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JP3256286B2 - 光コネクタのコア偏心測定方法及び光コネクタ製造方法 - Google Patents
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JP3256286B2 - 光コネクタのコア偏心測定方法及び光コネクタ製造方法 - Google Patents

光コネクタのコア偏心測定方法及び光コネクタ製造方法

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JP3256286B2
JP3256286B2 JP22606492A JP22606492A JP3256286B2 JP 3256286 B2 JP3256286 B2 JP 3256286B2 JP 22606492 A JP22606492 A JP 22606492A JP 22606492 A JP22606492 A JP 22606492A JP 3256286 B2 JP3256286 B2 JP 3256286B2
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英敏 石田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は光コネクタのコア偏心
測定方法および製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
昭和63年電子情報通信学会秋期全国大会、B−343
の「多心コネクタの高精度寸法測定技術」が知られてい
る。図13は、これを模式的に示す斜視図である。光コ
ネクタ101は図示しないステージ(X方向,Y方向の
可動ステージ)にセットされ、後端面から照明光源10
2により照明される。光コネクタ101の前端面側には
対物レンズ103を挾んでCCDなどの撮像デバイス1
04が配置され、光コネクタ101の前端面の像が撮像
デバイス104に結像される。
【0003】ここで、光コネクタ101には両側に2本
のガイドピン穴105が設けられると共に、その間には
多数本のファイバ穴106が形成されている。このた
め、照明光源102からの照明光はガイドピン穴105
およびファイバ穴106を通り、透過照明光となって撮
像デバイス104に入射する。画像処理装置107には
光コネクタ101の前端面からの透過照明光の撮像デー
タが与えられる。
【0004】このため、画像処理装置107ではガイド
ピン穴105とファイバ穴106の前端面におけるエッ
ジの輪郭を求めることができるので、その結果からガイ
ドピン穴105とファイバ穴106の中心位置が求ま
る。そこで、この測定された中心位置を設計上の中心位
置と対比すれば、いわゆる偏心量や偏心方向が求まり、
製品の評価が可能になる。なお、CRT108は撮像デ
ータや測定結果を目視可能に表示するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、ファイバ穴106の偏心は評価できる
が、光ファイバと光ファイバのクリアランスが存在する
ことにより、ここに挿入される光ファイバ自体の偏心を
評価できない。このため、光ファイバを挿入して光コネ
クタとして実際に使用すると、好適な光結合を行なえな
い場合があった。また、位置決めの基準となるガイドピ
ン穴105は、その前端面において研磨による 「ダ
レ」が生じやすく、中心位置が正確に算出できない不都
合があった。
【0006】 そこで本発明は、極めて高精度に偏心を
測定することのできる光コネクタのコア偏心測定方法お
よび製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光コネクタ
のコア偏心測定方法は、(1) 接続時の位置を決める少な
くとも2本のガイドピン穴が形成され、1本もしくは複
数本の光ファイバがそれぞれ1本もしくは複数本のファ
イバ穴に挿入状態で固定され、前端面で光ファイバの端
面が略同一平面に配置された光コネクタを用意する第1
ステップと、(2) ガイドピン穴の構成材料よりも硬い材
料で構成され貫通穴が形成されたダミーパイプを用意
し、このダミーパイプの端面における外形中心と貫通穴
の中心との偏心をあらかじめ測定する第2ステップと、
(3) ダミーパイプをガイドピン穴に挿入する第3ステッ
プと、(4) 貫通穴に後端面側から照明光を入射し、前端
面側で透過照明光を撮像することにより、貫通穴の中心
