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JP3276331B2 - 定圧力機構及び定トルク機構 - Google Patents
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JP3276331B2 - 定圧力機構及び定トルク機構 - Google Patents

定圧力機構及び定トルク機構

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JP3276331B2
JP3276331B2 JP08278898A JP8278898A JP3276331B2 JP 3276331 B2 JP3276331 B2 JP 3276331B2 JP 08278898 A JP08278898 A JP 08278898A JP 8278898 A JP8278898 A JP 8278898A JP 3276331 B2 JP3276331 B2 JP 3276331B2
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば接触型測定器
等に用いる定圧力機構及び定トルク機構に関する。
【0002】
【背景技術】周知のように、例えばダイヤルゲージ等の
ような測定器においては、コイルスプリングの力により
被測定面に接触子(測定子)を押し当てて測定を行う
が、単に接触子をコイルスプリングで押すだけの構成で
は、撓み状態によりコイルスプリングの付勢力が変化す
るので、接触子の移動状態ごとに接触圧が変化する問題
がある。
【0003】即ち、接触子の移動量に伴ってコイルスプ
リングの付勢力が変化すると、被測定面に対する接触子
の接触圧力がその都度変化してしまうから、これに応じ
た反力で被測定面自体が変形したり被測定物の支持状態
が変化してしまい、正しい測定結果や再現性のある測定
結果が得られない。
【0004】このため、従来では、例えば特開昭54−
160266号公報に示すように、移動量に拘りなく、
接触子を略一定の力で付勢する定圧力機構が提案されて
いる。つまり、この定圧力機構では、変位量により弾性
力が変化するコイルスプリングの使用をやめ、接触子を
空気圧ピストンに固定して、一定空気圧が作用される空
気室の圧力により同接触子を付勢する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の定圧力機構によると、接触子の移動量に拘り
なく、接触子の測定圧力を略一定に保つことは可能であ
るけれども、接触子の基部を空気圧が一定に保たれる空
気室内に位置しなければならないから、接触子の支持構
造が大型化し、取扱に不便を来たしたり、狭い空間での
測定の障害となる。また、従来では、実公平5−213
24号公報により一定トルクを得るための機構が提案さ
れているけれども、この定トルク機構は、スクリュ・ド
ライバに企画されたものであるから、機構が複雑で、例
えばキャリパゲージのような簡易な測定器に適用するこ
とはできなかった。
【0006】本発明の目的は、以上に述べたような従来
の定圧力機構及び定トルク機構の問題に鑑み、接触型測
定機等に適した構造が簡単で、小型の定圧力機構及び定
トルク機構を得るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、一定方向に案内される従動部材をコイル
スプリングの弾性力によりひとつの向きに付勢する定圧
力機構において、前記コイルスプリングにより付勢され
た状態で直線的な移動方向に案内される圧力伝達部材
と、この圧力伝達部材の移動方向に対して略直角な方向
に案内支持される従動部材とを備え、前記圧力伝達部材
と従動部材との間には圧力伝達部材の移動量を2次函数
的な従動部材の移動量に変換する変位変換カム機構が介
装された定圧力機構を提案するものである。
【0008】後述する本発明の好ましい実施例の説明に
おいては、1)一定方向に案内される従動部材をコイルス
