JP3263155B2 - 電極の製造方法およびそれを用いた半導体素子の製造方法 - Google Patents
電極の製造方法およびそれを用いた半導体素子の製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CMOSデバイスなど
において、ポリサイド構造の形成やサリサイドプロセス
がなされて作製される電極の製造方法およびそれを用い
た半導体素子の製造方法に関する。
において、ポリサイド構造の形成やサリサイドプロセス
がなされて作製される電極の製造方法およびそれを用い
た半導体素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CMOSデバイスを構成するPチ
ャネルMOSトランジスタ,NチャネルMOSトランジ
スタのゲ−ト電極には、いずれもN型ポリシリコンが使
用されている。しかしながら、微細化に対応するために
は、PチャネルMOSトランジスタには表面チャネル形
トランジスタが必要であり、これを用いてCMOSデバ
イスのしきい値電圧を制御するためには、PチャネルM
OSトランジスタ,NチャネルMOSトランジスタの各
トランジスタのゲ−ト電極をそれぞれP型,N型のポリ
シリコンからなるデュアルゲ−ト構造にする必要があ
る。
ャネルMOSトランジスタ,NチャネルMOSトランジ
スタのゲ−ト電極には、いずれもN型ポリシリコンが使
用されている。しかしながら、微細化に対応するために
は、PチャネルMOSトランジスタには表面チャネル形
トランジスタが必要であり、これを用いてCMOSデバ
イスのしきい値電圧を制御するためには、PチャネルM
OSトランジスタ,NチャネルMOSトランジスタの各
トランジスタのゲ−ト電極をそれぞれP型,N型のポリ
シリコンからなるデュアルゲ−ト構造にする必要があ
る。
【0003】ところで、このデュアルゲ−ト構造におい
てP型とN型のポリシリコンのゲ−ト電極をオ−ミック
的に導通させまた同時に電極抵抗を下げるためには、ゲ
−ト電極は、ポリシリコンと低抵抗のシリサイドもしく
は金属とを2層にした所謂ポリサイド構造となっている
のが良い。また、ゲ−ト電極のみならずCMOSデバイ
スのコンタクトホ−ル抵抗をシリサイド層を介在させる
ことによって低下させるために、サリサイドプロセスが
提案されている。
てP型とN型のポリシリコンのゲ−ト電極をオ−ミック
的に導通させまた同時に電極抵抗を下げるためには、ゲ
−ト電極は、ポリシリコンと低抵抗のシリサイドもしく
は金属とを2層にした所謂ポリサイド構造となっている
のが良い。また、ゲ−ト電極のみならずCMOSデバイ
スのコンタクトホ−ル抵抗をシリサイド層を介在させる
ことによって低下させるために、サリサイドプロセスが
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ポ
リサイド構造の形成とサリサイドプロセスには、以下の
共通の問題点があった。すなわち、ゲ−ト電極の線幅が
細くなると、後の熱工程でポリシリコン上のシリサイド
が凝集したり剥離したりするという欠点があった。ま
た、ゲ−ト電極の線幅が細くなると、シ−ト抵抗が大き
くなるという欠点があった。
リサイド構造の形成とサリサイドプロセスには、以下の
共通の問題点があった。すなわち、ゲ−ト電極の線幅が
細くなると、後の熱工程でポリシリコン上のシリサイド
が凝集したり剥離したりするという欠点があった。ま
た、ゲ−ト電極の線幅が細くなると、シ−ト抵抗が大き
くなるという欠点があった。
【0005】本発明は、ポリサイド構造の形成やサリサ
イドプロセスにおける上記欠点を解決するためのもので
あって、ゲ−ト電極の線幅が細くなる場合にも、後の熱
工程でポリシリコン上のシリサイドが凝集したり剥離し
たりするのを防止し、またシ−ト抵抗が増加するのを防
止することの可能な電極の製造方法およびそれを用いた
半導体素子の製造方法を提供することを目的としてい
る。
イドプロセスにおける上記欠点を解決するためのもので
あって、ゲ−ト電極の線幅が細くなる場合にも、後の熱
工程でポリシリコン上のシリサイドが凝集したり剥離し
たりするのを防止し、またシ−ト抵抗が増加するのを防
止することの可能な電極の製造方法およびそれを用いた
半導体素子の製造方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は半導体素子の構成
例を示す図である。この半導体素子は、基板1上に、P
チャネルMOSトランジスタ2とNチャネルMOSトラ
