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JP3227966B2 - ブートストラップ回路 - Google Patents
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JP3227966B2 - ブートストラップ回路 - Google Patents

ブートストラップ回路

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JP3227966B2
JP3227966B2 JP33626893A JP33626893A JP3227966B2 JP 3227966 B2 JP3227966 B2 JP 3227966B2 JP 33626893 A JP33626893 A JP 33626893A JP 33626893 A JP33626893 A JP 33626893A JP 3227966 B2 JP3227966 B2 JP 3227966B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブートストラップ回路
に関し、特にCMOS(Complementary Metal Oxide Se
miconductor)集積回路のブートストラップ回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】CMOS(Complementary Metal Oxide
Semiconductor)集積回路で用いられているブートストラ
ップ回路では、MOSトランジスタの閾値電圧が増加し
て出力ダイナミックレンジが狭まるという基板効果が現
れないように、バックゲートバイアスを例えば負電位等
にし、ブート効率を上げるようになっている。
【0003】具体的には、例えばP形基板にN形領域
(以下Nウエルという)を形成したNウエル形CMOS
に用いられているブートストラップ回路は、図3に示す
ように、駆動信号線51の電位を変化させる駆動トラン
ジスタ52と、入力信号の変化に応じて上記駆動トラン
ジスタ52のゲートを制御する制御トランジスタ53
と、上記駆動信号線51の電位を所定電位以上に持ち上
げるキャパシタ54と、上記駆動トランジスタ52のゲ
ートに予め所定電位を与えるプリチャージ用のトランジ
スタ55とを備える。
【0004】このCMOSの電源電圧(VCC)を5ボル
トとすると、制御トランジスタ53のゲート、プリチャ
ージ用のトランジスタ(以下プリチャージトランジスタ
という)55のドレインに5ボルトが供給される。ま
た、後述するように制御トランジスタ53、キャパシタ
54、プリチャージトランジスタ55のバックゲートバ
イアス(Nウエル)の電位(VBB)を−3ボルトとして
いる。
【0005】そして、駆動トランジスタ52のソースに
インバータ回路61で反転された入力信号が供給され、
制御トランジスタ53のソースには、縦続接続されたイ
ンバータ回路61、62、63、64及びキャパシタ6
5において所定時間t遅延された入力信号が供給され
る。一方、キャパシタ54のソースとドレインを接続し
た端子54aには、所定時間t遅延されると共にインバ
ータ回路66で反転された入力信号が供給され、プリチ
ャージトランジスタ55のゲートに入力信号が供給され
る。また、この入力信号は、出力バッファ回路である所
謂プッシュプル回路を構成する出力トランジスタ56の
ゲートに供給され、このプッシュプル回路の出力トラン
ジスタ57のゲートに駆動信号線51が接続されてい
る。さらに、この駆動信号線51とアース間に、入力信
号で駆動されるトランジスタ67が常時オン状態のトラ
ンジスタ68を介して接続されている。
【0006】したがって、このブートストラップ回路で
は、図4Aに示すように、入力信号の電圧がVCCボルト
の状態では、制御トランジスタ53のソースにVCCボル
トが供給されることにより、この制御トランジスタ53
はオフ状態であり、プリチャージトランジスタ55のゲ
ートにVCCボルトが供給されることにより、このプリチ
ャージトランジスタ55はオン状態であり、駆動トラン
ジスタ52のゲートの電圧は、図4Bに示すように、
(VCC−VTH)ボルトとなっている。ここで、V THはプ
リチャージトランジスタ55の所謂閾値電圧である。
【0007】そして、駆動トランジスタ52のソースに
インバータ回路61を介して反転された入力信号(0ボ
ルト)が供給されており、この駆動トランジスタ52は
オン状態であると共に、入力信号が供給されるトランジ
スタ67はオン状態である。したがって、駆動トランジ
