JP3265367B2 - クサビ機構を具えたジャッキ - Google Patents
クサビ機構を具えたジャッキInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状のケーシングの底
部が閉じられており、この底部の中心部からケーシング
内に向けて注油口に接続された中空のロッドが設けられ
ており、このロッドの先端部分にはピストンが取り付け
られ、またロッドのピストンの近傍には注油口が形成さ
れており、ケーシングとピストンで挟むようにしてシリ
ンダーをスライド自在に設けて成るジャッキに関するも
のであり、更に対象物の荷重を保持する場合等に於て、
ジャッキ固定用のクサビを具えていると共に、その解除
手段を具えているものに関する。
部が閉じられており、この底部の中心部からケーシング
内に向けて注油口に接続された中空のロッドが設けられ
ており、このロッドの先端部分にはピストンが取り付け
られ、またロッドのピストンの近傍には注油口が形成さ
れており、ケーシングとピストンで挟むようにしてシリ
ンダーをスライド自在に設けて成るジャッキに関するも
のであり、更に対象物の荷重を保持する場合等に於て、
ジャッキ固定用のクサビを具えていると共に、その解除
手段を具えているものに関する。
【0002】
【従来の技術】クサビは、鋼線やロッドの戻り防止手段
等々として用いられている。即ち鋼線やロッドの戻り防
止部にクサビを打ち込むことにより、打ち込まれた方向
に半ば自動的に締まるように作用し、鋼線やロッドの戻
りを阻止することが出来る。
等々として用いられている。即ち鋼線やロッドの戻り防
止部にクサビを打ち込むことにより、打ち込まれた方向
に半ば自動的に締まるように作用し、鋼線やロッドの戻
りを阻止することが出来る。
【0003】この鋼線やロッドの戻り防止部に打ち込ま
れているクサビを緩めるには、工具等を用いて一旦クサ
ビを抜き出す方向に緩めなくては成らない。クサビが緩
められれば、鋼線やロッドの動作は自由に成るわけであ
る。
れているクサビを緩めるには、工具等を用いて一旦クサ
ビを抜き出す方向に緩めなくては成らない。クサビが緩
められれば、鋼線やロッドの動作は自由に成るわけであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シリンダー
とピストンとから構成されたジャッキがあるが、例えば
油圧式のジャッキに於いては、シリンダー内に油圧を掛
けることで、ピストンを上げる操作を行なうことが出来
る。しかしながらジャッキアップを行なった後、この状
態を固定しようと思えば、シリンダー内に圧力を掛け続
けるか、別の支持手段を対象物に宛てがうしか手がなか
った。
とピストンとから構成されたジャッキがあるが、例えば
油圧式のジャッキに於いては、シリンダー内に油圧を掛
けることで、ピストンを上げる操作を行なうことが出来
る。しかしながらジャッキアップを行なった後、この状
態を固定しようと思えば、シリンダー内に圧力を掛け続
けるか、別の支持手段を対象物に宛てがうしか手がなか
った。
【0005】本発明は、上述のような問題点を解決し
て、シリンダー内に圧力を掛け続けることなく、また別
の支持手段を対象物に宛てがうことなく、ジャッキそれ
自体で状態を固定し得るようなジャッキの提供を課題と
するものである。
て、シリンダー内に圧力を掛け続けることなく、また別
の支持手段を対象物に宛てがうことなく、ジャッキそれ
自体で状態を固定し得るようなジャッキの提供を課題と
するものである。
【0006】上記課題の解決に先立ち、当発明者は、シ
リンダーの開口部とピストンとの間にクサビ機構を取り
付ければよいという知見を得、各種実験を行なった。こ
れはひとつの解決手段であるが、更にこのクサビ機構を
緩める作業では、シリンダーの開口部とピストンとの間
の締め付けに大きく関与してそれ自身も締め付けられて
いるクサビ機構を抜き出す方向に引くという操作を行わ
なければ成らず、これにはある程度大きな力を必要とし
ており面倒な作業と成っており、而もジャッキの部材間
を縫うようにして工具を操るような作業が新たに発生
し、これがクサビを緩める作業をより困難なものにす
る、という別の課題を見出した。
リンダーの開口部とピストンとの間にクサビ機構を取り
付ければよいという知見を得、各種実験を行なった。こ
れはひとつの解決手段であるが、更にこのクサビ機構を
緩める作業では、シリンダーの開口部とピストンとの間
の締め付けに大きく関与してそれ自身も締め付けられて
いるクサビ機構を抜き出す方向に引くという操作を行わ
