JP3249286B2 - 医療器具滅菌用不織布 - Google Patents
医療器具滅菌用不織布Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、残留エチレンオキサイ
ド除去性に優れ、吸水性を有する医療器具滅菌用不織布
に関するものである。
ド除去性に優れ、吸水性を有する医療器具滅菌用不織布
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、医療器具を滅菌する際には、医療
器具を滅菌袋に入れて封をして、それをまた袋に入れて
二重の袋を用いたり、それを風呂敷に包んで用いてい
た。しかし、前者の二重の袋を用いる方法では、滅菌し
た医療器具を用いる時に袋を破って開けるため、その袋
は使い捨てとなりコストがかかるという問題点があっ
た。後者の風呂敷は、その素材にはポリエチレン・ポリ
エステル・ナイロン等の合成繊維が用いられ、その布形
態は織物が主体であった。風呂敷に包んで滅菌する方法
では、素材の合成繊維は滅菌に用いるエチレンオキサイ
ドガス(以下、EOGという。)を放出しにくいため、
風呂敷に残留したEOGが除去されるのが遅く、人体に
悪影響を与える恐れがある。また、水や血液の拭き取り
性が不良であり、その他、使用後の廃棄が容易でなく、
焼却すると悪臭・有毒ガスを発生する等の種々の問題が
あった。
器具を滅菌袋に入れて封をして、それをまた袋に入れて
二重の袋を用いたり、それを風呂敷に包んで用いてい
た。しかし、前者の二重の袋を用いる方法では、滅菌し
た医療器具を用いる時に袋を破って開けるため、その袋
は使い捨てとなりコストがかかるという問題点があっ
た。後者の風呂敷は、その素材にはポリエチレン・ポリ
エステル・ナイロン等の合成繊維が用いられ、その布形
態は織物が主体であった。風呂敷に包んで滅菌する方法
では、素材の合成繊維は滅菌に用いるエチレンオキサイ
ドガス(以下、EOGという。)を放出しにくいため、
風呂敷に残留したEOGが除去されるのが遅く、人体に
悪影響を与える恐れがある。また、水や血液の拭き取り
性が不良であり、その他、使用後の廃棄が容易でなく、
焼却すると悪臭・有毒ガスを発生する等の種々の問題が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決するものであり、織・編物に近い外観
で、ソフトな風合を有しドレープ性に優れ、γ線・熱・
EOG等の各種滅菌処理が可能で、残留EOG除去性に
優れ、水や血液等のふき取り性(ワイプドライ性)に優
れる不織布であり、また産業廃棄性に優れていて焼却が
容易で、悪臭・有毒ガスが発生しない医療器具滅菌用不
織布を提供することを目的とするものである。
な問題点を解決するものであり、織・編物に近い外観
で、ソフトな風合を有しドレープ性に優れ、γ線・熱・
EOG等の各種滅菌処理が可能で、残留EOG除去性に
優れ、水や血液等のふき取り性(ワイプドライ性)に優
れる不織布であり、また産業廃棄性に優れていて焼却が
容易で、悪臭・有毒ガスが発生しない医療器具滅菌用不
織布を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するもので、次の構成よりなるものである。すなわ
ち、本発明は、天然繊維からなり、該構成繊維同士が三
次元交絡により形態保持されており、目付が10〜10
0g/m2、嵩密度が0.02〜0.12g/ccであ
り、かつ残留EOG(エチレンオキサイドガス)除去性
が120時間以下であることを特徴とする医療器具滅菌
用不織布を要旨とするものである。
成するもので、次の構成よりなるものである。すなわ
ち、本発明は、天然繊維からなり、該構成繊維同士が三
次元交絡により形態保持されており、目付が10〜10
0g/m2、嵩密度が0.02〜0.12g/ccであ
