JP3268766B2 - 鋳造成形品の成形不良孔検査方法およびその装置 - Google Patents
鋳造成形品の成形不良孔検査方法およびその装置Info
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Description
れる非直線状の流路が詰まったり狭窄されていないかの
閉塞度を検査する鋳造成形品の成形不良孔検査方法およ
びその装置に関するものである。
ヘッド等の鋳造成形品内部には冷却水用の水孔を張りめ
ぐらせる必要がある。この水孔は鋳型内に中子を配置さ
せることにより得られるが、鋳造成形時の熱や溶湯流に
より、中子が折れたり崩れたりして水孔が塞がれたり狭
窄されると、冷却不良を生じさせ、エンジン効率を低下
させたり焼付けを起こす恐れがあるため、鋳造成形後、
水孔の成形不良を全製品検査しなければならなかった。
しかし、目視確認できる水孔はともかく、鋳造成形品内
部に複雑に張りめぐらされている水孔は曲がりくねって
いるため、人手により光を流路の開口から照射して通過
してくる反射光を見て良否を判断したり、針金等を通し
て流路の良否を判断する他、複雑な流路は先端を屈曲さ
せることができる内視鏡の光源を用いて良否を判断する
ことも行われているが、操作が煩雑なうえ、いずれも人
手に頼らざるを得ないという問題があり、自動化できる
装置の開発が要望されていた。そこで、開口から流路内
に照射された光を隣接する開口に配置させた光センサで
検出したり、開口から流路内にエアを供給して隣接する
開口におけるエア圧力やエア流量をセンサで検出する装
置も考えられるが、流路内は変色したり粗面となってい
るため、通過光は1/1000以下に減衰して良否を判
断できるレベルになく、また、圧力も他の流路からエア
は漏れ出るため、分岐点では1/1000以下に減衰し
て良否を判断できるレベルになく、いずれも実用化は極
めて難しいものであった。そこで、本出願人はエスエム
シー株式会社と共同で特公平7−76694号の目詰ま
り測定装置を開発し、検査の自動化を図ったが、複雑で
分岐の多い流路での検査には適用できないという問題が
あった。
の閉塞度を検査することができる鋳造成形品の成形不良
孔検査方法およびその装置を提供することを目的とする
ものである。
め本発明は、鋳造成形品内部に形成される非直線状の流
路の節開口に縦孔からエア供給筒を挿入して流路内にエ
アを送出し、前記流路のエア送出方向に隣接する節開口
により流出するエア流を、この節開口に縦孔から挿入し
た風速センサで検出する鋳造成形品の成形不良孔検査方
法を請求項1の発明とし、請求項1の発明において、広
い空間に導入して平均化されたエア流に基づいて検出を
行う鋳造成形品の成形不良孔検査方法を請求項2の発明
とし、請求項1または2の発明において、冷却したエア
流に基づいて検出を行う鋳造成形品の成形不良孔検査方
法を請求項3の発明とし、鋳造成形品内部に形成される
一つまたは複数の非直線状の流路の一つまたは複数の節
開口にエア供給筒のエアノズルを縦孔を介して臨ませる
とともに、前記一つまたは複数の流路の一つまたは複数
の隣接する節開口からのエア流を検出する風速センサを
設けた鋳造品の成形不良孔検査装置を請求項4の発明と
し、請求項4の発明において、風速センサが節開口から
のエア流を直接検出するものである鋳造品の成形不良孔
検査装置を請求項5の発明とし、請求項4または5の発
明において、エアノズルからのエア流を空間内に導入
し、該空間内のエア流を風速センサ内に導入して検出を
行う鋳造品の成形不良孔検査装置を請求項6の発明と
し、請求項4から6のいずれかの発明において、エアノ
ズルからのエア流を冷却器に導入し、冷却器を通ったエ
ア流を風速センサ内に導入して検出を行う鋳造品の成形
不良孔検査装置を請求項7の発明とし、請求項4から7
のいずれかの発明において、エア供給筒のエアノズルを
旋回自在とした鋳造成形品の成形不良孔検査装置を請求
項8の発明とし、請求項4から8のいずれかの発明にお
いて、エアノズルが流路の節開口に近接するよう突出さ
れている鋳造成形品の成形不良孔検査装置を請求項9の
発明とするものである。
査を行う本発明の第1の好ましい実施の形態を図1、
2、3に基づいて詳細に説明する。1はシリンダヘッド
B上に載置される測定治具であり、該測定治具1はシリ
ンダヘッドBに形成されている孔Hに位置決めピン2を
嵌挿させて位置決め固定されるものである。3は測定治