なければ成らず、これにはある程度大きな力を必要とし
ており面倒な作業と成っており、而もジャッキの部材間
を縫うようにして工具を操るような作業が新たに発生
し、これがクサビを緩める作業をより困難なものにす
る、という別の課題を見出した。
【0007】この点に付いても当発明者は、クサビを抜
き出す方向に押すという操作を行ない得るようにクサビ
機構を工夫することによって、小さな力でもより容易に
このクサビを緩める作業が可能に成るのではないか、と
いう知見を得た。
き出す方向に押すという操作を行ない得るようにクサビ
機構を工夫することによって、小さな力でもより容易に
このクサビを緩める作業が可能に成るのではないか、と
いう知見を得た。
【0008】本発明は上述のような課題を解決すること
を目的とするものである。
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題は、筒状のケ
ーシングの底部が閉じられており、この底部の中心部か
らケーシング内に向けて注油口に接続された中空のロッ
ドが設けられており、このロッドの先端部分にはピスト
ンが取り付けられ、またロッドのピストンの近傍に注油
口が形成されており、ケーシングとピストンとで挟むよ
うにしてシリンダーをスライド自在に設けて成るジャッ
キに於いて、ケーシングの開口部にはクサビのスライド
面を受けるスライド面が形成されており、このスライド
面とシリンダーとの間にクサビが挿入されると共に、ク
サビのシリンダーに対向する面とシリンダーのクサビに
対向する面とに互いに噛み合う逆止突起が形成されてお
り且つクサビの背後に設けた受圧部を斜め外方向へ突い
て前記逆止突起同士を外す方向にクサビに力を加え得る
ピストンとこのピストンを納めるシリンダーとが設けら
れ、このシリンダーに注油口が設けられて成るクサビ機
構を具えたジャッキとすることによって達成される。
ーシングの底部が閉じられており、この底部の中心部か
らケーシング内に向けて注油口に接続された中空のロッ
ドが設けられており、このロッドの先端部分にはピスト
ンが取り付けられ、またロッドのピストンの近傍に注油
口が形成されており、ケーシングとピストンとで挟むよ
うにしてシリンダーをスライド自在に設けて成るジャッ
キに於いて、ケーシングの開口部にはクサビのスライド
面を受けるスライド面が形成されており、このスライド
面とシリンダーとの間にクサビが挿入されると共に、ク
サビのシリンダーに対向する面とシリンダーのクサビに
対向する面とに互いに噛み合う逆止突起が形成されてお
り且つクサビの背後に設けた受圧部を斜め外方向へ突い
て前記逆止突起同士を外す方向にクサビに力を加え得る
ピストンとこのピストンを納めるシリンダーとが設けら
れ、このシリンダーに注油口が設けられて成るクサビ機
構を具えたジャッキとすることによって達成される。
【0010】
【作用】ケーシングの開口部のスライド面とシリンダー
との間にクサビが挿入されてシリンダーを固定するが、
クサビのシリンダーに対向する面とシリンダーのクサビ
に対向する面とに互いに噛み合う逆止突起が形成されて
いるため、クサビの作用のみならず逆止突起同士の噛合
によって、この固定は堅固なものと成る。そしてこのク
サビ機構を緩めるには、軽くジャッキアップを行ないつ
つ油圧を掛けてクサビを斜め外方向へ突くと、クサビを
抜き出す方向に且つ逆止突起同士の噛合を外す方向に力
が働らいてクサビを緩ませることが出来るのであり、こ
れによってジャッキの動作が自由に成る。而して油圧を
取り除くと、再度クサビを締め得る状態とすることが出
来るように成る。
との間にクサビが挿入されてシリンダーを固定するが、
クサビのシリンダーに対向する面とシリンダーのクサビ
に対向する面とに互いに噛み合う逆止突起が形成されて
いるため、クサビの作用のみならず逆止突起同士の噛合
によって、この固定は堅固なものと成る。そしてこのク
サビ機構を緩めるには、軽くジャッキアップを行ないつ
つ油圧を掛けてクサビを斜め外方向へ突くと、クサビを
抜き出す方向に且つ逆止突起同士の噛合を外す方向に力
が働らいてクサビを緩ませることが出来るのであり、こ
れによってジャッキの動作が自由に成る。而して油圧を
取り除くと、再度クサビを締め得る状態とすることが出
来るように成る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明するが、本発明はこれ等の実施形態にのみ
限定されるものではない。以下の各実施形態では、重量
物を持ち上げる油圧ジャッキに付いて説明するが、この
ものに限定されない。
