JP3226882B2 - 記録ヘッド並びに該記録ヘッドを用いた画像記録装置 - Google Patents
記録ヘッド並びに該記録ヘッドを用いた画像記録装置Info
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Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高品質画像の高
速出力が要求される印刷業界から、オフィス、パーソナ
ルな要求に基づくプリンタ業界、多種多用な記録紙を用
いる低価格な汎用出力機器等を求める民生品業界までの
広範なニーズに対応可能な出力画像を記録紙に得るため
のインクジェット記録装置に関する。
速出力が要求される印刷業界から、オフィス、パーソナ
ルな要求に基づくプリンタ業界、多種多用な記録紙を用
いる低価格な汎用出力機器等を求める民生品業界までの
広範なニーズに対応可能な出力画像を記録紙に得るため
のインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における静電型のインクジェット記
録方式としてスリットジェット記録方式(一之瀬 進ほ
か:「スリットジェット記録方式」、第1回ノンインパ
クトプリンティング技術シンポジウム論文集、P119
−124、1984)が、開示されている。このスリッ
トジェット方式について図9(a)(b)に基づいて説
明する。
録方式としてスリットジェット記録方式(一之瀬 進ほ
か:「スリットジェット記録方式」、第1回ノンインパ
クトプリンティング技術シンポジウム論文集、P119
−124、1984)が、開示されている。このスリッ
トジェット方式について図9(a)(b)に基づいて説
明する。
【0003】構成は図9(a)(b)に示すように、記
録ヘッドはヘッド部911と前記ヘッド部911に対向
して配置された対向電極部912からなり、ヘッド部9
11は単一のスリット状の開口部に形成されたインク吐
出口901と、前記インク吐出口901を形成する上基
板902及び下基板903と、前記下基板903上に記
録画素単位に分割されスリット長手方向に配列された記
録電極904と、画像記録信号に基づいて各記録電極9
04に対して電圧を印加するかしないかを制御する制御
回路907aと前記記録電極904の選択された電極に
定電圧パルスを供給する高圧電源906aとで構成され
る。
録ヘッドはヘッド部911と前記ヘッド部911に対向
して配置された対向電極部912からなり、ヘッド部9
11は単一のスリット状の開口部に形成されたインク吐
出口901と、前記インク吐出口901を形成する上基
板902及び下基板903と、前記下基板903上に記
録画素単位に分割されスリット長手方向に配列された記
録電極904と、画像記録信号に基づいて各記録電極9
04に対して電圧を印加するかしないかを制御する制御
回路907aと前記記録電極904の選択された電極に
定電圧パルスを供給する高圧電源906aとで構成され
る。
【0004】また対向電極部912は支持体917と支
持体917上に設けられた共通電極905とで構成さ
れ、前記共通電極905は前記インク吐出口901に対
向し、かつ一定の微小間隙を介して配置され、さらに前
記微小間隙に記録紙910が介入するようになってい
る。加えて対向電極部912は前記ヘッド部911内の
記録電極配列分(以下記録1ライン)の駆動周期と同期
して前記記録電極とは逆極性の定電圧パルスを供給する
よう制御する制御回路907bと高圧電源906bとで
構成される。
持体917上に設けられた共通電極905とで構成さ
れ、前記共通電極905は前記インク吐出口901に対
向し、かつ一定の微小間隙を介して配置され、さらに前
記微小間隙に記録紙910が介入するようになってい
る。加えて対向電極部912は前記ヘッド部911内の
記録電極配列分(以下記録1ライン)の駆動周期と同期
して前記記録電極とは逆極性の定電圧パルスを供給する
よう制御する制御回路907bと高圧電源906bとで
構成される。
【0005】ここで以下は、インク吐出口901のスリ
ット長手方向を主走査方向とし、それと交差する記録紙
910の介入方向を副走査方向と定義する。そして前記
ヘッド部911のインク吐出口901内に抵抗値の高い
インク908を充填し、ヘッド部911および対向電極
部912を駆動させる。すると図9(b)に示すように
前記記録電極904と共通電極905間にそれぞれ所定
の定電圧パルスを同時に印加することにより、ヘッド部
911内では記録電極904よりインク908へ電荷が
供給され、また両共通電極と記録電極間に電界が発生す
る。帯電したインク908は発生した電界中でクーロン
力を受けて対向電極部912方向に吐出し、飛躍インク
909が記録紙910上に付着して、浸透することによ
り所望の画像出力が得られることになる。
ット長手方向を主走査方向とし、それと交差する記録紙
910の介入方向を副走査方向と定義する。そして前記
ヘッド部911のインク吐出口901内に抵抗値の高い
インク908を充填し、ヘッド部911および対向電極
部912を駆動させる。すると図9(b)に示すように
前記記録電極904と共通電極905間にそれぞれ所定
の定電圧パルスを同時に印加することにより、ヘッド部
911内では記録電極904よりインク908へ電荷が
供給され、また両共通電極と記録電極間に電界が発生す
る。帯電したインク908は発生した電界中でクーロン
力を受けて対向電極部912方向に吐出し、飛躍インク
909が記録紙910上に付着して、浸透することによ
り所望の画像出力が得られることになる。
【0006】このような従来のスリットジェット記録方
式は、インクジェット記録に用いるノズルの代わりに主
走査方向に細長い単一のスリット状の前記インク吐出口
901に置き換えることによりノズルによる解像度の制
約を受けないとともに、前記インク吐出口901のクリ
ーニングを容易にすることができる。さらにスリットジ
ェット記録方式は、前記記録ヘッドを複数個使用し、各
インク吐出口901内に異なる色の前記インク908を
供給し、それぞれを記録画像信号に基づいて主走査方向
に駆動させ、また記録紙910を副走査方向に所定量走
査させることを繰り返すことによりカラー出力印字を容
易に得ることが可能である。
式は、インクジェット記録に用いるノズルの代わりに主
走査方向に細長い単一のスリット状の前記インク吐出口
901に置き換えることによりノズルによる解像度の制
約を受けないとともに、前記インク吐出口901のクリ
ーニングを容易にすることができる。さらにスリットジ
ェット記録方式は、前記記録ヘッドを複数個使用し、各
インク吐出口901内に異なる色の前記インク908を
供給し、それぞれを記録画像信号に基づいて主走査方向
に駆動させ、また記録紙910を副走査方向に所定量走
査させることを繰り返すことによりカラー出力印字を容
易に得ることが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のス
リットジェット記録方式における記録ヘッドおよび記録
装置においては、下記の課題があった。 (1)ヘッド部には記録画素単位に分割されかつ主走査
方向に配列された記録電極パターンと、前記電極を独立
に制御し選択的に電圧を印加して駆動する回路への配線
と、インクを一定量貯蔵するインク室、そしてインクタ
ンク乃至はインク供給路といったインク供給手段などの
機能が集約されているためヘッド部の構造が非常に煩雑
となり、製造上の歩留まりが良くない。
リットジェット記録方式における記録ヘッドおよび記録
装置においては、下記の課題があった。 (1)ヘッド部には記録画素単位に分割されかつ主走査
方向に配列された記録電極パターンと、前記電極を独立
に制御し選択的に電圧を印加して駆動する回路への配線
と、インクを一定量貯蔵するインク室、そしてインクタ
ンク乃至はインク供給路といったインク供給手段などの
機能が集約されているためヘッド部の構造が非常に煩雑
となり、製造上の歩留まりが良くない。
【0008】(2)ヘッド部ではインクへ電荷を供給す
るために記録電極がインクと常に直接接触していて、な
おかつ電極が細く分割されているので電気分解や酸化な
どの反応により腐食しやすく、耐久性が良くない。 (3)印字を行う際に、インクを吐出させる記録電極に
のみに定電圧パルスを印加するため、インクを吐出させ
る記録電極と吐出させない記録電極の両間では大きな電
位差を生じる。記録電極はインクに対して電荷を供給す
るため、表面には絶縁処理を施すことができず、その上
隣接記録電極間はインクを介して電気的に接続されてい
るので、隣接電極間で電圧降下を起こし、実際にはイン
ク吐出に必要な電位差を得にくい。したがって、インク
吐出位置の選択性が劣化することとなる。この対策とし
てあらかじめインクを吐出させる位置での記録電極に与
える電圧値を大きく設定したり、共通電極に与える電圧
値を大きく設定することが考えられるが、この場合隣接
記録電極間もしくは記録電極と対向電極部上の共通電極
間にて放電を起こす危険性がある。
るために記録電極がインクと常に直接接触していて、な
おかつ電極が細く分割されているので電気分解や酸化な
どの反応により腐食しやすく、耐久性が良くない。 (3)印字を行う際に、インクを吐出させる記録電極に
のみに定電圧パルスを印加するため、インクを吐出させ
る記録電極と吐出させない記録電極の両間では大きな電
位差を生じる。記録電極はインクに対して電荷を供給す
るため、表面には絶縁処理を施すことができず、その上
隣接記録電極間はインクを介して電気的に接続されてい
るので、隣接電極間で電圧降下を起こし、実際にはイン
ク吐出に必要な電位差を得にくい。したがって、インク
吐出位置の選択性が劣化することとなる。この対策とし
てあらかじめインクを吐出させる位置での記録電極に与
える電圧値を大きく設定したり、共通電極に与える電圧
値を大きく設定することが考えられるが、この場合隣接
記録電極間もしくは記録電極と対向電極部上の共通電極
間にて放電を起こす危険性がある。
【0009】(4)記録ヘッド内に発生する電界はヘッ
ド部側の分割された記録電極と対向電極部側の共通電極
への電圧印加により発生しているため、動作時における
電圧印加部分の静電場は分割された細い電極が配列して
いるヘッド部側では集中しているが、対向電極側では面
状に分散する形となる。したがって、ヘッド部内のイン
ク吐出口でのインクの吐出位置は精度よく位置決めされ
るが対向電極部へ向かう飛翔インクの着弾位置では電界
が広がっている分、不安定となる。そのため、装置とし
ての出力画像としてはインクのドットの位置ずれが生じ
やすく、高品位な出力を得にくい。
ド部側の分割された記録電極と対向電極部側の共通電極
への電圧印加により発生しているため、動作時における
電圧印加部分の静電場は分割された細い電極が配列して
いるヘッド部側では集中しているが、対向電極側では面
状に分散する形となる。したがって、ヘッド部内のイン
ク吐出口でのインクの吐出位置は精度よく位置決めされ
るが対向電極部へ向かう飛翔インクの着弾位置では電界
が広がっている分、不安定となる。そのため、装置とし
ての出力画像としてはインクのドットの位置ずれが生じ
やすく、高品位な出力を得にくい。
【0010】(5)カラー印字等の複数色印字の際には
少なくとも各色に対応した記録ヘッドをスリット吐出口
の短手方向に積み上げて並べ、独立に駆動させてやるこ
とにより可能となるが、各色分の記録ヘッドと駆動回路
が独立に必要となるため、装置としてコスト高となり、
また大型化する。またこのとき記録紙上の主走査方向で
の各色毎の相対的な印字ドットのずれ(以下印字ずれ)
を極力少なくするためには各色のヘッド部はその内部の
主走査方向に配列された記録電極の位置を記録紙の走査
方向、つまり副走査方向に対して位置が合うように調整
して装置内に組み込まなければならない。また記録紙の
副走査方向の送り精度においても然りである。 記録電
極の隣接電極ピッチは記録画素と同等に設定しているた
め、例えば記録解像度が300dpiの記録ヘッドであ
れば隣接電極ピッチは約85μmである。したがって例
えば位置ずれの許容範囲として±20%とすると±17
μm以内の位置精度を保持しなければならない。ところ
がヘッド部の基板端面を基準として各ヘッドの記録電極
の位置合わせを行うとすると、現状ヘッド部の構成とし
