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JP3242283B2 - 無線通信システムおよび移動無線端末装置 - Google Patents
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JP3242283B2 - 無線通信システムおよび移動無線端末装置 - Google Patents

無線通信システムおよび移動無線端末装置

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JP3242283B2
JP3242283B2 JP10192395A JP10192395A JP3242283B2 JP 3242283 B2 JP3242283 B2 JP 3242283B2 JP 10192395 A JP10192395 A JP 10192395A JP 10192395 A JP10192395 A JP 10192395A JP 3242283 B2 JP3242283 B2 JP 3242283B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信システムに関
し、更に詳しくは、基地局に同期して送受信周波数をホ
ッピングしながら相互通信する複数の無線通信装置から
なる無線通信システム、および移動無線端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の無線通信装置が相互通信を
行う通信システムの形態は、例えば、「ポイント図解式
標準LAN教科書(下)」、上原政二監修、アスキー
出版のpp63ー96(文献1)に記載されている無線
LANシステムに見られるように、対等分散型、集中
型、ハイブリッド型の三つに分類できる。「対等分散
型」は、全ての無線通信装置が制御と情報をピアツーピ
アで通信する形態であり、「集中型」は、基地局と呼ば
れる一つの無線通信装置が制御を行い、他の無線通信装
置は、上記基地局のみと通信を行う形態である。「ハイ
ブリッド型」は、基地局が制御を行い、基地局を含めた
全ての無線通信装置が情報をピアツーピアで通信する形
態である。
【0003】システム形態として集中型またはハイブリ
ッド型に分類される通信システムの1つとして、送受信
周波数(搬送波周波数)を周期的に変更しながら通信す
る「周波数ホッピング方式」の通信システムがある。こ
の方式は、例えば、アイ・イー・イー・イー802.1
1ワーキングドキュメント(IEEE802.11 WorkingDocume
nt)、IEEE 802.11/92ー39、「メディ
アム アクセスコントロール プロトコル フォー ワ
イヤレス ランズ(Medium AccessControl Protocol fo
r Wireless LANs)」(文献2)に記載されているよう
に、周波数ホッピングのタイミングを与える基地局を必
要としている。
【0004】また、日経コミュニケーションNo.16
7 1994.2.7 pp86ー100(文献3)に
記載されているように、複数の基地局を同時に使用でき
る無線LANシステムにおいて、或る基地局が故障等で
無線通信機能を失った場合、この基地局の管轄下にあっ
た無線通信装置が他の基地局を自動的に探す機能を備え
ることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上記文献1に
示された集中型またはハイブリッド型のように、基地局
を必要とする通信システムでは、システム構築の際に予
め基地局を用意するか、基地局として動作するような無
線通信装置を設定しておく必要がある。また、基地局を
必要とする通信システムでは、基地局が故障等で通信不
能となった場合、これに代わる他に基地局が無ければ、
通信システムの機能を維持できないという問題がある。
【0006】本発明の目的の一つは、通信システムを構
成する複数の無線通信装置の中から、状況に応じて、基
地局として動作すべき無線通信装置が自動的に決まるよ
うにしておくことによって、使用者あるいはシステム管
理者が基地局を予め設定しなくても済む無線通信システ
ムおよび移動無線端末装置を提供することにある。
【0007】ここで、複数の無線通信装置から一つの基
地局を決めるためには、これらの無線通信装置が所定の
制御情報を相互に送受信する必要がある。しかしなが
ら、移動無線システムのように通信路が不安定な場合、
全体で1つの基地局を選出できるように、複数の全ての
無線通信装置間を結ぶ通信路を保証することは不可能で
ある。このため、結果的に複数の無線通信装置が基地局
として選ばれ、これらの基地局毎に管轄エリアが分割し
て形成される場合がでてくる。この場合、通信路の状態
変化あるいは無線通信装置の移動に伴って、それまで通
信不能であった無線通信装置間が通信可能な状態に変化
することがあり、1つの無線通信装置が複数の基地局か
ら制御フレームを受信した場合、何れの基地局を親局と
して通信すべきか制御上の混乱をまねくという問題があ
る。
【0008】本発明の他の目的は、同一エリア内の複数
の基地局が存在した場合、基地局の数が自動的に一つに
収束するような無線通信システムおよび移動無線端末装
置を提供することにある。本発明の更に他の目的は、複
数の基地局を一つの基地局に収束する過程において、通
信システムとして望ましい装置が基地局として残るよう
な無線通信システムおよび移動無線端末装置を提供する
ことにある。本発明の更に他の目的は、複数の基地局か
ら制御フレームを受信した場合に、何れかの1つの基地
局に同期して通信動作できる移動無線端末装置を提供す
ることにある。本発明の更に他の目的は、特に周波数ホ
ッピング方式に好適で、移動無線端末装置が、基地局か
ら送信された周波数ホッピング制御フレームを選択的に
受信動作し、誤った基地局切り替えを回避できるような
無線通信システムおよび移動無線端末装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成のため
に、本発明による無線通信システムは、ネットワークに
接続され、周波数ホッピング制御フレーム(以下、FH
制御フレームという)を周期的に発生すると共に、送受
信周波数を所定のホッピングパタンに従って切り替えて
通信動作する少なくとも1つの固定基地局と、複数の移
動無線端末装置とからなり、各移動無線端末装置は、動
作モードとして、FH制御フレームを周期的に発生する
と共に、送受信周波数を所定のホッピングパタンに従っ