り、かつ残留EOG(エチレンオキサイドガス)除去性
が120時間以下であることを特徴とする医療器具滅菌
用不織布を要旨とするものである。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明は
天然繊維からなる。本発明に用いられる天然繊維として
は、綿・麻・シルク・羊毛等が挙げられ、いずれも用い
ることができる。また、これらの繊維を単独で、もしく
は異種天然繊維を混綿したものであっても、二種以上の
天然繊維を積層したものであってもよい。なお、綿につ
いては、コーマー綿・晒綿のみではなく、糸または織物
・編物から得られる反毛であってもよい。
天然繊維からなる。本発明に用いられる天然繊維として
は、綿・麻・シルク・羊毛等が挙げられ、いずれも用い
ることができる。また、これらの繊維を単独で、もしく
は異種天然繊維を混綿したものであっても、二種以上の
天然繊維を積層したものであってもよい。なお、綿につ
いては、コーマー綿・晒綿のみではなく、糸または織物
・編物から得られる反毛であってもよい。
【0006】本発明に用いられる天然繊維の単糸繊度
は、1.0デニール以上2.5デニール以下が好ましく、よ
り好ましくは2.0デニール未満である。単糸繊度が1.0
デニール未満であると、繊維間でのEOGの通気性が悪
くなり好ましくない。一方、2.5デニールを超えると、
不織布の風合が硬くなり好ましくない。
は、1.0デニール以上2.5デニール以下が好ましく、よ
り好ましくは2.0デニール未満である。単糸繊度が1.0
デニール未満であると、繊維間でのEOGの通気性が悪
くなり好ましくない。一方、2.5デニールを超えると、
不織布の風合が硬くなり好ましくない。
【0007】本発明は、前記構成繊維同士が三次元交絡
により形態保持された不織布である。ここで三次元交絡
とは、繊維ウェブを形成している繊維相互が横方向のみ
でなく厚み方向に対しても交絡し、緻密に一体化した構
造を有していることをいう。三次元交絡を有する不織布
の作成方法としては、ウォタージェットパンチ法やニー
ドルパンチ法がある。
により形態保持された不織布である。ここで三次元交絡
とは、繊維ウェブを形成している繊維相互が横方向のみ
でなく厚み方向に対しても交絡し、緻密に一体化した構
造を有していることをいう。三次元交絡を有する不織布
の作成方法としては、ウォタージェットパンチ法やニー
ドルパンチ法がある。
【0008】本発明の不織布は、目付が10〜100g
/m2 である。不織布の目付が10g/m2 未満である
と不織布の柔軟性では優れているが強力が低いために実
用的でなく、また、ニードルパンチ法で不織布を製造す
る場合ニードルによる交絡が弱くなり、該方法によって
は得ることが困難である。一方、100g/m2 を超え
ると繊維間でのEOGの通気性が悪くなり、不織布が粗
硬になるので好ましくなく、また、ウォタージェットパ
ンチ法で不織布を製造する場合高圧水流で構成繊維を三
次元交絡させるのに多大なエネルギーを要するのみでな
く、繊維ウェブを液体流が貫通せず、十分な強力が得ら
れず本発明の目的が達成できない。
/m2 である。不織布の目付が10g/m2 未満である
と不織布の柔軟性では優れているが強力が低いために実
用的でなく、また、ニードルパンチ法で不織布を製造す
る場合ニードルによる交絡が弱くなり、該方法によって
は得ることが困難である。一方、100g/m2 を超え
ると繊維間でのEOGの通気性が悪くなり、不織布が粗
硬になるので好ましくなく、また、ウォタージェットパ
ンチ法で不織布を製造する場合高圧水流で構成繊維を三
次元交絡させるのに多大なエネルギーを要するのみでな
く、繊維ウェブを液体流が貫通せず、十分な強力が得ら
れず本発明の目的が達成できない。
【0009】本発明の不織布は、嵩密度が0.02〜0.
