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JP3286108B2 - 監視制御装置 - Google Patents
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JP3286108B2 - 監視制御装置 - Google Patents

監視制御装置

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JP3286108B2
JP3286108B2 JP4979395A JP4979395A JP3286108B2 JP 3286108 B2 JP3286108 B2 JP 3286108B2 JP 4979395 A JP4979395 A JP 4979395A JP 4979395 A JP4979395 A JP 4979395A JP 3286108 B2 JP3286108 B2 JP 3286108B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラント設備機器の運
転・停止・故障等の動作状態および例えば電力・圧力・
流量等のプラントデータ(以下、プラント関連データと
指称する)に基づいてプラントの監視、プラント設備機
器の操作,制御を行う監視制御装置に係わり、特に中央
監視制御装置として市販のパーソナルコンピュータまた
はそれに相当する汎用型コンピュータ,つまりPCを用
いたときの監視の信頼性を高める監視制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラントの監視制御装置は、プ
ラント関連データからプラントの状態を監視して各種の
操作機器に必要な操作,制御データを送信する中央監視
制御装置と、この中央監視制御装置から送られてくる操
作,制御データを受信して前記操作機器を操作,制御す
る一方、プラントからプラント関連データを取り込んで
前記中央監視制御装置に送信する現場コントローラとか
らなっている。
【0003】ところで、従来からプラントの監視は、製
品の品質面や設備の安全性等から高い信頼性が要求され
ている。かかる要求に基づき、中央監視制御装置として
はそのプラントに合った特別に設計された専用装置が使
用されている。
【0004】しかしながら、近年,PCの飛躍的な性能
向上には目を見張るものがあり、特にプラントの中央監
視制御設備としてプラントの監視制御にも充分耐えうる
性能,能力を獲得するに至り、価格的に非常に安価なこ
とから、プラントの中央監視制御装置として採用され、
現実に使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
PCを採用した監視制御装置では、次のような問題点が
指摘されている。 (1) 先ず、24時間にわたって常時プラントを監視
する監視制御装置では、PCの信頼性の低さが指摘され
ている。本来、PCは、常時通電を想定して設計されて
いないので、24時間の常時通電で使用する場合にはP
Cの故障発生が懸念されており、信頼性の面で今1つの
感がある。
【0006】そこで、PCの価格の低さを踏まえ、常時
通電のPCとは別に、予め予備のPCを保管し、必要な
時に何時でも利用可能な体制をとっている。しかしなが
ら、このような構成の監視制御装置では、実際にプラン
トの稼働中に常時通電のPCが故障した場合、故障前に
既に取得したプラント関連データ例えばプラントの状態
推移を表すトレンドデータや毎日の運転経歴を表す作表
データ等が消失してしまい、予備のPCを用いても故障
前の時系列的なプラント関連データを継続利用できな
い。また、常時通電のPCと予備のPCとの交換作業や
手動による予備PCの電源立ち上げが必要となり、予備
PCの電源立ち上げがスムーズに行われなかったり、監
視に影響を与えるなどの問題がある。
【0007】また、従来のもう1つの例としては、常時
通断の2台のPCを設置し、互いにプラント関連データ
を収集し、自己運転モードの時だけ、オペレータが自身
のPCを用いてプラント設備である操作機器を操作,制
御することが行われている。
【0008】しかし、このような監視制御装置において
も、2台のPCを備えているものの、これらPCは何れ
も常時通電であり、前述同様に故障発生の恐れがあり、