て切り替えて通信動作する基地局モードと、親局となる
他の局が発生したFHタイミング制御フレームに同期し
て、送受信周波数を所定のホッピングパタンに従って切
り替えて通信動作するスレーブ局モードとを有し、上記
各移動無線端末装置が、無線通信エリア内に基地局モー
ドで動作する他の局が存在するか否かを検出するための
手段を備え、上記検出手段による検出結果に応じて、上
記スレーブ局モードまたは基地局モードの何れかの動作
モードを選択して通信動作するようにしたことを特徴と
する。ここで、基地局モードで動作中の他局の有無は、
例えば、他局からのFHタイミング制御フレームの受信
の有無によって検出する。
【0010】本発明による無線通信システムにおいて、
1つの送受信周波数が他の周波数に変わるまでの期間
(ホップ間隔)は、例えば100ms程度である。運用
において、上記ホップ期間は、例えば第1〜第4期間に
分割され、第1期間では、固定基地局および各移動無線
端末装置にユーザ情報を含む通信フレームの送信を行わ
せ、第2期間では、固定基地局および各移動無線端末装
置に通信フレームの送信を抑制させ、第3期間で、固定
基地局および基地局モードで動作中の移動無線端末装置
にFH制御フレームを送信させ、第4期間内で、固定基
地局および各移動無線端末装置に周波数をホップさせ
る。
【0011】本発明による移動無線端末装置は、自局と
基地局との関係を示す状態識別子を記憶するための手段
と、他局から送受信周波数のホッピング動作を同期させ
るための制御フレーム(以下、FH制御フレームとい
う)を受信した時、自局の状態識別子と上記FH制御フ
レームの発信局との関係に応じて、自らがFH制御フレ
ームを定期的に発行して定期的に周波数のホッピング動
作を行う基地局モードと、親局となる他の局が発生した
FH制御フレームに同期して周波数のホッピング動作を
行うスレーブ局モードとの何れかを選択するための手段
とを有し、通信エリア内に存在する基地局モードで動作
中の局数に応じて、自局の動作モードを基地局モードま
たはスレーブ局モードの何れかに選択的に切り替るよう
にしたことを特徴とする。
【0012】更に詳述すると、本発明の移動無線端末装
置は、上記状態識別子が、自らが基地局モード状態にあ
ること、または基地局として動作中の他の移動無線端末
装置を親局とするスレーブ局状態にあることを示してい
る時、自局よりも高い優先度をもつ発信局からのFH制
御フレームを受信した場合は、上記発信局を親局とする
スレーブ局モードに切り替えるようにことを特徴とす
る。これによって、例えば、同一エリア内に固定基地局
と基地局モードで動作中の移動無線端末とが存在した場
合、本発明では、固定基地局に高い優先度を与えておく
ことによって、移動無線端末の動作モードを基地局モー
ドからスレーブ局モードに切り替え、上記エリアの基地
局を固定基地局に収束できる。
【0013】本発明による移動無線端末装置の他の特徴
は、制御上の所属関係を示すための制御情報識別子を記
憶するための手段と、基地局モードで動作するとき、F
H制御フレームに上記制御情報識別子を付加するための
手段と、他局からのFH制御フレームを受信した時、前
記制御手段が、自局で記憶している制御情報識別子と上
記FH制御フレームから受信した制御情報識別子との関
係をチェックするための手段とを有し、上記制御情報識
別子が所定の対応関係にない場合は、上記FH制御フレ
ームを無効フレームとして扱うようにしたことにある。
【0014】また、本発明による移動無線端末装置の更
に他の特徴は、周波数ホッピングパタンを記憶するため
の手段を備え、基地局モードで動作中は、上記周波数ホ
ッピングパタンに従って、各通信フレームおよびFH制
御フレームの搬送周波数を所定周期で変更するようにし
たことにある。1実施例では、上記周波数ホッピングパ
タン記憶手段が複数種類のホッピングパタンを記憶して
おり、自局が基地局モードで動作中は、各FHタイミン
グ制御フレーム中で自局で使用するホッピングパタンを
示すの識別コードを指定しておき、他局からFHタイミ
ング制御フレームを受信した場合は、該FH制御フレー
ム中に含まれる識別コードによって使用すべき周波数ホ
ッピングパタンを特定する。
【0015】本発明による移動無線端末装置は、受信周
波数を次々と切り替えながら通信フレームの受信状態を
チェックし、同期周波数を検出する手段を備え、初期動
作時に、前記検出手段によって他局が送信したフレーム
の同期周波数を検出した場合にスレーブ局モードとな
り、その後は他局からのFH制御フレームの受信に同期
して、前記周波数ホッピングパタンに従って送受信周波
数の切替を行う。上記検出手段によって同期を試みた結
果、他局と同期する送受信周波数の検出に失敗した場
合、基地局モードで動作する。また、スレーブ局モード
で動作中に、他局からのFH制御フレームの受信が遅れ
た場合は、タイマ手段からの出力に同期して送受信周波
数の切り替えを行い、上記FH制御フレームの受信遅れ
が所定時間以上になった場合、前記検出手段によって再
同期を行う。
【0016】
【作用】本発明の通信システムによれば、移動無線端末
のような無線通信装置が周囲の状況に応じて動作モード
を切り替える機能を備えているため、例えば、周辺に他
の基地局が存在していなければ、各無線通信装置がマス
タ局モードで動作し、自分が基地局となることによっ
て、管轄エリア内に移動してきた他の無線通信装置と通
信可能な状態としておき、もし、管轄エリアが他の基地
局と競合する状況となった場合は、制御フレームの送信
状態または基地局の優先度によって決まる何れかの局が
動作モードをスレーブ局モード切り替え、管轄エリアの
1つの基地局に収束できるため、通信システムの構成を
状況に応じった最適な形態に自動的に再構成することが
できる。
【0017】また、他局からのFH制御フレームを受信
した時、各無線通信装置が、自局で記憶している制御情
報識別子と上記FH制御フレームから受信した制御情報
識別子との関係をチェックし、これらの制御情報識別子
が所定の対応関係にない場合は、FH制御フレームを無
効フレームとして扱うことによって、所属組織あるいは
所属グループを異にした複数の無線通信装置が同一エリ
ア内の混在した状況においても、各グループが制御の混
乱を招くことなく、互いに独立して通信サービスを維持
することができる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例として、低速周波
数ホッピング通信方式を用いて装置間通信を行う無線L
ANシステムの全体構成を示す。上記無線LANシステ