12g/ccであり、より好ましくは0.04〜0.10g
/ccである。嵩密度が0.02g/cc未満であると
不織布の柔軟性では優れているが強力が低いために実用
的でない。一方、0.12g/ccを超えると繊維間での
EOGの通気性が悪くなり、不織布が粗硬になるので好
ましくない。
12g/ccであり、より好ましくは0.04〜0.10g
/ccである。嵩密度が0.02g/cc未満であると
不織布の柔軟性では優れているが強力が低いために実用
的でない。一方、0.12g/ccを超えると繊維間での
EOGの通気性が悪くなり、不織布が粗硬になるので好
ましくない。
【0010】本発明の不織布の製造方法としては、該天
然繊維で構成された繊維ウェブをウォタージェットパン
チ法やニードルパンチ法により三次元交絡させ、乾燥処
理を施すことにより得ることができる。本発明の不織布
は、ウォタージェットパンチ法により得ることが好まし
く、強力や柔軟性等の性能面と生産性の点からウォター
ジェットパンチ法が施された綿からなる天然繊維不織布
が適している。
然繊維で構成された繊維ウェブをウォタージェットパン
チ法やニードルパンチ法により三次元交絡させ、乾燥処
理を施すことにより得ることができる。本発明の不織布
は、ウォタージェットパンチ法により得ることが好まし
く、強力や柔軟性等の性能面と生産性の点からウォター
ジェットパンチ法が施された綿からなる天然繊維不織布
が適している。
【0011】また、本発明の不織布は、ニードルパンチ
法によっても得ることはできるが、寸法安定性及び毛羽
立ち防止性を有するものが望まれるときはウォタージェ
ットパンチ法を用いるのが望ましい。
法によっても得ることはできるが、寸法安定性及び毛羽
立ち防止性を有するものが望まれるときはウォタージェ
ットパンチ法を用いるのが望ましい。
【0012】本発明の不織布は、残留EOG除去性が1
20時間以下である。ここで残留EOG除去性は次の方
法で測定される。滅菌後の試料10gを100mlのヘ
ッドスペースボトルに入れ、あらかじめ内部標準物質と
して一定量のプロピレンオキサイドを含有するエタノー
ル中に入れ、全試料が完全に浸漬するようにして、70
℃で3時間ゆるやかに振盪し液相部分3μlをとりガス
クロマトグラフに注入し、残留EOG量が5ppm以下
になる時間を測定し、残留EOG除去性とした。残留E
OG量が5ppm以下になる時間が少ないほど優れてい
るとする。また、分析条件はエタノール法を使用する。
残留EOG除去性が120時間を越えると残留EOG除
去性に優れているとはいいがたい。
20時間以下である。ここで残留EOG除去性は次の方
法で測定される。滅菌後の試料10gを100mlのヘ
ッドスペースボトルに入れ、あらかじめ内部標準物質と
して一定量のプロピレンオキサイドを含有するエタノー
ル中に入れ、全試料が完全に浸漬するようにして、70
℃で3時間ゆるやかに振盪し液相部分3μlをとりガス
クロマトグラフに注入し、残留EOG量が5ppm以下
になる時間を測定し、残留EOG除去性とした。残留E
OG量が5ppm以下になる時間が少ないほど優れてい
るとする。また、分析条件はエタノール法を使用する。
残留EOG除去性が120時間を越えると残留EOG除
去性に優れているとはいいがたい。
【0013】本発明の不織布を前述した用途に適用する
に際しては、包む物の大きさ等にあわせて適宜その大き
さを選択すればよい。超音波溶断機を用いて適度な大き
さに該不織布の溶着と溶断を同時に行うのが好ましい。
超音波溶断機は、発信数19〜20kHz、線圧2〜3
kg/cmが好ましい。
に際しては、包む物の大きさ等にあわせて適宜その大き
さを選択すればよい。超音波溶断機を用いて適度な大き
さに該不織布の溶着と溶断を同時に行うのが好ましい。
超音波溶断機は、発信数19〜20kHz、線圧2〜3
kg/cmが好ましい。
【0014】
【作用】本発明の医療器具滅菌用不織布は、天然繊維か
らなり、構成繊維同士が三次元交絡により形態保持され
た目付が10〜100g/m2 であるため、各種滅菌処
理(γ線・熱・EOG等)が可能で、残留EOG除去に
優れ、ソフトな風合を有し、ドレープ性に優れている。
また、吸水性が良いため手術中等に水や血液を拭き取り
こともできる。また、産業廃棄性に優れ、焼却しても悪
臭・有毒ガス等が発生することがない。
らなり、構成繊維同士が三次元交絡により形態保持され
た目付が10〜100g/m2 であるため、各種滅菌処
理(γ線・熱・EOG等)が可能で、残留EOG除去に
優れ、ソフトな風合を有し、ドレープ性に優れている。
また、吸水性が良いため手術中等に水や血液を拭き取り
こともできる。また、産業廃棄性に優れ、焼却しても悪
臭・有毒ガス等が発生することがない。
【0015】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を説明する。本
発明においての評価は、以下の測定方法により行った。
不織布の引張強力(kg/5cm幅):東洋ボールドウ
ィン社製テンシロンUTM−4−1−100を用い、J
IS L−1096に記載のストリップ法に従い測定し
た。すなわち、試料幅が5cmで試料長が10cmの試
料片を準備し、各試料毎に引張速度10cm/分で測定
して最大引張強力(kg)を求め、不織布の引張強力
(kg/5cm幅)とした。 吸水性(mm):JIS L−1096に記載のバイレ
ック法に従い測定した。2.5cm×20cmたて、よこ
各5枚、各試験片を20±2℃の蒸留水を入れた水槽上
の一定の高さにささえた水平棒上にピンでとめて吊る
す。試験片の下端を一線にならべて水平棒を下げ試験片
の下端の1cmがちょうど水につかるようにする。次に
10分間放置後の水の上昇した高さ(mm)を測定し、
吸水性とした。結果は、たて、よこそれぞれの平均値
(mm)を整数位で表示する。 嵩密度(g/cc):嵩密度(g/cc)=目付(g/
m2 )÷厚み(μm)
発明においての評価は、以下の測定方法により行った。
不織布の引張強力(kg/5cm幅):東洋ボールドウ
ィン社製テンシロンUTM−4−1−100を用い、J
IS L−1096に記載のストリップ法に従い測定し
た。すなわち、試料幅が5cmで試料長が10cmの試
料片を準備し、各試料毎に引張速度10cm/分で測定
して最大引張強力(kg)を求め、不織布の引張強力
(kg/5cm幅)とした。 吸水性(mm):JIS L−1096に記載のバイレ
ック法に従い測定した。2.5cm×20cmたて、よこ
各5枚、各試験片を20±2℃の蒸留水を入れた水槽上
の一定の高さにささえた水平棒上にピンでとめて吊る
す。試験片の下端を一線にならべて水平棒を下げ試験片
の下端の1cmがちょうど水につかるようにする。次に
10分間放置後の水の上昇した高さ(mm)を測定し、
吸水性とした。結果は、たて、よこそれぞれの平均値
(mm)を整数位で表示する。 嵩密度(g/cc):嵩密度(g/cc)=目付(g/
m2 )÷厚み(μm)
【0016】実施例1 1.5デニールの平均繊度、平均繊維長25mmの木綿の
晒綿を用い、ランダムカード機により、繊維の配列が一
様でない目付15g/m2 の木綿短繊維ウェブを得た。
この木綿短繊維ウェブを、20m/分で移動するメッシ
ュのネット上に載置し、該木綿短繊維ウェブの上方50
mmの位置より、噴射孔径0.1mm、噴射孔間隔0.6m
mで一列に配置された噴射孔より、第一回目の予備交絡
とし、水圧30kg/cm2 ・Gの常温の水により交絡
処理を施し、引続き第二回目の交絡処理を、前記と同一
ネットおよび、噴射孔を用い、水圧70kg/cm2 ・
Gの水圧により4回の交絡処理を施した。さらに第三回
目の交絡処理として、前記と同一のネットおよび噴射孔
を用い、交絡処理を施された木綿不織ウェブを反転し、
第二回目と同一水圧条件にて、5回の交絡処理を施し、
表裏ともに緻密に交絡の施された木綿不織ウェブを得
た。得られた木綿不織ウェブを、マングルにより余剰の
水分を除去した後、100℃の温度で、乾燥処理を行っ
て実施例1の木綿不織布を得た。得られた木綿不織布
は、目付10g/m2 、嵩密度0.12g/ccの表裏共
に緻密な三次元交絡を有するものであった。
晒綿を用い、ランダムカード機により、繊維の配列が一
様でない目付15g/m2 の木綿短繊維ウェブを得た。
この木綿短繊維ウェブを、20m/分で移動するメッシ
ュのネット上に載置し、該木綿短繊維ウェブの上方50
mmの位置より、噴射孔径0.1mm、噴射孔間隔0.6m
mで一列に配置された噴射孔より、第一回目の予備交絡
とし、水圧30kg/cm2 ・Gの常温の水により交絡
処理を施し、引続き第二回目の交絡処理を、前記と同一
ネットおよび、噴射孔を用い、水圧70kg/cm2 ・
Gの水圧により4回の交絡処理を施した。さらに第三回
目の交絡処理として、前記と同一のネットおよび噴射孔
を用い、交絡処理を施された木綿不織ウェブを反転し、
第二回目と同一水圧条件にて、5回の交絡処理を施し、
表裏ともに緻密に交絡の施された木綿不織ウェブを得
た。得られた木綿不織ウェブを、マングルにより余剰の
水分を除去した後、100℃の温度で、乾燥処理を行っ
て実施例1の木綿不織布を得た。得られた木綿不織布
は、目付10g/m2 、嵩密度0.12g/ccの表裏共
に緻密な三次元交絡を有するものであった。
【0017】実施例2 1.5デニールの平均繊度、平均繊維長25mmの木綿の
晒綿を用い、ランダムカード機により、繊維の配列が一
様でない目付70g/m2 の木綿短繊維ウェブを用いた
以外は実施例1と同様にして実施例2の木綿不織布を得
た。得られた木綿不織布は、目付50g/m2 、嵩密度
0.09g/ccの表裏共に緻密な三次元交絡を有するも
のであった。
晒綿を用い、ランダムカード機により、繊維の配列が一
様でない目付70g/m2 の木綿短繊維ウェブを用いた
以外は実施例1と同様にして実施例2の木綿不織布を得