プリングの弾性力によりひとつの向きに付勢する定圧力
機構において、前記コイルスプリングにより付勢された
状態で直線的な移動方向に案内される圧力伝達部材と、
この圧力伝達部材の移動方向に対して平行な方向に案内
支持される従動部材とを備え、前記圧力伝達部材と従動
部材との間には変位変換カム機構が介装され、同変位変
換カム機構は、前記圧力伝達部材の移動量を圧力伝達部
材に対して直角な方向の2次函数的な中間部材の移動量
に変換する移動量変換カム部と同中間部材の移動量を前
記従動部材の移動方向の移動量に変換する運動変換カム
部とを備える構造、2)前記圧力伝達部材は回転運動を阻
止されて筒状ケースの内部に摺動可能に収容された圧力
伝達スリーブで構成され、前記従動部材は同圧力伝達ス
リーブの延長上に位置された状態で回転運動を阻止され
て前記筒状ケースの内部に摺動可能に収容された従動ス
リーブで構成され、前記圧力伝達スリーブと前記従動ス
リーブとの間には自由に回転できる中間軸が収容され、
前記圧力伝達スリーブ及び従動スリーブと同中間軸の対
応部との間には、圧力伝達スリーブまたは従動スリーブ
の移動量と前記中間軸の回転角との間の2次函数的な関
係を定める前記移動量変換カム部と、前記中間軸の回転
運動を圧力伝達スリーブまたは従動スリーブの直線的な
移動量に変換する前記運動変換カム部とを備える構造、
3)前記従動部材に対して接触型測定機の接触子が固定さ
れるか、または、従動部材の一部が接触子とされる構
造、4)一定方向に案内される従動部材をコイルスプリン
グの弾性力によりひとつの向きに付勢する定圧力機構に
おいて、前記コイルスプリングにより付勢された状態で
直線的な移動方向に案内される圧力伝達部材と、この圧
力伝達部材が収容されるケースの中心軸を中心として回
動できる回動部材と、直線的に移動可能に前記ケースに
支持される従動部材を備え、前記圧力伝達部材、回動部
材、従動部材との相互間には変位変換カム機構が介装さ
れ、同変位変換カム機構は、圧力伝達部材の移動量を2
次函数的な従動部材の移動量に変換する構造、5)回転可
能に支持される回転ディスクに対してコイルスプリング
の弾性力によりトルクを与える定トルク機構において、
前記コイルスプリングで付勢された状態として回転運動
を阻止されて筒状ケースの内部に摺動可能に収容された
圧力伝達スリーブと、この圧力伝達スリーブの内部には
自由に回転できかつ前記回転ディスクの支持軸となる中
間軸が収容され、前記圧力伝達スリーブと同中間軸との
間には、圧力伝達スリーブの移動量を2次函数的な前記
中間軸の回転角に変更する変位変換カム機構が介装され
る構造が説明される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
例の詳細を説明する。図1及び図2は本発明の第1実施
例による定圧力機構を示し、コイルスプリング1Aを収
容するケース2Aの内部には同コイルスプリング1Aに
より押された圧力伝達部材3Aが一方向に摺動可能に配
置してある。
【0010】そして、同ケース2Aの内部には前記圧力
伝達部材3Aの移動方向に対して直角な方向に摺動でき
る従動部材4Aが位置され、この従動部材4Aの一端に
は被測定面Xに先端を接触できる接触子5Aが固定さ
れ、同従動部材4Aの他端には2点鎖線で示すラック部
材6Aが固定されて、同ラック部材6Aにより接触子5
Aの移動量が測定される。前記圧力伝達部材3Aの直線
摺動運動に従動部材4Aを従動させるため、前記圧力伝
達部材3Aに植えた付勢ピン7A及び従動部材4Aの端
面のカム面8Aで構成される変位変換カム機構が圧力伝
達部材3Aと従動部材4Aとの間に設けられ、同変位変
換カム機構により被測定面Xに対する従動部材4Aの付
勢力Fc の値が一定値に維持される。
【0011】図3は前述した変位変換カム機構の原理図
であって、圧力伝達部材3Aの摺動方向をx軸、従動部
材4Aの摺動方向をy軸とした場合、付勢ピン7Aが接
触する位置でのカム面8Aのx軸に対する傾き角を”
θ”とすると、圧力伝達部材3Aに対するコイルスプリ