具1にエアノズル4aを高さ調節自在とするとともに旋
回自在としたエア供給筒であり、該エア供給筒3は流路
Rの節開口Jの縦孔Sを介して立設され、その先方部は
エアノズル4aを形成した肉厚のノズル体4が接続され
ている。ノズル体4を肉厚とすることによりエアノズル
4aの噴出エアの指向性を高めて検出精度を向上させる
ことができる。5は測定治具1に取り付けられる高さ調
整自在な風速センサであり、該風速センサ5は流路Rの
エア供給筒3のエア送出方向に隣接される節開口Jの縦
孔Sに配置されるもので、そのセンサ部は微弱な電流を
流した白金抵抗線であり、発熱する白金抵抗線がエア供
給筒3からの風を受けて温度低下を生じた際、温度低下
による抵抗変化から風速を検出するものとしている。
回路は図3に示されるように、コンプレッサー等により
得られたエアを蓄えるタンク10と、エア中の水分を除
去するフィルター11と、圧力を調整する圧力計付レギ
ュレータ12と、エアをオンオフする開閉弁13と、エ
アの噴出量を制御するスピードコントローラ14とより
なり、エア供給筒3より噴出されるエアの噴出量を流路
Rの長さに応じて変更されるエアノズル径に対応できる
ものとしている。
シリンダヘッドSを載置したうえ、図1に示されるよう
に、シリンダヘッドSの上面に、その位置決めピン2を
シリンダヘッドSの孔Hに嵌挿し、エア供給筒3と風速
センサ5を検査すべき流路Rの各節開口Jの各縦孔Sに
位置させて測定治具1を位置決め固定する。次いで、図
1に示されるエア供給筒3のエアノズル4aが流路Rの
節開口Jと同じ高さとなるよう高さ調節を行うととも
に、風速センサ5が節開口Jのエア流出口に位置するよ
う高さ調節を行う。このとき、風速センサ5を配置する
流路Rの節開口JにはシリンダヘッドSの筒状壁Wが形
成されているため、筒状壁Wにぶつかって下降流となっ
たエアを検出するよう筒状壁Wの下方に風速センサ5は
配置される。このように、エア供給筒3と風速センサ5
を位置決め配置したうえ、エア回路の開閉弁13を開放
すれば、タンク10内に蓄えられたエアはフィルター1
1を介して水分を除去されたうえ、レギュレータ12に
より一定の圧力とされ、エア供給筒3のエアノズル径に
応じて設定されるエア噴出量に制御するスピードコント
ローラ14を介してエアをエアノズル4aより噴出する
こととなる。
行いつつエア供給筒3は旋回されるので、エアノズル4
aが流路Rの節開口Jの中心に位置すると、エア流は一
方の弧状路に進入し弧状路中を通過して、筒状壁Wにぶ
つかり下降流となってその下方開口より流出する。この
流出流は風速センサ5のセンサ部に吹きかけられて発熱
している白金抵線を冷却させ、風速を検出することとな
る。このときの風速は弧状路の閉塞度(開口率)に応じ
たものとなり、弧状路に詰まりや許容レベルを超える狭
窄がなければ、その風速は閾値を越えたものとなり弧状
路は異常なしの良品と判定され、弧状路に詰まりや許容
レベルを超える狭窄があれば、風速は閾値を越えないの
で異常ありの不良品と判定する。そして、さらに旋回を
続けるエア供給筒3の回動により、ノズル体4のエアノ
ズル4aの向きは弧状路の開口中心から外れてゆくこと
となる。
7のグラフに示されるように、鋭い指向性をもち中心領
域の狭い範囲を除き急速に減衰する特性を有するため、
エア流が流路Rの開口中心からずれることにより流路R
を流れるエア流は急激に減衰するので、エアノズル4a
が開口中心からずれたときエアノズル4aから噴出され
るエア流により閾値の風速が風速センサ5で検出される
ことはない。そして、エア供給筒3が旋回してエアノズ
ル4aが他方の弧状路の開口中心に位置すると、指向性
の鋭いエア流は弧状路中を通過して、筒状壁Wにぶつか
り下降流となって風速センサ5に向かうこととなる。こ
のとき弧状路に詰まりや許容レベルを超える狭窄がなけ
れば、風速センサ5は閾値を越えた風速を検出するの
で、閉塞度が基準レベルを越えていないと判定する。と
ころが、弧状路に詰まりや許容レベルを超える狭窄があ
れば、風速センサ5は閾値に達する風速を検出しないの
で、閉塞度が基準レベルを越えていると判定することと
なる。このように閉塞度の検査により、図8のグラフに
示されるような二つのピーク(二つの弧状路に対応す
る)をもつ風速が風速センサ5により検出されれば、良
品と判定される。このようにしてシリンダヘッドSの右
半分の流路Rの検査が終了したら、測定治具1を左半分
に移動させて前記と同様の検査を行い閉塞度が許容レベ