また監視の信頼性を欠く問題がある。 (2) さらに、別の監視制御装置として、1台のPC
が設置され、プラントの定常運転時または夜間運転時に
はPCの電源を落とし、例えばプラントの異常発生時や
運転員の交替確認時だけ電源の立ち上げを行ってプラン
トの監視を行うものである。
【0009】このような監視制御装置は、プラントの異
常発生時に直ちにプラントの監視を開始する必要がある
が、PCの電源が落ちているので、手動によるPCの電
源立ち上げが必要となり、立ち上げに時間がかかると監
視制御に影響を与える。
【0010】また、PCが立ち上がっても、故障前のプ
ラント関連データがないので、PC停止時のプラント関
連データを継続利用できず、監視の信頼性を欠く問題が
ある。
【0011】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、2台のPCを交互に運転しつつプラント関連データ
を確実にトラッキングし、監視の信頼性を確保する監視
制御装置を提供することを目的とする。
【0012】また、本発明の他の目的は、定常運転等の
場合にはPCの電源を落とすが、異常発生時に自動的に
電源立ち上げを行ってプラント関連データの継続利用を
可能とする監視制御装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するぬめ
に、請求項1に対応する発明は、プラント関連データに
基づいてプラントの操作端機器を操作・制御する現場コ
ントローラと、この現場コントローラに伝送ラインを介
して接続され、前記現場コントローラから送られてくる
プラント関連データから前記プラントの状態を監視し、
その監視結果に基づいて操作・制御データを当該現場コ
ントローラに送信する2台のパーソナルコンピュータま
たは2台の汎用型コンピュータ(以下、PCと総称す
る)が設置され、これら2台のPCのうち、現在停止
中のPCは、現場コントローラからの電源オン制御デー
タを受けたとき電源の立ち上げを行って現在運転中の前
記PCからプラント関連データを取り込んで前記現場コ
ントローラに正常立ち上がりデータを通知し、前記現場
コントローラは、正常立ち上がりデータの通知を受けた
とき前記現在運転中のPCに電源オフ制御データを送出
して運転停止とする監視制御装置である。
【0014】請求項2に対応する発明は、プラント関連
データに基づいてプラントの操作端機器を操作・制御す
る現場コントローラと、この現場コントローラに伝送ラ
インを介して接続され、前記現場コントローラから送ら
れてくるプラント関連データから前記プラントの状態を
監視し、その監視結果に基づいて操作・制御データを当
該現場コントローラに送信する2台のPCが設置さ
れ、前記現場コントローラは、前記2台のPCの運転ス
ケジュールおよび各PCの運転時間を記憶する記憶手段
と、この記憶手段による現在運転中のPCの運転時間が
運転スケジュールで定めた時間に達したとき、現在停止
中PCの選択指示を出力する第1のスケジュール運転手
段と、このPC選択指示を受けて現在停止中のPCに電
源オン制御データを送出する第1の電源オン・オフ制御
手段と、この電源オン制御データの送出後、選択指示を
受けたPCから正常立ち上がりデータの通知を受けたと
き、現在運転中のPCにPC非選択指示を出力する第2
のスケジュール運転手段と、このPC非選択指示を受け
て現在運転中のPCに電源オフ制御信号を送出する第2
の電源オン・オフ制御手段とを設け、前記各PCは、前
記電源オン制御データを受けると、電源の立ち上げを行
って前記現在運転中のPCからデータを収集するデータ
収集手段と、このデータ収集手段によるデータの収集後
に前記正常立ち上がりデータを前記現場コントローラに
通知する手段とを設けた監視制御装置である。
【0015】請求項3に対応する発明は、プラント関連
データに基づいてプラントの操作端機器を操作・制御す
る現場コントローラと、この現場コントローラに伝送ラ
インを介して接続され、前記現場コントローラから送ら
れてくるプラント関連データから前記プラントの状態を
監視し、その監視結果に基づいて操作・制御データを当
該現場コントローラに送信するPCが設置され、前記
現場コントローラは、所定の時間帯のときだけPCを運
転する運転スケジュールを記憶する運転スケジュール記
憶手段と、この運転スケジュール記憶手段に記憶される
運転スケジュールに従って運転指示および停止指示を出