ンジスタ3とが形成され、この2つのトランジスタ2,
3により、デュアルゲ−ト構造のCMOSデバイスとし
て構成されている。なお、PチャネルMOSトランジス
タ2,NチャネルMOSトランジスタ3は、その不純物
の型がそれぞれP型,N型である以外は互いに全く同じ
構造となっているので、以下では、便宜上、このうちの
一方,例えばPチャネルMOSトランジスタ2に基づい
て説明する。PチャネルMOSトランジスタ2は、基板
1にソ−ス10,ゲ−ト11が形成され、また、ゲ−ト
酸化膜12を介して、ポリシリコン層13,シリサイド
層(例えばWSi2あるいはTiSi2などの層)14が
順次に積層されてポリサイド構造のゲ−ト電極15が形
成されている。ここで、トランジスタ2とトランジスタ
3とのゲート電極がデュアル構造である場合、トランジ
スタ2,トランジスタ3のポリシリコン層はそれぞれP
型,N型となっている。
例を示す図である。この半導体素子は、基板1上に、P
チャネルMOSトランジスタ2とNチャネルMOSトラ
ンジスタ3とが形成され、この2つのトランジスタ2,
3により、デュアルゲ−ト構造のCMOSデバイスとし
て構成されている。なお、PチャネルMOSトランジス
タ2,NチャネルMOSトランジスタ3は、その不純物
の型がそれぞれP型,N型である以外は互いに全く同じ
構造となっているので、以下では、便宜上、このうちの
一方,例えばPチャネルMOSトランジスタ2に基づい
て説明する。PチャネルMOSトランジスタ2は、基板
1にソ−ス10,ゲ−ト11が形成され、また、ゲ−ト
酸化膜12を介して、ポリシリコン層13,シリサイド
層(例えばWSi2あるいはTiSi2などの層)14が
順次に積層されてポリサイド構造のゲ−ト電極15が形
成されている。ここで、トランジスタ2とトランジスタ
3とのゲート電極がデュアル構造である場合、トランジ
スタ2,トランジスタ3のポリシリコン層はそれぞれP
型,N型となっている。
【0007】また、図1において、トランジスタ2,3
間の電気的分離を図るため、フィ−ルド酸化膜19が設
けられいる。また、層間絶縁膜16の一部にソ−ス電
極,ドレイン電極を形成するためにコンタクトホ−ル1
7,18が形成されている。なお、CMOSデバイスと
するためには、トランジスタ2とトランジスタ3との間
に既知の電極配線が必要であるが、図においては、簡単
のため、この電極配線を省略している。また、サリサイ
ドプロセスがなされる場合には、図1には図示しない
が、ポリシリコン層13およびソ−ス10,ドレイン1
1上に、金属(例えばTi等の材料)が積層され、さら
にその上にシリサイド層がセルファライン形成される。
間の電気的分離を図るため、フィ−ルド酸化膜19が設
けられいる。また、層間絶縁膜16の一部にソ−ス電
極,ドレイン電極を形成するためにコンタクトホ−ル1
7,18が形成されている。なお、CMOSデバイスと
するためには、トランジスタ2とトランジスタ3との間
に既知の電極配線が必要であるが、図においては、簡単
のため、この電極配線を省略している。また、サリサイ
ドプロセスがなされる場合には、図1には図示しない
が、ポリシリコン層13およびソ−ス10,ドレイン1
1上に、金属(例えばTi等の材料)が積層され、さら
にその上にシリサイド層がセルファライン形成される。
【0008】図2(a),(b)は図1の半導体素子に
おいて、ポリサイド構造のゲ−ト電極15を形成する製
造工程例を示す図である。ポリサイド構造を形成する場
合には、先づ、図2(a)に示すように、基板1上にゲ
−ト絶縁膜12を介してポリシリコン層13を所定厚さ
に形成する。しかる後、図2(b)に示すように、この
ポリシリコン層13の表面上に、シリサイド層(例えば
WSi2あるいはTiSi2層)14を積層することによ
って、ポリサイド構造のゲ−ト電極15を形成すること
ができる。
おいて、ポリサイド構造のゲ−ト電極15を形成する製
造工程例を示す図である。ポリサイド構造を形成する場
合には、先づ、図2(a)に示すように、基板1上にゲ
−ト絶縁膜12を介してポリシリコン層13を所定厚さ
に形成する。しかる後、図2(b)に示すように、この
ポリシリコン層13の表面上に、シリサイド層(例えば
WSi2あるいはTiSi2層)14を積層することによ
って、ポリサイド構造のゲ−ト電極15を形成すること
ができる。
【0009】また、図3(a)乃至(c)は、サリサイ
ドプロセスの製造工程例を示す図である。サリサイドプ
ロセスは、前述のように、ゲート電極の他にも、ソース
電極,ドレイン電極をオーミック性良く形成するために
