JP3252743B2 - セラミックス回路基板 - Google Patents
セラミックス回路基板Info
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- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
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Description
板に関し、より詳細にはLSI等の電子部品を搭載する
セラミックス回路基板に関する。
クス回路基板として従来から汎用されているアルミナ多
層回路基板は、その焼成温度が1550℃前後と高いた
め、内部導体に融点の高いWやMo等を用いる必要があ
る。しかし、これらWやMoは比抵抗が大きいため、前
記アルミナ多層回路基板内における信号の伝送損失が大
きくなる。また、アルミナの比誘電率(εr )は、通
常、8〜10と大きいことから、信号遅延が大きくな
る。
にともない、多層回路基板内において生じる信号の伝送
損失や信号遅延が大きな問題となってきており、伝送損
失や信号遅延が小さい多層回路基板が求められている。
く、低温で軟化焼結するガラスをその成分とするガラス
セラミックス回路基板が注目されている。前記ガラスセ
ラミックス回路基板は、950℃以下の焼成温度で緻密
化させることができるため、比抵抗が小さく、伝送損失
の小さいAg、Cu、Au、Ag−Pd合金等を使用す
ることができ、また、これらの金属は比誘電率も小さい
ため、配線の信号遅延を小さくすることができる等の種
々の利点を有する。
下の方法により製造される。
料との混合粉末に樹脂(バインダ)、有機溶剤等を添加
してスラリを調製し、このスラリを用いてドクタブレー
ド法等によりグリーンシートを作製する。
ンチング等の加工処理を施した後、Ag等の導体を主成
分とする導体ペーストを用いてその表面に所定パターン
の導体ペースト層を形成し、ビアホールに導体ペースト
を充填する。
ートを積層、熱圧着させてグリーンシート積層体を形成
し、空気中で脱脂、焼成した後、必要によりメッキ処理
等を施し、ガラスセラミックス回路基板を完成させる。
一旦、焼成により内部導体層のみを有するガラスセラミ
ックス板を製造した後、その表面に導体ペースト層を形
成し、焼き付け等の処理を施し、その表面に外部接続用
パッド等を形成する方法もある。
ラミックス回路基板の一例として、フリップチップ回路
基板を模式的に示した断面図である。
u、Ag−Pd合金等、比抵抗の小さい金属からなる外
部接続用パッド11、及び表面導体層16が形成され、
これらの表面にNiメッキ層22が形成されている。半
導体素子搭載面23側においては、このNiメッキ層2
2で被覆された外部接続用パッド11と、半導体素子1
7に形成されたパッド17aとが接続用半田ボール13
を介して接続されている。また、マザーボード搭載面2
4側においても、Niメッキ層22で被覆された外部接
続用パッド11に接続用半田ボール13が溶融、接着さ
れている。一方、ガラスセラミックス層18の内部には
内部導体層14及びビア15が形成され、内部導体層1
4はビア15を介してそれぞれ表面の外部接続用パッド
11や表面導体層16に接続されている。
て、マザーボード(図示せず)等の他の装置との接続
は、Niメッキ層22で被覆された外部接続用パッド1
1及び接続用半田ボール13を介して行われており、接
続用半田ボール13として、通常は、金属との濡れ性に
優れ、かつ安価なPb−Sn半田が使用されている。
の表面にNiメッキ層22が形成されているのは、以下
のような理由による。すなわち、前記Pb−Sn半田の
Sn成分は外部接続用パッド11を構成するCuやAg
−Pd合金と反応し易いので、接続用半田ボール13を
外部接続用パッド11に直接溶融、接着させた場合、フ
リップチップ回路基板20が装備された電子機器が動作
し、半導体素子17が発熱して高温状態になると、外部
接続パッド11と接続用半田ボール13との接続界面に
おいて反応が進行し、金属間化合物が生成される。その
結果、外部接続パッド11と接続用半田ボール13との
接続界面が脆化し、接続の信頼性を維持できなくなる。
接続用半田ボール13との接続界面における反応を防止
するため、外部接続用パッド11の表面に、Niメッキ
層22が形成されているのである。
キ処理を施す場合、高価なメッキ処理装置やメッキ液が
必要となり、そのためにセラミックス回路基板の製造コ
ストが高くなるという課題があった。
れてガラスセラミックス層18が劣化し、バッドの密着
強度が低下するという課題もあった。
り、接続用Sn含有半田を介して外部との接続が行われ
る形式のセラミックス回路基板において、外部接続用パ
ッド表面に、前記接続用Sn含有半田や外部接続用パッ
