JP3230447B2 - 電縫管シーム部検出装置及び方法 - Google Patents
電縫管シーム部検出装置及び方法Info
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Description
において、シーム部検査工程の自動化及び精度向上のた
め、超音波探傷装置の探触子の位置決めに必要となる電
縫管シーム部検出装置及び方法に関するものである。
通してその両側エッジ部を相対する円筒状に曲成し、こ
の状態の両側エッジ部の端面に電流を流して両側エッジ
部を加熱しながらスクイズロール間に通し、両側エッジ
部同士を衝合溶接した後、その溶接部(以下、シーム部
という)に形成された溶接ビードを切削除去し、これを
サイザーロール群に通し定形して製造される。
ては、そのシーム部に欠陥が発生し易いので、シーム部
を超音波探傷してその品質管理を行っている。超音波探
傷は、溶接ビードを切削して冷却水槽で冷却する工程か
ら、サイザーロール群に送るまでの工程で実施される。
前記シーム部は、ビード切削バイト交換時や材料サイズ
変更のために成形ロールを替えた時における該サイザー
ロールの状況等により周方向にずれ易い。よって、超音
波探傷を行う場合には、シーム部の位置を正確に検出
し、この検出されたシーム部に超音波探傷装置の探触子
を追従させる必要がある。
探傷する場合において、該シーム部を光学的に検出する
方法としては、従来には、以下の方法が開示されてい
る。 (1) 特開平1−302103号公報には、電縫管の
シーム部を挟んで設けた2台の投光装置の各々から、シ
ーム部を含む電縫管の表面の異なる位置に斜め方向から
光を照射し、各々の照射位置を1台のテレビカメラにて
同時に撮像し、各々の照射位置に対応する2つの視野部
分の各々に存在する1本以上の走査線について、これら
の走査線上の輝度信号を各別に2値化処理して電縫管の
周方向におけるシーム部の1次元的な位置を表す2つの
位置信号を得て、両方の位置信号が一致した部分を電縫
管の周方向における真のシーム位置として検出する方法
が開示されている。
は、電縫管の表面に斜め上方から光を照射して照射され
た部分を2次元的に撮像し、画像処理にてシーム部とそ
の周辺面の色合いの差から生じる輝度の違いを検出し
て、シーム部を黒に、それ以外を白に2値化処理し、計
測すべき必要面を枠で囲ったウインドゥ内におけるシー
ム部の面積(画素数)に基づきその重心を求め、真のシ
ーム位置を検出する方法が記載されている。
は、前記特開平4−340403号でのシーム部とその
周辺面の色合いの差を明確にするため、照度計を設け、
異常な2値化画像の発生を防止してシーム位置を把握す
る方法が記載されている。
の特開平1−302103号公報に示されたシーム部位
置検出方法においては、投光装置が輝度調整はするもの
の、表面処理の異なる電縫管に対しても同じ位置から照
射するものであるため、例えば、表面を酸洗し、シーム
部を加熱処理してある電縫管、あるいは黒皮で覆われ、
かつシーム部を加熱処理してある電縫管においては、全
体的に表面が黒っぽくシーム部とその周辺との区別がつ
きにくく、シーム部検出が困難であった。
の方法は、電縫管に付着した水滴などの外乱ノイズによ
って位置検出精度が著しく低下するという不具合があっ
た。さらに、(1)の特開平1−302103号の方法
は、テレビカメラの撮像結果の信号処理が複雑であり、
かつ、シーム部位置の検出結果は、1次元的に得られる
ようになっているので、測定精度が悪いという問題があ
った。また、(1)の特開平1−302103号の方法
は、電縫管はオンラインでは水平方向に高速(約100
m/分)移動するだけでなく軸(周)方向にも移動して
いるので、左右2台の投光装置で別々に得たシーム画像
を一致させることが困難である。
公報に記載されたシーム部位置検出方法は、(1)の特
開平1−302103号の問題点を改善すべく、2次元
的にシーム部の面積計測から重心を求め、信号処理を簡
素化すると共に精度向上を図ったものであるが、上記例
の電縫管のようにシーム部とその周辺との色差が小さい
ような場合や色合いが不明確となるような場合には、シ
ーム部とその周辺とを区別するための2値化レベルが一
定であるために正確なシーム部の検出ができないことが
あった。
報に記載されたシーム部位置検出方法では、照度計を追
加して2値化レベルを自動的に最適な状態にすることで
(2)の特開平4−340403号の問題点を解決しよ
うとしたものであるが、材料の表面状態は肉厚の変化の
みでなく、電縫管の表面処理、溶接状態などによっても
大きく変化し、多種多様な製品には使用が困難である。
また、ビード切削後のシーム状態が悪いとシーム部の面
積が大きく変動し大きな検出誤差となる。
めのシーム部位置検出方法は、電縫管の全てに広く適用
できるものではなく、また、電縫管の表面状態によって
は検出が困難となったり、画像処理の演算プロセスが複
雑で効率よくシーム部の検出を行うことができなかっ
た。
のであり、電縫管の表面状態に応じた最適なシーム検出
を行うことができると共に、その精度の向上を図ること
ができる電縫管シーム部検出装置及び方法を提供するこ
とを目的とする。
めに、本発明では、電縫管の表面を照射する照明手段を
電縫管の表面状態に応じて最適な光源を使用することと
している。そして、こうすることで、シーム部とその周
辺の照射部位に適度なハレーションが発生し、シーム部
