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JP3238566B2 - コンバインにおけるエンジンのカバー体構造 - Google Patents
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JP3238566B2 - コンバインにおけるエンジンのカバー体構造 - Google Patents

コンバインにおけるエンジンのカバー体構造

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JP3238566B2
JP3238566B2 JP06900394A JP6900394A JP3238566B2 JP 3238566 B2 JP3238566 B2 JP 3238566B2 JP 06900394 A JP06900394 A JP 06900394A JP 6900394 A JP6900394 A JP 6900394A JP 3238566 B2 JP3238566 B2 JP 3238566B2
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engine
hot air
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啓一 大本
昇 錦織
文雄 飯国
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインにおけるエ
ンジンのカバー体構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種コンバインにおいては、エンジンルームの一側部
に配設されるラジエータに、冷却ファンが吸入する冷却
風を供給すると共に、ラジエータを通過して熱せられた
熱風を、エンジンの配設部を経由してエンジンルームの
他側部から排出すべく構成されるが、エンジンルームを
覆うカバー体とエンジンとの間に充分な空間が確保され
ていない場合には、熱風がエンジンルーム内に停滞する
うえに、停滞した熱風がエンジンルームの下方空間を経
由して再度エンジンルームに吸入されるという悪循環も
生じ、この結果、エンジンを効率良く冷却できない許り
でなく、エンジンルーム全体が過熱状態になってエンジ
ンルーム近傍の運転部や穀粒収容部に悪影響を与える不
都合があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるコンバイ
ンにおけるエンジンのカバー体構造を提供することを目
的として創作されたものであって、第一の発明は、一側
部、前部、後部および上部がカバー体で覆われたエンジ
ンルームの一側部に配設されるラジエータに、冷却ファ
ンが吸入する冷却風を供給すると共に、ラジエータを通
過して熱せられた熱風を、エンジンの配設部を経由して
エンジンルームの他側部から排出すべく構成してなるコ
ンバインにおいて、前記エンジンルームの後部を覆う後
部カバー体に、前記熱風の流れに基づいて生じる負圧に
より冷却風を吸入する補助吸入口もしくは前記熱風を排
出する補助排出口を形成したことを特徴とするコンバイ
ンにおけるエンジンのカバー体構造である。第二の発明
は、一側部、前部、後部および上部がカバー体で覆われ
エンジンルームの一側部に配設されるラジエータに、
冷却ファンが吸入する冷却風を供給すると共に、ラジエ
ータを通過して熱せられた熱風を、エンジンの配設部を
経由してエンジンルームの他側部から排出すべく構成
し、さらにエンジンルームの後方には空間を存して穀粒
収容部を配設してなるコンバインにおいて、前記エンジ
ンルームの後部を覆う後部カバー体に、前記熱風の流れ
に基づいて生じる負圧により冷却風を吸入する補助吸入
口もしくは前記熱風を排出する補助排出口を形成して、
後部カバー体と穀粒収容部との間の空間を冷却風の吸入
経路もしくは熱風の排出経路に構成したことを特徴とす
るコンバインにおけるエンジンのカバー体構造である。
第三の発明は、一側部、前部、後部および上部がカバー
体で覆われたエンジンルームの一側部に配設されるラジ
エータに、冷却ファンが吸入する冷却風を供給すると共
に、ラジエータを通過して熱せられた熱風を、エンジン
の配設部を経由してエンジンルームの他側部から排出す
べく構成し、さらにエンジンルームの後方には、収穫穀
粒の袋詰作業スペースを確保してなるコンバインにおい
て、前記エンジンルームの後部を覆う後部カバー体に、
前記熱風の流れに基づいて生じる負圧により冷却風を吸
入する補助吸入口もしくは前記熱風を排出する補助排出
口を形成したことを特徴とするコンバインにおけるエン
ジンのカバー体構造である。 そして本発明は、この構
成によって、エンジンの冷却効率を著しく向上させると
共に、エンジンルーム全体の過熱を防止して運転部や穀
粒収容部への悪影響も解消できるようにしたものであ
る。
【0004】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はグレンタンク仕様のコンバ
インであって、該コンバイン1は、茎稈を刈取る前処理
部2、刈取った茎稈を脱穀選別する脱穀選別部3、脱穀
済みの茎稈を排出する後処理部4、運転席5が設けられ
る運転部6、クローラ式の走行部7等で構成されるが、
これらの基本構成は何れも従来通りである。
【0005】8は前記運転席5の下方に形成されるエン
ジンルームであって、該エンジンルーム8の一側部、前
部、後部および上部を、それぞれ側部カバー体9、前部
カバー体10、後部カバー体11および上部カバー体1
