給油導管に挿入した給油機構から構成するものである。
【0021】また、他の本発明の横型密閉式スクロール
圧縮機は、さらに、仕切り板の外周部には上端部に位置
する上端切欠部と、電動機ロータの下端部に接する接線
上の位置2箇所に下端切欠部をそれぞれ設け、前記外周
部を前記密閉容器を構成する第1サイドシェルと胴シェ
ルとの接続部に固着した構成となっている。
【0022】
【作用】本発明の横型密閉式スクロール圧縮機は、圧縮
された高圧のガスは、機械室、給油室を経て吐出管より
機外へ流出する際、仕切り板に設けられたガス連通孔の
流路抵抗によって、機械室と給油室との間に圧力差が生
じ、その圧力差によって油溜り部の油が油連通孔を通し
て前記給油室に流入、給油室の油面が上昇し、油量が増
加する。給油室に流入した油は、仕切り板の給油導管に
挿入された、横型回転軸に設けた給油スプリングにより
汲み上げられ、給油通路を通って各部へ給油される。
【0023】一方、密閉容器底部の油溜り部に蓄積する
に摩耗粉や異物等は、仕切り板で遮断され給油室内に侵
入しないために、給油室内の油は摩耗粉や異物等を含む
ことはない。よって、軸受け部へは摩耗粉や異物等の侵
入はなくなり、軸受け部の摩耗・焼き付きが防止され、
信頼性を向上することができる。
【0024】また、他の本発明の横型密閉式スクロール
圧縮機は、仕切り板の外周部に設けた上端切欠部と密閉
容器との間にガス連通孔が、前記下端切欠部と密閉容器
との間に油連通行がそれぞれ形成され、前述の現象のと
おり給油室の油が確保され、該摩耗粉や異物等による軸
受け部の摩耗・焼き付きを防げる。一方、本圧縮機の組
み立てにおいて、胴シェルに収納したスクロール圧縮機
部と電動機部とを連結する横型回転軸に設けられた給油
スプリングを前記仕切り板の給油導管に挿入後、前記機
械室および給油導管の位置関係を調整、確認が容易にで
きる利点がある。
【0025】
【実施例】以下、本発明による横型密閉式スクロール圧
縮機の一実施例を図面を参照しながら説明するが、従来
と同一構成の部分は同一符号を付し、その詳細な説明は
省略する。
【0026】図1は、本発明による横型密閉式スクロー
ル圧縮機の第1の実施例を示す断面図である。26は給
油室で、給油機構25と密閉容器1を形成する第1サイ
ドシェル1bを介して吐出管23が設けられている。
【0027】機械室18と給油室26とは仕切り板23
で区画され、仕切り板23の上端部に機械室18と給油
室26とを連通するガス連通孔27と、下端部に両室の
油同志を連絡する油連通孔24とを具備すると共に、仕
切り板23の給油室26側に一端が給油室26の底面部
に位置する給油導管29を具備し、給油導管29内にス
クロール圧縮機部2と、電動機部3とを連結する横型回
転軸4の内部に貫通する給油通路21の先端開口部に固
着した給油スプリング28を挿入してなる給油機構25
を構成している。
【0028】以上のように構成された横型密閉式スクロ
ール圧縮機について、その動作を説明する。
【0029】圧縮室8で圧縮された高圧のガスは、吐出
口9から吐出室16,通路17を経て機械室18に流入
し、この機械室18でガス中に含まれた油が分離され、
油のみが油溜り部5に落下する。油を分離されたガス
は、更に仕切り板23のガス連通孔27を通って給油室
26に流入し、吐出管22より機外へ流出する。仕切り
板23のガス連通孔27を通過する際、ガス連通孔27
の流路抵抗によって、機械室18と給油室26との間に
圧力差が生じる。
【0030】すなわち給油室26の圧力が低下すること
によって、油溜り部5の油5aが油連通孔24を通して
給油室26に流入、給油室26の油面が上昇し、油量の
増加により十分な油量が確保される。給油室26に流入
した油5aは、仕切り板23に具備された給油機構25
内の、給油スプリング28より汲み上げられ、横型回転
軸4内の給油通路21を介してすべり軸受け13,ころ
がり軸受け14および旋回軸受け11へ供給される。一
方、密閉容器1底部の油溜り部5に蓄積した摩耗粉や異
物等は、仕切り板23で遮断されるので給油室26内へ
の侵入は防がれる。
【0031】従って、給油室26内には十分な油量が保
たれ、かつ、摩耗粉や異物等に汚染されず、絶えず新鮮
な油が各軸受け部へ供給されるため、軸受け部の摩耗・
焼き付きが防止され、軸受け部の信頼性を向上すること
ができる。
【0032】次に、本発明の横型密閉式スクロール圧縮
機の第2の実施例について説明するが、第1の実施例と
同一構成の部分は同一符号を付し、その詳細な説明は省
略する。
【0033】図2および図3は本発明よる横型密閉式ス
クロール圧縮機の第2の実施例を示すもので、図2はそ
の断面図、図3は図2のA−A矢視図を示すものであ
る。
【0034】図において、23aは仕切り板で、前述の
給油機構25を具備し、給油室26と機械室18とを区
画している。仕切り板23の外周部30には、上端部に
位置する上端切欠部30aと、電動機ロータ3aの下端
部に接する接線上の位置2箇所に下端切欠部30bをそ
れぞれ設け、仕切り板23の外周部30を密閉容器1を
構成する第1サイドシェル1bと胴シェル1aとの接続