ング1Aの付勢力を”Fs ”で表せば、y軸方向の従動
部材4Aの付勢力Fc は、 ここで、カム面8の形状を、それに接触して移動する付
勢ピン7Aの中心の軌跡の描く曲線f(x) がy=ax2
となるように与えれば、 となる。また、コイルスプリング1Aの付勢力Fs は、
コイルスプリング1Aのバネ定数を”k”とすれば、 Fs =kx となるようにコイルスプリング1Aの位置を定めること
が可能である。これらの条件の場合、第1式は、 として変形される。つまり、第2式の内容は、カム面8
Aが2次曲線またはこれに近似したものであれば、圧力
伝達部材3Aや従動部材4Aの位置に拘りなく、従動部
材4Aの付勢力Fc は一定であることを示している。
【0012】図4は本発明の第2実施例による定圧力機
構を示し、同図において図1及び図2について述べた第
1実施例と同様の部分については、同一符号に添え字”
B”を付して示してある。第2実施例の特徴は、前述し
たカム面8Aが2次曲線カム溝8Bとして変形されてい
る点にあり、コイルスプリング1Bの弾性力が付勢ピン
7B及び同2次曲線カム溝8Bで構成される変位変換カ
ム機構を介して従動部材4Bに伝達されることになる。
したがって、改めて指摘するまでもなく、第2実施例の
定圧力機構によれば、第1実施例の場合と同様の作用効
果を得ることができる。
【0013】なお、前述した第1実施例及び第2実施例
においては、圧力伝達部材3A,3Bに付勢ピン7A,
7Bを、従動部材4A,4Bにカム面8Aまたは2次曲
線カム溝8Bを形成するものを述べたが、圧力伝達部材
3A,3Bにカム面8Aまたは2次曲線カム溝8Bを設
け、これらのカム面8Aまたは2次曲線カム溝8Bに従
動する従動ピンを従動部材4A,4Bに設けてもよい。
【0014】図5は本発明の第3実施例による定圧力機
構を示し、この定圧力機構においては、コイルスプリン
グ1Cで付勢される圧力伝達部材3Cの移動方向に対し
て平行な移動方向に摺動できる従動部材4Cを備えてい
る。即ち、ケース2Cを貫通する同従動部材4Cの下端
部は被接触面に先端を接触される接触子5Cを構成し、
同従動部材4Cの上端部には接触子5Cの軸方向の移動
量を測定部に伝えるラック部材6Cが固定される。そし
て、前記ケース2Cの内部には前記圧力伝達部材3Cと
従動部材4Cとの間を横断する水平方向に可動な中間部
材9Cが位置され、この中間部材9C、圧力伝達部材3
C、従動部材4Cの相互間には変位変換カム機構が設け
られ、同変位変換カム機構で変換された圧力伝達部材3
Cの移動方向及び移動量が従動部材4Cに伝達される。
【0015】第3実施例の場合、同変位変換カム機構
は、前記圧力伝達部材3Cに植えた付勢ピン7C及び同
付勢ピン7Cが位置される中間部材9Cの2次曲線カム
溝8C、並びに、従動部材4Cに面して中間部材9Cに
形成され、例えば45度に傾いた直線的な方向変換カム
溝10C及びこの方向変換カム溝10C内に位置した状
態で前記従動部材4Cに植えられた従動ピン11Cから
構成される。言い換えると、第3実施例の定圧力機構で
は、変位変換カム機構の存在により圧力伝達部材3Cの
移動量が中間部材9Cの2次函数移動量に変換され、同
中間部材9Cの水平な移動方向が方向変換カム溝10C
及び従動ピン11Cにより従動部材4Cの上下方向の移
動に変換されることになる。
【0016】図6及び図7は本発明の第4実施例による
定圧力機構を示し、この定圧力機構は”コ”字状ブラケ
ット12Dに固定される支持板13Dに沿って水平方向
に移動できる可動ケース4Dが従動部材となる。即ち、
この可動ケース4Dの内部にはコイルスプリング1Dで
付勢された上下方向に動ける圧力伝達部材3Dが収容さ
れ、同可動ケース4Dの側面に突出された付勢ピン7D
は前記支持板13Dに形成する2次曲線カム溝8D内に
位置される。なお、前記可動ケース4Dの右端部には被
測定面Xに先端を接触される接触子5Dが、同可動ケー
ス4Dの左端部には移動量測定部に結合されるラック部
材6Dがそれぞれ固定される。
【0017】第4実施例による定圧力機構は、以上のよ
