JP3216093B2 - 走査形プローブ顕微鏡 - Google Patents
走査形プローブ顕微鏡Info
- Publication number
- JP3216093B2 JP3216093B2 JP20390699A JP20390699A JP3216093B2 JP 3216093 B2 JP3216093 B2 JP 3216093B2 JP 20390699 A JP20390699 A JP 20390699A JP 20390699 A JP20390699 A JP 20390699A JP 3216093 B2 JP3216093 B2 JP 3216093B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- signal
- phase
- probe
- oscillation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000523 sample Substances 0.000 title claims description 89
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims description 54
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 30
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 25
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 23
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims description 21
- 230000010358 mechanical oscillation Effects 0.000 claims description 16
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 8
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 4
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 10
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 3
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 239000012620 biological material Substances 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 230000005641 tunneling Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
微鏡(Scanning Probe Microscope、略称SPM)に関
し、特に、探針または探針が連結されたカンチレバーな
どの機械共振部をその共振周波数で振動させ、探針と試
料とが近接した際の共振周波数の変化量△fを、位相同
期ループ回路(Phase Locked Loop、略称PLL)を用
いて周波数検出する動的観察法の構成に関する。
ce Microscope、略称AFM)は、走査形プローブ顕微
鏡の1つであって、固体試料の表面を、原子オーダの分
解能で観察することができる。原子間力顕微鏡では動的
観察法が採用されている。カンチレバーの先端部と試料
表面との間に相互に作用する微小な力に対応して、カン
チレバーの共振周波数が変化し、その共振周波数の変化
量△fを一定に保つようにカンチレバーと試料との間隔
を一定に保持しつつカンチレバーによる試料の表面の走
査を行い、画像を形成する。この動的観察法は、大気中
で用いた場合、カンチレバーが試料に与えるダメージが
少なく、特に有機生体材料の観察などにおいて、高分解
能が得られ、また真空中で用いた場合、試料表面の吸着
分子などの影響が少なく、半導体表面の観察などにおい
て高分解能が得られる。真空中で用いた場合、カンチレ
バーの共振のQ値が高く、また空気中であっても、カン
チレバーのQ値が高い場合、カンチレバーの共振周波数
の変化量△fを周波数検出する構成が有利であることが
知られており、すなわちこのようにして共振周波数の変
化量△fを、周波数検出する先行技術によれば、その共
振周波数の変化量Δfに対応した発振信号の振幅を検出
する構成に比べて、カンチレバーの先端部と試料との間
の距離を制御を、高感度で行うことができる。
期ループ回路は、使用上簡便性があり、集積回路を用い
て容易に実現することができ、またカンチレバーの広い
共振周波数の範囲にわたって、周波数検出が可能である
という優れた利点があり、さらに、消耗品であるカンチ
レバーの交換のたびに、回路素子の回路定数の正確な設
定を行う必要がなく、したがって市販の原子間力顕微鏡
に好適する。
は、位相同期ループ回路の基準周波数を発振する電圧制
御発振回路(Voltage Controlled Oscillator、略称V
CO)はQ値が低く周波数可変範囲が広いため、周波数