ムは、それぞれの管轄域内で周波数ホッピングのタイミ
ングを通知するための制御フレームを生成する基地局1
a、1b、2aと、上記制御フレームを受信して、当該
域内の基地局と同期したホッピングタイミングで周波数
をホップする複数の移動無線通信装置(以下、SST呼
ぶ)3(3a、3b、3c、3d、……)とから構成さ
れる。SST3a、3bは、基地局1aのホッピングタ
イミングに同期し、SST3c、3dは、基地局2aの
ホッピングタイミングに同期している。なお、SSTと
基地局との同期方法の詳細については後述する。
【0019】基地局には、有線ネットワーク5に接続さ
れた固定基地局(以下、BSTと呼ぶ)1(1a、1
b、…)と、それ自体は移動無線端末装置であって、1
群の無線通信装置の中で基地局として機能するマスタ局
(以下、MSTと呼ぶ)2(2a、…)とがある。4
a、4bは、それぞれ基地局1、2と通信可能な範囲
(管轄領域)を示し、以下、この領域をセルという。S
ST間およびSSTと基地局間の通信は、無線区間(無
線チャネル)6を介して行われ、例えば、BST1aと
SST3bは、無線区間6cを使用して通信する。上記
無線LANシステムでは、各セル4内で送受信用の搬送
波周波数を周期的にホッピングさせている。本実施例で
は、搬送波が同一周波数に留まる時間、すなわちホッピ
ング間隔は100msであり、各BSTか管轄するセル
内では13ホップ、MSTが管轄するセル内では12ホ
ップで元の周波数に戻るように、所定のホッピングパタ
ーンで搬送波周波数が周期的に変化する。
【0020】図2は、上記無線LANシステムで使用さ
れる搬送波周波数の割り当ての1例を示す。この例で
は、スプレッドスペクトラム通信方式用に割り当てられ
た2471〜2497MHzのISMバンド(26MH
z)7を用い、このISMバンド7を各々が2MHz幅
の13個のサブチャネル8a〜mに分割している。各搬
送波周波数の中心周波数は、fi=2472+2i(i
=0、…、12)MHzとなる。基地局1(1a、1
b)、2と各SST3(3a、3b、3c、3d)は、
基地局毎に位相をずらした所定のホッピングパタンに従
って、上記サブチャネル(搬送波周波数)を順次にホッ
プする。
【0021】図3は、周波数のホッピングパタンの一例
を示す。ホッピングパタンは、全ての無線通信装置に予
め通知してあり、ホッピングパタンテーブル10として
記憶されている。各基地局は、自局がMSTの場合、M
ST用ホッピングパタン11a〜11eのうちの何れか
1つを所定の方法で選択する。例えば、ホッピングパタ
ン11aが選択されると、搬送波周波数は、100ms
毎に、f0、f11、f7、f12、f9、…、f1、
f0、の順で、12ホップを一周期として変化する。各
基地局は、自局がBSTの場合、BST用ホッピングパ
タン11f〜11jの何れか1つを所定の方法で選択す
る。例えば、ホッピングパタン11fが選択されると、
搬送波周波数は、100ms毎にf0、f6、f12、
f5、f4、…、f7、f0、の順で、3ホップを一周
期として変化する。
【0022】図4は、1ホップ時間(100ms)20
内に定義された時間帯と通信動作との関係を示す。21
は、任意の無線通信装置がCSMA方式で通信できる時
間領域(RU)、22は、全ての無線通信装置が送信を
抑制する時間領域(RN)、23は、基地局が各SST
にホッピングタイミングを通知するための制御フレーム
(以下、FHーMACフレームと呼ぶ)を送信する時間
領域(RF)、24は、周波数ホップを行うための時間
領域(RD)24の4つの時間領域に分ける。
【0023】図5は、各無線通信装置間の通信に使用さ
れる通信フレームフォーマット30を示す。31は、物
理層の同期確立に必要なプリアンブル(P)領域であ
り、通信フレーム中の有効ビット位置を示すユニークワ
ードを含む。32は、ユーザフレームと制御フレームと
を区別するためのフレーム識別情報と、フレームの送信
元がBST、MST、SSTの何れかを示す送信元識別
情報と、各フレームの長さを示す情報を含むフレームコ
ントロール(FC)領域である。尚、ここで言う「ユー
ザフレーム」は、ユーザデータの送受信に用いられるフ
レームであり、「制御フレーム」は、制御情報の送受信
に用いられるフレームであって、FHーMACフレーム
はその一種である。33は宛先アドレス(DA)領域、
34は送信元アドレス(SA)領域、35は情報(I)
領域、36はフレームの誤りを検出するフレームチェッ
クシーケンス(FCS)領域であり、領域33、34、
35の内容と対応するCRCを含む。
【0024】各固定基地局あるいは各無線通信装置(移
動無線端末装置)が送信する各通信フレームは、送信所
要時間が上記RU領域RU21に比較してて十分に短い
ため、1ホップ時間内に、上記領域RU21では複数個
の通信フレームが送受信される。また、FHーMACフ
レーム以外の他の制御フレームは、ユーザフレームと共
に、領域RU21で送信される。
【0025】図6は、固定基地局BST1の構成の1例
を示す。BST1は、アンテナ101と、変復調部10
2と、無線LANコントローラ103と、無線送信バッ
ファ104と、無線受信バッファ105、ホッピングパ
タンテーブル10などのデータおよび各種のプログラム
を記憶するROM106と、システムバス107と、C
PU108と、プログラムおよびデータを記憶するため
の主記憶装置109と、有線LANコントローラ110
と、有線送信バッファ111と、有線受信バッファ11
2とから構成され、コネクタ113によって有線ネット
ワーク5に接続される。
【0026】上記無線LANコントローラ103は、制
御レジスタ114と、MAC制御部117と、送受信制
御部118と、100msタイマ119とから構成さ
れ、上記制御レジスタ114には、制御情報識別子11
5と、自局がBST、MST、SSTの何れか、また、
時局がSSTの場合に、制御フレームの発信元となって
いる基地局はBSTとMSTの何れかを示す自局状態識
別子116が記憶されている。変復調部102は、無線
LANコントローラ103からの受信データを変調し、
アンテナ101を介して無線区間5に送信すると共に、
無線区間5からアンテナ101介して受信した通信フレ
ームを復調し、無線LANコントローラ103にデータ
を送る。無線送信データは、主記憶装置109から読み
出され、無線送信バッファ104を経由して無線LAN
コントローラ103に送られる。また、受信データは、
無線LANコントローラ103から無線受信バッファ1
05を経由して主記憶装置109に書き込まれる。有線
