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JP3236566B2 - ヘッドホルダ、該ヘッドホルダに用いるフィルタの固定方法、及びインクジェット式記録装置 - Google Patents
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JP3236566B2 - ヘッドホルダ、該ヘッドホルダに用いるフィルタの固定方法、及びインクジェット式記録装置 - Google Patents

ヘッドホルダ、該ヘッドホルダに用いるフィルタの固定方法、及びインクジェット式記録装置

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JP3236566B2
JP3236566B2 JP32265498A JP32265498A JP3236566B2 JP 3236566 B2 JP3236566 B2 JP 3236566B2 JP 32265498 A JP32265498 A JP 32265498A JP 32265498 A JP32265498 A JP 32265498A JP 3236566 B2 JP3236566 B2 JP 3236566B2
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敏夫 安孫子
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、プリン
タ、ファックスなどに適用されるインクジェット式記録
装置において、インクを収容したインクカートリッジを
保持すると共に記録ヘッド本体を有するヘッドホルダに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のノズルからインクを吐
出する記録ヘッドを用いて被記録媒体に文字や画像を記
録するインクジェット式記録装置が知られている。かか
るインクジェット式記録装置では、被記録媒体に対向す
る記録ヘッドはヘッドホルダに設けられ、ヘッドホルダ
はキャリッジに搭載されて被記録媒体の搬送方向とは直
交する方向に走査される。
【0003】ヘッドホルダには、インクを収容したイン
クカートリッジが着脱自在に装着され、また、インクカ
ートリッジのインク供給口から記録ヘッドまでインクを
供給するためのインク流路が設けられている。このよう
なインクジェット式記録装置のうち、インクを記録ヘッ
ドから鉛直方向に吐出して略水平方向に搬送される被記
録媒体に記録する下方吐出タイプのもののインクホルダ
及びインクカートリッジの取付構造の一例を図6に示
す。図6に示すように、上方が開口された箱形のヘッド
ホルダ101の底部には、連結部102が設けられてい
る。連結部102内にはインク流路103が形成され、
連結部102先端にはフィルタ104が設けられてい
る。また、ヘッドホルダ101の外側には記録ヘッド1
05が設けられ、連結部102内のインク流路103と
記録ヘッド105とはインク流路基板106内のインク
流路107を介して連通されている。一方、インクカー
トリッジ111には、インクを吸収したウレタン樹脂な
どのインク吸収体112が内蔵され、底部には、上述し
た連結部102が挿入可能なインク供給口113が設け
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した構造では、イ
ンクカートリッジ111の取付け時には、インクカート
リッジ111は、連結部102の先端によりインク吸収
体112が押し上げられた状態で保持されるので、連結
部102のフィルタ104とインク吸収体112との間
に気泡Aが形成されてしまう。そして、このような気泡
Aは、インク吸収体112内に保持されたインクがフィ
ルタ104を通過して連結部102内のインク流路10
3へのインクのスムーズな流れを阻害するという問題が
ある。この問題は、記録ヘッドからのインク吐出不良の
原因になり、重大な問題である。
【0005】また、このような問題を解決するものとし
て、図7に示すように、連通部102のインク流路10
3内に棒状部材108を立設して、フィルタ104を上
に凸状に突出するように保持した構造が提案されてい
る。しかしながら、このような構造では、棒状部材10
8がインク流路103内のインクの流れの均一性を阻害
するという問題がある。また、成形が困難であるという
問題もある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、インク
カートリッジと確実に連結されてインクカートリッジか
ら記録ヘッドへのインクの流れを確実にするヘッドホル