力するスケジュール運転手段と、プラント関連データを
取り込んでプラント異常の有無を判定するプラント異常
判定手段と、常時はスケジュール運転手段からの指示に
従って電源オン・オフ制御データを出力するが、前記プ
ラント異常判定手段から異常有りの判定結果を受け、か
つ、前記PCが停止中のときには電源オン制御データを
送出する電源オン・オフ制御手段と、前記プラント関連
データを時系列に記憶する記憶手段とを設け、前記PC
は、前記電源オン制御データを受けたとき、電源の立ち
上げを行う手段と、この手段による立ち上げを行って前
記現場コントローラの記憶手段に時系列的に記憶させる
プラント関連データを収集して前記PC内に確保するデ
ータ収集手段とを設けた監視制御装置である。
【0016】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は、以上のよ
うな手段を講じたことにより、現場コントローラを監視
制御するために2台のPCを設置し、そのうち現在停止
中のPCは、現場コントローラからの電源オン制御デー
タを受けたときだけ電源の立ち上げを行った後に現在運
転中のPCからプラント関連データを収集し、このデー
タ収集完了後に現場コントローラに正常立ち上がりデー
タを通知する。ここで、現場コントローラは、正常立ち
上がりデータの通知を受けると、現在運転中のPC電源
をオフ制御する電源オフ制御データを送出するので、2
台のPCの任意運転・停止を実現行でき、間欠通電によ
りPCの故障発生を低減化でき、また前の運転中のPC
で収集したプラント関連データを確実に受け取って運転
続行でき、監視の信頼性を確保できる。
【0017】次に、請求項2に対応する発明は、現場コ
ントローラを監視制御するために2台のPCを設置する
とともに、これら2台のPCを交互に運転することが前
提となる。そして、現場コントローラ側では、第1のス
ケジュール運転手段が現在運転中のPCの運転時間が予
め記憶手段に記憶される運転スケジュールで定める運転
時間に達したか否かを判断し、達したと判断した場合に
は第1の電源オン・オフ制御手段に現在停止中PCの選
択指示を出す。そうすると、第1の電源オン・オフ制御
手段は、現在停止中のPCに対して電源オン制御データ
を送信するので、現在停止中PCのデータ収集手段は電
源を立ち上げて現在運転中PCからプラント関連データ
を収集し、正常立ち上がりデータを現場コントローラに
送信する。
【0018】ここで、現場コントローラの第2のスケジ
ュール運転手段は、正常立ち上がりデータを受けると、
現在運転中PCの非選択指示を第2の電源オン・オフ制
御手段に入力する。この第2の電源オン・オフ制御手段
は、現在運転中PCの電源をオフとする電源オフ制御デ
ータを送信し、電源をオフ制御する。
【0019】従って、2台のPCが運転スケジュールの
下に交互に運転するので、各PCの通電が従来の半分と
なって故障発生が大幅に低減化でき、しかもこれから運
転するPCは現在運転中PCからプラント関連データを
収集しているので、プラント関連データの継続利用が保
障され、プラント監視の信頼性を向上できる。
【0020】次に、請求項3に対応する発明は、現場コ
ントローラの監視制御のために2台のPCではなく、1
台のPCを設置する。ここで、現場コントローラのスケ
ジュール運転手段では、運転スケジュール記憶手段に記
憶される定常時および夜間時のとき停止、所定の時間帯
のとき運転とする運転スケジュールに従って運転指示ま
たは停止指示を電源オン・オフ制御手段に入力する。こ
のとき、現場コントローラの記憶手段ではプラント関連
データを時系列的に記憶し、一方、プラント異常判定手
段ではプラント関連データからプラントの異常有無を判
定し、異常有りの場合にはその判定結果を電源オン・オ
フ制御手段に通知する。
【0021】一方、電源オン・オフ制御手段では、スケ
ジュール運転手段による運転指示または停止指示に従っ
てPC側に電源オフ制御データまたは電源オン制御デー
タを送信するが、その他に前記プラント異常判定手段か
ら異常判定結果を受けたときにもPC側に電源オン制御
データを送信する。
【0022】その結果、PCは、所定の時間帯およびプ
ラント異常時に電源オン制御データを受けると、電源の
立ち上げを行った後、前記現場コントローラの記憶手段
から時系列的なプラント関連データを取り込んで記憶し