LANコントローラ110は、有線ネットワーク5との
間でのデータの送受信を制御する。有線ネットワーク5
への送信データは有線送信バッファ111、受信データ
は有線受信バッファ112を経由して、主記憶装置10
9に入出力される。無線LANコントローラ103と有
線LANコントローラ110は、CPU108からの指
示によって、システムバス107を介して主記憶装置1
09とデータ転送する。
【0027】図7は、移動無線通信装置(MST2とS
ST3)の構成の1例を示す。各移動無線通信装置は、
アンテナ201と、変復調部202と、無線LANコン
トローラ203と、無線送信バッファ204と、無線受
信バッファ205と、ROM206と、システムバス2
07と、CPU208と、主記憶装置209とから構成
される。無線LANコントローラ203の構成は、図6
に示した固定基地局の無線LANコントローラ103と
同様であり、制御情報識別子115、自局状態識別子1
16、ホッピング制御情報117、送受信制御情報11
8、等の情報を記憶している。
【0028】上記御情報識別子115は、或る種のグル
ープ識別子であって、MSTとして機能している移動無
線通信装置が、他の基地局(MSTまたはBST)の管
轄下にあるセル内に移動してきた場合に、該セル内で一
般のSSTに戻るか、それともMSTとして動作し続け
るかの判断に利用される。他の基地局からFH−MAC
フレームを受信した時、このフレームのI領域35に含
まれる制御情報識別子が自局の制御情報識別子115と
一致した場合(同一のグループまたは組織に所属する場
合)は、MSTは上記他の基地局の管轄下で動作するS
STに戻り、そうでない場合は、上記他の基地局から独
立したMSTとしての動作を継続する。
【0029】SSTと基地局との同期は次のようにして
とられる。
【0030】各SSTは、基地局と非同期状態にあると
き、例えば、電源が入った直後の状態では、受信周波数
を次々と変えながら、基地局からのFHーMACフレー
ムの受信を試みる。FHーMACフレームを受信でき、
且つ、このFHーMACフレームが示す制御情報識別子
がSSTに設定された制御情報識別子と一致した場合、
直ちに100msタイマ119をリセットし、ホッピン
グタイミングを上記FHーMACフレームに同期させ
る。一旦、基地局に同期したSSTは、100ms毎に
FHーMACフレームを受信することになる。FHーM
ACフレームとの同期がずれてきた場合でも、各STは
自局の100msタイマに基づいて周波数ホッピング動
作を継続し、FHーMACフレームの受信遅れが閾値を
超えた場合に同期はずれと判断して、上述した受信周波
数変更によるFHーMACフレームとの周波数同期を試
みる。
【0031】本発明では、上述した受信周波数変更によ
るFHーMACフレームとの周波数同期を所定時間継続
してもFHーMACフレームを正常に受信できなかった
場合に、そのSSTをマスタ局MSTとして機能させ、
自分のタイマに従って100ms毎にFHーMACフレ
ームを送信させることによって、セルの再編成を行って
いる。
【0032】図8は、固定基地局を含む各無線通信装置
が行う制御動作のフローチャートを示す。各無線通信装
置の動作は、自局状態識別子116の状態によって異な
る(ステップ300)。もし、自局状態識別子116
が、BST(固定基地局)の状態にある場合は、その無
線通信装置はBSTとしての動作を継続する(ステップ
301)。この場合は、他局が生成したFHーMACフ
レームを受信しても、自局状態識別子の状態は変更され
ない。自局状態識別子116が、「BSTの管轄下のS
ST」状態(BSTスレーブ局モード)に設定されてい
た場合、その無線通信装置はSSTとしての動作を継続
する(ステップ312)。
【0033】自局状態識別子がMST(マスタ局)の状
態(マスタ局モード)にある時、FHーMACフレーム
を受信すると(ステップ302)、このFHーMACフ
レームの送信元を判定する(ステップ303)。FHー
MACフレームの送信元がBSTの場合は、受信フレー
ムの制御情報識別子と自分の制御情報識別子115とを
比較し(ステップ306)、一致していれば自局状態識
別子116を「BST管轄下のSST」の状態に変更す
る(ステップ307)。不一致の場合は、MSTとして
の動作を持続する。FHーMACフレームの送信元がB
STでない場合(他のMSTの場合)、受信フレームの
制御情報識別子と自分の制御情報識別子115とを比較
し(ステップ304)、一致していれば自局状態識別子
116を「MST管轄下のSST」の状態に変更する
(ステップ305)。
【0034】自局状態識別子が「MST管轄下のSS
T」状態(MSTスレーブ局モード)にある時、FHー
MACフレームを受信すると(ステップ308)、この
FHーMACフレームの送信元を判定し(ステップ30
9)、FHーMACフレームの送信元がBSTの場合、
受信フレームの制御情報識別子と自分の制御情報識別子
115とを比較し(ステップ310)、一致していれば
自局状態識別子116を「BST管轄下のSST」の状
態に変更する(ステップ311)。不一致の場合は、M
STとしての動作を持続する。FHーMACフレームの
送信元がBSTでない場合、および受信フレームの制御
情報識別子と自分の制御情報識別子115とが不一致の
場合は、自局状態識別子116に変更はなく、MST管
轄下のSSTとして機能する。
【0035】図9は、MSTとして機能している移動無
線通信装置2cが、他のMST2bからのFHーMAC
フレームを受信した場合の動作を示す。FHーMACフ
レームの制御情報識別子と自局に設定されている制御情
報識別子115とが一致していれば(ステップ304の
判定結果がYesの場合)、移動無線通信装置2cは、
直ちにホッピングタイミングを変更し、それ以降は、M
ST2bの管轄下にあるSST:3gとして動作する
(ステップ305)。
【0036】図10は、MST2dのセル4f内に位置
し、MST2dの管轄下にあるSST3hが、他のMS
T2eからのFHーMACフレームを受信した場合(ス
テップ308で判定結果がNoの場合)の動作を示す。
SST3hは、受信したFHーMACフレームの制御情
報識別子に無関係に、MST2dのホッピングタイミン
グに同期して周波数ホッピングを行う。
【0037】図11は、BST1cのセル4h内に位置
し、BST1cの管轄下にあるSST3iが、MST2
fからのFHーMACフレームを受信した場合(ステッ
プ312)の動作を示す。SST3iは、受信したFH
ーMACフレームの制御情報識別子に無関係に、BST
