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JP3270091B2 - 手術台 - Google Patents
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JP3270091B2 - 手術台 - Google Patents

手術台

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JP3270091B2
JP3270091B2 JP00784792A JP784792A JP3270091B2 JP 3270091 B2 JP3270091 B2 JP 3270091B2 JP 00784792 A JP00784792 A JP 00784792A JP 784792 A JP784792 A JP 784792A JP 3270091 B2 JP3270091 B2 JP 3270091B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手術台に係り、特に手
術に必要な体位を容易かつ安全に得ることができる手術
台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院の手術室で使用される手術台
を構成する身体の中央部分を支持する主テーブルと、こ
の主テーブルの前後に接続される副テーブルとを油圧駆
動装置により連動させる場合には、複数の複合弁を同時
に作動させることにより前記複数の複合弁に対応した複
数の並列配置された油圧駆動装置を同時に作動させてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
式の手術台は、流体の性質上、患者の乗る位置や患者の
体重の違い等により平均した作動が不可能であり、時に
は患者にとって危険な体位状態になることが在り得るた
め、操作者は細心の注意を払わなければならなかった。
そのため、経験的に作動速度に格差を持たせる対処方法
(例えば、油圧回路に抵抗を持たせる方法)が一般的に
行なわれていたが、この方法も決定的な解決手段とはな
らなかった。また、前記患者の乗る位置・患者の体重等
のバランスの差を無視できるほどの強力なポンプ(油圧
駆動装置、一般に大型である)も、手術台という限られ
たスペースに設置される装置では、大きさの面で採用す
ることができなかった。
【0004】ここに、患者の安全と操作の容易さを確保
するためには、主テーブルと副テーブルとをバランスの
とれた速度で作動させることが不可欠であり、かつ、患
者の体重や患者の乗る位置等により作動のバランスが乱
されてはならず、更に、装置の大きさも従来の手術台に
比べて明らかに大きなものであってはならない。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ためになされたものであり、患者の体重や患者の乗る位
置に拘らず、バランスの取れた速度による作動を実現で
きる手術台を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、主テーブル板(9)の少な
くとも一側端に回動可能に支持された背板(10)を有
する手術台において、前記主テーブル板(9)縦転せ
しめる縦転シリンダー(6)を駆動する第1油圧回路
(23a,23b等)と、前記背板(10)上下に回
せしめる背板シリンダー(11)を駆動する第2油圧
回路(23c,23d等)と、前記縦転シリンダー
(6)背板シリンダー(11)とを直列に接続して同
時に駆動する第3油圧回路(23e,23f等)とを、
それぞれ第1制御弁(19)と第2制御弁(20)と第
3制御弁(21)を介して1台の油供給源(17)に対
し並列に接続し、前記第1制御弁(19)を操作するこ
とにより前記縦転シリンダー(6)を単独に駆動して主
テーブル板(9)を縦転させ、前記第2制御弁(20)
を操作することにより前記背板シリンダー(11)を単
独に駆動して背板(10)を上下に回動させ、前記第3
制御弁(21)を操作することにより縦転シリンダー
(6)および背板シリンダー(11)を同時に駆動し
て、主テーブル板(9)を頭側が上がるように縦転させ
つつ背板(10)を下方に回動させるか又は主テーブル
板(9)を頭側が下がるように縦転させつつ背板(1
0)を上方に回動させるように構成した。また、請求項
2に係る発明は、前記第3制御弁(21)により前記縦
転シリンダー(6)と背板シリンダー(11)とを同時
に動作させる場合には、前記主テーブル板(9)と背板
(10)とが水平線に対して上方又は下方の同一方向に
等角度(α)で回動するようにした請求項1記載の手術
台とした。
【0007】
【作用】本発明によれば、主テーブル板(9)を作動さ
せる場合には、第1制御弁(19)を制御して第1油圧
回路(23a,23b等)のみを動作させて縦転シリン
ダー(6)のみを作動させ、背板シリンダー(11)
動作させない。
【0008】背板(10)を作動させる場合には、第2
制御弁(20)を制御して第2油圧回路(23c,23
d等)のみを動作させて背板シリンダー(11)のみを
作動させ、縦転シリンダー(6)は動作させない。主テ
ーブル板(9)背板(10)とを連動させる場合に
は、第3制御弁(21)を制御して第3油圧回路(23
e,23f等)を動作させて縦転シリンダー(6)
板シリンダー(11)を同時作動させる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の一実施
例について説明する。図1に本発明の実施例の手術台の
側面図を示し、図2に平面図を示す。
【0010】図1および図2に示すように、脚台1の下
面の前後にはキャスタ2と油圧作動ブレーキ3が設けら
れ、脚台1の上面には油圧で昇降可能な支柱4が設けら
れている。前記支柱4の上部には主テーブルをなす主テ
ーブル板9を横転(図2において長手方向中心軸を中心
とする回動)させる横転シリンダー5と、油圧で前記主
テーブル板9を縦転(図1において縦転軸7を中心とす
る回動)させる縦転シリンダー6が設けられ、この縦転
シリンダー6は前記横転シリンダー5の横転の際の中心
軸を兼ねている。前記縦転シリンダー6の上部には縦転
軸7が設けられ、縦転軸7の両端に側板8が固定され、
これら側板8間に主テーブル板9が掛け渡されている。
側板8の内部には、副テーブルである背板10を作動す
る背板シリンダー11が設けられ、背板10は軸12を
回動軸として回動可能にされ、背板10の先端にはノブ
NB2 を緩めると回動調整可能な枕14が取付られてい
る。
【0011】側板8の右端部にはノブNB1 を緩めると
回動調整可能な脚板13が設けられている。これらテー
ブル(主テーブル板9、背板10、脚板13)の側部に
は付属部品等を取り付け可能な平板15が固定されてい
る。前記脚台1の上面側には、手術台の各種動作を指示
する操作ボックスSWがコードを介して取付けられてい
る。
【0012】図3に前記操作ボックスSWの正面図を示
す。操作ボックスSWは、各種の体位を示す体位スイッ
チS1 〜S10と、作動ブレーキ3を解放して手術台を移
動可能にする移動スイッチS11と、後述のように傾けら
れた各テーブルを一斉復帰させる復帰スイッチS12と、
前記各種スイッチS1 、S12をオンして作動させる場合
には同時にオンさせて安全を確保するためのスイッチS
13と、手術台に電源が投入されたことを示す電源ランプ
14とを有する。
【0013】図4に、本実施例の手術台に適用する油圧
装置の回路図を示す。図4に示すように、作動油が入れ
られたタンク16と駆動源となるポンプモータ17と作
動油の圧力を制限するリリーフ弁18を有する油圧回路
に、「第1制御弁」である縦転用複合弁19と、「第2
制御弁」である背板作動用複合弁20と、「第3制御
弁」である連動用複合弁21及び、その他の作動用の複
合弁が並列に接続されている。
【0014】縦転用複合弁19は、4ポート切り換え弁
19c、この弁19cの左右に取付けられた電磁石19
a、19b、配管33、34により互いに連動して開放
するパイロット逆止弁19d、19e、これら逆止弁
9d、19eにそれぞれ接続された逆止弁19f、19
g、これら逆止弁19f、19gに並列配置された絞り
弁19h、19i、及びこの複合弁19を外部と接続す
る接続孔19j、19kにより構成されている。かかる
構成は、前記背板作動用複合弁20および連動用複合弁
21についても同様である。即ち、電磁石20a、20
b、21a、21b、切り換え弁20c、21c、パイ
ロット逆止弁20d、20e、21d、21e、逆止弁
20f、20g、21f、21g、絞り弁20h、20
i、及び接続孔20j、20k、21j、21kが設け
られている。
【0015】前記各複合弁19、20、21は、銅管2
3により配管ブロック22上の接続孔へ接続されてい
る。即ち、縦転用複合弁19の第1接続孔19jは、銅
管23aにより配管ブロック22の第1接続孔22aに
接続され、複合弁19の第2接続孔19kは、銅管23
bにより配管ブロック22の第2接続孔22bに接続さ
れている。背板作動用複合弁20の第1接続孔20j
は、銅管23cにより配管ブロック22の第3接続孔2
2cに接続され、複合弁20の第2接続孔20kは、銅
管23dにより配管ブロック22の第4接続孔22dに
接続されている。連動用複合弁21の第1接続孔21j
は、銅管23eにより前記第1接続孔22aに接続さ
れ、複合弁の第2接続孔21kは銅管23fにより前記
第3接続孔22cに接続されている。前記配管ブロック
22の第2接続孔22bと第4接続孔22dは、銅管2
3gにより互いに接続されている。
【0016】各油圧シリンダー6、11は、ホース24
により前記配管ブロック22上の接続孔へ接続されてい
る。即ち、縦転シリンダー6の有する左側のポート6a
は、ホース24aにより前記接続孔22aに接続され、
反対側のポート6bは、ホース24bにより接続孔22
bに接続されている。縦転シリンダー6内には、ピスト
ン6cが収納され、このピストン6cにはラック6dが
形成され、このラック6dに縦転軸7に取付けられた回
転板30のピニオン部30aが噛合している。従って、
ピストン6cが左右動することにより縦転軸7が回動す
る。なお、前記銅管23a、23b、ホース24a、2
4b等が「第1油圧回路」を構成し、前記銅管23c、
23d、ホース24c、24d等が「第2油圧回路」を
構成し、前記銅管23e、23f、23g、ホース24
a、24b、24d、24c等が「第3油圧回路」を構
成する。
【0017】背板シリンダー11の有する左側のポート
11aは、ホース24cにより前記接続孔22cに接続
され、反対側のポート11bはホース24dにより前記
接続孔22dに接続されている。そして、背板シリンダ
ー11は、ピストン32を有している。
【0018】次に、以上のように構成された手術台の動
作を、縦転シリンダーの作動により頭側が上がる動
作、縦転シリンダーの作動により頭側が下がる動作、
背板のみの持上げ動作、背板のみの下げ動作、
「へ」の字形態の動作、「V」字形態動作、その他
の動作、に分けて説明する。なお、以上の動作の前提条
件として、操作ボックスSWの電源ランプS14が点灯さ
れているものとする。縦転シリンダーの作動により頭側が上がる動作 (図5
参照) この場合には、体位スイッチS1 をオンにする。これに
より、ポンプモータ17が作動し、右側の電磁石19b
を励磁することにより切り換え弁19cが図中右方向に
作動し、作動油はパイロット逆止弁19dの側に流入
し、パイロット圧でパイロット逆止弁19eを開弁しつ
つ、自らパイロット逆止弁19d、逆止弁19fを開弁
し、銅管23aに流入して配管ブロック22の接続孔2
2aを介して銅管23eとホース24a内を同圧とす
る。このとき、パイロット逆止弁19eは開弁されてい
るので、縦転シリンダー6内のピストンは図中右側へ移
動して、テーブル全体(主テーブル板9、背板10、脚
板13)を反時計方向に縦転させることになる。
【0019】即ち、ホース24aより縦転シリンダー6
の左側のポート6aに作動油が流入し、圧力によってピ
ストンを動かし、それに伴なって排出される縦転シリン
ダー6内の作動油は、右側のポート6bに接続されたホ
ース24bにより配管ブロックの第2接続孔22bに接
続された銅管23bを通り、複合弁19の第2接続孔1
9kより縦転用複合弁19内に流入する。流入した作動
油は、絞り弁19iにより速度制御され、パイロット逆
止弁19e、切り換え弁19cを通ってタンク16に戻
る。このとき、複合弁21のパイロット逆止弁21dは
閉弁しているので、銅管23内での作動油の移動は行な
われず、また、複合弁21のパイロット逆止弁21eと
複合弁20のパイロット逆止弁20dが閉弁しているの
で、背板シリンダー11への作動油の流入は行なわれ
ず、さらに複合弁20のパイロット逆止弁20eも閉弁
しているため、銅管23g内における作動油の移動が行
なわれないため、縦転シリンダー6より排出される作動
油は全て絞り弁19hにより制御されることになり、ポ
ンプモータ17より供給される作動油全てが、縦転シリ
ンダー6に使用されることとなる。このようにして、縦
転シリンダー6のみを単独で作動させ、主テーブル板
9、背板10、脚板13を反時計方向にのみ傾ける作動
を行なうことが可能となる。縦転シリンダーの作動により頭側が下がる動作( 図6
参照) この場合は、操作ボックスSWの体位スイッチS2 をオ
ンにする。これによりポンプモータ17が作動し、電磁
石19aを励磁することにより切り換え弁19cを図中
左方向に作動させる。このとき、作動油はパイロット逆
止弁19eの側に流入し、このパイロット圧で反対側の
パイロット逆止弁19dを開弁しつつ、自らパイロット
逆止弁19e、逆止弁19gを開弁し、銅管23bに流
入して、配管ブロック22の第2接続孔22bを介して
銅管23gと、縦転シリンダー6の接続孔6bに連通す
るホース24b内を同圧とする。このとき、パイロット
逆止弁19dは開弁されているので、縦転シリンダー6
内のピストンは図中左側へ移動して、テーブル全体(主
テーブル板9、背板10、脚板13)を時計方向に縦転
させる。
【0020】即ち、ホース24bより縦転シリンダー6
のポート6bに作動油が流入し、その圧力によりピスト
ンを動かし、それに伴ない排出される縦転シリンダー6
内の作動油は、縦転シリンダー6のポート6aに接続さ
れたホース24aにより配管ブロック22の第1接続孔
22aに接続された銅管23aを通り、複合弁19の第
1接続孔19jを介して縦転用複合弁19に流入する。
流入した作動油は、絞り弁19hにより速度制御され、
パイロット逆止弁19d、切り換え弁19cを通りタン
ク16に戻る。
【0021】このとき、複合弁21のパイロット逆止弁
21dは閉弁しているので、配管ブロック22の第1接
続孔22aと複合弁21の第1接続孔21j間に設けら
れた銅管23e内での作動油の移動は行なわれず、縦転
シリンダー6より排出される作動油は全て複合弁19の
絞り弁19hにより制御される。また、複合弁21のパ
イロット逆止弁21eと複合弁20のパイロット逆止弁
20dが閉弁しているので、背板シリンダー11への作
動油の流入は行なわれず、さらにパイロット逆止弁20
eも閉弁しているため、銅管23g内における作動油の
移動が行なわれないため、ポンプモータ17より供給さ
れる作動油全てが、縦転シリンダー6に使用される。こ
のようにして、縦転シリンダー6のみを単独で作動さ
せ、主テーブル板9、背板10、脚板13を時計方向に
のみ傾ける作動を行なうことが可能となる。背板の持上げ動作 (図7参照) この場合は、体位スイッチS5 をオンにする。これによ
り、ポンプモータ17が作動し、電磁石20bを励磁す
ることにより切り換え弁20cが図中右方向に作動し、
作動油はパイロット逆止弁20dの側に流入し、そのパ
イロット圧で反対側のパイロット逆止弁20eを開弁し
つつ、自らパイロット逆止弁20d、逆止弁20fを開
弁し、銅管23cに流入して配管ブロック22の第3接
続孔22cにより銅管23fとホース24c内を同圧と
する。このとき、パイロット逆止弁20eは開弁されて
いるので、背板シリンダー11内のピストンは図中右側
へ移動して背板を上げることになる。
【0022】即ち、ホース24cより背板シリンダー1
1のポート11a内に作動油が流入し、圧力によってピ
ストンを動かし、それに伴なって排出される背板シリン
ダー11内の作動油は、ポート11bに接続されたホー
ス24dにより配管ブロック22の第4接続孔22dに
接続された銅管23dを通り、接続孔20kより背板作
動用複合弁20に流入し、絞り弁20iにより速度制御
され、パイロット逆止弁20e、切り換え弁20cを通
ってタンク16に戻る。このとき、パイロット逆止弁2
1eは閉弁しているので、銅管23f内での作動油の移
動は行なわれず、また、パイロット逆止弁19dと21
dが閉弁しているので、縦転シリンダー6への作動油の
流入は行なわれず、さらにパイロット逆止弁19eも閉
弁しているため、銅管23g内における作動油の移動が
行なわれない。そのため、背板シリンダー11より排出
される作動油は、全て絞り弁20iにより制御すること
になり、ポンプモータ17より供給される作動油全て
が、背板シリンダー11に使用されることとなる。これ
により、背板シリンダー11を背板10を上げる方向に
のみ単独で作動させることが可能となる。背板の下げ動作 (図8参照) この場合は、体位スイッチS6 をオンにする。これによ
り、ポンプモータ17を作動させ、電磁石20aを励磁
することにより切り換え弁20cが図中左方向に作動
し、作動油はパイロット逆止弁20eの側に流入し、パ
イロット圧でパイロット逆止弁20dを開弁しつつ、自
らパイロット逆止弁20e、逆止弁20gを開弁し、銅
管23dに流入して、接続孔22dにより銅管23gと
ホース24d内を同圧とする。このとき、パイロット逆
止弁20dは開弁されているので、背板シリンダー11
内のピストンは図中左側へ移動して、背板を下げること
になる。
【0023】即ち、ホース24dよりポート11bに作
動油が流入し、圧力によってピストンを動かし、それに
伴なって排出される背板シリンダー11内の作動油は、
ポート11aに接続されたホース24cにより配管ブロ
ック22の第3接続孔22cに接続された銅管23cを
通り、接続孔20jより背板作業用複合弁20に流入
し、絞り弁20hによって速度制御され、パイロット逆
止弁20d、切り換え弁20cを通ってタンク16に戻
る。このとき、パイロット逆止弁21eは閉弁している
ので、銅管23f内での作動油の移動は行なわれず、背
板シリンダー11より排出される作動油は全て絞り弁2
0hにより制御することになる。また、パイロット逆止
弁19dと21dが閉弁しているので、縦転シリンダー
6への作動油の流入は行なわれず、さらにパイロット逆
止弁19eも閉弁しているため、銅管23g内における
作動油の移動が行なわれないため、ポンプモータ17よ
り供給される作動油全てが、背板シリンダー11に使用
されることとなる。これにより、背板を下げる方向の作
動のみを単独にて行なうことが可能となる。背板の「へ」の字形態の動作 (図9参照) 即ち、背板10を下げる作動と、主テーブル板9の縦転
により頭側を上げる作動とを連動し、テーブルを「へ」
の字形態にする場合である。
【0024】この場合は、体位スイッチS9 をオンにす
る。これにより、ポンプモータ17が作動し、電磁石2
1bを励磁することにより、切り換え弁21cが図中右
方向に作動し、作動油はパイロット逆止弁21dの側に
流入し、パイロット圧でパイロット逆止弁21eを開弁
しつつ、自らパイロット逆止弁21d、逆止弁21fを
開弁し、銅管23eに流入して、配管ブロック22の第
1接続孔22aにより銅管23aとホース24aを同圧
とする。このとき、パイロット逆止弁21eは開弁され
ているので、背板シリンダー11のポート11aからの
作動油の流出が可能になっていて、縦転シリンダー6の
右側ポート6bから排出される作動油を供給源として背
板シリンダー11のピストンを作動させる。
【0025】即ち、ホース24aより縦転シリンダー6
のポート6aに作動油が流入し、圧力により縦転ピスト
ンを図中右側に移動させて縦転を作動させ、ポート6b
より排出された作動油は、ホース24b、銅管23g、
ホース24dを通って背板シリンダー11のポート11
bよりシリンダー内に流入する。流入した作動油は、圧
力により背板シリンダー11のピストンを図中左側に移
動させて背板を作動させ、ポート11aより排出された
作動油はホース24c、銅管23fを通り接続孔21k
より連動用複合弁21に流入し、絞り弁21iによって
速度を制御され、パイロット逆止弁21e、切り換え弁
21cを通ってタンク16に戻る。この時、複合弁19
のパイロット逆止弁19dは閉弁しているので、銅管2
3a内での作動油の移動は行なわれず、ポンプ17より
供給される作動油の全てが、縦転シリンダー6に流入す
ることになる。また、複合弁19のパイロット逆止弁1
9eと複合弁20のパイロット逆止弁20eが閉弁して
いるため銅管23b及び23d内での作動油の移動は行
なわれず、縦転シリンダー6より排出された作動油の全
てが背板シリンダー11に流入することになる。さら
に、複合弁20のパイロット逆止弁20dも閉弁してい
るため、銅管23c内での作動油の移動は行なわれず、
背板シリンダー11より排出される作動油は全て複合弁
21の絞り弁21iにより制御されることになる。これ
により、縦転と背板の連動が可能となり、さらに、縦転
シリンダー6より排出される作動油の量と主テーブル板
9の傾斜角度及び、背板シリンダー11が必要とする作
動油の量と、背板10の作動角度を設定しておくことに
よって、等角度にてテーブルを「へ」の字形態にする作
動を行なうことが可能となる。
【0026】即ち、例えば、図10に示すように、水平
線Hに対して主テーブル板9をα度左下げにした場合に
は、背板14は水平線Hに対して2α度右下がりになる
ように、縦転シリンダー6および背板シリンダー11を
選択する。このように設定すれば、主テーブル板9と背
板14とは水平線Hに対して常に等角度で作動するの
で、患者の安全が確保される。背板の「V」字形態動作 (図11参照) 即ち、背板10を上げる作動と、主テーブル板9の縦転
において頭側を下げる作動とを連動し、テーブルを
「V」の字形態にする場合である。
【0027】この場合は、体位スイッチS10をオンにす
る。これにより、ポンプモータ17が作動し、電磁石2
1aを励磁することによって、切り換え弁21cが図中
左方向に作動し、作動油はパイロット逆止弁21eの側
に流入し、パイロット圧でパイロット逆止弁21dを開
弁しつつ、自らパイロット逆止弁21e、逆止弁21g
を開弁し、銅管23fに流入して、接続孔22cによ
り、銅管23cとホース24cを同圧とする。このと
き、パイロット逆止弁21dは開弁されているので、縦
転シリンダー6のポート6aからの作動油の流出が可能
になっており、背板シリンダー11のポート11bから
排出される作動油を供給源として縦転シリンダー6のピ
ストンを作動させる。
【0028】即ち、ホース24cによりポート11aに
作動油が流入し、圧力によって背板シリンダー11のピ
ストンを図中右側に移動させて背板を作動させ、ポート
11bより排出された作動油はホース24d、銅管23
g、ホース24bを通って縦転シリンダー6のポート6
bより流入し、圧力によって縦転ピストンを図中左側に
移動させて縦転を作動させ、ポート6aより排出された
作動油はホース24a、銅管23eを通り接続孔21j
より連動用複合弁21に流入し、絞り弁21hによって
速度を制御され、パイロット逆止弁21d、切り換え弁
21cを通ってタンク16に戻る。このとき、パイロッ
ト逆止弁20dは閉弁しているので、銅管23c内での
作動油の移動は行なわれず、ポンプ17より供給される
作動油の全てが、背板シリンダー11に流入することに
なる。また、複合弁19のパイロット逆止弁19eと複
合弁20のパイロット逆止弁20eが閉弁しているた
め、銅管23b及び23d内での作動油の移動は行なわ
れず、背板シリンダー11より排出された作動油の全て
が縦転シリンダー6に流入することになる。さらにパイ
ロット逆止弁19dも閉弁しているため、銅管23a内
での作動油の移動は行なわれず、縦転シリンダー6より
排出される作動油は全て絞り弁21hにより制御される
ことになる。これにより、縦転と背板の連動が可能とな
り、さらに、背板シリンダー11より排出される作動油
の量と背板10の作動角度、および縦転シリンダー6が
必要とする作動油の量と背板10の作動角度を設定して
おくことによって、等角度にてテーブルを「V」の字形
態にする作動を行なうことが可能となる。その他の動
体位スイッチS3またはS4をオンにすると、横転シリ
ンダー5が作動して、主テーブル板9と共に背板10と
脚板13が左右の横転を行う。
【0029】体位スイッチS7 またはS8 をオンにする
と、支柱4の内部に配置された上下動シリンダー(図示
せず)が作動して、主テーブル板9と共に背板10と脚
板13が上下動する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
によれば、主テーブル板または背板を単独で回動させる
ことができるので、患者の体重等の影響を受けることが
なく、また、第3制御弁を操作することにより縦転シリ
ンダーおよび背板シリンダーを同時に駆動して、主テー
ブル板を頭側が上がるように縦転させつつ背板を下方に
回動させるか又は主テーブル板を頭側が下がるように縦
転させつつ背板を上方に回動させることができ、主テー
ブル板と背板を「へ」の字形又は「V」の字形に所望角
度屈曲させて患者を手術に必要な体位にすることができ
る。 また、請求項2に係る発明によれば、等角度で主テ
ーブル板と背板を動作させるので、患者の安全を確保で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の手術台の側面図である。
【図2】前記実施例の平面図である。
【図3】前記実施例に用いる操作ボックスの正面図であ
る。
【図4】前記実施例に用いる油圧回路図である。
【図5】前記手術台の頭側を上げた作動状態図である。
【図6】前記手術台の頭側を下げた作動状態図である。
【図7】前記手術台の背板を上げた作動状態図である。
【図8】前記手術台の背板を下げた作動状態図である。
【図9】前記手術台を「へ」の字状に作動させた状態図
である。
【図10】前記「へ」の字状作動の場合に左右のテーブ
ルを等角度で作動させる原理図である。
【図11】前記手術台を「V」の字状に作動させた状態
図である。
【符号の説明】
1…脚台 5…横転シリンダー 6…縦転シリンダー(主油圧駆動装置) 7…縦軸 9…板(主テーブル) 10…背板(副テーブル) 11…背板シリンダー(副油圧駆動装置) 12…軸 13…脚板 14…枕 19…縦転用複合弁(第1制御弁) 20…背板作動用複合弁(第2制御弁) 21…連動用複合弁(第3制御弁) 23a、23b、24a、24b…第1油圧回路 23c、23d、24c、24d…第2油圧回路 23e、23f、24a、24b、23g、24d、2
4c…第3油圧回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主テーブル板の少なくとも一側端に回動
    可能に支持された背板を有する手術台において、前記
    テーブル板縦転せしめる縦転シリンダーを駆動する第
    1油圧回路と、前記背板上下に回動せしめる背板シリ
    ンダーを駆動する第2油圧回路と、前記縦転シリンダー
    背板シリンダーとを直列に接続して同時に駆動する第
    3油圧回路とを、それぞれ第1制御弁と第2制御弁と第
    3制御弁を介して1台の油供給源に対し並列に接続し、
    前記第1制御弁を操作することにより前記縦転シリンダ
    ーを単独に駆動して主テーブル板を縦転させ、前記第2
    制御弁を操作することにより前記背板シリンダーを単独
    に駆動して背板を上下に回動させ、前記第3制御弁を操
    作することにより縦転シリンダーおよび背板シリンダー
    を同時に駆動して、主テーブル板を頭側が上がるように
    縦転させつつ背板を下方に回動させるか又は主テーブル
    板を頭側が下がるように縦転させつつ背板を上方に回動
    させるようにしたことを特徴とする手術台。
  2. 【請求項2】 前記第3制御弁により前記縦転シリンダ
    ーと背板シリンダーとを同時に動作させる場合には、前
    主テーブル板背板とが水平線に対して上方又は下方
    同一方向に等角度で回動するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の手術台。
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