て記録電極の配置された下基板は銅張積層プリント基板
やガラス基板等に電極をパターンニング後にダイシング
やカッター等を用いて切断する工程となるので、記録電
極と基板端面の位置精度や装置内の組み込み時の取り付
け精度を考慮すると±50μm程度が限界である。ま
た、記録紙の副走査方向の送りは記録紙供給部から搬送
ローラーへの受け渡し時の位置ずれ、搬送ローラー形状
誤差やローラー間の圧力分布のバランス誤差等により、
スキューの発生は否めず、これは印字ずれに対し前記ヘ
ッドの位置決めよりも大きな要因となりうる。
少なくとも各色に対応した記録ヘッドをスリット吐出口
の短手方向に積み上げて並べ、独立に駆動させてやるこ
とにより可能となるが、各色分の記録ヘッドと駆動回路
が独立に必要となるため、装置としてコスト高となり、
また大型化する。またこのとき記録紙上の主走査方向で
の各色毎の相対的な印字ドットのずれ(以下印字ずれ)
を極力少なくするためには各色のヘッド部はその内部の
主走査方向に配列された記録電極の位置を記録紙の走査
方向、つまり副走査方向に対して位置が合うように調整
して装置内に組み込まなければならない。また記録紙の
副走査方向の送り精度においても然りである。 記録電
極の隣接電極ピッチは記録画素と同等に設定しているた
め、例えば記録解像度が300dpiの記録ヘッドであ
れば隣接電極ピッチは約85μmである。したがって例
えば位置ずれの許容範囲として±20%とすると±17
μm以内の位置精度を保持しなければならない。ところ
がヘッド部の基板端面を基準として各ヘッドの記録電極
の位置合わせを行うとすると、現状ヘッド部の構成とし
て記録電極の配置された下基板は銅張積層プリント基板
やガラス基板等に電極をパターンニング後にダイシング
やカッター等を用いて切断する工程となるので、記録電
極と基板端面の位置精度や装置内の組み込み時の取り付
け精度を考慮すると±50μm程度が限界である。ま
た、記録紙の副走査方向の送りは記録紙供給部から搬送
ローラーへの受け渡し時の位置ずれ、搬送ローラー形状
誤差やローラー間の圧力分布のバランス誤差等により、
スキューの発生は否めず、これは印字ずれに対し前記ヘ
ッドの位置決めよりも大きな要因となりうる。
【0011】したがって複数の記録ヘッドを装置に組み
込む際には各ヘッド部内の記録電極の位置調整は非常に
困難であり、さらに記録紙の搬送精度を含めるとドット
の位置ずれによる出力画像の劣化は否めなず、また微細
な調整機構を含めると原価コストが高くなり、また調整
時間が長くなることにより製造コストも高くなる。 (6)記録紙はオートシートフィーダーで記録紙束から
取り出す際に起こる記録紙同士の摩擦や搬送時のローラ
ーとの摩擦等でその表面が帯電している場合が多く、ま
た分布も不均一である。このような状態であると記録ヘ
ッドを駆動させる際に共通電極との間に余計な電界を発
生させ、ドット径を不均一にさせたり、不要の部分でイ
ンクが吐出するなどの不良ドットを形成させ、出力画像
を著しく劣化させてしまう。
込む際には各ヘッド部内の記録電極の位置調整は非常に
困難であり、さらに記録紙の搬送精度を含めるとドット
の位置ずれによる出力画像の劣化は否めなず、また微細
な調整機構を含めると原価コストが高くなり、また調整
時間が長くなることにより製造コストも高くなる。 (6)記録紙はオートシートフィーダーで記録紙束から
取り出す際に起こる記録紙同士の摩擦や搬送時のローラ
ーとの摩擦等でその表面が帯電している場合が多く、ま
た分布も不均一である。このような状態であると記録ヘ
ッドを駆動させる際に共通電極との間に余計な電界を発
生させ、ドット径を不均一にさせたり、不要の部分でイ
ンクが吐出するなどの不良ドットを形成させ、出力画像
を著しく劣化させてしまう。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の記録ヘッドは、ヘッド部内のスリット状
のインク吐出口近傍に共通を配置し、記録画像画素に対
応して分割された記録電極を対向電極側に配置して構成
し、前記ヘッド部のインク吐出口にインクを供給するイ
ンク供給手段と、共通電極と記録電極間に一定電圧を供
給する電源と、前記電源からの電圧を制御して記録画像
信号に対応させて前記記録電極に対して選択的に印加す
る駆動手段を有する構成とした。
めに、本発明の記録ヘッドは、ヘッド部内のスリット状
のインク吐出口近傍に共通を配置し、記録画像画素に対
応して分割された記録電極を対向電極側に配置して構成
し、前記ヘッド部のインク吐出口にインクを供給するイ
ンク供給手段と、共通電極と記録電極間に一定電圧を供
給する電源と、前記電源からの電圧を制御して記録画像
信号に対応させて前記記録電極に対して選択的に印加す
る駆動手段を有する構成とした。
【0013】また記録装置として前記記録ヘッドを用
い、前記記録ヘッド部に設けられた吐出口と対向電極部
間の微小間隙に記録紙を供給し、前記記録ヘッドの駆動
に対して同期して走査させる記録紙搬送手段を有する構
成とした。つまり記録ヘッドにおいてヘッド部を共通電
極とし、分割した記録電極を対向電極側に配置すること
により、ヘッド部の構造を簡素化でき、製造上の制約を
緩和できるので歩留まりが向上する。したがって記録ヘ
ッドの保守性の向上と製造コストの低減を図ることがで
きる。
い、前記記録ヘッド部に設けられた吐出口と対向電極部
間の微小間隙に記録紙を供給し、前記記録ヘッドの駆動
に対して同期して走査させる記録紙搬送手段を有する構
成とした。つまり記録ヘッドにおいてヘッド部を共通電
極とし、分割した記録電極を対向電極側に配置すること
により、ヘッド部の構造を簡素化でき、製造上の制約を
緩和できるので歩留まりが向上する。したがって記録ヘ
ッドの保守性の向上と製造コストの低減を図ることがで
きる。
【0014】また分割した記録電極側は対向電極側に配
置されるため、インクと接触することはなく、また記録
電極表面に絶縁処理を施すことが可能となり、隣接記録
電極間で高い絶縁性を確保することができる。これによ
り電極の劣化や電極間での放電を防止でき、記録ヘッド
の長寿命化を図ることができる。またさらにインクを吐
出させる記録電極と吐出させない記録電極との電位差を
大きくとることができるのでインク吐出位置の選択性を
安定させることができる。
置されるため、インクと接触することはなく、また記録
電極表面に絶縁処理を施すことが可能となり、隣接記録
電極間で高い絶縁性を確保することができる。これによ
り電極の劣化や電極間での放電を防止でき、記録ヘッド
の長寿命化を図ることができる。またさらにインクを吐
出させる記録電極と吐出させない記録電極との電位差を
大きくとることができるのでインク吐出位置の選択性を
安定させることができる。
【0015】またインクの吐出方向側の終点である対向
電極上の記録電極側に電界が集中するためインクの着弾
位置精度が向上し、出力画像の高画質化を図ることがで
きる。さらに複数の記録ヘッドをインク吐出口のスリッ
ト長手方向に対して垂直に積み上げて並べて独立に駆動
させ、さらにこの駆動と同期して記録紙を走査させるこ
とにより、容易にカラー画像出力が可能となる。
電極上の記録電極側に電界が集中するためインクの着弾
位置精度が向上し、出力画像の高画質化を図ることがで
きる。さらに複数の記録ヘッドをインク吐出口のスリッ
ト長手方向に対して垂直に積み上げて並べて独立に駆動
させ、さらにこの駆動と同期して記録紙を走査させるこ
とにより、容易にカラー画像出力が可能となる。
【0016】またさらにヘッド部を副走査方向に複数個
並べて設け、ヘッド部に対向する対向電極部を1個設
け、記録電極をすべての共通電極に対して交差する方向
に縦走させて主走査方向に配列し、また複数のヘッド部
に対して各々独立に任意の色のインクを供給するインク
供給手段を設け、前記共通電極と記録電極間に一定電圧
を供給する電源と、前記副走査方向に配列した複数の共
通電極と前記主走査方向に配列された多数の記録電極を
それぞれ独立に同期制御して順次所定の電圧を印加する
駆動手段を有する構成とすることにより単純な構成の記
録ヘッドでカラー画像出力が可能となる。
並べて設け、ヘッド部に対向する対向電極部を1個設
け、記録電極をすべての共通電極に対して交差する方向
に縦走させて主走査方向に配列し、また複数のヘッド部
に対して各々独立に任意の色のインクを供給するインク
供給手段を設け、前記共通電極と記録電極間に一定電圧
を供給する電源と、前記副走査方向に配列した複数の共
通電極と前記主走査方向に配列された多数の記録電極を
それぞれ独立に同期制御して順次所定の電圧を印加する
駆動手段を有する構成とすることにより単純な構成の記
録ヘッドでカラー画像出力が可能となる。
【0017】またこのような構成によるとインクの吐出
方向は、副走査方向に配列された共通電極と主走査方向
に配列された記録電極が交差する位置にのみ依存するた
め、記録紙の送りの精度には全く依存せず、また対向電
極部は1個で形成されているため各ヘッド部間の位置精
度にも全く依存しない。つまり紙送り精度や各ヘッド部
の位置精度を追求する必要がなく必然的に主走査方向の
インクドットの位置ずれを確実に保証することができる
ので、煩雑な組み立て調整作業や微細な調整機構を不要
とし、製造コストや原価コストの削減を図ることができ
る。
方向は、副走査方向に配列された共通電極と主走査方向
に配列された記録電極が交差する位置にのみ依存するた
め、記録紙の送りの精度には全く依存せず、また対向電
極部は1個で形成されているため各ヘッド部間の位置精
度にも全く依存しない。つまり紙送り精度や各ヘッド部
の位置精度を追求する必要がなく必然的に主走査方向の
インクドットの位置ずれを確実に保証することができる
ので、煩雑な組み立て調整作業や微細な調整機構を不要
とし、製造コストや原価コストの削減を図ることができ
る。
【0018】したがって装置としての小型化と装置コス
トの削減が図れ、さらに位置ずれの少ない高画質な画像
を容易に得ることができる。
トの削減が図れ、さらに位置ずれの少ない高画質な画像
を容易に得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
の形態を説明する。 (実施の形態1)図1は本発明における記録ヘッドを構
成するヘッド部111および対向電極部112の第1構
成を示す側面図(a)と斜視図(b)である。
の形態を説明する。 (実施の形態1)図1は本発明における記録ヘッドを構
成するヘッド部111および対向電極部112の第1構
成を示す側面図(a)と斜視図(b)である。
【0020】まずヘッド部111の構成について図1
(a)(b)に基づいて説明する。103はヘッド部1
11の基材となる下基板であり、下基板103の上面に
は少なくともインク吐出口を形成する端面付近でかつ前
記インク吐出幅に渡って薄膜状の共通電極118が形成
され、第二の駆動手段である駆動回路107aを介して
高圧電源106aに配線してある。そして前記下基板1
03上には均一な厚みのスペーサを介して上基板102
が接着等の手段により固定されている。このときスペー
サは下基板103においてインク吐出口を形成する端面
をコの字型に囲うように配置される。このようにヘッド
部111を一体として構成することにより両基板間には
前記スペーサ厚みによって決まる一定高さの隙間がイン
クを充填するためのインク室として形成され、さらにヘ
ッド部111に対向する対向電極部112側には単一の
スリット状開口部101(以下スリット吐出口とする)
が形成されることとなる。
(a)(b)に基づいて説明する。103はヘッド部1
11の基材となる下基板であり、下基板103の上面に
は少なくともインク吐出口を形成する端面付近でかつ前
記インク吐出幅に渡って薄膜状の共通電極118が形成
され、第二の駆動手段である駆動回路107aを介して
高圧電源106aに配線してある。そして前記下基板1
03上には均一な厚みのスペーサを介して上基板102
が接着等の手段により固定されている。このときスペー
サは下基板103においてインク吐出口を形成する端面
をコの字型に囲うように配置される。このようにヘッド
部111を一体として構成することにより両基板間には
前記スペーサ厚みによって決まる一定高さの隙間がイン
クを充填するためのインク室として形成され、さらにヘ
ッド部111に対向する対向電極部112側には単一の
スリット状開口部101(以下スリット吐出口とする)