ドとの密着性に優れ、かつ前記接続用Sn含有半田と外
部接続用パッドとの反応を阻止することができる層が形
成された、接続信頼性が高く、安価なセラミックス回路
基板を提供することを目的としている。
達成するために本発明に係るセラミックス回路基板
(1)は、接続用Sn含有半田を介して外部との接続が
行われる形式のセラミックス回路基板において、該セラ
ミックス回路基板がガラスセラミックス回路基板であ
り、CuあるいはAg−Pd合金により形成された外部
接続用パッドが前記接続用Sn含有半田よりSn含有量
が少なく、かつ融点の高い半田層により被覆されている
ことを特徴としている。
ば、前記半田層は前記接続用Sn含有半田よりSn含有
量が少ないので、前記半田層が前記外部接続用パッドと
反応しにくい。また、前記半田層の融点が前記接続用S
n含有半田の融点より高いので、前記半田層で被覆され
た前記外部接続用パッドに前記接続用Sn含有半田を溶
融・接着させる際に、前記半田層が溶融して前記接続用
Sn含有半田と混和せず、前記半田層で前記外部接続用
パッドを被覆した状態が保たれる。そのため、セラミッ
クス回路基板と他の装置、部品、素子等とを接続した後
も、前記外部接続用パッドに接着している前記半田層は
Sn含有量の少ない半田であり、搭載された半導体素子
が動作して前記セラミックス回路基板が高温になった際
も、前記外部接続用パッドと前記半田層とが反応しにく
く、前記外部接続用パッドの脆化を防止することができ
る。また、前記半田層は前記外部接続用パッド及び前記
接続用Sn含有半田との密着性に優れるため、前記外部
接続用パッドと前記接続用Sn含有半田との密着強度を
大きく保つことができる。
(2)は、上記セラミックス回路基板(1)において、
前記接続用Sn含有半田がSnを59〜65重量%含有
するPb−Sn半田からなり、前記半田層がSnを1〜
19重量%含有するPb−Sn半田からなることを特徴
としている。
ば、前記半田層のSn含有量が1〜19重量%であるの
で、前記外部接続用パッドと反応しない。また、前記接
続用Sn含有半田と前記半田層とが同じ種類の半田から
なるので、より密着性に優れている。他方、Sn含有量
の違いから両者の融点の差は大きく、前記半田層は高融
点なので、前記半田層で被覆された外部接続用パッドに
前記接続用Sn含有半田を溶融・接続する際に、前記半
田層が溶融して前記接続用Sn含有半田と混和せず、前
記半田層で前記外部接続用パッドを被覆した状態が保た
れる。そのため、セラミックス回路基板と他の装置、部
品、素子等とを接続した後も、前記外部接続用パッドに
接着している前記半田層はSn含有量の少ない半田であ
り、搭載された半導体素子が動作して前記セラミックス
回路基板が高温になった際も、前記外部接続用パッドと
前記半田層とが反応しにくく、前記外部接続用パッドの
脆化を防止することができる。
回路基板の実施の形態を説明する。実施の形態に係るセ
ラミックス回路基板の構成材料は特に限定されるもので
はないが、外部接続用パッドとして使用されるCu、又
はAg−Pd合金とPb−Sn半田との反応が問題にな
る場合に特に有効であることから、ガラスセラミックス
が主たる対象となる。また、セラミックス回路基板の種
類としては、ボールグリッドアレイ(BGA)タイプや
フリップチップ接続を行う基板を主たる対象としてい
る。従って、以下においては、ガラスセラミックスから
なるフリップチップ回路基板を例にとって説明する。
路基板を模式的に示した断面図である。実施の形態に係
るセラミックス回路基板(フリップチップ回路基板)1
0は、外部接続用パッド11がNiメッキ層22ではな
く、半田層12により被覆されている他は、従来の図2
に示したフリップチップ回路基板20と同様に構成され
ている。従って、ここでは外部接続用パッド11及び半
田層12に関する事項についてのみ説明する。
外部接続用パッド11は、通常、低温で焼成することが
できる低抵抗のCuやAg−Pd合金等の金属により構
成されており、この外部接続用パッド11は半田層12
により被覆されている。半田層12は、外部との接続を
行う接続用半田ボール13(接続用Sn含有半田)より
Sn含有量が少なく、かつ融点が高い半田により形成さ
れている。
n含有半田としては、Pb−Sn半田が用いられてお
り、このPb−Sn半田はSn含有量が63重量%の共
晶組成を境として、Sn含有量が少なくなるに従い融点
が上昇する。そして、Sn含有量が63〜19重量%の
範囲においては、固相線が共晶組成の融点と同じである
ため、半田層として使用することができないが、Snの
含有量が19重量%以下の組成では固相線が共晶組成の
融点より高いので、半田層として使用することができ
る。また、Sn含有量が63重量%の半田はCuやAg
−Pd合金等と反応し易いが、Snの含有量が19重量