うな構造であるから、コイルスプリング1Dの弾性力に
より可動ケース4Dが矢印方向に一定の力で付勢された
構造となる。したがって、この構造によっても、接触子
5D強いては可動ケース4Dの移動に拘らず、常に一定
の力で接触子5Dの先端を被測定面Xに付勢できる第1
から第3実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0018】図8は本発明の第5実施例による定圧力機
構を示し、筒状ケース2Eの内部には、同筒状ケース2
Eに対する回転運動をそれぞれ阻止されて軸線方向にそ
れぞれ摺動できる圧力伝達スリーブ3E(圧力伝達部
材)及び従動スリーブ4E(追従部材)が筒状ケース2
Eの長さ方向に隣り合って収容してある。即ち、コイル
スプリング1Eで下方向に付勢された圧力伝達スリーブ
3Eは筒状ケース2Eから突起させた第1案内ピン14
Eが挿入される第1長孔15Eに沿って上下方向に摺動
でき、また、下端に接触子5Eを固定された前記従動ス
リーブ4Eは、同様に筒状ケース2Eから突起させた第
2案内ピン16Eが挿入される第2長孔17Eに沿って
上下方向に摺動できる。
【0019】また、前記圧力伝達スリーブ3Eと前記従
動スリーブ4Eとの間には、これらに対して自由に回転
できるが軸方向にはリング23Eによって移動が阻止さ
れた中間軸18Eが配置され、圧力伝達スリーブ3E、
従動スリーブ4E、中間軸18Eの間に変位変換カム機
構が介在される。つまり、前記圧力伝達スリーブ3E中
に位置した同中間軸18Eの上端部には圧力伝達スリー
ブ3Eの付勢ピン7Eが挿入された2次曲線周面溝8E
が形成され、また、前記従動スリーブ4E中に位置した
中間軸18Eの下端部には従動スリーブ4Eの従動ピン
11Eが挿入される運動変換周面溝10Eが形成され
る。
【0020】したがって、このような構造においては、
圧力伝達スリーブ3Eの直線的な移動量が中間軸18E
の2時函数的な回転角に変換され、同中間軸18Eの回
転角変位が再び従動スリーブ4Eの直線的な移動量に変
換されるため、接触子5Eの移動に拘りなく、コイルス
プリング1Eにより一定圧力で接触子5Eを被測定面X
に付勢できる。なお、図示は省略するけれども、第5実
施例においては、筒状ケース2Eを貫いて外部へ導出さ
れた接触子5Eと一体のラック部材が用いられ、このラ
ック部材が変位測定部に結合されることになる。
【0021】図9は本発明の第6実施例による定圧力機
構を示し、同図において図8について述べた第5実施例
と同一構造部分については同一符号に添え字”F”を付
して示してある。第6実施例の特徴は、中間軸18Fの
長さ方向に対して直角な面に対して例えば45度だけ傾
けられた運動変換周面溝10Fは、図8の運動変換周面
溝10Eの傾きとは正逆を反対にしてある。
【0022】したがって、図9の第6実施例において
は、コイルスプリング1Fの弾性力により従動スリーブ
4Fが一定の力で常に上方に付勢された状態が得られる
から、同従動スリーブ4Fに測定部材19Fを固定し
て、同測定部材19Fに被測定物をフックすることによ
り、変位測定を行うことができる。
【0023】図10及び図11は本発明の第7実施例に
よる定圧力機構を示し、この定圧力機構はケース2G中
に収容されたコイルスプリング1Gで直線的に移動され
る圧力伝達部材3Gの移動に応動される回動部材4Gを
用いることを特徴としている。即ち、この回動部材4G
はケース2Gの外面の圧力伝達部材3Gの軸上に位置し
た中心軸30Gを中心として自由に回動できるもので、
同回動部材4Gの第1カム曲線溝31Gには前記ケース
2Gに開けた長孔32Gから突出される前記圧力伝達部
材3Gの付勢ピン7Gが係合される。また、前記ケース
2Gの内部には前記圧力伝達部材3Gの延長上に位置し
た摺動部材33Gが位置され、前記圧力伝達部材3Gと
同じ方向に移動可能な同摺動部材33Gには長孔34G
を通って外部に突出された従動ピン35Gが固定され、
この従動ピン35Gは回動部材4Gの表面の第2カム曲