ダを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、インクを収容するインク吸収体を内
蔵すると共にインク供給口を有するインクカートリッジ
の前記インク供給口と嵌合する連結部と、この連結部の
先端に一端が開口するインク流路と、前記連結部の先端
部の支持面上に設けられたフィルタとを具備して、前記
インクカートリッジを着脱自在に保持するヘッドホルダ
において、前記フィルタはその周縁部が前記連結部の前
記支持面側に向かって屈曲したものを前記支持面に押圧
して固着したものであることを特徴とするヘッドホルダ
にある。
【0008】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記フィルタは、中央部が前記インク流路から外方
向に凸になるように設けられていることを特徴とするヘ
ッドホルダにある。本発明の第3の態様は、第1又は2
の態様において、前記連結部の前記支持面が、内側から
外側に亘って先端側から基端側に向かって後退するよう
に傾斜している傾斜面であることを特徴とするヘッドホ
ルダにある。
【0009】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記フィルタは、その周縁部が溶着に
より固着されていることを特徴とするヘッドホルダにあ
る。かかる本発明によると、インクホルダにインクカー
トリッジを取り付ける際にフィルタとインク吸収体とが
密着し、また、連結部内のインク流路内に障害物がない
ので、インクの流れが均一且つスムーズになり、インク
吐出不良等が生じない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づいて本発
明を詳細に説明する。図1には、一実施形態に係るイン
クカートリッジ保持構造を示す概略断面を示す。図1に
示すように、上部が開口した箱形のインクホルダ10
は、例えば、プラスチックで成型されたものであり、そ
の底部には、例えば、黒色(B)、イエロー(0Y)、
マゼンダ(M)、シアン(C)の各色のインクに対応し
た連結部11を有する。連結部11の内部には、インク
流路11aが形成され、その上端はフィルタ12により
塞がれている。連結部11内のインク流路11aは、イ
ンクホルダ10の下側に設けられた流路基板13内の図
示しないインク流路を介してインクホルダ10の下側に
固着された記録ヘッド14と連結されている。なお、記
録ヘッド14は、例えば、図示しない圧電セラミックス
素子を具備し、圧電セラミックス素子を駆動することに
より、下方に向かって開口したノズルからインクを吐出
するものである。
【0011】ここで、連結部11近傍の拡大図を図2
に、フィルタの打抜の状態を図3に示す。まず、図2
(a)に示すように、固着前のフィルタ12Aはその周
縁部の突出部12Bを下方に向けた状態で、連結部11
のインク流路11aの周囲に形成された支持部11b上
に載置される。次いで、固着後のフィルタ12は、図2
(b)に示すように、例えば、超音波接合用のホーン3
0を押圧して溶着することにより支持部11bと溶着片
11cとにより挟持された状態で固着され、中央部が外
方向に突出するように保持される。
【0012】ここで、フィルタ12Aは、通常、ステン
レス網等のフィルタ用網51を打抜刃52で打ち抜くこ
とにより形成され、その周縁部には打抜方向に突出する
突出部12Bを有する。このようなフィルタ12Aは、
突出部12Bを支持部11bに当接した状態で載置され
且つ溶着時に突出部12Bが支持部11bに向かって押
圧されることにより、中央部が支持部11bとは反対方
向に突出する状態で保持される。
【0013】なお、支持部11bの形状は特に限定され
ないが、例えば、図4に示すように、径方向外側ほど漸
次低くなるようなテーパ面となる支持部11dとしても
よく、この場合でも、フィルタ12は支持部11dと溶
着片11cとにより挟持され、中央部が上に凸に突出し
た状態で保持される。上述した超音波接合用のホーン3
0は、少なくとも突出部12Bに対応する部分から外側
の部分を押圧するようにするのが好ましい。これによ
り、フィルタ12を確実に上に凸に固着することができ
る。また、超音波接合の条件、例えば、超音波振動の大
きさ、発振時間、押圧力等は適宜決定すればよい。さら
に、超音波振動が縦振動か横振動かねじり振動かも特に
限定されないが、フィルタ12を確実に凸に突出させる
ためには、ねじり振動を適用するのが好ましい。
【0014】このように固着されたフィルタ12は球面
状に保持されているので、その突出した中央部は多少押
されても凹むことはない。また、ヘッドホルダ10内に