位置を求める第4ステップと、(5) この第4ステップで
求めた貫通穴の中心位置と設計データとに基づくととも
に、第2ステップで測定した偏心に基づいて補正して、
ファイバ穴に挿入された光ファイバのコア中心の設計位
置を求める第5ステップと、(6) ファイバ穴に挿入され
た光ファイバに後端面側から照明光を入射し、前端面側
で当該光ファイバからの出射照明光を撮像することによ
り、当該光ファイバのコアの中心位置を求める第6ステ
ップとを備え、光ファイバのコア中心位置の設計位置か
らのずれを測定することを特徴とする。
【0008】 ここで、ガイドピン穴には光コネクタよ
りも高硬度のダミーパイプを挿入するのが望ましく、さ
らにダミーパイプの貫通穴にダミー用の光ファイバを挿
入することも望ましい。本発明に係る光コネクタ製造方
法は、接続時の位置を決める少なくとも2本のガイドピ
ン穴が形成され、1本もしくは複数本の光ファイバがそ
れぞれ1本もしくは複数本のファイバ穴に挿入状態で固
定され、前端面で光ファイバの端面が略同一平面に配置
された光コネクタを製造する方法であって、上記の本発
明に係る光コネクタのコア偏心測定方法によりコア偏心
を測定するステップを備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】 本発明の構成によれば、ファイバ穴にあらか
じめ光ファイバを挿入しておき、この光ファイバからの
出射照明光が撮像されるので、光ファイバのコア自体の
偏心が測定できる。また、ダミーパイプをガイドピン穴
に挿入することで、透過照明光の輪郭は明瞭となるの
で、ファイバ穴に挿入された光ファイバのコア中心の設
計位置が正確になり、偏心も正確に測定できる。さら
に、ダミーパイプにダミー用の光ファイバを挿入すれ
ば、全ての出射照明光を同一条件で測定でき、偏心も正
確に求まる。 特に、本発明では、ダミーパイプの端面
における外形中心と貫通穴の中心との偏心をあらかじめ
測定することにより、或いは、ダミーパイプの端面にお
ける外形中心とダミー用の光ファイバのコアの中心との
偏心をあらかじめ測定することにより、これらの偏心が
あっても、ダミーパイプをガイドピン穴に挿入した状態
でダミーパイプを回転することなく1回のみ測定を行っ
て補正すれば、ガイドピン穴の真の中心位置を求めるこ
とができる。 また、本発明に係る光コネクタ製造方法
によれば、上記の本発明に係るコア偏心測定方法により
コアの偏心を測定するステップを備えているので、低損
失で安定した光コネクタを得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面により本発明の実施例を説明
する。図1は実施例の方法が適用されるコア偏心測定装
置の全体構成を示す斜視図であり、図2はその機能構成
を示すブロック図である。
【0011】図1に示すように、光コネクタ101は水
平面上で回転可能な回転ステージ11上にセットされ、
この回転ステージ11は水平なY方向にリニア駆動され
るY軸ステージ12上に取り付けられ、Y軸ステージ1
2はY方向と直交するX方向にリニア駆動されるX軸ス
テージ13上に取り付けられる。光コネクタ101の上
方には対物レンズ21を取り付けた顕微鏡22がセット
され、この顕微鏡22にはCCDカメラ23がマウント
されている。さらに、顕微鏡22の側方には反射型AF
(オートフォーカス)装置24が取り付けられ、これら
は垂直方向(Z方向)に可動なZ軸ステージ14に取り
付けられている。
【0012】一方、回転ステージ11、Y軸ステージ1
2、X軸ステージ13およびZ軸ステージ14の平行移
動する側面にはリニアスケールに代表される測長器が備
えられ、この動きをセンサ31〜34で検出して、移動
量に応じたパルスを出力するようになっている。また、
光源40が別途に設けられ、ここからの照明光が光ファ
イバ41を介して、あるいは光学レンズ(図示せず)を
介して光コネクタ101に送られるようになっている。
この照明光は、光コネクタ101のガイドピン穴105
に直接導かれ、あるいは光コネクタ101のファイバ穴
106に挿入された光ファイバに導かれる。
【0013】図2に示すように、回転ステージ11は回
転駆動機構51により、Y軸ステージ12はY軸駆動機
構52により、X軸ステージ13はX軸駆動機構53に
より、Z軸ステージ14はZ軸駆動機構54により可動
となっており、これら駆動機構51〜54はステッピン
グモータなどで構成され、それぞれステージドライバ5
5によりコントロールされる。また、センサ31〜34