部1dに固着したものである。
【0035】以上のように構成された圧縮機について、
その動作を説明する。仕切り板23の外周部30の上端
切欠部30aは、密閉容器1内の機械室18と給油室2
6とを連通する連通孔として、また、電動機ロータ3a
の下端部に接する接線上の2箇の下端切欠部30bは、
給油室26と油溜り部5との油同志を連絡する連通孔と
して作用する。
【0036】そのため、前述のとおり、機械室18と給
油室26との差圧によって給油室26の油面が上昇し、
油量が増加確保されると共に、摩耗粉や異物等が侵入し
ないので、軸受け部の摩耗・焼き付きを防止できる。
【0037】一方、本圧縮機の組み立て時には、胴シェ
ル1aに収納したスクロール圧縮機部2と電動機部3と
を連結する横型回転軸4に固着した給油スプリング28
を仕切り板23の給油導管29に挿入後、機械室18お
よび給油導管29の組み立て位置関係の調整や確認が容
易にできるといった利点を有している。そのため、組み
立て調整ミスによる給油不良が防止されると共に、摩耗
粉や異物等の含まない油が各軸受け部へ供給されるた
め、軸受け部の摩耗・焼き付きが防止され、軸受け部の
信頼性向上に寄与できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の横型密閉式
スクロール圧縮機は、底部に油を貯溜する油溜り部を有
する密閉容器内に、スクロール圧縮機部と電動機部とを
併設すると共に横型回転軸で連結してなる機械室と、前
記スクロール圧縮機部に油を供給する給油室と、前記機
械室と前記給油室とを区画し両室間に圧力差を生じさせ
るガス連通孔を上端部に、両室の油同志を連絡する油連
通孔を下端部にそれぞれ具備した仕切り板を収納し、吐
出管の一端を前記給油室上部に位置し前記密閉容器に取
り付ける一方、前記仕切り板の給油室側に一端が該給油
室底面部に位置する給油導管を設け、前記横型回転軸に
設けた給油スプリングを前記給油導管に挿入した給油機
構から構成されているので、給油室内には十部な油量が
保たれ、かつ、摩耗粉や異物等を含まない油が各軸受け
部へ供給されるため、軸受け部の摩耗・焼き付きが防止
され、軸受け部の信頼性を向上することができる。
【0039】また、他の本発明の横型密閉式スクロール
圧縮機は、第1の本発明の構成に加えて、前記仕切り板
の外周部の上端切欠部と、電動機ロータの下端部に接す
る接線上の2箇所に下端切欠部をそれぞれ設け、前記外
周部を前記密閉容器を構成する第1サイドシェルと胴シ
ェルとの接続部に固着し構成されているので、組み立て
調整ミスによる給油不良が防止されると共に、摩耗粉や
異物等の含まない油が各軸受け部へ供給されるため、軸
受け部の摩耗・焼き付きが防止され、軸受け部の信頼性
向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による横型密閉式スクロール圧縮機の第
1の実施例の断面図
【図2】本発明による横型密閉式スクロール圧縮機の第
2の実施例の断面図
【図3】図2のA−A矢視図
【図4】従来の横型密閉式スクロール圧縮機の一例の断
面図
【図5】従来の横型密閉式スクロール圧縮機における給
油機構部を示す断面図
【符号の説明】
1 密閉容器 1a 胴シェル 1b 第1サイドシェル 1d 接合部 2 スクロール圧縮機部 3 電動機部 4 横型回転軸 5 油溜り部 5a 油 18 機械室 21 給油通路 23 仕切り板 24 油連通孔 25 給油機構 26 給油室 27 ガス連通孔 28 給油スプリング 29 給油導管 30 外周部 30a 上端切欠部 30b 下端切欠部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に油を貯溜する油溜り部を有する密
    閉容器内に、スクロール圧縮機部と電動機部とを併設す
    ると共に横型回転軸で連結してなる機械室と、前記スク
    ロール圧縮機部に油を供給する給油室と、前記機械室と
    前記給油室とを区画し両室間に圧力差を生じさせるガス
    連通孔を上端部に、両室の油同志を連絡する油連通孔を
    下端部にそれぞれ具備した仕切り板を収納し、吐出管の
    一端を前記給油室上部に位置し前記密閉容器に取り付け
    る一方、前記仕切り板の給油室側に一端が該給油室底面
    部に位置する給油導管を設け、前記横型回転軸に設けた
    給油スプリングを前記給油導管に挿入した給油機構を備
    えた横型密閉式スクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 仕切り板の外周部には、上端部に位置す
    る上端切欠部と、電動機ロータの下端部に接する接線上
    の位置2箇所に切欠部をそれぞれ設け、前記外周部を前
    記密閉容器を構成する第1サイドシェルと胴シェルとの
    接続部に固着したことを特徴とする請求項1記載の横型
    密閉式スクロール圧縮機。
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