が形成されることとなる。
【0021】そして上基板103には前記インク室にイ
ンク108を供給するための開口穴119が設けてあ
り、インク供給タンクおよび供給チューブから構成され
るインク供給手段(図示せず)が繋がっている。このと
きインク供給手段119により、インク108はインク
自重および大気圧によるほぼ一定の圧力(以降静圧とす
る)を受けながらインク室を介してスリット吐出口10
1まで供給される。インク108にかかる静圧はスリッ
ト吐出口101でのインクの表面張力と釣り合い、半月
状の凸面、すなわちメニスカスを形成し、この状態を保
持している。
ンク108を供給するための開口穴119が設けてあ
り、インク供給タンクおよび供給チューブから構成され
るインク供給手段(図示せず)が繋がっている。このと
きインク供給手段119により、インク108はインク
自重および大気圧によるほぼ一定の圧力(以降静圧とす
る)を受けながらインク室を介してスリット吐出口10
1まで供給される。インク108にかかる静圧はスリッ
ト吐出口101でのインクの表面張力と釣り合い、半月
状の凸面、すなわちメニスカスを形成し、この状態を保
持している。
【0022】また、図1(a)に示すようにヘッド部1
11のスリット吐出口101を構成する部分の断面は楔
状になっており、メニスカスを細くしてインクに対する
電界の集中を図る構造となっている。スリット吐出口を
もつ静電型インクジェット記録方式においてはインクの
吐出を安定させるためには、安定したインクのメニスカ
ス形状を維持することが重要である。そしてインクのメ
ニスカス形状を安定させるにはスリット吐出口の形状精
度とインクに対する接触角が大きな因子となるため当然
スリット吐出口101を構成する部分の形状精度が高
く、インクに対する接触角が大きい方が望ましい。した
がって例えばヘッド部111の下基板103および上基
板102にはガラスやセラミックスなどの絶縁材料で作
製された基板の表面をシランカップリング剤などを用い
て処理する事により大きな接触角と、安定したメニスカ
ス形状を確保することができる。これによりスリット吐
出口101におけるインクの表面状態が安定するため、
インクの飛躍方向が管理され、インク吐出量・速度が安
定する。さらにインクメニスカスの曲線を管理する事に
より、インクの集中効率が高まりインク飛躍に対するエ
ネルギーを減少させることができる。
11のスリット吐出口101を構成する部分の断面は楔
状になっており、メニスカスを細くしてインクに対する
電界の集中を図る構造となっている。スリット吐出口を
もつ静電型インクジェット記録方式においてはインクの
吐出を安定させるためには、安定したインクのメニスカ
ス形状を維持することが重要である。そしてインクのメ
ニスカス形状を安定させるにはスリット吐出口の形状精
度とインクに対する接触角が大きな因子となるため当然
スリット吐出口101を構成する部分の形状精度が高
く、インクに対する接触角が大きい方が望ましい。した
がって例えばヘッド部111の下基板103および上基
板102にはガラスやセラミックスなどの絶縁材料で作
製された基板の表面をシランカップリング剤などを用い
て処理する事により大きな接触角と、安定したメニスカ
ス形状を確保することができる。これによりスリット吐
出口101におけるインクの表面状態が安定するため、
インクの飛躍方向が管理され、インク吐出量・速度が安
定する。さらにインクメニスカスの曲線を管理する事に
より、インクの集中効率が高まりインク飛躍に対するエ
ネルギーを減少させることができる。
【0023】本実施の形態ではヘッド部111の下基板
103および上基板102には絶縁性でかつ面精度の高
いガラス基板を用いることでスリット吐出口101の形
状を精度良く構成し、スリット吐出口101周辺には前
記のような表面処理を施した。また下基板103上面に
はアルミを真空蒸着した後、このアルミ薄膜に化学エッ
チング処理を施して共通電極を形成する方法を用いた。
103および上基板102には絶縁性でかつ面精度の高
いガラス基板を用いることでスリット吐出口101の形
状を精度良く構成し、スリット吐出口101周辺には前
記のような表面処理を施した。また下基板103上面に
はアルミを真空蒸着した後、このアルミ薄膜に化学エッ
チング処理を施して共通電極を形成する方法を用いた。
【0024】本発明の場合はヘッド部111にはインク
に電荷を供給する共通電極118があればいいので、前
記のようにスリット吐出口101の形状精度とインクに
対する接触角の条件が満たされれば、例えば下基板10
3自体を金属材料で形成していても構わない。しかし共
通電極118には高電圧が印加されるので、この場合に
は他部材との放電や電気的接触等の危険をさけるために
周囲を絶縁体で被覆することが望ましい。また本実施の
形態には共通電極118の材料にアルミを用いて形成し
たが、特にこれに限定されるわけではなく、銅、クロ
ム、金、ニッケル等の金属材料を用いても構わない。さ
らに共通電極118を設ける位置は下基板103に限定
されるものではなく、例えば上基板102でもよく、イ
ンク108に接触して電荷を供給できる配置であれば構
わない。
に電荷を供給する共通電極118があればいいので、前
記のようにスリット吐出口101の形状精度とインクに
対する接触角の条件が満たされれば、例えば下基板10
3自体を金属材料で形成していても構わない。しかし共
通電極118には高電圧が印加されるので、この場合に
は他部材との放電や電気的接触等の危険をさけるために
周囲を絶縁体で被覆することが望ましい。また本実施の
形態には共通電極118の材料にアルミを用いて形成し
たが、特にこれに限定されるわけではなく、銅、クロ
ム、金、ニッケル等の金属材料を用いても構わない。さ
らに共通電極118を設ける位置は下基板103に限定
されるものではなく、例えば上基板102でもよく、イ
ンク108に接触して電荷を供給できる配置であれば構
わない。
【0025】次に対向電極部112の構成について図1
に基づいて説明する。117は対向電極の支持体であり
ヘッド部111のスリット吐出口101に対向し、なお
かつ一定の微小間隙をおいて配置されている。そしてそ
の表面には細分割された記録電極104が前記ヘッド部
111内のスリット吐出口101の長手方向とほぼ同等
の幅に渡り、記録画像画素の同等のピッチで主走査方向
に配列するよう形成され、また記録電極104の断面方
向が前記スリット吐出口101に向き合うように配置し
ている。またこれらの記録電極104は第一の駆動手段
である駆動回路107bにより各々独立に制御して所定
の定電圧パルスを印加できるように構成されており、前
記駆動回路107bを介して高圧電源106bに接続さ
れている。
に基づいて説明する。117は対向電極の支持体であり
ヘッド部111のスリット吐出口101に対向し、なお
かつ一定の微小間隙をおいて配置されている。そしてそ
の表面には細分割された記録電極104が前記ヘッド部
111内のスリット吐出口101の長手方向とほぼ同等
の幅に渡り、記録画像画素の同等のピッチで主走査方向
に配列するよう形成され、また記録電極104の断面方
向が前記スリット吐出口101に向き合うように配置し
ている。またこれらの記録電極104は第一の駆動手段
である駆動回路107bにより各々独立に制御して所定
の定電圧パルスを印加できるように構成されており、前
記駆動回路107bを介して高圧電源106bに接続さ
れている。
【0026】対向電極部112の支持体117上の記録
電極104はおよそ10〜24本/mmの高密度で配列
するため、本実施の形態では支持体117には絶縁体で
あり平面精度の高いガラス基板を用い、記録電極104
のパターンニングは基板上にアルミを真空蒸着した後、
このアルミ薄膜に化学エッチング処理を施すことで作製
した。さらに記録電極104表面には隣接電極間乃至は
ヘッド部111内の共通電極118、乃至は周辺の部材
との放電や接触を防止するために絶縁体の保護層をコー
ティングした。
電極104はおよそ10〜24本/mmの高密度で配列
するため、本実施の形態では支持体117には絶縁体で
あり平面精度の高いガラス基板を用い、記録電極104
のパターンニングは基板上にアルミを真空蒸着した後、
このアルミ薄膜に化学エッチング処理を施すことで作製
した。さらに記録電極104表面には隣接電極間乃至は
ヘッド部111内の共通電極118、乃至は周辺の部材
との放電や接触を防止するために絶縁体の保護層をコー
ティングした。
【0027】本実施の形態では記録電極104の材料に
アルミを用いて形成したが、ヘッド部111内の共通電
極118と同様に特にこれに限定されるわけではなく、
銅、クロム、金、ニッケル等の金属材料を用いても構わ
ないことは言うまでもない。前記記録ヘッドにおけるヘ
ッド部111は対向電極部112に対して0.5〜1m
m程度の微小隙間が設けて位置しており、前記微小間隙
には記録紙110が記録紙搬送手段(図示せず)により
副走査方向に搬送されながら介入し、記録時にはヘッド
部111側より対向電極部112側に吐出した飛翔イン
ク109が記録紙110の印字面に付着することとな
る。記録紙搬送手段としてはローラー対を用いたフリク
ションフィード方式等の搬送機構を用い、記録ヘッド内
の記録電極の駆動に対して同期して間欠的に乃至は連続
的に記録紙を副走査方向に所定量搬送させる。
アルミを用いて形成したが、ヘッド部111内の共通電
極118と同様に特にこれに限定されるわけではなく、
銅、クロム、金、ニッケル等の金属材料を用いても構わ
ないことは言うまでもない。前記記録ヘッドにおけるヘ
ッド部111は対向電極部112に対して0.5〜1m
m程度の微小隙間が設けて位置しており、前記微小間隙
には記録紙110が記録紙搬送手段(図示せず)により
副走査方向に搬送されながら介入し、記録時にはヘッド
部111側より対向電極部112側に吐出した飛翔イン
ク109が記録紙110の印字面に付着することとな
る。記録紙搬送手段としてはローラー対を用いたフリク
ションフィード方式等の搬送機構を用い、記録ヘッド内
の記録電極の駆動に対して同期して間欠的に乃至は連続
的に記録紙を副走査方向に所定量搬送させる。
【0028】記録紙110を記録ヘッドに搬送する際に
は記録紙110を前記微小間隙に挿入することは困難な
ので、例えば前記搬送機構内にはヘッド部111乃至は
対向電極部112を前記微小間隙が広がる方向にリトラ
クションさせ、紙を間隙に介入させてセッティングした
後、規定の微小間隙の状態に戻す機構を設けることが望
ましい。
は記録紙110を前記微小間隙に挿入することは困難な
ので、例えば前記搬送機構内にはヘッド部111乃至は
対向電極部112を前記微小間隙が広がる方向にリトラ
クションさせ、紙を間隙に介入させてセッティングした
後、規定の微小間隙の状態に戻す機構を設けることが望
ましい。
【0029】次に記録電極104および共通電極118
の配線の接続について説明する。ヘッド部111内の共
通電極118には駆動回路107aを介して高圧電源1
06aの負極側が接続されている。また対向電極部11
2内の分割された記録電極104側には駆動回路107
bを介して高圧電源106bの正極側が接続されてい
る。
の配線の接続について説明する。ヘッド部111内の共
通電極118には駆動回路107aを介して高圧電源1
06aの負極側が接続されている。また対向電極部11
2内の分割された記録電極104側には駆動回路107
bを介して高圧電源106bの正極側が接続されてい
る。
【0030】前記接続方法以外にも本実施の形態に示す
記録ヘッド構成のように記録ヘッドが1個の際には共通
電極118側を接地させてもインクを吐出させることは
可能である。しかし、その分記録電極104に与える電
位を前記設定値以上に高く設定するか、電極間の微小間
隙を狭くするなどしてインクを吐出させるために必要な
電極間の電界強度を確保しなければならない。
記録ヘッド構成のように記録ヘッドが1個の際には共通
電極118側を接地させてもインクを吐出させることは
可能である。しかし、その分記録電極104に与える電
位を前記設定値以上に高く設定するか、電極間の微小間
隙を狭くするなどしてインクを吐出させるために必要な
電極間の電界強度を確保しなければならない。
【0031】次に前記のように電極を接続された記録ヘ
