JP3237724B2 - 低温貯槽の内部旋回梯子の吊り構造 - Google Patents
低温貯槽の内部旋回梯子の吊り構造Info
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Description
梯子の吊り構造に関し、低温貯槽内に常設する旋回梯子
を低温状態で冷熱の伝達を遮断しつつ安全に支持できる
ようにしたものである。
天然ガス)などの低温液を貯蔵する低温貯槽には、万一
の漏洩の際の流出を抑える防護壁をタンク本体と一体に
したコンクリート外槽を用いるものがあり、タンク全体
を地上に設置する地上式のものと、タンク本体を地下に
埋設して屋根のみを地上に位置させる地下式のものが使
用されている。
る低温貯槽では、コンクリート外槽の上部を塞ぐ屋根の
内側に吊天井(サスペンデッドデッキ)を設け、この吊
天井に保冷材を取付けることで屋根を保冷するように
し、屋根自体を常温材で構築することが行われている。
根の内面に保冷材を取付ける屋根内面保冷を採用するこ
とが考えられている。
温材で屋根を構築するためコスト増を招くことから軽量
化によるコスト低減を図る必要があり、屋根骨などをで
きるだけ細くする必要があるとともに、保冷材によって
屋根の外表面に霜がつかないようにする必要がある。
は、仮設足場が必要となるが、構築後にタンク内に仮設
することは困難であり、常設の旋回梯子を屋根の内側に
取付けておくことが考えられる。
開発する場合には、解決しなければならない種々の問題
がある。
を支持し、先端部を旋回できるようにする環状レールを
取付ける場合に、冷熱が伝達されないようにする必要が
あり、強度と霜付着防止とを両立させるためには、断面
積の小さい中空円筒状のサポートを用いなければならな
い。
貯蔵されると、旋回梯子や環状レール等が熱収縮するこ
とになるため、環状レールを支持するサポートとの間に
長孔とピン等による熱収縮吸収構造を設ける必要がある
が、この熱収縮吸収構造をサポートの両端に設けると、
環状レールが固定されず、旋回梯子の旋回に伴って動い
てしまい、旋回梯子の旋回が不能となったり、旋回梯子
が揺れて作業がやり難くくなるなどの問題がある。
ンとの間に旋回梯子の荷重による大きな摩擦力が発生す
ると、熱収縮が吸収されず、サポートに曲げ荷重が加わ
って破損する恐れがある。
を大きくすると、屋根の重量増大やコストの増大を招く
とともに、冷熱が伝わり易くなってしまう。
の固定位置を定め、その部分のサポートだけを強固にし
たり、両端をピンで支持して曲げ荷重が加わらないよう
にすると、そのサポート部分の熱収縮による荷重分布が
変わり、環状レールの他の部分のサポートに悪影響が及
んでしまうという問題がある。
問題点に鑑みてなされたもので、低温貯槽内に常設する
旋回梯子を低温状態で冷熱の伝達を遮断しつつ安全に支
持できる低温貯槽の内部旋回梯子の吊り構造を提供しよ
うとするものである。
この発明は、屋根内面に保冷材を取付けて低温液を貯蔵
する貯槽上部中心に基端部を支持し屋根内面に沿う梯子
を旋回させる内部旋回梯子の吊り構造において、屋根骨
に梯子先端を支持するトロリ走行用の環状レールを冷熱
伝達を抑える中空円筒状のサポートを介して支持すると
ともに、これらサポートと環状レールとの間に長孔とピ
ンによる熱収縮吸収構造を設け、梯子の低温収納時に摩
擦力を軽減して前記熱収縮吸収構造による移動を可能と
するため梯子の荷重を支持する中空円筒状の収納時サポ
ートを介して屋根骨と梯子とを曲げ荷重が加わらないよ
う連結することを特徴とするものである。
ば、屋根骨に中空円筒状のサポートを取付けて長孔とピ
ンとの熱収縮吸収構造を介して環状レールを支持するよ
うにし、熱収縮時に熱収縮吸収構造が移動できるように
梯子の荷重を別に設けた両端がピン等で連結されて曲げ
荷重が加わらない収納時サポートで支持するようにして
おり、環状レールを支持するサポートに大きな力が加わ
らないようにし、低温状態で冷熱の伝達を遮断しつつ安
全に旋回梯子を屋根内側に支持できるようにしている。
細に説明する。図1〜図5はこの発明の低温貯槽の内部
旋回梯子の吊り構造の一実施例にかかり、図1は部分拡
大側面図および正面図、図2は旋回梯子の全体側面図お
よび平面図、図3は環状レールの支持構造図、図4はサ
ポートの詳細図、図5は旋回梯子の基端部分の詳細図で
ある。
0では、タンク屋根11の中心部に旋回梯子12の基端
部が旋回可能に支持され、旋回梯子12の先端部がタン
ク屋根11に取付けられた環状レール13に沿って走行
するトロリ14に吊り下げられて旋回移動できるように
なっている。
ク屋根11は、構成部材が低温材で作られており、タン
ク屋根11の内面に保冷材15を取付ける内面保冷構造
が採用されている。
