JP3232066B2 - セラミック多層基板 - Google Patents
セラミック多層基板Info
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Description
層を積層するとともに、その外周縁に位置決め用の切り
欠き部を形成して成るセラミック多層基板に関するもの
である。
ミック多層基板は、例えば半導体素子や水晶振動子等の
電子部品を搭載するための配線基板として使用されてい
る。このような従来のセラミック多層基板の例を図7に
斜視図で示す。
11は、電子部品が搭載される多数の配線基板領域12が縦
横に一体的に形成された多数個取りの配線基板である。
ック層11a・11b・11cを積層して成る。そして、その
外周縁には位置決め用の切り欠き部13を有している。
種々の加工を施す際や電子部品を搭載する際等にセラミ
ック多層基板11を所定の位置に位置決めするためのもの
であり、各辺に2箇所ずつ、セラミック層11a・11b・
11cを略同じ幅・奥行きで上下に貫通するように設けら
れている。
は、各切り欠き部13に対応する位置に位置決めピン22が
立設されて成る治具21を準備するとともに、この治具21
上にセラミック多層基板11を、各切り欠き部13内に対応
する位置決めピン22が挿入されるようにして載置するこ
とによって行なわれる。
決めピン22により各切り欠き部13の幅方向に対する移動
が規制されることになる。そして、切り欠き部13の幅方
向は対向する各辺毎に互いに直交する方向となるように
形成されているので主面に平行な全方向への移動が規制
され、これにより治具21上の所定位置に位置決めされる
こととなる。
は、各セラミック層11a・11b・11cとなる3枚のセラ
ミックグリーンシートに打ち抜き加工を施すとともに上
下に積層し、これを高温で焼成することによって製作さ
れる。
ラミック多層基板11は、通常、セラミックグリーンシー
トを積層する際に上下のセラミックグリーンシート間に
最大で0.1 mm程度の積層ずれが生じる。
部拡大斜視図で示すように、切り欠き部13の側壁に不特
定な大きさの段差が形成されてしまい、このため切り欠
き部13の上下方向の投影幅が大きくばらついてしまうと
いう問題点があった。そして、このように切り欠き部13
の上下方向の投影幅が大きくばらつくと、切り欠き部13
および位置決めピン22による位置決めの精度が低いもの
となってしまい、近時の小型・高精度化した電子部品を
搭載するための配線基板としてこのセラミック多層基板
11を採用すると正確な位置決めが困難となってしまうと
いう問題点を有していた。
に、特定のセラミック層、例えば最上層であるセラミッ
ク層11cに形成された切り欠き部13を他のセラミック層
11a・11bに形成された切り欠き部13より小さなものと
し、たとえ上下のセラミック層11a・11b・11cに積層
ずれが生じた場合であっても、セラミック層11cに形成
された切り欠き部13の内壁が常に他のセラミック層11a
・11bに形成された切り欠き部13の内壁よりも突出する
ようにし、これにより切り欠き部13の上下方向の投影幅
を常に一定とし、正確な位置決めができるようになした
セラミック多層基板11が提案されている。
拡大斜視図で示すように、治具21上に位置決めされたセ
ラミック多層基板11が加熱工程を受ける際等に、治具21
とセラミック多層基板11との熱膨張係数の相違に起因し
て発生する応力や外力等による荷重Aが位置決めピン22
を介して切り欠き部13の幅方向に印加されると、この荷
重Aが他のセラミック層11a・11bから突出したセラミ
ック層11cの切り欠き部13の奥部近傍に局部的に集中し
て大きな引っ張り応力Bを発生させ、この引っ張り応力
Bによりセラミック層11cに切り欠き部13の奥部を起点
としたクラックCが発生してしまうという問題点を有し
ていた。
のであり、その目的は、上下のセラミック層に積層ずれ
があってもセラミック多層基板を正確に位置決めするこ
とができるとともに、セラミック多層基板と治具との熱
膨張係数の相違に起因して発生する応力や外力等による
荷重が位置決めピンを介して印加されてもクラックが発
生することのない切り欠き部を有するセラミック多層基
板を提供することにある。
基板は、複数のセラミック層を積層するとともに、その
外周縁に前記複数のセラミック層を貫通する位置決め用
の切り欠き部を形成して成るセラミック多層基板であっ
て、前記切り欠き部は、前記複数のセラミック層のうち
のひとつにおいてその幅が狭く、かつその奥行きが深い
ことを特徴とするものである。
置決め用の切り欠き部は、多層に積層されたセラミック
層のうちのひとつにおいてその幅が狭く、かつその奥行
きが深いことから、たとえ上下のセラミック層に積層ず
