JP3224451B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置の構成に
係わり、とくに視角特性を改善した液晶表示装置に関す
る。
係わり、とくに視角特性を改善した液晶表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年液晶ディスプレイは、ラップトップ
パソコンや小型カラーテレビ、ゲームなどのディスプレ
イに用いられ、薄型、軽量、低消費電力といった長所に
より、CRTディスプレイから変換されつつある。
パソコンや小型カラーテレビ、ゲームなどのディスプレ
イに用いられ、薄型、軽量、低消費電力といった長所に
より、CRTディスプレイから変換されつつある。
【0003】これらの液晶ディスプレイの主流は、MI
MやTFTといった能動素子を用いた、いわゆるアクテ
ィブ・マトリクス方式である。そして、このアクティブ
・マトリクス方式では液晶分子がほぼ90゜ねじれたT
N型液晶表示素子(以下TN−LCDと略する)が用い
られている。
MやTFTといった能動素子を用いた、いわゆるアクテ
ィブ・マトリクス方式である。そして、このアクティブ
・マトリクス方式では液晶分子がほぼ90゜ねじれたT
N型液晶表示素子(以下TN−LCDと略する)が用い
られている。
【0004】TN−LCDの表示モードには、液晶セル
を挟んだ2枚の偏光板がほぼ直交しているノーマリー白
モードと、2枚の偏光板がほぼ平行であるノーマリー黒
モードとがあるが、高いコントラストと広い視角を兼ね
備えたノーマリー白モードが主流となりつつある。
を挟んだ2枚の偏光板がほぼ直交しているノーマリー白
モードと、2枚の偏光板がほぼ平行であるノーマリー黒
モードとがあるが、高いコントラストと広い視角を兼ね
備えたノーマリー白モードが主流となりつつある。
【0005】ところでTN−LCDでは、見る方向によ
って着色したり、コントラストが低下するという視角依
存性がある。この視角依存性を改善しようとする提案が
いくつかなされている。
って着色したり、コントラストが低下するという視角依
存性がある。この視角依存性を改善しようとする提案が
いくつかなされている。
【0006】たとえば特開平4−153622号公報の
ように、偏光板とTN型液晶セルとの間に1枚の位相差
板を配置して改善を試みる例や、特開平4−16201
8号公報のように、偏光板とTN型液晶セルとの間に延
伸軸を直交させた1組の位相差板を配置して改善を試み
る例がある。
ように、偏光板とTN型液晶セルとの間に1枚の位相差
板を配置して改善を試みる例や、特開平4−16201
8号公報のように、偏光板とTN型液晶セルとの間に延
伸軸を直交させた1組の位相差板を配置して改善を試み
る例がある。
【0007】
【発明の解決しようとする課題】従来の方式では主とし
て、屈折率異方性が正の1軸延伸位相差板を使用し、延
伸軸が直交するような形で位相差値が等しいものを2枚
重ね合わせた組み合わせを、1組または複数組偏光板と
液晶基板間に配置するものである。
て、屈折率異方性が正の1軸延伸位相差板を使用し、延
伸軸が直交するような形で位相差値が等しいものを2枚
重ね合わせた組み合わせを、1組または複数組偏光板と
液晶基板間に配置するものである。
【0008】その位相差板の延伸軸の方向は、隣接する
液晶基板界面の液晶分子の長軸方向とおおむね平行また
は直交、即ち液晶セルの中央分子方向に対し45°の角
度に配置するよう提案されている。
液晶基板界面の液晶分子の長軸方向とおおむね平行また
は直交、即ち液晶セルの中央分子方向に対し45°の角
度に配置するよう提案されている。
【0009】しかしながら実際に液晶表示装置として使
用する場合、必ずしも充分な電圧が印加できるわけでは
なく、このような場合、液晶分子は基板に対して完全に
垂直となっているわけではない。
用する場合、必ずしも充分な電圧が印加できるわけでは
なく、このような場合、液晶分子は基板に対して完全に
垂直となっているわけではない。
【0010】現実には、使用する液晶セルの形状、印加
電圧、位相差値に適応した配置方向および位相差板位相
差値を決定しなければ、視角依存性改善効果は少ない。
電圧、位相差値に適応した配置方向および位相差板位相
差値を決定しなければ、視角依存性改善効果は少ない。
【0011】本発明の目的は、上記課題を解決して、視
角依存性を改善することが可能な液晶表示装置を提供す
ることにある。
角依存性を改善することが可能な液晶表示装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためのものであり、その手段は、以下に記載の構
成の液晶表示装置を提供することで解決される。
成するためのものであり、その手段は、以下に記載の構
成の液晶表示装置を提供することで解決される。
【0013】ねじれ角がほぼ90゜のTN型液晶セル、
吸収軸が互いに直交し液晶セルの両側に配置される1組
の偏光板からなる液晶表示装置において、上側偏光板も
しくは下側偏光板とTN型液晶セルとの間に1組の位相
差板を配置した構成、ならびに上側偏光板および下側偏
光板とTN型液晶セルとの間にそれぞれ1組の位相差板
を配置した構成からなる液晶表示装置で、位相差板の構
成、種類により以下の4種類に分けられる。
吸収軸が互いに直交し液晶セルの両側に配置される1組
の偏光板からなる液晶表示装置において、上側偏光板も
しくは下側偏光板とTN型液晶セルとの間に1組の位相
差板を配置した構成、ならびに上側偏光板および下側偏
光板とTN型液晶セルとの間にそれぞれ1組の位相差板
を配置した構成からなる液晶表示装置で、位相差板の構
成、種類により以下の4種類に分けられる。
【0014】その第1の構成は、上側偏光板もしくは下
側偏光板とTN型液晶セルとの間に延伸軸が直交した1
組の位相差板が配置され、位相差板の屈折率間の関係が
いずれもnx>ny≧nzであり、そのうちTN型液晶
セルに接する位相差板の延伸軸方向がTN型液晶セルの
中央分子方向に対し、観察者側から見て反時計回りに2
5〜35°の角度を成している液晶表示装置で、とく
に、位相差板の位相差値がTN型液晶セルの位相差値の
0.4〜0.6倍であることが好ましい。
側偏光板とTN型液晶セルとの間に延伸軸が直交した1
組の位相差板が配置され、位相差板の屈折率間の関係が
いずれもnx>ny≧nzであり、そのうちTN型液晶
セルに接する位相差板の延伸軸方向がTN型液晶セルの
中央分子方向に対し、観察者側から見て反時計回りに2
5〜35°の角度を成している液晶表示装置で、とく
に、位相差板の位相差値がTN型液晶セルの位相差値の
0.4〜0.6倍であることが好ましい。
【0015】その第2の構成は、上側偏光板および下側
偏光板とTN型液晶セルとの間に延伸軸が直交した1組
の位相差板がそれぞれ配置され、位相差板の屈折率間の
関係がいずれもnx>ny≧nzであり、上側偏光板と
TN型液晶セルとの間に配置された1組の位相差板のう
ち、TN型液晶セルに接する位相差板の延伸軸方向がT