基づいて説明するが、本発明はこれ等の実施形態にのみ
限定されるものではない。以下の各実施形態では、重量
物を持ち上げる油圧ジャッキに付いて説明するが、この
ものに限定されない。
【0012】図1乃至図5は本発明の第1の実施の形態
を図示したものである。ケーシングパイプ52の底には
ナット5が螺着されており、この中心部からケーシング
パイプ52内へ中空のロッド51が設けられている。該
ロッド51はナット5内で注油口53へ接続されてお
り、ロッド51の先端部分にはピストン50が取り付け
られ、またロッド51のピストン50の近傍には注油口
55が形成されており、ケーシングパイプ52とピスト
ン50とで挟むようにして、シリンダー6がスライド自
在に設けられている。図1に於いてシリンダー6の端部
にはガイドナット60が螺着されており、該ガイドナッ
ト60の中心孔に前記ロッド51が挿通されている。ま
たこの部位のシリンダー6の外周にはガイド601が、
シリンダー6の上側の口にはガイド56が形成されてお
り、ピストン50の外周部にはOリング602が、ガイ
ド601の外周部にはOリング61が、ガイド56の内
周部にOリング57が、ガイドナット60の内外周には
Oリング62が装着されて、シリンダー6をスライド自
在に保持していると共に、各部材間を液密に保ってい
る。尚ケーシングパイプ52のナット5の上方には注油
口54が設けられ、シリンダー6の上端部はキャップ6
3にて被冠されている。
を図示したものである。ケーシングパイプ52の底には
ナット5が螺着されており、この中心部からケーシング
パイプ52内へ中空のロッド51が設けられている。該
ロッド51はナット5内で注油口53へ接続されてお
り、ロッド51の先端部分にはピストン50が取り付け
られ、またロッド51のピストン50の近傍には注油口
55が形成されており、ケーシングパイプ52とピスト
ン50とで挟むようにして、シリンダー6がスライド自
在に設けられている。図1に於いてシリンダー6の端部
にはガイドナット60が螺着されており、該ガイドナッ
ト60の中心孔に前記ロッド51が挿通されている。ま
たこの部位のシリンダー6の外周にはガイド601が、
シリンダー6の上側の口にはガイド56が形成されてお
り、ピストン50の外周部にはOリング602が、ガイ
ド601の外周部にはOリング61が、ガイド56の内
周部にOリング57が、ガイドナット60の内外周には
Oリング62が装着されて、シリンダー6をスライド自
在に保持していると共に、各部材間を液密に保ってい
る。尚ケーシングパイプ52のナット5の上方には注油
口54が設けられ、シリンダー6の上端部はキャップ6
3にて被冠されている。
【0013】次にクサビ機構に付いて説明すると、シリ
ンダー外壁2の一方の口の内側に、クサビ1のスライド
面11を受けるスライド面21が形成されている。当該
スライド面21上にクサビ1が、スライド面11を以て
当接することに成る。前記の口の外側には、バネ受け2
2が、クサビ1の後端に対向する形で取り付けられてお
り、当該バネ受け22にはクサビ1が締まる方向にクサ
ビ1の後端を付勢する押圧バネ10が取り付けられてい
る。シリンダー外壁2の他方の口の内側は内径が大きく
取られており、この内側部にガイド20が設けられて、
この部分で実質的なシリンダーが形成されており、ガイ
ド20の内面は、クサビ1の内面側即ちスライド面11
ではないもう一方の面に面一と成るように構成されてい
る。シリンダー外壁2とガイド20とでシリンダーが形
成されており、この内部にピストン3が納められてい
る。当該ピストン3の底面部分に相当するシリンダー外
壁2には、該シリンダー外壁2を貫くようにして注油口
23が形成されている。またピストン3の先端部分には
ピン30が設けられており、該ピン30は前記クサビ1
の前端部分に対向させられている(図3乃至図5参
照)。
ンダー外壁2の一方の口の内側に、クサビ1のスライド
面11を受けるスライド面21が形成されている。当該
スライド面21上にクサビ1が、スライド面11を以て
当接することに成る。前記の口の外側には、バネ受け2
2が、クサビ1の後端に対向する形で取り付けられてお
り、当該バネ受け22にはクサビ1が締まる方向にクサ
ビ1の後端を付勢する押圧バネ10が取り付けられてい
る。シリンダー外壁2の他方の口の内側は内径が大きく
取られており、この内側部にガイド20が設けられて、
この部分で実質的なシリンダーが形成されており、ガイ
ド20の内面は、クサビ1の内面側即ちスライド面11
ではないもう一方の面に面一と成るように構成されてい