2および図5に示すように、タンク屋根11の中心部に
中空円筒状の支持軸16が固定され、支持軸16の下端
に円板状の中央ステージ17が取付けられ、中央ステー
ジ17の周囲が一定間隔で屋根骨18に取付けた中空円
筒状のサポート19及び支持ロッド20を介して固定さ
れている。
筒状の支持軸16およびサポート19を用いることで、
強度を確保しつつ断面積を小さくして冷熱がタンク屋根
11に伝達されることを防止するようにしている。
めタンク屋根11に取付けられる環状レール13の取付
構造は、図3に示すように、屋根骨18に中空円筒状の
サポート21の上端が溶接され、サポート21の下端部
に取付けらブラケット22の長孔23に環状レール13
のブラケット24に取付けたピン25が装着されて連結
されており、長孔23とピン25とで熱収縮吸収構造2
6を構成している。
状のサポート21を用いることで、強度を確保しながら
冷熱の伝達を極力防止するようにしている。また、サポ
ート21の上端を屋根骨18に溶接し、下端にのみ熱収
縮吸収構造26を設けるようにしているので、環状レー
ル13をタンク屋根11と同心状態に保持することがで
き、大きく揺れたり、トロリ14が走行不能となること
を防止できるようにしている。
構造では、タンク屋根11自体が低温材を用いて構築す
る必要から軽量化が図られて、細い屋根骨18が用いら
れ、この屋根骨18に取付けられるサポート19,21
も直径の小さい中空円筒管を用いて構成されている。
に示すように、屋根骨18に溶接される取付板27に固
定軸28が溶接され、固定軸28に溶接された固定板2
9上に中空円筒体30のフランジ部31が係止されるよ
うになっており、中空円筒体30の下端のフランジ部3
2にブラケット22などが溶接されている。
付けられない露出状態であってもタンク屋根11の屋根
骨18に冷熱が伝達される経路が、ブラケット24→ピ
ン25→長孔23→ブラケット22→フランジ部32→
中空円筒体30→フランジ部31→固定板29→固定軸
28→取付板27であることから、断面積の小さい中空
円筒体30によって冷熱の伝達量が抑えられ、タンク屋
根11の屋根骨18に霜がつくことを防止できる。
13を介して旋回可能に支持される旋回梯子12は、図
2に示すように、中央ステージ17の外周に沿って旋回
する旋回リング33と階段状の床板34を備えた梯子部
35とが一体に連結されて構成されている。そして、旋
回リング33が中央ステージ17の外周に取付けられた
水平ローラ36上に載置されるとともに、垂直ローラ3
7に沿って旋回可能に支持され、旋回梯子12の基端部
が旋回できるようになっている。
に示すように、環状レール13に沿って走行可能な2台
のトロリ14に取付けられたチェーン38で吊り下げら
れており、トロリ14を走行させることでタンク屋根1
1に沿って旋回梯子12を旋回させることができる。
構造10では、タンク内にたとえばLNG(-162℃)等
の低温液を貯蔵すると、貯蔵温度とほぼ等しい低温ガス
(LNGでは、-162℃)によって熱収縮することにな
る。
となっている部分の環状レール13のサポート21の熱
収縮吸収構造26が機能して長孔23に沿ってピン25
がスムーズに移動すれば、サポート21に曲げ荷重が加
わることがなく、低温状態でも旋回梯子12をそのまま
支持できる。
とピン25との間には、旋回梯子12の自重が加わるた
め、大きな摩擦力が作用し、長孔23に沿ってピン25
が移動できず、サポート21に大きな曲げ荷重が加わる
恐れがあるのである。
て低温材で製作することから、軽量化を図る必要があ
り、屋根骨18も細くしてあることおよび冷熱の伝達を
極力防止して霜がつかないようにする必要からサポート
21を大きくして曲げ荷重に耐えるようにすることもで
きない。
位置を定め、旋回梯子12の自重を別に支持する吊り構
造を設けるようにしている。
11の屋根骨18のうち太いリング39に中空円筒状の
収納時サポート40を取付け、チェーン41を介して旋
回梯子12の先端を吊るようにする。
サポート19,21と同様に、中空円筒状として冷熱の
伝達を極力抑えるようにしてあり、具体的な構造は、図
4で説明したものと同一であるので、説明は省略する。
を介して旋回梯子12を支持するようにしているので、
収納時サポート40には、曲げ荷重が加わらず、引張荷
重のみが加わるようにして旋回梯子12の荷重を支持す
ることができる。
41とで旋回梯子12の自重を支持するようにしている
ので、環状レール13の熱収縮吸収構造26の長孔23
とピン25との間の摩擦力が小さくなってスムーズに相
対移動することができ、環状レール13のサポート21
に曲げ荷重が加わることが防止され、低温状態でも支障
なく収納することができる。