N型液晶セルの中央分子方向に対して、観察者側から見
て反時計回りに25〜35゜の角度を成しており、また
下側偏光板とTN型液晶セルとの間に配置された1組の
位相差板のうち、TN型液晶セルに接する位相差板の延
伸軸方向がTN型液晶セルの中央分子方向に対し、観察
者側から見て時計回りに25〜35゜の角度を成してい
る液晶表示装置で、とくに、位相差板の位相差値がTN
型液晶セルの位相差値の0.5〜0.7倍であることが
好ましい。
偏光板とTN型液晶セルとの間に延伸軸が直交した1組
の位相差板がそれぞれ配置され、位相差板の屈折率間の
関係がいずれもnx>ny≧nzであり、上側偏光板と
TN型液晶セルとの間に配置された1組の位相差板のう
ち、TN型液晶セルに接する位相差板の延伸軸方向がT
N型液晶セルの中央分子方向に対して、観察者側から見
て反時計回りに25〜35゜の角度を成しており、また
下側偏光板とTN型液晶セルとの間に配置された1組の
位相差板のうち、TN型液晶セルに接する位相差板の延
伸軸方向がTN型液晶セルの中央分子方向に対し、観察
者側から見て時計回りに25〜35゜の角度を成してい
る液晶表示装置で、とくに、位相差板の位相差値がTN
型液晶セルの位相差値の0.5〜0.7倍であることが
好ましい。
【0016】その第3の構成は、上側偏光板もしくは下
側偏光板とTN型液晶セルとの間に延伸軸が直交した1
組の位相差板が配置され、1組の位相差板のうちTN型
液晶セルに接する位相差板の屈折率間の関係がnx>n
y≧nzであり、偏光板に接する位相差板の屈折率間の
関係がnx>nz>nyであり、TN型液晶セルに接す
る位相差板の延伸軸方向がTN型液晶セルの中央分子方
向に対し、観察者側から見て反時計回りに30〜50゜
の角度を成している液晶表示装置で、とくに、位相差板
の位相差値がTN型液晶セルのΔnd値の0.3〜0.
5倍であることが好ましい。
側偏光板とTN型液晶セルとの間に延伸軸が直交した1
組の位相差板が配置され、1組の位相差板のうちTN型
液晶セルに接する位相差板の屈折率間の関係がnx>n
y≧nzであり、偏光板に接する位相差板の屈折率間の
関係がnx>nz>nyであり、TN型液晶セルに接す
る位相差板の延伸軸方向がTN型液晶セルの中央分子方
向に対し、観察者側から見て反時計回りに30〜50゜
の角度を成している液晶表示装置で、とくに、位相差板
の位相差値がTN型液晶セルのΔnd値の0.3〜0.
5倍であることが好ましい。
【0017】その第4の構成は、上側偏光板もしくは下
側偏光板とTN型液晶セルとの間に延伸軸が平行な1組
の位相差板が配置され、1組の位相差板のうちTN型液
晶セルに接する位相差板の屈折率間の関係がnx>ny
≧nzであり、偏光板に接する位相差板の屈折率間の関
係がnx<ny≦nzであり、TN型液晶セルに接する
位相差板の延伸軸方向がTN型液晶セルの中央分子方向
に対して、観察者側から見て反時計回りに130〜14
0゜、もしくは40〜50°の角度を成している液晶表
示装置で、とくに、位相差板の位相差値がTN型液晶セ
ルのΔnd値の0.3〜0.7倍であることが好まし
い。
側偏光板とTN型液晶セルとの間に延伸軸が平行な1組
の位相差板が配置され、1組の位相差板のうちTN型液
晶セルに接する位相差板の屈折率間の関係がnx>ny
≧nzであり、偏光板に接する位相差板の屈折率間の関
係がnx<ny≦nzであり、TN型液晶セルに接する
位相差板の延伸軸方向がTN型液晶セルの中央分子方向
に対して、観察者側から見て反時計回りに130〜14
0゜、もしくは40〜50°の角度を成している液晶表
示装置で、とくに、位相差板の位相差値がTN型液晶セ
ルのΔnd値の0.3〜0.7倍であることが好まし
い。
【0018】
【作用】ノーマリー白モードでは、電圧印加時に液晶分
子が立ち上がり、液晶分子による旋光性を無くしてクロ
スニコル下で黒表示を行う。
子が立ち上がり、液晶分子による旋光性を無くしてクロ
スニコル下で黒表示を行う。
【0019】しかしながら、これまで報告されている通
り、これは光が液晶セルに垂直に入射する場合のみ有効
であって、斜方入射する光に対しては、液晶分子を斜め
に通過することにより位相差が与えられ、クロスニコル
下であっても透過率を低く抑えることができない。
り、これは光が液晶セルに垂直に入射する場合のみ有効
であって、斜方入射する光に対しては、液晶分子を斜め
に通過することにより位相差が与えられ、クロスニコル
下であっても透過率を低く抑えることができない。
【0020】これを解決する手段として、液晶分子によ
って斜方入射光に与えられる位相差を打ち消すような光
学素子を付加することが考えられる。
って斜方入射光に与えられる位相差を打ち消すような光
学素子を付加することが考えられる。
【0021】この一例として、図15(a)に示すよう
な屈折率楕円体を持つ位相差板と、図15(a)と同じ
形状でその方向が図15(a)と垂直となる図15
(b)のような屈折率楕円体を持つ位相差板を組み合わ
せ、図15(c)に示すような、面内の屈折率が一様に
等しく、面に垂直な方向の屈折率が面内の屈折率よりも
小さい屈折率楕円体を実現し、液晶セルと偏光板間に配
置すれば、垂直入射光に対しては位相差は与えず、斜方
入射光に対しては液晶セルで与えられる位相差を打ち消
すような位相差を与えることができる。
な屈折率楕円体を持つ位相差板と、図15(a)と同じ
形状でその方向が図15(a)と垂直となる図15
(b)のような屈折率楕円体を持つ位相差板を組み合わ
せ、図15(c)に示すような、面内の屈折率が一様に
等しく、面に垂直な方向の屈折率が面内の屈折率よりも
小さい屈折率楕円体を実現し、液晶セルと偏光板間に配
置すれば、垂直入射光に対しては位相差は与えず、斜方
入射光に対しては液晶セルで与えられる位相差を打ち消
すような位相差を与えることができる。
【0022】このため、斜方入射光においても透過率の
上昇を抑え、視角依存性を改善することができる。
上昇を抑え、視角依存性を改善することができる。
【0023】つぎに図15に示した1組の位相差板の配
置角度・位相差の最適化について示す。
置角度・位相差の最適化について示す。
【0024】図1はノーマリー白モードのTN型液晶表
示装置において、上側偏光板14と液晶セル10との間
に1組の第1の位相差板16、第2の位相差板17を適
用した例を示す斜視図である。
示装置において、上側偏光板14と液晶セル10との間
に1組の第1の位相差板16、第2の位相差板17を適
用した例を示す斜視図である。
【0025】図4に示すグラフは図1の構成において、
第1の位相差板16と第2の位相差板17の位相差値を
固定にし、第1の位相差板16と第2の位相差板17の
それぞれの延伸軸22、23間の角度を、面内での位相
差が0となる角度に保ちながら、TN型液晶セル10に
接する位相差板16の延伸軸22の角度をパラメータと
して回転させたときの、電圧4.5V印加時の全方位の
透過率の合計の変化を示している。
第1の位相差板16と第2の位相差板17の位相差値を
