JP3229396B2 - 撥水性化粧料 - Google Patents
撥水性化粧料Info
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Description
ガノポリシロキサン誘導体を配合した撥水性化粧料に関
する。
張力などの物性に優れるため、近年化粧品、医薬品、食
品、雑貨などの商品に多用されている。特に皮膚外用剤
の分野においては、シリコーン油の撥水性を利用し、水
或いは洗剤などから皮膚を保護することが行われてお
り、該シリコーン油のより広範な使用方法の開発が急務
である。しかしながら、シリコーン油は水と親和性を示
さず、また水中に乳化しにくいために使用法が制限され
ている。そこで、シリコーン油を乳化せしめるため一般
の乳化剤の外、シリコーン油に対し親和性の高い乳化剤
として、シリコーン油に親水基を導入した変性シリコー
ン油が開発されている。この例として、ポリオキシアル
キレン基を導入したポリエーテル変性シリコーンや、イ
オン性基を導入したものなどが知られている。
来の変性シリコーン油は、いずれもシリコーン油の乳化
能を有するものの、調整された乳化組成物の経時安定性
に劣るものであった。特にシリコーン油が全油性成分中
の50重量%以上となると、著しく経時安定性が悪化す
る傾向にあり、シリコーン油使用の妨げとなっていた。
また、前記変性シリコーン油の中でも、安全性の観点か
ら皮膚外用剤にはポリエーテル変性シリコーンが広く用
いられているが、該ポリエーテル変性シリコーンは50
℃程度の高温下に長時間放置されると、ポリオキシエチ
レン基が酸化劣化を受けて分解し、異臭を発したり、p
Hが低下することがある。このため、化粧料が店頭に長
時間陳列された場合などには、変質を来すおそれもあ
る。本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は優れた使用性、撥水性を充分に発揮さ
せつつ、経時安定性に優れた撥水性化粧料を提供するこ
とにある。
に本発者らが鋭意検討した結果、特定の糖残基を有する
オルガノポリシロキサン誘導体を乳化剤として用いるこ
とにより、優れた使用性、撥水性を充分に発揮させつ
つ、経時安定性に優れた撥水性化粧料が得られることを
見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
の請求項1記載の撥水性化粧料は、下記一般式化3
1〜8の炭化水素基を示す。R1〜R6は各々同一又は異
なり、少なくとも一つが一般式化4
は単糖から誘導されるグリコシル基を示す。)で表わさ
れる有機基を示し、残りが炭素数1〜8の炭化水素基又
はヒドロキシ基を示す。m及びnの平均値は、同一又は
異なる0又は正数を示し、且つ1≦m+n≦1000で
ある。]で表わされる糖残基を有するオルガノポリシロ
キサン誘導体の一種又は二種以上と、シリコーン油の一
種又は二種以上と、を配合し、且つ該シリコーン油が全
油性成分中の50重量%以上であることを特徴とする。
リコーン油が、環状ジメチルポリシロキサン油、ジメチ
ルポリシロキサン油、メチルフェニルポリシロキサン油
の一種又は二種以上よりなることを特徴とする。以下、
本発明の構成をさらに詳細に説明する。前記化3に示す
糖残基含有オルガノポリシロキサン誘導体において、R
及びRaは各々同一又は異なる炭素数1〜8の炭化水素
基を示し、メチル基、エチル基、ブチル基或いはフェニ
ル基などが例示される。また、R7 は−(CH 2 )
2−20 −を示す。
されるグリコシル基としては、例えばグリコシル基、マ
ンノシル基、ガラクトシル基、リボシル基、アラビノシ
ル基、キシロシル基、フルクトシル基などの単糖基が例
示される。また、m及びnの平均値は、同一又は異なる
0又は正数を示し、且つ1≦m+n≦1000、好まし
くは1≦m+n≦500、さらに好ましくは1≦m+n
≦150である。一般式化3の化合物の製造法は特に制
限がないが、一般によく知られた、オルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンと、末端に二重結合を有する糖誘導
体とのヒドロシリル化反応によって製造することができ
る。すなわち、一般式化5
炭化水素基を示す。R1a〜R6aは、各々同一又は異な
り、少なくとも一つが水素原子を示し、残りが炭素数1
〜8の炭化水素基を示す。m及びnの平均値は、同一又