1cのホッピングタイミングに同期して周波数ホッピン
グを行う。
【0038】図12は、BST1dのセル4j内に位置
し、BST1dの管轄下にあるSST3jが、他のBS
T1eの送信したFHーMACフレームを受信した場合
(ステップ312)の動作を示す。この場合も、SST
3jは、BST1eからのFHーMACフレームの制御
情報識別子に無関係に、BST1dのホッピングタイミ
ングに同期して周波数ホッピングを行う。
【0039】図13は、MST2gと、MST2gのセ
ル4m内に位置してMST2gの管轄下にあったSST
3kが、固定基地局BST1fからのFHーMACフレ
ームを受信した場合(ステップ309で判定結果がYe
sの場合)の動作を示す。SST3kは、MST2gよ
りも高い優先度をもつBSTのホッピングタイミングに
同期し、自局状態識別子を「BST管轄下のSST」状
態に変更する(ステップ307)。それまで基地局とし
て動作していたMST2gも、SST3kと同様に、
「BST管轄下のSST」状態になる(ステップ30
7)。
【0040】有線ネットワークに接続された固定基地局
が近くに存在する場合、移動無線端末は、固定基地局を
介して有線ネットワーク5とデータ送受信できるように
したほうが望ましい。従って、本発明では、移動無線通
信装置からなる基地局(マスタ局)MSTよりも固定基
地局BSTを優先させておき、BSTセル内に移動した
場合に、SSTまたはMSTとして動作中の移動無線端
末が、優先度の高いBSTの管轄下に入るように制御し
ている。上述した実施例では、上記基地局優先度に従っ
た動作モードの切替制御は、各通信装置が記憶している
自局状態識別子116を参照して行われている。
【0041】図14は、基地局として動作していたBS
TまたはMSTが、電源オフあるいは装置故障等の原因
で消滅した場合のSST動作を示す。動作中の基地局が
消滅状態となって、この基地局からのFHーMACフレ
ームが途絶えると、それまで上記基地局のセル内にあっ
た各SSTは、タイマ動作によってMST状態に変化
し、FHーMACフレームの送信を開始する。仮に、S
ST3qが最初にMST2hに切り替わり、FHーMA
Cフレームの送信を開始したとすると、これを受信した
他のSST3n、3pが、MST2hと同期して周波数
ホッピングを行い、MST(2h)の管轄下にあるSS
Tとして動作する。のSST」にとなる。管理する新た
なセル4nが構成される。複数のSSTが略同時にMS
Tになり、それぞれがFHーMACフレームの送信を開
始した場合も、図9に示したセルの再構成に従って、何
れかの移動無線通信装置がMSTとして残り、他はSS
T状態に戻る。
【0042】図15は、MSTの管轄下にあるSST
が、BSTから送信されたFHーMACフレームを受信
できる理由を説明するための図である。500(a〜
m)は、それぞれFHーMACフレームを示し、例えば
BST1bがホッピングパタン「BST#1」11fを
選択し、MST2がホッピングパタン「MST#1」1
1aを選択しているものと仮定する。この場合、図15
に示すように、上記2つの局が同一周波数を使用してい
る区間40a、40bが、少なくとも100ms×13
×12=15.6s毎に一度は存在する。
【0043】SST3cは、受信したFHーMACフレ
ーム500kの内容から、このフレームの送信元がBS
Tであることを認識でき、I領域35の内容から上記B
ST1bの制御情報識別子を知ることができる。受信し
た制御情報識別子がSST3cが記憶している制御情報
識別子と一致していれば、SST3cは、直ちにBST
1bのホッピングタイミングに同期し、ホッピング系列
をBST用のパタン(この場合は「BST#1」)11
fに切り替えることができる。
【0044】本実施例では、制御情報識別子と、適用す
るホッピングパタン10とを対応させておくことによっ
て、FHーMACフレームの受信時にホッピングパタン
10を特定できるようにしている。例えば、1つのグル
ープに属した全ての無線通信装置に対して、制御情報識
別子を「1」に設定した場合に、BSTとその管轄下に
あるSSTは、ホッピングパタン「BST#1」11f
を使用するものとし、MSTとその管轄下にあるSST
は、ホッピングパタン「MST#1」11aを使用する
ものとしておけば、基地局をSSTからBSTに切り換
える時、新たなホッピングパタン11fを直ちに特定で
きる。
【0045】図16は、BSTとMSTのホッピングタ
イミングが略同時になった場合の対策を示す。例えば、
図1に示したシステム構成において、BST1bとMS
T2のホッピングタイミングが、図16に示すように略
同時になった場合、SST3cは、MSTからのFHー
MACフレーム500tは受信できても、BST1bか
らのFHーMACフレーム500qは受信できない。何
故なら、例えば、BST1bが周波数f5でFHーMA
Cフレーム500qを送信した時点に着目すると、MS
T2のFHタイミングに同期して、それまで周波数f5
で動作していたSST3cは、上記FHーMACフレー
ム500qの送信途中で周波数をf5からf10に切り
換えてしまうからである。このような受信不能の不都合
を避けるためには、例えば、図4に示した、FHーMA
Cフレームが送出されるRF領域23よりも前に定義さ
れているRU領域21において、BSTがFNPーMA
Cフレーム501を送信するようにすればよい。FNP
ーMACフレーム501は、制御フレームの一つであっ
て、BSTの存在を示すためのものである。SST3c
は、上記FNPーMACフレーム501を受信すること
によって、BSTの存在を知った時、一旦、初期の状態
に戻り、受信周波数変更によるサーチモードから周波数
同期動作を行うことによって、固定基地局BST1bの
周波数ホッピングに同期することができる。
【0046】図17は、制御情報識別子115の機能を
説明するための図である。制御情報識別子115は、こ
の識別子が一致したもの装置同士に相互の通信を可能と
するために設けられた一種のグループ識別子であり、各
FHーMACフレームに情報転送領域(I領域)35で
基地局側の制御情報識別子が示される。
【0047】受信側の各移動無線通信装置は、自局に設
定されている制御情報識別子と受信フレーム中の制御情
報識別子とを比較し、一致したときのみフレーム内の情
報を有効とする。つまり、SSTの制御情報識別子と、
BSTやMSTの制御情報識別子とが異なっていた場
合、SSTは、受信したFHーMACフレームを無視す
る。この制御情報識別子を利用することによって、グル