た。得られた木綿不織布は、目付50g/m2 、嵩密度
0.09g/ccの表裏共に緻密な三次元交絡を有するも
のであった。
【0018】実施例3 1.5デニールの平均繊度、平均繊維長25mmの木綿の
晒綿を用い、ランダムカード機により、繊維の配列が一
様でない目付145g/m2 の木綿短繊維ウェブを用い
た以外は実施例1と同様にして実施例3の木綿不織布を
得た。得られた木綿不織布は、目付100g/m2 、嵩
密度0.07g/ccの表裏共に緻密な三次元交絡を有す
るものであった。
晒綿を用い、ランダムカード機により、繊維の配列が一
様でない目付145g/m2 の木綿短繊維ウェブを用い
た以外は実施例1と同様にして実施例3の木綿不織布を
得た。得られた木綿不織布は、目付100g/m2 、嵩
密度0.07g/ccの表裏共に緻密な三次元交絡を有す
るものであった。
【0019】実施例4 1.5デニールの平均繊度、平均繊維長25mmの木綿の
晒綿を用い、ランダムカード機により、繊維の配列が一
様でない目付115g/m2 の木綿短繊維ウェブを用い
てニードルパンチング機(針,オルガン社製,PPD-1#
40)にて針密度40本/cm2 の条件下で加工して実施
例4の木綿不織布を得た。得られた木綿不織布は、目付
80g/m2 、嵩密度0.03g/ccの表裏共に緻密な
三次元交絡を有するものであった。
晒綿を用い、ランダムカード機により、繊維の配列が一
様でない目付115g/m2 の木綿短繊維ウェブを用い
てニードルパンチング機(針,オルガン社製,PPD-1#
40)にて針密度40本/cm2 の条件下で加工して実施
例4の木綿不織布を得た。得られた木綿不織布は、目付
80g/m2 、嵩密度0.03g/ccの表裏共に緻密な
三次元交絡を有するものであった。
【0020】比較例1 比較例1として、目付30g/m2 、嵩密度0.16g/
ccの木綿平織物を得た。
ccの木綿平織物を得た。
【0021】比較例2 比較例2として、繊度2デニール、繊維長38mmのナ
イロン6短繊維を用い、ランダムカード機により作成し
た、目付52g/m2 のナイロン6短繊維ウェブを用い
た以外は実施例と同一条件下にて水流交絡処理を付与
し、乾燥処理を行って比較例2のナイロン不織布を得
た。得られたナイロン不織布は、目付50g/m2 、嵩
密度0.08g/ccであった。
イロン6短繊維を用い、ランダムカード機により作成し
た、目付52g/m2 のナイロン6短繊維ウェブを用い
た以外は実施例と同一条件下にて水流交絡処理を付与
し、乾燥処理を行って比較例2のナイロン不織布を得
た。得られたナイロン不織布は、目付50g/m2 、嵩
密度0.08g/ccであった。
【0022】比較例3 比較例3として、1.5デニールの平均繊度、平均繊維長
25mmの木綿の晒綿を用い、ランダムカード機によ
り、繊維の配列が一様でない目付11g/m2 の木綿短
繊維ウェブを用いた以外は実施例1と同様にして比較例
3の木綿不織布を得た。得られた木綿不織布は、目付8
g/m2 、嵩密度0.14g/ccであった。
25mmの木綿の晒綿を用い、ランダムカード機によ
り、繊維の配列が一様でない目付11g/m2 の木綿短
繊維ウェブを用いた以外は実施例1と同様にして比較例
3の木綿不織布を得た。得られた木綿不織布は、目付8
g/m2 、嵩密度0.14g/ccであった。
【0023】比較例4 比較例4として、1.5デニールの平均繊度、平均繊維長
25mmの木綿の晒綿を用い、ランダムカード機によ
り、繊維の配列が一様でない目付170g/m2の木綿
短繊維ウェブを用いた以外は実施例1と同様にして比較
例4の木綿不織布を得た。得られた木綿不織布は、目付
120g/m2 、嵩密度0.05g/ccであった。
25mmの木綿の晒綿を用い、ランダムカード機によ
り、繊維の配列が一様でない目付170g/m2の木綿
短繊維ウェブを用いた以外は実施例1と同様にして比較
例4の木綿不織布を得た。得られた木綿不織布は、目付
120g/m2 、嵩密度0.05g/ccであった。
【0024】次に、得られた実施例1〜4、比較例1〜
3の不織布及び織物の引張強力、吸水性を測定し、その
結果を表1に示した。
3の不織布及び織物の引張強力、吸水性を測定し、その
結果を表1に示した。
【0025】次に、実施例1〜4の木綿不織布を超音波
溶断機を用いて裁断し本発明の医療器具用滅菌不織布を
得た。得られた医療器具用滅菌不織布を滅菌後に残留E
OG除去性を測定した。また、比較例1〜4の不織布及
び織物も同様に超音波溶断機を用いて裁断し、それを滅
菌後に残留EOG除去性を測定した。その結果を表1に
示した。
溶断機を用いて裁断し本発明の医療器具用滅菌不織布を
得た。得られた医療器具用滅菌不織布を滅菌後に残留E
OG除去性を測定した。また、比較例1〜4の不織布及
び織物も同様に超音波溶断機を用いて裁断し、それを滅
菌後に残留EOG除去性を測定した。その結果を表1に
示した。
【0026】
【表1】
【0027】表1より実施例1〜4の本発明の医療器具
用滅菌不織布は表裏共に緻密な三次元交絡を有するもの
であり、残留EOG除去性・吸水性共に優れており、特
に実施例1の不織布は残留EOG除去性に優れ、実施例
3の不織布は吸水性に優れていた。また、比較例1の織
物は残留EOG除去性に劣り、比較例2の不織布は残留
EOG除去性・吸水性共に劣っており、比較例3の不織
布は残留EOG除去は速いが低強力であるため実用に耐
えがたく、比較例4の不織布は残留EOG除去性に劣る
ものであった。よって、これらの比較例のものは実用に
耐えられないものであった。
用滅菌不織布は表裏共に緻密な三次元交絡を有するもの
であり、残留EOG除去性・吸水性共に優れており、特
に実施例1の不織布は残留EOG除去性に優れ、実施例
3の不織布は吸水性に優れていた。また、比較例1の織
物は残留EOG除去性に劣り、比較例2の不織布は残留
EOG除去性・吸水性共に劣っており、比較例3の不織
布は残留EOG除去は速いが低強力であるため実用に耐
えがたく、比較例4の不織布は残留EOG除去性に劣る
ものであった。よって、これらの比較例のものは実用に
耐えられないものであった。
【0028】
【発明の効果】本発明の医療器具滅菌用不織布は、各種
滅菌処理が可能で、特に滅菌後の残留EOG除去が速
く、このために取扱者にガスによる影響がなく安全であ
る。また、優れた吸水・吸湿性を持ち、毛羽が立ちにく
いために水や血液を拭き取ることもできる。さらに、産
業廃棄性に優れていて焼却が容易で、悪臭・有毒ガスが
発生しない等の利点がある。
滅菌処理が可能で、特に滅菌後の残留EOG除去が速
く、このために取扱者にガスによる影響がなく安全であ
る。また、優れた吸水・吸湿性を持ち、毛羽が立ちにく
いために水や血液を拭き取ることもできる。さらに、産
業廃棄性に優れていて焼却が容易で、悪臭・有毒ガスが
発生しない等の利点がある。
Claims (1)
- 【請求項1】 天然繊維からなり、該構成繊維同士が三
次元交絡により形態保持されており、目付が10〜10
0g/m2 、嵩密度が0.02〜0.12g/ccであ
り、かつ残留EOG(エチレンオキサイドガス)除去性
が120時間以下であることを特徴とする医療器具滅菌
用不織布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04972194A JP3249286B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 医療器具滅菌用不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04972194A JP3249286B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 医療器具滅菌用不織布 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07238449A JPH07238449A (ja) | 1995-09-12 |
| JP3249286B2 true JP3249286B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=12839063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04972194A Expired - Fee Related JP3249286B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 医療器具滅菌用不織布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3249286B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180104704A (ko) | 2016-02-25 | 2018-09-21 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 멸균용 포장 재료 |
| KR20240064036A (ko) | 2019-03-22 | 2024-05-10 | 미츠이 케미칼즈 아사히 라이프 마테리알즈 가부시키가이샤 | 멸균용 포장재용 부직포 |
-
1994
- 1994-02-22 JP JP04972194A patent/JP3249286B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07238449A (ja) | 1995-09-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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