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JP3273166B2 - 建築用シャッターのバランス調整装置 - Google Patents
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JP3273166B2 - 建築用シャッターのバランス調整装置 - Google Patents

建築用シャッターのバランス調整装置

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JP3273166B2
JP3273166B2 JP35767891A JP35767891A JP3273166B2 JP 3273166 B2 JP3273166 B2 JP 3273166B2 JP 35767891 A JP35767891 A JP 35767891A JP 35767891 A JP35767891 A JP 35767891A JP 3273166 B2 JP3273166 B2 JP 3273166B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルや住宅等の開口部
に建付けられる建築用シャッターのバランス調整装置に
関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種建築用シャッターのシャッターカーテンは、巻取
りドラムから繰出されるほど、該繰出された部分の重さ
が増し、これによってさらに巻取りドラムを回転させて
シャッターカーテンを繰出す方向に作用することにな
り、シャッターカーテンを巻取って開口させることが事
実上できなくなる。これに対処するため、巻取りドラム
と支軸との間に、シャッターカーテンが繰出されるほど
シャッターカーテンを巻取る方向に蓄勢されるバランス
弾機を介装して巻取りドラムの回転力とバランスさせる
ようにしている。しかるにこのものにおいては、シャッ
ターカーテンを巻取る際、全開状態に近くなると、巻取
りドラムの巻取り慣性が働くこともあって、シャッター
カーテン最下端の座板がまぐさに衝撃的に当ってしまう
という不具合がある。そこで支持軸と巻取りドラムとの
あいだに、シャッターカーテンの巻取り途中段階から全
開状態に巻取られるに従い次第に蓄勢されて、前記全開
時の衝撃を緩衝するための緩衝弾機をさらに設けてい
る。この結果、巻取りドラムの回転力変化に対し、これ
らバランス弾機と緩衝弾機とを合わせた蓄勢力変化は凡
そ図7に示す如く変化する。つまり全閉状態から緩衝弾
機が蓄勢される途中段階までのあいだは、バランス弾機
のみの蓄勢力が作用し、これが巻取りドラムの回転力変
化と対応するが、この中途段階から全開状態までのあい
だは、バランス弾機の蓄勢力に対して緩衝弾機の蓄勢力
が相殺するように働くことになって、総合的な弾機蓄勢
力は、前記途中段階において折曲点を有する直線的な変
化をすることになる。これに対し、巻取りドラムの回転
力変化は曲線的であって、弾機蓄勢力の直線的な変化に
一致せず、特に全閉位置近傍でのずれが大きいため開放
操作時の操作力が依然として重く操作性が問題となって
いた。
【0003】そこで、図1〜図6に示すようにすること
が試みられる。このものにおいて、1は建築用シャッタ
ーのシャッターカーテンであって、該シャッターカーテ
ン1は、シャッターケース2に内装される巻取りドラム
3に巻装され、開口部左右に設けられたガイドレールに
昇降案内されるようになっている。
【0004】前記巻取りドラム3は、シャッターケース
2の左右に配設されたケースブラケツト2aに一体的に
固定される固定支軸4に自由回動自在に軸支されるもの
であるが、巻取りドラム3と固定支軸4とのあいだに
は、バランス弾機5と緩衝弾機6が介装されている。バ
ランス弾機5は、一端が巻取りドラム3に他端が固定支
軸4にそれぞれ固着されており、巻取りドラム3がシャ
ッターカーテン1を繰り出す方向に回転するに従い蓄勢
されて、巻取りドラム3をカーテン巻取り方向に付勢す
るものである。一方、緩衝弾機6は、一端が巻取りドラ
ム3に固着されているが、他端は遊端状になっており、
ここに係止フック6aが形成されている。固定支軸4に
は、緩衝弾機6のコイル線間に貫挿した突起4aが形成
されている。そして全開状態においては突起4aは適宜
コイル線間に位置しており、シャッターカーテン1を巻
取るべく巻取りドラム3が回転するに従い突起4aはコ
イル線間を係止フック6a側に向けて歩進し、シャッタ
ーカーテン1が予め定められた途中の半開位置Aに達し
た時点で突起4aが係止フック6aに係止し、以降、巻
取りドラム3がシャッターカーテン1を全開状態にする
側に回転するに従い緩衝弾機6は蓄勢されるように設定
されている。
【0005】前記バランス弾機5は、第一バランス弾機
7と第二バランス弾機8とによって構成されているが、
第一バランス弾機7の一端は巻取りドラム3に固定さ
れ、第二バランス弾機8の他端は固定支軸4に固定され
ており、そして第一バランス弾機7の他端と第二バラン
ス弾機8の一端は、固定支軸4に自由回動自在に軸支さ
れた駒体9にそれぞれ緊締具12によって一体的に固定
されている。さらに駒体9には外径方向に向けて作動ピ
ン10が突設されているが、該作動ピン10の先端部
は、巻取りドラム3の内周面に設けたガイド溝3aに移
動自在に遊嵌している。このガイド溝3aには、前記作
動ピン10が係止する係止ピン11が設けられている
が、作動ピン10が係止ピン11に接当係止する位置は
次のように設定されている。
【0006】つまり、シャッターカーテン1の全閉状態
においては、作動ピン10と係止ピン11は接当せずに
第一および第二バランス弾機7、8は均等に蓄勢されて
いる。ここでシャッターカーテン1を上昇させるべく巻
取りドラム3が回転すると、これに基づいて第一および
第二バランス弾機7、8は、その蓄勢力によって巻取り
ドラム3をシャッターカーテン1の巻取り方向に付勢す
ることになるが、このとき駒体9に設けられた作動ピン
10は、第一および第二バランス弾機7、8の捻じれが
復元するのに伴い巻取りドラム3に対して相対的に回動
し係止ピン11に近づく。そして、作動ピン10は、前
記半開位置Aよりも下方の半開位置Bで係止ピン11に
接当する設定となっており、ここで作動ピン10が係止
ピン11に接当係止されると、一端が巻取りドラム3に
固着される第一バランス弾機7は捻じれの復元が規制さ
れ、以降は第二バランス弾機8の蓄勢力のみで巻取りド
ラム3を付勢することになる。
【0007】一方、シャッターカーテン1の全開状態で
は、第二バランス弾機8が巻取りドラム3を巻取り方向
に付勢する一方、緩衝弾機6がこれを相殺する方向に付
勢しているが、シャッターカーテン1を下降させるべく
巻取りドラム3が回転すると、第二バランス弾機8は巻
取りドラム3を巻取り方向に付勢しながら蓄勢され、緩
衝弾機6は巻取りドラム3を巻戻し方向に付勢しながら
復元する。そして半開位置Aに達すると緩衝弾機6は突
起4aから外れて以降は第二バランス弾機8だけが巻取
りドラム3を付勢することになるが、さらに下降して半
開位置Bに達すると、復元が規制されていた第一バラン
ス弾機7の蓄勢力と第二バランス弾機8の蓄勢力が一致
し、これにより半開位置Bを越えた下降範囲では、作動
ピン10が係止ピン11から離間して第一および第二バ
ランス弾機7、8が巻取りドラム3を巻取り方向に付勢
しながら蓄勢されることになる。
【0008】このようにしたものでは、シャッターカー
テン1が巻装される巻取りドラム3は、全閉位置から半
開位置Bの範囲では第一および第二バランス弾機7、8
によって付勢され、半開位置Bから半開位置Aの範囲で
は第二バランス弾機8のみに付勢され、半開位置Aから
全開位置の範囲では第二バランス弾機8とこれを相殺す
る緩衝弾機6によって付勢されることになる。即ち、例
えば巻取り時であれば、全閉位置から半開位置Bの範囲
では、直列状に連結される第一および第二バランス弾機
7、8が巻取りドラム3が一回転する毎にそれそれ半回
転ずつ捻じれが復元する(第一、第二バランス弾機7、
8の長さが同じ場合)ため、付勢力は図6に示す様な緩
やか傾きで徐々に減少するが、半開位置Bから半開位置
Aの範囲では、巻取りドラム3が一回転する毎に第二バ
ランス弾機8の捻じれが一回転ずつ復元するため、付勢
力は急な傾きで減少することになり、またさらに半開位
置Aから全開位置の範囲では、第二バランス弾機8の付
勢力が緩衝弾機6によって相殺されるため、総合的な付
勢力はさらに急激に減少することになる。この結果、総
合的な付勢力は、開閉範囲において三段階に切換え調整
されて曲線的に変化する巻取りドラム3の回転力、つま
りシャッターカーテン1の繰出部荷重に可及的に近似す
ることになる。
【0009】つまりこのものでは、バランス弾機5の付
勢力と、シャッターカーテン1の繰出部荷重によって発
生する巻取りドラム3の回転力とをバランスさせるもの
でありながら、バランス弾機5は第一および第二のバラ
ンス弾機7、8を直列に連結して構成され、そして全閉
位置から半開位置Bの範囲では第一および第二バランス
弾機7、8によって巻取りドラム3を付勢する一方、半
開位置Bから半開位置Aの範囲では作動ピン10と係止
ピン11の接当による第一バランス弾機7のロツクによ
って第二バランス弾機8のみで巻取りドラム3を付勢す
ることになり、これにより総合的な付勢力を、曲線的に
変化する巻取りドラム3の回転力変化に可及的に近似さ
せ、特に従来との比較では、全閉位置から半開位置Bの
範囲における付勢力変化を回転力変化に近似し得ること
になる。従って、全閉位置近傍、つまり開放操作時に押
し上げされる範囲において理想的なバランス状態とな
り、この結果、開放操作力を軽減して開放操作時の操作
性を向上できる。しかるにこのものでは、第一バランス
弾機7がロックされた以降については、巻取りドラム3
側では、第一バランス弾機7がロックされた状態での第
一バランス弾機7の付勢力に加えて、第二バランス弾機
8の付勢力を受けることになる。この結果、巻取りドラ
ム3については大きな付勢力が働くことになって、強度
アップが必要なうえ、巻取りドラム3の固定支軸4との
あいだの軸支部(軸受部)についても強度アップをする
等の配慮が必要に成り、ここに解決すべき課題があっ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる建築用シ
ャッターのバランス調整装置を提供することを目的とし
て創作されたものであって、固定支軸に回動自在に支持
されるシャッターカーテンの巻取りドラムに、一端が巻
取りドラムに連結される一方、他端が固定支軸に連結さ
れるバランス弾機を内装し、該バランス弾機に蓄勢され
る付勢力によってシャッターカーテン繰出部に基づく巻
取りドラムの回転力を相殺してなる建築用シャッターに
おいて、前記バランス弾機の中間部に、外径方向に突出
する係止部材を設ける一方、前記シャッターカーテンの
所定開閉範囲で係止部材に接当してバランス弾機の付勢
力を切換え調整するためのストッパ部材を、前記固定支
軸に一体的に突設したことを特徴とする建築用シャッタ
ーのバランス調整装置である。
【0011】そして本発明は、この構成によって、全閉
位置近傍におけるバランス弾機の付勢力を、シャッター
カーテン繰出部が作用させる巻取りドラムの回転力変化
に可及的に近似させることを可能にしてシャッター開放
操作時の操作力を軽減できながら、巻取りドラムの汎用
化が果せるようにしたものである。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図8〜図1
1に記載される図面に基づいて説明する。このものにお
いて、前記図1〜図7において説明したものと同じもの
については同じ引出し符号を付して説明するので、特に
説明するものを除いてその詳細については省略する。そ
してこのものでは、第一バランス弾機7は固定支軸4に
一端が固定される一方、第二バランス弾機8の一端が巻
取りドラム3に支持され、ストッパ部材に相当する係止
ピン12が固定支軸4に一体的に突設されている。また
第一バランス弾機7と第二バランス弾機8の間に設けら
れている駒体13に係止部材に相当する作動ピン14が
設けられており、そして、前述したものと同様、シャッ
ターカーテン1の全開状態では、第二バランス弾機8が
巻取りドラム3を巻取り方向に付勢する一方、緩衝弾機
6がこれを相殺する方向に付勢しているが、シャッター
カーテン1を下降させるべく巻取りドラム3が回転する
と、第二バランス弾機8が巻取りドラム3を巻取り方向
に付勢しながら蓄勢され、緩衝弾機6は巻取りドラム3
を巻戻し方向に付勢しながら復元する。そして半開位置
Aに達すると緩衝弾機6は突起4aから外れて以降は第
二バランス弾機8だけが巻取りドラム3を付勢すること
になるが、さらに下降して半開位置Bに達すると、復元
が規制されていた第一バランス弾機7の蓄勢力と第二バ
ランス弾機8の蓄勢力が一致し、これにより半開位置B
を越えた下降範囲では、作動ピン14が係止ピン12か
ら離間して第一および第二バランス弾機7、8が巻取り
ドラム3を巻取り方向に付勢しながら蓄勢されるように
設定されている。そしてこのものにおいても、全閉位置
から半開位置Bの範囲では第一および第二バランス弾機
7、8によって巻取りドラム3を付勢する一方、半開位
置Bから半開位置Aの範囲では作動ピン14と係止ピン
12の接当による第一バランス弾機7のロツクによって
第二バランス弾機8のみで巻取りドラム3を付勢するこ
とになって、総合的な付勢力を、曲線的に変化する巻取
りドラム3の回転力変化に可及的に近似し得て、全閉位
置近傍範囲において理想的なバランス状態となり、開放
操作力を大幅に軽減して開放操作時の操作性を飛躍的に
向上させることができるものであるが、さらにこのもの
は、係止ピン12を、強度的に強い固定支軸4に設ける
ことになるから、巻取りドラム3側に設けた前述したも
ののように該巻取りドラム3の強度アツプを計る必要が
殊更なく、汎用のものをそのまま採用できることになる
という利点がある。また、この実施例のものは、駒体1
3に弾機7、8を係止する係止爪13aが形成されてい
るため、これら弾機7、8の取付け作業が簡略化される
という利点もある。
【0013】尚、本発明は、前記実施例に限定されない
ものであることは勿論であって、例えばバランス弾機5
を単一の弾機で構成し、その中間位置に作動ピンを固設
しても同様の作用および効果を奏することができること
は言うまでもなく、また、第一と第二のバランス弾機
7、8を同一の弾機で構成することなく、巻数、有効
長、断面等の異なる弾機の組み合わせでバランス弾機5
を構成しても良い。
【0014】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、巻取りドラムに内装したバランス
弾機の付勢力によってシャッターカーテン繰出部に基づ
く巻取りドラムの回転力を相殺するものでありながら、
バランス弾機の付勢力は、中間部に設けられる係止部材
が、所定の開閉位置で固定支軸側に設けられる係止部材
に接当することによって切換調整されることになる。つ
まり、上記接当位置の設定によって、バランス弾機の付
勢力を曲線的に変化する巻取りドラムの回転力に可及的
に近似させることが可能となるため、全閉位置近傍にお
ける付勢力と回転力の差も可及的に減少させることがで
きる。従って、開放操作時に押し上げされる範囲におい
て理想的なバランス状態となって、開放操作力を軽減し
て開放操作時の操作性を向上できることになるが、この
場合のバランス弾機の付勢力を固 定支軸で受けることに
なるため、巻取りドラムで受けるようにした場合のよう
に、巻取りドラムの強度アップを計る必要がなく、汎用
のものを採用できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の建築用シャッターの正面図である。
【図2】同バランス調整装置の平面図である。
【図3】同上正面図である。
【図4】同上側面図である。
【図5】同作用説明図である。
【図6】同付勢力と繰出部荷重を比較したグラフ図であ
る。
【図7】従来例を示す同上グラフ図である。
【図8】本発明を実施した建築用シャッターを示す要部
正面図である。
【図9】同駒体単品の側面図である。
【図10】同駒体単品の断面図である。
【図11】同作用説明図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン 3 巻取りドラム 4 支軸 5 バランス弾機 6 緩衝弾機 7 第一バランス弾機 8 第二バランス弾機 9 駒体 10 作動ピン 11 係止ピン 12 係止ピン 13 駒体 14 作動ピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定支軸に回動自在に支持されるシャッ
    ターカーテンの巻取りドラムに、一端が巻取りドラムに
    連結される一方、他端が固定支軸に連結されるバランス
    弾機を内装し、該バランス弾機に蓄勢される付勢力によ
    ってシャッターカーテン繰出部に基づく巻取りドラムの
    回転力を相殺してなる建築用シャッターにおいて、前記
    バランス弾機の中間部に、外径方向に突出する係止部材
    を設ける一方、前記シャッターカーテンの所定開閉範囲
    で係止部材に接当してバランス弾機の付勢力を切換え調
    整するためのストッパ部材を、前記固定支軸に一体的に
    突設したことを特徴とする建築用シャッターのバランス
    調整装置。
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