た後、プラントの監視を行うので、1台のPCだけを用
いて適宜に停止させつつ利用でき、従来のPCに比較し
て故障発生を低減化でき、しかもプラント異常時にはP
C側に電源オン制御データを送信して自動的に電源の立
ち上げを行うことができ、さらに現場コントローラの記
憶手段から時系列的なプラント関連データを収集した
後、プラントの監視を行うので、プラント関連データを
継続利用でき、プラント監視の信頼性を向上できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 (第1実施例)図1は本発明に係わる監視制御装置の一
実施例を示す構成図である。
【0024】この監視制御装置は、プラント1の機器の
運転,停止,故障等の状態およびプラントデータ,つま
りプラント関連データに基づいてプラント1の操作端機
器を操作,制御する現場コントローラ2と、この現場コ
ントローラ2とは制御用LAN(ローカルエリアネット
ワーク)を構成する伝送ライン3を介して接続され、現
場側コントローラ2から送られてくるプラント関連デー
タからプラント1の状態を監視し、その監視結果に基づ
いて操作データや各種の制御データ例えば変更目標値や
変更上下限値その他の制御データを現場コントローラ2
に送信し、操作端機器を操作,制御する中央監視制御装
置としての機能を有する2台のPC4A,4Bと、これ
ら現場コントローラ2またはPC4A,4B内に運転ス
ケジュールが規定され、この運転スケジュールに従って
PC4A,4Bを交互に通電運転するが、例えば現場コ
ントローラ2からPC選択指示を受けたPC例えば4A
は電源を立ち上げを行った後、既に運転中のPC4Bに
記憶されるプラント関連データを収集した後、現場コン
トローラ2に通知し、この通知に基づいて既に運転中の
PCの電源を落とす運転スケジュール機能とが設けられ
ている。5A,5BはPC4A,4Bの監視用表示装
置、6A,6Bは仮想的に表現した電源スイッチであ
る。
【0025】図2は図1の監視制御装置の具体的構成を
表す機能ブロック図である。この監視制御装置のうち,
現場コントローラ2は、検出端から入出力ポートまたは
入出力バッフア等のデータ入出力部11を介して取り込
んだプラント関連データに基づいて所定の演算処理を実
行し、この演算処理によって得られる操作出力をプラン
ト1の操作端機器に与えてプラント1を制御する演算制
御部12と、目標値データ,上下限値データその他プラ
ント1からのプラント関連データ,演算結果のデータ,
PC4A,4Bから送られてくる各種のデータ等を記憶
するデータ記憶部13とが設けられている。
【0026】また、本装置においては、例えば24時間
にわたってPC4A,4Bを交互に運転する運転スケジ
ュールのデータを記憶する運転スケジュールファイル1
4と、各PC4A,4Bごとに累積運転時間の他、運転
スケジュールにそって運転開始した時に運転時間を計時
する機能をもつ運転時間ファイル15と、前記運転スケ
ジュールフアイル14の運転スケジュールデータに従う
運転時間と運転時間とを参照しながら各PC4A,4B
を交互に選択指示するデータを出力するスケジュール運
転部16と,このスケジュール運転部16のPC選択指
示に従って例えばPC4Aを選択して通電するときに電
源オン制御データを出力する電源オン・オフ制御部17
と、この電源オン・オフ制御部17による電源オン制御
データを送出した後、PC4Aが正常に立ち上がったか
どうかを診断する故障診断部18と、各PC4A,4B
の間でデータの授受を行うデータ送受信部19とによっ
て構成されている。
【0027】一方、各PC4A,4Bにおいては、現場
コントローラ2との間でデータの授受を行うデータ送受
信部21と、現場コントローラ2から送信されてくる電
源オン・オフ制御信号に基づいて電源を立ち上げたり、
電源を落としたりする電源回路部22と、所定のプログ
ラムデータに従ってデータを収集したり、監視制御を実
行するデータ収集処理制御部23と、プラント関連デー
タを記憶するデータファイル24と、プラント関連デー
タを表示してプラントを監視したり、必要なデータを入
力したり、制御データを入力する入出力装置25とによ
って構成されている。
【0028】次に、以上のように構成された装置の動作
について説明する。先ず最初にPC4Aの電源立ち上げ
について説明する。今,現場コントローラ2の運転スケ