ルであれば、良品として次の機械加工工程に送り出され
ることとなる。次に、弧状路の閉塞度に応じて風速がど
のように変化するかを確認するために行った模擬実験を
説明する。先ず、図1と図2に鎖線で示すように遮断弁
30を弧状路中に介入させ、エアノズル4aよりエアを
送り込みながら、該遮断弁30の挿入位置(変位)を変
動させた場合の、風速を図10に示す。図10の(a)
はエア圧を1.5kgf/cm2とした場合で、(b)
はエア圧を3kgf/cm2とした場合であり、いずれ
も、遮断弁30の移動(変位)により風速が連続的に変
化することが分かり、閉塞度(開口率)と風速との間に
明確な相関関係があることが分かる。
給筒3を旋回させつつエアを噴出させて連続的に分岐さ
れた各弧状路を検査しているが、エア供給筒3のエアノ
ズル4aを各節開口Jの各弧状路の開口中心毎に停止さ
せ、間歇的にエアを噴出させるようにしても良く、この
場合、エアノズル4aを各弧状路の開口中心に正確に位
置決めすることが難しくなるため、各弧状路の開口の範
囲内でエアノズル4aを旋回させつつ、エアを噴出させ
れば、エア供給筒3を正確に位置決め制御しなくとも弧
状路内の成形不良を検査することができる。あるいは、
エアノズル4aの角度は節開口Jの弧状路の開口中心に
一致するように固定したものとしても良く、この場合、
節開口Jに複数の弧状路があって複数の開口中心にエア
ノズル4aを位置決めしなければならない際には、エア
供給筒3のノズル体4に複数のエアノズル4aを形成し
たり、後記する他のエア供給筒3の場合には、突出され
る複数のエアノズル4aを形成する必要がある。また、
前記好ましい実施の形態では、流路Rを左右の節開口J
を二つの弧状路で繋いだ弧状路としているが、節開口J
を一つの弧状路で繋いだものとしてもよく、あるいは、
多数の節開口Jをひとつあるいは複数の弧状路で繋いだ
ものとしてもよいことは勿論である。さらに、前記好ま
しい実施の形態では、シリンダヘッドの水孔の検査を行
っているが、シリンダブロックその他、内部に孔が形成
されている鋳造成形品等の検査に用いることができるも
のである。
他の実施例は、エア供給筒3に筒状のエアノズル4aを
突出させるとともに、流路Rの節開口Jにより接近でき
るようにするとともに、エア流の指向性をより高くして
流路R内に指向性の強いエアが確実に送りこまれるよう
にして検出精度を向上させたもので、このような突出さ
せたエアノズル4aを用いた場合の検出精度は図9のグ
ラフに示されるように、図8のグラフより明確に幅の広
い二つのピークが検出されるので、検出ミスがなく確実
な検査を行うことができる。但し、このエア流の指向性
を高くした場合でも、エア流は流路断面内を充満して通
過する必要がある。このことは、エアノズル4aから流
路Rの入口までの距離によって、約5度〜7度の広がり
をもってエアノズル4aから噴出されるエア流が、流路
断面一杯に流れなかったり、エア流の一部が流路R内に
流入しなかったりすると、検出精度が低下するので、シ
リンダヘッドの縦孔Sから流路Rまでの標準的な距離の
場合、エアノズル4aの口径を流路断面の1/2〜1/
5とする。また、流路断面の形状(円、角あるいは細
長)によって、エアノズル4aの口径形状も円、角ある
いは細長とすることが検出精度上好ましい。
施例は、検査すべき全ての流路R位置に対応するエア供
給筒3と各風速センサ5とを配置させて全ての流路Rの
検査を同時に行うようにして、検査時間を大幅に短縮
し、検査効率を高めているものであり、この場合各風速
センサ5の検出データをコンピュータの判定回路に入力
して自動判定することが好ましい。
を図11に基づいて説明するが、第1の好ましい実施の
形態と同じ構成は同一符号を付して説明を省略し、相違
する構成のみを詳細に説明する。20は縦孔Sに嵌着さ
れるホルダであり、該ホルダ20は先端に縦孔Sの孔に
嵌合係止されるフランジ付きの栓部20aを形成した筒
体よりなるもので、該ホルダ20の中心孔20bには風
速センサ5のケース5aが嵌着されている。そして、縦
孔Sにホルダ20を嵌着することにより、縦孔Sと節開
口J間にエア流を導入して速度を緩和させるやや広い空
間Pが形成される。5bはケース5aの先方部に形成さ
れる長窓孔であり、該長窓孔5bの上端はホルダ20の
筒体より外部に露呈されて、ケース5a内に流入したエ
ア流が背圧を生じることなく外部に排出されるようにな
っている。21は温度補償器であり、該温度補償器21
は温度検出用のサーミスタを組み込んだものであり、温
度に応じて抵抗値が変るサーミスタの特性を利用して検
出されるエア流の温度に応じて風速センサ5の検出値を
補正して検出精度を高めている。
好ましい実施の形態と同様に、エア供給筒3のエアを噴
出させているエアノズル4aが流路Rの節開口Jの中心
に位置したとき、エア流は一方の弧状路より進入し該弧
状路中を通過して、筒状壁Wにぶつかり下降流となって
縦孔Sの下方に形成されるやや広い空間Pに導入され
る。この空間Pへ流入することにより、エア流は速度を
緩和されて平均化されたエア流となる。このため、流路
R内の狭窄によってエア流が加速されたりエア流の方向
が変っても平均化されたエア流に基づいて測定を行うの
で正確な風速を検知することができる。このとき、一部
のエア流は次段の流路Rより流出するが大部分のエア流
は縦孔Sに嵌着されているホルダ20に取り付けられた
風速センサ5のケース5a内に流入し、平均化した風速
がケース5a内のセンサ部に吹きつけられることとな
る。このエア流によって発熱している白金抵抗線は冷却
され、この冷却により白金抵抗線の抵抗が変化して、こ
の変化した抵抗に基づいた風速が検出されることとな
る。
風速センサ5に導入することによって、第1の好ましい
実施の形態のように、節開口Jから流出するエア流を風
速センサ5により測定すると、流路R内の狭窄の状態に
よってエア流の方向が変ったり、エア流が狭窄により絞
られて加速し、加速されたエア流を検出するので流路R
内の閉塞度(開口率)と合った風速を得ることができな
いのに対して、閉塞度(開口率)に合った風速を得るこ
とができる。そして、平均化されたエア流に基づいて測
定された風速は、温度補償器21のサーミスタにより検
出されたエア流の温度に基づいて検出値を補正されてよ
り正確なものとなる。このように測定された風速に基づ
いて、閉塞度(開口率)が得られるので、流路Rの詰ま
りや狭窄を検知することができる。そして、流路Rに詰
まりや許容レベルを超える狭窄がなければ、良品と判定
する。ところが、許容レベル(閾値)を超える狭窄(詰
まりを含めた)があれば、不良品として排除する。
を図12に基づいて説明するが、第1の好ましい実施の
形態と同じ構成は同一符号を付して説明を省略し、相違
点のみを詳細に説明する。20は前記第2の好ましい実
施の形態と同様、縦孔Sに嵌着されるホルダであり、該
ホルダ20は先端に縦孔Sの孔に嵌合係止されるフラン
ジ付きの栓部20aを形成した筒体よりなる。そして、
縦孔Sにホルダ20を嵌着することにより、縦孔Sと節
開口J間にエア流を導入して速度を緩和させるやや広い
空間Pが形成される。また、前記ホルダ20の中心孔2
0bには熱伝導のよい銅やアルミニウムよりなる冷却器
22が嵌着接続されている。該冷却器22は流入するエ
ア流の温度を室温付近まで下げるために螺旋状に延設し
たものであり、冷却器22の基端は風速センサ5のケー
ス5aと継手23を介して接続されている。
で低下させる理由は、鋳造された製品は、中子砂を除去
するために加熱を行い、中子砂の除去後、自然冷却させ
たうえ、成形不良孔の検査を行うこととなるが、充分に
冷却が行われないと、エア流の温度が高すぎて風速を正
確に検出できないからである。これは、風速センサ5の
発熱する白金抵抗線が風を受けて温度低下を生じ、この
温度低下による抵抗変化から風速を検出するため、エア
流の温度が異なれば、風速が同じであっても、温度低下
の度合いが異なるからである。このため、温度変動が大
きい条件下で風速を測定する場合には、検出精度を上げ
るため、測定時の温度を検出して温度差に応じて風速を
補償する温度補償器が設ける必要があった。しかし、温
度補償器の温度センサの温度時定数は風速センサ5の白
金抵抗線の温度時定数よりかなり大きいため、風速セン
サ5の白金抵抗線が測定を行った時、温度補償器の温度
センサは実際の温度を検出していないこととなるので、
温度センサが実際の温度を検出するまでしばらく待機す
る必要があり、測定に時間がかかり極めて作業効率が悪
いという問題があった。
室温程度とすることにより、風速センサ5の検出可能な
温度範囲を狭くし、精度を優先した風速センサ5を選択
できることとなる。5bはケース5aの先方部に形成さ
れる長窓孔であり、該長窓孔5bの上端は継手23の筒
体より外部に露呈されて、冷却器22を通じてケース5
a内に流入したエア流が背圧を生じさせることなく外部
に排出されるようにしている。21は温度補償器であ
り、該温度補償器21はサーミスタを組み込んだもので
あり、温度に応じて抵抗値が変るサーミスタの特性を利
用して検出されるエア流の温度に応じて風速センサ5の
検出電流値を補正して温度による検出値の変動を抑えて
検出精度を高めている。
好ましい実施の形態と同様に、エア供給筒3のエアを噴
出させているエアノズル4aが流路Rの節開口Jの中心
に位置したとき、エア流は一方の弧状路より進入し該弧
状路中を通過して、筒状壁Wにぶつかり下降流となって
縦孔Sの下方に形成される空間Pに流入する。そして、
一部のエア流は流路Rより流出するが大部分のエア流は
縦孔Sを封止嵌着しているホルダ20に取り付けられた
冷却器22内に流入し、螺旋状の冷却器22内を流動す
る。そして、螺旋状の冷却器22を通過する間にエア流
は冷却されることとなる。そして、室温レベルまで下げ
られたエア流は風速センサ5のケース5a内に流入し、
ケース5a内のセンサ部に吹きつけられることとなる。
このエア流により発熱している白金抵抗線は冷却され、
この冷却により白金抵抗線の抵抗が変化して、この抵抗
に基づいて風速が検知されることとなる。
21のサーミスタにより検出されて、その温度に応じて
検出値を補正されてより正確な風速が得られるが、検出
時間を高速化したい場合は、温度補償器21を働きをキ
ャンセルしてもよいし、エア流は略室温となっているの
で、その温度に基づいた補償を行ってもよい。このよう
に測定された風速に基づいて、閉塞度(開口率)が得ら
れるので、流路Rの詰まりや狭窄状態を検知することが
できる。そして、流路Rに詰まりや許容レベルを超える
狭窄がなければ、良品と判定する。ところが、許容レベ
ル(閾値)を超える狭窄(詰まりを含めた)があれば、
成形不良品として排除する。また、冷却器22は螺旋状
としているが、螺旋状にすると管路抵抗が増すため、エ
ア圧を高める必要がある。しかし、エア圧が高いとエア
が余分なところに流れて測定精度を悪くするため、精度
の高い検出が必要な場合は、図13に示されるように、
冷却器22を、面積は大として流通距離を短くした熱伝
導のよい銅やアルミニウム製のハニカム状を用いたもの
として、管路抵抗を減らすことが好ましい。
に、節開口に挿入されたエア供給筒より送出されるエア
を流路に流入させ、流路を通過流出したエアを隣接する
節開口に挿入された風速センサで検出することにより、
流量や圧力で流路内を検査するものに比較してわずかな
エア量で流路の成形不良を確実に検出することができ、
エア発生装置を小型なものとして電力消費を低減させる
ことができるうえに、高圧エアを用いないので検査時に
激しい騒音を発生させることもない。また、請求項2の
ように、広い空間にエア流を導入してエア流を平均化す
れば、安定した検出が可能となって検出精度を高めるこ
とができる。請求項3のように、エア流を冷却して室温
程度とすることにより、温度補償を行わなくとも高い検
出精度を得ることができるので、検出時間を速めること
ができる。請求項5のように、エア流を直接検出するも
のとすれば、縦孔に風速センサを挿し込むだけでよいの
で、検査に要する時間を短縮することができる。請求項
6のように、縦孔を封止することにより極めて簡単に空
間が得られ、該空間で平均化されたエア流に基づいて風
速が検出されるので、安価に安定且つ精度の高い風速を
検出することができる。請求項7のように、冷却器によ
りエア流の冷却を行うことにより、安価に検出精度を高
めることができるうえに、検出時間を短縮することがで
きる。請求項8のように、エア供給筒を旋回自在とする
ことにより、複数の流路の検査を連続的に短時間で行う
ことができ、しかも、流路の節開口中心にエアノズルを
正確に位置決めする必要がないので効率よく検査を行う
ことができる。さらに、請求項9のように、エアノズル
を流路の節開口に近接できるものとすることにより、指
向性の強いエアを流入させることができるので検査精度
を一層向上させることができる等種々の利点を有するも
のである。従って、本発明は従来の問題点を解消した鋳
造品の成形不良孔検査方法およびその装置として業界の
発展に寄与するところ極めて大なものである。
図である。
図である。
るエア回路図である。
る他のエア供給筒の断面図である。
る他のエア供給筒の平面図である。
る他の測定治具を示す平面図である。
ノズルの角度を変化させた際、風速センサにより検出さ
れた風速を示すグラフである。
筒を用いて得られた検出結果を示すグラフである。
る他のエア供給筒により得られた検出結果を示すグラフ
である。
(a)はエア圧を1.5kgf/cm2 としたもので、
(b)はエア圧を3.0kgf/cm2 としたものであ
る。
面図である。
面図である。
れる他の冷却器を示す断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 鋳造成形品内部に形成される非直線状の
流路(R) の節開口(J)に縦孔(S) からエア供給筒(3)を挿
入して流路(R)内にエアを送出し、前記流路(R) のエア
送出方向に隣接する節開口(J)により流出するエア流
を、この節開口(J)に縦孔(S) から挿入した風速センサ
(5) で検出することを特徴とする鋳造成形品の成形不良
孔検査方法。 - 【請求項2】 広い空間(P) に導入して平均化されたエ
ア流に基づいて検出を行う請求項1に記載の鋳造成形品
の成形不良孔検査方法。 - 【請求項3】 冷却したエア流に基づいて検出を行う請
求項1または2に記載の鋳造成形品の成形不良孔検査方
法。 - 【請求項4】 鋳造成形品内部に形成される一つまたは
複数の非直線状の流路(R) の一つまたは複数の節開口
(J) にエア供給筒(3) のエアノズル(4a)を縦孔(S) を介
して臨ませるとともに、前記一つまたは複数の流路(R)
の一つまたは複数の隣接する節開口(J) からのエア流を
検出する風速センサ(5) を設けたことを特徴とする鋳造
品の成形不良孔検査装置。 - 【請求項5】 風速センサ(5) が節開口(J) からのエア
流を直接検出するものである請求項4に記載の鋳造品の
成形不良孔検査装置。 - 【請求項6】 エアノズル(4a)からのエア流を空間(P)
内に導入し、該空間(P) 内のエア流を風速センサ(5) 内
に導入して検出を行う請求項4または5に記載の鋳造品
の成形不良孔検査装置。 - 【請求項7】 エアノズル(4a)からのエア流を冷却器(2
2)に導入し、冷却器(22)を通ったエア流を風圧センサ
(5) 内に導入して検出を行う請求項4または6に記載の
鋳造品の成形不良孔検査装置。 - 【請求項8】 エア供給筒(3) のエアノズル(4a)を旋回
自在とした請求項4から7のいずれかに記載の鋳造成形
品の成形不良孔検査装置。 - 【請求項9】 エアノズル(4a)が流路(R) の節開口(J)
に近接するよう突出されている請求項4から8のいずれ
かに記載の鋳造成形品の成形不良孔検査装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11948499A JP3268766B2 (ja) | 1998-09-24 | 1999-04-27 | 鋳造成形品の成形不良孔検査方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10-269159 | 1998-09-24 | ||
| JP26915998 | 1998-09-24 | ||
| JP11948499A JP3268766B2 (ja) | 1998-09-24 | 1999-04-27 | 鋳造成形品の成形不良孔検査方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000162097A JP2000162097A (ja) | 2000-06-16 |
| JP3268766B2 true JP3268766B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=26457218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11948499A Expired - Lifetime JP3268766B2 (ja) | 1998-09-24 | 1999-04-27 | 鋳造成形品の成形不良孔検査方法およびその装置 |
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-
1999
- 1999-04-27 JP JP11948499A patent/JP3268766B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000162097A (ja) | 2000-06-16 |
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