が強調されてシーム部とその周辺の区別が容易に行え
る。
と照明について種々の実験を行った。実験条件は、電縫
管の表面状態を、(1)酸洗処理を施したもの、(2)
黒皮で覆われたもの、(3)酸洗処理し、かつシーム部
に加熱処理を施したもの、(4)黒皮で覆われ、かつシ
ーム部に加熱処理を施したもの、の各々について、電
縫管の軸心の鉛直上方位置に設けた主面光源から該電縫
管の進行方向斜めに傾けて照射、電縫管の軸心を挟ん
だ上方位置両側に設けた補助面光源から、電縫管の軸と
直角方向で、かつ各々該電縫管の軸位置を含むように傾
けて照射、主面光源と両側の補助面光源とで略同範囲
を同時に照射、電縫管の軸心の鉛直上方位置に設けた
点光源から直下を照射、してその状態でシーム部の検出
を行った。この結果を表1に示す。
酸洗処理を施したものの場合は、主面光源と補助面光
源、により照射するとシーム部とその周辺の判別が最も
良好であり、さらに、主面光源、又は補助面光源、
により照射するとシーム部とその周辺の判別が良好であ
った。また、電縫管の表面状態が(2)黒皮で覆われた
ものの場合は、主面光源と補助面光源、により照射す
るとシーム部とその周辺の判別が最も良好であり、ま
た、補助面光源、により照射するとシーム部とその周
辺の判別が良好であった。また、電縫管の表面状態が
(3)酸洗処理し、かつシーム部に加熱処理を施したも
の、及び(4)黒皮で覆われ、かつシーム部に加熱処理
を施したものの場合は、点光源により照射する方法で
のみシーム部とその周辺の判別が最も良好に区別でき
た。以上の実験により、本発明者等は、電縫管の表面処
理に適した照明とその配置でシーム部を検出すること
で、シーム部が容易に判別でき、シーム部検出の精度が
向上することを知見した。
ム部検出装置は、表面が酸洗処理されている電縫管のシ
ーム部を検出する装置であって、電縫管の表面を照射す
る照明手段と、この照明手段によって照射された位置を
撮像する撮像手段と、この撮像手段によって撮像した画
像を画像処理しシーム部を検出する画像処理手段とを有
し、前記照明手段は、該電縫管の軸心の鉛直上方位置で
該電縫管の進行方向斜めに傾けて配置した主面光源を用
いて照射するものである。
検出装置は、表面が酸洗処理された又は黒皮で覆われた
電縫管のシーム部を検出する装置であって、第1の電縫
管シーム部検出装置の主面光源に代えて、電縫管の軸心
を挟んだ上方両側に位置し、電縫管の軸と直角方向で、
かつ各々電縫管の軸位置を含んで照射するように傾けて
配置した補助面光源を用いるものである。
検出装置は、第2の電縫管シーム部検出装置において、
補助面光源に代えて、該電縫管の軸心の鉛直上方位置で
該電縫管の進行方向斜めに傾けて配置した主面光源と、
電縫管の軸心を挟んだ上方両側に位置し、電縫管の軸と
直角方向で、かつ各々電縫管の軸位置を含み、かつ前記
主面光源と略同範囲を照射するように傾けて配置した補
助面光源とを用いるものである。
検出装置は、表面が酸洗処理され、かつシーム部が加熱
処理された電縫管、又は黒皮で覆われ、かつシーム部が
加熱処理された電縫管のシーム部を検出する装置であっ
て、第1の電縫管シーム部検出装置の主面光源に代え
て、電縫管の軸心の鉛直上方位置から照射する点光源を
用いるものである。
検出装置は、第1の電縫管シーム部検出装置の照明手段
は、電縫管の軸心の鉛直上方位置で該電縫管の進行方向
斜めに傾けて配置した主面光源と、この主面光源の照明
範囲と略同範囲を照射すべく主面光源の下流側で電縫管
の軸心を挟んだ上方両側に位置し、電縫管の軸と直交方
向で、かつ各々電縫管の軸位置を含むように傾けて照射
する補助面光源と、該電縫管の軸心の鉛直上方位置から
直下に向けて前記主面光源、補助面光源の照射範囲と略
同範囲を照射する点光源と、これらの光源を電縫管の表
面状態に応じて切り替える切替手段とを有したものであ
る。
部検出装置は、表面が酸洗処理されている電縫管のシー
ム部を検出するときに、主面光源が電縫管の軸心の鉛直
上方位置から該電縫管の進行方向斜めに傾けて照射す
る。このように照射することにより、シーム部以外が適
度にハレーションし、結果としてシーム部が強調され
る。そして、照射した部位を撮像し、撮像した画像デー
タに画像処理を施すことでシーム部を検出する。
検出装置は、表面が酸洗処理されている電縫管及び表面
が黒皮で覆われた電縫管のシーム部を検出するときに、
補助面光源が電縫管の軸心を挟んだ上方両側から、電縫
管の軸と直角方向で、かつ各々電縫管の軸位置を含むよ
うに傾けて照射する。このように照射することにより、
シーム部以外が適度にハレーションし、結果としてシー
ム部が強調される。そして、照射した部位を撮像し、撮
像した画像データに画像処理を施すことでシーム部を検
出する。
検出装置は、表面が酸洗処理されている電縫管及び表面
が黒皮で覆われた電縫管のシーム部を検出するときに、
主面光源が電縫管の軸心の鉛直上方位置から該電縫管の
進行方向斜めに傾けて照射し、さらに補助面光源が電縫
管の軸心を挟んだ上方位置両側から電縫管の軸と直交方
向で、かつ各々電縫管の軸位置を含むように傾けて照射
し、これら主面光源と補助面光源が略同範囲を同時に照
射することにより、シーム部以外が適度にハレーション
し、結果としてシーム部が強調される。そして、照射し
た部位を撮像し、撮像した画像データに画像処理を施す
ことでシーム部を検出する。