ッドの駆動方法の一例について図6に示すブロック図に
基づいて説明する。まずPC端末等の外部装置601か
ら出力されたパラレル信号は記録装置としての出入り口
であるインターフェース602に入力し、前記インター
フェース602からパラレルの記録画像信号および装置
を制御するための信号等からなる制御信号が出力され
る。
ッドの駆動方法の一例について図6に示すブロック図に
基づいて説明する。まずPC端末等の外部装置601か
ら出力されたパラレル信号は記録装置としての出入り口
であるインターフェース602に入力し、前記インター
フェース602からパラレルの記録画像信号および装置
を制御するための信号等からなる制御信号が出力され
る。
【0032】そして前記インターフェース603から出
力されたパラレルの記録画像信号は信号処理回路603
に入力する。一方の前記インターフェース602を介し
て出力された制御信号は制御回路604に入力し、前記
信号処理回路603、そして対向電極部用ドライバ60
5やヘッド部用ドライバ608の個々に対しタイミング
をとって同期した動作を行わせるための制御信号に変換
される。
力されたパラレルの記録画像信号は信号処理回路603
に入力する。一方の前記インターフェース602を介し
て出力された制御信号は制御回路604に入力し、前記
信号処理回路603、そして対向電極部用ドライバ60
5やヘッド部用ドライバ608の個々に対しタイミング
をとって同期した動作を行わせるための制御信号に変換
される。
【0033】そして前記信号処理回路603では前記制
御回路604からの制御信号を受けながら、前記インタ
ーフェース602出力されたパラレルの記録画像信号を
シリアルの2値信号に変換して対向電極部用ドライバ6
05に入力する。このとき前記対向電極部用ドライバ6
05内にはシフトレジスタタイプのラッチが内蔵されて
おり、前記ヘッド部111のスリット長手方向に渡る記
録1ライン分の記録画像信号はこのシフトレジスタの入
力に基づいてセットされ、その後に、制御回路604よ
り記録1ライン分を駆動させるための制御信号が出力さ
れる。この駆動動作により、対向電極部ドライバ608
から記録画像信号に基づいた記録1ライン分の正極性の
定電圧パルスが各記録電極606へ選択的に供給され
る。
御回路604からの制御信号を受けながら、前記インタ
ーフェース602出力されたパラレルの記録画像信号を
シリアルの2値信号に変換して対向電極部用ドライバ6
05に入力する。このとき前記対向電極部用ドライバ6
05内にはシフトレジスタタイプのラッチが内蔵されて
おり、前記ヘッド部111のスリット長手方向に渡る記
録1ライン分の記録画像信号はこのシフトレジスタの入
力に基づいてセットされ、その後に、制御回路604よ
り記録1ライン分を駆動させるための制御信号が出力さ
れる。この駆動動作により、対向電極部ドライバ608
から記録画像信号に基づいた記録1ライン分の正極性の
定電圧パルスが各記録電極606へ選択的に供給され
る。
【0034】また前記記録電極606の駆動動作と同期
して制御回路604よりヘッド部用ドライバ608に対
して同様の制御信号が入力され、前記記録電極606に
印加される電圧とは逆極性(ここでは負極性)の定電圧
パルスを共通電極607に供給し駆動させる。このとき
ヘッド部611内の共通電極607に印加する第一の電
位は電圧極性を負、電圧絶対値は1.5〜2kVの範囲
とし、対向電極部612内の記録電極606に印加する
第二の電位は電圧極性を正、電圧絶対値300〜750
Vの範囲と設定した。さらにパルス印加時間を両者とも
同期させて1ms与え、印加周期は2〜4msとして駆
動を行った。
して制御回路604よりヘッド部用ドライバ608に対
して同様の制御信号が入力され、前記記録電極606に
印加される電圧とは逆極性(ここでは負極性)の定電圧
パルスを共通電極607に供給し駆動させる。このとき
ヘッド部611内の共通電極607に印加する第一の電
位は電圧極性を負、電圧絶対値は1.5〜2kVの範囲
とし、対向電極部612内の記録電極606に印加する
第二の電位は電圧極性を正、電圧絶対値300〜750
Vの範囲と設定した。さらにパルス印加時間を両者とも
同期させて1ms与え、印加周期は2〜4msとして駆
動を行った。
【0035】以上が記録1ライン分の動作であり、この
動作を順次繰り返しながら記録紙を副走査方向に所定量
搬送させることにより所望の画像が記録紙上に出力され
ることになる。本実施の形態では印字速度を高速化する
ために記録1ライン分を同時に駆動する方法を示した
が、特に単一のスリット開口部をもつ静電型のインクジ
ェット記録方式においては、隣接する記録電極に同時に
電圧を印加するとインクはスリット内で電気的にも物理
的にも繋がっているため隣接記録電極間で電圧降下を起
こしたり、インクの表面張力や粘度等によるインク内の
応力の影響等でで吐出しなかったり、記録紙に対する着
弾位置がずれたり等の不具合が発生することがある。こ
れらの現象を防止するために記録1ライン分の記録電極
内で記録電極を複数本おきに遅延させて時分割で駆動さ
せる方法で回避することは容易である。
動作を順次繰り返しながら記録紙を副走査方向に所定量
搬送させることにより所望の画像が記録紙上に出力され
ることになる。本実施の形態では印字速度を高速化する
ために記録1ライン分を同時に駆動する方法を示した
が、特に単一のスリット開口部をもつ静電型のインクジ
ェット記録方式においては、隣接する記録電極に同時に
電圧を印加するとインクはスリット内で電気的にも物理
的にも繋がっているため隣接記録電極間で電圧降下を起
こしたり、インクの表面張力や粘度等によるインク内の
応力の影響等でで吐出しなかったり、記録紙に対する着
弾位置がずれたり等の不具合が発生することがある。こ
れらの現象を防止するために記録1ライン分の記録電極
内で記録電極を複数本おきに遅延させて時分割で駆動さ
せる方法で回避することは容易である。
【0036】次に本発明に用いるインクの条件について
以下に記す。インク物性としてインク飛躍に大きく寄与
する因子としては、表面張力、粘度、体積抵抗値とが挙
げられる。表面張力と前記対向電極に飛躍されるインク
の最大間隔(以下最大記録間隔とする)との関係は、体
積抵抗値と粘度を一定と考えた場合、最大記録間隔は、
表面張力が20〜50dyn/cmの範囲では表面張力
の減少に従って増加する。よって、表面張力が小さい
程、インク吐出過程における抵抗力が小さくなり、弱い
電界でもインク吐出が可能なため、最大記録間隔を大き
くすることができる。表面張力は一般に水性インクの方
が高く純水で72.8dyn/cm(20℃)である
が、有機溶剤は20dyn/cmから35dyn/cm
であるから、本発明のインクとしては、有機溶剤に染料
を溶解したインクを用いることができる。また、上記イ
ンクに界面活性剤としてアニオン界面活性剤、カチオン
界面活性剤、非イオン界面活性剤などを溶解して表面張
力を改善することにより前記最大記録間隔を増加させる
ことも可能である。
以下に記す。インク物性としてインク飛躍に大きく寄与
する因子としては、表面張力、粘度、体積抵抗値とが挙
げられる。表面張力と前記対向電極に飛躍されるインク
の最大間隔(以下最大記録間隔とする)との関係は、体
積抵抗値と粘度を一定と考えた場合、最大記録間隔は、
表面張力が20〜50dyn/cmの範囲では表面張力
の減少に従って増加する。よって、表面張力が小さい
程、インク吐出過程における抵抗力が小さくなり、弱い
電界でもインク吐出が可能なため、最大記録間隔を大き
くすることができる。表面張力は一般に水性インクの方
が高く純水で72.8dyn/cm(20℃)である
が、有機溶剤は20dyn/cmから35dyn/cm
であるから、本発明のインクとしては、有機溶剤に染料
を溶解したインクを用いることができる。また、上記イ
ンクに界面活性剤としてアニオン界面活性剤、カチオン
界面活性剤、非イオン界面活性剤などを溶解して表面張
力を改善することにより前記最大記録間隔を増加させる
ことも可能である。
【0037】前記インク溶剤の粘度は広い範囲にて選択
できるが、粘度が低い溶剤は揮発性が高いため、前記イ
ンクの保存性が悪くなり、保存性を確保するために沸点
が200℃以上である範囲の溶剤を選択する。粘度と最
大記録間隔との関係は、表面張力と体積抵抗値を一定と
考えた場合、最大記録間隔は粘度の減少とともに増加す
る。よって、表面張力の場合と同様に粘度の低いときは
インク吐出過程における抵抗力が小さくなり最大記録間
隔を大きくすることができる。
できるが、粘度が低い溶剤は揮発性が高いため、前記イ
ンクの保存性が悪くなり、保存性を確保するために沸点
が200℃以上である範囲の溶剤を選択する。粘度と最
大記録間隔との関係は、表面張力と体積抵抗値を一定と
考えた場合、最大記録間隔は粘度の減少とともに増加す
る。よって、表面張力の場合と同様に粘度の低いときは
インク吐出過程における抵抗力が小さくなり最大記録間
隔を大きくすることができる。
【0038】前記インクが吐出するためには、前記ヘッ
ド部内の共通電極からインクに電荷のチャージが必要な
ため、体積抵抗値としては高いことが望ましく本発明に
おけるインク体積抵抗値の適切な範囲としては1×10
6Ω・cm以上である。本実施の形態においてはインク
の体積抵抗値1×107〜1×109Ω・cmのインクを
用いた。
ド部内の共通電極からインクに電荷のチャージが必要な
ため、体積抵抗値としては高いことが望ましく本発明に
おけるインク体積抵抗値の適切な範囲としては1×10
6Ω・cm以上である。本実施の形態においてはインク
の体積抵抗値1×107〜1×109Ω・cmのインクを
用いた。
【0039】尚、上記のインク特性値の設定に関して
は、前記共通電極と対向電極上の記録電極間に供給する
電圧値および前記対向電極までの距離、スリット吐出口
のスリット幅等のヘッド部の構造、および電極自体の形
状および構造等にインク飛躍の可否が依存されるため、
最適な表面張力、粘度、体積抵抗値等の特性範囲は必ず
しも上記値に限定されないことは言うまでもない。
は、前記共通電極と対向電極上の記録電極間に供給する
電圧値および前記対向電極までの距離、スリット吐出口
のスリット幅等のヘッド部の構造、および電極自体の形
状および構造等にインク飛躍の可否が依存されるため、
最適な表面張力、粘度、体積抵抗値等の特性範囲は必ず
しも上記値に限定されないことは言うまでもない。
【0040】次に装置としての記録動作を図1に基づい
て説明する。本実施の形態では記録ヘッドを記録紙11
0とほぼ同等のスリット吐出口101をもつラインヘッ
ドとして説明する。装置から印字の指令がでるとまずイ
ニシャル動作として、図示しない吐出口クリーニング機
構によりヘッド部111内のスリット吐出部101のク
リーニング動作を行い、記録ヘッドとしてインク吐出が
可能な状態とする。前記クリーニング動作が終了する
と、記録紙110をオートシートフィーダー等の紙供給
機構およびローラー対等を用いた搬送機構(図示せず)
によってヘッド部111と対向電極部112が形成する
微小間隙に介入させ、ペーパーエッジセンサ等の位置検
出手段を用いて前記搬送機構を制御することにより記録
始め部分の位置出しを行う。
て説明する。本実施の形態では記録ヘッドを記録紙11
0とほぼ同等のスリット吐出口101をもつラインヘッ
ドとして説明する。装置から印字の指令がでるとまずイ
ニシャル動作として、図示しない吐出口クリーニング機
構によりヘッド部111内のスリット吐出部101のク
リーニング動作を行い、記録ヘッドとしてインク吐出が
可能な状態とする。前記クリーニング動作が終了する
と、記録紙110をオートシートフィーダー等の紙供給
機構およびローラー対等を用いた搬送機構(図示せず)
によってヘッド部111と対向電極部112が形成する
微小間隙に介入させ、ペーパーエッジセンサ等の位置検
出手段を用いて前記搬送機構を制御することにより記録
始め部分の位置出しを行う。
【0041】そして前記イニシャル動作が終了すると前
記記録ヘッドの駆動動作に示したような記録1ライン分
だけの駆動が行われる。つまりヘッド部111上の共通
電極104に負極性の定電圧パルスが印加され、これに
よりインク108内には負極の電荷がチャージされてス
リット吐出口101のメニスカス部分全面に負電荷が発
生する。この動作とほぼ同時に印字する部分の記録電極