スタ52の出力である駆動信号線51の電圧は、図4C
に示すように0ボルトとなっている。この結果、出力ト
ランジスタ56はオン状態であり、出力トランジスタ5
7はオフ状態である。すなわち出力電圧は、図4Dに示
すように、0ボルトである。また、この状態において
は、キャパシタ54の端子54aにインバータ回路66
を介して0ボルトが供給されると共に、ゲートである端
子54bには0ボルトが供給され、このキャパシタ54
は、電荷が蓄積されていない状態となっている。
【0008】次に、図4Aに示すように、入力信号の電
圧がVCCボルトから0ボルトに変化すると、出力トラン
ジスタ56及びトランジスタ67がオフ状態に変化する
と共に、駆動トランジスタ52のソース電圧が0ボルト
からVCCボルトに変化する。また、このとき、プリチャ
ージトランジスタ55がオフ状態に変化すると共に、制
御トランジスタ53は、上述のキャパシタ65等で決定
される所定時間tオフ状態を維持する。
【0009】したがって、駆動トランジスタ52のゲー
トは所定時間t所謂フローティング状態となり、駆動ト
ランジスタ52のソースとゲート間の容量によってこの
駆動トランジスタ52のゲート電圧は、図4Bに示すよ
うに、(VCC−VTH)ボルト以上に上昇し、駆動トラン
ジスタ52は所定時間tオン状態を維持する。この結
果、駆動トランジスタ52を介してキャパシタ54への
充電が行われる。
【0010】その後、所定時間tが経過すると、制御ト
ランジスタ53がオン状態に変化して駆動トランジスタ
52のゲート電圧は0ボルトとなり、この駆動トランジ
スタ52はオフ状態に変化する。この結果、駆動信号線
51はフローティング状態に変化する。また、このと
き、キャパシタ54の端子54aにはVCCボルトが供給
され、このキャパシタ54は、図4Cに示すように、V
CCボルトと所定時間t内で充電された所定電圧αボルト
とを加算した電圧(VCC+α)ボルトを駆動信号線51
に印加する。
【0011】この結果、出力トランジスタ57はオン状
態に変化して、出力電圧は、図4Dに示すように、VCC
ボルトに変化する。すなわち出力トランジスタ57をオ
ン状態にする際に、そのゲートに印加する電圧をαボル
ト高めることによりブートストを働かせ、出力トランジ
スタ57のターンオン時間を短く(立ち上がりを急峻
に)している。
【0012】ところで、このブートスト効果、すなわち
αボルトは、キャパシタ54の容量とその充電電流で定
まり、キャパシタ54の容量を同じであるとすると、所
定時間t内における駆動トランジスタ52のオン状態で
のアドミタンスが小さい程高い。換言すると、駆動トラ
ンジスタ52を所定時間tオン状態に維持するゲート電
圧(VCC−VTH)が高い程、ブートスト効果が高い。し
たがって、この従来のブートストラップ回路では、閾値
電圧VTHが基板効果で高くなるのを防止するために、制
御トランジスタ53、キャパシタ54、プリチャージト
ランジスタ55のバックゲートバイアス(Nウエル)の
電位(VBB)を−3ボルトとしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のN
ウエル形CMOSで用いられているブートストラップ回
路では、バックゲートバイアスを負電位にするための電
源が必要であるという問題があった。
【0014】一方、上述した回路構成のブートストラッ
プ回路をPウエル形CMOSに用いると、バックゲート
バイアスは0ボルトとなり、基板効果の影響により閾値
電圧VTHが上昇し、ブートスト効果が低下するという問
題があった。
【0015】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、バックゲートバイアス(Pウエル)が0
ボルトのPウエル形CMOSにおいて、ブートスト効果
が高いブートストラップ回路の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、駆動信号線の電位を変化させる駆動ト
ランジスタと、入力信号の変化に応じて上記駆動トラン
ジスタのゲートを制御する制御トランジスタとから構成
され、該制御トランジスタがPウエルに形成されたNチ
ャンネル形トランジスタからなり、そのバックゲートバ
イアスをソース電位とするブートストラップ回路であっ
て、前記駆動信号線の電位を所定電位以上に持ち上げる
キャパシタを備え、前記キャパシタがPウエルに形成さ
れたNチャンネル形トランジスタからなり、そのバック
ゲートバイアスをソース電位とすることを特徴とする。
【0017】また、本発明に係るブートストラップ回路
は、前記駆動トランジスタのゲートに予め所定電位を与
えるプリチャージ用のトランジスタを備え、該プリチャ
ージ用のトランジスタがPウエルに形成されたNチャン
ネル形トランジスタからなり、そのバックゲートバイア
スをソース電位とすることを特徴とする。
【0018】
【0019】
【0020】
【作用】本発明では、駆動信号線の電位を変化させる駆
動トランジスタと、入力信号の変化に応じて上記駆動ト
ランジスタのゲートを制御する制御トランジスタとから
構成され、該制御トランジスタがPウエルに形成された
Nチャンネル形トランジスタからなり、そのバックゲー
トバイアスをソース電位とするブートストラップ回路に
おいて、駆動信号線の電位を所定電位以上に持ち上げる
キャパシタをPウエルに形成されたNチャンネル形トラ
ンジスタとすると共に、そのバックゲートバイアスをソ
ース電位とする。
【0021】さらに、本発明に係るブートストラップ回
路では、駆動トランジスタのゲートに予め所定電位を与
えるプリチャージ用のトランジスタをPウエルに形成さ
れたNチャンネル形トランジスタとすると共に、そのバ
ックゲートバイアスをソース電位とする。
【0022】また、本発明に係るブートストラップ回路
では、駆動トランジスタのゲートに予め所定電位を与え
るプリチャージ用のトランジスタをPウエルに形成され
たNチャンネル形トランジスタとすると共に、そのバッ
クゲートバイアスをソース電位とする。
【0023】また、本発明に係るブートストラップ回路
では、駆動信号線の電位を所定電位以上に持ち上げるキ
ャパシタをPウエルに形成されたNチャンネル形トラン
ジスタとすると共に、そのバックゲートバイアスをソー
ス電位とする。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係るブートストラップ回路の
実施例を図面を参照しながら説明する。この実施例は、
本発明に係るブートストラップ回路をバックゲートバイ
アスを0ボルトとするPウエル形CMOSに適用したも
のであり、図1は、このPウエル形CMOSからなる所
謂プッシュプル形の駆動回路の構成を示すブロック図で
ある。
【0025】この駆動回路は、図1に示すように、駆動
信号線11の電位を変化させる駆動トランジスタ12
と、入力信号の変化に応じて上記駆動トランジスタ12
のゲートを制御する制御トランジスタ13と、上記駆動
信号線11の電位を所定電位以上に持ち上げるキャパシ
タ14と、上記駆動トランジスタ12のゲートに予め所
定電位を与えるプリチャージ用のトランジスタ15とか
ら構成されるブートストラップ回路を備える。また、こ
の駆動回路は、出力バッファとして、電源とアース間に
縦続接続した出力トランジスタ16、17を備える。
【0026】この駆動回路の電源電圧(VCC)を5ボル
トとすると、制御トランジスタ13のゲート、プリチャ
ージ用のトランジスタ(以下プリチャージトランジスタ
という)15のドレインに5ボルトが供給される。ま
た、制御トランジスタ13、キャパシタ14、プリチャ
ージトランジスタ15のバックゲート(Nウエル)はそ
れぞれのトランジスタのソースと接続され、各バックゲ
ートバイアスをそれぞれのソース電位としている。
【0027】そして、駆動トランジスタ12のソースに
インバータ回路21で反転された入力信号が供給され、
制御トランジスタ13のソースには、縦続接続されたイ
ンバータ回路21、22、23、24及びキャパシタ2
5において所定時間遅延された入力信号が供給される。
一方、キャパシタ14のソースとドレインを接続した端
子14aには、所定時間遅延されると共にインバータ回
路26で反転された入力信号が供給され、プリチャージ
トランジスタ15のゲートに入力信号が供給される。ま
た、この入力信号は、出力トランジスタ16のゲートに
供給され、出力トランジスタ17のゲートに駆動信号線
11が接続されている。さらに、この駆動信号線11と
アース間に、入力信号で駆動されるトランジスタ27が
常時オン状態のトランジスタ28を介して接続されてい
る。
【0028】したがって、このブートストラップ回路で
は、入力信号の電圧がVCCボルトの状態では、制御トラ
ンジスタ13のソースにVCCボルトが供給されることに
より、この制御トランジスタ13はオフ状態であり、プ
リチャージトランジスタ15のゲートにVCCボルトが供
給されることにより、このプリチャージトランジスタ1
5はオン状態であり、駆動トランジスタ12のゲートの
電圧は、(VCC−VTH)ボルトとなっている。ここで、
THはプリチャージトランジスタ15の所謂閾値電圧で
ある。
【0029】そして、駆動トランジスタ12のソースに
インバータ回路21を介して反転された入力信号(0ボ
ルト)が供給されており、この駆動トランジスタ12は
オン状態であると共に、入力信号が供給されるトランジ
スタ27はオン状態である。したがって、駆動トランジ
スタ12の出力である駆動信号線11の電圧は、0ボル
トとなっている。この結果、出力トランジスタ16はオ
ン状態であり、出力トランジスタ17はオフ状態であ
る。すなわち出力電圧は0ボルトである。また、この状
態においては、キャパシタ14の端子14aにインバー
タ回路26を介して0ボルトが供給されると共に、ゲー
トである端子14bには0ボルトが供給され、このキャ
パシタ14は、電荷が蓄積されていない状態となってい
る。
【0030】次に、入力信号の電圧がVCCボルトから0
ボルトに変化すると、出力トランジスタ16及びトラン
ジスタ27がオフ状態に変化すると共に、駆動トランジ
スタ12のソース電圧が0ボルトからVCCボルトに変化
する。また、このとき、プリチャージトランジスタ15
がオフ状態に変化すると共に、制御トランジスタ13
は、上述のキャパシタ25等で決定される所定時間オフ
状態を維持する。
【0031】したがって、駆動トランジスタ12のゲー
トは所定時間所謂フローティング状態となり、駆動トラ
ンジスタ12のソースとゲート間の容量によってこの駆
動トランジスタ12のゲート電圧は(VCC−VTH)ボル
ト以上に上昇し、駆動トランジスタ12は所定時間オン
状態を維持する。この結果、駆動トランジスタ12を介
してキャパシタ14への充電が行われる。
【0032】その後、所定時間が経過すると、制御トラ
ンジスタ13がオン状態に変化して駆動トランジスタ1
2のゲート電圧は0ボルトとなり、この駆動トランジス
タ12はオフ状態に変化する。この結果、駆動信号線1
1はフローティング状態に変化する。また、このとき、
キャパシタ14の端子14aにはVCCボルトが供給さ
れ、このキャパシタ14は、VCCボルトと所定時間内で
充電された所定電圧αボルトとを加算した電圧(VCC
α)ボルトを駆動信号線11に印加する。
【0033】この結果、出力トランジスタ17はオン状
態に変化して、出力電圧はVCCボルトに変化する。すな
わち出力トランジスタ17をオン状態にする際に、その
ゲートに印加する電圧をαボルト高めることによりブー
トストを働かせ、出力トランジスタ17のターンオン時
間を短く(立ち上がりを急峻に)している。
【0034】ところで、このブートスト効果、すなわち
αボルトは、キャパシタ14の容量とその充電電流で定
まり、キャパシタ14の容量を同じであるとすると、所
定時間内における駆動トランジスタ12のオン状態での
アドミタンスが小さい程高い。換言すると、駆動トラン
ジスタ12を所定時間オン状態に維持するゲート電圧
(VCC−VTH)が高い程、ブートスト効果が高い。した
がって、このブートストラップ回路では、上述したよう
BR>に制御トランジスタ13、プリチャージトランジス
タ15のバックゲートバイアス(Nウエル)の電位(V
BB)を、それぞれのトランジスタのソース電位とするこ
とにより、基板効果を抑圧して、バックゲートをソース
に接続しない場合に比して閾値電圧VTHを低くすること
ができ、すなわち駆動トランジスタのゲート電圧(VCC
−VTH)を高くすることができ、ブートスト効果を高め
ることができる。また、キャパシタ14のバックゲート
バイアスをソース電位とすることにより、基板効果を抑
圧して、バックゲートをソースに接続しない場合に比し
てキャパシタ14の効率を高くすることができ、ブート
スト効果を高めることができる。
【0035】つぎに、本発明に係るブートストラップ回
路をDRAMの列(row)用のデコーダに適用した実施例
について、図2を用いて説明する。このデコーダは、図
2に示すように、駆動信号線31の電位を変化させる駆
動トランジスタ32と、入力信号の変化に応じて上記駆
動トランジスタ32のゲートを制御する制御トランジス
タ33とから構成されるブートストラップ回路を複数、
例えば上述の図2に示すように4個備える。これらのブ
ートストラップ回路は同じ回路構成を有するので、1つ
のブートストラップ回路について説明する。
【0036】このデコーダの電源電圧(VCC)を5ボル
トとすると、制御トランジスタ33のゲートに5ボルト
が供給される。また、この制御トランジスタ33のバッ
クゲート(Nウエル)はソースと接続され、バックゲー
トバイアスをソース電位としている。
【0037】また、このデコーダは、上述の図2に示す
ように、例えば3つのセレクタ信号の負論理積を求める
3入力NAND回路41と、該3入力NAND回路41
の出力を反転して上記駆動トランジスタ32のソースに