ープ毎に独立した形で通信網を形成することができる。
【0048】図17に示した例では、BST1pとSS
T3pに制御情報識別子「*1」115pを設定し、B
ST1qとSST3qに制御情報識別子「*2」115
qを設定しておくことによって、互いに接近しているに
も係わらず、SST3pは常にBST1pからのFHー
MACフレームに追従し、SST3qは常にBST1q
からのFHーMACフレームに追従するようにしてい
る。
【0049】上述した実施例では、各基地局のホップ時
間を一様としているが、本発明の変形として、基地局毎
にホップ時間を変えるようにしてもよい。例えば、MS
Tのホップ時間を90ms、BSTのホップ時間を10
0msとし、前述の実施例と同様に、各FHーMACフ
レームで送信元基地局の自局状態識別子と制御情報識別
子を通知する。各SSTは、受信したFHーMACフレ
ームの内容から、FHーMACフレームの送信元がMS
TとBSTの何れかを判断し、この情報をSSTの自局
状態識別子として記憶しておく。それ以降に行うホップ
時間カウント用のタイマは、上記自局状態識別子に応じ
てリセットタイミングを変える。このようにMSTとB
STのホップ時間を変えた場合、前述したホップタイミ
ングの重なりによる不都合が解消され、FNPーMAC
フレームによる同期動作が不要となる。また、MSTと
BSTで一周期のホップ数を変える必要もなくなる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、使用者が移動無線通信
装置に特別な指令操作をしなくても、周囲の状況に応じ
て、無線通信装置が基地局から従端末に、またはその逆
方向へのモード変更作を自動的に行うため、周波数ホッ
ピング方式の通信システムを構成を柔軟に再構成するこ
とができる。また、固定基地局のセル外にある複数の移
動無線通信装置の中の1つを自動的に基地局として動作
させることによって、固定基地局がなくても、これらの
移動無線通信装置間で周波数ホッピングによる通信を可
能にでき、固定基地局のセル内に移動した時点で、固定
基地局に切り替えることによって、より広範囲に存在す
る他の通信装置と通信できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動通信システムの1実施例を示
す全体構成図。
【図2】本発明の移動通信システムにおける周波数割り
当ての1例を示す図。
【図3】ホッピングパタンの1例を示す図。
【図4】1ホップ時間内における通信内容と時間帯の割
付けの1例を示す図。
【図5】通信フレームのフォーマットを示す図。
【図6】固定基地局BSTの1実施例を示す構成図。
【図7】移動局(MST/SST)の1実施例を示す構
成図。
【図8】無線通信装置(固定基地局および移動局)の動
作を示すフローチャート。
【図9】セルの再編成の一例を説明するための図。
【図10】セルの再編成の他の例を説明するための図。
【図11】セルの再編成の更に他の例を説明するための
図。
【図12】セルの再編成の更に他の例を説明するための
図。
【図13】セルの再編成の更に他の例を説明するための
図。
【図14】セルの再編成の更に他の例を説明するための
図。
【図15】BSTとMSTにおける周波数ホップについ
ての説明図。
【図16】周波数ホッピング周期が重なった場合の動作
を説明するための図。
【図17】制御情報識別子の機能を説明するための図。
【符号の説明】
1…固定基地局BST、2…マスタ局MST、3…一般
の移動局SST、4…セル、5…有線ネットワーク、1
0…ホッピングパタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 正人 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式 会社日立製作所オフィスシステム事業部 内 (72)発明者 重左 秀彦 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式 会社日立製作所オフィスシステム事業部 内 (72)発明者 青山 孝治 神奈川県奏野市堀山下1番地 日立コン ピュータエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−128544(JP,A) 特開 平3−71746(JP,A) 特開 平2−86238(JP,A) 特開 平7−30516(JP,A) 特開 平7−38529(JP,A) 特開 平7−46169(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38 H04L 12/42

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線ネットワークに接続され、送受信周波
    数のホッピング動作を同期させるための制御フレーム
    (以下、FH制御フレームという)を定期的に発行する
    固定基地局と、FH制御フレームを定期的に発行するマ
    スタ局モードと、親局となる他の局が発生したFH制御
    フレームに同期して周波数のホッピング動作を行うスレ
    ーブ局モードとの2つの動作モードをもつ複数の移動無
    線通信装置からなり、 上記各移動無線通信装置が、自局が上記2つの動作モー
    ドのいずれで動作中であるかを示す状態識別子を記憶す
    るための手段と、自局の状態識別子が、自らがマスタ局
    モード状態にあること、またはマスタ局モード状態にあ
    る他の移動無線通信装置を親局とするスレーブ局モード
    状態にあることを示している時、上記固定基地局を発信
    局とするFH制御フレームを受信した場合、動作モード
    を該固定基地局を親局とするスレーブ局モードに切り替
    える手段とを有することを特徴とする無線通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 有線ネットワークに接続され、送受信周波
    数のホッピング動作を同期させるための制御フレーム
    (以下、FH制御フレームという)を定期的に発行する
    固定基地局と、FH制御フレームを定期的に発行するマ
    スタ局モードと、親局となる他の局が発生したFH制御
    フレームに同期して周波数のホッピング動作を行うスレ
    ーブ局モードとの2つの動作モードをもつ複数の移動無
    線通信装置からなり、 上記各移動無線通信装置が、自局が上記2つの動作モー
    ドのいずれで動作中であるかを示す状態識別子を記憶す