ジュール部16は、運転スケジュールファイル14に記
憶される運転スケジュールデータに従ってPC4Aの選
択指示を電源オン・オフ制御部17に入力する。電源オ
ン・オフ制御部17は、PC選択指示を受けるとデータ
送受信部19を介して伝送ライン3にPC4Aの電源オ
ン制御信号を送出する。
【0029】ここで,PC4Aは、データ送受信部21
によって電源オン制御データを受信すると,電源の立ち
上げを指示し、電源回路部22はその指示の下に電源の
立ち上げを行い、現場コントローラ2に正常立ち上げを
通知する。
【0030】この現場コントローラ2の故障診断部18
では、PC4Aから電源立ち上がりデータが来るか否
か、つまりPC4Aが正常立ち上がり否かを判断する。
PC4Aが正常に立ち上がれば、PC4Aはそのままプ
ラント1の監視体制に入っていく。
【0031】しかし、故障診断部18で正常立ち上がり
データを受信しなかったとき、PC4Aが異常であると
判断し、スケジュール運転部16に伝達する。ここで、
スケジュール運転部16は、PC4Aに代えてPC4B
を選択する指示を電源オン・オフ制御部17に送出す
る。従って、PC4Aの故障時、電源オン・オフ制御部
17からの電源オン制御データに基づき、PC4Bは電
源を立つ上げて監視制御を実行する。
【0032】次に、PC4Aが正常に立ち上がった後、
PC4Bに切替える例について説明する。今、現在PC
4Aが運転中にあるとする。この状態において現場コン
トローラ2の演算制御部12はプラント検出データが目
標値データと一致するような操作出力データを求めて操
作端機器2に印加し、プラント1の操作制御を実行す
る。
【0033】このとき、スケジュール運転部16は、運
転スケジュールファイル14の運転スケジュールデー
タ,例えばPC4Aを6時間運転した後、PC4Bを選
択する運転スケジュールデータとなっている場合、運転
時間ファイル15に計時されるPC4Aの運転時間がス
ケジュールデータの6時間に達したか否かを判断し、運
転時間が6時間に達したとき、次のPC4Bの選択指示
を電源オン・オフ制御部17に送出する。ここで、電源
オン・オフ制御部17は、PC4Bの選択指示を受ける
とデータ送受信部19を介してPC4Bに電源オン制御
データを送信する。
【0034】そうすると、PC4Bでは、データ送受信
部21で電源オン制御データを受信すると,電源回路部
22に対して電源立ち上げを指示するので、この電源回
路部22によってPC4Bの電源立ち上げが行われる。
このPC4Bは、電源の立ち上げ後、現在運転中のPC
4Aのデータファイル24から所要とするプラント関連
データを収集して時系列データの整合を行う。そして、
PC4Bは、データ収集後、データ送受信部21を介し
て現場コントローラ2に正常立ち上げを通知する。
【0035】現場側コントローラ2では、データ送受信
部19を介してスケジュール運転部16により正常立ち
上がりデータの通知を受信すると、この通知に基づいて
現在運転中PC4Aの非選択指示を電源オン・オフ制御
部17に送出する。その結果、電源オン・オフ制御部1
7は、データ送受信部19を介してPC4Aに電源オフ
制御データを送信する。ここで、PC4Aは、電源オフ
制御データを受信すると、電源回路部22を介して電源
をオフとする。
【0036】その結果、PC4Bは運転状態に入り、P
C4Aが停止状態となる。なお、PC4Bから正常立ち
上がりデータの通知を受けないとき、PC4Aが継続し
て運転を続行することは言うまでもない。
【0037】なお、運転時間ファイル15では、各PC
4A,4Bの累積運転時間を計時しているので、例えば
所定の周期ごとにPC4Aと4Bとの累積運転時間を比
較し、常に運転時間の短い方を優先してPC選択指示を
出すとか、或いは累積運転時間と故障発生回数との関係
を記憶し、PC運転時間から故障発生を推定するように
してもよい。
【0038】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、2台のPC4A,4Bを交互に運転することを前提
とするが、現場コントローラ2では、現在運転中PC例
えば4Aの運転時間を見ながら、運転スケジュール運転
時間に達したとき、現在停止中のPC4Bに対して電源
オン制御データを送出し、電源の立ち上げを指示する。
ここで、電源の立ち上げを行ったPC4Bは現在運転中