104に正極性の定電圧パルスを印加すると共通電極1
18と記録電極104間にのみ大きな電位差が生じ、強
烈な電界が局部的に発生する。このときスリット吐出口
101において負極性に帯電したインク108はその電
界の発生によりクーロン力を受けることとなり、電圧を
印加した記録電極104に向けてインク109が引きつ
けられ飛躍し、途中に介在する記録紙110に着弾し、
記録紙110上にインク109が浸透する。このとき共
通電極118から記録電極104へ発生する電界は記録
電極104側に収束するためインクは精度良く所望の位
置に着弾することとなる。
記記録ヘッドの駆動動作に示したような記録1ライン分
だけの駆動が行われる。つまりヘッド部111上の共通
電極104に負極性の定電圧パルスが印加され、これに
よりインク108内には負極の電荷がチャージされてス
リット吐出口101のメニスカス部分全面に負電荷が発
生する。この動作とほぼ同時に印字する部分の記録電極
104に正極性の定電圧パルスを印加すると共通電極1
18と記録電極104間にのみ大きな電位差が生じ、強
烈な電界が局部的に発生する。このときスリット吐出口
101において負極性に帯電したインク108はその電
界の発生によりクーロン力を受けることとなり、電圧を
印加した記録電極104に向けてインク109が引きつ
けられ飛躍し、途中に介在する記録紙110に着弾し、
記録紙110上にインク109が浸透する。このとき共
通電極118から記録電極104へ発生する電界は記録
電極104側に収束するためインクは精度良く所望の位
置に着弾することとなる。
【0042】以上の1ライン分の記録を終えた後、記録
紙110を副走査方向方向に所定の解像度に決定される
分の量を矢印方向へ搬送し、2ライン目以降も同等の記
録動作を繰り返す。以上により、記録紙110上には記
録ヘッドの幅と記録紙110の走査量の範囲で画像を出
力することができる。 (実施の形態2)図2は本発明における記録ヘッドを構
成するヘッド部および対向電極部の第2構成を示す側面
図(a)と斜視図(b)である。
紙110を副走査方向方向に所定の解像度に決定される
分の量を矢印方向へ搬送し、2ライン目以降も同等の記
録動作を繰り返す。以上により、記録紙110上には記
録ヘッドの幅と記録紙110の走査量の範囲で画像を出
力することができる。 (実施の形態2)図2は本発明における記録ヘッドを構
成するヘッド部および対向電極部の第2構成を示す側面
図(a)と斜視図(b)である。
【0043】まずヘッド部211の構成について図2
(a)(b)に基づいて説明する。203はヘッド部2
11の基材となる下基板であり、下基板203の上面に
は広範囲で薄膜状の共通電極218が形成され、第二の
駆動手段である駆動回路207aを介して高圧電源20
6aに配線してある。そして前記下基板203上には均
一な厚みのスペーサを介して上基板202が接着等の手
段により固定されている。このときスペーサは下基板2
03においてインク吐出口を形成する端面をコの字型に
囲うように配置される。このようにヘッド部211を一
体として構成することにより両基板間には前記スペーサ
厚みによって決まる一定高さの隙間がインクを充填する
ためのインク室として形成され、さらにヘッド部211
に対向する対向電極部212側にはスリット吐出口20
1が形成されることとなる。そして上基板203には前
記インク室にインク208を供給するための開口穴21
9が設けてあり、インク供給タンクおよび供給チューブ
から構成されるインク供給手段(図示せず)が繋がって
いる。このときインク供給手段219により、インク2
08は静圧を受けながらインク室を介してスリット吐出
口201まで供給される。インク208にかかる静圧は
スリット吐出口201でのインクの表面張力と釣り合
い、半月状の凸面、すなわちメニスカスを形成し、この
状態を保持している。
(a)(b)に基づいて説明する。203はヘッド部2
11の基材となる下基板であり、下基板203の上面に
は広範囲で薄膜状の共通電極218が形成され、第二の
駆動手段である駆動回路207aを介して高圧電源20
6aに配線してある。そして前記下基板203上には均
一な厚みのスペーサを介して上基板202が接着等の手
段により固定されている。このときスペーサは下基板2
03においてインク吐出口を形成する端面をコの字型に
囲うように配置される。このようにヘッド部211を一
体として構成することにより両基板間には前記スペーサ
厚みによって決まる一定高さの隙間がインクを充填する
ためのインク室として形成され、さらにヘッド部211
に対向する対向電極部212側にはスリット吐出口20
1が形成されることとなる。そして上基板203には前
記インク室にインク208を供給するための開口穴21
9が設けてあり、インク供給タンクおよび供給チューブ
から構成されるインク供給手段(図示せず)が繋がって
いる。このときインク供給手段219により、インク2
08は静圧を受けながらインク室を介してスリット吐出
口201まで供給される。インク208にかかる静圧は
スリット吐出口201でのインクの表面張力と釣り合
い、半月状の凸面、すなわちメニスカスを形成し、この
状態を保持している。
【0044】また、図2(a)に示すようにヘッド部2
11のスリット吐出口201を構成する部分の断面は楔
状になっており、メニスカスを細くしてインクに対する
電界の集中を図る構造となっている。次に対向電極部2
12の構成について図2に基づいて説明する。217は
対向電極の支持体でありヘッド部211のスリット吐出
口201に対向し、なおかつ一定の微小間隙をおいて配
置されている。そしてその表面には細分割された記録電
極204が前記ヘッド部211内のスリット吐出口20
1の長手方向とほぼ同等の幅に渡り、記録画像画素の同
等のピッチで主走査方向に配列され、またスリット吐出
口201に対して前記記録電極204面が垂直に交差し
て対向するように形成されている。またこれらの記録電
極204は第一の駆動手段である駆動回路107bによ
り各々独立に制御して所定の定電圧パルスを選択的に印
加できるように構成されており、前記駆動回路207b
を介して高圧電源206bに接続されている。
11のスリット吐出口201を構成する部分の断面は楔
状になっており、メニスカスを細くしてインクに対する
電界の集中を図る構造となっている。次に対向電極部2
12の構成について図2に基づいて説明する。217は
対向電極の支持体でありヘッド部211のスリット吐出
口201に対向し、なおかつ一定の微小間隙をおいて配
置されている。そしてその表面には細分割された記録電
極204が前記ヘッド部211内のスリット吐出口20
1の長手方向とほぼ同等の幅に渡り、記録画像画素の同
等のピッチで主走査方向に配列され、またスリット吐出
口201に対して前記記録電極204面が垂直に交差し
て対向するように形成されている。またこれらの記録電
極204は第一の駆動手段である駆動回路107bによ
り各々独立に制御して所定の定電圧パルスを選択的に印
加できるように構成されており、前記駆動回路207b
を介して高圧電源206bに接続されている。
【0045】スリット吐出口をもつ静電型インクジェッ
ト記録方式においては、ヘッド部内の電極と対向電極部
内の電極間に形成される微小間隙に発生する電界によ
り、帯電したインクがクーロン力を受けて吐出する。し
たがって特にラインヘッドにおいて安定した印字を行う
ためには前記微小間隙にかかる電界は記録電極のどの位
置に電圧を印加しても均一であることが重要である。
ト記録方式においては、ヘッド部内の電極と対向電極部
内の電極間に形成される微小間隙に発生する電界によ
り、帯電したインクがクーロン力を受けて吐出する。し
たがって特にラインヘッドにおいて安定した印字を行う
ためには前記微小間隙にかかる電界は記録電極のどの位
置に電圧を印加しても均一であることが重要である。
【0046】微小間隙を形成して配置される二電極間に
電圧を印加して電位差を設けたときの電界強度Eは電極
間距離に反比例することから、前記電極間距離は均一な
電界形成のために大きく寄与する因子となるのでライン
方向の電極間の距離を均一にすることで前記方向に対し
均一な電界を得ることができる。実施の形態1において
はスリット吐出口と記録電極の断面方向を突き合わせる
ように配置するため、前記のように共通電極と記録電極
間に均一な電界を与えるには両者間の間隙方向の距離
と、スリット吐出口と断面方向で向き合った記録電極の
配主走査方向に対しても位置決めを行わなければならな
い。
電圧を印加して電位差を設けたときの電界強度Eは電極
間距離に反比例することから、前記電極間距離は均一な
電界形成のために大きく寄与する因子となるのでライン
方向の電極間の距離を均一にすることで前記方向に対し
均一な電界を得ることができる。実施の形態1において
はスリット吐出口と記録電極の断面方向を突き合わせる
ように配置するため、前記のように共通電極と記録電極
間に均一な電界を与えるには両者間の間隙方向の距離
と、スリット吐出口と断面方向で向き合った記録電極の
配主走査方向に対しても位置決めを行わなければならな
い。
【0047】しかし実施の形態2に示すようなこのよう
な形状の対向電極部212を配置することにより、共通
電極と記録電極間の間隙方向の距離のみを規制すれば良
いので、調整が少なく容易に装置内に組み込むことが可
能である。また対向電極部の形状の他例として図3
(a)(b)に示すようなものも考えられる。
な形状の対向電極部212を配置することにより、共通
電極と記録電極間の間隙方向の距離のみを規制すれば良
いので、調整が少なく容易に装置内に組み込むことが可
能である。また対向電極部の形状の他例として図3
(a)(b)に示すようなものも考えられる。
【0048】図3(a)は実施の形態1と同様に記録電
極304が形成された支持体317上に絶縁部材である
電極カバー320を記録電極304側にモールドして一
体化したものである。このような構成であれば記録電極
304の隣接電極間での絶縁性は十分であり放電等の危
険性を抑えられ、また記録電極304側に印加する定電
圧パルスの電圧値を上げることができる。つまりインク
を吐出させる部分での電界を強くできることでインクに
与えるクーロン力を大きくすることができ、安定した印
字を可能にする。
極304が形成された支持体317上に絶縁部材である
電極カバー320を記録電極304側にモールドして一
体化したものである。このような構成であれば記録電極
304の隣接電極間での絶縁性は十分であり放電等の危
険性を抑えられ、また記録電極304側に印加する定電
圧パルスの電圧値を上げることができる。つまりインク
を吐出させる部分での電界を強くできることでインクに
与えるクーロン力を大きくすることができ、安定した印
字を可能にする。
【0049】図3(b)はフレキシブル基板321上に
記録電極パターンを作成し、支持体317に貼り付けて
対向電極部312を構成した物であり、安価に対向電極
部312を作製することができ、またメンテナンス等の
際には交換が容易である。また前記に示した両者とも先
端を曲面とすることにより記録紙のガイドとして使用で
き、記録紙に張力を与えて前記対向電極部先端の曲面に
沿わせるように搬送することにより記録紙はヘッド部と
の微小間隙を一定に保ちながら搬送されるので、微小間
隙での紙搬送が容易にかつ安定して行える。
記録電極パターンを作成し、支持体317に貼り付けて
対向電極部312を構成した物であり、安価に対向電極
部312を作製することができ、またメンテナンス等の
際には交換が容易である。また前記に示した両者とも先
端を曲面とすることにより記録紙のガイドとして使用で
き、記録紙に張力を与えて前記対向電極部先端の曲面に
沿わせるように搬送することにより記録紙はヘッド部と
の微小間隙を一定に保ちながら搬送されるので、微小間
隙での紙搬送が容易にかつ安定して行える。
【0050】(実施の形態3)図5は本発明の記録ヘッ
ドを用いて複数色の画像記録を同時に行うための記録ヘ
ッドの第2構成を示す側面図(a)と斜視図(b)であ
る。実施の形態1または2に示した記録ヘッドにおける
ヘッド部511を4個副走査方向に並べて積み上げるよ
うに配列し、各記録ヘッドのヘッド部511Y、511
M、511C、511Bkに対して紙搬送方向に向かっ
てイエロー(以下Y)、マゼンタ(以下M)、シアン