る。シリンダー外壁2とガイド20とでシリンダーが形
成されており、この内部にピストン3が納められてい
る。当該ピストン3の底面部分に相当するシリンダー外
壁2には、該シリンダー外壁2を貫くようにして注油口
23が形成されている。またピストン3の先端部分には
ピン30が設けられており、該ピン30は前記クサビ1
の前端部分に対向させられている(図3乃至図5参
照)。
【0014】なおここでは図示していないが、後述する
第3実施形態の構成の説明を借りて説明すると、クサビ
1のシリンダー6に対向する面と、シリンダー6のクサ
ビ1に対向する面とに互いに噛み合う逆止突起が形成さ
れている。
第3実施形態の構成の説明を借りて説明すると、クサビ
1のシリンダー6に対向する面と、シリンダー6のクサ
ビ1に対向する面とに互いに噛み合う逆止突起が形成さ
れている。
【0015】さて図1及び図2で表されているように、
クサビ1を外した状態で注油口54から油圧を掛ける
と、ロッド51で固定されたピストン50ではなくシリ
ンダー6側が上昇する。これによって対象物がジャッキ
アップされるので、クサビ1を掛けると、油圧を減じて
もクサビ1の作用でシリンダー6が戻ることが出来なく
なる。
クサビ1を外した状態で注油口54から油圧を掛ける
と、ロッド51で固定されたピストン50ではなくシリ
ンダー6側が上昇する。これによって対象物がジャッキ
アップされるので、クサビ1を掛けると、油圧を減じて
もクサビ1の作用でシリンダー6が戻ることが出来なく
なる。
【0016】ジャッキを元に戻すには、図3乃至図5で
表されているように前記注油口23に油圧を掛けると、
シリンダー外壁2とガイド20とでシリンダーが形成さ
れているため、ピストン3が油圧によってクサビ1方向
に移動し、ピストン3のピン30がクサビ1の前端部を
突き、更にクサビ1をそれが緩む方向に押して移動させ
てしまう(図5参照)。図示していないが、クサビ1の
シリンダー6に対向する面とシリンダー6のクサビ1に
対向する面とに形成されている逆止突起同志の噛合が外
され、これによりクサビ1が解除されることに成る。な
お、前記注油口23に掛けられた油圧が弱められると、
クサビ1は押圧バネ10の力により復帰する。
表されているように前記注油口23に油圧を掛けると、
シリンダー外壁2とガイド20とでシリンダーが形成さ
れているため、ピストン3が油圧によってクサビ1方向
に移動し、ピストン3のピン30がクサビ1の前端部を
突き、更にクサビ1をそれが緩む方向に押して移動させ
てしまう(図5参照)。図示していないが、クサビ1の
シリンダー6に対向する面とシリンダー6のクサビ1に
対向する面とに形成されている逆止突起同志の噛合が外
され、これによりクサビ1が解除されることに成る。な
お、前記注油口23に掛けられた油圧が弱められると、
クサビ1は押圧バネ10の力により復帰する。
【0017】前記シリンダー外壁2とガイド20とで構
成されたシリンダーや、ピストン3は、本実施形態のク
サビ機構に於ける部品名称であって、上述の油圧ジャッ
キに於けるシリンダーやピストンとは区別されるべきも
のである。また、本実施例に於いては、クサビ1を押圧
するためのピン30とピストン3とに便宜上別の符号と
名称とを与えているが、これ等は基本的に同一の部材で
ある。クサビ1の先端部分とは、例えスライド面11に
掛ろうとも、ピン30によって押圧可能な部位であれば
先端部分と呼んで差し支えない。また押圧バネ10はコ
イルバネであるが、この種類はコイルバネに限定されな
い。
成されたシリンダーや、ピストン3は、本実施形態のク
サビ機構に於ける部品名称であって、上述の油圧ジャッ
キに於けるシリンダーやピストンとは区別されるべきも
のである。また、本実施例に於いては、クサビ1を押圧
するためのピン30とピストン3とに便宜上別の符号と
名称とを与えているが、これ等は基本的に同一の部材で
ある。クサビ1の先端部分とは、例えスライド面11に
掛ろうとも、ピン30によって押圧可能な部位であれば
先端部分と呼んで差し支えない。また押圧バネ10はコ
イルバネであるが、この種類はコイルバネに限定されな
い。
【0018】結局本実施形態では、注油口54から圧力
を掛け続けることなくまた別の支持手段を対象物に宛て
がうことなく、ジャッキそれ自体で状態を固定し得るよ
うに成ると共に、上述のクサビ機構によって小さな力で
もより容易にクサビ1を緩める作業が可能と成ってい
る。このように、クサビ1を掛けたり緩めたりする操作
が全て遠隔操作により行ない得る点も本実施形態の効果
である。この結果対象物をジャッキアップさせたりクサ