は、長手方向両側の側壁10aに近接して一対の弾性片
15が立設されている。弾性片15は、金属板材等から
なり、その基端部がヘッドホルダ10の底壁10bに固
着されており、先端部はその厚さ方向に弾性変形可能で
ある。なお、弾性片15の先端部近傍には、傾斜面で形
成された凹部となる一対の係止部16が形成されてい
る。
【0015】一方、インクカートリッジ20は、ヘッド
ホルダ10に内蔵可能な外形寸法を有し、その底部壁に
は上記連結部11に嵌合するインク供給口21が設けら
れ、その内部にはインクを吸収保持するための発泡ポリ
ウレタン樹脂などのインク吸収体22が収納されてい
る。また、インクカートリッジ20の長手方向両側壁の
外側には、弾性片15の係止部16と係合可能な一対の
突起である係止部23が設けられている。なお、係止部
23の上下側の面も側壁に直交する方向から傾斜した面
となっている。
【0016】このようなインクカートリッジ20をヘッ
ドホルダ10に取り付ける場合、インクカートリッジ2
0をヘッドホルダ10の上部開口から真っ直ぐに挿入す
ると、図1(b)に示すように、フィルタ12及び連結
部11がインク吸収体22に当接してインク吸収体22
を変形させるが、フィルタ12の中央部が突出している
ので、フィルタ12とインク吸収体22との間に隙間が
生じ難く、気泡によるインクの流れの阻害が生じる虞が
ない。また、インク流路11a内にも障害物がないの
で、インクの流れが阻害されることがない。
【0017】なお、インクカートリッジ20がヘッドホ
ルダ10に挿入されると、弾性片15の先端部は係止部
23に当接して両側に押し拡げられ、係止部23が係止
部16と係合した時点で元の状態に戻る。この状態で
は、インクカートリッジ20のインク供給口21にヘッ
ドホルダ10の連結部11が完全に挿入されており、こ
の状態は、弾性片15の係止部16と係止部23との係
合により安定して保持される。また、インクカートリッ
ジ20をヘッドホルダ10から取り外す場合、インクカ
ートリッジ20を所定の力以上で真っ直ぐ引き抜くと、
弾性片15の係止部16と係止部23との係合状態が解
除され、ワンタッチで取り外すことが可能である。
【0018】このようなヘッドホルダ10及びインクカ
ートリッジ20は、例えば、インクジェット式記録装置
のキャリッジに搭載されて使用される。この使用態様の
一例の概略を図5に示す。図5に示すように、キャリッ
ジ31は、一対のガイドレール32a及び32b上に軸
方向に移動自在に搭載されており、カイドレール32の
一端側に設けられてキャリッジ駆動モータ33に連結さ
れたプーリ34aと、他端側に設けられたプーリ34b
とに掛け渡されたタイミングベルト35を介して搬送さ
れる。キャリッジ31の搬送方向と直交する方向の両側
には、ガイドレール32a及び32bに沿ってそれぞれ
一対の搬送ローラ36及び37が設けられている。これ
らの搬送ローラ36及び37は、キャリッジ31の下方
に当該キャリッジ31の搬送方向とは直交する方向に被
記録媒体Sを搬送するものである。
【0019】キャリッジ31上には、上述したヘッドホ
ルダ10が搭載され、このヘッドホルダ10には上述し
たインクカートリッジ20が着脱自在に取付可能であ
る。このようなインクジェット式記録装置によると、被
記録媒体Sを送りつつキャリッジ31をその送り方向と
は直交方向に走査することにより、記録ヘッドによって
被記録媒体S上に文字及び画像を記録することができ
る。
【0020】以上、一実施形態について説明したが、本
発明はこのような構成に限定されるものではない。例え
ば、フィルタの固着方法も溶着でなくてもよく、例え
ば、フィルタの周縁部を接着剤により接着してもよい
し、周縁部を他の部材で挟んで保持するようにしてもよ
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ヘッド
ホルダの連結部のフィルタを周縁部のみで保持して且つ
中央部が突出するように保持しているので、インクカー
トリッジを取り付けた際に、フィルタとインク吸収体と
の間に隙間ができず、インクの流れがスムーズになると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るヘッドホルダ及びイ
ンクカートリッジ示す概略断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るヘッドホルダの要部
断面図である。
【図3】本発明に係るヘッドホルダに用いるフィルタの
打抜状態の一例を示す概略図である。
【図4】本発明に係るヘッドホルダの変形例を示す概略
図である。
【図5】本発明に係るヘッドホルダの使用態様の一例を