れが生じた場合であっても、このひとつのセラミック層
に形成された切り欠き部の内壁はその幅方向において常
に他のセラミック層に形成された切り欠き部の内壁から
突出し、その結果、切り欠き部の上下方向の投影幅が常
に一定となる。また同時に、このひとつのセラミック層
に形成された位置決め用の切り欠き部の内壁は、その奥
行き方向においては常に他のセラミック層に形成された
切り欠き部の内壁よりも突出することがない。したがっ
て、セラミック多層基板と治具との熱膨張係数の相違に
起因して発生する熱応力や外力等による荷重が位置決め
ピンを介して印加されても、このひとつのセラミック層
に形成された切り欠き部の奥部に荷重による引っ張り応
力が大きく集中することはない。
板を添付の図面を基に詳細に説明する。
体素子や水晶振動子等の電子部品を搭載するための配線
基板に適用した場合の実施の形態の一例を示す斜視図で
ある。
される多数の配線基板領域2が縦横に一体的に形成され
た多数個取りの配線基板であり、3層のセラミック層1
a・1b・1cを積層一体化して成る。
上面に電子部品を搭載する搭載部2aを、セラミック層
1bの上面に電子部品の電極が接続されるメタライズ導
体層2bを、セラミック層1cの上面に封止用のメタラ
イズ金属層2cを有している。そして、搭載部2aには
半導体素子等の電子部品が接着剤等を介して固着され、
メタライズ導体層2bにはその電子部品の電極がボンデ
ィングワイヤ等の電気的接続手段を介して接続され、メ
タライズ金属層2cには封止用の金属リングや金属蓋体
がろう材を介して接合される。
縁に位置決め用の切り欠き部3を有している。
種々の加工を施す際や電子部品を搭載する際等に、セラ
ミック多層基板1を所定の位置に位置決めするためのも
のであり、この例では各辺に2箇所ずつ、それぞれセラ
ミック層1a・1b・1cを上下に貫通して設けられて
いる。
は、各切り欠き部3に対応する位置に位置決めピン22を
有する治具21上にセラミック多層基板1を、各切り欠き
部3内に各々対応する位置決めピン22が挿入されるよう
にして載置することによって行なわれる。
は、セラミック層1a・1b・1cが酸化アルミニウム
質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体・炭化珪素質焼結
体・ムライト質焼結体・窒化珪素質焼結体・ガラスセラ
ミックス等のセラミックスから形成されており、メタラ
イズ導体層2b・メタライズ金属層2cがタングステン
やモリブデン・モリブデン−マンガン・銅・銀・銀−パ
ラジウム等の金属粉末メタライズから形成されている。
化アルミニウム質焼結体から成り、メタライズ導体層2
b・メタライズ金属層2cがタングステンメタライズか
ら成る場合であれば、酸化アルミニウム・酸化珪素・酸
化マグネシウム・酸化カルシウム等のセラミック原料粉
末に適当な有機バインダ・溶剤を添加混合して泥漿状と
なすとともに、これを従来周知のドクタブレード法を採
用してシート状となすことによりそれぞれがセラミック
層1a・1b・1cとなるセラミックグリーンシートを
得、しかる後、これらのセラミックグリーンシートに打
ち抜き加工を施すとともにメタライズ導体層2bやメタ
ライズ金属層2cとなるタングステンペーストをスクリ
ーン印刷により所定のパターンに印刷し、最後にこれら
のセラミックグリーンシートを積層するとともに、約16
00℃の高温で焼成することによって製作される。
おいて、切り欠き部3は、図2に要部拡大斜視図で示す
ように、最上層のセラミック層1cにおいて、その幅W
1が他のセラミック層1a・1bにおける幅W2よりも
0.2 〜8mm程度狭いものとなっているとともに、その
奥行きD1が他のセラミック層1a・1bにおける奥行
きD2よりも0.1 〜4mm程度深いものとなっている。
なお、セラミック層1cにおける切り欠き部3の幅W1
は1〜10mm程度であり、奥行きD1は2〜20mm程度
である。
セラミック層1cにおける幅W1が他のセラミック層1
a・1bにおける幅W2よりも0.2 〜8mm程度狭くな
っていることにより、たとえセラミック層1a・1b・
1cの間に0.1 mm程度の積層ずれが生じた場合であっ
ても、セラミック層1cに形成された切り欠き部3の内
壁は、その幅方向において常に他のセラミック層1a・
1bに形成された切り欠き部3の内壁よりも突出し、切
り欠き部3の上下方向の投影幅が常に一定となる。その
ため、セラミック多層基板1をその各切り欠き部3内に
対応する位置決めピン22が挿入されるようにして治具21
上に載置した際に、正確な位置決めが可能である。
1cにおける奥行きD1が他のセラミック層1a・1b
における奥行きD2よりも0.1 〜4mm程度深いものと
なっていることから、セラミック層1cに形成された切
り欠き部3の内壁は、その奥行き方向において、常に他