の出力パルスはカウンタ35により計数され、移動量が
モニタされる。なお、回転ステージ11は本実施例にお
いては通常は固定状態で使用される。しかしながら、光
コネクタ101がXおよびY軸に対し大きく傾いている
場合等、必要があれば駆動して使用することもできる。
【0014】CCDカメラ23の出力(画像データ)は
画像処理装置61に送られ、輪郭検出や中心位置演算が
なされると共に、画像AF装置62にも送られて焦点合
わせに供される。この画像処理装置61および画像AF
装置62の出力はCPU63に送られ、CRT64で適
宜表示される。なお、CPU63は反射型AF装置24
およびステージドライバ55をコントロールすると共
に、光源ドライバ42を介して光ファイバ41照明用の
光源40Aおよびガイドピン穴105照明用の光源40
Bをコントロールしている。
【0015】図3は実施例における光コネクタ101の
状態を示している。両側には互いに平行な2本のガイド
ピン穴105が形成され、その間に多数本のファイバ穴
106が形成されている。そして、ファイバ穴106に
は光ファイバ41が挿入され、光コネクタ101の前端
面でファイバ穴106の開口から光ファイバ41の端面
が露出している。光源40Aからの照明光はこの光ファ
イバ41の後端部からレンズ(図示せず)を介して入射
され、光源40Bからの照明光は光コネクタ101の後
方からレンズ(図示せず)を介してガイドピン穴105
に直接入射される。
【0016】図4は反射型AF装置24の詳細な構成を
示している。これは、臨界角法による合焦検出装置であ
り、被測定面(光コネクタ101の前端面)に垂直方向
(光ファイバ41に対し同軸方向)から光が入射され
る。光源241からの測定光はコリメートレンズ242
によって平行光とされ、偏光ビームスプリッタ243に
入射され、直角方向に反射される。反射光は1/4波長
板244を通ることによって偏波面が45°回転され、
集光(または対物)レンズ245により集束される。
【0017】ここで、被測定面が集光レンズ245の焦
点位置にあるとき(実線の状態)は、反射光は同一の光
路を通って集光レンズ245で再び平行光とされ、1/
4波長板244を通って偏波面がさらに45°回転され
る。これにより、反射光は偏光ビームスプリッタ243
に対して偏波面が直交することになるので、偏光ビーム
スプリッタ243をそのまま通過して臨界角プリズム2
46に入射する。ここで、臨界角プリズム246は図中
の角度θが臨界角となっているので、入射光は全反射す
ることになり、反射光は2分割センサ247に入射され
る。したがって、2分割センサ247の双方の受光面に
等しく光が入射され、被測定面が合焦位置にあることが
わかる。
【0018】これに対し、被測定面が図中の点線のよう
に反射型AF装置24から離れたときには、集光レンズ
245を通った後の反射光は集束光となり、この状態で
臨界角プリズム246に入射される。すると、臨界角プ
リズム246の反射面への入射光の入射角度は、片側で
は臨界角θ以上となり、反対側ではθ以下となるので、
臨界角θ以下の光のみが反射されて2分割センサ247
に検出される。このため、2分割センサ247の双方の
受光面での検出レベルを比較すれば、被測定面が離れた
ことが判明する。逆に、被測定面が焦点位置よりも接近
したときは、2分割センサ247の出力比は逆になるの
で、接近したことがわかる。これにより合焦検出が可能
となる。
【0019】この臨界角法は、図5に実線で示すよう
に、光ファイバ41への光源40からの光の入射と同軸
方向から、合焦操作用の測定光を光コネクタ101の前
端面にある光ファイバ41の端面に照射するものである
が、この構成を採用するために、光路上には波長選択性
のビームスプリッタ240が設けられる。すなわち、ビ
ームスプリッタ240については、光源40からの白色
光(実線)を透過し、反射型AF装置24の光源241
からの赤外光(例えば波長830nm)は反射するよう
に構成する。これにより、CCDカメラ23による撮像
と反射型AF装置24による合焦操作が同時に実行でき
る。
【0020】また、図5に一点鎖線で示すように、光源
248から光を斜軸方向に入射し、反射光をカメラ24
9で撮像して合焦検出してもよい。すなわち、本発明で
は図4のような臨界角法のみならず、他の方式による合
焦検出、たとえばナイフエッジ法や非点収差法を用いる
ことも可能である。
【0021】光ファイバ41への入射光の波長すなわち
光源40の発光波長については、特に制限はないが、光
ファイバ41のカットオフ波長より長い波長の光である
ことが望ましい。すなわち、図6に示すように、カット
オフ波長より長いとシングルモードとなり、光ファイバ
41からの出射光の強度分布はガウス分布(同図
(a))となるので、光ファイバ41のコア中心位置が
正確に求まる。これに対し、カットオフ波長より短いと
同図(b)のマルチモード型の光強度分布となる。しか
し、この場合であっても、反射型AF装置24を用いて
正確に合焦させることにより、正確なコア中心の測定が
可能になる。
【0022】光ファイバ41のコア中心を求めるための
端面画像のエッジ検出は、図7(a)のように、端面の
パターンの輝度変化をX,Y方向で調べて変化点すなわ
ちエッジを求め、このエッジの組み合わせから円のパタ
ーンを検出してもよいが、図7(b),(c)に示すよ
うにメモリ一括方式によって行なってもよい。すなわ
ち、光ファイバ41からの出射光を複数の撮像範囲に別
けてCCDカメラ23で撮像し、画像処理装置61に内
蔵されたフレームメモリに格納する。そして、図7
(c)のようにエッジに対応するアドレスから、最小二
乗法により円の方程式を計算する。これにより、円の中
心すなわち光ファイバ41のコア中心位置の座標が求ま
る。
【0023】次に、上記の装置を用いて実行される光コ
ネクタのコア偏心測定方法を説明する。図8はそのフロ
ーチャートである。まず、図1のように光コネクタ10
1を回転ステージ11の上面にセットし(ステップ80
1)、Y軸ステージ12およびX軸ステージ13を駆動
して一方のガイドピン穴105に顕微鏡22を位置合わ
せし、反射型AF装置24とZ軸ステージ14により合
焦操作を行なう(ステップ802)。次に、光源40B
を点灯して照明光をガイドピン穴105に投光し、CC
Dカメラ23により透過照明光の撮像を行なう(ステッ
プ803)。しかる後、他方のガイドピン穴105に位
置合わせしてステップ802,803と同様の操作を行
なう(ステップ804,805)。
【0024】上記のようにして撮像データが双方のガイ
ドピン穴105について得られたら、これを画像処理装
置61のフレームメモリから取り出し、図7(b),
(c)に示した手法によって輪郭を検出し、双方のガイ
ドピン穴105の中心位置の計算を行なう(ステップ8
06)。しかる後、図9(a),(b)のようにしてフ
ァイバ穴106に挿入された光ファイバ41のコア中心
位置の設計値を求める(ステップ807)。図9(a)
は光コネクタ101を前端面から見た正面図である。こ
の光コネクタ101に対し、ガイドピン穴105に投光
して撮像すると同図 (b)のパターンが得られ、ガイ
ドピン穴105の中心が計算できる。そこで、この中心
位置と設計データを用いれば、光ファイバ41のコア中
心が位置すべき設計位置が計算できる。
【0025】次に、図8のステップ808,809の操
作を行なう。すなわち光ファイバ41に顕微鏡22を位
置合わせし、反射型AF装置24とZ軸ステージ14に
よる合焦操作を行なう。そして、光源40Aによりその
光ファイバ41に照明光を入射し、出射光をCCDカメ
ラ23で撮像し、結果を画像処理装置61のフレームメ
モリに取り組む。上記の操作は全ての光ファイバ41に
対して行ない(ステップ810)、終了したら各々の光
ファイバ41のコア中心位置の計算を行なう(ステップ
811)。なお、この場合の輪郭のパターン検出は、図
7(b),(c)の手法により行なう。
【0026】以上のように、ステップ807までの操作
で光ファイバ41のコア中心の設計位置が計算で求ま
り、ステップ811までの操作で光ファイバ41のコア
中心の実測位置が求まったら、その差を求める。すなわ
ち、図9(c)のように光ファイバ41のパターンが撮
像され、その中心が求まったら、図9(b)のように設
計値との差ΔxあるいはΔyを求める。なお、図9
(b)において、丸印は実測中心であり、クロス印は設
計中心である。
【0027】次に、第2実施例に係る光コネクタのコア
偏心測定方法を説明する。図10はこの場合の光コネク
タ101の縦断面図であり、ガイドピン穴105の近傍
のみを拡大して示している。図示の通り、ガイドピン穴
105には中心軸方向に貫通穴92を有するダミーパイ
プ91が挿入されており、このダミーパイプ91は光コ
ネクタ101の構成材料に比べて高硬度の材料で形成さ
れている。このため、貫通穴92の端部はダレ93の生
じたガイドピン穴105の端部に比べて鋭角になってい
る。
【0028】このダレ93は、光コネクタ101の前端
面の研磨等により生じるものであるが、これがあると透