ポート40で旋回梯子12の荷重を支持して熱収縮吸収
機構26が機能するようにしており、環状レール13の
サポート21のうちの2つに同様の機能を持たせて兼用
することも考えられるが、環状レール13の一部分の支
持状態が異なるため、熱収縮による荷重分布が不均一と
なり、環状レール13の他の部分のサポート21に曲げ
荷重などが加わる悪影響が及んでしまい採用することは
出来ないのであり、この発明構造が旋回梯子の低温時の
収納に最も適しているのである。
タンクの内部旋回梯子の吊り構造に限らず、他の低温液
を貯蔵する地下タンクや地上タンクの内部旋回梯子の吊
り構造に適用することができる。
るものでなく、この発明の要旨を変更しない範囲で各構
成要素に変更を加えるようにしても良い。
たようにこの発明の低温貯槽の内部旋回梯子の吊り構造
によれば、屋根骨に中空円筒状のサポートを取付けて長
孔とピンとの熱収縮吸収構造を介して環状レールを支持
するようにし、熱収縮時に熱収縮吸収構造が移動できる
ように梯子の荷重を別に設けた曲げ荷重が加わらない収
納時サポートで支持するようにしたので、環状レールを
支持するサポートに大きな力が加わらないようにするこ
とができるとともに、低温状態で冷熱の伝達を遮断しつ
つ安全に旋回梯子を屋根内側に支持することができる。
の一実施例にかかる部分拡大側面図および正面図であ
る。
の一実施例にかかる旋回梯子の全体側面図および平面図
である。
の一実施例にかかる環状レールの支持構造図である。
の一実施例にかかるサポートの詳細図である。
の一実施例にかかる旋回梯子の基端部分の詳細図であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 屋根内面に保冷材を取付けて低温液を貯
蔵する貯槽上部中心に基端部を支持し屋根内面に沿う梯
子を旋回させる内部旋回梯子の吊り構造において、屋根
骨に梯子先端を支持するトロリ走行用の環状レールを冷
熱伝達を抑える中空円筒状のサポートを介して支持する
とともに、これらサポートと環状レールとの間に長孔と
ピンによる熱収縮吸収構造を設け、梯子の低温収納時に
摩擦力を軽減して前記熱収縮吸収構造による移動を可能
とするため梯子の荷重を支持する中空円筒状の収納時サ
ポートを介して屋根骨と梯子とを曲げ荷重が加わらない
よう連結することを特徴とする低温貯槽の内部旋回梯子
の吊り構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04726693A JP3237724B2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 低温貯槽の内部旋回梯子の吊り構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04726693A JP3237724B2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 低温貯槽の内部旋回梯子の吊り構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06239388A JPH06239388A (ja) | 1994-08-30 |
| JP3237724B2 true JP3237724B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=12770498
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04726693A Expired - Lifetime JP3237724B2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 低温貯槽の内部旋回梯子の吊り構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3237724B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5169808B2 (ja) * | 2008-12-26 | 2013-03-27 | 新日鐵住金株式会社 | 乾式ガスホルダの昇降装置 |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP04726693A patent/JP3237724B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06239388A (ja) | 1994-08-30 |
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