検出感度が低い。したがって、共振周波数の微小な変化
量△fを正確に検出することができない。また、発振周
波数が受動素子の定数で決定されるため、温度安定性が
低く、環境温度の変化に影響されやすい。
が高くかつ発振周波数が温度に影響されにくい電圧制御
発振回路を有する位相同期ループ回路により、環境温度
の変化に拘わらず高感度で正確な観察を行うことができ
るようにした走査形プローブ顕微鏡を提供することであ
る。
たは探針が連結する機械的共振部を共振させ、探針と試
料との距離に応じて共振周波数f1が変化し、その共振
周波数f1の発振信号7を出力する機械的発振手段と、 (b)周波数変換回路13であって、水晶発振子または
高安定圧電発振子を用いて安定化された予め定める局部
発振周波数で発振し、機械的発振手段の少なくとも一部
分が交換されることによる前記共振周波数f1の変化に
かかわらず、位相同期ループ回路14の位相同期が行わ
れるように、予め定める発振周波数に変化調整されてい
る局部発振器39を有し、機械的発振手段からの発振信
号7と、局部発振器39からの局部発振信号40とによ
って、中間周波信号44を演算処理により導出する周波
数変換回路13と、 (c)位相同期ループ回路14であって、もう1つの水
晶発振子または高安定圧電発振子を用いて安定化された
電圧制御発振回路46と、中間周波信号44と電圧制御
発振回路46からの基準周波数信号47とが与えられる
位相検波器45とを有し、中間周波信号と基準周波数信
号とが位相同期することで、前記共振周波数f1からの
変化量を検出する位相同期ループ回路14と、 (d)位相同期ループ回路14の出力に応答し、前記共
振周波数f1からの変化量が予め定める値となるように
探針または試料の変位制御を行う手段9,12とを含む
ことを特徴とする走査形プローブ顕微鏡である。また本
発明は、探針または探針が連結する機械的共振部を共振
させ、探針と試料との距離に応じて共振周波数f1が変
化し、その共振周波数f1の発振信号7を出力する機械
的発振手段と、機械的発振手段からの発振信号7が与え
られ、前記共振周波数f1からの変化量を検出する周波
数検出装置と、周波数検出装置の出力に応答し、前記共
振周波数f1からの変化量が予め定める値となるように
探針または試料の変位制御を行う手段9,12とを含む
走査形プローブ顕微鏡に用いられる周波数検出装置にお
いて、 (a)周波数変換回路13であって、水晶発振子または
高安定圧電発振子を用いて安定化された予め定める局部
発振周波数で発振し、機械的発振手段の少なくとも一部
分が交換されることによる前記共振周波数f1の変化に
かかわらず、位相同期ループ回路14の位相同期が行わ
れるように、予め定める発振周波数に変化調整されてい
る局部発振器39を有し、機械的発振手段からの発振信
号7と、局部発振器39からの局部発振信号40とによ
って、中間周波信号44を演算処理により導出する周波
数変換回路13と、 (b)位相同期ループ回路14であって、もう1つの水
晶発振子または高安定圧電発振子を用いて安定化された
電圧制御発振回路46と、中間周波信号44と電圧制御
発振回路46からの基準周波数信号47とが与えられる
位相検波器45とを有し、中間周波信号と基準周波数信
号とが位相同期することで、前記共振周波数f1からの
変化量を検出する位相同期ループ回路14とを含むこと
を特徴とする走査形プローブ顕微鏡に用いられる周波数
検出装置である。
るカンチレバーなどの探針または探針が連結する機械的
共振部を、機械的発振手段によって、その共振周波数f
1で振動させて発振し、位相同期ループ回路を用いて、
探針と試料との非接触状態で相互に作用する微小な力に
対応する共振周波数の変化量△fを、電圧に変換して検
出し、その変化量△fが予め定める値に保たれるよう
に、探針と試料とを近接および離反変位させ、走査によ
る試料表面の像を求めることができる。こうして機械的
発振手段において、探針または探針が連結する機械的共
振部は、その探針と試料との間に相互に作用する力に依
存して変化する共振周波数f1で常時振動して発振動作
を行っている。周波数検出装置は、周波数変換回路13
と、位相同期ループ回路14とを含む。周波数変換回路
13は、水晶発振子または高安定圧電発振子を用いて安
定化された、予め定める局部発振周波数f2で発振する
局部発振器からの局部発振信号と、機械的発振手段から
の発振信号から中間周波数f3を有する中間周波信号を
演算処理により導出し、位相同期ループ回路の位相検波
器に与える。共振周波数f1が予め定める周波数f5に
保たれるように、したがって共振周波数f1と前記予め
定める周波数f5との差である変化量△fが予め定める
値になるように、変位制御手段は、変位駆動手段を駆動
制御して探針と試料とを近接/離反変位させる。
械的発振手段からの発振信号と、もう1つの水晶発振子
または高安定圧電発振子を用いて発振する基準周波数f
4が環境温度に依存することなく安定化された電圧制御
発振回路からの基準周波数信号47とが与えられ、発振
信号と基準周波数信号との位相差に対応する電圧を有す
る信号が位相検出器から導出され、ローパスフィルタを
介して変位制御手段に与えられる。こうして前述のよう
に変位駆動手段によって探針と試料とが近接/離反変位
される。電圧制御発振回路は、上述のように水晶発振子