過照明光の撮像画面の輪郭が不明確になり、中心位置の
計算が正確に行えない。そこで、図10のようなダミー
パイプ91を挿入し、前端面の研磨を行なう。そして、
この貫通穴92からの透過照明光をCCDカメラ23で
撮像すれば、正確なエッジ検出による正確な中心位置が
計算できる。
【0029】図11は上記実施例を一部変形した場合の
光コネクタ101の断面図である。この変形例では、ダ
ミーパイプ91の貫通穴92にダミー用に光ファイバ9
4が挿入されている。このため、光ファイバ94の外径
が例えば125μmであるときは、貫通穴92の内径は
126μmとされている。この実施例では、光ファイバ
94の一方の端面に光源40Bからの照明光が入射され
る。そして、光ファイバ94の他方の端面(光コネクタ
101の前端面)からの出射光がCCDカメラ23で撮
像される。この構成によれば、ダミーパイプ91をとく
に高硬度の材料とすることなく(もちろん、高硬度であ
ってもよい)、正確な中心検出が行える。
【0030】図12は図10,図11の実施例を変形し
た例を示すダミーパイプ91の端面図である。貫通穴9
2は望ましくはダミーパイプ91の中心軸に形成される
のが、実際には偏位しやすく、この偏位(図12(a)
のΔX,ΔY)があると光コネクタ101のガイドピン
穴105中心が正確に認識できない。そこで、図12
(b)のように第1回目の測定を行った後に、ダミーパ
イプ91を180°回転させ、第2回目の測定を行う。
すると、測定された貫通穴92の2つの中心位置は、ダ
ミーパイプ91の本来の中心位置に対して点対称となる
ので、両者の測定値の平均を求めることにより、真の中
心位置が得られる。また、ダミーパイプの外径に対する
貫通穴または貫通穴に挿入された光ファイバ自体のコア
の偏心を測定する手段を備え、光ファイバ自体の偏心を
予め測定しておくことも考えられる。このようにするな
らば、上述のように測定を2回行うことなく1度だけ行
えば良く、後に光ファイバ自体の偏心のデータで補正す
れば良い。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、ファイバ穴にあらかじ
め光ファイバを挿入しておき、この光ファイバからの出
射照明光が撮像されるので、光ファイバのコア自体の偏
心が極めて高精度に測定できる。また、高硬度の材料か
らなるダミーパイプをガイドピン穴に挿入すれば、透過
照明光の輪郭は明瞭となるので、ファイバ穴に挿入され
た光ファイバのコア中心の設計位置が正確になり、偏心
も更に正確に測定できる。さらに、ダミーパイプにダミ
ー用の光ファイバを挿入すれば、全ての出射照明光を同
一条件で測定でき、偏心も正確に求まる。また、この方
法で偏心を測定した光コネクタは、常に低損失で安定し
た製品として市場に供給することができ、さらに、損失
測定の際のマスタコネクタの選別にも使用されるため、
信頼性の極めて高い光コネクタを選別することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の光コネクタのコア偏心測定方法が適用
される装置の斜視図。
【図2】実施例の光コネクタのコア偏心測定方法が適用
される装置のブロック図。
【図3】実施例に係るコネクタの斜視図。
【図4】臨界角法による合焦検出の説明図。
【図5】合焦検出の説明図。
【図6】光ファイバからの出射光の強度分布図。
【図7】中心位置検出の説明図。
【図8】実施例に係る光コネクタのコア偏心測定方法を
示すフローチャート。
【図9】実施例に係る光コネクタのコア偏心測定方法を
示す光コネクタの図。
【図10】変形例を示す光コネクタの要部断面図。
【図11】変形例を示す光コネクタの要部断面図。
【図12】変形例を示すダミーパイプの図。
【図13】従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
101…光コネクタ、102…照明光源、104…撮像
デバイス、105…ガイドピン穴、106…ファイバ
穴、107…画像処理装置、11…回転ステージ、12
…Y軸ステージ、21…対物レンズ、22…顕微鏡、2
3…CCDカメラ、24…反射型AF装置、14…Z軸
ステージ、40…光源、41…光ファイバ、51…回転
駆動機構、52…Y軸駆動機構、53…X軸駆動機構、
54…Z軸駆動機構、55…ステージドライバ、61…
画像処理装置、62…画像AF装置、63…CPU、6
4…CRT、241…光源、242…集光レンズ、24
3…偏光ビームスプリッタ、244…1/4波長板、2
45…集光レンズ、246…臨界角プリズム、247…
2分割センサ、240…ビームスプリッタ、92…貫通
穴、91…ダミーピン、94…光ファイバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長沢 真二 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−199008(JP,A) 特開 昭60−67833(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 11/00 G02B 6/36 - 6/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続時の位置を決める少なくとも2本の
    ガイドピン穴が形成され、1本もしくは複数本の光ファ
    イバがそれぞれ1本もしくは複数本のファイバ穴に挿入
    状態で固定され、前端面で前記光ファイバの端面が略同
    一平面に配置された光コネクタを用意する第1ステップ
    と、 前記ガイドピン穴の構成材料よりも硬い材料で構成され
    貫通穴が形成されたダミーパイプを用意し、このダミー
    パイプの端面における外形中心と前記貫通穴の中心との
    偏心をあらかじめ測定する第2ステップと、 前記ダミーパイプを前記ガイドピン穴に挿入する第3ス
    テップと、 前記貫通穴に後端面側から照明光を入射し、前端面側で
    透過照明光を撮像することにより、前記貫通穴の中心位
    置を求める第4ステップと、 この第4ステップで求めた前記貫通穴の中心位置と設計
    データとに基づくとともに、前記第2ステップで測定し
    た偏心に基づいて補正して、前記ファイバ穴に挿入され
    た前記光ファイバのコア中心の設計位置を求める第5ス
    テップと、 前記ファイバ穴に挿入された前記光ファイバに後端面側
    から照明光を入射し、前端面側で当該光ファイバからの
    出射照明光を撮像することにより、当該光ファイバのコ
    アの中心位置を求める第6ステップとを備え、前記光フ
    ァイバのコア中心位置の前記設計位置からのずれを測定
    することを特徴とする光コネクタのコア偏心測定方法。
  2. 【請求項2】 接続時の位置を決める少なくとも2本の
    ガイドピン穴が形成され、1本もしくは複数本の光ファ
    イバがそれぞれ1本もしくは複数本のファイバ穴に挿入
    状態で固定され、前端面で前記光ファイバの端面が略同
    一平面に配置された光コネクタを用意する第1ステップ
    と、 ダミー用の光ファイバが挿入されてなる貫通穴が形成さ
    れたダミーパイプを用意し、このダミーパイプの端面に
    おける外形中心と前記ダミー用の光ファイバのコアの中
    心との偏心をあらかじめ測定する第2ステップと、 前記ダミーパイプを前記ガイドピン穴に挿入する第3ス
    テップと、 前記ダミー用の光ファイバに後端面側から照明光を入射
    し、前端面側で前記ダミー用の光ファイバからの出射照
    明光を撮像することにより、前記ダミー用の光ファイバ
    のコアの中心位置を求める第4ステップと、 この第4ステップで求めた前記ダミー用の光ファイバの
    コアの中心位置と設計データとに基づくとともに、前記
    第2ステップで測定した偏心に基づいて補正して、前記
    ファイバ穴に挿入された前記光ファイバのコア中心の設
    計位置を求める第5ステップと、 前記ファイバ穴に挿入された前記光ファイバに後端面側
    から照明光を入射し、前端面側で当該光ファイバからの
    出射照明光を撮像することにより、当該光ファイバのコ
    アの中心位置を求める第6ステップとを備え、前記ファ
    イバ穴に挿入された光ファイバのコア中心位置の前記設
    計位置からのずれを測定することを特徴とする光コネク
    タのコア偏心測定方法。
  3. 【請求項3】 接続時の位置を決める少なくとも2本の
    ガイドピン穴が形成され、1本もしくは複数本の光ファ
    イバがそれぞれ1本もしくは複数本のファイバ穴に挿入
    状態で固定され、前端面で前記光ファイバの端面が略同
    一平面に配置された光コネクタを製造する方法であっ
    て、請求項1または2に記載の光コネクタのコア偏心測
    定方法によりコア偏心を測定するステップを備えること
    を特徴とする光コネクタ製造方法
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