    るための手段と、他局からのFH制御フレームを受信し
    た場合に、自局の状態識別子と上記FH制御フレームの
    発信局との関係に応じて、上記何れかの動作モードを選
    択するための制御手段とを有し、 前記固定基地局と前記各移動無線通信装置は、自局が所
    属するグループを示すための制御情報識別子を記憶する
    ための手段を有し、 前記固定基地局とマスタ局モードで動作中の前記移動無
    線通信装置はFH制御フレームに上記制御情報識別子を
    付加し、 上記各移動無線通信装置の前記制御手段は、他局からの
    FH制御フレームを受 信したとき、自局で記憶している
    制御情報識別子と上記FH制御フレームから受信した制
    御情報識別子との関係をチェックし、これらが所定の対
    応関係にない場合は、前記動作モードの切り替えに関し
    て上記FH制御フレームを無効とすることを特徴とする
    無線通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の無線通信システムであっ
    て、 上記各移動無線通信装置は、他局からのFH制御フレー
    ムを受信した場合に、自局の状態識別子と上記FH制御
    フレームとの関係に応じて、上記いずれかの動作モード
    を選択するための制御手段を有し、 前記固定基地局と前記各移動無線通信装置は、自局が所
    属するグループを示すための制御情報識別子を記憶する
    ための手段を有し、 前記固定基地局とマスタ局モードで動作中の前記移動無
    線通信装置はFH制御フレームに上記制御情報識別子を
    付加し、 上記各移動無線通信装置の前記制御手段は、他局からの
    FH制御フレームを受信したとき、自局で記憶している
    制御情報識別子と上記FH制御フレームから受信した制
    御情報識別子との関係をチェックし、これらが所定の対
    応関係にない場合は、前記動作モードの切り替えに関し
    て上記FH制御フレームを無効とすることを特徴とする
    無線通信システム。
  4. 【請求項4】 上記固定基地局と各移動無線通信装置が、
    それぞれ周波数ホッピングパタンを記憶するための手段
    を有し上記各移動無線通信装置が、受信周波数を次々と切り替
    えながら通信フレームの受信状態をチェックし、同期周
    波数を検出するための手段を備え、 マスタ局モードで動作中の各移動無線通信装置と固定基
    地局が、上記周波数ホッピングパタンに従って、各通信
    フレームおよびFH制御フレームの搬送周波数を所定周
    期で変更し、 各移動無線通信装置が、上記検出手段で同期周波数を検
    出した後、FH制御フレームの受信に同期して、上記周
    波数ホッピングパタンに従った受信周波数の切替を行う
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線
    通信システム。
  5. 【請求項5】 有線ネットワークに接続され、送受信周波
    数のホッピング動作を同期させるための制御フレーム
    (以下、FH制御フレームという)を定期的に発行する
    固定基地局と、FH制御フレームを定期的に発行するマ
    スタ局モードと、親局となる他の局が発生したFH制御
    フレームに同期して周波数のホッピング動作を行うスレ
    ーブ局モードとの2つの動作モードを持つ複数の移動無
    線通信装置からなる無線通信システムにおける1つの局
    を構成する移動無線端末装置であって、 自局の動作モードを示す状態識別子を記憶するための手
    段を有し、 前記状態識別子が、自らがマスタ局モード状態にあるこ
    と、またはマスタ局モード状態にある他の移動無線端末
    装置を親局とするスレーブ局状態にあることを示してい
    る時、固定基地局からのFH制御フレームを受信した場
    合は、上記固定基地局を親局とするスレーブ局モードに
    切り替えることを特徴とする移動無線端末装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の移動無線端末装置であっ
    て、他局からFH制御フレームを受信したとき、自局の状態
    識別子と上記FH制御フレームの発信局との関係に応じ
    て、マスタ局モードとスレーブ局モードとの何れかの動
    作モードを選択するための手段と、 自局が所属するグループを示すための制御情報識別子を
    記憶するための手段と、 マスタ局モードで動作するとき、FH制御フレームに上
    記制御情報識別子を付加するための手段とを有し、 他局からのFH制御フレームを受信したときに、自局で
    記憶している制御情報識別子と上記FH制御フレームか
    ら受信した制御情報識別子との関係をチェックし、上記
    制御情報識別子が所定の対応関係にない場合は、上記F
    H制御フレームを無効フレームとして扱うようにしたこ
    とを特徴とする移動無線端末装置。
  7. 【請求項7】 有線ネットワークに接続され、送受信周波
    数のホッピング動作を同期させるための制御フレーム
    (以下、FH制御フレームという)を定期的に発行する
    固定基 地局と、FH制御フレームを定期的に発行するマ
    スタ局モードと、親局となる他の局が発生したFH制御
    フレームに同期して周波数のホッピング動作を行うスレ
    ーブ局モードとの2つの動作モードを持つ複数の移動無
    線通信装置からなる無線通信システムにおける1つの局
    を構成する移動無線端末装置であって、 自局の動作モードを示す状態識別子を記憶するための手
    段と、 他局からFH制御フレームを受信したとき、自局の状態
    識別子と上記FH制御フレームの発信局との関係に応じ
    て、マスタ局モードとスレーブ局モードとの何れかの動
    作モードを選択するための手段と、 自局が所属するグループを示すための制御情報識別子を
    記憶するための手段と、 マスタ局モードで動作するとき、FH制御フレームに上
    記制御情報識別子を付加するための手段とを有し、 他局からのFH制御フレームを受信したとき、自局で記
    憶している制御情報識別子と上記FH制御フレームから
    受信した制御情報識別子との関係をチェックし、 上記制御情報識別子が所定の対応関係にない場合は、上
    記FH制御フレームを無効フレームとして扱うようにし