(以下C)、ブラック(以下Bk)の順に色のインクが
供給されている。また対向電極部512は実施の形態2
と同様の形状である。ただし対向電極部512は前記各
色の4個のヘッド部511に対して1個設けられ、前記
対向電極部512内の記録電極504を副走査方向に縦
走させて主走査方向に配列し、各ヘッド部511のイン
ク吐出口501Y、501M、501C、501Bkの
すべてに対向する範囲で共通電極518Y、518M、
518C、518Bkに対して垂直に交差するように構
成されている。
ドを用いて複数色の画像記録を同時に行うための記録ヘ
ッドの第2構成を示す側面図(a)と斜視図(b)であ
る。実施の形態1または2に示した記録ヘッドにおける
ヘッド部511を4個副走査方向に並べて積み上げるよ
うに配列し、各記録ヘッドのヘッド部511Y、511
M、511C、511Bkに対して紙搬送方向に向かっ
てイエロー(以下Y)、マゼンタ(以下M)、シアン
(以下C)、ブラック(以下Bk)の順に色のインクが
供給されている。また対向電極部512は実施の形態2
と同様の形状である。ただし対向電極部512は前記各
色の4個のヘッド部511に対して1個設けられ、前記
対向電極部512内の記録電極504を副走査方向に縦
走させて主走査方向に配列し、各ヘッド部511のイン
ク吐出口501Y、501M、501C、501Bkの
すべてに対向する範囲で共通電極518Y、518M、
518C、518Bkに対して垂直に交差するように構
成されている。
【0051】また記録電極504面と前記ヘッド部51
1内のスリット吐出部501に設けられる微小間隙につ
いても、当然すべてのスリット吐出口501Y、M、
C、Bkに対して保証された状態で各ヘッド部511と
対向電極部512は設けられている。またヘッド部51
1側の第二の駆動手段である駆動回路507aは各色に
対して独立に設けられ、対向電極部512側の第一の駆
動手段である駆動回路506bは共通に1個だけ設けら
れている。
1内のスリット吐出部501に設けられる微小間隙につ
いても、当然すべてのスリット吐出口501Y、M、
C、Bkに対して保証された状態で各ヘッド部511と
対向電極部512は設けられている。またヘッド部51
1側の第二の駆動手段である駆動回路507aは各色に
対して独立に設けられ、対向電極部512側の第一の駆
動手段である駆動回路506bは共通に1個だけ設けら
れている。
【0052】ヘッド部511と対向電極部512を前記
の構成で配置することにより、各ヘッド部511内に設
けられた4本の共通電極518Y、518M、518
C、518Bkは副走査方向に順次配列され、対向電極
部512内に主走査方向の記録画素分の本数に分割して
設けられた記録電極504は主走査方向に順次配列さ
れ、これらの電極は交差してマトリクス状に形成される
ことになる。
の構成で配置することにより、各ヘッド部511内に設
けられた4本の共通電極518Y、518M、518
C、518Bkは副走査方向に順次配列され、対向電極
部512内に主走査方向の記録画素分の本数に分割して
設けられた記録電極504は主走査方向に順次配列さ
れ、これらの電極は交差してマトリクス状に形成される
ことになる。
【0053】次に前記のようにマトリクス状に配列され
た電極の駆動方法(以下マトリクス駆動)の一例につい
て図8に示すブロック図に基づいて説明する。まずPC
端末等の外部装置801から出力されたパラレル信号は
記録装置としての出入り口であるインターフェース80
2に入力し、前記インターフェース802からパラレル
の赤、緑、青(以下R・G・B)の記録画像信号および
装置を制御するための信号等からなる制御信号が出力さ
れる。
た電極の駆動方法(以下マトリクス駆動)の一例につい
て図8に示すブロック図に基づいて説明する。まずPC
端末等の外部装置801から出力されたパラレル信号は
記録装置としての出入り口であるインターフェース80
2に入力し、前記インターフェース802からパラレル
の赤、緑、青(以下R・G・B)の記録画像信号および
装置を制御するための信号等からなる制御信号が出力さ
れる。
【0054】そして前記インターフェース803から出
力されたパラレルのR・G・B記録画像信号は信号処理
回路803に入力する。一方の前記インターフェース8
02を介して出力された制御信号は制御回路804に入
力し、前記信号処理回路803、そして対向電極部用ド
ライバ812やヘッド部用ドライバ808Y、808
M、808C、808Bkの個々に対しタイミングをと
って同期した動作させるための制御信号に変換される。
力されたパラレルのR・G・B記録画像信号は信号処理
回路803に入力する。一方の前記インターフェース8
02を介して出力された制御信号は制御回路804に入
力し、前記信号処理回路803、そして対向電極部用ド
ライバ812やヘッド部用ドライバ808Y、808
M、808C、808Bkの個々に対しタイミングをと
って同期した動作させるための制御信号に変換される。
【0055】そして前記信号処理回路803では前記制
御回路804からの制御信号を受けながら、前記インタ
ーフェース802より出力されたパラレルのR・G・B
記録画像信号を前記信号処理回路803に内蔵されたパ
ラレル・シリアル変換回路および色変換回路にてY・M
・C・Bkのシリアル2値信号に変換し、前記記録画像
信号を各色に対応する対向電極部用ドライバ805に入
力する。
御回路804からの制御信号を受けながら、前記インタ
ーフェース802より出力されたパラレルのR・G・B
記録画像信号を前記信号処理回路803に内蔵されたパ
ラレル・シリアル変換回路および色変換回路にてY・M
・C・Bkのシリアル2値信号に変換し、前記記録画像
信号を各色に対応する対向電極部用ドライバ805に入
力する。
【0056】このときY・M・C・Bkのそれぞれの記
録画像信号は制御回路804から制御信号を受けて各色
の記録画像信号を順次走査させて対向電極部用ドライバ
805に入力するよう制御している。したがってまずY
の記録画像信号は対向電極部用ドライバ805に入力さ
れ、対向電極部用ドライバ805は記録1ライン分の記
録画像信号に応じて記録電極806を選択的にON/O
FFさせるよう制御し、制御信号のタイミングに同期し
て電圧パルスを記録電極806へ同時に供給する。
録画像信号は制御回路804から制御信号を受けて各色
の記録画像信号を順次走査させて対向電極部用ドライバ
805に入力するよう制御している。したがってまずY
の記録画像信号は対向電極部用ドライバ805に入力さ
れ、対向電極部用ドライバ805は記録1ライン分の記
録画像信号に応じて記録電極806を選択的にON/O
FFさせるよう制御し、制御信号のタイミングに同期し
て電圧パルスを記録電極806へ同時に供給する。
【0057】また前記記録電極806の駆動動作と同期
して制御回路804よりヘッド部用ドライバ808Yに
対して同様の制御信号が入力され、ヘッド部用ドライバ
808Yは前記記録電極806に印加される電圧とは逆
極性の一定の電圧パルスを前記制御信号に記録電極80
6の駆動周期と同期しながら共通電極807Yに供給す
る。
して制御回路804よりヘッド部用ドライバ808Yに
対して同様の制御信号が入力され、ヘッド部用ドライバ
808Yは前記記録電極806に印加される電圧とは逆
極性の一定の電圧パルスを前記制御信号に記録電極80
6の駆動周期と同期しながら共通電極807Yに供給す
る。
【0058】このとき前記記録電極側の電圧供給と共通
電極側の電圧供給はほぼ同時に行われる。以上と同様の
駆動をM・C・Bkの順に時分割で順次僅かに遅延させ
て繰り返した後、副走査方向に所定の解像度に決定され
る分の量を矢印方向へ搬送し、再度次の記録画像信号の
入力に対して以降も同等の記録動作を繰り返す。以上に
より、記録紙上には記録電極群の主走査方向の配列幅と
記録紙の副走査方向の走査量の範囲でカラー画像を出力
することができる。
電極側の電圧供給はほぼ同時に行われる。以上と同様の
駆動をM・C・Bkの順に時分割で順次僅かに遅延させ
て繰り返した後、副走査方向に所定の解像度に決定され
る分の量を矢印方向へ搬送し、再度次の記録画像信号の
入力に対して以降も同等の記録動作を繰り返す。以上に
より、記録紙上には記録電極群の主走査方向の配列幅と
記録紙の副走査方向の走査量の範囲でカラー画像を出力
することができる。
【0059】なお複数設けられた記録ヘッドのスリット
吐出口501は副走査方向に対して順次間隔をもって並
べられている(以下記録ヘッド間距離)ため、各色の記
録ヘッド511は記録1ライン分を各色に分離した画像
データを記録紙上に対し同時に記録できない。したがっ
て信号処理回路803からの各色の記録画像信号は記録
ヘッド間距離に対応した遅延をかけるために遅延回路8
14を介して所定の時間をおいて対向電極部ドライバ8
05に入力したり、メモリを設けてあらかじめ記録ヘッ
ド間距離に対応した画像データを対向電極部ドライバ8
05に入力することが必要となる。
吐出口501は副走査方向に対して順次間隔をもって並
べられている(以下記録ヘッド間距離)ため、各色の記
録ヘッド511は記録1ライン分を各色に分離した画像
データを記録紙上に対し同時に記録できない。したがっ
て信号処理回路803からの各色の記録画像信号は記録
ヘッド間距離に対応した遅延をかけるために遅延回路8
14を介して所定の時間をおいて対向電極部ドライバ8
05に入力したり、メモリを設けてあらかじめ記録ヘッ
ド間距離に対応した画像データを対向電極部ドライバ8
05に入力することが必要となる。
【0060】図7は前記マトリクス駆動方法の具体例を
示す駆動チャートである。記録電極704側にはY用の
画像データに基づいた記録画像信号により、まず対向電
極部712内の記録電極704にY印字用の電圧パルス
Vsが選択的に印加される。図7上では記録電極位置
B、Jにインクを引きつけるために、電圧パルスVsは
記録電極位置B、Jにのみ印加される。
示す駆動チャートである。記録電極704側にはY用の
画像データに基づいた記録画像信号により、まず対向電
極部712内の記録電極704にY印字用の電圧パルス
Vsが選択的に印加される。図7上では記録電極位置
B、Jにインクを引きつけるために、電圧パルスVsは
記録電極位置B、Jにのみ印加される。
【0061】これと同時もしくはこれより若干早いタイ
ミングでYのヘッド部711Y内の共通電極718Yに
前記記録電極704に与えられた電圧とは逆極性の電圧
パルス−Vcが印加される。このとき記録電極位置AC
DEFGHIにおける電極間の電位差はVcのみであ
り、この電位差による電界強度ではインクを吐出させる
クーロン力の閾値を越えない設定となっているためイン
クは吐出しない。そして記録電極位置B、Jにおける電
極間の電位差はVc+Vsとなりこの電位差による電界
強度ではインクを吐出させるクーロン力の閾値を越える
設定となっているためヘッド部711Y内のYインクが
前記記録電極位置B、Jに向かって吐出し、両電極間に
介在する記録紙710上に前記位置を保持して2点のイ
ンクドットが形成される。
ミングでYのヘッド部711Y内の共通電極718Yに
前記記録電極704に与えられた電圧とは逆極性の電圧
パルス−Vcが印加される。このとき記録電極位置AC
DEFGHIにおける電極間の電位差はVcのみであ
り、この電位差による電界強度ではインクを吐出させる
クーロン力の閾値を越えない設定となっているためイン
クは吐出しない。そして記録電極位置B、Jにおける電
極間の電位差はVc+Vsとなりこの電位差による電界
強度ではインクを吐出させるクーロン力の閾値を越える
設定となっているためヘッド部711Y内のYインクが
前記記録電極位置B、Jに向かって吐出し、両電極間に
介在する記録紙710上に前記位置を保持して2点のイ
ンクドットが形成される。
【0062】次に前記駆動に対し微小時間Δtを置いて
記録電極704側にはM用の画像データに基づいた記録
画像信号により、対向電極部712内の記録電極704
には記録電極位置D、Jに対してのみ電圧パルスVsが
印加される。またヘッド部711の駆動はヘッド部M内
の共通電極718Mに移り前記と同様の駆動を行って電
圧パルス−Vcが印加され、記録紙710上の記録電極
位置D、Jにインクドットが形成される。
記録電極704側にはM用の画像データに基づいた記録