線溝36Gに係合されると共に、同従動ピン35Gに接
触子5Gが固定される。
【0024】第7実施例においては、前記第1カム曲線
溝31Gと前記第2カム曲線溝36Gとの関係は次のよ
うに定められている。即ち、図12に示すように、回動
部材4G上に中心軸30Gを中心とした極座標をとり、
コイルスプリング1Gの力を”FS ”、接触子5Gに伝
えられる軸方向の力を”Fm ”、中心軸30Gを中心と
した回動部材4Gの回動角度を”θ”、前記中心軸30
Gからの第1カム曲線溝31G及び第2カム曲線溝36
Gの中心線までの距離をそれぞれ”r”及び”s”とす
れば、付勢ピン7G及び従動ピン35Gの回動部材4G
上での軌跡は”θ”の関数であるr=f(θ)及びs=
g(θ)としてそれぞれ表わされる。また、付勢ピン7
Gが接する点での第1カム曲線溝31Gが圧力伝達部材
3Gの軸と直角の方向となす角を”α”、従動ピン35
Gが接する点での第2カム曲線溝36Gの接線が摺動部
材33Gの軸と直角の方向となす角を”β”とする。
【0025】ここに、コイルスプリング1Gの力F
寄与する回動部材4Gの回転方向の力は、F・tan
α、並びに、接触子5Gに伝えられる力Fmを生じる回
転力はFm・tanβであり、両回転力によるトルクは
百じであることより、次の式が成立する。 r・F・tanα=s・Fm・tanβ
【0026】また、”k”をばね定数とすると、コイル
スプリング1Gの自然長からの撓みは”r”の一次式H
(r)で表せるので、 Fs = k・h(r) ・・・・(第4式) で表せる。さらに、角度を「ラジアン」とすれば、 であるので、第3式は、 a,mを定数として f’(θ)= m したがって r=f(θ)=m・θ+a ・・・・(第6式) g’(θ)=±h(r) よって、 s=g(θ)=±∫h(m・θ+a)dθ ・・・・(第7式) となるように、f(θ),g(θ)を選べば、第5式は
次のように変形される。 Fm = ±m・k ・・・・(第8式)
【0027】つまり、第8式は、”θ”の値即ち、回動
部材4Gの回動角度によらず、測定力Fm が一定である
ことを示している。ここに、具体例を挙げると、値b,
cを定数として、例えば、 Fs = k・(c+r) となるように、コイルスプリング1Gを配置すれば、第
7式は、第6式を使って、次のように変形される。 g’(θ)=±(c+r)=±(m・θ+c+a) したがって、 s=g(θ)=±{1/2 ・ m・θ2 +(c+a)・θ}
+b なる関係が得られる。
【0028】図13及び図14は本発明の第8実施例を
示し、この実施例による定圧力機構においては、前述し
た第7実施例と同一構造部分については同一符号を付し
て示してある。即ち、この定圧力機構はケース2G中に
収容されたコイルスプリング1Gで直線的に移動される
圧力伝達部材3Gを備え、この圧力伝達部材3Gにはケ
ース2Gの外面の圧力伝達部材3Gの軸上に位置した中
心軸30Gを中心として自由に回動できる回動部材4G
が従動される。つまり、同回動部材4Gの第1カム曲線
溝31Gには前記ケース2Gに開けた長孔32Gから突
出される前記圧力伝達部材3Gの付勢ピン7Gが係合さ
れ、前記ケース2Gの内部には前記圧力伝達部材3Gの
延長上に位置した摺動部材33Gが位置される。
【0029】第7実施例の場合と同様に、第8実施例に
おいても、前記圧力伝達部材3Gと同じ方向に移動可能
な同摺動部材33Gには長孔34Gを貫通する従動ピン
35Gが固定され、この従動ピン35Gは回動部材4G
の表面の第2カム曲線溝36Gに係合される。また、前
記従動ピン35Gに対しては後部ケース40G中に位置
した接触子5Gが固定され、同接触子5Gの内端部には
接触子の長さ方向に伸びる基準スケール41Gが固定さ
れる。この基準スケール41Gの表面に対しては、計数
・演算部42Gに搭載された検出スケール43Gが臨ま
される。
【0030】第8実施例による定圧力機構は、以上のよ
うな構成であるから、接触子5Gの変位に拘らず、接触
子は略一定の力で付勢されることになるが、同接触子5
Gの移動量は検出スケール43Gで監視され、計数・演