なされるものであり、サリサイドプロセスでは、先づ、
図3(a)に示すように、基板1上にゲ−ト絶縁膜12
を介してポリシリコン層13を所定厚さに形成する。次
いで、図3(b)に示すように、このポリシリコン層1
3の表面上に、金属(例えばTi等の材料)20を積層
する。また、これと同時に、ソ−ス10,ドレイン11
上にも金属(例えばTi等の材料)20を積層する。す
なわち、全面に金属20を積層する。次いで、熱処理
(アニ−ル)を施して、図3(c)に示すように、ポリ
シリコン層13の表面を金属20と反応させ、ポリシリ
コン層13上にシリサイド層(例えばTiSi2層)1
4を形成する。また、これと同時に、ソ−ス10,ドレ
イン11表面を金属20と反応させ、ソ−ス10,ドレ
イン11上にもシリサイド層14を形成する。なお、こ
の処理でシリサイド化していない部分については、エッ
チングにより選択的に除去する。このようにして、サリ
サイドプロセスがなされる。
ドプロセスの製造工程例を示す図である。サリサイドプ
ロセスは、前述のように、ゲート電極の他にも、ソース
電極,ドレイン電極をオーミック性良く形成するために
なされるものであり、サリサイドプロセスでは、先づ、
図3(a)に示すように、基板1上にゲ−ト絶縁膜12
を介してポリシリコン層13を所定厚さに形成する。次
いで、図3(b)に示すように、このポリシリコン層1
3の表面上に、金属(例えばTi等の材料)20を積層
する。また、これと同時に、ソ−ス10,ドレイン11
上にも金属(例えばTi等の材料)20を積層する。す
なわち、全面に金属20を積層する。次いで、熱処理
(アニ−ル)を施して、図3(c)に示すように、ポリ
シリコン層13の表面を金属20と反応させ、ポリシリ
コン層13上にシリサイド層(例えばTiSi2層)1
4を形成する。また、これと同時に、ソ−ス10,ドレ
イン11表面を金属20と反応させ、ソ−ス10,ドレ
イン11上にもシリサイド層14を形成する。なお、こ
の処理でシリサイド化していない部分については、エッ
チングにより選択的に除去する。このようにして、サリ
サイドプロセスがなされる。
【0010】本願の発明者は、ポリサイド構造の形成や
サリサイドプロセスによって図2(a),(b),ある
いは図3(a)乃至(c)の工程で作製されるゲ−ト電
極について、そのポリシリコンの表面性および結晶性等
の効果について鋭意研究し、その結果に基づき本発明を
完成させた。
サリサイドプロセスによって図2(a),(b),ある
いは図3(a)乃至(c)の工程で作製されるゲ−ト電
極について、そのポリシリコンの表面性および結晶性等
の効果について鋭意研究し、その結果に基づき本発明を
完成させた。
【0011】すなわち、本願の発明者は、前述したよう
な従来の欠点を解決するには、ポリシリコン層13上に
シリサイド層14や金属層(例えばTi等の材料)20
を積層してポリサイド構造の形成やサリサイドプロセス
を行なう際に、ポリシリコン層13の平均表面粗さが1
nm以下になっていることが必要であることを見出し
た。なお、ポリシリコン層13の平均表面粗さはAFM
による評価によって求められる。
な従来の欠点を解決するには、ポリシリコン層13上に
シリサイド層14や金属層(例えばTi等の材料)20
を積層してポリサイド構造の形成やサリサイドプロセス
を行なう際に、ポリシリコン層13の平均表面粗さが1
nm以下になっていることが必要であることを見出し
た。なお、ポリシリコン層13の平均表面粗さはAFM
による評価によって求められる。
【0012】ポリシリコン層13の平均表面粗さを小さ
くする方法としては、LPCVD法による低温成膜やイ
オン注入による表面改質等が考えられる。例えばLPC
VD法による場合、従来LSIプロセスで使用されてい
る625℃の成膜条件で膜厚3000Åのポリシリコン
層13を形成するときには、ポリシリコン層13の平均
表面粗さは6nm程度である。この表面粗さは、温度・
圧力・ガス流量・膜厚等の成膜条件で変化するが、60
0℃よりも低温になると、温度の低下とともにその値は
大幅に小さくなることがわかった。
くする方法としては、LPCVD法による低温成膜やイ
オン注入による表面改質等が考えられる。例えばLPC
VD法による場合、従来LSIプロセスで使用されてい
る625℃の成膜条件で膜厚3000Åのポリシリコン
層13を形成するときには、ポリシリコン層13の平均
表面粗さは6nm程度である。この表面粗さは、温度・
圧力・ガス流量・膜厚等の成膜条件で変化するが、60
