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JP3252170B2 - ロータリアクチュエータ作動プリテンショナ - Google Patents
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JP3252170B2 - ロータリアクチュエータ作動プリテンショナ - Google Patents

ロータリアクチュエータ作動プリテンショナ

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JP3252170B2
JP3252170B2 JP21350993A JP21350993A JP3252170B2 JP 3252170 B2 JP3252170 B2 JP 3252170B2 JP 21350993 A JP21350993 A JP 21350993A JP 21350993 A JP21350993 A JP 21350993A JP 3252170 B2 JP3252170 B2 JP 3252170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、シートベルト装置に
おけるプリテンショナに関し、特に、その駆動部を構成
するガス圧作動のロータリアクチュエータのロータシー
ル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】 車両等のシートベルト装置におけるプ
リテンショナは、緩く装着されたベルトを車両衝突等の
緊急時に引締め、乗員の身体をシートに拘束してシート
ベルトの機能を高めるべく設けられており、その作動機
構にも種々のものがある。それらのうち、特に、駆動部
をロータリアクチュエータとし、そのベーン付のロータ
をシリンダ内でガス圧により回転させ、それによりシー
トベルト巻取リールを回転駆動させる形式の代表的な例
として、従来、特公昭59−15657号公報に開示の
技術がある。また、同様のものでベーンをロータに対し
て可動とした例としてドイツ国公開特許第250562
6号明細書に開示の技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところで、直動形の
アクチュエータのようにシリンダ長によりストロークを
設定できるものと異なり、1回転未満のロータ回転で所
期のプリテンションストロークを得るには、作動初期の
ロータ加速を大きくすることが肝要であり、そのために
は、ガスジェネレータ作動直後の高ガス圧を有効にベー
ン受圧面で捕捉しなければならないが、こうした高いガ
ス圧は、シリンダとベーンの僅かの隙間からでも抜けや
すい。したがって、これを防ぐには、シリンダとベーン
の加工精度を極めて高くして両者間の隙間を小さくする
か、精密なシール手段で隙間を密封するかしなけばなら
ない。しかしながら、こうした対策は、製造コスト、寸
法等から考えて非現実的である。
【0004】 本発明は、上記のような事情に鑑み案出
されたものであり、ロータリアクチュエータを駆動手段
とするプリテンショナにおいて、駆動源たるガス圧を利
用することで、簡易なシール手段によりシリンダとロー
タの間を密封し、ガス圧を有効にベーンの受圧面に作用
させ、プリンテンションストロークを確保することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決する
ため、本発明は、ガスジェネレータと、該ガスジェネレ
ータから供給されるガスを駆動源としてシートベルトを
巻込むアクチュエータとから構成され、該アクチュエー
タは、前記ガスジェネレータに連通する作動室を形成さ
れたシリンダと、該シリンダに回転自在に支持して前記
作動室内に配設され、前記シリンダに形成された隔壁と
協働して前記作動室をガスジェネレータに連通する加圧
室と大気開放された背圧室とに区画するベーンを有する
ロータとを備えるロータリアクチュエータ作動プリテン
ショナにおいて、前記ベーンの加圧室側にシール部材が
添設され、該シール部材は、その周縁に沿って前記加圧
室に供給されるガスの圧力により前記シリンダに圧接さ
れる可撓性のリップと、背圧室方向に張り出すフックを
備え、前記リップ は、その先端側が前記加圧室側に向か
って拡開し、自己弾性により先端縁を前記シリンダに弾
接され、前記フックは前記ロータのベーンに係止された
ことを構成とする。
【0006】
【作用】 このような構成を採った本発明に係るロータ
リアクチュエータ作動プリテンショナでは、前記ベーン
の加圧室側に添設されたシール部材の可撓性のリップ
が、その周縁を加圧室に供給されるガスの圧力に応じた
強さでシリンダに圧接され、加圧室から背圧室へのガス
洩れを防ぐ機能を果たす。そして、リップの先端側
圧室側に向かって拡開し、自己弾性により先端縁をシリ
ンダに弾接されたことで、当初からベーンの周縁とシリ
ンダとの間が密封されているため、特に、ガス圧供給当
初の加圧室から背圧室へのガス洩れを防ぐ機能が向上す
る。さらに、シール部材が背圧室方向に張り出すフック
を備え、該フックがロータのベーンに係止されているの
、シール部材のベーンへの組付の際にフックが位置決
め機能を果たし、取付け位置のずれによる密封機能の低
下を回避することができる。
【0007】
【実施例】 以下、図面に沿い、本発明の実施例につい
て説明する。図1に示すように、このロータリアクチュ
エータ作動プリテンショナは、ガスジェネレータ4と、
ガスジェネレータ4から供給されるガスを駆動源として
シートベルトを巻込むアクチュエータ3とから構成さ
れ、アクチュエータは、ガスジェネレータ4に連通する
作動室301を形成されたシリンダハウジング30とそ
の開口面を覆うシリンダリッドとから成るシリンダと、
ハウジング30に回転自在に支持して作動室301内に
配設され、ハウジング30に形成された隔壁303と協
働して作動室301をガスジェネレータ4に連通する加
圧室301aと排気孔307を介して大気開放された背
圧室301bとに区画するベーン311を有するロータ
31とを備える。そして、ベーン311の加圧室301
a側にシール部材33が添設されている。図2に拡大し
て示すように、シール部材33は、その周縁に沿って加
圧室301aに供給されるガスの圧力によりシリンダ3
0に圧接される可撓性のリップ331を備えている。
【0008】 図3に示すように、この例におけるプリ
テンショナは、シートベルトの巻込手段としてリトラク
タRを用いており、したがって、アクチュエータ3は、
その一端側をリトラクタRのフレーム10にリベット止
め支持され、アクチュエータ3の他端側にはリトラクタ
Rの巻込スプリングユニット12が取付けられる。さら
に、アクチュエータ3とリトラクタRのシートベルト巻
取軸2とを係脱させるクラッチ手段が設けられる。この
クラッチ手段は、シートベルト巻取軸2に付設されたラ
チェットホイール21と、ロータ31側に付設されたク
ラッチキー22とから構成される。
【0009】 ラチェットホイール21はリトラクタR
の巻取軸2のテーパ部に嵌込まれ、その内端を巻取リー
ル1に形成されてラチェットホイール21の外歯211
と符号する内歯歯車状凹部に嵌合して軸2に対して回止
めされている。なお、図において、符号13はリトラク
タRのリールフランジに回動自在に支持されたロックパ
ウルを示し、101はそれが逆転止め係合するフレーム
10側のラチェット内歯を示す。
【0010】 さらに、図3を主として参照しつつ、プ
リテンショナの各部分を詳細に説明する。先ず、ハウジ
ング30は、一端面が開放され、円筒形の周壁と端壁で
囲まれた作動室301と、同様に一端面が開放され、ア
ーチ形の囲壁と端壁とで囲まれ、囲壁を挟んで作動室3
01に隣接する供給室302とを形成されており、その
端面開口を塞ぐリッド32と協働して作動室301を実
質円筒状の空間とする。
【0011】 ハウジング30の作動室301と供給室
302とは、それらが対峙する部分のハウジング壁に形
成された溝300で連通され、この溝300が両室をつ
なぐ通孔を構成している。ハウジング30には、この溝
300に接して周壁から径方向内方に延びる隔壁303
が形成されている。隔壁303の先端部には凹部304
が形成され、これが後記シール部材34の収容支持部と
されている。さらに、作動室301と供給室302の外
周を周回してシール溝305が形成されているほか、シ
ール溝305の外側に適宜の間隔で配置された、この例
において6個のネジ孔309が穿設されている。このネ
ジ孔309は、リッド32のネジ通し孔321と符号
し、リッド32をハウジング30に固定する締結ネジ3
9を螺合するためのものである。また、作動室301の
軸孔を囲むように端壁から突出した環状の支持フランジ
306と、作動室301をハウジング30外に開放する
排気孔307が形成されている。
【0012】 ロータ31は、作動室301の内周部に
ラチェットホイール21の外周を囲む係合空間を画定
し、且つロータ31のハウジング30への回転支持部を
構成するリング部312と、リング部312から放射方
向に延びる受圧部として機能するベーン311を備えて
いる。リング部312の内周は両端で拡径された段付き
孔とされている。ベーン311の背後には、クラッチキ
ー22を嵌挿する角筒状のキー摺動孔313が形成され
ている。さらに、ベーン311の先端両角部には一対の
切欠き314が形成されている。
【0013】 本発明の主題に係るシール部材33は、
ナイロン等の可撓性プラスチック素材から構成される。
このシール部材33は、ベーン311の受圧面形状とほ
ぼ符合する形状の添付部330と、そのロータリング部
312に接する縁部を除く3つの周縁から起立する相互
に連続したシールリップ331を有する。これらのリッ
プ331のうち、作動室301の周壁に接するものは、
図において、添付部330の裏側に位置するため表れて
いない。図2に拡大して示すように、各シールリップ3
31は、その先端側が加圧室301a側に向かって所定
の角度αだけ拡開している。これは、シール部材33の
ベーン311への組付けにより、シールリップ331が
その自己弾性により先端縁331aをシリンダ即ちハウ
ジング30及びリッド32に弾接されるようにするため
の構成である。これらシールリップ331は、ロータ3
1の回転時に、ガス圧により作動室301の両端面(一
方の端面はリッド32の内端面)と周面とに圧接されて
ハウジング30とベーン311との間の間隙を密封する
機能を果たす。
【0014】 さらにシール部材33には、背圧室方向
即ちリップ331の起立方向とは逆方向に張り出すフッ
ク332が形成されている。このフック332は、ロー
タ33のベーン311の先端両角部に形成された前記切
欠き314に係止される係止手段を構成しており、シー
ル部材33のベーン311への組付の際にフック332
が位置決めとなって、取付け位置のずれによる密封機能
の低下を回避する機能を果たす。
【0015】 クラッチキー22は、ガス圧を受ける受
圧ヘッド221とラチェットホイール21への係合手段
を構成するくさび状のパウル222を備えており、パウ
ル222がラチェットホイール21側に向けて配設され
る。クラッチキー22の上記受圧ヘッド221にはキー
コネクタ23が係止される。これは、クラッチキー22
を非作動時に所定位置に定置させる機能と、ガス圧の供
給室302から作動室301への供給を制御する機能と
を果たすべく設けられたもので、したがって、クラッチ
キー22の受圧ヘッド221と係合する蟻溝231と、
溝300口部への係合フック232とを備えている。
【0016】 シール部材34は、ロータ31のリング
部312外周面と隔壁303の凹部304とに圧接され
るシール面と、それらの背後の凹入状の受圧面とを備え
た断面略V字状に構成されており、V字状の頂部をリン
グ部312と隔壁303との隙間に向け、受圧面を加圧
室301aに向けて、ハウジング30の隔壁先端の凹部
304に軽い弾発状態で、自身の形状で位置決めされ
て、収容支持される(図1参照)。
【0017】 リッド32は、プレス板材で構成され、
ハウジング30の端面開口を覆うべく、ハウジング30
端面形状に合致する略正方形の作動室カバー部323と
それに連接する平行四辺形の供給室カバー部324とを
備えている。作動室カバー部323の中央には内向きに
延びる筒状の支持フランジ325が突設され、これがロ
ータ31のリング部312の内径側段部を支持するベア
リングとして機能する。
【0018】 この他に、このアクチュエータ3には、
O字形断面のエラストマシール35が配設される。これ
は、前記シール溝305中に嵌装されて、ハウジング3
0とリッド32との間を密封する機能を果たすもので、
作動室301と供給室302の外周を周回する周回部3
50と、それから分岐して両室301,302間を密封
する枝部351と、隔壁303部を密封する枝部352
とを有する。
【0019】 巻取軸2の振れ回りにより、ラチェット
ホイール21の外歯211がハウジング30の支持フラ
ンジ306内周を削るのを防ぐべく、ベアリングブッシ
ュ36が設けられている。これは、ハウジング30の作
動室301に突出する支持フランジ306の内周に嵌挿
されるもので、一端側に径方向外向きに延びる鍔361
を有する。この鍔361は、組立て状態において、ロー
タ31のリング部312と支持フランジ306の端面と
の間に位置し、ブッシュの位置決めとスラストベアリン
グの機能を果たす。
【0020】 なお、図3において、符号41は、ガス
ジェネレータ4のプライマ、5は加速度センサを示す。
ガスジェネレータ4はハウジング30の供給室302に
連設された筒形のガスジェネレータ収容部308に収容
され、リッド32の固定に伴って止環44を介して収容
部308の底部に押圧固定され、該底部の外側にネジ止
めされる加速度センサ5と対峙される。加速度センサ5
にはプライマ41を撃発させる図示しないピンが設けら
れており、このピンの押出し時にその先端を導入する収
容部底部の開口はカプラ43により連結シールされる。
【0021】 次に、上記実施例の作動について図4を
基に、細部構成については図3を参照しつつ説明する。
この装置では、非作動位置において、ロータ31はそれ
に嵌挿されたクラッチキー22の背後を隔壁303に当
接させた、図4の(A)で示す位置に在る。この状態
で、加圧室301aは、最も縮小した状態にあり、クラ
ッチキー22は、キーコネクタ23により位置決めされ
て、ラチェットホイール21の外歯211とは係合しな
い位置にある。したがって、巻取軸2はアクチュエータ
3とは完全に切り離されて、自由に回転可能で、リトラ
クタの機能は従来どおり維持される。この状態では、図
2に示すように、シール部材33の可撓性のリップ33
1が、先端側を加圧室301a側に向かって拡開し、自
己弾性により先端縁331aをシリンダのハウジング3
0周壁及び端壁並びにリッド32の端壁に弾接された状
態にある。
【0022】 加速度を検知して図3に示すセンサ5の
ファイアリングピンが撃発動作し、ガスジェネレータ4
のプライマ41が発火し、ニトロセルロース等の推進薬
の燃焼による生成ガス圧が供給室302において、キー
コネクタ23に印加されると(図4の(B)参照)、フ
ック232による係合が解かれてキーコネクタ23が溝
300に沿って押されるため、クラッチキー22はキー
コネクタ23に押されて内向きに押込まれ、パウル22
2がラチェットホイール21の外歯211の山部と接す
る位置まで移動する。このとき、キーコネクタ23の外
端部は、加圧室301aの外周面に達するため、ガスの
加圧室301aへの供給が開始される。この時点では、
未だ加圧室301aのガス圧が十分高まっておらず、シ
ール部材33のリップ331にかかるガス圧も低いの
で、加圧室301aから背圧室310bへのガス抜け
は、主として前記可撓性リップ331の自己弾性による
弾接力で阻止される。この当初のガス抜けを防ぐこと
は、その後のガス圧シール機能と密接な関連をもってい
る。それは、この段階でシール部材33の周縁の一部か
らでもガス抜けが生じると、その後に高まるガス圧が該
部を通して一気に加圧室301aから背圧室310bへ
抜けてしまう現象が生じ、シール部材33のリップ33
1によるガス圧シール効果が発揮されなくなるからであ
る。
【0023】 上記動作により、ガス圧はロータ31の
ベーン311にも作用し、ベーン311の背後を可撓性
シール部材33を介して押すため、ロータ31は軸回り
に、図4の(C)に示すように、反時計回り回転を開始
する。この回転につれて生じる作動室301の背圧室3
01b側の圧力は、ハウジング30の排気孔307を経
て大気中に放出され、背圧室側の圧力上昇による抵抗の
発生は防止される。一方、クラッチキー22の変位は継
続され、やがてクラッチキー22のパウル222がラチ
ェットホイール21の外歯211に噛み合い、ロータ3
1はクラッチキー22を介してラチェットホイール21
と係合する。この時点で、巻取軸2はアクチュエータ3
と連結される。そして、ロータ31の回転力は、図4の
(D)に示すように、クラッチキー22及びラチェット
ホイール21を介して巻取軸2に伝達される。これらの
段階では、加圧室301a側の圧力は高圧となるため、
加圧室301aから背圧室301bへのガス漏れの阻止
は、可撓性シール部材33のリップ331の背後に作用
するガス圧自体により行われるようになる。
【0024】 このような巻取軸2の回転動作につれ
て、巻取リール1に巻付けられたベルトが巻込まれ、ベ
ルトの引締めが行われ、やがて、ロータ31は、図4の
(E)に示す位置に達すると、ベーン311が隔壁30
3に衝突してロータ31の回転は停止する。この位置に
なると、今度は、加圧室301aも大気開放されるた
め、残ガス圧も排気される。しかしながら、この後も、
巻取リール1と一体化された巻取軸2は自身の慣性で回
転を続けようとするため、今度は、図4の(F)に示す
ように、ラチットホイール21の外歯211がクラッチ
キー22を係合解除方向に押し出し、巻取軸2がロータ
31から解放されるため、巻取軸2の回転は継続する。
そして、この慣性による回転は、ベルト張力と巻取リー
ルを含む慣性系の回転モーメントとが均衡するまで継続
する。この回転によるベルト引込み量は、ガスジェネレ
ータ4に装填された推進薬量にもよるが、ロータ回転に
よる分の約1/2程度とすることができる。このよう
に、上記一連の動作でプリテンションの付与が行われ
る。なお、この動作完了後のベルト引出しは、リトラク
タRの構成要素である前記ロックパウル13のラチェッ
ト内歯101への係合により阻止される。
【0025】 なお、これら一連の動作説明において、
クラッチ係合動作を鮮明にすべく、キーコネクタのその
後の動作を省略したが、キーコネクタ23は、図4の
(B)ないし(C)に示すクラッチ係合過程途上に溝3
00からその大部分が抜け出した状態で、ロータ31の
回転開始により、クラッチキー22に脚部を引きずられ
るため、蟻溝231部での係合が解かれて、クラッチキ
ー22から外れる。
【0026】 以上、本発明を実施例を基に詳説した
が、各構成要素の形状、配設位置及び材質は、上記実施
例に示したものに限定されることなく、所期の機能を果
たすものであれば、特許請求の範囲に記載の範囲内で種
々の構成を採り得るものである。
【0027】
【発明の効果】 本発明によれば、ベーンの加圧室側に
添設されたシール部材の可撓性のリップが、その周縁を
加圧室に供給されるガスの圧力に応じた強さでシリンダ
に圧接され、加圧室から背圧室へのガス洩れを防ぎ、ガ
ス漏れによるアクチュエータ駆動力の減少を防ぎ、ロー
タリアクチュエータ作動プリテンショナのプリテンショ
ンストロークを確保することができる。そして、リップ
の先端側を加圧室側に向かって拡開し、自己弾性により
先端縁をシリンダに弾接された構成により、当初からベ
ーンの周縁とシリンダとの間が密封さているため、特
に、ガス圧供給当初の加圧室から背圧室へのガス洩れを
防ぐ機能が向上する。さらに、シール部材が背圧室方向
に張り出すフックを備え、該フックがロータのベーンに
係止された構成により、シール部材のベーンへの組付の
際にフックが位置決め機能を果たし、取付け位置のずれ
による密封機能の低下を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るプリテンショナのシ
リンダをリッドを取外して示す端面図である。
【図2】 上記実施例のシール部材を一部断面で示す拡
大図である。
【図3】 上記実施例の全体構成要素を分解してリトラ
クタと共に示す斜視図である。
【図4】 上記実施例の作動を順を追って示す作動説明
図である。
【符号の説明】
R リトラクタ(ベルト引締め手段) 3 アクチュエータ 4 ガスジェネレータ 30 ハウジング(シリンダ) 31 ロータ 32 リッド(シリンダ) 36 ブッシュ 301 作動室 301a 加圧室 301b 背圧室 303 隔壁 311 ベーン 33 シール部材 331 リップ 331a 先端縁 332 フック
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 22/12 - 22/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスジェネレータと、該ガスジェネレー
    タから供給されるガスを駆動源としてシートベルトを巻
    込むアクチュエータとから構成され、該アクチュエータ
    は、前記ガスジェネレータに連通する作動室を形成され
    たシリンダと、該シリンダに回転自在に支持して前記作
    動室内に配設され、前記シリンダに形成された隔壁と協
    働して前記作動室をガスジェネレータに連通する加圧室
    と大気開放された背圧室とに区画するベーンを有するロ
    ータとを備えるロータリアクチュエータ作動プリテンシ
    ョナにおいて、 前記ベーンの加圧室側にシール部材が添設され、 該シール部材は、その周縁に沿って前記加圧室に供給さ
    れるガスの圧力により前記シリンダに圧接される可撓性
    のリップと、背圧室方向に張り出すフックを備え、 前記リップは、その先端側が前記加圧室側に向かって拡
    開し、自己弾性により先端縁を前記シリンダに弾接さ
    れ、前記フックは前記ロータのベーンに係止された こと
    を特徴とするロータリアクチュエータ作動プリテンショ
    ナ。
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