固定にし、第1の位相差板16と第2の位相差板17の
それぞれの延伸軸22、23間の角度を、面内での位相
差が0となる角度に保ちながら、TN型液晶セル10に
接する位相差板16の延伸軸22の角度をパラメータと
して回転させたときの、電圧4.5V印加時の全方位の
透過率の合計の変化を示している。
【0026】図16と図17とを用いて図4に示すグラ
フの概念を説明する。図16において観察角度161を
40゜とする。そして方位角162を0〜360゜に1
0゜ずつ変化させ、各方位角の透過率を積算し、視角4
0゜における透過率合計とする。図4において縦軸が透
過率合計を表す。
フの概念を説明する。図16において観察角度161を
40゜とする。そして方位角162を0〜360゜に1
0゜ずつ変化させ、各方位角の透過率を積算し、視角4
0゜における透過率合計とする。図4において縦軸が透
過率合計を表す。
【0027】また図17において、矢印171は液晶セ
ルの中央分子方向であり、図1の中央分子方向を示す矢
印13に相当する。
ルの中央分子方向であり、図1の中央分子方向を示す矢
印13に相当する。
【0028】図17に示す角度172は、液晶セル10
に接する第1の位相差板16の延伸軸22に相当する軸
173と、中央分子方向を示す矢印171とのなす角度
であり、反時計回り方向を正とする。図4において、横
軸が角度172に相当する。
に接する第1の位相差板16の延伸軸22に相当する軸
173と、中央分子方向を示す矢印171とのなす角度
であり、反時計回り方向を正とする。図4において、横
軸が角度172に相当する。
【0029】ノーマリー白の場合、図4は「ON」状態
すなわち黒状態の透過率合計であるから、透過率合計曲
線41は小さければ小さいほど、全方位から見た場合を
考慮した総合の視角特性が良くなる。
すなわち黒状態の透過率合計であるから、透過率合計曲
線41は小さければ小さいほど、全方位から見た場合を
考慮した総合の視角特性が良くなる。
【0030】このことから図4においては、図17にお
ける角度172=30゜になるように位相差板を配置す
れば最適ということになる。
ける角度172=30゜になるように位相差板を配置す
れば最適ということになる。
【0031】図5は図1の構成において、図17におけ
る角度172=30゜した場合に、第1の位相差板1
6、第2の位相差板17の位相差値をパラメータとして
変化させたときの、視角40゜における全方位の透過率
合計特性を示す。
る角度172=30゜した場合に、第1の位相差板1
6、第2の位相差板17の位相差値をパラメータとして
変化させたときの、視角40゜における全方位の透過率
合計特性を示す。
【0032】TN型液晶セル10の位相差値は450n
mであり、第1の位相差板16、第2の位相差板17の
位相差値は等しいとしている。
mであり、第1の位相差板16、第2の位相差板17の
位相差値は等しいとしている。
【0033】図5において横軸は第1の位相差板16、
第2の位相差板17の位相差値を示し、縦軸は透過率合
計を示す。この場合透過率合計曲線51は、第1の位相
差板16、第2の位相差板17の位相差値が180〜2
50nmの範囲に渡って小さくなっており、この範囲で
視角特性が改善されることを示している。
第2の位相差板17の位相差値を示し、縦軸は透過率合
計を示す。この場合透過率合計曲線51は、第1の位相
差板16、第2の位相差板17の位相差値が180〜2
50nmの範囲に渡って小さくなっており、この範囲で
視角特性が改善されることを示している。
【0034】このように位相差板の配置角度と位相差値
を最適化することで、より良い視角特性を持つTN型液
晶表示装置を実現できる。
を最適化することで、より良い視角特性を持つTN型液
晶表示装置を実現できる。
【0035】
【実施例1】図1の斜視図に本発明の第1の実施例にお
ける液晶表示装置を示す。図1に示すように、TN型液
晶セル10と、TN型液晶セル10の上側に配置する上
側偏光板14と、TN型液晶セル10の下側に配置する
下側偏光板15と、TN型液晶セル10と上側偏光板1
4との間に配置する1組の第1の位相差板16と第2の
位相差板17から構成する。
ける液晶表示装置を示す。図1に示すように、TN型液
晶セル10と、TN型液晶セル10の上側に配置する上
側偏光板14と、TN型液晶セル10の下側に配置する
下側偏光板15と、TN型液晶セル10と上側偏光板1
4との間に配置する1組の第1の位相差板16と第2の
位相差板17から構成する。
【0036】第1の位相差板16と第2の位相差板17
とは、1軸延伸された高分子フィルムで構成し、位相差
板の延伸方向の屈折率をnx、位相差板面内において延
伸方向と垂直な方向の屈折率をny、位相差板の厚み方
向の屈折率をnzとすると、屈折率間の関係がnx>n
y≧nzとなり、材質はポリカーボネイトである。
とは、1軸延伸された高分子フィルムで構成し、位相差
板の延伸方向の屈折率をnx、位相差板面内において延
伸方向と垂直な方向の屈折率をny、位相差板の厚み方
向の屈折率をnzとすると、屈折率間の関係がnx>n
y≧nzとなり、材質はポリカーボネイトである。
【0037】上側偏光板14の吸収軸20と、下側偏光
板15の吸収軸21とは直交しており、上側偏光板14
の吸収軸20とTN型液晶セル10の上側基板のラビン
グ方向11とは平行であり、下側偏光板15の吸収軸2
1とTN型液晶セル10の下側基板のラビング方向12
とは平行である。矢印13はTN型液晶セル10の中央
分子方向を示す。
板15の吸収軸21とは直交しており、上側偏光板14
の吸収軸20とTN型液晶セル10の上側基板のラビン
グ方向11とは平行であり、下側偏光板15の吸収軸2
1とTN型液晶セル10の下側基板のラビング方向12
とは平行である。矢印13はTN型液晶セル10の中央
分子方向を示す。
【0038】第1の位相差板16の延伸軸22と、第2
の位相差板17の延伸軸23とは直交しており、第1の
位相差板16の延伸軸22は中央分子方向を示す矢印1
3に対し、観察者側から見て反時計まわりに30゜の角
度をなしている。
の位相差板17の延伸軸23とは直交しており、第1の
位相差板16の延伸軸22は中央分子方向を示す矢印1
3に対し、観察者側から見て反時計まわりに30゜の角
度をなしている。
【0039】TN型液晶セル10の位相差値は450n
mであり、第1の位相差板16、第2の位相差板17の
位相差値は各々250nmである。
mであり、第1の位相差板16、第2の位相差板17の
位相差値は各々250nmである。
【0040】図1に示す構成において視角を40゜とし
たときの、電圧4.5V印加時(黒表示時)の透過率の
視角特性を図2に示す。比較例として第1の位相差板1
6および第2の位相差板17がない場合での、視角を4
0゜としたときの、4.5Vの電圧印加時の透過率の視
角特性を図3に示す。
たときの、電圧4.5V印加時(黒表示時)の透過率の
視角特性を図2に示す。比較例として第1の位相差板1
6および第2の位相差板17がない場合での、視角を4