2で覆う一方、エンジンルーム8の他側部および下部を
開放すべく構成されるが、前記上部カバー体12の上面
部には運転席5が組付けられ、また、後部カバー体1
の後方には、選別済みの穀粒を貯留するための穀粒タン
ク13が空間S1を存して配設されている。
【0006】14は前記エンジンルーム8に内装される
エンジンであって、該エンジン14から左右両側方に突
出するクランク軸の右端部には、トランスミッション
(図示せず)にエンジン動力を出力するための出力プー
リ15が設けられる一方、クランク軸の左端部には、冷
却風を強制的に吸入するための冷却ファン16が設けら
れているが、前記冷却ファン16の対向位置、つまりエ
ンジンルーム8の一側端部には、内部をエンジン冷却水
が循環するラジエータ17が配設されている。そして、
前記冷却ファン16が回転している状態では、側部カバ
ー体9に形成される吸入口9aおよび前部カバー体10
に形成される吸入口10aから冷却風を強制的に吸入
(但し、吸入口10aから吸入される冷却風は前部カバ
ー体10の中空部10bを経由して吸入口9aに合流)
すると共に、その冷却風を、ラジエータ17に供給する
ことになるが、ラジエータ17を通過して熱せられた熱
風は、エンジン14の周囲を通過してエンジンルーム8
の他側部開口から排出されるようになっている。
【0007】11aは前記後部カバー体11に形成され
る補助吸入口であって、該補助吸入口11aの内面側に
は、ラジエータ17を通過した熱風が補助吸入口11a
から排出されることを規制しつつ、補助吸入口11aか
らの冷却風の吸入を許容するための吸入ガイド板18が
一体的に設けられている。そして、前記冷却ファン16
が回転している状態では、ラジエータ17を通過した熱
風が吸入ガイド板に18沿って流れることになるが、こ
の熱風の流れに基づいて補助吸入口11aの内外に負圧
が生じるため、後部カバー体11と穀粒タンク13との
間の空間S1を経由する外気が積極的に補助吸入口11
aからエンジンルーム8内に吸入されるようになってい
る。
【0008】さらに、19は前記補助吸入口11aを覆
蓋する防塵カバーであって、該防塵カバー19は、複数
の小孔19aを全面に有する所謂パンチングメタルで構
成されるが、小孔19aの径寸法は、冷却風のスムーズ
な通過を許容しつつ、藁屑等のゴミの通過を規制し得る
寸法に設定されている。
【0009】またさらに、20はエンジンルーム8内に
内装されるマイクロコンピュータ等の電装部品であっ
て、該電装部品20は、後部カバー体11の内側面近傍
に配置されるが、その位置は、前記補助吸入口11aの
風下位置であるため、常に冷たい外気が供給されるよう
になっている。
【0010】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、ラジエータ17を通過して熱せられた熱風は、後
部カバー体1とエンジン14との間の狭い空間を通って
エンジンルーム8の他側部から排出されるため、前記狭
い空間で熱風が停滞する惧れがあるが、後部カバー体1
1には、熱風の負圧を利用して冷却風を吸入する補助吸
入口11aが形成されるため、停滞しようとする熱風
は、エンジンルーム8の他側部から積極的に排出される
ことになる。従って、後部カバー体11とエンジン14
との間に充分な空間を確保できない場合であっても、熱
風の停滞や再吸入に基づいてエンジン14の冷却効率が
著しく低下したり、エンジンルーム8全体が過熱状態と
なってしまう不都合を悉皆解消することができる。
【0011】しかも、補助吸入口11aの風下位置に高
温に弱い電装部品20を配設したため、常に冷たい外気
を供給して電装部品20の過熱を防止でき、この結果、
過熱に基づく電装部品20の破損等を確実に回避するこ
とができる。
【0012】さらに、後部カバー体11と穀粒タンク1
3との間の空間S1を冷却風の吸入経路に利用するた
め、冷却風の吸入経路をわざわざ確保する場合に比して
空間の有効利用や構造の簡略化が計れ、しかも、通過す
る外気によって穀粒タンク13を積極的に冷却すること
が可能になるため、エンジンルーム8から伝導される熱
によって穀粒タンク13が過熱することも確実に防止で
き、この結果、穀粒タンク13の過熱に基づいて収穫穀
粒の品質が低下する不都合を悉皆解消することができ
る。
【0013】尚、本発明は、前記実施例に限定されない
ものであることは勿論であって、例えば図4および図5
に示す第二実施例の様に、吸入ガイド板18を設けるこ
となく、吸入ガイド板18と略同等に機能するルーバ1
1bを後部カバー体11に切り起こし形成しても良い。
そしてこの場合には、部品点数の削減および構造の簡略
化が計れることになるが、ルーバー間隔を狭く設定した
場合には、防塵カバーをわざわざ設けなくても排藁等の
吸入を規制でき、しかも、ルーバー11bは補強リブと
しても機能するため、後部カバー体11を肉薄な板材で
形成できるという利点もある。また、図6〜図8に示す
第三実施例の如く、後部カバー体11に、熱風を排出す
る補助排出口11aを形成した場合であっても、エンジ
ンルーム8内における熱風の停滞を防止することができ
るが、グレインタンク仕様において後部カバー体11か
ら熱風を排出した場合には、穀粒タンク13が熱せられ
る惧れがあるため、後部カバー体11の後方に収穫穀粒
の袋詰作業スペースS2が確保された所謂ホッパー仕様
のコンバインで実施することが望ましい。
【0014】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、ラジエータを通過して熱せられた
熱風を、エンジンの配設部を経由してエンジンルームの