算部42Gで算定された移動量が表示器44Gに表示さ
れることになる。
【0031】図15及び図16は本発明の第9実施例を
示し、この実施例の特徴は圧力伝達部材と摺動部材とを
交差関係においた点にある。即ち、この定圧力機構はケ
ース2H中に収容されたコイルスプリング1Hで直線的
に移動される圧力伝達部材3Hを備えるが、この圧力伝
達部材3Hにはケース2Hの外面の圧力伝達部材3Hの
軸上に位置した中心軸30Hを中心として自由に回動で
きる回動部材4Hが従動される。つまり、同回動部材4
Hの第1カム曲線溝31Hには前記ケース2Hに開けた
長孔32Hから突出される前記圧力伝達部材3Hの付勢
ピン7Hが係合され、前記ケース2Hの内部には前記圧
力伝達部材3Hに対して中心軸30Hを中心にして例え
ば約90度の角度関係におかれた摺動部材33Hが位置
される。
【0032】そして、長さ方向に移動可能な同摺動部材
33Hには長孔34Hを貫通する従動ピン35Hが固定
され、この従動ピン35Hは回動部材4Hの表面の第2
カム曲線溝36Hに係合されている。また、前述した第
8実施例の場合と同様に、前記従動ピン35Hに対して
は後部ケース40H中に位置した接触子5Hが固定さ
れ、同接触子5Hの内端部には接触子の長さ方向に伸び
る基準スケール41Hが固定される。この基準スケール
41Hの表面に対しては、計数・演算部42Hに搭載さ
れた検出スケール43Hが臨まされ、この検出スケール
43Hで検出された接触子5Hの変位が表示器44Hに
表示される。
【0033】第9実施例は、以上のような構成であるか
ら、第8実施例の場合と同様に、接触子5Hの変位に拘
らず、接触子は略一定の力で付勢され、同接触子5Hの
移動量は検出スケール43Hで監視され、計数・演算部
42Hで算定された移動量が表示器44Hに表示される
ことになる。
【0034】図17及び図18は本発明の第10実施例
による定圧力機構を示し、この実施例においては、圧縮
コイルスプリングの代わりに引っ張りコイルスプリング
1Iを用い、第1カム曲線溝31Iの傾きに対して第2
カム曲線溝36Iの傾きを逆にしてある。即ち、この定
圧力機構はケース2I中に収容された圧力伝達部材3I
は引っ張りコイルスプリング1Iで付勢され、この圧力
伝達部材3Iにはケース2Iの外面の圧力伝達部材3I
の軸上に位置した中心軸30Iを中心として自由に回動
できる回動部材4Iが従動される。つまり、同回動部材
4Iの第1カム曲線溝31Iには前記ケース2Iに開け
た長孔32Iから突出される前記圧力伝達部材3Iの付
勢ピン7Iが係合されるけれども、この付勢ピン7Iに
は、基端部をケース2Iの表面の支持ピン45に係止し
た引っ張りコイルスプリング1Iの自由端部が引っ掛け
られる。
【0035】また、前記ケース2Iの内部には前記圧力
伝達部材3Iの延長上に位置した摺動部材33Iが位置
され、前記圧力伝達部材3Iと同じ方向に移動可能な同
摺動部材33Iには長孔34Iを貫通する従動ピン35
Iが固定され、この従動ピン35Iは回動部材4Iの表
面の第2カム曲線溝36Iに係合される。そして、前記
従動ピン35Iに対しては後部ケース40I中に位置し
た接触子5Iが固定され、同接触子5Iの内端部には接
触子の長さ方向に伸びる基準スケール41Iが固定され
る。この基準スケール41Iの表面に対しては、計数・
演算部42Iに搭載された検出スケール43Iが臨まさ
れる。
【0036】第10実施例は、以上のような構成である
から、第8実施例及び第9実施例の場合と同様に、接触
子5Iの変位に拘らず、接触子は略一定の力で付勢さ
れ、同接触子5Iの移動量は検出スケール43Iで監視
され、計数・演算部42Iで算定された移動量が表示器
44Iに表示されることになる。
【0037】また、第10実施例の場合、第7実施例に
ついて述べたコイルスプリング1Iの力Fs が、 Fs = k・(c−r) となるようにコイルスプリング1Iを配置すれば、第7
式は、第5式を使って、次のように変形されることにな