画像信号により、対向電極部712内の記録電極704
には記録電極位置D、Jに対してのみ電圧パルスVsが
印加される。またヘッド部711の駆動はヘッド部M内
の共通電極718Mに移り前記と同様の駆動を行って電
圧パルス−Vcが印加され、記録紙710上の記録電極
位置D、Jにインクドットが形成される。
【0063】次に前記駆動に対し微小時間Δtを置いて
記録電極704側にはC用の画像データに基づいた記録
画像信号により、対向電極部712内の記録電極704
には記録電極位置F、Jに対してのみ電圧パルスVsが
印加される。またヘッド部711の駆動はヘッド部C内
の共通電極718Cに移り前記と同様の駆動を行って電
圧パルス−Vcが印加され、記録紙710上の記録電極
位置F、Jにインクドットが形成される。
記録電極704側にはC用の画像データに基づいた記録
画像信号により、対向電極部712内の記録電極704
には記録電極位置F、Jに対してのみ電圧パルスVsが
印加される。またヘッド部711の駆動はヘッド部C内
の共通電極718Cに移り前記と同様の駆動を行って電
圧パルス−Vcが印加され、記録紙710上の記録電極
位置F、Jにインクドットが形成される。
【0064】次に前記駆動に対し微小時間Δtを置いて
記録電極704側にはBk用の画像データに基づいた記
録画像信号により、対向電極部712内の記録電極70
4には記録電極位置Hに対してのみ電圧パルスVsが印
加される。またヘッド部711の駆動はヘッド部Bk内
の共通電極718Bkに移り前記と同様の駆動を行って
電圧パルス−Vcが印加され、記録紙710上の記録電
極位置Hにインクドットが形成される。
記録電極704側にはBk用の画像データに基づいた記
録画像信号により、対向電極部712内の記録電極70
4には記録電極位置Hに対してのみ電圧パルスVsが印
加される。またヘッド部711の駆動はヘッド部Bk内
の共通電極718Bkに移り前記と同様の駆動を行って
電圧パルス−Vcが印加され、記録紙710上の記録電
極位置Hにインクドットが形成される。
【0065】以上の動作により記録紙710上にはB位
置にY色のインクドット、D位置にM色のインクドッ
ト、F位置にC色のインクドット、H位置にBkのイン
クドット、J位置にYMC色が順次重なったインクドッ
トが主走査方向に向けて一直線上に形成される。これら
の動作終了後、記録紙710を副走査方向に所定量駆動
させ、上記動作を画像データに応じて繰り返す事によ
り、カラーの画像出力を得ることができる。
置にY色のインクドット、D位置にM色のインクドッ
ト、F位置にC色のインクドット、H位置にBkのイン
クドット、J位置にYMC色が順次重なったインクドッ
トが主走査方向に向けて一直線上に形成される。これら
の動作終了後、記録紙710を副走査方向に所定量駆動
させ、上記動作を画像データに応じて繰り返す事によ
り、カラーの画像出力を得ることができる。
【0066】なお本実施の形態のように共通電極と記録
電極を交差させて記録ヘッドを構成し、本実施の形態に
示すようなマトリクス駆動を行うことにより、微細でか
つ膨大な本数の記録電極パターンを構成する対向電極部
512や駆動ドライバ507bを1つ設けるだけでよい
のでカラー出力装置としての小型化と装置コストの削減
を図ることができる。
電極を交差させて記録ヘッドを構成し、本実施の形態に
示すようなマトリクス駆動を行うことにより、微細でか
つ膨大な本数の記録電極パターンを構成する対向電極部
512や駆動ドライバ507bを1つ設けるだけでよい
のでカラー出力装置としての小型化と装置コストの削減
を図ることができる。
【0067】またインクはヘッド部内の共通電極により
電荷の供給を受け、対向電極部上の記録電極の駆動によ
り選択的に発生する電界によりクーロン力を受けて吐出
し記録画素に対応して微細に分割された記録電極に向け
て着弾する。このとき、対向電極部自体は固定されてお
り、対向電極部は1個で形成されているため、ヘッド部
の取り付け位置および記録紙の送り精度に関係なく吐出
位置は対向電極部の記録電極と共通電極が交差した位置
で決まる。
電荷の供給を受け、対向電極部上の記録電極の駆動によ
り選択的に発生する電界によりクーロン力を受けて吐出
し記録画素に対応して微細に分割された記録電極に向け
て着弾する。このとき、対向電極部自体は固定されてお
り、対向電極部は1個で形成されているため、ヘッド部
の取り付け位置および記録紙の送り精度に関係なく吐出
位置は対向電極部の記録電極と共通電極が交差した位置
で決まる。
【0068】よって各ヘッド部間の位置合わせを必要と
することなく主走査方向のインクドットの位置ずれを確
実に保証することができるので、煩雑な組み立て調整作
業や微細な調整機構を不要とし、製造コストや原価コス
トの削減を図ることができる。したがって装置としての
小型化と装置コストの削減が図れ、さらに位置ずれの少
ない高画質な画像を容易に得ることができる。
することなく主走査方向のインクドットの位置ずれを確
実に保証することができるので、煩雑な組み立て調整作
業や微細な調整機構を不要とし、製造コストや原価コス
トの削減を図ることができる。したがって装置としての
小型化と装置コストの削減が図れ、さらに位置ずれの少
ない高画質な画像を容易に得ることができる。
【0069】ここで実施の形態2や図5に示す記録ヘッ
ドに応用できる対向電極部の形状の他例として図4
(a)(b)に示すようなものが考えられる。図4
(a)(b)における412はポリイミド等の絶縁材料
からなる基材フィルム421上に記録電極404をパタ
ーンニングしたフレキシブル基板であり、支持体417
上に接着等の手段により固定されている。このとき支持
体417はヘッド部のインク吐出口に対して楔状に突き
出すように主走査方向に突起部が凸状に設けてあり、前
記凸部に沿ってフレキシブル基板412が固定され、前
記フレキシブル基板上の記録電極404がヘッド部のイ
ンク吐出口に対して突出すように向けられる。突起部の
形状として、図4(a)のような楔型や、単純に図4
(b)に示す矩形の凸形状であっても下記のような効果
を十分得られる。
ドに応用できる対向電極部の形状の他例として図4
(a)(b)に示すようなものが考えられる。図4
(a)(b)における412はポリイミド等の絶縁材料
からなる基材フィルム421上に記録電極404をパタ
ーンニングしたフレキシブル基板であり、支持体417
上に接着等の手段により固定されている。このとき支持
体417はヘッド部のインク吐出口に対して楔状に突き
出すように主走査方向に突起部が凸状に設けてあり、前
記凸部に沿ってフレキシブル基板412が固定され、前
記フレキシブル基板上の記録電極404がヘッド部のイ
ンク吐出口に対して突出すように向けられる。突起部の
形状として、図4(a)のような楔型や、単純に図4
(b)に示す矩形の凸形状であっても下記のような効果
を十分得られる。
【0070】このような構成にすることにより、ヘッド
部内の共通電極と記録電極404の二電極間に発生する
電界が集中しやすく、また周囲の不要な電界の発生部分
が少なくなるため安定した吐出特性を得やすい。さらに
図に示すように記録電極404を成形自由度の高いフレ
キシブル基板で構成すれば、図5に示すような記録ヘッ
ドの対向電極部512側にも応用できる。
部内の共通電極と記録電極404の二電極間に発生する
電界が集中しやすく、また周囲の不要な電界の発生部分
が少なくなるため安定した吐出特性を得やすい。さらに
図に示すように記録電極404を成形自由度の高いフレ
キシブル基板で構成すれば、図5に示すような記録ヘッ
ドの対向電極部512側にも応用できる。
【0071】次に装置としての記録動作を図5に基づい
て説明する。本実施の形態では記録ヘッドを記録紙51
0とほぼ同等のスリット吐出口501をもつラインヘッ
ドとして説明する。装置から印字の指令がでるとまずイ
ニシャル動作として、図示しない吐出口クリーニング機
構によりヘッド部511Y,511M,511C,51
1Bk内のスリット吐出部501のクリーニング動作を
行い、記録ヘッドとして各色のヘッド部ともインク吐出
が可能な状態とする。前記クリーニング動作が終了する
と、記録紙510をオートシートフィーダー等の紙供給
機構およびローラー対等を用いた搬送機構(図示せず)
によってまず記録紙510上にあらかじめ帯電している
電荷を除去するための除電手段である除電ブラシ551
を介し記録ヘッド側へと搬送される。除電ブラシ551
は記録紙幅の導電性ブラシからなり電気的に接地されて
いて、前記ブラシ部分を記録紙510の記録面側へ接触
させることで記録紙510の電荷を取り除く。
て説明する。本実施の形態では記録ヘッドを記録紙51
0とほぼ同等のスリット吐出口501をもつラインヘッ
ドとして説明する。装置から印字の指令がでるとまずイ
ニシャル動作として、図示しない吐出口クリーニング機
構によりヘッド部511Y,511M,511C,51
1Bk内のスリット吐出部501のクリーニング動作を
行い、記録ヘッドとして各色のヘッド部ともインク吐出
が可能な状態とする。前記クリーニング動作が終了する
と、記録紙510をオートシートフィーダー等の紙供給
機構およびローラー対等を用いた搬送機構(図示せず)
によってまず記録紙510上にあらかじめ帯電している
電荷を除去するための除電手段である除電ブラシ551
を介し記録ヘッド側へと搬送される。除電ブラシ551
は記録紙幅の導電性ブラシからなり電気的に接地されて
いて、前記ブラシ部分を記録紙510の記録面側へ接触
させることで記録紙510の電荷を取り除く。
【0072】記録紙510はオートシートフィーダーで
記録紙束から取り出す際に起こる記録紙同士の摩擦や搬
送時のローラーとの摩擦等でその表面が帯電している場
合が多く、また分布も不均一である。このような状態で
あると記録ヘッドを駆動させる際に共通電極との間に余
計な電界を発生させ、インク吐出を不安定にするため、
このように除電手段を設ける事が望ましい。本実施の形
態では除電ブラシを用いたが、他の方法として接地され
た導電性のローラーやブレードを記録紙510に圧接さ
せたり、コロトロンデバイスを用いるなどの方法があ
る。
記録紙束から取り出す際に起こる記録紙同士の摩擦や搬
送時のローラーとの摩擦等でその表面が帯電している場
合が多く、また分布も不均一である。このような状態で
あると記録ヘッドを駆動させる際に共通電極との間に余
計な電界を発生させ、インク吐出を不安定にするため、
このように除電手段を設ける事が望ましい。本実施の形
態では除電ブラシを用いたが、他の方法として接地され
た導電性のローラーやブレードを記録紙510に圧接さ
せたり、コロトロンデバイスを用いるなどの方法があ
る。
【0073】そして記録紙510が前記除電ブラシ55
1を通過した後、記録紙510はヘッド部511と対向
電極部512が形成する微小間隙に介入し、ペーパーエ
ッジセンサ等の位置検出手段(図示せず)を用いて前記
搬送機構を制御することにより記録始め部分の位置出し
を行う。そして前記イニシャル動作が終了すると記録紙
510は前記記録ヘッドの駆動動作に示す駆動を行い、
記録紙510上に複数色のカラー画像を出力する。
1を通過した後、記録紙510はヘッド部511と対向
電極部512が形成する微小間隙に介入し、ペーパーエ
ッジセンサ等の位置検出手段(図示せず)を用いて前記
搬送機構を制御することにより記録始め部分の位置出し
を行う。そして前記イニシャル動作が終了すると記録紙
510は前記記録ヘッドの駆動動作に示す駆動を行い、
記録紙510上に複数色のカラー画像を出力する。
【0074】本実施の形態においては複数色のインクと
してY,M,C,Bkの4色のインクを用いたが、特に
これに限定する事はなく、ヘッド部およびインク供給手
段をそれぞれ独立に複数設けることにより、任意の数の
インク色を印字することができる。例えば本実施の形態
に示すY、M、C色に対し各々濃淡の2種のインクを用
いてそれぞれのヘッド部およびインク供給手段を設ける
ことにより色の階調性が容易に得られ、さらに高品質な
カラー画像の出力を得る事ができる。
してY,M,C,Bkの4色のインクを用いたが、特に
これに限定する事はなく、ヘッド部およびインク供給手
段をそれぞれ独立に複数設けることにより、任意の数の
インク色を印字することができる。例えば本実施の形態
に示すY、M、C色に対し各々濃淡の2種のインクを用