0℃よりも低温になると、温度の低下とともにその値は
大幅に小さくなることがわかった。
【0013】従って、LPCVD法による低温成膜によ
ってあるいはイオン注入による表面改質等によって得ら
れた1nm以下の平均表面粗さのポリシリコン層13を
用いれば、従来の方法でポリサイド構造の形成やサリサ
イドプロセスによりゲ−ト電極を作製する場合にも、ゲ
−ト電極15の線幅が細くなることによって生ずるシリ
サイド層14の凝集や剥離あるいはシ−ト抵抗の増加等
を防止することが可能である。
ってあるいはイオン注入による表面改質等によって得ら
れた1nm以下の平均表面粗さのポリシリコン層13を
用いれば、従来の方法でポリサイド構造の形成やサリサ
イドプロセスによりゲ−ト電極を作製する場合にも、ゲ
−ト電極15の線幅が細くなることによって生ずるシリ
サイド層14の凝集や剥離あるいはシ−ト抵抗の増加等
を防止することが可能である。
【0014】上述した構成例では、従来と同様に、ゲー
ト電極15にポリシリコンを用いているが、本願の発明
者は、さらに、ポリシリコンのかわりにアモルファスシ
リコンを用い、このアモルファスシリコン層上にシリサ
イドやTi等の金属層を積層し、後工程の熱処理によっ
てアモルファスシリコンの結晶化とシリサイド化を行な
うことによっても、従来の各問題点を解決することがで
きることを見出した。
ト電極15にポリシリコンを用いているが、本願の発明
者は、さらに、ポリシリコンのかわりにアモルファスシ
リコンを用い、このアモルファスシリコン層上にシリサ
イドやTi等の金属層を積層し、後工程の熱処理によっ
てアモルファスシリコンの結晶化とシリサイド化を行な
うことによっても、従来の各問題点を解決することがで
きることを見出した。
【0015】図4はゲート電極の作製においてポリシリ
コンのかわりにアモルファスシリコンを用いた半導体素
子の構成例を示す図である。なお、図4において、図1
と対応する箇所には同じ符号を付している。図4を参照
すると、この半導体素子は、図1と同様に、基板1上
に、PチャネルMOSトランジスタ2とNチャネルMO
Sトランジスタ3とが形成され、この2つのトランジス
タ2,3により、デュアルゲ−ト構造のCMOSデバイ
スとして構成されているが、この半導体素子では、ゲー
ト電極15が、アモルファスシリコン層を結晶化して形
成された結晶化シリコン層23と、結晶化シリコン層2
3上のシリサイド層(例えばWSi2あるいはTiSi2
などの層)14とによるポリサイド構造のものとして形
成されている。
コンのかわりにアモルファスシリコンを用いた半導体素
子の構成例を示す図である。なお、図4において、図1
と対応する箇所には同じ符号を付している。図4を参照
すると、この半導体素子は、図1と同様に、基板1上
に、PチャネルMOSトランジスタ2とNチャネルMO
Sトランジスタ3とが形成され、この2つのトランジス
タ2,3により、デュアルゲ−ト構造のCMOSデバイ
スとして構成されているが、この半導体素子では、ゲー
ト電極15が、アモルファスシリコン層を結晶化して形
成された結晶化シリコン層23と、結晶化シリコン層2
3上のシリサイド層(例えばWSi2あるいはTiSi2
などの層)14とによるポリサイド構造のものとして形
成されている。
【0016】一般に、ポリシリコン中にはボイド等が多
数存在することがTEM観察から明らかである一方で、
アモルファスシリコンは構造的な緻密性に優れている。
この点に着目して、この構成例では、電極の作製時にポ
リシリコンのかわりに、アモルファスシリコンを用いて
いる。なお、ここで用いられるアモルファスシリコン
は、後工程の熱処理によって水素等の脱離や凹凸発生の
少ないものが必要であり、このようなアモルファスシリ
コンは、LPCVD法やスパッタ法等で作製可能であ
る。例えばLPCVD法によりアモルファスシリコンを
形成する場合には、成膜温度を500℃程度の低温にす
れば、後工程の熱処理によって水素等の脱離や凹凸発生
の少ないものが得られる。
数存在することがTEM観察から明らかである一方で、
アモルファスシリコンは構造的な緻密性に優れている。
この点に着目して、この構成例では、電極の作製時にポ
リシリコンのかわりに、アモルファスシリコンを用いて
いる。なお、ここで用いられるアモルファスシリコン
は、後工程の熱処理によって水素等の脱離や凹凸発生の
少ないものが必要であり、このようなアモルファスシリ
コンは、LPCVD法やスパッタ法等で作製可能であ
る。例えばLPCVD法によりアモルファスシリコンを