検出装置は、表面が酸洗処理され又は黒皮で覆われ、か
つシーム部が加熱処理された電縫管のシーム部を検出す
るときに、点光源が電縫管の軸心の鉛直上方位置から照
射する。このように照射することにより、シーム部が適
度にハレーションして強調される。そして、照射した部
位を撮像し、撮像した画像データに画像処理を施してシ
ーム部を検出する。
検出装置により電縫管のシーム部を検出するときは、電
縫管の軸心の鉛直上方位置から該電縫管の進行方向斜め
に傾けて照射する主面光源と、電縫管の軸心を挟んだ上
方両側に位置し、電縫管の軸と直交方向で、かつ各々電
縫管の軸位置を含むように傾けて主面光源の照射範囲と
略同範囲を照射する補助面光源と、電縫管の軸心の鉛直
上方位置から主面光源、補助面光源の照射範囲と略同範
囲を照射する点光源とを、電縫管の表面状態に応じて切
り替えて、又は組み合わせて照射する。このように照射
することにより、シーム部が適度にハレーションして強
調される。そして、照射した部位を撮像し、撮像した画
像データに画像処理を施してシーム部を検出する。
応じて照明を選択したり、また照明を切り替えること
で、適正なシーム部の検出が行え、また、シーム部とそ
の周辺が不明確な電縫管であっても、シーム部のみを的
確に強調することができる。
ト交換時、又は電縫管のサイズを替えた際にシーム部の
状態が変化することを考慮していないので、この変化に
対応できず、従って、これらの変更時には、シーム部の
検出が不能となり、オペレーターを介して手動で検出ウ
インドウ範囲内にシーム部が入るようにしていた。さら
に、撮像した画像が乱れたり、シーム部が検出範囲から
外れてしまった場合には、オペレーターに警告し、ライ
ンを一旦止めてオペレーターを介して手動で位置合わせ
を行う必要があった。
部検出装置は、上記第1乃至第5の装置のいずれかの構
成に加えて、画像処理手段によって検出したシーム部か
ら該シーム部の中心位置を演算する中心位置演算手段
と、この中心位置演算手段によって求めたシーム部の中
心に対して照明手段及び撮像手段を追従させる追従手段
とを具備させている。
出装置を用いてシーム部を検出する場合には、上述した
第1乃至第5の電縫管シーム部検出装置のいずれかを用
いて光を照射した部位を撮像するに際し、先ず大きめの
検出範囲に設定した第1ウインドゥにてシーム部を検出
し、次に必要最低限の範囲に設定した第2ウインドゥに
て検出したシーム部を追従して撮像する。そして、必要
に応じて、第2ウインドゥの検出範囲をシーム幅に応じ
て調整したり、シーム部が第2ウインドゥから外れた場
合、再度第1ウインドゥに切り替えてシーム部を検出す
る。
された第2ウインドゥにおいてシーム部を検出する際に
生じていた欠点、例えば、検出ウインドゥの範囲が大き
過ぎると外乱ノイズを拾い易く、そのうえ画像データ処
理のための時間もかかり、また、検出ウインドゥが小さ
過ぎるとシーム部を見逃してしてしまい検出不能とな
る、といった問題が生じなくなる。
ように撮像した画像の入力設定を、画像反転処理及び濃
度変換処理で切替調節したり、撮像した画像データ中
に、線状に発生した疵のノイズデータが存在する場合
は、膨張・収縮フィルタ処理を行い、また、穴状に発生
したノイズデータが存在する場合は、穴埋めフィルタ処
理を行い、また、シーム部が不明確な場合は、シーム部
を強調するフィルタ処理を行う。
に決定したり、また、そのときに、ある撮像画素数に対
して白黒濃度の差が乏しいときには、輝度レベルのヒス
トグラムにより濃度レンジを調節することで、分解能が
向上し、正確にシーム部が検出できる。また、電縫管の
表面のノイズ状況に応じたフィルタ処理を行うことによ
り、外乱ノイズはほぼ完全に除去できる。
参照して説明する。図1は、本発明の電縫管シーム部検
出方法及び装置(以下、シーム部検出方法、シーム部検
出装置という)が適用される電縫管製造設備の概略を示
す。図2は、シーム部検出装置の概略構成を示す。図3
は、表面に疵や水滴がついた電縫管を示す。図4は、電
縫管の表面状態を示す。図5は、シーム部検出装置にお
ける検出ウインドゥの状態を示す。図6は、シーム部検
出方法の手順を示すフローチャートである。図7は、シ
ーム部検出方法におけるシーム部中心位置の検出状況を
示す。
Bが図示矢印のように上流から下流に送給される。帯鋼
Bは、フォーミングロール群2に通され、その両側エッ
ジ部が相対する円筒状に曲成されたオープンパイプOと
なる。そして、オープンパイプOは、スクイズロール3
においてその両側エッジ部が衝合され、この衝合間を電
流の抵抗熱で加熱溶融させられつつ溶接装置4により衝
合溶接され電縫管Pとなる。このように衝合溶接された
電縫管Pは、ビード切削装置5により溶接部位(以下、
シーム部Sという)の溶接ビードが切削された後、冷却
水槽6で冷却される。
部Sが検出され、この検出されたシーム部Sを超音波探
傷装置8により品質検査のために超音波探傷する。この
後、電縫管Pは、再度冷却水槽9を通過し、サイザーロ
ール群10により所定の外径に定形され、カットオフ機
11により所定の長さに切断される。上記のラインにお
いて、超音波探傷装置8にて電縫管Pの超音波探傷を行
うに際しては、該超音波探傷装置8の探触子が正しくシ
ーム部Sに追従している必要がある。本発明のシーム部
検出装置7は、該超音波探傷装置8の探触子を正しくシ
ーム部Sに追従させるために、図2に示す構成とし、か
つ以下に詳述する方法により、電縫管Pの表面における