ビ1をアンロックさせて対象物をジャッキダウンさせる
操作が全て遠隔から行なうことが出来るように成ってい
るのである。尚、クサビ機構の存在によって、例え圧油
が漏れるような故障が発生したとしても、クサビ1が作
用しているために、ジャッキの急激な戻りを阻止するこ
とが出来、安全である。なお、ケーシングパイプ52や
シリンダー6にセンサーを設けて、シリンダー6の上昇
を監視出来るようにしておくことなども好ましい。この
ように構成することで、通常複数台使用されるジャッキ
の、全てのジャッキの動作の同期を取ることなども出来
るように成る。
を掛け続けることなくまた別の支持手段を対象物に宛て
がうことなく、ジャッキそれ自体で状態を固定し得るよ
うに成ると共に、上述のクサビ機構によって小さな力で
もより容易にクサビ1を緩める作業が可能と成ってい
る。このように、クサビ1を掛けたり緩めたりする操作
が全て遠隔操作により行ない得る点も本実施形態の効果
である。この結果対象物をジャッキアップさせたりクサ
ビ1をアンロックさせて対象物をジャッキダウンさせる
操作が全て遠隔から行なうことが出来るように成ってい
るのである。尚、クサビ機構の存在によって、例え圧油
が漏れるような故障が発生したとしても、クサビ1が作
用しているために、ジャッキの急激な戻りを阻止するこ
とが出来、安全である。なお、ケーシングパイプ52や
シリンダー6にセンサーを設けて、シリンダー6の上昇
を監視出来るようにしておくことなども好ましい。この
ように構成することで、通常複数台使用されるジャッキ
の、全てのジャッキの動作の同期を取ることなども出来
るように成る。
【0019】こうして注油口54から圧力を掛け続ける
ことなく、また別の支持手段を対象物に宛てがうことな
くジャッキそれ自体で状態を固定し得るように成ってい
るのである。
ことなく、また別の支持手段を対象物に宛てがうことな
くジャッキそれ自体で状態を固定し得るように成ってい
るのである。
【0020】次に図6は、本発明の第2の実施の形態の
説明図である。ジャッキ7に2つのクサビ1,1を各々
反対方向に作用するように設けている点が特徴である。
なおここでは図示していないが、後述する第3実施形態
の構成の説明を借りて説明すると、クサビ1のシリンダ
ーに対向する面と、シリンダーのクサビ1に対向する面
とに、互いに噛み合う逆止突起が形成されている。また
シリンダー外壁部2,2はジョイント25で連結されて
おりクサビ1,1には手が届かないように構成されてい
る点にも特徴を有する。
説明図である。ジャッキ7に2つのクサビ1,1を各々
反対方向に作用するように設けている点が特徴である。
なおここでは図示していないが、後述する第3実施形態
の構成の説明を借りて説明すると、クサビ1のシリンダ
ーに対向する面と、シリンダーのクサビ1に対向する面
とに、互いに噛み合う逆止突起が形成されている。また
シリンダー外壁部2,2はジョイント25で連結されて
おりクサビ1,1には手が届かないように構成されてい
る点にも特徴を有する。
【0021】クサビ1,1に手が届かないのであるか
ら、従来の手段ではこのクサビ1,1を解除することは
出来ないが、本実施例ならば解除が可能なのである。こ
のような構成に付いて、特に本発明はその本領を発揮す
る。
ら、従来の手段ではこのクサビ1,1を解除することは
出来ないが、本実施例ならば解除が可能なのである。こ
のような構成に付いて、特に本発明はその本領を発揮す
る。
【0022】次に、図7及び図8は本発明の第3の実施
の形態を表わす。本実施例では逆止突起42を有する側
がクサビ1により固定される部材であるが、該逆止突起
42に相対するクサビ1側の面にも逆止突起12が刻設
されている。而も、これ等の逆止突起12,42は、ク
サビ1が締まる方向に作用するような形状とされてい
る。逆に言えばクサビ1が緩む方向には作用出来ないも
のである。
の形態を表わす。本実施例では逆止突起42を有する側
がクサビ1により固定される部材であるが、該逆止突起
42に相対するクサビ1側の面にも逆止突起12が刻設
されている。而も、これ等の逆止突起12,42は、ク
サビ1が締まる方向に作用するような形状とされてい
る。逆に言えばクサビ1が緩む方向には作用出来ないも
のである。
【0023】本実施の形態では、クサビ1の背面部に受
圧部13を設け、当該受圧部13に対向させてピストン
3を、クサビ1の前記スライド面に略平行させて配置し
ている点に特徴を有するものとした。ピストン3は、シ
リンダー外壁部2内に形成したが、シリンダー外壁部2