0゜としたときの、4.5Vの電圧印加時の透過率の視
角特性を図3に示す。
【0041】図2において、矢印26は図1のおける中
央分子方向を示す矢印13と同一方向を示す。27は透
過率軸、28は方位角、29は透過率曲線をそれぞれ示
す。
央分子方向を示す矢印13と同一方向を示す。27は透
過率軸、28は方位角、29は透過率曲線をそれぞれ示
す。
【0042】透過率軸27に対し、透過率曲線29が小
さいほど表示が暗くなり、黒状態としての特性が良いこ
とを表す。
さいほど表示が暗くなり、黒状態としての特性が良いこ
とを表す。
【0043】位相差板がない場合の比較例である図3に
対し、本実施例を示す図2の方が全体に透過率が下がっ
ている。
対し、本実施例を示す図2の方が全体に透過率が下がっ
ている。
【0044】具体的数値で表すと、作用の項で説明した
全方位での透過率合計は、比較例である図3を1とする
と、本実施例である図2は0.79となり、黒表示時の
視角特性が20%以上改善されている。
全方位での透過率合計は、比較例である図3を1とする
と、本実施例である図2は0.79となり、黒表示時の
視角特性が20%以上改善されている。
【0045】本実施例では、中央分子方向を示す矢印1
3に対し、第1の位相差板16の延伸軸22の角度を反
時計回り方向に30゜としていたが、この角度をパラメ
ータにして変化させたときの、電圧4.5V印加時の、
視角40゜での全方位の透過率合計を測定した結果を図
4のグラフに示す。
3に対し、第1の位相差板16の延伸軸22の角度を反
時計回り方向に30゜としていたが、この角度をパラメ
ータにして変化させたときの、電圧4.5V印加時の、
視角40゜での全方位の透過率合計を測定した結果を図
4のグラフに示す。
【0046】図4において、横軸が中央分子方向を示す
矢印13と第1の位相差板16の延伸軸22のなす角
度、縦軸が透過率合計を示す。
矢印13と第1の位相差板16の延伸軸22のなす角
度、縦軸が透過率合計を示す。
【0047】図4グラフに示すように、透過率合計曲線
41は角度30゜で最小となり、そして角度25〜35
゜の間で効果的に小さくなっていることがわかり、視角
特性改善にとくに有効であることがわかる。
41は角度30゜で最小となり、そして角度25〜35
゜の間で効果的に小さくなっていることがわかり、視角
特性改善にとくに有効であることがわかる。
【0048】つぎに中央分子方向を示す矢印13に対す
る第1の位相差板16の延伸軸22の角度を反時計回り
方向に30゜に固定し、第1の位相差板16および第2
の位相差板17の位相差値をパラメータにして変化させ
たときの、電圧4.5V印加時の、視角40゜での全方
位の透過率合計を図5のグラフに示す。
る第1の位相差板16の延伸軸22の角度を反時計回り
方向に30゜に固定し、第1の位相差板16および第2
の位相差板17の位相差値をパラメータにして変化させ
たときの、電圧4.5V印加時の、視角40゜での全方
位の透過率合計を図5のグラフに示す。
【0049】図5において、横軸が第1の位相差板16
および第2の位相差板17の位相差値、縦軸が透過率合
計を示す。
および第2の位相差板17の位相差値、縦軸が透過率合
計を示す。
【0050】図5のグラフに示すように、透過率合計曲
線51は位相差値が180〜250nmの間で効果的に
小さくなっていることがわかり、視角特性改善にとくに
有効であることがわかる。
線51は位相差値が180〜250nmの間で効果的に
小さくなっていることがわかり、視角特性改善にとくに
有効であることがわかる。
【0051】本実施例では、位相差板としてポリカーボ
ネイトを用いたが、屈折率間の関係がnx>ny≧nz
の関係を持つ位相差板であれば材質は問わない。
ネイトを用いたが、屈折率間の関係がnx>ny≧nz
の関係を持つ位相差板であれば材質は問わない。
【0052】
【実施例2】図6の斜視図に本発明の第2の実施例にお
ける液晶表示装置を示す。図6に示すように、TN型液
晶セル10と、TN型液晶セル10の上側に配置する上
側偏光板14と、TN型液晶セル10の下側に配置する
下側偏光板15と、TN型液晶セル10と上側偏光板1
4との間に配置される1組の第1の位相差板16と第2
の位相差板17と、TN型液晶セル10と下側偏光板1
5との間に配置するもう1組の第3の位相差板18と第
4の位相差板19から構成する。
ける液晶表示装置を示す。図6に示すように、TN型液
晶セル10と、TN型液晶セル10の上側に配置する上
側偏光板14と、TN型液晶セル10の下側に配置する
下側偏光板15と、TN型液晶セル10と上側偏光板1
4との間に配置される1組の第1の位相差板16と第2
の位相差板17と、TN型液晶セル10と下側偏光板1
5との間に配置するもう1組の第3の位相差板18と第
4の位相差板19から構成する。
【0053】第1の位相差板16と、第2の位相差板1
7と、第3の位相差板18と、第4の位相差板19と
は、1軸延伸された高分子フィルムで、屈折率間の関係
がnx>ny≧nzとなる。
7と、第3の位相差板18と、第4の位相差板19と
は、1軸延伸された高分子フィルムで、屈折率間の関係
がnx>ny≧nzとなる。
【0054】第1の位相差板16と、第2の位相差板1
7と、第3の位相差板18と、第4の位相差板19との
材質は、ポリカーボネイトである。
7と、第3の位相差板18と、第4の位相差板19との
材質は、ポリカーボネイトである。
【0055】上側偏光板14の吸収軸20と、下側偏光
板15の吸収軸21とは直交している。上側偏光板14
の吸収軸20はTN型液晶セル10の上側基板のラビン
グ方向11と平行であり、下側偏光板15の吸収軸21
はTN型液晶セル10の下側基板のラビング方向12と
平行である。
板15の吸収軸21とは直交している。上側偏光板14
の吸収軸20はTN型液晶セル10の上側基板のラビン
グ方向11と平行であり、下側偏光板15の吸収軸21
はTN型液晶セル10の下側基板のラビング方向12と
平行である。
【0056】第1の位相差板16の延伸軸22と、第2
の位相差板17の延伸軸23は直交しており、第1の位
相差板16の延伸軸22は中央分子方向を示す矢印13
に対して、反時計まわりに30゜の角度をなしている。
の位相差板17の延伸軸23は直交しており、第1の位
相差板16の延伸軸22は中央分子方向を示す矢印13
に対して、反時計まわりに30゜の角度をなしている。
【0057】第3の位相差板18の延伸軸24と、第4
の位相差板19の延伸軸25とは直交しており、第3の
位相差板18の延伸軸24は中央分子方向を示す矢印1
3に対して、時計まわりに30゜の角度をなしている。
の位相差板19の延伸軸25とは直交しており、第3の
位相差板18の延伸軸24は中央分子方向を示す矢印1
3に対して、時計まわりに30゜の角度をなしている。
【0058】TN型液晶セル10の位相差値は450n
mであり、第1の位相差板16、第2の位相差板17、
第3の位相差板18、第4の位相差板19の位相差値
は、それぞれ250nmである。
mであり、第1の位相差板16、第2の位相差板17、
第3の位相差板18、第4の位相差板19の位相差値
は、それぞれ250nmである。
【0059】図6に示す構成において視角を40゜とし
たときの、電圧4.5V印加時(黒表示時)の透過率の
視角特性を図7のグラフの透過率曲線71に示す。
たときの、電圧4.5V印加時(黒表示時)の透過率の
視角特性を図7のグラフの透過率曲線71に示す。
【0060】位相差板がない場合の比較例である図3に
対し、本実施例を示す図7の方が全体に透過率が下がっ
ている。
対し、本実施例を示す図7の方が全体に透過率が下がっ
ている。
【0061】具体的数値で表すと、全方位での透過率合
計は、比較例である図3を1とすると、本実施例である
図7は0.57となり、黒表示時の視角特性が40%以
上改善されている。
計は、比較例である図3を1とすると、本実施例である
図7は0.57となり、黒表示時の視角特性が40%以
上改善されている。
【0062】本実施例では、中央分子方向を示す矢印1
3に対し、第1の位相差板16の延伸軸22の角度を反
時計回り方向に30゜、第3の位相差板18の延伸軸2
4の角度を時計回り方向に30゜としていたが、実施例
1と同様、それぞれの角度をパラメータにして変化させ
たときの、電圧4.5V印加時の、視角40゜での全方
位の透過率合計を測定した結果、それぞれの角度とも2
5〜35゜の間で、透過率合計が効果的に小さくなって
いることがわかり、視角特性改善にとくに有効であるこ
とがわかった。
3に対し、第1の位相差板16の延伸軸22の角度を反
時計回り方向に30゜、第3の位相差板18の延伸軸2
4の角度を時計回り方向に30゜としていたが、実施例
1と同様、それぞれの角度をパラメータにして変化させ
たときの、電圧4.5V印加時の、視角40゜での全方
位の透過率合計を測定した結果、それぞれの角度とも2
5〜35゜の間で、透過率合計が効果的に小さくなって
いることがわかり、視角特性改善にとくに有効であるこ
とがわかった。
【0063】またさらに、中央分子方向を示す矢印13
に対する、第1の位相差板16の延伸軸22の角度を反
時計回り方向に30゜、第3の位相差板18の延伸軸2
4の角度を時計回り方向に30゜に固定し、第1の位相
差板16および第2の位相差板17および第3の位相差
板18および第4の位相差板19の位相差値をパラメー
タにして変化させたときの、電圧4.5V印加時の、視
角40゜での全方位の透過率合計を測定した結果、位相
差値が225〜300nmの間で、透過率合計が効果的
に小さくなっていることがわかり、視角特性改善にとく
に有効であることがわかった。
に対する、第1の位相差板16の延伸軸22の角度を反
時計回り方向に30゜、第3の位相差板18の延伸軸2
4の角度を時計回り方向に30゜に固定し、第1の位相
差板16および第2の位相差板17および第3の位相差
板18および第4の位相差板19の位相差値をパラメー
タにして変化させたときの、電圧4.5V印加時の、視
角40゜での全方位の透過率合計を測定した結果、位相
差値が225〜300nmの間で、透過率合計が効果的
に小さくなっていることがわかり、視角特性改善にとく
に有効であることがわかった。
【0064】図6を用いて説明した実施例では、第1の
位相差板16および第2の位相差板17の組み合わせ
と、第3の位相差板18および第4の位相差板19の組
み合わせの位相差値を同一とした。しかしながら、位相
差板は同一でなくても、もちろん効果は得られる。また
全ての位相差板にポリカーボネイトを使用したが、屈折
率間の関係がnx>ny≧nzの関係を持つ位相差板で
あれば材質は問わない。
位相差板16および第2の位相差板17の組み合わせ
と、第3の位相差板18および第4の位相差板19の組
み合わせの位相差値を同一とした。しかしながら、位相
差板は同一でなくても、もちろん効果は得られる。また
全ての位相差板にポリカーボネイトを使用したが、屈折
率間の関係がnx>ny≧nzの関係を持つ位相差板で
あれば材質は問わない。
【0065】
【実施例3】図8の斜視図に本発明の第3の実施例にお
ける液晶表示装置を示す。図8に示すように、TN型液
晶セル10と、TN型液晶セル10の上側に配置する上
側偏光板14と、TN型液晶セル10の下側に配置する
下側偏光板15と、TN型液晶セル10と上側偏光板1
4との間に配置する1組の第1の位相差板16と第2の
位相差板17から構成する。
ける液晶表示装置を示す。図8に示すように、TN型液
晶セル10と、TN型液晶セル10の上側に配置する上
側偏光板14と、TN型液晶セル10の下側に配置する
下側偏光板15と、TN型液晶セル10と上側偏光板1
4との間に配置する1組の第1の位相差板16と第2の
位相差板17から構成する。
【0066】第1の位相差板16は1軸延伸された高分
子フィルムで構成し、屈折率間の関係がnx>ny≧n
zとなる位相差板であり、材質はポリカーボネイトであ
る。
子フィルムで構成し、屈折率間の関係がnx>ny≧n
zとなる位相差板であり、材質はポリカーボネイトであ
る。
【0067】第2の位相差板17は屈折率間の関係がn
x>nz>nyとなる位相差板であり、材質はポリカー
ボネイトである。
x>nz>nyとなる位相差板であり、材質はポリカー
ボネイトである。
【0068】上側偏光板14の吸収軸20と、下側偏光
板15の吸収軸21とは直交している。上側偏光板14
の吸収軸20は、TN型液晶セル10の上側基板のラビ
ング方向11と平行であり、下側偏光板15の吸収軸2
1はTN型液晶セル10の下側基板のラビング方向12
と平行である。
板15の吸収軸21とは直交している。上側偏光板14
の吸収軸20は、TN型液晶セル10の上側基板のラビ
ング方向11と平行であり、下側偏光板15の吸収軸2
1はTN型液晶セル10の下側基板のラビング方向12
と平行である。
【0069】第1の位相差板16の延伸軸22と、第2
の位相差板17の延伸軸23とは直交しており、第1の
位相差板16の延伸軸22は中央分子方向を示す矢印1
3に対し、反時計回り方向に30゜の角度をなしてい
る。
の位相差板17の延伸軸23とは直交しており、第1の
位相差板16の延伸軸22は中央分子方向を示す矢印1
3に対し、反時計回り方向に30゜の角度をなしてい
る。
【0070】TN型液晶セル10の位相差値は450n
mであり、第1の位相差板16、第2の位相差板17の
位相差値はそれぞれ190nmである。
mであり、第1の位相差板16、第2の位相差板17の
位相差値はそれぞれ190nmである。
【0071】図8に示す構成において視角を40゜とし
たときの、電圧4.5V印加時(黒表示時)の透過率の
視角特性を図9のグラフの透過率曲線91に示す。
たときの、電圧4.5V印加時(黒表示時)の透過率の
視角特性を図9のグラフの透過率曲線91に示す。
【0072】位相差板がない場合の比較例である図3
の、全方位での透過率合計を1とすると、本実施例であ
る図9は0.9となり、黒表示時の視角特性が約10%
改善されている。
の、全方位での透過率合計を1とすると、本実施例であ
る図9は0.9となり、黒表示時の視角特性が約10%
改善されている。
【0073】またさらに、中央分子方向を示す矢印26
を中心として±90゜の領域で、とくに透過率が小さく
なっており、この領域での視角特性改善効果がとくに大
きいことがわかる。
を中心として±90゜の領域で、とくに透過率が小さく
なっており、この領域での視角特性改善効果がとくに大
きいことがわかる。
【0074】図8を用いて説明した実施例では、中央分
子方向を示す矢印13に対して、第1の位相差板16の
延伸軸22の角度を反時計回り方向に30゜としていた
が、この角度をパラメータにして変化させたときの、
4.5Vの電圧印加時の、視角40゜での全方位の透過
率合計を測定した結果を図10のグラフに示す。
子方向を示す矢印13に対して、第1の位相差板16の
延伸軸22の角度を反時計回り方向に30゜としていた
が、この角度をパラメータにして変化させたときの、
4.5Vの電圧印加時の、視角40゜での全方位の透過
率合計を測定した結果を図10のグラフに示す。
【0075】図10に示すように、透過率合計曲線10
1は角度40゜付近で最小となり、そして角度30〜5
0゜の間で効果的に小さくなっていることがわかり、視
角特性改善にとくに有効であることがわかる。
1は角度40゜付近で最小となり、そして角度30〜5
0゜の間で効果的に小さくなっていることがわかり、視
角特性改善にとくに有効であることがわかる。
【0076】またさらに、中央分子方向を示す矢印13
に対する、第1の位相差板16の延伸軸22の角度を反
時計回り方向に30゜に固定し、第1の位相差板16お
よび第2の位相差板17の位相差値をパラメータにして
変化させたときの、4.5Vの電圧印加時の、視角40
゜での全方位の透過率合計を測定した結果、位相差値が
135〜225nmの間で、透過率合計が効果的に小さ
くなっていることがわかり、視角特性改善にとくに有効
であることがわかった。
に対する、第1の位相差板16の延伸軸22の角度を反
時計回り方向に30゜に固定し、第1の位相差板16お
よび第2の位相差板17の位相差値をパラメータにして
変化させたときの、4.5Vの電圧印加時の、視角40
゜での全方位の透過率合計を測定した結果、位相差値が
135〜225nmの間で、透過率合計が効果的に小さ
くなっていることがわかり、視角特性改善にとくに有効
であることがわかった。
【0077】図8を用いて説明した実施例では、第1の
位相差板16にnx>ny≧nzとなる位相差板を適用
したが、第1の位相差板と第2の位相差板の配置を逆に
しても構わない。そしてまた位相差板にポリカーボネイ
トを使用したが、屈折率間の関係が、どちらか一方の位
相差板がnx>ny≧nzを満たし、他方の位相差板が
nx>nz>nyを満たせば材質は問わない。
位相差板16にnx>ny≧nzとなる位相差板を適用
したが、第1の位相差板と第2の位相差板の配置を逆に
しても構わない。そしてまた位相差板にポリカーボネイ
トを使用したが、屈折率間の関係が、どちらか一方の位
相差板がnx>ny≧nzを満たし、他方の位相差板が
nx>nz>nyを満たせば材質は問わない。
【0078】
【実施例4】図11の斜視図に本発明の第4の実施例に
おける液晶表示装置を示す。図11に示すように、TN
型液晶セル10と、TN型液晶セル10の上側に配置す
る上側偏光板14と、TN型液晶セル10の下側に配置
する下側偏光板15と、TN型液晶セル10と上側偏光
板14との間に配置するる1組の第1の位相差板16と
第2の位相差板17とから構成する。
おける液晶表示装置を示す。図11に示すように、TN
型液晶セル10と、TN型液晶セル10の上側に配置す
る上側偏光板14と、TN型液晶セル10の下側に配置
する下側偏光板15と、TN型液晶セル10と上側偏光
板14との間に配置するる1組の第1の位相差板16と
第2の位相差板17とから構成する。
【0079】第1の位相差板16は1軸延伸された高分
子フィルムで構成し、屈折率間の関係がnx>ny≧n
zとなり、材質はポリカーボネイトである。
子フィルムで構成し、屈折率間の関係がnx>ny≧n
zとなり、材質はポリカーボネイトである。
【0080】第2の位相差板17は1軸延伸された高分
子フィルムで構成し、屈折率間の関係がnz≧ny>n
xとなる負の屈折率異方性を持ち、材質はポリスチレン
である。
子フィルムで構成し、屈折率間の関係がnz≧ny>n
xとなる負の屈折率異方性を持ち、材質はポリスチレン
である。
【0081】上側偏光板14の吸収軸20と、下側偏光
板15の吸収軸21とは直交している。上側偏光板14
の吸収軸20はTN型液晶セル10の上側基板のラビン
グ方向11と平行であり、下側偏光板15の吸収軸21
はTN型液晶セル10の下側基板のラビング方向12と
平行である。
板15の吸収軸21とは直交している。上側偏光板14
の吸収軸20はTN型液晶セル10の上側基板のラビン
グ方向11と平行であり、下側偏光板15の吸収軸21
はTN型液晶セル10の下側基板のラビング方向12と
平行である。
【0082】第1の位相差板16の延伸軸22と第2の
位相差板17の延伸軸23とは平行であり、位相差板1
6の延伸軸22は中央分子方向を示す矢印13に対し、
反時計回り方向に135゜の角度をなしている。
位相差板17の延伸軸23とは平行であり、位相差板1
6の延伸軸22は中央分子方向を示す矢印13に対し、
反時計回り方向に135゜の角度をなしている。
【0083】TN型液晶セル10の位相差値は450n
mであり、第1の位相差板16、第2の位相差板17の
位相差値は、それぞれ170nmである。
mであり、第1の位相差板16、第2の位相差板17の
位相差値は、それぞれ170nmである。
【0084】図11に示す構成において、視角を40゜
としたときの、4.5Vの電圧印加時(黒表示時)の透
過率の視角特性を、図12のグラフの透過率曲線121
に示す。
としたときの、4.5Vの電圧印加時(黒表示時)の透
過率の視角特性を、図12のグラフの透過率曲線121
に示す。
【0085】位相差板がない場合の比較例である図3の
全方位での透過率合計を1として具体的数値で示すと、
本実施例である図12では0.93となり、黒表示時の
視角特性が約7%改善されている。
全方位での透過率合計を1として具体的数値で示すと、
本実施例である図12では0.93となり、黒表示時の
視角特性が約7%改善されている。
【0086】またさらに、中央分子方向を示す矢印26
を中心として、左右60゜の領域で著しく透過率が小さ
くなっており、この領域での視角特性の改善効果がとく
に大きいことがわかる。
を中心として、左右60゜の領域で著しく透過率が小さ
くなっており、この領域での視角特性の改善効果がとく
に大きいことがわかる。
【0087】本実施例では、中央分子方向を示す矢印1
3に対し、第1の位相差板16の延伸軸22の角度を反
時計回り方向に135゜としていたが、この角度をパラ
メータにして変化させた時とき、電圧4.5V印加時