または高安定圧電発振子を有するので、その基準周波数
f4が安定化されており、これによって共振周波数f1
の微小な変化量△fを正確に検出することができ、した
がって感度を高くすることができる。
圧電発振子を有する基準周波数発振回路を備えた位相同
期ループ回路が同期した状態となる周波数範囲は、比較
的狭く、探針または探針が連結する機械的共振部が消耗
品であって頻繁に交換されて使用され、その交換のたび
に共振周波数が異なる場合でも、共通の位相同期ループ
回路を用いることができるようにするために、機械的発
振手段と位相検波器との間に、周波数変換回路を介在す
る。機械的発振手段の発振信号を、この周波数変換回路
で中間周波数信号f3に変換する。これによって位相同
期ループ回路の構成、定数などを変更することなく、位
相同期ループ回路を、共振周波数f1が異なる各種の探
針または探針が連結する機械的共振部に共通に用いるこ
とができるようになる。
9は、水晶発振子または高安定圧電発振子を有し、これ
によって環境温度に依存することなく安定した局部発振
周波数f2を発振し、正確な中間周波数f3を有する信
号を得ることができる。
して探針などの機械的構成によって定まる。基準周波数
f4は、ローパスフィルタから得られる電圧制御信号の
電圧V1の変動電圧△Vが、機械的発振手段の共振周波
数f1の変化量△fに応じてできるだけ大きくなるよう
にして高感度な周波数検出を可能にするために、定めら
れる。したがって周波数変換回路の局部発振周波数f2
は、機械的発振手段の発振周波数f1と基準周波数f4
とに依存して、定められることになる。
能にするために、機械的発振手段における発振周波数f
1の変化量△fがわずかであっても、位相同期ループ回
路のローパスフィルタから得られる電圧V1の変動電圧
△Vをできるだけ大きく得ることができるようになる。
本発明では、位相同期ループ回路における電圧制御発振
回路に、もう1つの水晶発振子または高安定圧電発振子
を用いることによって、その基準周波数f4を、環境温
度に依存することなく安定化し、これによって感度の向
上を図ることができる。
の位相検波器との間に周波数変換回路を介在する構成で
は、局部発振器にもう1つの水晶発振子または高安定圧
電発振子を用い、これによって局部発振周波数f2が環
境温度に依存することなく安定化させることができるよ
うになる。このことによってもまた、発振周波数f1の
わずかな変化量△fを正確に検出して感度の向上を図る
ことができるようになる。
子または高安定圧電発振子を用い、局部発振周波数f2
が環境温度に依存することなく安定化することによっ
て、共振周波数f1の微小な変化量△fに対応する変動
電圧△Vを、正確に得ることができるようになり、感度
をさらに向上することができる。
度で安定して実現することができる。本発明は、原子間
力顕微鏡だけでなく、そのほかの走査形プローブ顕微
鏡、たとえば走査形トンネル顕微鏡(Scanning Tunneli
ng Microscope、略称STM)、走査形静電気力顕微
鏡、走査形磁気力顕微鏡、走査形ケルビンプローブ顕微
鏡およびそのほかの構成に関連して広範囲に実施するこ
とができる。
全体の構成を示すブロック図である。走査形プローブ顕
微鏡の1つである原子間力顕微鏡1は、試料2の表面3
に、共振周波数f1で振動される探針であるカンチレバ
ー4の先端部5を相対的に走査し、表面3を原子オーダ
の分解能で、動的観察法によって観察する。この原子間
力顕微鏡1は、基本的に、カンチレバー4を共振周波数
f1で振動させて発振する機械的発振手段6と、その共
振周波数f1を表す信号7を周波数検出する半導体集積
回路から成る周波数検出手段8と、試料2をカンチレバ
ー4と相対的に変位駆動する変位駆動手段9と、周波数
検出手段8からの電圧制御信号11に応答して変位駆動
手段9を変位制御する変位制御手段12とを含む。周波
数検出手段8は、周波数変換回路13と、位相同期ルー
プ回路14とを含む。
化した図である。カンチレバー4は、駆動手段である圧
電素子15によって試料2に近接/離反する方向に振動
される。
2の表面3との相互作用を説明するための図である。カ
ンチレバー4と試料2との間の相互作用によって、生じ
る吸引力または反発力によって起因して、カンチレバー
4の共振周波数f1が変化する。本発明の実施の一形態
では、この相互作用による共振周波数f1が予め定める
周波数f5に一定に保たれるように、したがって共振周
波数f1と予め定める周波数f5との差である変化量△
fが予め定める値に一定保たれるように、変位制御手段
12は、変位駆動手段9を駆動制御し、すなわち試料2
を変位駆動手段9によって上下方向であるz方向に変位
して、カンチレバー4と試料2とを近接/離反変位させ
る。この変位駆動手段9はまた、z方向に垂直な平面内
で相互に直交するx方向およびy方向に試料2を変位し
て走査する。こうして試料2の表面3の画像を得ること
ができる。
2の表面3との間の相互作用20を説明するための図で
ある。カンチレバー4を、図4に示されるように重錘1
7が連結されたばねで近似することができ、相互作用2
0を、もう1つのばねで近似することができる。カンチ
レバー4の先端部5が、試料2の表面3に近づくと、等
価的にカンチレバー4のばね定数が変化し、これによっ
て共振周波数f1が変化する。
発振手段6の一部の構成を示す図である。レーザ源18
は、たとえば半導体レーザ装置であって、そのレーザ光
19は、カンチレバー4に照射される。レーザ光19は
カンチレバー4によって反射され、ミラー21によって
反射されて導かれ、受光素子22に受光される。受光素
子22は、一対のフォトダイオード23,24を有す
る。フォトダイオード23,24の各出力は、差動増幅
器25に与えられ、これによって、カンチレバー4の変
位量を表す電圧の信号26が得られる。こうしてカンチ
レバー4の変位は、ミラー21および受光素子22を含
む光てこによって拡大して検出され、カンチレバー4の
変位を高精度で検出することができる。
6とによる発振動作特性を示す図である。カンチレバー
4は、調和振動系を構成し、共振周波数f1で、差動増
幅器25の出力信号26は、圧電素子15を駆動制御す
る信号28に対して90度の位相遅れを生じる。共振周
波数f1よりも低い周波数範囲では、位相遅れは小さ
く、共振周波数f1よりも高い周波数では位相遅れは大
きい。
力信号26は、位相シフタ29に与えられ、ここで位相
が90度遅延される。位相シフタ29の出力は、振幅制
御装置31に与えられて反転され、これによって180
度の位相遅れを生じ、圧電素子15に制御信号28が正
帰還される。したがって機械的発振動作が、カンチレバ
ー4の共振周波数f1で継続される。
3との相互作用20の働きによって共振周波数f1が、
予め定める周波数f5から変位量△fだけ変化する。こ
のようにカンチレバー4の周波数と振幅との特性は、参
照符33,34で示される。カンチレバー4において生
じる位相遅れが90度となる周波数はf5,f1であ
り、周波数と位相との特性は、参照符35,36で示さ
れる。
7は、周波数検出手段8における周波数変換回路13に
与えられる。この差動増幅器25の出力7は、前述の出
力信号26と同一の信号であって、図解の便宜のため
に、個別的に示してある。差動増幅器25の出力7は、
共振周波数f1を有し、周波数混合器38に与えられ
る。周波数混合器38にはまた、局部発振器39から、
予め定める局部発振周波数f2を有する信号40が与え
られる。局部発振器39は、水晶発振子41を有し、環
境温度の変化に拘わらず、局部発振周波数f2が一定に
保たれる。局部発振器39はまた、水晶発振子41によ
って発振された信号が分周されて得られてもよい。周波
数混合器38は、差動増幅器25の出力7と局部発振器
39の出力40とを混合し、その混合した信号42をフ
ィルタ43に与える。こうして中間周波数f3を有する
信号44が得られる。中間周波数f3は、共振周波数f
1と局部発振周波数f2との和または差の周波数であ
る。
を有する信号44は、位相同期ループ回路14の位相検
波器45の一方の入力に与えられる。位相検波器45の
他方の入力には、電圧制御発振回路46からの基準周波
数f4を有する信号47が与えられる。この電圧制御発
振回路46は、水晶発振子48を有し、環境温度の変化
に拘わらず、基準周波数f4が安定化される。位相検波
器45の出力信号51は、機械的発振手段6からの共振
周波数信号7に対応する中間周波数信号44と、基準周
波数発振回路46からの基準周波数信号47との位相差
に対応する。
よって濾波され、変位制御手段12の出力11として与
えられるとともに、参照符54で示されるように、基準
周波数発振回路46に、基準周波数f4を変化するため
の信号として与えられる。こうして位相同期ループ回路
14では、位相検波器45に与えられる中間周波数信号
44に同期した状態となる。
出力44は、周波数f3を有し、その周波数f3は、共
振周波数f1の変化量△fと同じ変化量△fだけ変化す
る。フィルタ53の出力11,54は同一の信号であ
り、その電圧V1は、図7に示されるように、共振周波
数f1、したがって中間周波数f3の変化量△fに対応
して電圧V1が変動電圧△Vだけ変化する。
力11が制御回路56に与えられ、この制御回路56に
はまた、目標値設定回路61からの予め定める電圧を有
する信号が与えられる。制御回路56は、出力11の電
圧と目標値設定回路61からの目標値出力との差が零と
なるように制御信号62を導出して増幅器63に与え
る。増幅器63は、変位駆動手段9のz方向駆動機構6
4を動作させる。こうしてカンチレバー4の先端部5と
試料2の表面3との距離が、目標値設定回路61で設定
された電圧に対応する値に保たれる。変位駆動手段9は
また、試料2をz方向に垂直な平面内でx方向およびy
方向に移動して走査するための駆動機構65を含む。各
駆動機構64,65は、たとえば圧電素子、ボイスコイ
ルなどによって実現することができる。
定位置に設けておき、カンチレバー4をz方向に変位し
てもよく、またカンチレバー4をx方向およびy方向に
走査するようにしてもよい。
3との相互作用20は、上述の実施の形態では力である
が、本発明の実施の他の形態では、トンネル電流であ
り、またはそのほかの物理量であってもよい。
手段6の出力7を、位相検波器45に直接に与えるよう
に構成することもまた可能であり、このとき周波数変換
回路13は省略されることができる。機械的発振手段6
から周波数検出回路8に与えられる出力7は、上述の実
施の形態では、差動増幅器25の出力であったが、本発
明の実施の他の形態では、位相シフタ29または振幅制
御回路31などからの出力であってもよい。
的共振部の共振周波数f1を周波数検出するために用い
られる位相同期ループ回路では、電圧制御発振回路が水
晶発振子または高安定圧電発振子を有するので、その基
準周波数f4が環境温度の変化に拘わらず安定化され、
これによって共振周波数f1の微小な変化量△fを正確
に検出することができ、高感度で正確に、試料の表面の
観察を行うことができるようになる。
数f1を、周波数変換回路によって周波数変換して、位
相同期ループ回路の位相検波器に与えるようにしたの
で、探針または探針が連結された機械的共振部が交換さ
れ、その共振周波数f1が変化しても、周波数変換回路
の局部発振器の発振周波数を変化調整することによっ
て、後続の位相同期ループ回路などの構成を、共通に用
いることができるようになる。またこの周波数変換回路
を用いることによって、位相同期ループ回路において最
適な基準周波数f4を選択することができ、これによっ
て環境温度に拘わらず、前記変化量△fを高感度で検出
することができるようになる。
ック図である。
る。
の相互作用を説明するための図である。
の間の相互作用20を説明するための図である。
一部の構成を示す図である。
振動作特性を示す図である。
の図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)探針または探針が連結する機械的
共振部を共振させ、探針と試料との距離に応じて共振周
波数f1が変化し、その共振周波数f1の発振信号7を
出力する機械的発振手段と、 (b)周波数変換回路13であって、 水晶発振子または高安定圧電発振子を用いて安定化され
た予め定める局部発振周波数で発振し、機械的発振手段
の少なくとも一部分が交換されることによる前記共振周
波数f1の変化にかかわらず、位相同期ループ回路14
の位相同期が行われるように、予め定める発振周波数に
変化調整されている局部発振器39を有し、 機械的発振手段からの発振信号7と、局部発振器39か
らの局部発振信号40とによって、中間周波信号44を
演算処理により導出する周波数変換回路13と、 (c)位相同期ループ回路14であって、 もう1つの水晶発振子または高安定圧電発振子を用いて
安定化された電圧制御発振回路46と、 中間周波信号44と電圧制御発振回路46からの基準周
波数信号47とが与えられる位相検波器45とを有し、 中間周波信号と基準周波数信号とが位相同期すること
で、前記共振周波数f1からの変化量を検出する位相同
期ループ回路14と、 (d)位相同期ループ回路14の出力に応答し、前記共
振周波数f1からの変化量が予め定める値となるように
探針または試料の変位制御を行う手段9,12とを含む
ことを特徴とする走査形プローブ顕微鏡。 - 【請求項2】 探針または探針が連結する機械的共振部
を共振させ、探針と試料との距離に応じて共振周波数f
1が変化し、その共振周波数f1の発振信号7を出力す
る機械的発振手段と、 機械的発振手段からの発振信号7が与えられ、前記共振
周波数f1からの変化量を検出する周波数検出装置と、 周波数検出装置の出力に応答し、前記共振周波数f1か
らの変化量が予め定める値となるように探針または試料
の変位制御を行う手段9,12とを含む走査形プローブ
顕微鏡に用いられる周波数検出装置において、 (a)周波数変換回路13であって、 水晶発振子または高安定圧電発振子を用いて安定化され
た予め定める局部発振周波数で発振し、機械的発振手段
の少なくとも一部分が交換されることによる前記共振周
波数f1の変化にかかわらず、位相同期ループ回路14
の位相同期が行われるように、予め定める発振周波数に
変化調整されている局部発振器39を有し、 機械的発振手段からの発振信号7と、局部発振器39か
らの局部発振信号40とによって、中間周波信号44を
演算処理により導出する周波数変換回路13と、 (b)位相同期ループ回路14であって、 もう1つの水晶発振子または高安定圧電発振子を用いて
安定化された電圧制御発振回路46と、 中間周波信号44と電圧制御発振回路46からの基準周
波数信号47とが与えられる位相検波器45とを有し、 中間周波信号と基準周波数信号とが位相同期すること
で、前記共振周波数f1からの変化量を検出する位相同
期ループ回路14とを含むことを特徴とする走査形プロ
ーブ顕微鏡に用いられる周波数検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20390699A JP3216093B2 (ja) | 1999-07-16 | 1999-07-16 | 走査形プローブ顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20390699A JP3216093B2 (ja) | 1999-07-16 | 1999-07-16 | 走査形プローブ顕微鏡 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001033465A JP2001033465A (ja) | 2001-02-09 |