は、本実施例ではシリンダー外壁部2の一部を構成する
ガイド20とでピストン3を覆っており、実質的にはシ
リンダー外壁部2単独でピストン3に対するシリンダー
と成っており、該シリンダーの底部にはシリンダー外壁
2を貫いて形成されている注油口23が導入されてい
る。尚符号36はピストンヘッドである。
圧部13を設け、当該受圧部13に対向させてピストン
3を、クサビ1の前記スライド面に略平行させて配置し
ている点に特徴を有するものとした。ピストン3は、シ
リンダー外壁部2内に形成したが、シリンダー外壁部2
は、本実施例ではシリンダー外壁部2の一部を構成する
ガイド20とでピストン3を覆っており、実質的にはシ
リンダー外壁部2単独でピストン3に対するシリンダー
と成っており、該シリンダーの底部にはシリンダー外壁
2を貫いて形成されている注油口23が導入されてい
る。尚符号36はピストンヘッドである。
【0024】またこの構成に伴ない、シリンダー外壁部
2の口の外側には、バネ受け22がクサビ1の側面部に
対向する形で取り付けられており、当該バネ受け22に
は、クサビ1が前記逆止突起42の方向に付勢されるよ
うに押圧バネ10が取り付けられている(図7参照)。
2の口の外側には、バネ受け22がクサビ1の側面部に
対向する形で取り付けられており、当該バネ受け22に
は、クサビ1が前記逆止突起42の方向に付勢されるよ
うに押圧バネ10が取り付けられている(図7参照)。
【0025】ここで、前記注油口23に油圧を掛ける
と、シリンダー外壁2の内に実質的なシリンダーが形成
されているため、ピストン3が油圧によってクサビ1の
受圧部13方向に移動し、ピストンヘッド36がクサビ
1の受圧部13を突く。これによってクサビ1が緩む方
向に移動し解除されるのである(図8参照)。
と、シリンダー外壁2の内に実質的なシリンダーが形成
されているため、ピストン3が油圧によってクサビ1の
受圧部13方向に移動し、ピストンヘッド36がクサビ
1の受圧部13を突く。これによってクサビ1が緩む方
向に移動し解除されるのである(図8参照)。
【0026】尚前記注油口23に掛けられた油圧が弱め
られると、クサビ1は押圧バネ10の力によって逆止突
起42方向へ移動し、該逆止突起42にクサビ1の逆止
突起12が噛合し、その侭前記スライド面に沿ってクサ
ビ1が締まる方向に移動させられることに成る。尚、逆
止突起ではなく、単なる突起を利用することも可能であ
る。
られると、クサビ1は押圧バネ10の力によって逆止突
起42方向へ移動し、該逆止突起42にクサビ1の逆止
突起12が噛合し、その侭前記スライド面に沿ってクサ
ビ1が締まる方向に移動させられることに成る。尚、逆
止突起ではなく、単なる突起を利用することも可能であ
る。
【0027】結局本実施の形態では、クサビ1の作用の
みならず逆止突起12,42同士の噛合によってクサビ
は緩むことが出来ない。またクサビ1が緩む方向にクサ
ビ1に力を加え得る手段が、逆止突起12,42同士の
噛合を解除する手段を兼ねている。何れにせよ本実施形
態に於いても注油口から圧力を掛け続けることなく、ま
た別の支持手段を対象物に宛てがうことなくジャッキそ
れ自体で状態を固定し得るように成ると共に上述のクサ
ビ機構によって小さな力でもより容易にクサビ1を緩め
る作業が可能と成っている。
みならず逆止突起12,42同士の噛合によってクサビ
は緩むことが出来ない。またクサビ1が緩む方向にクサ
ビ1に力を加え得る手段が、逆止突起12,42同士の
噛合を解除する手段を兼ねている。何れにせよ本実施形
態に於いても注油口から圧力を掛け続けることなく、ま
た別の支持手段を対象物に宛てがうことなくジャッキそ
れ自体で状態を固定し得るように成ると共に上述のクサ
ビ機構によって小さな力でもより容易にクサビ1を緩め
る作業が可能と成っている。
【0028】
【発明の効果】この結果本発明は、シリンダー内に圧力
を掛け続けることなく、また別の支持手段を対象物に宛
てがうことなく、ジャッキそれ自体で状態を固定し得る
ように成ると言う効果を奏する。
を掛け続けることなく、また別の支持手段を対象物に宛
てがうことなく、ジャッキそれ自体で状態を固定し得る
ように成ると言う効果を奏する。
【図1】本発明の第1実施形態の説明図である。
【図2】同実施形態の動作状態の説明図である。
【図3】同実施形態の部分説明図である。
【図4】同実施形態の動作状態の説明図である。
【図5】同実施形態の動作状態の説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態の説明図である。