%以下の高融点半田はCuやAg−Pd合金等と殆ど反
応しない。
ける接続用半田ボール13の形成に、Snを63重量%
程度含有し、その融点が183℃のPb−Sn半田を使
用し、半田層12を構成する半田としては、Sn含有量
が1〜19重量%で、その融点が275〜325℃の半
田を使用することが望ましい。
を59〜65重量%としても、半田層12のSn含有量
を少なめに設定することにより、上記した本発明の効果
を奏することができる。
12の厚みは30〜300μm程度が好ましい。半田層
12の厚みが30μm以下では、半田付けの際又はその
後の使用中に接続用半田ボール13のSn成分が外部接
続用パッド11まで達して反応し、他方、半田層12の
厚みを300μm以上に設定することは経済的でない。
電子部品の端子等を接続する場合には、接続用半田ボー
ル13の溶融温度を、接続用半田ボール13の融点より
も高く、半田層12を構成する半田の固相線より低い温
度とする。
件に設定することにより、半田付けの際に半田層12が
接続用半田ボール13に溶解することはなく、半田付け
後も外部接続用パッド11が半田層12により被覆され
ているため、接続用半田ボール13と外部接続用パッド
11との反応を阻止し、外部接続用パッド11と半田層
12との界面の脆化を防止することができる。
路基板10の製造方法を説明する。本実施の形態に係る
フリップチップ回路基板10の製造方法は、外部接続用
パッド11上に半田層12を形成する工程を除いて、従
来のセラミックス基板の製造方法と同様である。
ガラス粉末と、アルミナ粉末とを配合した粉末に、バイ
ンダ、溶剤、可塑剤等を添加して混合することにより、
スラリを調製し、このスラリを用いてドクターブレード
法等によりグリーンシートを作製する。
断し、必要によりパンチング等の加工処理を施し、Cu
やAg−Pd合金等の金属を含む導体ペーストの塗布や
充填等を行った後、積層、熱圧着してグリーンシート積
層体を作製する。
で10分〜10時間焼成し、内部に内部導体層14及び
ビア15が形成され、その表面に外部接続用パッド11
や表面導体層16が形成されたガラスセラミックス基板
を製造する。
の表面には、外部接続用パッド11を形成するための導
体ペースト層を印刷せず、焼成によりガラスセラミック
ス基板を製造した後、表面に内部導体層を構成する金属
とは別の金属を含む導体ペースト層を印刷し、熱処理を
施して外部接続用パッド11を形成してもよい。
ラスセラミックス基板を、Sn含有量が1〜19重量%
のPb−Sn半田浴槽に浸漬し、外部接続用パッド11
表面に半田層12を形成し、セラミックス回路基板(フ
リップチップ回路基板)10の製造を完了する。ただ
し、外部との接続に使用されない表面導体層16は必ず
しも半田層12により被覆されていなくてもよい。
ール13と接続される外部接続用パッド11について説
明したが、外部接続用パッド11は上記実施の形態に示
したものに限定されず、半田を介して外部と接続される
パッドであれば、どのような種類のパッドであってもよ
いことは勿論である。
ミックス回路基板を説明する。また、比較例として、外
部接続用パッド11表面に半田層12を形成しないセラ
ミックス回路基板を用い、実施例の場合と同様の方法で
評価を行った。
固形分中の粉末の平均粒径:1〜5μm グリーンシートの厚み:200μm (ii)導体ペースト層の形成 金属粉末の種類 Ag−Pd(Ag:80,Pd:20(重量%)) 導体ペースト層の厚み:20μm 導体ペーストパターンの形状:焼成収縮後に2mm×2
mmの寸法となる正方形 (iii) 焼成 焼成雰囲気:大気雰囲気 焼成条件:900℃、30分 (iv) 半田層12の形成 330℃に保持された、Snを10重量%含有するPb
−Sn半田浴槽に、焼成後のガラスセラミックス基板を
5秒間浸漬し、外部接続用パッド11上に半田層12を
形成した。半田層12の厚みは150μmであった。
スト層を形成しなかった他は、実施例1の場合と同様の
条件でグリーンシートを作製して焼成した。得られたガ
ラスセラミックス基板表面にCu粉末と微量のガラスフ
リットとを含有する導体ペーストを印刷し、窒素雰囲気
中、900℃、10分の条件で焼き付け、2mm×2m
mのCuからなる外部接続用パッド11を形成した。
接続用パッド11上に半田層12を形成した。
他は、実施例1の場合と同様にセラミックス回路基板を
製造した。
他は、実施例2の場合と同様にセラミックス回路基板を
製造した。
評価 半田層12により被覆された外部接続用パッド11(実
施例)、及び半田層12により被覆されていない外部接
続用パッド11(比較例)に、250℃で溶融したSn
含有量が63重量%のPb−Sn半田を用いて直径0.
6mmのSnメッキCu線を固定した。
ス回路基板を150℃の恒温槽に500〜1000時間
放置する前及びした後、ピール強度を測定し、密着性の
評価を行った。
u線を垂直上方に10mm/分の速度で引っ張ることに
より行い、破断したときの強度をピール強度とした。サ
ンプル数は一実施例又は一比較例につき16個とし、ピ
ール強度としてその平均値をとった。
ラミックス回路基板の評価結果を下記の表1に示す。
に、実施例1及び2に係るセラミックス回路基板におい
ては、500時間経過後、又は1000時間経過後もピ
ール強度に殆ど変化が生じておらず、外部接続用パッド
11上に形成された半田層12(Sn含有量:10重量
%)が外部接続用パッド11及び接続用Sn含有半田
(Sn含有量:63重量%)との密着性に優れ、かつ1
50℃の高温下に長時間晒された場合においてもその密
着性を低下させず、外部接続用パッド11及び接続用S
n含有半田との反応を進行させず、接続用Sn含有半田
と外部接続用パッド11との接続界面が脆化しないこと
が実証された。
回路基板の場合には、500時間経過後、及び1000
時間経過後のいずれの場合にも、密着性が大きく低下し
ており、外部接続用パッド11が半田層12により被覆
されていない場合、150℃の高温下に長時間晒される
ことにより、外部接続用パッド11と接続用Sn含有半
田との反応が進行し、接続用Sn含有半田と外部接続用
パッド11との接続界面が脆化することが証明された。
板を模式的に示した断面図である。
断面図である。
板) 11 外部接続用パッド 12 半田層 13 接続用半田ボール(接続用Sn含有半田)
Claims (2)
- 【請求項1】 接続用Sn含有半田を介して外部との接
続が行われる形式のセラミックス回路基板において、該セラミックス回路基板がガラスセラミックス回路基板
であり、 CuあるいはAg−Pd合金により形成された 外部接続
用パッドが前記接続用Sn含有半田よりSn含有量が少
なく、かつ融点の高い半田層により被覆されていること
を特徴とするセラミックス回路基板。 - 【請求項2】 前記接続用Sn含有半田がSnを59〜
65重量%含有するPb−Sn半田からなり、前記半田
層がSnを1〜19重量%含有するPb−Sn半田から
なることを特徴とする請求項1記載のセラミックス回路
基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04502897A JP3252743B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | セラミックス回路基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04502897A JP3252743B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | セラミックス回路基板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10242334A JPH10242334A (ja) | 1998-09-11 |
| JP3252743B2 true JP3252743B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=12707889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04502897A Expired - Lifetime JP3252743B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | セラミックス回路基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3252743B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040052050A (ko) * | 2002-12-13 | 2004-06-19 | 엘지전자 주식회사 | 베어 칩의 실장 방법 |
| JP2008091874A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-04-17 | Alps Electric Co Ltd | セラミック回路基板とその製造方法 |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP04502897A patent/JP3252743B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10242334A (ja) | 1998-09-11 |
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