供給するインバータ回路42と、該インバータ回路42
の出力を反転するインバータ回路43と、上記インバー
タ回路43の出力で駆動されるトランジスタ44を上記
駆動信号線31とアース間に備える。そして、駆動トラ
ンジスタ32のソースに入力信号が供給されている。
【0038】したがって、このブートストラップ回路で
は、3つのセレクタ信号の電圧が全てVCCボルトの状態
では、制御トランジスタ33のソースにVCCボルトが供
給されることにより、この制御トランジスタ33はオフ
状態であり、駆動トランジスタ32のゲートはフローテ
ィング状態となって、オン状態となっている。また、ト
ランジスタ44には0ボルトが供給されることにより、
このトランジスタ44はオフ状態となっている。この結
果、駆動トランジスタ32のソースに供給される入力信
号(0ボルト)がそのまま出力される。このとき、例え
ば入力信号が0ボルトからVCCボルトに変化すると、駆
動トランジスタ32のソースとゲート間の容量によって
この駆動トランジスタ32のゲート電圧が上昇し、例え
ば後段の負荷回路の容量への充電を速める。すなわちブ
ートストを働かせて、出力電圧の上昇時間を短く(立ち
上がりを急峻に)することができる。ところで、このデ
コーダでは、上述したように制御トランジスタ33のバ
ックゲートバイアス(Nウエル)の電位(VBB)をソー
ス電位とすることにより、基板効果を抑圧して、バック
ゲートをソースに接続しない場合に比して基板効果を抑
圧しており、上述の実施例と同様にブートスト効果を高
めることができる。
【0039】なお、セレクタ信号のいずれか1つが0ボ
ルトときは、トランジスタ44がオン状態であり、駆動
信号線31の電位は0ボルトとなる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明で明かなように、本発明で
は、制御トランジスタ、プリチャージ用のトランジスタ
のバックゲートバイアスをそれぞれのトランジスタのソ
ース電位とすることにより、基板効果を抑圧して、バッ
クゲートをソースに接続しない場合に比して閾値電圧V
THを低くすることができ、すなわち駆動トランジスタの
ゲート電圧を高くすることができ、ブートスト効果を高
めることができる。
【0041】また、キャパシタのバックゲートバイアス
をソース電位とすることにより、基板効果を抑圧して、
バックゲートをソースに接続しない場合に比してキャパ
シタの効率を高くすることができ、ブートスト効果を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブートストラップ回路を用いた駆
動回路の具体的な回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るブートストラップ回路を用いたD
RAMデコーダの具体的な回路構成を示すブロック図で
ある。
【図3】従来のブートストラップ回路の回路構成を示す
ブロック図である。
【図4】従来のブートストラップ回路の動作を説明する
ためのタイムチャートである。
【符号の説明】
11・・・駆動信号線 12・・・駆動トランジスタ 13・・・制御トランジスタ 14・・・キャパシタ 15・・・プリチャージトランジスタ 31・・・駆動信号線 32・・・駆動トランジスタ 33・・・制御トランジスタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動信号線の電位を変化させる駆動トラ
    ンジスタと、入力信号の変化に応じて上記駆動トランジ
    スタのゲートを制御する制御トランジスタとから構成さ
    れ、該制御トランジスタがPウエルに形成されたNチャ
    ンネル形トランジスタからなり、そのバックゲートバイ
    アスをソース電位とするブートストラップ回路であっ
    て、 前記駆動信号線の電位を所定電位以上に持ち上げるキャ
    パシタを備え、 前記キャパシタがPウエルに形成されたNチャンネル形
    トランジスタからなり、そのバックゲートバイアスをソ
    ース電位とすることを特徴とするブートストラップ回
    路。
  2. 【請求項2】 前記駆動トランジスタのゲートに予め所
    定電位を与えるプリチャージ用のトランジスタを備え、
    該プリチャージ用のトランジスタがPウエルに形成され
    たNチャンネル形トランジスタからなり、そのバックゲ
    ートバイアスをソース電位とすることを特徴とする請求
    項1記載のブートストラップ回路。
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