は異なった0又は正数を示し、且つ1≦m+n≦100
0である]で表わされるオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンと、一般式化6
H(CH 2 ) 0−18 −基を示し、Gは単糖から誘導さ
れるグリコシル基を示す。]で表わされる糖誘導体とを
白金系触媒の存在下に反応させて製造することができ
る。
子が残っている場合には、反応終了後にオレフィン系化
合物を加え、未反応の水素原子をできるだけ反応させて
おくことが好ましい。特に下記化7ないし化8で表わさ
れる糖残基含有オルガノポリシロキサン誘導体のうち、
Gaで示される糖残基がグルコシル基であり、R9で示さ
れる炭化水素基がメチル基で、R10が−(CH2)3−基
であり、且つmが5〜70のものは汎用性があり、本発
明にかかる撥水性化粧料のうち、油中水型撥水性化粧料
を得るのに好適である。
ロキサン誘導体のうち、Gbで示される糖残基がグルコ
シル基であり、R11で示される炭化水素基がメチル基
で、R12が−(CH2)3−基であり、且つmが20〜7
0で、nが1〜10のものは汎用性があり、本発明にか
かる撥水性化粧料のうち油中水型撥水性化粧料を得るの
に好適である。
サン誘導体のうち、Gbで示される糖残基がグルコシル
基であり、R11で示される炭化水素基がメチル基で、R
12が−(CH2)3−基であり、且つmが0〜50で、n
が20〜50のものは汎用性があり、本発明にかかる撥
水性化粧料のうち水中油型撥水性化粧料を得るのに好適
である。
れる糖残基含有オルガノポリシロキサンの量には特に制
限はないが、好ましくは0.01重量%以上、さらに好
ましくは0.1重量%以上である。0.01重量%未満
の場合には、乳化不良を発生する可能性がある。配合の
上限についても特に制限はないが、著しく多量の場合に
は必然的に撥水性化粧料を構成する他の成分の割合が低
くなるため、10重量%程度までが好適である。一方、
本発明において乳化に供されるシリコーンオイルとして
は、次のものが例示される。ジメチルポリシロキサン油
としては、25℃における粘度が0.65〜5000CS
tのもの、メチルフェニルポリシロキサン油としては2
5℃における粘度が10〜1000CStのもの、環状ジ
メチルポリシロキサン油としてはオクタメチルシクロテ
トラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、
ドデカメチルシクロヘキサシロキサンなどを挙げること
ができる。配合量は特に制限はないが、撥水性化粧料を
生成できる量であって、0.1〜70重量%が好まし
い。本発明の撥水性化粧料は、皮膚化粧料としてのクリ
ーム、乳液や、メーキャップ化粧料としての乳化ファン
デーション、化粧下地や、毛髪化粧料としてのヘアクリ
ーム、ヘアトリートメントなどに用いることができる。
説明する。なお、本発明は実施例に限定されるものでは
ない。また、配合量は特に指定のない限り重量%で示
す。まず、次の表1に示されるクリームを製造し、経時
安定性及び塗布後の皮膚の撥水性を評価した。
撥水性が皮膚上で発揮され、且つ組成物自体の経時安定
性に優れるものである。
基含有オルガノポリシロキサンを用いない場合には、撥
水性は良好であるものの、経時安定性が悪く、一般の乳
化剤であるステアリン酸ナトリウム、POE(25)セ
チルエーテルなどでは不十分である。さらに、シリコー
ン油を用いずに流動パラフィンなどを用いた場合には、
ステアリン酸ナトリウムなどでも十分な乳化が可能であ
る一方、優れた撥水性を得ることはできないことが理解
される。なお、化10は、次の構造を有する。
リシロキサン32.3g、アリルグルコシド78.4
g、ジオキサン64.5g、塩化白金酸(0.2%ジオ
キサン溶液)5.0gを各々仕込み、80〜90℃で約
3時間反応を行なった。反応混合物を濃縮し、酢酸エチ
ル/水系で分配し、水層を濃縮し、透析チューブを用い
て3日間透析を行ない、未反応アリルグルコシドを除去
し、透析チューブ内の溶液を留去し、前記化10の糖残
基含有オルガノポリシロキサンを得た。
における配合割合と、乳化安定性との関係について調べ
た。 基本処方 A:ジメチルポリシロキサン油(6CSt/25℃) 表2 B:流動パラフィン 表2 イソプロピルミリステート 5% セチルアルコール 3% C:糖残基含有オルガノポリシロキサン(化10) 表2 D:POE(25)シリコーン 表2 E:ステアリン酸ナトリウム 表2 精製水 残余 ────────────────────────────── 100%