| JP3216093B2 true JP3216093B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=16481669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20390699A Expired - Fee Related JP3216093B2 (ja) | 1999-07-16 | 1999-07-16 | 走査形プローブ顕微鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3216093B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5016242B2 (ja) * | 2006-03-16 | 2012-09-05 | 株式会社ミツトヨ | 表面性状測定装置、表面性状測定方法及び表面性状測定プログラム |
| JP2009109377A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Jeol Ltd | 走査プローブ顕微鏡 |
| KR102413538B1 (ko) * | 2020-05-08 | 2022-06-27 | 인투코어테크놀로지 주식회사 | 정밀하게 주파수를 제어하기 위한 주파수 제어 방법 및 이를 이용하는 주파수 제어 장치 |
-
1999
- 1999-07-16 JP JP20390699A patent/JP3216093B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001033465A (ja) | 2001-02-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6005246A (en) | Scanning probe microscope | |
| US6073485A (en) | Scanning microscope for image topography and surface potential | |
| US8726409B2 (en) | Method for driving a scanning probe microscope at elevated scan frequencies | |
| JP2002107285A (ja) | 磁気力顕微鏡 | |
| US7904966B2 (en) | Scanning probe microscope apparatus | |
| EP0924529B1 (en) | Method of producing magnetic force image and scanning probe microscope | |
| US8151368B2 (en) | Dynamic mode AFM apparatus | |
| JP2002310882A (ja) | 走査型プローブによる信号検出装置、該装置によるプローブ顕微鏡、及び走査型プローブによる信号検出方法、該方法を用いてサンプル表面を観察する観察方法 | |
| KR101263033B1 (ko) | 진동형 캔틸레버 홀더 및 스캐닝 프로브 현미경 | |
| JP3216093B2 (ja) | 走査形プローブ顕微鏡 | |
| JP4960347B2 (ja) | より高次の高調波原子間力顕微鏡 | |
| JP3219194B2 (ja) | 走査型プローブ顕微鏡 | |
| JP4027809B2 (ja) | 試料の表面形状観察装置 | |
| JP3935350B2 (ja) | 距離制御方法およびそれを用いた走査型プローブ顕微鏡 | |
| RU2334204C1 (ru) | Высокочувствительные способ и устройство для измерения силы/массы с использованием системы фазовой автоподстройки частоты | |
| JP2004226237A (ja) | 試料表面観察装置 | |
| JP3453277B2 (ja) | 走査プローブ顕微鏡 | |
| JP2003185555A (ja) | 周波数検出方法およびそれを用いた走査型プローブ顕微鏡 | |
| JP4181491B2 (ja) | 走査形プローブ顕微鏡 | |
| JP4721973B2 (ja) | 非接触原子間力顕微鏡及び非接触原子間力顕微鏡の動作プログラム | |
| JPH05296761A (ja) | 走査型力顕微鏡 | |
| JP3588701B2 (ja) | 走査型プローブ顕微鏡およびその測定方法 | |
| JP2009109377A (ja) | 走査プローブ顕微鏡 | |
| JP2000249713A (ja) | 走査プローブ顕微鏡 | |
| JPH11295325A (ja) | 走査型プローブ顕微鏡 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803 Year of fee payment: 12 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803 Year of fee payment: 12 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |