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JP3262340B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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JP3262340B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP3262340B2
JP3262340B2 JP40225290A JP40225290A JP3262340B2 JP 3262340 B2 JP3262340 B2 JP 3262340B2 JP 40225290 A JP40225290 A JP 40225290A JP 40225290 A JP40225290 A JP 40225290A JP 3262340 B2 JP3262340 B2 JP 3262340B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、神経回路網を模した情
報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、神経回路網を模した情報処理装置
の開発が進み、文字認識装置などのパターン分類装置等
で盛んに利用されるようになってきた。このような情報
処理装置は、たとえば、文献(PDPモデル、D.E.
ラメルハート 他2名、甘利俊一監訳、1989年)に
記載された構成が知られている。
【0003】以下、図4を参照してその構成を簡単に説
明する。図4は第1層X,第2層Y,第3層Zの3層構
造を有する神経回路網を模した情報処理装置の概略構成
を示している。1X,1Y,1Zは、内部に線形変換部
と非線形変換部とからなる神経素子を一般には複数個持
つ信号変換回路である。2X,2Y,2Zは信号変換回
路1X,1Y,1Z内の線形変換部の特性を書き換える
修正回路である。3は理想出力Tと現実の出力S(z) か
ら修正回路2Zに送るべき誤差信号D(z) を算出する誤
差計算回路である。
【0004】次に上記情報処理装置の動作について説明
する。なお、神経回路網を模した情報処理装置において
は、信号は複数が並列に流れてゆく場合が大半である
が、これをすべて添え字で区別するのは表現を煩雑にす
るだけなので、以下の説明においては、特に必要がない
場合には添え字を省略する。
【0005】神経回路網を模した情報処理装置の学習時
の動作では、信号変換回路1Xは、入力された信号S
(i) を信号S(x) に変換して出力するが、修正回路2X
は、信号S(i) と信号S(x) を内部に蓄えて誤差信号D
(x) の入力まで待機する。同様の処理が信号変換回路1
Y,1Zおよび修正回路2Y,2Zにおいてもなされ
る。そして、最終の出力S( z)と、入力信号S(i) に対
応する理想出力、教師信号とも呼ばれるTとが誤差計算
回路3に送られる。誤差計算回路3では、出力信号S
(z) と教師信号Tとから、第3層Zのj番目の神経素子
に関する誤差信号Dj(z)を、例えば、
【0006】Dj(z)=−μ(Sj(z)−Tj ) ここに、μは正の定数 と計算し、これをまとめた誤差信号D(z) が修正回路2
Zに送られる。修正回路2Zは、保持している信号S
(y) ,S(z) と誤差信号D(z) を受けて修正信号M(z)
を信号変換回路1Zに送り、信号変換回路1Z内のj番
目の神経素子と信号変換回路1Y内の神経素子の間の線
形変換部の結合の強さWji(z) を、
【0007】Wji(z) +Dj(z)・ Sj(z)・(1−Sj(z))・
Si(y)に修正し、誤差信号D(y) として、例えば、
【0008】ΣDj(z)・ Sj(z)・(1−Sj(z))・Wji(z) を修正回路2Yに送る。以下、同様の処理が信号変換回
路1Y,1Xおよび修正回路2Y,2Xにおいてなされ
る。この学習と呼ばれる手続きを繰り返すことにより、
神経回路網を模した情報処理装置は、入力される信号S
(i) と理想出力Tとの間の関係を身につけ、新しい入力
に対しても過去の経験から推量される適切な出力を出す
ようになる。
【0009】このようにして、神経回路網を模した情報
処理装置が十分な学習を行ない、誤差計算回路3から出
力される誤差D(z) が一定値より小さくなると、修正回
路2Z,2Y,2Xに掛かる手続きは割愛され、入力か
ら出力への前方向のみの処理が行なわれるようになる。
【0010】このような学習方法は、収束に時間がかか
るため、学習を高速化するための工夫が、例えば特開平
1−320565号公報に開示されている。そこに示さ
れた学習効率化方法は、いくつかの学習パラメータ(ス
テップサイズを決めるパラメータη、モーメンタム量を
調整するパラメータα)の組を用意し、それぞれについ
て学習を進め、設定された回数毎にそれぞれの場合の誤
差を計算して最も誤差の少ない学習パラメータを選択す
るというものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の学習効率化方法では、学習の効率化といっても複数
の学習パラメータに対する誤差計算を設定された回数毎
に行なうので、膨大な計算量が必要になるという問題が
あった。
【0012】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、より効率的な学習を行なうことのできる
神経回路網を模した情報処理装置を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、複数のシナプス荷重を持った神経素子を
有する神経回路網を模した情報処理装置であって、前記
シナプス荷重を修正する複数個の学習モードを有し、
複数個の学習モードは、一つの入力信号が入力される毎
に結合の強さを修正するモードと、設定された複数回数
だけ入力信号が入力されたときに結合の強さを修正する
モードとであり、前記神経素子の出力誤差に応じて前記
複数個の学習モードを切り替えるようにしたものであ
る。
【0014】
【作用】本発明は、上記構成により、シナプス荷重を修
正する複数個の学習モードを神経素子の出力誤差に応じ
て切り替えることにより、学習初期に適した学習モード
と学習後期に適した学習モードとを切り替えることがで
き、効率のよい学習を行なうことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の一実施例における
情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。この
情報処理装置は、入力側から第1層X、第2層Y、第3
層Zの3層構造を有している。11X,11Y,11Z
は信号変換回路であり、12X,12Y,12Zは修正
回路である。13は誤差計算回路であり、14は制御回
路である。
【0016】図2は図1に示す情報処理装置における修
正回路12X,12Y,12Zの具体的な構成例を示す
ブロック図である。121は第1修正回路であり、12
2は第2修正回路であり、123は切り替え回路であ
る。
【0017】以下、図1および図2を参照して上記実施
例の動作について説明する。なお、本実施例において
は、情報処理装置は誤差計算モードと学習モードとを有
する。
【0018】誤差計算モードは、信号変換回路11X,
11Y,11Zの内部状態を変更することなく前向きの
計算を実行し、誤差を計算するモードである。このモー
ドは、学習開始時と、学習方法にもよるが、普通は設定
された回数毎に実行される。
【0019】学習モードは、制御回路14からの制御信
号によって選択された学習方法に従って学習を進めるモ
ードである。例えば誤差逆伝播法を用いる場合、学習初
期の学習方法としては、入力を受ける毎にシナプス荷重
を修正する方法が有利であり、誤差が一定の割合に減少
した後は、複数、できれば入力分布を統計的に推測でき
るだけの回数入力を受けたのち、一度にシナプス荷重を
修正する方法の方が有利となる。以下の説明において
は、上記二つの学習アルゴリズムを有する多層パーセプ
トロンを例として説明するが、図2に示した修正回路1
2X,12Y,12Z内の第1修正回路121は、前者
の学習アルゴリズムに従って動作し、第2修正回路12
2は、後者の学習アルゴリズムに従って動作するものと
する。
【0020】まず、学習開始に際して、制御回路14が
リセットされ、制御回路14は修正回路12Z,12
Y,12Xに誤差計算モード用の制御信号を出力する。
これに基づいて誤差の計算が実行され、その結果が初期
誤差として制御回路14に保持される。
【0021】次に制御回路14は、学習初期に適した学
習方法を選択する制御信号を修正回路12Z,12Y,
12X内の切り替え回路123に送り、まず初めに第1
修正回路121が選択されて学習が開始される。なお、
本実施例の構成では、動作しない修正回路は、出力を0
としている。
【0022】切り替え回路123によって選択された第
1修正回路121の学習アルゴリズムは、入力を受ける
毎にシナプス荷重を修正する方法であり、従来例におい
て説明したのと同様の動作をする。
【0023】学習の進行にともない出力誤差が一定割合
に減少すると、制御回路14は制御信号を発し、切り替
え回路123を動作させる。切り替え回路123は、第
1修正回路121を停め、第2修正回路122を動作さ
せ、複数、できれば入力分布を統計的に推測できるだけ
の回数入力を受けたのち、一度にシナプス荷重を修正す
る学習アルゴリズムに基づいて学習が進められる。
【0024】この神経回路網を模した情報処理装置が十
分な学習を行ない、誤差計算回路13から出力される誤
差が一定値より小さくなると、修正回路12X,12
Y,12Zに掛かる手続きは割愛され、入力から出力へ
の前方向のみの処理が行なわれるようになる。
【0025】なお、学習アルゴリズムを切り替えるため
に制御回路14から出力される制御信号は、結合重みの
変化量が設定された値以下になったときに出力されるよ
うにしてもよい。
【0026】上記第1の実施例においては、修正回路1
2 X,12Y,12Zは、第1修正回路121と第2
修正回路122と切り替え回路123とから構成されて
いるが、上記実施例に用いた学習アルゴリズムを用いる
のであれば、修正回路12X,12Y,12Zは、図3
に示した構成とすることができる。
【0027】次に図3を参照しながら、本発明の第2の
実施例について説明する。図3において、124は入力
毎の誤差のシナプス荷重に関する変分、
【0028】d E/d Wji|pattern を計算する変分計算部であり、125はカウンター12
6からの信号を受けるまで変分結果を積算する積算部で
ある。127はモード切り替え時にはリセットされる前
回更新量、
【0029】ΔWji old する更新量バッファ部であり、128は積算部125か
ら出力される積算変分に積算回数に応じた学習レイトμ
を掛けて、
【0030】μ・Σd E/d Wji|pattern を出力する学習レイト換算部であり、129は前回更新
量にモーメンタムパラメータαを掛けて、
【0031】α・ΔWji old を出力するモーメンタム換算部である。カウンター12
6は、制御回路14からの制御信号を受けて積算回数を
定め、変分計算部124の出力をカウントし、設定回数
に至ったとき出力を行なうように、積算部125と更新
量バッファ部127に信号を送る。
【0032】以下、上記第2実施例の動作について説明
する。学習アルゴリズムとして入力毎にシナプス荷重を
修正するものを用いる場合、制御回路14からの制御信
号によりカウンター126の設定値は1となり、もう一
方の学習アルゴリズムを用いる場合には、入力空間を統
計的に推定できる程度の数Nになる。
【0033】情報処理装置の前向き計算の過程におい
て、変分計算部124には前段の信号変換回路12X,
12Yの出力が入力される。後ろ向き計算の場合は、変
分計算部124には、誤差計算回路13からの誤差信号
が入力され、入力毎の誤差のシナプス荷重に関する変
分、
【0034】d E/d Wji|pattern と次の修正回路12Yまたは12Xに送る誤差信号が求
められ、それぞれ積算部125、カウンター126と次
の修正回路12Yまたは12Xに送られる。カウンター
126は、変分計算部124から送られてくる信号の数
をカウントし、それが制御回路14からの信号によって
定められた設定値(1またはN)と等しくなるまでは、
積算部125と更新量バッファ部127を信号が出力し
ないように止めておく。カウント数が設定値に等しくな
ると、カウンター126は積算部125と更新量バッフ
ァ部127に、積算結果、
【0035】Σd E/d Wji|pattern と前回更新量、
【0036】ΔWji old をそれぞれ学習レイト換算部128とモーメンタム換算
部129に出力し、いずれも内部をセットする。学習レ
イト換算部128は、積算部125における積算結果に
制御回路14からの信号によって定められた学習レイト
μを掛けて出力する。モーメンタム換算部129は、前
回更新量にモーメンタムパラメータαを掛けて出力す
る。この2つの出力は加算されて、更新量、
【0037】 ΔWji=μ・Σd E/d Wji|pattern +α・ΔWji old となり、信号変換回路11X,11Y,11Zと更新量
バッファ部127に送られる。
【0038】このように、上記第2実施例では、二つの
学習モードの切り替えは、カウンター126の設定値と
学習レイトの大きさを制御回路14によって制御するこ
とにより実現されている。
【0039】なお、説明の煩雑さを避けるために、上記
第2実施例の説明では、学習レイトだけを学習モード変
更時に変えるようにしたが、モーメンタムパラメータも
同時にまたは独立に変えることができる。
【0040】また第1および第2実施例の説明は、多層
パーセプトロンを誤差逆伝播法で学習させる場合を例に
して説明されているが、本発明は神経回路を模した情報
処理装置として多層パーセプトロンに限定するものでは
なく、学習アルゴリズムも誤差逆伝播法に限るものでは
ない。例えば、学習ベクトル量子化法などにも本発明は
適用でき、当然のことながら、学習モードも複数であれ
ば、いくつでもよい。
【0041】さらにまた、制御信号は設定された値以下
になったとき出力されるものとしたが、誤差の範囲に応
じて制御信号を発生するようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
シナプス荷重を持った神経素子を有する神経回路網を模
した情報処理装置において、前記シナプス荷重を修正す
る複数個の学習モードを有し、前記神経素子の出力誤差
に応じて前記複数個の学習モードを切り替えるようにし
たので、学習初期に適した学習モードと学習後期に適し
た学習モードとを切り替えることができ、より効率のよ
い学習を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の概略構成を示すブロッ
ク図
【図2】本発明の第1の実施例における修正回路の具体
的な構成例を示すブロック図
【図3】本発明の第2の実施例における修正回路の具体
的な構成例を示すブロック図
【図4】従来の神経回路を模した情報処理装置の概略構
成を示すブロック図
【符号の説明】
11X,11Y,11Z 信号変換回路 12X,12Y,12Z 修正回路 13 誤差計算回路 14 制御回路 121 第1修正回路 122 第2修正回路 123 切り替え回路 124 変分計算部 125 積算部 126 カウンター 127 更新量バッファ部 128 学習レイト換算部 129 モーメンタム換算部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−77961(JP,A) 特開 平2−277180(JP,A) 特開 平1−271888(JP,A) 森江隆・他,「誤差逆伝搬学習機能組 込み型アナログニューロLSIの回路的 検討」,電子情報通信学会技術研究報 告,日本,社団法人電子情報通信学会・ 発行,1990年10月25日,Vol.90,N o.273(CPSY90−64〜74),pp. 43−48,(特許庁CSDB文献番号:C SNT199900846006) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06N 1/00 - 7/00 G06G 7/60 CSDB(日本国特許庁) JICSTファイル(JOIS)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシナプス荷重を持った神経素子を
    有する神経回路網を模した情報処理装置であって、前記
    シナプス荷重を修正する複数個の学習モードを有し、
    複数個の学習モードは、一つの入力信号が入力される毎
    に結合の強さを修正するモードと、設定された複数回数
    だけ入力信号が入力されたときに結合の強さを修正する
    モードとであり、前記神経素子の出力誤差に応じて前記
    複数個の学習モードを切り替えることを特徴とする情報
    処理装置。
  2. 【請求項2】 学習モードの切り替えは、出力誤差が設
    定された値以下になったときに行われる請求項1記載
    情報処理装置。
  3. 【請求項3】 学習モードの切り替えは、出力誤差が学
    習開始時の出力誤差の設定された割合以下となったとき
    に行われる請求項1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 学習モードの切り替えは、結合重みの変
    化量が設定された値以下になったときに行われる請求項
    1記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 入力信号をシナプス荷重により変換出力
    する複数の神経素子を有する神経回路網を模した情報処
    理装置であって、前記シナプス荷重を修正する複数個の
    学習モードを有する神経素子と、前記神経素子の出力信
    号と教師信号との出力誤差を計算する誤差計算回路と、
    その出力誤差に応じて前記複数個の学習モードを切り替
    える制御信号を出力する制御回路とを有し、前記複数個
    の学習モードは、一つの入力信号が入力される毎に結合
    の強さを修正するモードと、設定された複数回数だけ入
    力信号が入力されたときに結合の強さを修正するモード
    とであることを特徴とする神経回路網を模した情報処理
    装置。
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JP5880440B2 (ja) * 2010-10-28 2016-03-09 日本電気株式会社 携帯端末装置、通知方法およびプログラム
US20230040914A1 (en) * 2019-12-25 2023-02-09 Nec Corporation Learning device, learning method, and learning program

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
森江隆・他,「誤差逆伝搬学習機能組込み型アナログニューロLSIの回路的検討」,電子情報通信学会技術研究報告,日本,社団法人電子情報通信学会・発行,1990年10月25日,Vol.90,No.273(CPSY90−64〜74),pp.43−48,(特許庁CSDB文献番号:CSNT199900846006)

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