形成する場合には、成膜温度を500℃程度の低温にす
れば、後工程の熱処理によって水素等の脱離や凹凸発生
の少ないものが得られる。
【0017】図5(a)乃至(c)は図4の半導体素子
においてポリサイド構造のゲ−ト電極15を形成する製
造工程例を示す図である。この製造工程例では、先づ、
図5(a)に示すように、基板1上にゲ−ト絶縁膜12
を介してアモルファスシリコン層23’を所定厚さに形
成する。しかる後、図5(b)に示すように、このアモ
ルファスシリコン層23’の表面上に、金属層(例えば
WあるいはTi層)14’を積層する。次いで、熱処理
を施して、アモルファスシリコン層23’を結晶化し、
また、金属層14’と反応させて結晶化シリコン層23
とシリサイド層(WSi2あるいはTiSi2)14とす
る。これによって、図5(c)に示すように、ポリサイ
ド構造のゲ−ト電極15を形成することができる。
においてポリサイド構造のゲ−ト電極15を形成する製
造工程例を示す図である。この製造工程例では、先づ、
図5(a)に示すように、基板1上にゲ−ト絶縁膜12
を介してアモルファスシリコン層23’を所定厚さに形
成する。しかる後、図5(b)に示すように、このアモ
ルファスシリコン層23’の表面上に、金属層(例えば
WあるいはTi層)14’を積層する。次いで、熱処理
を施して、アモルファスシリコン層23’を結晶化し、
また、金属層14’と反応させて結晶化シリコン層23
とシリサイド層(WSi2あるいはTiSi2)14とす
る。これによって、図5(c)に示すように、ポリサイ
ド構造のゲ−ト電極15を形成することができる。
【0018】また、図6(a)乃至(d)は、サリサイ
ドプロセスの製造工程例を示す図である。サリサイドプ
ロセスでは、先づ、基板1上にゲ−ト絶縁膜12を介し
てアモルファスシリコン層23’を所定厚さに形成し、
次いで、図6(a)に示すように、このアモルファスシ
リコン層23’をゲ−ト形状にパタ−ン化する。また、
この例では、アモルファスシリコン層23’の両側部に
さらにサイドウォ−ル24を形成している。次いで、図
6(b)に示すように、パタ−ン化されたアモルファス
シリコン層23’の表面上に、金属(例えばTi等の材
料)20を積層する。また、これと同時に、ソ−ス1
0,ドレイン11上にも金属(例えばTi等の材料)2
0を積層する。すなわち、全面に金属20を積層する。
次いで、熱処理(アニ−ル)を施して、アモルファスシ
リコン層23’を結晶化して結晶化シリコン層23と
し、またこのシリコン層の表面を金属層20と反応させ
て、シリサイド層(例えばTiSi2)14とし、シリ
サイド化していない部分をエッチングにより選択的に除
去することによって、図6(c)に示すように、ゲート
電極15を形成することができる。
ドプロセスの製造工程例を示す図である。サリサイドプ
ロセスでは、先づ、基板1上にゲ−ト絶縁膜12を介し
てアモルファスシリコン層23’を所定厚さに形成し、
次いで、図6(a)に示すように、このアモルファスシ
リコン層23’をゲ−ト形状にパタ−ン化する。また、
この例では、アモルファスシリコン層23’の両側部に
さらにサイドウォ−ル24を形成している。次いで、図
6(b)に示すように、パタ−ン化されたアモルファス
シリコン層23’の表面上に、金属(例えばTi等の材
料)20を積層する。また、これと同時に、ソ−ス1
0,ドレイン11上にも金属(例えばTi等の材料)2
0を積層する。すなわち、全面に金属20を積層する。
次いで、熱処理(アニ−ル)を施して、アモルファスシ
リコン層23’を結晶化して結晶化シリコン層23と
し、またこのシリコン層の表面を金属層20と反応させ
て、シリサイド層(例えばTiSi2)14とし、シリ
サイド化していない部分をエッチングにより選択的に除
去することによって、図6(c)に示すように、ゲート
電極15を形成することができる。
【0019】このように、ポリサイド電極形成やサリサ
イドプロセスにより電極を作製する場合に、アモルファ
スシリコンを用いれば、ポリシリコンを用いたときに生
じた問題,すなわち、線幅が細くなることによって発生
するシリサイドの凝集や剥離あるいはシ−ト抵抗の増加
等の問題を抑えることができる。
イドプロセスにより電極を作製する場合に、アモルファ
スシリコンを用いれば、ポリシリコンを用いたときに生
じた問題,すなわち、線幅が細くなることによって発生
するシリサイドの凝集や剥離あるいはシ−ト抵抗の増加
等の問題を抑えることができる。
【0020】なお、上記各構成例では、半導体素子がデ