と、撥水性が良好である半面、一般の乳化剤を用いた場
合には乳化性が悪く、さらに従来の変性シリコーンであ
るPOE(25)シリコーンを用いた場合にも乳化は可
能であるものの、乳化安定性が悪く、さらに保存条件に
よっては変性、異臭の発生を生じる場合があった。
キサンを配合した本発明にかかる撥水性化粧料は、シリ
コーン油の油性成分中に占める割合が、50%以上であ
る場合に、優れた撥水性を維持したまま、乳化安定性が
改善されていることが確認された。以下に、本発明にか
かる撥水性化粧料の具体的配合例を示す。 実施例3 エモリエントオイル グリセリン 10.0 1,3−ブタンジオール 40.0 糖残基含有オルガノポリシロキサン(化12) 10.0 環状ジメチルポリシロキサン(4量体) 34.75 グリセリルトリオクタノエート 5.0 ビタミンEアセテート 0.2 ビタミンD2 0.05 実施例3のエモリエントオイルは、エモリエント効果に
優れ、且つ経時安定性にも優れるものである。なお、化
12は以下の構造を有する。
サン12.9g、アリルグルコシド49.0g、イソプ
ロピルアルコール200g、塩化白金酸(0.2%イソ
プロピルアルコール溶液)3.0gを各々仕込み、前記
化10の糖残基含有オルガノポリシロキサンと同様に反
応させた。
性及び経時安定性にも優れたものである。
性及び経時安定性にも優れたものである。
ロキサンは次の構造を有する。
ロキサン16.3g、アリルグルコシド49.0g、ジ
オキサン100g、塩化白金酸(0.2%ジオキサン溶
液)5.0gを各々仕込み、80〜90℃で約3時間反
応を行なった。反応混合物を濃縮し、酢酸エチル/水系
で分配し、有機層の溶媒を留去して化15を得た。
性に優れるものであった。
オルガノポリシロキサンは、それぞれ次の構造を有す
る。
且つ安定性に優れたものである。
リシロキサンは次の構造を有する。
性、撥水性を有し、経時安定性にも優れていた。
オルガノポリシロキサンは次の構造を有する。
次の構造を有する。
時安定性にも優れたものである。
し、経時安定性にも優れたものである。
ーン油を全油性成分中の50重量%以上とし、糖残基含
有オルガノポリシロキサン及びシリコーン油を配合する
ことにより、優れた使用性、撥水性を充分に発揮させつ
つ、経時安定性を得ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】下記一般式化1 【化1】 [上記化1中、R及びRaは各々同一又は異る炭素数1
〜8の炭化水素基を示す。R1〜R6は各々同一又は異な
り、少なくとも一つが一般式化2 【化2】−R7−O−G (化2中、R7は−(CH 2 ) 2−20 −基を示し、G
は単糖から誘導されるグリコシル基を示す。) で表わされる有機基を示し、残りが炭素数1〜8の炭化
水素基又はヒドロキシ基を示す。m及びnの平均値は、
同一又は異なる0又は正数を示し、且つ1≦m+n≦1
000である。] で表わされる糖残基を有するオルガノポリシロキサン誘
導体の一種又は二種以上と、 シリコーン油の一種又は二種以上と、 を配合し、且つ該シリコーン油が全油性成分中の50重
量%以上であることを特徴とする撥水性化粧料。 - 【請求項2】請求項1記載の乳化組成物において、シリ
コーン油が、環状ジメチルポリシロキサン油、ジメチル
ポリシロキサン油、メチルフェニルポリシロキサン油の
一種又は二種以上よりなることを特徴とする撥水性化粧
料。
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|---|---|---|---|
| JP31940992A JP3229396B2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 撥水性化粧料 |
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1992
- 1992-11-04 JP JP31940992A patent/JP3229396B2/ja not_active Expired - Fee Related
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