のセラミック層1a・1bに形成された切り欠き部3の
内壁よりも突出することがない。したがって、図3に要
部拡大斜視図で示すように、セラミック多層基板1と治
具21との熱膨張係数の相違に起因して発生する熱応力や
外力による荷重Aが位置決めピン22を介して印加されて
も、この荷重Aによる引っ張り応力Bはセラミック層1
a・1bに形成された切り欠き部3の奥部近傍ならびに
セラミック層1cに形成された切り欠き部3の奥部近傍
に分散して印加され、これによりセラミック多層基板1
にクラックが発生することが有効に防止される。
幅が狭くなっているセラミック層1cにおける幅W1と
他のセラミック層1a・1bにおける幅W2との差が0.
2 mm未満では、セラミック層1a・1b・1cに積層
ずれがあった場合に、セラミック層1cに形成された切
り欠き部3の内壁をその幅方向において常に他のセラミ
ック層1a・1bに形成された切り欠き部3の内壁より
も突出させて切り欠き部3の上下方向の投影幅を常に一
定とすることが困難となる傾向にある。他方、8mmを
超えると、セラミック層1cに形成された切り欠き部3
の内壁が他のセラミック層1a・1bに形成された切り
欠き部3の内壁から突出しすぎるために切り欠き部3に
おけるセラミック層1cの機械的強度が低いものとなっ
てしまいやすい傾向にある。したがって、位置決め用の
切り欠き部3は、その幅が狭くなっているセラミック層
1cにおける幅W1と他のセラミック層1a・1bにお
ける幅W2との差が0.2 〜8mmの範囲であることが好
ましい。
行きが深くなっているセラミック層1cにおける奥行き
D1と他のセラミック層1a・1bにおける奥行きD2
との差が0.1 mm未満では、セラミック層1a・1b・
1cに積層ずれがあった場合に、セラミック層1cに形
成された切り欠き部3の内壁がその奥行き方向において
他のセラミック層1a・1bに形成された切り欠き部3
の内壁から突出して、この部分に応力が大きく集中して
クラックが発生しやすいものとなる危険性が大きくな
る。他方、4mmを超えると、応力が他のセラミック層
1a・1bに形成された切り欠き部3の奥部に大きく集
中して、他のセラミック層1a・1bにクラックが発生
する危険性が大きなものとなる。したがって、位置決め
用の切り欠き部3は、その奥行きが深くなっているセラ
ミック層1cにおける奥行きD1と他のセラミック層1
a・1bにおける奥行きD2との差が0.1 〜4mmの範
囲であることが好ましい。
すように、各セラミック層1a・1b・1cのうちの少
なくともひとつの主面、この例ではセラミック層1bの
上面であって、位置決め用切り欠き部3の奥部近傍にメ
タライズ障壁層4を設けておくと、このメタライズ障壁
層4が障壁となって、セラミック層1a・1b・1cに
おけるクラックの発生および伝播を有効に阻止すること
ができる。したがって、各セラミック層1a・1b・1
cのうちの少なくともひとつの主面であって、位置決め
用切り欠き部3の奥部近傍に、メタライズ障壁層4を設
けておくことが好ましい。このようなメタライズ障壁層
4としては、メタライズ導体層2aやメタライズ金属層
2bと同様の材料を用いればよい。
によれば、上下のセラミック層1a・1b・1cに積層
ずれがあってもセラミック多層基板1を治具21上に正確
に位置決めすることができるとともに、セラミック多層
基板1と治具21との熱膨張係数の相違に起因して発生す
る熱応力や外力等による荷重が位置決めピン22を介して
印加されてもクラックが発生することのないセラミック
多層基板1を提供することがてきる。
述の実施の形態の一例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更が可能で
ある。例えば、上述の実施の形態の一例では、切り欠き
部3は、最上層のセラミック層1cにおいてその幅が狭
く、かつその奥行きが深いものとなっていたが、切り欠
き部3は、図5に要部拡大斜視図で示すように、最下層
のセラミック層1aにおいてその幅が狭く、かつその奥
行きが深いものとなっていてもよく、また図6に要部拡
大斜視図で示すように、中間のセラミック層1bにおい
てその幅が狭く、かつその奥行きが深いものとなってい
てもよい。さらには、これらの図2・図5・図6に示す
ような切り欠き部3をひとつのセラミック多層基板1に
混在させて設けてもよい。
ように最上層のセラミック層1cにおいてその幅が狭
く、かつその奥行きが深いものとなっている場合には、
これを例えば各配線基板領域2のメタライズ金属層2c
に封止用の金属リングや金属蓋体をろう付けする際の位
置決めに用いれば、メタライズ金属層2cと封止用の金
属リングや金属蓋体とを正確に位置合わせすることが可
能である。
に示すように最下層のセラミック層1aにおいてその幅
が狭く、かつその奥行きが深いものとなっている場合に