示す概略図である。
【図6】従来技術に係るインクカートリッジ保持構造の
一例を示す概略断面図である。
【図7】従来技術に係るヘッドホルダの一例を示す要部
断面図である。
【符号の説明】
10 ヘッドホルダ 11 連結部 11a インク流路 11b,11d 支持部 11c 溶着片 12 フィルタ 13 流路基板 14 記録ヘッド 15 弾性片 16 係止部 20 インクカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−345425(JP,A) 特開 平2−253812(JP,A) 特開 平9−271618(JP,A) 特開 平6−238910(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを収容するインク吸収体を内蔵す
    ると共にインク供給口を有するインクカートリッジの前
    記インク供給口と嵌合し、嵌合して前記インク吸収体と
    接触する側の先端部が環状かつ棚状の支持面と該支持面
    の外方の環状かつ凸状の溶着片とから形成された連結部
    と、前記連結部の先端に一端が開口するインク流路と、
    前記連結部の支持面上に設けられたフィルタとを具備
    して、前記インクカートリッジを着脱自在に保持するヘ
    ッドホルダにおいて、 前記フィルタはその周縁部が前記連結部の前記支持面側
    に向かって屈曲したものを前記支持面と前記溶着片とに
    より挟持された状態で固着され、前記フィルタの周縁部
    を挟持したことにより生じる前記周縁部から中央部への
    圧迫力を用いて前記フィルタの中央部が前記インク流路
    から外方向に凸になるように設けられていることを特徴
    とするヘッドホルダ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記連結部の前記支
    持面が、内側から外側に亘って先端側から基端側に向か
    って後退するように傾斜している傾斜面であることを特
    徴とするヘッドホルダ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記フィル
    タは、その周縁部が溶着により固着されていることを特
    徴とするヘッドホルダ。
  4. 【請求項4】 インクを収容するインク吸収体を内蔵す
    ると共にインク供給口を有するインクカートリッジの前
    記インク供給口と嵌合し、嵌合して前記インク吸収体と
    接触する側の先端部が環状かつ棚状の支持面と該支持面
    の外方の環状かつ凸状の溶着片とから形成された連結部
    と、この連結部の先端に一端が開口するインク流路と、
    前記連結部の該支持面上に設けられたフィルタとを具備
    して、前記インクカートリッジを着脱自在に保持するヘ
    ッドホルダの前記連結部先端に前記フィルタを固定する
    方法であって、 (1)平坦形状のフィルタ用網を用いて、打抜により、
    周縁部に打抜方向に突出する突出部を有する所望の大き
    さのフィルタを形成する手順と、 (2)前記フィルタの周縁部に形成した前記突出部を前
    記支持面に当接するように載置する手順と、 (3)前記フィルタの周縁部から中央部へ圧迫力を生じ
    させて前記中央部が前記インク流路から外方向に凸にな
    るように、前記載置したフィルタの周縁部を前記支持面
    と前記溶着片とにより挟持して固着する手順と、 からなることを特徴とするフィルタの固定方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のフィルタの固定方法の
    手順(2)において、前記フィルタの周縁部に形成した
    前記突出部、内側から外側に亘って先端側から基端側
    に向かって後退するように傾斜している傾斜面を持つ前
    記支持面に当接するように載置することを特徴とするフ
    ィルタの固定方法。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、または3のヘッドホルダ
    をキャリッジに搭載し、前記ヘッドホルダに着脱自在に
    保持されたインクカートリッジに収納されたインクを前
    記ヘッドホルダを介して複数のノズルを有する記録ヘッ
    ドに供給し、供給された前記インクを前記記録ヘッドか
    ら被記録媒体に吐出して記録を行うことを特徴とするイ
    ンクジェット式記録装置。
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