シーム部Sの位置を検出するようにした。
置7は、電縫管Pの表面を照射する照明部(照明手段)
15、照射位置を撮像するCCDカメラ(撮像手段)1
6、撮像した画像を画像処理しシーム部Sを検出する画
像処理部(画像処理手段)17、検出したシーム部Sか
ら該シーム部Sの中心位置を算出すると共に各種の情報
に基づいて各部を制御する制御部18(中心位置演算手
段)、及びシーム部Sの中心に照明部15及びCCDカ
メラ16などを追従させる追従機構19(追従手段)を
有している。さらに、シーム部検出装置7は、画像処理
部17の画像処理状況を監視するためのモニター20を
有している。なお、図2において、21は、検出部位に
付着した水滴又は蒸気などを除去するために、圧縮気体
を電縫管Pの表面に向けて噴射するエアーパージであ
り、22は、CCDカメラ16への入射光の偏光フィル
タであり、Mは、追従機構19が制御するモーターであ
る。
位置で該電縫管Pの進行方向斜めに傾けて配置した主面
光源23と、電縫管Pの軸心を挟んだ上方両側に位置
し、電縫管Pの軸と直角方向で、かつ各々電縫管Pの軸
位置を含むように傾けて配置して主面光源23の照射範
囲と略同範囲を照射する補助面光源24,24と、電縫
管Pの軸心の鉛直上方位置に設け、主面光源23、補助
面光源24,24の照射範囲と略同範囲を照射する点光
源25とを備えている。これらの主面光源23、補助面
光源24,24、及び点光源25は、制御部18の制御
信号に基づいて光源装置(切替手段)26により、その
調光、オン・オフの切替が行われる。
Pの表面状態に応じて照明部15の主面光源23、補助
面光源24,24、点光源25を切り替え、電縫管Pの
表面でシーム部Sとその周辺との色差(輝度差)が最も
大きくなるようなハレーションを発生させ、その照明部
位をCCDカメラ16にて撮像し、画像処理部17で画
像処理しシーム部Sを検出し、シーム部Sの中心に照明
部15及びCCDカメラ16等を追従させる。なお、上
記のハレーションは、過度に行うと逆に検出が困難とな
るので、予め適度な照度に調整しておく。
すように、冷却水槽6で付着した水滴W、水蒸気などが
付着し、エアーパージ21では完全に除去できない。ま
た、電縫管Pは製造工程で発生するロール疵Qや汚れな
どが存在し、これらがシーム部Sの検出時に外乱ノイズ
として入力されるとシーム部Sの判別が困難となる。ま
た、電縫管Pは、その表面が各種の処理により一様では
ないので、その表面状態によりシーム部Sの判別が容易
なものから困難なものまである。そこで、本発明のシー
ム部検出装置7では、電縫管Pの表面状態に応じて照明
を切り替えて、外乱ノイズの影響を受けにくく、また、
シーム部Sとその周辺との判別を容易とした。つまり、
照明部15は、ビード切削装置5により溶接ビードが切
削されたときに電縫管Pのシーム部Sに僅かに形成され
る平坦部位に照射し、この平坦部位での反射光をCCD
カメラ16に入射させる。これにより、シーム部Sは適
度にハレーションして強調され、また、上記のノイズは
大幅にカットできる。
4に示すような表面状態に基づいて行う。図4(a)
は、酸洗処理した電縫管P1のシーム部S1とその周辺
を示す。酸洗処理した電縫管P1は、圧延後に表面スケ
ール除去処理等が施された帯鋼Bで製造したものであ
り、表面状態は、シーム部S1が黒色で、その周辺が一
般的に白に近似した色である。図4(b)は、黒皮(ス
ケール)で覆われた電縫管P2のシーム部S2とその周
辺を示す。黒皮で覆われた電縫管P2は、熱間圧延され
たままの帯鋼Bで製造したものであり、表面状態は、シ
ーム部S2が黒に近似した色で、その周辺もスケールが
存在するために一般的に黒に近似した色である。
Sを加熱処理した電縫管P3のシーム部S3とその周辺
を示す。また、図4(d)は、黒皮で覆われ、かつシー
ム部Sを加熱処理した電縫管P4のシーム部S4とその
周辺を示す。これらシーム部Sを加熱処理した電縫管P
3,P4は、厚肉の帯鋼Bから電縫管Pを製造する場合
に、溶接時、一度に高周波加熱を行うと全体が加熱され
て効率よく溶接ができないので、溶接部を2段階に分け
て高周波加熱し、溶接部のみ最適な温度にしたものであ
る。従って、これらの電縫管P3,P4は、シーム部S
3,S4が黒に近似した色又は黒色で、その周辺が全体
的に黒に近似した色である。そして、シーム部Sの周縁
に加熱部独特の紺色の筋、斑点が発生し、複雑な表面状
態となっている。
1,P2,P3,P4のシーム部S1,S2,S3,S
4とその周辺に、本発明シーム部検出装置7の照明部1
5の主面光源23、補助面光源24、点光源25を切り
替えて照射すると図4の(e)〜(f)のようになる。
すなわち、図4(e)は、電縫管P1のシーム部S1と
その周辺に、主面光源23と補助面光源24,24を同
時に照射した状態である。図4(f)は、電縫管P2の
シーム部S2とその周辺に、主面光源23と補助面光源
24,24を同時に照射した状態である。図4(g)
は、電縫管P3のシーム部S3とその周辺に、点光源2
5を照射した状態である。図4(h)は、電縫管P4の
シーム部S4とその周辺に、点光源25を照射した状態
である。これらに示すように、本発明シーム部検出装置
7の照明部15により電縫管Pの表面に適した照明を照
射すれば、シーム部Sとその周辺との区別が容易とな
る。
Sとその周辺はCCDカメラ16にて撮像され、この撮
像領域から、シーム部Sと中心位置を検出するために画
像処理が行われる。撮像領域(検出範囲)に関しては、
第1ウインドゥと第2ウインドゥとを切り替えて行う。
すなわち、まず、図5(a)に示すように、第1ウイン
ドゥ7aによりまずその撮像領域内で大きめの検出範囲
を設定し、その後、シーム部Sを検出すると、図5
(b)に示すように、そのシーム部Sの幅に応じた必要
最低限の大きさに設定した検出範囲の第2ウインドゥ7
bに切り替えて、以下、図5(c)に示すように画像処
理中、シーム部Sに追従させる。また、第2ウインドゥ
7bは、シーム部Sの追従中にシーム部Sの幅が変わっ
た場合には、図5(d)に示すように、検出範囲を調節
する。
ウインドゥ7bの検出範囲からシーム部Sが外れると、
再度、図5(a)に示した第1ウインドゥ7aに検出範
囲を切り替え、シーム部Sを検出する。なお、第1ウイ
ンドゥ7aと第2ウインドゥ7bを切り替えるのは、後
の画像処理において、不必要に大きな検出範囲について
画像処理を行うと、処理速度が低下するからであり、従
って、このように切り替えることにより、画像処理の速
度を向上させることができ、効率よくシーム部Sの検出
が行える。なお、図5(a)〜(d)におけるシーム部
Sは溶接ビードの未切削状態から、徐々に切削されてい
く状態を示している。
第2ウインドゥ7bの検出範囲における画像処理部17
での画像データの処理の手順を、図6のフローチャート
を参照して詳述する。まず、CCDカメラ16にて撮像
された画像領域そのものを第1ウインドゥ7aの検出範
囲としてセットし(#1)、この第1ウインドゥ7aの
検出範囲を画像取り込みする(#2)。なお、第1ウイ
ンドゥ7aの検出範囲を取り込んだ場合の以下の画像処
理において、シーム部Sを粗検出するための2値化レベ
ル及びフィルタ処理方法などは電縫管の表面状態に応じ
て予め決められている。
熱処理されたものか否か(#3)を判断し、シーム部S
が加熱処理されたものであれば(#3でYES)、取り
込んだ画像の白黒を反転して(#4)、#5へ進み、シ
ーム部Sが加熱処理されたものでなければ(#3でN
O)、#5へ進む。#4における撮像した画像データに
応じた画像反転処理については、シーム部Sが加熱処理
されたものについては自動的に白黒反転を行い、また、
#3から#5へ、又は#4から#5への間で行われる濃
度変換処理については、第1ウインドゥ7aの検出範囲
に対しては、一定の濃度レンジに設定して処理を行う。
インドゥ7aの検出範囲であることから、上記したよう
に、予め決められた2値化レベル、フィルタ処理が行わ
れる。そして、#5で検出した第1ウインドゥ7a内の
シーム部Sの中心位置を予め設定した演算方法により算
出し(#6)、この結果が正常であるか否かを判断し
(#7)、正常であれば(#7でYES)、#8へ、異
常であれば(#7でNO)、#1へ戻りここまでの処理
を繰り返す。
心位置、及び幅などのデータを制御部18や各部へ出力
し、この出力データに基づいて、第1ウインドゥ7aか
らシーム部Sに対して必要最低限に検出範囲を絞った第
2ウインドゥ7bに切り替えてセットし(#9)、#2
に戻る。
ゥ7bの範囲について画像取り込みを行う。第2ウイン
ドゥ7bの検出範囲に対する処理の説明において、以
下、#2は#12と記し、後の#3〜#9についても#
13〜#19と記す。次に、上記と同様に電縫管Pのシ
ーム部Sが加熱処理されたものか否かを判断し(#1
3)、シーム部Sが加熱処理されたものであれば(#1
3でYES)、取り込んだ画像の白黒を反転して#15
へ進み、シーム部Sが加熱処理されたものでなければ
(#13でNO)、#15へ進む。
は#4から#5への間で行われる濃度変換処理について
は、第1ウインドゥ7aの検出範囲に対しては一定の濃
度レンジに設定して処理を行うようにしていたが、第2
ウインドゥ7bの検出範囲に対しては、その検出範囲内
の輝度レベルのヒストグラムより、濃度レンジを最適に
設定して#15へと進む。
対して、電縫管Pの表面状態に応じた画像処理を行う。
すなわち、電縫管Pの表面画像には、照明部15により
ほぼカットされてはいるが、若干のノイズが入力される
ことがある。そこで、#15において、画像処理を施す
ことにより入力されたノイズをほぼ完全に除去するので
ある。
内の電縫管Pの表面状態画像に応じて2値化レベルを適
宜変更する。例えば、図4(b)のようにシーム部S2
及びシーム部S2周辺が共に黒に近似した色の場合は、
2値化レベルを低く設定することで、前述したように照
明部15により適度なハレーションを起させて強調した
図4(f)の状態からさらにシーム部S2とシーム部S
2周辺の黒色において設定した2値化レベルより低い黒
色を白として、高い黒色を黒として明確に強調すること
ができる。
ベルに応じて、ノイズ除去及びシーム部Sの部分強調の
ために各種のフィルタ処理を行うようにしている。フィ
ルタ処理においては、例えば、以下の表2に示すように
目標位置(対象画素)がEのとき、対象画素Eを中心と
する周辺の4画素(B,D,F,H )又は8画素(A,B,C,D,F,
G,H,I )の値を参照して新たな対象画素Eの値を求める
4近傍又は8近傍処理を切り替え、検出範囲のX方向又
はY方向の最適な方向に、以下のフィルタ処理を最適回
数行うようにした。
状に発生する疵などのノイズデータに対しては、膨張・
収縮処理を行い、また、例えば、水滴のように穴状に発
生するノイズデータに対しては、穴埋め処理を行う。膨
張処理は、例えば、表2での対象画素Eについて、8近
傍処理でE=MAX(A,B,C,D,E,F,G,I)をX又はY方向に最
適回数行う。また、収縮処理は、例えば、対象画素Eに
ついて、8近傍処理でE=MIN(A,B,C,D,E,F,G,I)をX又
はY方向に最適回数行う。さらに、穴埋め処理は、例え
ば、対象画素Eに穴状のノイズデータが有る場合、4近
傍又は8近傍処理において参照した4又は8近傍の参照
値から新たに対象画素Eを求め、この処理をX又はY方
向に最適回数行うことで処理前の対象画素Eでのノイズ
は穴埋めされる。
ある場合には、鮮鋭化、微分、キルシュ処理による部分
強調処理を行う。例えば、鮮鋭化処理は、対象画素Eに
ついて、8近傍処理でE=5E-B-D-F-HをX又はY方向に
最適回数行う。また、微分処理は、対象画素Eについて
E=ABS(E-D)を最適回数行う。また、キルシュ処理は、
対象画素EについてE=5A-3B-3C+5D-3F+5G-3H-3I をX
又はY方向に最適回数行う。これらの処理を行うことに
より外乱ノイズはほぼ完全に除去でき、シーム部Sはよ
り一層強調される。もちろん上記した処理方法は一例に
過ぎず、シーム部検出装置7には様々な電縫管の表面状
態に対応可能なデータテーブルを持ち、これらを最適に
選択し最適回処理を行うので、外乱ノイズによってシー
ム部Sの検出精度が低下するといったことがない。
インドゥ7bの検出範囲内におけるシーム部Sの正確な
位置を検出し、このシーム部Sの中心位置を算出する
(#16)。この中心位置の演算方法は、以下に示す数
式1のように、シーム部Sの幅方向の最大、最小座標位
置から中心座標を求め、これに最小座標を加えた(最大
座標から引いた)座標をシーム部Sの中心座標とするフ
ィレ径計測、又は数式2のようにシーム部Sの幅方向の
輝度分布からしきい値における立ち上がり(X方向に最
初の変化点)と立ち下がり(X方向に最後の変化点)を
参照して中心位置を求める射影加算計測を用いる。
しきい値}/100]+輝度最小値 シーム中心位置={(最後の変化点位置−最初の変化点
位置)/2}+最初の変化点位置
のように、シーム部Sの画像が安定している場合は、フ
ィレ径計測を用い、図5(c),(d)のように、シー
ム部Sの画像が安定していない場合は、射影加算計測を
用いるといったように、状況に応じて最適な方を選択し
て用いればよい。
た状況を示す。図7の(a)は上記の手順である、フィ
レ径計測又は射影加算計測により第2ウインドゥ7b検
出範囲内のシーム部Sの両エッジよりシーム中心を算出
した状況を示し、同図(b)は、従来の手順である、計
測ウインドゥ検出範囲内の黒い部分の重心位置からシー
ム部Sの中心を算出した状況示す。図7の(a)におい
て、実線と実線矢印で示す部分は、シームエッジ及びシ
ーム部Sの中心位置であり、また、実際に本発明方法及
び装置において検出したシームエッジ及びシーム部Sの
中心位置である。一方、図7の(b)において、実線と
実線矢印で示す部分は、シームエッジ及びシーム部Sの
中心位置であり、破線は、従来方法及び装置により実際
に検出したシームエッジ及びシーム部Sの中心位置であ
る。図7の(a)と(b)を比較して明らかなように、
本発明方法は、シーム部Sのエッジを精度よく検出し、
かつ、シーム部Sの内部の輝度状況においてフィレ径計
測方式と射影加算計測方式を使い分け、このシームエッ
ジに基づきシーム部Sの中心を算出しているので、従来
のように誤差を生じることがない。
置に関する情報が正常か、否かを判断し(#17)、正
常であれば(#17でYES)#18進む。また、#1
7の判断が異常であれば(#17でNO)、#1へ戻
り、再度第1ウインドゥ7aに切り替えて検出を行い、
ここまでの処理を繰り返す。そして、#17で計測が正
常と判断された後に、制御部18は、このシーム部Sの
中心位置情報に基づいて、各部を制御し(#18)、次
回の第2ウインドゥ7bのセットを行い(#19)、引
き続いて#12へ戻り次の第2ウインドゥ7bの検出範
囲で画像取り込みを行う。
能の高いものを用いることにより、上記の判断、演算、
及び切り替えを瞬時に行うようにしている。さらに、制
御部18は、上記処理により算出したシーム部Sの中心
位置に基づいて、CCDカメラ16の追従、照明部15
の主面光源23、補助面光源24,24、点光源25な
どのシーム部S中心への追従及び電縫管Pの表面状態に
応じた切り替え、エアーパージ21の追従のために、追
従機構部19へ信号を送出する。また、制御部18は、
超音波探傷装置8へも追従信号を出力し、探触子をシー
ム部Sに追従させる。さらに、モータMは高速駆動する
ものを用い、連続的にシーム部Sを各部が追従するよう
にしている。また、上記手順中の#7及び#17におい
て、計測に異常が発生すると、制御部18は、音やモニ
ター20での表示などによる警報を出力し、次の処理を
しつつ、作業者に注意を促す。
従来の光学的にシーム部Sを検出する装置においての問
題点であった、外乱ノイズの影響、及び電縫管の表面状
態(もちろんノイズ対策も含む)の相違等、に起因する
シーム部Sの検出精度不良を、飛躍的に改善することが
できる。なお、上記実施例に基づき、シーム部検出装置
7によりシーム部Sを検出した結果、パイプラインスピ
ード100m/分で製造される電縫管Pのシーム部Sの
中心位置計測は±0.5mm以内、そのときの画像処理
検出の精度は0.08mm程度の誤差であった。
縫管Pの表面状態に応じた照明を切り替えることによ
り、表面状態の異なる電縫管Pに対して、シーム部Sと
その周辺とが明確に判別できる画像データを得ることが
でき、さらに、その画像データに対してノイズに応じた
最適なフィルタ処理を行うことにより、外乱ノイズはほ
ぼ完全に除去され、シーム部Sを正確に検出することが
できる。従って、電縫管Pに対する超音波探傷装置8で
の超音波探傷を適正に行うことができる。また、シーム
部検出装置7における各種設定を電縫管Pの各種情報に
応じて設定し、シーム部Sから外れた場合にもシーム部
検出装置7により再度シーム部Sを自動的に検出するの
で、電縫管Pの製造ラインをほぼ完全に自動化すること
ができる。
求項9の方法、請求項10の方法、及び請求項5の装置
に請求項11の構成を具備した装置に対応するシーム部
検出装置7を一例として説明したが、製造される電縫管
Pのラインによっては、例えば、請求項1乃至請求項5
のいずれかの装置に請求項11を付加した態様としてシ
ーム部Sの検出を実施するようにしてもよく、さらに、
そのような場合における請求項6〜8までの第1ウイン
ドゥ7a及び第2ウインドゥ7bの態様、請求項9の画
像反転処理及び濃度変換処理の切替調節の設定、その他
請求項10のフィルタ処理の組合せ等についても、適
宜、最適にシーム部Sが検出可能なように設定を変更し
てもよい。
の電縫管シーム部検出装置によれば、電縫管のシーム部
とその周辺を区別可能とするために、表面が酸洗処理さ
れている電縫管、表面が黒皮で覆われた電縫管、表面が
酸洗処理され又は黒皮で覆われ、かつシーム部が加熱処
理された電縫管、のそれぞれの表面に対して、又はそれ
ぞれの表面に応じて、主面光源、補助面光源、及び点光
源のいずれか及び組み合わせた最適な光源により、又は
いずれか及び組み合わせた最適な光源に切り替えて電縫
管に光を照射して、シーム部を検出するようにしたの
で、シーム部はハレーションを利用して強調され、従っ
て、水滴や疵などのノイズが画像データとして入力する
ことを防止でき、外乱ノイズの影響を受けることなく正
確にシーム部を検出することができると共に検出精度を
向上させることができる。
検出方法及び請求項11の電縫管シーム部検出装置によ
れば、先ず大きめの検出範囲に設定した第1ウインドゥ
にてシーム部を検出し、次に必要最低限の範囲に設定し
た第2ウインドゥにてシーム部を追従して撮像するの
で、不必要に大きな検出範囲でシーム部を検出すること
で生じる処理速度の低下を防止することができる。ま
た、そのようにして検出したシーム部から中心位置を演
算して求めたシーム部の中心に、照明手段及び撮像手段
が追従するようにしたので、シーム部が電縫管の周方向
に移動しても、常に最適な状態でシーム部を照明し、か
つ撮像することができ、従って、シーム部の検出精度は
向上する。
検出方法、及び請求項11の電縫管シーム部検出装置に
よれば、第2ウインドゥの検出範囲を、シーム幅に応じ
て調整するので、シーム幅が小さいにも拘わらず不必要
に大きな検出範囲で検出する、また、シーム幅が大きい
にも拘わらず小さい検出範囲で検出するといった不具合
が生じることがなく、常に最適にシーム部を検出するこ
とができる。また、そのようにして検出したシーム部か
ら中心位置を演算して求めたシーム部の中心に、照明手
段及び撮像手段が追従するようにしたので、上記と同等
の作用効果を得ることができる。
検出方法、及び請求項11の電縫管シーム部検出装置に
よれば、シーム部が第2ウインドゥから外れた場合は、
再度第1ウインドゥに切り替えてシーム部を検出するの
で、外れたシーム部を確実にかつ即時に検出でき、シー
ム部を検出すれば、第2ウインドゥに切り替えるので、
シーム部が検出不能となることがない。また、そのよう
にして検出したシーム部から中心位置を演算して求めた
シーム部の中心に、照明手段及び撮像手段が追従するよ
うにしたので、上記と同等の作用効果を得ることができ
る。
検出方法、及び請求項11の電縫管シーム部検出装置に
よれば、撮像した画像の入力設定を、電縫管の表面状態
に応じて画像反転処理及び濃度変換処理で切替調節する
ようにしたので、撮像した画像は、シーム部とその周辺
の判別が明確となり、常に最適状態で次の画像処理工程
に送ることができる。また、そのようにして検出したシ
ーム部から中心位置を演算して求めたシーム部の中心
に、照明手段及び撮像手段が追従するようにしたので、
上記と同等の作用効果を得ることができる。
部検出方法及び請求項11の電縫管シーム部検出装置に
よれば、電縫管の表面に、線状に発生した疵等のノイズ
データが存在する場合は、膨張・収縮フィルタ処理を行
い、水滴等により穴状に発生したノイズデータが存在す
る場合は、穴埋めフィルタ処理を行い、また、シーム部
が不明確な場合は、シーム部を強調するフィルタ処理を
行うので、シーム部とその周辺とは、明確に判別でき、
その検出誤差を著しく低減することができる。また、そ
のようにして検出したシーム部から中心位置を演算して
求めたシーム部の中心に、照明手段及び撮像手段が追従
するようにしたので、上記と同等の作用効果を得ること
ができる。
及び装置を適用した電縫管製造設備の概略構成を示す図
である。
を示し、(a)は電縫管の正面方向から視た図、(b)
は電縫管の側面方向から視た図である。
ける外乱ノイズ状況を示す図である。
周辺状態を示し、(a)は酸洗処理した電縫管、(b)
は黒皮で覆われた電縫管、(c)は酸洗処理し、かつシ
ーム部を加熱処理した電縫管、(d)は黒皮で覆われ、
かつシーム部を加熱処理した電縫管であり、また、
(e)は(a)に最適な光源から照射した状態、(f)
は(b)に最適な光源から照射した状態、(g)は
(c)に最適な光源から照射した状態、(h)は(d)
に最適な光源から照射した状態の図である。
管シーム部検出方法における第1ウインドゥと第2ウイ
ンドゥとが切り替わり、第1ウインドゥがシーム部に追
従し、幅を調節した状態を示す図である。
を示すフローチャートである。
況であり、(a)本発明のシーム部検出方法による状況
を示し、(b)従来の方法による状況を示す図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 表面が酸洗処理されている電縫管のシー
ム部を検出する装置であって、電縫管の表面を照射する
照明手段と、この照明手段によって照射された位置を撮
像する撮像手段と、この撮像手段によって撮像した画像
を画像処理しシーム部を検出する画像処理手段とを有
し、前記照明手段は、該電縫管の軸心の鉛直上方位置で
該電縫管の進行方向斜めに傾けて配置した主面光源を用
いて照射するものであることを特徴とする電縫管シーム
部検出装置。 - 【請求項2】 表面が酸洗処理された又は黒皮で覆われ
た電縫管のシーム部を検出する装置であって、請求項1
記載の電縫管シーム部検出装置の主面光源に代えて、電
縫管の軸心を挟んだ上方両側に位置し、電縫管の軸と直
角方向で、かつ各々電縫管の軸位置を含んで照射するよ
うに傾けて配置した補助面光源を用いることを特徴とす
る電縫管シーム部検出装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の電縫管シーム部検出装置
において、補助面光源に代えて、該電縫管の軸心の鉛直
上方位置で該電縫管の進行方向斜めに傾けて配置した主
面光源と、電縫管の軸心を挟んだ上方両側に位置し、電
縫管の軸と直角方向で、かつ各々電縫管の軸位置を含
み、かつ前記主面光源と略同範囲を照射するように傾け
て配置した補助面光源とを用いることを特徴とする電縫
管シーム部検出装置。 - 【請求項4】 表面が酸洗処理され、かつシーム部が加
熱処理された電縫管、又は黒皮で覆われ、かつシーム部
が加熱処理された電縫管のシーム部を検出する装置であ
って、請求項1記載の電縫管シーム部検出装置の主面光
源に代えて、電縫管の軸心の鉛直上方位置から照射する
点光源を用いることを特徴とする電縫管シーム部検出装
置。 - 【請求項5】 請求項1記載の電縫管シーム部検出装置
の照明手段は、電縫管の軸心の鉛直上方位置で該電縫管
の進行方向斜めに傾けて配置した主面光源と、この主面
光源の照明範囲と略同範囲を照射すべく主面光源の下流
側で電縫管の軸心を挟んだ上方両側に位置し、電縫管の
軸と直交方向で、かつ各々電縫管の軸位置を含むように
傾けて照射する補助面光源と、該電縫管の軸心の鉛直上
方位置から直下に向けて前記主面光源、補助面光源の照
射範囲と略同範囲を照射する点光源と、これらの光源を
電縫管の表面状態に応じて切り替える切替手段とを有し
たものであることを特徴とする電縫管シーム部検出装
置。 - 【請求項6】 電縫管のシーム部とその周辺に請求項1
乃至5のいずれかに記載の照明手段を用いて光を照射
し、この照明した部位を撮像し、撮像した画像データに
画像処理を施してシーム部を検出する電縫管のシーム部
検出方法であって、先ず大きめの検出範囲に設定した第
1ウインドゥにてシーム部を検出し、次に必要最低限の
検出範囲に設定した第2ウインドゥにて、前記検出した
シーム部を追従して撮像することを特徴とする電縫管シ
ーム部検出方法。 - 【請求項7】 第2ウインドゥの検出範囲を、シーム幅
に応じて調整することを特徴とする請求項6に記載の電
縫管シーム部検出方法。 - 【請求項8】 シーム部が第2ウインドゥから外れた場
合、検出範囲を再度第1ウインドゥに切り替えてシーム
部を検出することを特徴とする請求項6又は7に記載の
電縫管シーム部検出方法。 - 【請求項9】 電縫管の表面状態に応じて撮像した画像
の入力設定を画像反転処理及び濃度変換処理で切替調節
することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載
の電縫管シーム部検出方法。 - 【請求項10】 撮像した画像データ中に、線状に発生
した疵のノイズデータが存在する場合は、膨張・収縮フ
ィルタ処理を行い、また、穴状に発生したノイズデータ
が存在する場合は、穴埋めフィルタ処理を行い、また、
シーム部が不明確な場合は、シーム部を強調するフィル
タ処理を行うことを特徴とする請求項6乃至9のいずれ
かに記載の電縫管シーム部検出方法。 - 【請求項11】 請求項1乃至5のいずれかに記載の電
縫管シーム部検出装置に、画像処理手段によって検出し
たシーム部から該シーム部の中心位置を演算する中心位
置演算手段と、この中心位置演算手段によって求めたシ
ーム部の中心に対して前記照明手段及び撮像手段を追従
させる追従手段とを具備させたことを特徴とする請求項
6乃至10のいずれかに記載の電縫管シーム部検出方法
に適用する装置。
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