ュアル構造をもつCMOSデバイスであるとしたが、デ
ュアル構造をもつCMOSデバイスに限らず、種々の半
導体素子のゲ−ト電極などにも本発明を適用することが
できる。
ュアル構造をもつCMOSデバイスであるとしたが、デ
ュアル構造をもつCMOSデバイスに限らず、種々の半
導体素子のゲ−ト電極などにも本発明を適用することが
できる。
【0021】
【実施例】以下、実施例を説明する。実施例1 実施例1では、図2(a),(b)に示す工程で半導体素
子のゲ−ト電極を作製した。すなわち、先づ、基板1上
にフィ−ルド酸化膜19が7000Åの膜厚で形成さ
れ、また、ゲ−ト熱酸化膜12が110Åの膜厚で形成
された試料に、ポリシリコン層13とシリサイド層14
としてのWSi2層とを順次に積層した。ここで、ポリ
シリコン層13はLPCVD法により成膜温度を625
〜560℃の範囲で変化させたものを用いた。また反応
ガスにはSiH4(=145sccm)を用い、成膜時
の圧力は0.05torrであった。また、ポリシリコ
ン層13の膜厚は2000Åであり、また薄膜用X線回
折装置によって結晶の回折ピ−ク(110)が確認され
た。また、シリサイド層14としてのWSi2層はスパ
ッタ法によって2000Åの膜厚に形成した。次いで、
1000℃の熱処理後、ポリシリコン層13とシリサイ
ド層14とからなるポリサイド構造をフォトリソグラフ
ィ−とエッチングによりパタ−ン化し、ゲ−ト電極15
を作製した。
子のゲ−ト電極を作製した。すなわち、先づ、基板1上
にフィ−ルド酸化膜19が7000Åの膜厚で形成さ
れ、また、ゲ−ト熱酸化膜12が110Åの膜厚で形成
された試料に、ポリシリコン層13とシリサイド層14
としてのWSi2層とを順次に積層した。ここで、ポリ
シリコン層13はLPCVD法により成膜温度を625
〜560℃の範囲で変化させたものを用いた。また反応
ガスにはSiH4(=145sccm)を用い、成膜時
の圧力は0.05torrであった。また、ポリシリコ
ン層13の膜厚は2000Åであり、また薄膜用X線回
折装置によって結晶の回折ピ−ク(110)が確認され
た。また、シリサイド層14としてのWSi2層はスパ
ッタ法によって2000Åの膜厚に形成した。次いで、
1000℃の熱処理後、ポリシリコン層13とシリサイ
ド層14とからなるポリサイド構造をフォトリソグラフ
ィ−とエッチングによりパタ−ン化し、ゲ−ト電極15
を作製した。
【0022】次表は、上記のようにして作製されたポリ
シリコン層13の平均表面粗さとゲ−ト電極15のシ−
ト抵抗およびシリサイド層14の剥離の有無をまとめた
ものである。
シリコン層13の平均表面粗さとゲ−ト電極15のシ−
ト抵抗およびシリサイド層14の剥離の有無をまとめた
ものである。
【0023】
【表1】
【0024】表1から、ポリシリコン層13が用いられ
る場合にも、その平均表面粗さを低下させることによっ
て従来の問題が解消されることがわかる。
る場合にも、その平均表面粗さを低下させることによっ
て従来の問題が解消されることがわかる。
【0025】実施例2 実施例2では、図5(a)乃至(c)に示す工程で半導
体素子のゲ−ト電極を作製した。すなわち、先づ、基板
1上にフィ−ルド酸化膜19が7000Åの膜厚に形成
され、また、ゲ−ト熱酸化膜12が110Åの膜厚で形
成された試料に、アモルファスシリコン層23’と金属
層14’としてのTiを順次に積層した。ここで、アモ
ルファスシリコン層23’は、成膜温度を500℃と
し、ガスにSi2H4(=3000sccm)を用い、ま
た、成膜時圧力を0.1torrとして、LPCVD法
により膜厚が2000Åに形成した。このアモルファス
シリコン層23’は、薄膜用X線回折およびTEMによ
っても結晶性は認められなかった。また、Tiからなる
金属層14’はスパッタ法によって膜厚が2000Åに
形成した。次いで、900℃の熱処理を行なって、アモ
ルファスシリコン層23’を結晶化し、アモルファスシ
リコン層23’と金属層14’とを、結晶化シリコン層
23とシリサイド層(TiSi2)14とにし、これを
フォトリソグラフィ−とエッチングによりパタ−ン化し
てゲート電極15を作製した。
体素子のゲ−ト電極を作製した。すなわち、先づ、基板
1上にフィ−ルド酸化膜19が7000Åの膜厚に形成
され、また、ゲ−ト熱酸化膜12が110Åの膜厚で形
成された試料に、アモルファスシリコン層23’と金属
層14’としてのTiを順次に積層した。ここで、アモ
ルファスシリコン層23’は、成膜温度を500℃と
し、ガスにSi2H4(=3000sccm)を用い、ま
た、成膜時圧力を0.1torrとして、LPCVD法
により膜厚が2000Åに形成した。このアモルファス
シリコン層23’は、薄膜用X線回折およびTEMによ
っても結晶性は認められなかった。また、Tiからなる
金属層14’はスパッタ法によって膜厚が2000Åに
形成した。次いで、900℃の熱処理を行なって、アモ
ルファスシリコン層23’を結晶化し、アモルファスシ
リコン層23’と金属層14’とを、結晶化シリコン層
23とシリサイド層(TiSi2)14とにし、これを
フォトリソグラフィ−とエッチングによりパタ−ン化し
てゲート電極15を作製した。
【0026】また、これとは別に、比較試料として、ア
モルファスシリコン層23’の代わりにポリシリコン層
13を用いたものを用意した。この比較試料において、
ポリシリコン層13は成膜温度625℃で作製したもの
である。
モルファスシリコン層23’の代わりにポリシリコン層
13を用いたものを用意した。この比較試料において、
ポリシリコン層13は成膜温度625℃で作製したもの
である。
【0027】次表は、実施例2と比較試料のゲ−ト電極
のシ−ト抵抗およびシリサイド層の凝集の有無を示した
ものである。
のシ−ト抵抗およびシリサイド層の凝集の有無を示した
ものである。
【0028】
【表2】
【0029】表2から、アモルファスシリコンを使用す
る場合にも、従来の問題が改善されることがわかる。
る場合にも、従来の問題が改善されることがわかる。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1乃至請
求項4記載の発明によれば、ポリサイド構造の形成また
はサリサイドプロセスにおいて、ポリシリコン層を平均
表面粗さが1nm以下に形成した上で、このポリシリコ
ン層上にシリサイド層,金属層を形成するようにしてい
るので、電極の線幅が細くなる場合にも、後の熱工程
で、ポリシリコン上のシリサイドが凝集したり剥離した
りする事態を有効に防止でき、またシ−ト抵抗が大きく
なるという事態を有効に防止することができる。
求項4記載の発明によれば、ポリサイド構造の形成また
はサリサイドプロセスにおいて、ポリシリコン層を平均
表面粗さが1nm以下に形成した上で、このポリシリコ
ン層上にシリサイド層,金属層を形成するようにしてい
るので、電極の線幅が細くなる場合にも、後の熱工程
で、ポリシリコン上のシリサイドが凝集したり剥離した
りする事態を有効に防止でき、またシ−ト抵抗が大きく
なるという事態を有効に防止することができる。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体素子の構成例を示す図である。
【図2】図1の半導体素子のゲ−ト電極の本発明による
第1の作製工程例を示す図である。
第1の作製工程例を示す図である。
【図3】図1の半導体素子のゲ−ト電極の本発明による
第2の作製工程例を示す図である。
第2の作製工程例を示す図である。
【図4】ゲ−ト電極の作製において、ポリシリコンのか
わりにアモルファスシリコンを用いた半導体素子の構成
例を示す図である。
わりにアモルファスシリコンを用いた半導体素子の構成
例を示す図である。
【図5】図4の半導体素子のゲ−ト電極の第1の作製工
程例を示す図である。
程例を示す図である。
【図6】図4の半導体素子のゲ−ト電極の第2の作製工
程例を示す図である。
程例を示す図である。
1 基板 12 ゲ−ト酸化膜 13 ポリシリコン層 14 シリサイド層 15 ゲ−ト電極 20 金属層 23’ アモルファス層 23 結晶化シリコン層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−117420(JP,A) 特開 平4−286151(JP,A) 特開 昭64−76763(JP,A) 特開 平4−127525(JP,A) 特開 平3−248570(JP,A) 特開 平4−164336(JP,A) 特開 平4−150018(JP,A) 特開 平3−209834(JP,A) 特開 昭62−33466(JP,A) 特開 昭61−278163(JP,A) 特開 昭61−174745(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/28 301 H01L 21/336 H01L 29/43 H01L 29/78
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリサイド構造の電極を作製する電極の
製造方法であって、ポリシリコン層を平均表面粗さが1
nm以下に形成する工程と、該ポリシリコン層上にシリ
サイド層または金属層を形成する工程とを有しているこ
とを特徴とする電極の製造方法。 - 【請求項2】 サリサイドプロセスにより電極を作製す
る電極の製造方法であって、ポリシリコン層を平均表面
粗さが1nm以下に形成する工程と、該ポリシリコン層
上に金属層を形成する工程と、ポリシリコン層上に金属
層を形成した後、シリサイド層を形成する工程とを有し
ていることを特徴とする電極の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の電極の製
造方法において、前記ポリシリコン層は、LPCVD法
により低温成膜されるか、またはイオン注入により表面
改質されることを特徴とする電極の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の電極の製
造方法によりゲ−ト電極の作製がなされることを特徴と
する半導体素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31770992A JP3263155B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 電極の製造方法およびそれを用いた半導体素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31770992A JP3263155B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 電極の製造方法およびそれを用いた半導体素子の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06151353A JPH06151353A (ja) | 1994-05-31 |
| JP3263155B2 true JP3263155B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=18091163
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31770992A Expired - Fee Related JP3263155B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 電極の製造方法およびそれを用いた半導体素子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3263155B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005289054A (ja) * | 2004-03-11 | 2005-10-20 | Canon Inc | 基板、導電性基板、微細構造基板、有機電界効果型トランジスタおよびそれらの製造方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3107050B2 (ja) | 1998-07-02 | 2000-11-06 | 日本電気株式会社 | 多結晶シリコン膜の成膜方法 |
| US6383905B2 (en) * | 1998-07-31 | 2002-05-07 | Stmicroelectronics, Inc. | Formation of micro rough poly surface for low sheet resistance salicided sub-quarter micron poly lines |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP31770992A patent/JP3263155B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005289054A (ja) * | 2004-03-11 | 2005-10-20 | Canon Inc | 基板、導電性基板、微細構造基板、有機電界効果型トランジスタおよびそれらの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06151353A (ja) | 1994-05-31 |
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