のPC4Aからプラント関連データを読み取った後、正
常立ち上がりデータを現場コントローラ2に送出する
と、当該コントローラ2では正常立ち上がりデータの通
知を確認した後、現在運転中のPC4Aに電源オフ制御
データを送信するので、互いに交互運転を行ってもプラ
ント関連データの欠落がなくなり、高い信頼性およびプ
ラントの最適運転を確保できる。 (第2実施例)図3は本発明に係わる監視制御装置の一
実施例を示す構成図である。
【0039】この監視制御装置は、常時はプラント31
からプラント関連データを取り込んで所定の演算処理を
実行し、この演算処理によって得られる操作出力を操作
端機器に供給し、さらにプラントの異常判断機能を有
し、異常と判断したときに警報指示信号を出力するとと
もに、電源スイッチ32をオンして電源オン制御データ
を送信する現場コントローラ33と、この現場コントロ
ーラ33からの警報指示信号を受けて警報を出力する警
報出力装置34と、現場コントローラ33から電源オン
制御データを受信して自動的に電源の立ち上げを行うと
ともに、現場コントローラ33からのプラント関連デー
タからプラント1の状態を監視し、その監視結果に基づ
いて操作データや各種の制御データ例えば変更目標値や
変更上下限値その他の制御データを現場コントローラ3
3に送信し、操作端機器を操作,制御する中央監視制御
装置としての機能を有するPC35と、プラント関連デ
ータを表示してプラント31の状態を監視する表示装置
36とによって構成されている。
【0040】図4は図3の監視制御装置の構成を示す機
能ブロック図である。現場コントローラ33は、プラン
ト31のプラント関連データを取り込んだり、操作端機
器に操作出力を与えたりするデータ入出力部41と、こ
のデータ入出力部41を介して取り込んだプラント関連
データをプラントデータ時系列ファイル42に格納した
り、プラント関連データに基づいて所定の演算処理を実
行し、得られた操作出力を操作端機器に与えてプラント
31を制御する演算処理部43とが設けられている。
【0041】さらに、現場コントローラ3は、例えば定
常時や夜間にはPC35を停止し、プラント31の異常
時や所要とする時刻帯例えば操作員の交替時にPC35
の電源立ち上げを自動的に行う運転スケジュールを記憶
する運転スケジュールファイル44と、このファイル4
4の運転スケジュールに従って運転・停止の指示を出力
するスケジュール運転部45と、前記データ入出力部4
1で取り込んだプラント関連データからプラント異常の
有無を判定するプラント異常判定部46と、この判定部
46による異常判定結果に基づいて警報出力装置47か
ら警報を出力する警報出力制御部48と、前記スケジュ
ール運転部45の指示に従って電源オン・オフ制御デー
タを出力し、またプラント異常判定部46から異常判定
結果を受けたときにPC35が停止中にあるとき、電源
オン制御データを出力する電源オン・オフ制御部49
と、PC35との間でデータの授受を行うデータ送受信
部50とによって構成されている。
【0042】一方、PC35においては、現場コントロ
ーラ33との間でデータの授受を行うデータ送受信部5
1と、現場コントローラ33から送られてくる電源オン
・オフ制御データを受信してPC電源の立ち上げを行っ
たり、或いは電源を落としたりする電源回路部52と、
所定のプログラムデータに従ってデータの収集,データ
の送受信制御および監視制御を実行するデータ収集処理
制御部53と、現場コントローラ33から送信されてく
るプラント関連データを記憶するプラントデータ時系列
ファイル54と、プラント関連データを表示してプラン
ト31の状態を監視したり、必要なデータを入力した
り、制御指令を入力する入出力装置55とによって構成
されている。
【0043】従って、以上のような構成の監視制御装置
の動作について説明する。現場コントローラ33では、
スケジュール運転部45が運転スケジュールファイル4
4の運転スケジュールを参照しながら運転すべき時間帯
か否かを判断する。運転すべき時間帯であれば、PC選
択指示を電源オン・オフ制御部49に送出する。この電
源オン・オフ制御部49は、PC選択指示を受けると電
源オン制御データをデータ送受信部50を介してPC3
5に送信する。ここで、PC35は、データ送受信部5
1で電源オン制御データを受信すると、電源回路部52
に電源立ち上げを指示し、電源の立ち上げを行う。
【0044】一方、運転スケジュールに従って運転すべ
き時間帯でなければ、PC35の電源の立ち上げ制御は
行わない。さらに、現場コントローラ33では、逐次プ
ラント関連データを取り込んで演算処理を行うが、この
ときプラント関連データをプラント異常判定部46にも
送出する。このプラント異常判定部46は、プラント関
連データと例えば上下限値その他のデータとを比較し、
プラント異常の有無を判断する。プラント異常と判定す
れば、警報出力制御部48によって警報出力装置47か
ら異常である旨の警報を出力する。
【0045】また、プラント異常判定部46においてプ
ラント31の異常と判定したとき、プラントの異常を電
源オン・オフ制御部49に通知する。このとき、電源オ
ン・オフ制御部49では、PC35が現在停止中であれ
ば、電源オン制御データを送信し、PC35の電源を自
動的に立ち上げて監視可能状態にする。
【0046】ところで、PC35は常時運転でないこと
から、プラント時系列データが欠落することがあるが、
これを防止するために現場コントローラ33のプラント
データ時系列ファイル42を用意し、PC立ち上げ後に
PC自身のデータ収集・処理制御部53にてファイル4
2からプラント関連データを収集し、PC側のプラント
時系列データファイル54に格納し、この収集データに
従ってプラント関連データを監視し、異常前後のプラン
トデータから異常の経緯や異常原因を判断することが可
能となる。
【0047】従って、以上のような実施例の構成によれ
ば、PCの停止中に異常が発生したとき、その異常発生
と同時に電源オン・オフ制御部49から電源オン制御デ
ータを送信し、PCの電源を自動的に立ち上げるので、
迅速に監視体制に入ることができ、しかもPCの常時通
電を回避していることから、PCの故障発生を抑えるこ
とができる。また、プラントの異常発生時にPCの電源
立ち上げを行った後、PC自体が現場コントローラ33
に記憶するプラントデータ時系列ファイル43のプラン
ト関連データを収集してPC側のプラント時系列データ
ファイル54を作成するので、プラント時系列データの
欠落を防止でき、プラント関連データの継続性が保障さ
れ、プラントの最適な運用を確保できる。
【0048】なお、上記実施例では、電源オン・オフ制
御部17,49から伝送ラインを通して電源オン・オフ
制御データをPC側に送信する構成としたが、専用ライ
ンを用いて電源オン・オフ制御データ,つまり電力を送
出する構成であってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。請求項1,2の発明にお
いては、2台のPCを交互に運転するので故障の発生を
低減化でき、しかもPC運転開始時に前のプラント関連
データを確実に継続利用しながらプラントの状態を監視
でき、プラント監視の高い信頼性を確保できる。
【0050】請求項3の発明においては、定常運転時等
にPCの電源を落とすが、異常発生時等のときに自動
的、かつ、迅速にPCの電源を立ち上げることができ、
PC運転開始時には現場コントローラに記憶されるプラ
ント関連データを収集して監視体制に入るので、確実に
データの欠落を防止でき、迅速に故障発生状態を監視で
き、適切にプラントの運用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる監視制御装置の一実施例を示す
構成図。
【図2】図1に示す監視制御装置の機能ブロック図。
【図3】本発明に係わる監視制御装置の他の実施例を示
す構成図。
【図4】図3に示す監視制御装置の機能ブロック図。
【符号の説明】
1,31…プラント、2,33…現場コントローラ、4
A,4B,35…PC、14,44…運転スケジュール
ファイル、15…運転時間ファイル、16,45…スケ
ジュール運転部、17,49…電源オン・オフ制御部、
22,52…電源回路部、23,53…データ収集処理
制御部、24…データファイル、42,54…プラント
データ時系列ファイル、46…プラント異常判定部、4
7…警報出力装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 - 9/16 G05B 9/03

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラント関連データに基づいてプラント