他側部から排出するものであるが、エンジンルームの後
部を覆う後部カバー体には、冷却風を吸入する補助吸入
口もしくは前記熱風を排出する補助排出口が形成される
ため、ラジエータを通過した熱風は、エンジンルーム内
に停滞することなく、積極的に排出されることになる。
従って、エンジンルームを覆うカバー体とエンジンとの
間に充分な空間を確保できないものであっても、熱風の
停滞や再吸入に基づく冷却効率の低下やエンジンルーム
全体の過熱を確実に回避できることになり、この結果、
エンジンルーム近傍の運転部や穀粒収容部への悪影響を
解消することができる。
【0015】また、前記後部カバー体に補助吸入口を形
成したものでは、該補助吸入口の風下側に常に外気が供
給されるスペースが確保されるため、このスペースを、
高温に弱い電装部品等の配設スペースに利用できるとい
う利点もある。
【0016】また、エンジンルームの後方に空間を存し
て穀粒収容部を配設したものにおいて、後部カバー体に
補助吸入口もしくは補助排出口を形成した場合には、後
部カバー体と穀粒収容部との間の空間を冷却風の補助
入経路もしくは熱風の補助排出経路に利用できるため、
冷却風の吸入経路や熱風の排出経路を殊更確保する必要
がなく、もって空間の有効利用が計れる許りでなく、構
造の簡略化にも貢献することができる。しかも、前記空
間を、冷却風の吸入経路に利用した場合には、通過する
外気によって穀粒収容部を積極的に冷却することが可能
になるため、穀粒収容部の過熱に基づいて収容穀粒の品
質を低下させるような不都合を悉皆解消することができ
る。
【0017】また、エンジンルームの後方に収穫穀粒の
袋詰作業スペースを確保したものにおいて、後部カバー
体に補助吸入口もしくは補助排出口を形成した場合であ
っても、冷却風の吸入経路や熱風の排出経路を殊更確保
する必要がないため、空間の有効利用および構造の簡略
化が計れるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】グレンタンク仕様のコンバインを示す斜視図で
ある。
【図2】エンジンルームの後面図である。
【図3】図2のX−X断面図である。
【図4】第二実施例を示すエンジンルームの後面図であ
る。
【図5】図4のX−X断面図である。
【図6】ホッパー仕様のコンバインを示す斜視図であ
る。
【図7】第三実施例を示すエンジンルームの後面図であ
る。
【図8】図6のX−X断面図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 8 エンジンルーム 11 後部カバー 11a 補助吸入口もしくは補助排出口 14 エンジン 16 冷却ファン 17 ラジエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−12718(JP,U) 実開 昭54−48834(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 41/00 - 41/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側部、前部、後部および上部がカバー
    体で覆われたエンジンルームの一側部に配設されるラジ
    エータに、冷却ファンが吸入する冷却風を供給すると共
    に、ラジエータを通過して熱せられた熱風を、エンジン
    の配設部を経由してエンジンルームの他側部から排出す
    べく構成してなるコンバインにおいて、前記エンジンル
    ームの後部を覆う後部カバー体に、前記熱風の流れに基
    づいて生じる負圧により冷却風を吸入する補助吸入口も
    しくは前記熱風を排出する補助排出口を形成したことを
    特徴とするコンバインにおけるエンジンのカバー体構
    造。
  2. 【請求項2】 一側部、前部、後部および上部がカバー
    体で覆われたエンジンルームの一側部に配設されるラジ
    エータに、冷却ファンが吸入する冷却風を供給すると共
    に、ラジエータを通過して熱せられた熱風を、エンジン
    の配設部を経由してエンジンルームの他側部から排出す
    べく構成し、さらにエンジンルームの後方には空間を存
    して穀粒収容部を配設してなるコンバインにおいて、前
    記エンジンルームの後部を覆う後部カバー体に、前記熱
    風の流れに基づいて生じる負圧により冷却風を吸入する
    補助吸入口もしくは前記熱風を排出する補助排出口を形
    成して、後部カバー体と穀粒収容部との間の空間を冷却
    風の吸入経路もしくは熱風の排出経路に構成したことを
    特徴とするコンバインにおけるエンジンのカバー体構
    造。
  3. 【請求項3】 一側部、前部、後部および上部がカバー
    体で覆われたエンジンルームの一側部に配設されるラジ
    エータに、冷却ファンが吸入する冷却風を供給すると共
    に、ラジエータを通過して熱せられた熱風を、エンジン
    の配設部を経由してエンジンルームの他側部から排出す
    べく構成し、さらにエンジンルームの後方には、収穫穀
    粒の袋詰作業スペースを確保してなるコンバインにおい
    て、前記エンジンルームの後部を覆う後部カバー体に、
    前記熱風の流れに基づいて生じる負圧により冷却風を吸
    入する補助吸入口もしくは前記熱風を排出する補助排出
    口を形成したことを特徴とするコンバインにおけるエン
    ジンのカバー体構造。
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