    たことを特徴とする移動無線端末装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の移動無線端末装置であっ
    て、 前記状態識別子が、自らがマスタ局モード状態にあるこ
    と、またはマスタ局モード状態にある他の移動無線端末
    装置を親局とするスレーブ局状態にあることを示してい
    る時、自局よりも高い優先度をもつ発信局からのFH制
    御フレームを受信した場合は、上記発信局を親局とする
    スレーブ局モードに切り替えることを特徴とする移動無
    線端末装置。
  9. 【請求項9】 周波数ホッピングパタンを記憶するための
    手段を備え、 マスタ局モードで動作中は、上記周波数ホッピングパタ
    ンに従って、各通信フレームおよびFH制御フレームの
    搬送周波数を所定周期で変更するようにしたことを特徴
    とする請求項5〜請求項8の何れかに記載の移動無線端
    末装置。
  10. 【請求項10】 受信周波数を次々と切り替えながら通信
    フレームの受信状態をチェックし、同期周波数を検出す
    るための手段を備え、 初期動作時に、前記検出手段によって他局が送信したフ
    レームの同期周波数を検出した場合にスレーブ局モード
    となり、その後は他局からのFH制御フレームの受信に
    同期して、前記周波数ホッピングパタンに従って送受信
    周波数の切替を行うことを特徴とする請求項9に記載の
    移動無線端末装置。
  11. 【請求項11】 前記所定周期をカウントするためのタイ
    マ手段を有し、 スレーブ局モードで動作中に、他局からのFH制御フレ
    ームの受信が遅れた場合は、上記タイマ手段からの出力
    に同期して送受信周波数の切り替えを行い、上記FH制
    御フレームの受信遅れが所定時間以上になった場合、前
    記検出手段によって再同期を行うようにしたことを特徴
    とする請求項10に記載の移動無線端末装置。
  12. 【請求項12】 前記検出手段によって同期を試みた結
    果、他局と同期する送受信周波数の検出に失敗した場
    合、マスタ局モードで動作するようにしたことを特徴と
    する請求項11に記載の移動無線端末装置。
  13. 【請求項13】 前記周波数ホッピングパタン記憶手段
    が、複数種類のホッピングパタンを記憶しており、自局
    がマスタ局モードで動作中は、各FH制御フレーム中に
    自局で使用するホッピングパタンを示すの識別コードを
    含め、 他局からFH制御フレームを受信した場合は、該FH制
    御フレーム中に含まれる識別コードによって、使用する
    周波数ホッピングパタンを特定することを特徴とした請
    求項5〜請求項12の何れかに記載の移動無線端末装
    置。
  14. 【請求項14】 ネットワークに接続され、周波数ホッピ
    ング制御フレーム(以下、FH制御フレームという)を
    周期的に発生すると共に、送受信周波数を所定のホッピ
    ングパタンに従って切り替えて通信動作する少なくとも
    1つの固定基地局と、 FH制御フレームを周期的に発生すると共に、送受信周
    波数を所定のホッピングパタンに従って切り替えて通信
    動作するマスタ局モードと、親局となる他の局が発生し
    たFH制御フレームに同期して、送受信周波数を所定の
    ホッピングパタンに従って切り替えて通信動作するスレ
    ーブ局モードとを有する複数の移動無線端末装置とから
    なり、 上記各移動無線端末装置が、無線通信エリア内にマスタ
    局モードで動作する他の移動無線端末装置または固定基
    地局が存在するか否かを検出するための手段を有し、上
    記検出手段による検出結果に応じて、上記スレーブ局モ
    ードまたはマスタ局モードの何れかの動作モードを選択
    して通信動作し、 マスタ局モードで動作中またはマスタ局モード状態にあ
    る他の移動無線端末装置を親局とするスレーブ局モード
    で動作中の移動無線端末装置が、無線通信エリア内に固
    定基地局を検出した場合に、上記移動無線端末装置の動
    作モードが該固定基地局を親局とするスレーブ局モード
    に切り替わることを特徴とする無線通信システム。
  15. 【請求項15】 前記検出手段が、他局からのFH制御フ
    レームの受信の有無によって、マスタ局モードで動作中
    の他局および固定基地局の存在有無を検出することを特
    徴とする請求項14に記載の無線通信システム。
  16. 【請求項16】 前記送受信周波数の各ホップ間隔を第1
    〜第4期間に分割し、第1期間内に前記固定基地局およ
    び各移動無線端末装置がユーザ情報を含む通信フレーム
    の送信を行い、第2期間は前記固定基地局および各移動
    無線端末装置に通信フレームの送信を抑制させ、第3期
    間内に前記固定基地局およびマスタ局モードで動作中の
    移動無線端末装置にFH制御フレームを送信させ、第4
    期間内に前記固定基地局および各移動無線端末装置に周
    波数をホップさせるようにしたことを特徴とする請求項
    14に記載の無線通信システム。
  17. 【請求項17】 前記固定基地局とマスタ局モードで動作
    中の移動無線端末装置とが、互いに異なったホッピング
    パタンで周波数ホッピングを行い、 スレーブ局モードで動作中の各移動無線端末装置が、F
    H制御フレームの送信元によって、使用すべきホッピン
    グパタンを切り替えることを特徴とする請求項14〜請
    求項16の何れかに記載の無線通信システム。
  18. 【請求項18】 前記固定基地局が使用するホッピングパ
    タンと前記マスタ局モードで動作中の移動無線端末装置
    が使用するホッピングパタンが、1周期中に異なるホッ
    プ数をもつことを特徴とする請求項17に記載の無線通
    信システム。
  19. 【請求項19】 前記固定基地局とマスタ局モードで動作
    中の移動無線端末装置とが、互いに異なったホップ間隔
    で周波数ホッピングを行い、 スレーブ局モードで動作中の各移動無線端末装置が、F
    H制御フレームの送信元によって決まるホップ間隔で周
    波数ホッピングを行うことを特徴とする請求項14〜請
    求項16の何れかに記載の無線通信システム。
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