る。 g’(θ)=±(c−r)=±(−m・θ+c−a) したがって、 s=g(θ)=±{−1/2 ・ m・θ2 +(c−a)・
θ}+b なる結果が得られる。
【0038】図19は本発明の第11実施例である定ト
ルク機構を示し、筒状ケース2Jの内部にはコイルスプ
リング1Jで下向きに付勢された圧力伝達スリーブ3J
が回転止めピン20Jが挿入された案内溝21Jに沿っ
て摺動可能に収容してある。そして、前記圧力伝達スリ
ーブ3Jの内部には、圧力伝達スリーブ3Jに対して自
由に回転できるが軸方向にはフランジ24Jにより移動
が阻止された中間軸18Jが位置され、この中間軸18
Jの外端部には外部の被測定物(図示せず)にトルクを
付加できる回転ディスク22Jが固定される。
【0039】また、前述した中間軸18Jの周面には前
記圧力伝達スリーブ3Jから突起させた付勢ピン7Jが
位置される2次曲線周面溝8Jが形成されるから、コイ
ルスプリング1Jの弾性力により圧力伝達スリーブ3J
が移動しようとすると、同圧力伝達スリーブ3Jの移動
量が2次函数的な中間軸18J及び回転ディスク22J
の回転角変位に変換されることになる。したがって、第
11実施例の定トルク機構は、簡単な構造で、回転ディ
スク22Jに一定トルクを与えることができるので、例
えばキャリパゲージのような測定器に適用することがで
きる。
【0040】なお、本発明においては、前述した各実施
例ばかりでなく、次のような変形実施も可能である。1)
前記各実施例の付勢ピン、従動ピン、案内ピン、回転止
めピンはローラ形式のものであれば、摩擦抵抗を低減で
きる。2)第3,5,6実施例においては、2次曲線カム
溝(2次曲線周面溝)と方向変換カム溝(運動変換周面
溝)とを置換してもよい。3)第5,6,11実施例にお
ける圧力伝達スリーブ及び従動スリーブと中間軸との関
係は、雌雄を逆にして実施することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜5記載の定圧力機構によれば、構造が小型かつ簡単
で、従動部材の移動量に拘りなく、常に一定の力で同従
動部材を付勢することができるから、接触型測定器の検
出ヘッド部に適した構造を得ることができる。また、請
求項6記載の定トルク機構によれば、キャリパゲージの
検出ヘッド部に適した構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による定圧力機構の断面図
である。
【図2】同定圧力機構の図1の2−2線に沿う断面図で
ある。
【図3】同定圧力機構の原理説明図である。
【図4】本発明の第2実施例による定圧力機構の断面図
である。
【図5】本発明の第3実施例による定圧力機構の断面図
である。
【図6】本発明の第4実施例による定圧力機構の一部切
欠き正面図である。
【図7】同定圧力機構の図6の7−7線に沿う断面図で
ある。
【図8】本発明の第5実施例による定圧力機構の断面図
である。
【図9】本発明の第6実施例による定圧力機構の断面図
である。
【図10】本発明の第7実施例による定圧力機構の正面
図である。
【図11】図10の11−11線に沿う断面図である。
【図12】第7実施例による定圧力機構の原理説明図で
ある。
【図13】本発明の第8実施例による定圧力機構の正面
図である。
【図14】図13の14−14線に沿う断面図である。
【図15】本発明の第9実施例による定圧力機構の正面
図である。
【図16】図15の16−16線に沿う断面図である。
【図17】本発明の第10実施例による定圧力機構の正
面図である。
【図18】図17の18−18線に沿う断面図である。
【図19】本発明の第11実施例による低トルク機構の
断面図である。
【符号の説明】
1 コイルスプリング 2 ケース(筒状ケース) 3 圧力伝達部材(圧力伝達スリーブ) 4 従動部材(従動スリーブ) 5 接触子 7 付勢ピン(変位変換カム機構) 8 カム面(変位変換カム機構)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定方向に案内される従動部材をコイル
    スプリングの弾性力によりひとつの向きに付勢する定圧
    力機構において、前記コイルスプリングにより付勢され
    た状態で直線的な移動方向に案内される圧力伝達部材
    と、この圧力伝達部材の移動方向に対して略直角な方向
    に案内支持される従動部材とを備え、前記圧力伝達部材
    と従動部材との間には圧力伝達部材の移動量を2次函数
    的な従動部材の移動量に変換する変位変換カム機構が介
    装されたことを特徴とする定圧力機構。
  2. 【請求項2】 一定方向に案内される従動部材をコイル
    スプリングの弾性力によりひとつの向きに付勢する定圧
    力機構において、前記コイルスプリングにより付勢され
    た状態で直線的な移動方向に案内される圧力伝達部材
    と、この圧力伝達部材の移動方向に対して平行な方向に
    案内支持される従動部材とを備え、前記圧力伝達部材と
    従動部材との間には変位変換カム機構が介装され、同変
    位変換カム機構は、前記圧力伝達部材の移動量を圧力伝
    達部材に対して直角な方向の2次函数的な中間部材の移
    動量に変換する移動量変換カム部と同中間部材の移動量
    を前記従動部材の移動方向の移動量に変換する運動変換
    カム部とを備えることを特徴とする定圧力機構。
  3. 【請求項3】 前記圧力伝達部材は回転運動を阻止され
    て筒状ケースの内部に摺動可能に収容された圧力伝達ス
    リーブで構成され、前記従動部材は同圧力伝達スリーブ
    の延長上に位置された状態で回転運動を阻止されて前記
    筒状ケースの内部に摺動可能に収容された従動スリーブ
    で構成され、前記圧力伝達スリーブと前記従動スリーブ
    との間には自由に回転できる中間軸が収容され、前記圧
    力伝達スリーブ及び従動スリーブと同中間軸の対応部と
    の間には、圧力伝達スリーブまたは従動スリーブの移動
    量と前記中間軸の回転角との間の2次函数的な関係を定
    める前記移動量変換カム部と、前記中間軸の回転運動を
    圧力伝達スリーブまたは従動スリーブの直線的な移動量
    に変換する前記運動変換カム部とを備えることを特徴と
    する請求項2記載の定圧力機構。
  4. 【請求項4】 前記従動部材に対して接触型測定機の接
    触子が固定されるか、または、従動部材の一部が接触子
    とされることを特徴とする請求項1から請求項3に記載
    された定圧力機構。
  5. 【請求項5】 一定方向に案内される従動部材をコイル
    スプリングの弾性力によりひとつの向きに付勢する定圧
    力機構において、前記コイルスプリングにより付勢され
    た状態で直線的な移動方向に案内される圧力伝達部材
    と、この圧力伝達部材が収容されるケースの中心軸を中
    心として回動できる回動部材と、直線的に移動可能に前
    記ケースに支持される従動部材を備え、前記圧力伝達部
    材、回動部材、従動部材との相互間には変位変換カム機
    構が介装され、同変位変換カム機構は、圧力伝達部材の
    移動量を2次函数的な従動部材の移動量に変換すること
    を特徴とする定圧力機構。
  6. 【請求項6】 回転可能に支持される回転ディスクに対
    してコイルスプリングの弾性力によりトルクを与える定
    トルク機構において、前記コイルスプリングで付勢され
    た状態として回転運動を阻止されて筒状ケースの内部に
    摺動可能に収容された圧力伝達スリーブと、この圧力伝
    達スリーブの内部には自由に回転できかつ前記回転ディ
    スクの支持軸となる中間軸が収容され、前記圧力伝達ス
    リーブと同中間軸との間には、圧力伝達スリーブの移動
    量を2次函数的な前記中間軸の回転角に変更する変位変
    換カム機構が介装されることを特徴とする定トルク機
    構。
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