は、例えばこれを各配線基板領域2の搭載部2aに電子
部品を搭載する際の位置決めに用いれば、搭載部2aと
電子部品とを正確に位置合わせすることが可能である。
6に示すように中間のセラミック層1bにおいてその幅
が狭く、かつその奥行きが深いものとなっている場合に
は、例えば各配線基板領域2の搭載部2aに電子部品を
搭載する際および電子部品とメタライズ導体層2bとを
電気的に接続する際の位置決めに用いれば、メタライズ
導体層2bと電子部品とを正確に電気的に接続すること
が可能である。
ック多層基板1は3層のセラミック層1a・1b・1c
から構成されていたが、セラミック多層基板1が2層の
セラミック層や4層以上のセラミック層から成る場合で
あっても本発明が適用できることは言うまでもない。そ
の場合には、あるひとつの任意のセラミック層において
位置決め用切り欠き部3の幅を狭く、かつ奥行きを深い
ものとすればよい。
ク多層基板によれば、位置決め用の切り欠き部は、セラ
ミック層のうちのひとつにおいてその幅が狭く、かつそ
の奥行きが深いことから、たとえ上下のセラミック層に
積層ずれが生じた場合であっても、そのひとつのセラミ
ック層に形成された切り欠き部の内壁がその幅方向にお
いて常に他のセラミック層に形成された切り欠き部の内
壁よりも突出して切り欠き部の上下方向の投影幅が常に
一定となるので、この切り欠き部に治具の位置決めピン
を挿入させることにより高精度な位置決めが可能とな
る。また同時に、ひとつのセラミック層に形成された位
置決め用の切り欠き部の内壁がその奥行き方向において
常に他のセラミック層に形成された切り欠き部の内壁よ
りも突出することがなく、したがって、セラミック多層
基板と治具との熱膨張係数の相違に起因して発生する熱
応力や外力等による荷重が位置決めピンを介して印加さ
れても、そのひとつのセラミック層に形成された切り欠
き部の奥部に荷重による応力が大きく集中することはな
く、他のセラミック層にも良好に分散され、その結果、
セラミック多層基板にクラックが発生することを有効に
防止することができる。
するための配線基板に適用した場合の実施の形態の一例
を示す斜視図である。
図である。
かかり具合を説明するための図2に相当する要部拡大斜
視図である。
の例を示す要部拡大斜視図である。
の例を示す要部拡大斜視図である。
の例を示す要部拡大斜視図である。
ある。
図である。
斜視図である。
ラックを説明するための図9に相当する要部拡大斜視図
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のセラミック層を積層するととも
に、その外周縁に前記複数のセラミック層を貫通する位
置決め用の切り欠き部を形成して成るセラミック多層基
板であって、前記切り欠き部は、前記複数のセラミック
層のうちのひとつにおいてその幅が狭く、かつその奥行
きが深いことを特徴とするセラミック多層基板。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP14699699A JP3232066B2 (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | セラミック多層基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14699699A JP3232066B2 (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | セラミック多層基板 |
Publications (2)
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|---|---|
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Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP14699699A Expired - Fee Related JP3232066B2 (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | セラミック多層基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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1999
- 1999-05-26 JP JP14699699A patent/JP3232066B2/ja not_active Expired - Fee Related
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