の、視角40゜での全方位の透過率合計を測定した結果
を図13のグラフに示す。
3に対し、第1の位相差板16の延伸軸22の角度を反
時計回り方向に135゜としていたが、この角度をパラ
メータにして変化させた時とき、電圧4.5V印加時
の、視角40゜での全方位の透過率合計を測定した結果
を図13のグラフに示す。
【0088】図13に示すように、透過率合計曲線13
1は角度135゜で最小となり、そして角度130〜1
40゜の間で効果的に小さくなっていることがわかり、
視角特性改善にとくに有効であることがわかる。
1は角度135゜で最小となり、そして角度130〜1
40゜の間で効果的に小さくなっていることがわかり、
視角特性改善にとくに有効であることがわかる。
【0089】つぎに中央分子方向を示す矢印13に対す
る第1の位相差板16の延伸軸22の角度を反時計回り
方向に135゜に固定し、第1の位相差板16および第
2の位相差板17の位相差値をパラメータにして変化さ
せたときの、電圧4.5V印加時の、視角40゜での全
方位の透過率合計を図14のグラフに示す。
る第1の位相差板16の延伸軸22の角度を反時計回り
方向に135゜に固定し、第1の位相差板16および第
2の位相差板17の位相差値をパラメータにして変化さ
せたときの、電圧4.5V印加時の、視角40゜での全
方位の透過率合計を図14のグラフに示す。
【0090】図14に示すように、透過率合計曲線14
1は位相差値が135〜300nmの間で効果的に小さ
くなっていることがわかり、視角特性改善にとくに有効
であることがわかる。
1は位相差値が135〜300nmの間で効果的に小さ
くなっていることがわかり、視角特性改善にとくに有効
であることがわかる。
【0091】図11を用いて説明した実施例では、第1
の位相差板16にnz≧ny>nxとなる位相差板を適
用したが、第1の位相差板と第2の位相差板の材質を入
れ替え、第1の位相差板16にnx>ny≧nzとなる
位相差板を適用しても構わない。
の位相差板16にnz≧ny>nxとなる位相差板を適
用したが、第1の位相差板と第2の位相差板の材質を入
れ替え、第1の位相差板16にnx>ny≧nzとなる
位相差板を適用しても構わない。
【0092】この場合、視角特性改善に有効な、位相差
板16の延伸軸22の角度は、中央分子方向を示す矢印
13に対し、反時計回り方向に40〜50゜の範囲とな
る。また屈折率間の関係がnx>ny≧nzとなる位相
差板にポリカーボネイトを使用し、nz≧ny>nxと
なる位相差板にポリスチレンを使用したが、屈折率間の
関係を満たせば材質は問わない。
板16の延伸軸22の角度は、中央分子方向を示す矢印
13に対し、反時計回り方向に40〜50゜の範囲とな
る。また屈折率間の関係がnx>ny≧nzとなる位相
差板にポリカーボネイトを使用し、nz≧ny>nxと
なる位相差板にポリスチレンを使用したが、屈折率間の
関係を満たせば材質は問わない。
【0093】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
より、最適な位相差値・角度で配置された位相差板の効
果により、TN型液晶表示装置に対し、正面では位相差
に変化が与えられず、斜方入射光に対しては、液晶セル
で与えられる位相差を打ち消す方向に位相差が与えられ
るため、正面での光学特性と斜方入射での光学特性の差
が少なくなり、視角特性が良くなる。この結果、ノーマ
リー白モードでのTN型液晶表示装置の視角特性を大幅
に改善することができる。
より、最適な位相差値・角度で配置された位相差板の効
果により、TN型液晶表示装置に対し、正面では位相差
に変化が与えられず、斜方入射光に対しては、液晶セル
で与えられる位相差を打ち消す方向に位相差が与えられ
るため、正面での光学特性と斜方入射での光学特性の差
が少なくなり、視角特性が良くなる。この結果、ノーマ
リー白モードでのTN型液晶表示装置の視角特性を大幅
に改善することができる。
【図1】本発明の液晶表示装置の第1の実施例を説明す
るための斜視図である。
るための斜視図である。
【図2】本発明の液晶表示装置の第1の実施例の、視角
40゜における4.5V印加時の透過率特性を示すグラ
フである。
40゜における4.5V印加時の透過率特性を示すグラ
フである。
【図3】本発明の液晶表示装置に対する比較例で、位相
差板を適用しない場合の、視角40゜における4.5V
印加時の透過率特性を示すグラフである。
差板を適用しない場合の、視角40゜における4.5V
印加時の透過率特性を示すグラフである。
【図4】本発明の液晶表示装置の第1の実施例における
位相差板の配置角度と透過率合計との関係を示すグラフ
である。
位相差板の配置角度と透過率合計との関係を示すグラフ
である。
【図5】本発明の液晶表示装置の第1の実施例における
位相差板の位相差値と透過率合計との関係を示すグラフ
である。
位相差板の位相差値と透過率合計との関係を示すグラフ
である。
【図6】本発明の液晶表示装置の第2の実施例を説明す
るための斜視図である。
るための斜視図である。
【図7】本発明の液晶表示装置の第2の実施例における
視角40゜における4.5V印加時の透過率特性を示す
グラフである。
視角40゜における4.5V印加時の透過率特性を示す
グラフである。
【図8】本発明の液晶表示装置の第3の実施例を説明す
るための斜視図である。
るための斜視図である。
【図9】本発明の液晶表示装置の第3の実施例における
視角40゜における4.5V印加時の透過率特性を示す
グラフである。
視角40゜における4.5V印加時の透過率特性を示す
グラフである。
【図10】本発明の液晶表示装置の第3の実施例におけ
る位相差板の配置角度と透過率合計との関係を示すグラ
フである。
る位相差板の配置角度と透過率合計との関係を示すグラ
フである。
【図11】本発明の液晶表示装置の第4の実施例を説明
するための斜視図である。
するための斜視図である。
【図12】本発明の液晶表示装置の第4の実施例におけ
る視角40゜における4.5V印加時の透過率特性を示
すグラフである。
る視角40゜における4.5V印加時の透過率特性を示
すグラフである。
【図13】本発明の液晶表示装置の第4の実施例におけ
る位相差板の配置角度と透過率合計との関係を示すグラ
フである。
る位相差板の配置角度と透過率合計との関係を示すグラ
フである。
【図14】本発明の液晶表示装置の第4の実施例におけ
る位相差板の位相差値と透過率合計との関係を示すグラ
フである。
る位相差板の位相差値と透過率合計との関係を示すグラ
フである。
【図15】従来の液晶表示装置の黒状態の視角特性を改
善するための屈折率楕円体を説明するための図面であ
る。
善するための屈折率楕円体を説明するための図面であ
る。
【図16】本発明の液晶表示装置の視角、方位角を定義
するための図面である。
するための図面である。
【図17】本発明の液晶表示装置の位相差板配置角度を
定義するための図面である。
定義するための図面である。
10 TN型液晶セル 14 上側偏光板 15 下側偏光板 16 第1の位相差板 17 第2の位相差板 26 中央分子方向 27 透過率軸 28 方位角 29 透過率曲線 41 透過率合計曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−5880(JP,A) 特開 平4−162018(JP,A) 特開 平2−125224(JP,A) 特開 平3−279903(JP,A) 特開 平4−195118(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1335 510
Claims (6)
- 【請求項1】 ねじれ角がほぼ90゜のTN型液晶セル
と、吸収軸が互いに直交し前記TN型液晶セルの両側に
配置される1組の偏光板と、上側偏光板もしくは下側偏
光板と前記TN型液晶セルの間に配置される延伸軸が直
交した1組の位相差板とからなり、該位相差板の延伸方
向の屈折率をnx、位相差板面内において延伸方向と垂
直な方向の屈折率をny、位相差板面に垂直な厚み方向
の屈折率をnzとすると、前記1組の位相差板はどちら
もnx>ny≧nzの関係を持つ液晶表示装置であっ
て、 前記1組の位相差板 のうち前記TN型液晶セルに接する
位相差板の延伸軸方向が、前記TN型液晶セルの中央分
子方向に対し観察者側から見て反時計回りに25〜35
゜の角度をなすとともに、前記位相差板の位相差値が1
80nm〜250nmであることを特徴とする液晶表示
装置。 - 【請求項2】 ねじれ角がほぼ90゜のTN型液晶セル
と、吸収軸が互いに直交し前記TN型液晶セルの両側に
配置される1組の偏光板と、上側偏光板と前記TN型液
晶セルの間に配置される延伸軸が直交した1組の位相差
板と、下側偏光板と前記TN型液晶セルの間に配置され
る延伸軸が直交した1組の位相差板とからなり、前記位
相差板は全てnx>ny≧nzの関係を持つ液晶表示装
置であって、 上側の前記1組の位相差板のうち前記TN型液晶セルに
接する位相差板の延伸軸方向が、前記TN型液晶セルの
中央分子方向に対し観察者側から見て反時計回りに25
〜35゜の角度をなし、下側の前記1組の位相差板のう
ち前記TN型液晶セルに接する位相差板の延伸軸方向
が、前記TN型液晶セルの中央分子方向に対し観察者側
から見て時計回りに25〜35°の角度をなすととも
に、前記位相差板の位相差値が225nm〜300nm
であることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項3】 ねじれ角がほぼ90゜のTN型液晶セル
と、吸収軸が互いに直交し前記TN型液晶セルの両側に
配置される1組の偏光板と、上側偏光板もしくは下側偏
光板と前記TN型液晶セルの間に配置される延伸軸が直
交した1組の位相差板とからなり、前記1組の位相差板
のうち1枚はnx>ny≧nzの関係を持ち、もう1枚
はnx>nz>nyの関係を持ち、そのうち前記TN型
液晶セルに接する位相差板の延伸軸方向が、前記TN型
液晶セルの中央分子方向に対し観察者側から見て反時計
回りに30〜50°の角度をなすことを特徴とする液晶
表示装置。 - 【請求項4】 前記位相差板の位相差値が前記TN型液
晶セルの位相差値の0.3〜0.5倍であることを特徴
とする請求項3に記載する液晶表示装置。 - 【請求項5】 ねじれ角がほぼ90゜のTN型液晶セル
と、吸収軸が互いに直交し前記TN型液晶セルの両側に
配置される1組の偏光板と、上側偏光板もしくは下側偏
光板と前記TN型液晶セルの間に配置される延伸軸が平
行な1組の位相差板とからなり、前記1組の位相差板の
うち1枚はnx>ny≧nzの関係を持ち、もう1枚は
nz≧ny>nxの関係を持ち、そのうち前記TN型液
晶セルに接する位相差板の延伸軸方向が、前記TN型液
晶セルの中央分子方向に対し観察者側から見て反時計回
りに130〜140°もしくは40〜50°の角度をな
すことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項6】 前記位相差板の位相差値が前記TN型液
晶セルのΔnd値の0.3〜0.7倍であることを特徴
とする請求項5に記載する液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08024893A JP3224451B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08024893A JP3224451B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 液晶表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06265875A JPH06265875A (ja) | 1994-09-22 |
| JP3224451B2 true JP3224451B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=13713025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08024893A Expired - Fee Related JP3224451B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3224451B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010042012A (ko) * | 1999-02-15 | 2001-05-25 | 하루타 히로시 | 액정표시장치 |
| KR100697259B1 (ko) | 1999-05-28 | 2007-03-19 | 삼성전자주식회사 | 반사형 티에프티 엘시디 |
| JP4432513B2 (ja) * | 2003-03-31 | 2010-03-17 | 東ソー株式会社 | 光学フィルム用樹脂組成物及び光学フィルム |
| JP4236098B2 (ja) | 2003-08-01 | 2009-03-11 | 日東電工株式会社 | 複屈折性光学フィルム |
| JP2008256951A (ja) * | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Nitto Denko Corp | 組み合わせ型偏光板 |
-
1993
- 1993-03-16 JP JP08024893A patent/JP3224451B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06265875A (ja) | 1994-09-22 |
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|---|---|---|---|
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