    の操作端機器を操作・制御する現場コントローラと、こ
    の現場コントローラに伝送ラインを介して接続され、前
    記現場コントローラから送られてくるプラント関連デー
    タから前記プラントの状態を監視し、その監視結果に基
    づいて操作・制御データを当該現場コントローラに送信
    する2台のパーソナルコンピュータまたは2台の汎用型
    コンピュータ(以下、PCと総称する)が設置され、 これら2台のPCのうち、現在停止中のPCは、現場コ
    ントローラからの電源オン制御データを受けたとき電源
    の立ち上げを行って現在運転中の前記PCからプラント
    関連データを取り込んで前記現場コントローラに正常立
    ち上がりデータを通知し、 前記現場コントローラは、正常立ち上がりデータの通知
    を受けたとき前記現在運転中のPCに電源オフ制御デー
    タを送出して運転停止とすることを特徴とする監視制御
    装置。
  2. 【請求項2】 プラント関連データに基づいてプラント
    の操作端機器を操作・制御する現場コントローラと、こ
    の現場コントローラに伝送ラインを介して接続され、前
    記現場コントローラから送られてくるプラント関連デー
    タから前記プラントの状態を監視し、その監視結果に基
    づいて操作・制御データを当該現場コントローラに送信
    する2台のPCが設置され、 前記現場コントローラは、前記2台のPCの運転スケジ
    ュールおよび各PCの運転時間を記憶する記憶手段と、
    この記憶手段による現在運転中のPCの運転時間が運転
    スケジュールで定めた時間に達したとき、現在停止中P
    Cの選択指示を出力する第1のスケジュール運転手段
    と、このPC選択指示を受けて現在停止中のPCに電源
    オン制御データを送出する第1の電源オン・オフ制御手
    段と、この電源オン制御データの送出後、選択指示を受
    けたPCから正常立ち上がりデータの通知を受けたと
    き、現在運転中のPCにPC非選択指示を出力する第2
    のスケジュール運転手段と、このPC非選択指示を受け
    て現在運転中のPCに電源オフ制御信号を送出する第2
    の電源オン・オフ制御手段とを設け、 前記各PCは、前記電源オン制御データを受けると、電
    源の立ち上げを行って前記現在運転中のPCからデータ
    を収集するデータ収集手段と、このデータ収集手段によ
    るデータの収集後に前記正常立ち上がりデータを前記現
    場コントローラに通知する手段とを設けたことを特徴と
    する監視制御装置。
  3. 【請求項3】 プラント関連データに基づいてプラント
    の操作端機器を操作・制御する現場コントローラと、こ
    の現場コントローラに伝送ラインを介して接続され、前
    記現場コントローラから送られてくるプラント関連デー
    タから前記プラントの状態を監視し、その監視結果に基
    づいて操作・制御データを当該現場コントローラに送信
    するPCが設置され、 前記現場コントローラは、所定の時間帯のときだけPC
    を運転する運転スケジュールを記憶する運転スケジュー
    ル記憶手段と、この運転スケジュール記憶手段に記憶さ
    れる運転スケジュールに従って運転指示および停止指示
    を出力するスケジュール運転手段と、プラント関連デー
    タを取り込んでプラント異常の有無を判定するプラント
    異常判定手段と、常時はスケジュール運転手段からの指
    示に従って電源オン・オフ制御データを出力するが、前
    記プラント異常判定手段から異常有りの判定結果を受
    け、かつ、前記PCが停止中のときには電源オン制御デ
    ータを送出する電源オン・オフ制御手段と、前記プラン
    ト関連データを時系列に記憶する記憶手段とを設け、 前記PCは、前記電源オン制御データを受けたとき、電
    源の立ち上げを行う手段と、この手段による立ち上げを
    行って前記現場コントローラの記憶手段に時系列的に記
    憶させるプラント関連データを収集して前記PC内に確
    保するデータ収集手段とを設けたことを特徴とする監視
    制御装置。
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