いてそれぞれのヘッド部およびインク供給手段を設ける
ことにより色の階調性が容易に得られ、さらに高品質な
カラー画像の出力を得る事ができる。
【0075】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。 (1)記録ヘッドにおいてヘッド部を共通電極とし、分
割した記録電極を対向電極側に配置することにより、ヘ
ッド部の構造を簡素化でき、製造上の制約を緩和できる
ので歩留まりが向上する。したがって記録ヘッドの保守
性の向上と製造コストの低減を図ることができる。また
さらにヘッド部の構造が簡素に構成されることから容易
に長尺のラインヘッドを作ることができ、このラインヘ
ッドで記録紙を平面走査することにより記録速度が大幅
短縮され高速印字が行える。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。 (1)記録ヘッドにおいてヘッド部を共通電極とし、分
割した記録電極を対向電極側に配置することにより、ヘ
ッド部の構造を簡素化でき、製造上の制約を緩和できる
ので歩留まりが向上する。したがって記録ヘッドの保守
性の向上と製造コストの低減を図ることができる。また
さらにヘッド部の構造が簡素に構成されることから容易
に長尺のラインヘッドを作ることができ、このラインヘ
ッドで記録紙を平面走査することにより記録速度が大幅
短縮され高速印字が行える。
【0076】(2)分割した記録電極側は対向電極部側
に配置されるため、インクと接触することはなく、また
記録電極表面に絶縁処理を施すことも可能となる。これ
により電極の劣化や隣接電極間での放電を防止でき、記
録ヘッドの長寿命化を図ることができる。さらには記録
電極がインクと接触しないということと、また記録電極
を絶縁材で覆うことも可能なので、隣接電極間での絶縁
性は十分高く、インクを吐出させる記録電極と吐出させ
ない記録電極との電位差を大きくとることができるので
インク吐出位置の選択性を安定させることができる。
に配置されるため、インクと接触することはなく、また
記録電極表面に絶縁処理を施すことも可能となる。これ
により電極の劣化や隣接電極間での放電を防止でき、記
録ヘッドの長寿命化を図ることができる。さらには記録
電極がインクと接触しないということと、また記録電極
を絶縁材で覆うことも可能なので、隣接電極間での絶縁
性は十分高く、インクを吐出させる記録電極と吐出させ
ない記録電極との電位差を大きくとることができるので
インク吐出位置の選択性を安定させることができる。
【0077】(3) インクの吐出方向側の終点である
対向電極上の記録電極に電界が集中するためインクの着
弾位置精度が向上し、出力画像の高画質化を図ることが
できる。 (4)記録ヘッドを垂直に重ねた構成にし、各々独立す
る駆動することにより容易にカラー画像出力が得られ
る。
対向電極上の記録電極に電界が集中するためインクの着
弾位置精度が向上し、出力画像の高画質化を図ることが
できる。 (4)記録ヘッドを垂直に重ねた構成にし、各々独立す
る駆動することにより容易にカラー画像出力が得られ
る。
【0078】(5)記録ヘッドにおいて複数のヘッド部
を垂直に重ねて構成し、また前記複数のヘッド部に対し
1つの対向電極部を配置し、両電極をマトリクス駆動さ
せることでカラー画像出力が可能となる。したがって装
置構成が大幅に簡略化されカラー画像出力装置としての
小型化と装置コストの削減を図ることができる。 (6)複数のヘッド部に任意の色のインクを供給し、そ
れらのヘッド部に対し1つの対向電極部を対向させて設
け、前記対向電極部上の記録電極が前記複数のヘッド部
内の共通電極と交差させた構成として両電極をマトリク
ス駆動させることによってカラー画像出力が可能とな
り、また各ヘッド部間の位置合わせを必要とすることな
く主走査方向のインクドットの位置ずれを確実に保証す
ることができるので、煩雑な組み立て調整作業や微細な
調整機構を不要とし、製造コストや原価コストの削減を
図ることができる。
を垂直に重ねて構成し、また前記複数のヘッド部に対し
1つの対向電極部を配置し、両電極をマトリクス駆動さ
せることでカラー画像出力が可能となる。したがって装
置構成が大幅に簡略化されカラー画像出力装置としての
小型化と装置コストの削減を図ることができる。 (6)複数のヘッド部に任意の色のインクを供給し、そ
れらのヘッド部に対し1つの対向電極部を対向させて設
け、前記対向電極部上の記録電極が前記複数のヘッド部
内の共通電極と交差させた構成として両電極をマトリク
ス駆動させることによってカラー画像出力が可能とな
り、また各ヘッド部間の位置合わせを必要とすることな
く主走査方向のインクドットの位置ずれを確実に保証す
ることができるので、煩雑な組み立て調整作業や微細な
調整機構を不要とし、製造コストや原価コストの削減を
図ることができる。
【0079】したがって装置としての小型化と装置コス
トの削減が図れ、さらに位置ずれの少ない高画質な画像
を容易に得ることができる。 (7)被記録媒体上の帯電電荷を除去する除電手段を記
録ヘッドより上流に設けることにより、共通電極と記録
電極間の電界を乱すことがなくなり、不良ドットの発生
を防止し安定した画像出力を行うことができる。
トの削減が図れ、さらに位置ずれの少ない高画質な画像
を容易に得ることができる。 (7)被記録媒体上の帯電電荷を除去する除電手段を記
録ヘッドより上流に設けることにより、共通電極と記録
電極間の電界を乱すことがなくなり、不良ドットの発生
を防止し安定した画像出力を行うことができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかわる記録ヘッ
ドの第1構成を示す説明図である。
ドの第1構成を示す説明図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態にかかわる記録ヘッ
ドの第2構成を示す説明図である。
ドの第2構成を示す説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態にかかわる対向電極
部の他例の構成を示す説明図である。
部の他例の構成を示す説明図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態にかかわる対向電極
部の他例の構成を示す説明図である。
部の他例の構成を示す説明図である。
【図5】本発明の第2構成の記録ヘッドを用いてカラー
画像出力を行う記録ヘッドの構成を示す説明図である。
画像出力を行う記録ヘッドの構成を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態1乃至は実施の形態2にか
かわる記録ヘッドを用いたときの駆動方法を示すブロッ
ク図である。
かわる記録ヘッドを用いたときの駆動方法を示すブロッ
ク図である。
【図7】本発明の実施の形態3にかかわる記録ヘッドを
用いたときの駆動方法を示す駆動タイミングチャート図
である。
用いたときの駆動方法を示す駆動タイミングチャート図
である。
【図8】本発明の実施の形態3にかかわる記録ヘッドを
用いたときの駆動方法を示すブロック図である。
用いたときの駆動方法を示すブロック図である。
【図9】従来のスリットジェット方式にかかわる記録ヘ
ッドの構成を示す説明図である。
ッドの構成を示す説明図である。
101 スリット吐出口 104 記録電極 106 電源 107 駆動回路 108 インク 109 飛翔インク 110 記録紙 111 ヘッド部 112 対向電極部 118 共通電極
フロントページの続き (72)発明者 村松 博之 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 株式会社エスアイアイ・アールディセン ター内 (56)参考文献 特開 昭62−3963(JP,A) 特開 昭58−49264(JP,A) 特開 昭63−59539(JP,A) 特開 平9−239987(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/06
Claims (2)
- 【請求項1】 インクに静電気力を与えて吐出口からイ
ンクを一定方向に吐出させる静電型インクジェットの記
録ヘッドにおいて、ドット毎の区切りのない 単一のスリット状開口部をもつ
インク吐出口と、前記インク吐出口近傍に位置し、かつ
前記インク吐出口の長手方向に渡って位置する共通電極
とで構成されるヘッド部と、 前記ヘッド部のインク吐出口に対して微小間隙をもって
対向して配置され、かつ記録画像画素に対応して分割し
て配列された多数の記録電極で構成される対向電極部か
らなり、前記ヘッド部をインク吐出口短手方向(以下副走査方
向)に複数個並べて設け、 前記複数のヘッド部に対向する対向電極部をただ1個設
け、前記対向電極部を記録電極が前記複数のヘッド部内
すべての共通電極に対して交差する方向に縦走させてイ
ンク吐出口長手方向(以下主走査方向)に配列するよう
位置させることで、前記記録電極と共通電極の交差位置
で単純にインク飛翔位置が定められ、 前記複数のヘッド部に対して各々独立に任意の色のイン
クを供給するインク供給手段を設け、 前記共通電極と記録電極間に一定電圧を供給する電源
と、 前記電源からの電圧を所望の色に対応する記録画像信号
に応じて制御して主走査方向に配列された記録電極に対
し選択的に電圧を印加する第一の駆動手段と、 前記第一の駆動手段の動作に同期制御して前記所望の色
のインクが供給されたヘッド部内の副走査方向に配列さ
れた共通電極に対して前記記録電極とは逆極性の電圧を
印加する第二の駆動手段とを設け、 前記第一の駆動手段並びに前記第二の駆動手段による動
作を各色毎に時分割で順次走査する ことを特徴とする記
録ヘッド。 - 【請求項2】 インク吐出口と対向電極部間に設けられ
た微小間隙に被記録媒体を供給し、かつ前記各記録ヘッ
ドの駆動に対して同期して被記録媒体を副走査方向に走
査させる被記録媒体搬送手段を有することで前記被記録
媒体上の任意の位置に記録画像信号に応じたインク滴を
付着、浸透させることを特徴とする請求項1記載の記録
ヘッドを用いた画像記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35972198A JP3226882B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | 記録ヘッド並びに該記録ヘッドを用いた画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35972198A JP3226882B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | 記録ヘッド並びに該記録ヘッドを用いた画像記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000177136A JP2000177136A (ja) | 2000-06-27 |
| JP3226882B2 true JP3226882B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=18465967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35972198A Expired - Fee Related JP3226882B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | 記録ヘッド並びに該記録ヘッドを用いた画像記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3226882B2 (ja) |
-
1998
- 1998-12-17 JP JP35972198A patent/JP3226882B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000177136A (ja) | 2000-06-27 |
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Legal Events
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