【図7】本発明の第3実施形態の説明図である。
【図8】同実施形態の動作状態の説明図である。
1 クサビ 10 押圧バネ 11 スライド面 12 逆止突起 13 受圧部 2 シリンダー外壁 20 ガイド 21 スライド面 22 バネ受け 23 注油口 24 ガイド 25 ジョイント 26 ジョイント 3 ピストン 30 ピン 31 Oリング 32 Oリング 36 ピストンヘッド 42 逆止突起 5 ナット 50 ピストン 51 ロッド 52 ケーシングパイプ 53 注油口 54 注油口 55 注油口 6 シリンダー 60 ガイドナット 61 Oリング 62 Gリング 63 キャップ 7 ジャッキ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−21325(JP,A) 特開 昭50−15977(JP,A) 特開 昭58−89597(JP,A) 実開 昭53−106975(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 筒状のケーシングの底部が閉じられてお
り、この底部の中心部からケーシング内に向けて、注油
口に接続された中空のロッドが設けられており、このロ
ッドの先端部分にはピストンが取り付けられ、またロッ
ドのピストンの近傍には注油口が形成されており、ケー
シングとピストンとで挟むようにしてシリンダーをスラ
イド自在に設けて成るジャッキに於いて、ケーシングの
開口部にクサビのスライド面を受けるスライド面が形成
されており、このスライド面とシリンダーとの間にクサ
ビが挿入されると共に、クサビのシリンダーに対向する
面と、シリンダーのクサビに対向する面とに互いに噛み
合う逆止突起が形成されており、且つクサビの背後に設
けた受圧部を斜め外方向へ突いて、前記逆止突起同士を
外す方向にクサビに力を加え得るピストンと、このピス
トンを納めるシリンダーとが設けられ、このシリンダー
に注油口が設けられて成る、クサビ機構を具えたジャッ
キ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13748296A JP3265367B2 (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | クサビ機構を具えたジャッキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13748296A JP3265367B2 (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | クサビ機構を具えたジャッキ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09301689A JPH09301689A (ja) | 1997-11-25 |
| JP3265367B2 true JP3265367B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=15199672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13748296A Expired - Fee Related JP3265367B2 (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | クサビ機構を具えたジャッキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3265367B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101041463B1 (ko) * | 2009-05-19 | 2011-06-16 | 국방과학연구소 | 쐐기형 잠금장치가 구비된 유압잭 |
| KR101704552B1 (ko) * | 2016-08-10 | 2017-02-10 | 주식회사 에코하이텍 | 안전장치를 포함한 유압잭과 이를 이용한 교량 상판의 무손상 인상 공법 |
-
1996
- 1996-05-08 JP JP13748296A patent/JP3265367B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09301689A (ja) | 1997-11-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |