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JP3289502B2 - 受像管パネルの洗浄装置 - Google Patents
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JP3289502B2 - 受像管パネルの洗浄装置 - Google Patents

受像管パネルの洗浄装置

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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー受像管を構成す
る受像管パネルのスカート部内壁に付着した蛍光体スラ
リを除去する際に用いられる受像管パネルの洗浄装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー受像管の製造工程には、
受像管パネルの内面に蛍光面を形成する工程がある。こ
の工程では、3原色である赤色、緑色、青色の各色蛍光
体スラリを順にパネル内面に塗布したのち、パネルのス
カート部内壁に付着した蛍光体スラリを洗浄液(純水
等)にて除去している。従来では、パネル洗浄時に受像
管パネルを回転させて、洗浄ノズルから噴出させた洗浄
液をスカート部内壁に噴き付けて蛍光体スラリを除去す
る方式が採用されていた。
【0003】ところで、図6に示すように、受像管パネ
ル51の前面ガラス52はその長辺側(L)に沿って円
筒状(シリンドリカル)に成形されている。このため、
図6に示すように、受像管パネル51を回転させた際に
は、受像管パネル51の前面ガラス52とその周縁部の
スカート部53とがなすパネル内面側の曲面部51a
(以下、パネルR部と称す)の位置が、パネル短辺側
(S)およびパネルコーナ部(C)に対し、パネル長辺
側(L)でシールエッジ面fと直交する方向に変位する
ことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の洗
浄装置においては、受像管パネル51のスカート部53
の内壁に倣って図示せぬ洗浄ノズルをシールエッジ面f
と平行に移動させながらスカート部53の内壁と洗浄ノ
ズルとの距離を一定に保つ方式であったため、パネル長
辺側(L)では洗浄ノズルから噴出させた洗浄液がパネ
ルR部51aまで十分に行き渡らず、そこに蛍光体スラ
リが残ってしまうという問題があった。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、受像管パネルの
スカート部内壁に付着した蛍光体スラリを確実に除去す
ることができる受像管パネルの洗浄装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、受像管パネルのスカート
部内壁に付着した蛍光体スラリを洗浄液によって除去す
る受像管パネルの洗浄装置において、支持状態での受像
管パネルの向きに対応したカム面を外周面に有する回転
ディスクヘッドを備え、回転ディスクヘッドを介して受
像管パネルを回転可能に支持するパネル支持ユニット
と、パネル支持ユニットに支持された受像管パネルのス
カート部内壁に対向する状態で配置され、そのスカート
部内壁に洗浄液を噴き付ける洗浄ノズルと、受像管パネ
ルのシールエッジ面と直交する方向に洗浄ノズルを移動
可能に支持する第1のシリンダと、回転ディスクヘッド
の外周面に圧接しつつカム面に倣って受像管パネルのシ
ールエッジ面と平行に移動する倣いローラと、第1のシ
リンダに配管を介して接続され、その配管内に封入され
た駆動力伝達媒体を倣いローラの移動動作に応じて流動
させる第2のシリンダとを具備している。
【0007】また、駆動力伝達媒体として液体(好まし
くは水)を使用している。
【0008】
【作用】本発明の受像管パネルの洗浄装置においては、
回転ディスクヘッドを介して支持された受像管パネルを
回転させると、回転ディスクヘッドの外周面に圧接した
倣いローラがカム面に倣って受像管パネルのシールエッ
ジ面と平行に移動する。この倣いローラの移動により第
2のシリンダの駆動力が駆動力伝達媒体の流動によって
第1のシリンダに伝達される。このため、第1のシリン
ダに支持された洗浄ノズルは、倣いローラの移動方向お
よび移動量に応じてパネルR部に倣ってシールエッジ面
と直交する方向に移動しつつ、受像管パネルのスカート
部内壁に洗浄液を噴き付けるようになるため、パネル長
辺側においても洗浄液がパネルR部に十分に行き渡るよ
うになる。
【0009】また、駆動力伝達媒体として圧縮性がきわ
めて低い液体を使用すると、倣いローラの移動動作によ
り得られる第2のシリンダの駆動力が確実に第1のシリ
ンダに伝達されるようになる。さらに、その液体が水で
ある場合には、万が一、駆動力伝達媒体が配管から漏れ
て受像管パネルに付着した際にも何ら問題が生じない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明に係わる受像管パ
ネルの洗浄装置の一実施例を説明する側面図である。本
実施例の洗浄装置1は、その主要な構成部分として、受
像管パネル2を回転可能に支持するパネル支持ユニット
3と、受像管パネル2のスカート部内壁2aに洗浄液を
噴き付ける洗浄ノズル4と、この洗浄ノズル4を支持す
る第1のシリンダ5と、受像管パネル2のシールエッジ
面fと平行に移動する倣いローラ6と、上記第1のシリ
ンダ5に配管7を介して接続された第2のシリンダ8と
を具備している。
【0011】パネル支持ユニット3は、回転駆動部9の
出力軸に連結部材10を介して連結された回転ディスク
ヘッド11を備えている。回転ディスクヘッド11の下
面側には、受像管パネル2の外周面を覆う状態でカバー
12が取り付けられている。また、回転ディスクヘッド
11の下面中央部には図示せぬパネルチャック部材が設
けられ、このパネルチャック部材によって受像管パネル
2が回転ディスクヘッド11に支持されるようになって
いる。
【0012】一方、回転ディスクヘッド11の外周面に
は、図2に示すように、支持状態における受像管パネル
2の向きに対応したカム面13が形成されている。この
カム面13は、支持状態における受像管パネル2の長辺
側(図中L側)に位置するように形成されており、その
形成範囲は、回転ディスクヘッド11の回転中心(支持
状態での受像管パネル2の中心)とパネルコーナ部とを
結ぶ仮想線K1同士がなす角度範囲θに設定されてい
る。こうした角度範囲θの中で、回転ディスクヘッド1
1のカム面13は、ディスク外方に徐々に迫り出すよう
に形成されており、受像管パネル2の長辺側(L)の中
央部で最も迫り出した状態となっている。これは、受像
管パネル2の長辺側(L)におけるシールエッジ面f
(図1)とパネルR部2b(図1)との距離分を所定の
角度毎に展開させたもので、パネル中心とパネルコーナ
部とを結ぶ仮想線K1の位置を起点に形成されている。
【0013】すなわち、受像管パネル2の前面ガラスは
その長辺方向に沿って円筒状(シリンドリカル)に形成
されていることから、各線上におけるパネルR部2bと
シールエッジ面fとの距離は、仮想線K1上よりも仮想
線K2上の方が長く、さらに仮想線K2上よりも仮想線
K3上の方が長くなる。そして、パネル長辺側(L)の
中央部を通る仮想線K4上で最長距離となる。したがっ
て、各線上におけるカム面13の迫り出し寸法も、それ
ぞれの箇所におけるパネルR部分2bとシールエッジ面
fとの距離に比例し、仮想線K2上ではG1、仮想線K
3上ではG1よりも大きなG2、さらに仮想線K3上で
はG2よりも大きなG3となっている。
【0014】なお、図例では、カム面13の形成角度範
囲θを6等分して、各線上におけるカム面13の迫り出
し度合いを段階的に変化させるようにしているが、これ
は受像管パネル2の長辺側におけるパネルR部2bの円
弧形状を近似したもので、その円弧形状をそのままカム
面13に転写するようにしてもよい。
【0015】これに対し、仮想線K1を境界とした受像
管パネル2の短辺側(図中S側)では、いずれの箇所に
おいてもパネルR部2bとシールエッジ面fとの距離が
一定となる。したがって、カム面13の形成角度範囲θ
を超えた領域では回転ディスクヘッド11の外周面がほ
ぼ真円状に形成されている。
【0016】洗浄ノズル4は、図1に示すように、パネ
ル支持ユニット3に支持された受像管パネル2のスカー
ト部内壁2aに対向する状態で配置されている。洗浄ノ
ズル4の基端部(図上では下端部)には配管14が接続
されており、この配管14を介して供給された洗浄液が
ノズル先端の噴出口(不図示)から噴出する構造となっ
ている。
【0017】第1のシリンダ5は、図1および図3に示
すように、支持プレート15の一方の側面にネジ締め等
により取り付けられている。第1のシリンダ5のピスト
ンロッドにはブラケット16が固定され、このブラケッ
ト16の先端部に洗浄ノズル4のロッド部分が締結され
ている。また、支持プレート15の下端部には中間部材
17がネジ締め等により固定されている。この中間部材
17は、回転軸18に嵌合したボス19に結合されてお
り、さらに回転軸18とボス19との嵌合部分には回り
止めとしてのキー20(図3)が挿入されている。
【0018】倣いローラ6は、図1および図2に示すよ
うに、可動プレート21の先端部に回転自在に取り付け
られている。可動プレート21は、上述した仮想線K4
(図2)に沿って配置されるスライドガイドユニット2
2に移動可能に取り付けられている。スライドガイドユ
ニット22は、保持プレート23の上端部に固定された
ベースプレート24上に取り付けられている。
【0019】また、ベースプレート24上には上記スラ
イドガイドユニット22と平行に第2のシリンダ8が固
定されている。第2のシリンダ8のピストンロッドはL
形部材25の一端側に連結されており、L形部材の他端
側は可動プレート21の側端面に固定されている。ここ
で、スライドガイドユニット22には図示せぬスプリン
グ部材が組み込まれており、このスプリング部材の弾性
力によって倣いローラ6は常に洗浄ノズル4側(図中右
側)に付勢されている。また、第2のシリンダ8は、上
述のごとく配管7を介して第1のシリンダ5に接続され
ている。配管7の内部には、駆動力伝達媒体として液体
が封入されており、第2のシリンダ8のピストンロッド
が引き込まれると、その分だけ駆動力伝達媒体の流動に
よって第1のシリンダ5のピストンロッドが押し出さ
れ、反対に第2のシリンダ8のピストンロッドが押し出
されると、その分だけ駆動力伝達媒体の流動によって第
1のシリンダ5のピストンロッドが引き込まれる構造と
なっている。
【0020】一方、保持プレート23の下端部について
も上記支持プレート15と同様に軸受ブロック26を介
して回転軸18に結合されている。さらに回転軸18に
は軸受部材27が軸着されており、この軸受部材27に
アームブロック28を介してエアーノズル29が結合さ
れている。このエアーノズル29は、パネル洗浄におい
て上記洗浄ノズル4と背中合わせの状態で受像管パネル
2のスカート部内壁2aに対向して配置される。そし
て、洗浄液が噴き付けられたスカート内壁2aにエアー
を吹き付けて乾燥させる。
【0021】続いて、本実施例の受像管パネルの洗浄装
置1の動作について説明する。まず、パネル支持ユニッ
ト3において受像管パネル2が回転ディスクヘッド11
に支持されると、図示せぬアクチュエータの駆動によっ
て回転軸18が所定の角度だけ回転動作する。これによ
り、回転軸18を支軸として支持プレート15や保持プ
レート23さらにはアームブロック28が一体となって
揺動し、倣いローラ6が回転ディスクヘッド11の外周
面に圧接するとともに、洗浄ノズル4とエアーノズル2
9とが受像管パネル2のスカート部内壁2aにそれぞれ
対向して配置される。
【0022】次いで、パネル支持ユニット3における回
転駆動部9の駆動力により回転ディスクヘッド11が受
像管パネル2と一体に回転するとともに、洗浄ノズル4
から純水等の洗浄液が噴出して、これが受像管パネル2
のスカート部内壁2aに噴き付けられる。
【0023】このとき、可動プレート21に回転自在に
取り付けられた倣いローラ6は、スライドガイドユニッ
ト22に組み込まれたスプリング部材(不図示)の弾性
力をもって回転ディスクヘッド11の外周面に圧接しつ
つ、そこに形成されたカム面13に倣って受像管パネル
2のシールエッジ面fと平行に移動する。
【0024】すなわち、図2に示すように、例えば回転
ディスクヘッド11が図中R方向に回転している場合、
カム面13に圧接する倣いローラ6は、その形成角度範
囲θにおいて、仮想線K1→K2→K3を経由してK4
に到達し、その後、仮想線K4→K3→K2を経由して
K1に到達することになる。このとき、仮想線K1から
K4に至るまでの区間では、各線上におけるカム面13
の迫り出し寸法G1〜G3に応じて倣いローラ6が図中
A矢視方向に変位し、仮想線K4からK1に至るまでの
区間では、各線上におけるカム面13の迫り出し寸法G
3〜G1に応じて倣いローラ6が図中B矢視方向に変位
する。そして、カム面13の形成角度範囲θを超えた領
域では、回転ディスクヘッド11の外周面に圧接したま
まの状態で倣いローラ6が同じ位置に保持される。
【0025】こうして倣いローラ6がカム面13に倣っ
てシールエッジ面fと平行に移動すると、これにしたが
って第2のシリンダ8のピストンロッドも往復運動す
る。そして、第2のシリンダ8のピストンロッドの往復
運動にしたがって配管7内の駆動力伝達媒体が流動す
る。
【0026】ここで、図2および図4に示すように、回
転ディスクヘッド11のカム面13に倣って倣いローラ
6がA矢視方向に変位した場合は、第2のシリンダ8の
ピストンロッドがシリンダ内に押し込まれるため、配管
7内の駆動力伝達媒体は第2のシリンダ8から第1のシ
リンダ5側に流動することになる。これにより、第1の
シリンダ5のピストンロッドがシリンダ内から押し出さ
れるため、ブラケット16に固定された洗浄ノズル4が
回転ディスクヘッド11の回転動作にしたがって徐々に
上昇する。そして、受像管パネル2のシールエッジ面f
からパネルR部2bまでの距離が最長となる仮想線K4
(図2)に倣いローラ6が達した時点で洗浄ノズル4が
最も高い位置に配置される。
【0027】一方、倣いローラ6がカム面13に倣って
B矢視方向(図2)に変位した場合は、第2のシリンダ
8のピストンロッドがシリンダ内から引き出されるた
め、配管7内の駆動力伝達媒体は第1のシリンダ5から
第2のシリンダ8側に流動することになる。これによ
り、第1のシリンダ5のピストンロッドがシリンダ内に
引き込まれるため、洗浄ノズル4は回転ディスクヘッド
11の回転動作にしたがって徐々に下降する。そして、
シールエッジ面fからパネルR部2bの距離が最短とな
る仮想線K1に倣いローラ6が達した時点で洗浄ノズル
4が最も低い位置に配置され、その後、パネル短辺側
(S)を洗浄している間は同じ位置に保持される。
【0028】ここで本実施例においては、駆動力伝達媒
体として、圧縮性がきわめて低い液体を配管7内に封入
しているため、倣いローラ6の移動動作により得られる
第2のシリンダ8の駆動力を確実に第1のシリンダ5に
伝達することができる。さらに、液体として水(好まし
くは純水)を使用すれば、万が一、駆動力伝達媒体が配
管から漏れて受像管パネル2に付着した場合でも、受像
管パネル2にダメージを与える虞れがない。
【0029】こうして受像管パネル2の全周にわたって
洗浄液による蛍光体スラリの除去処理が終了したら、洗
浄ノズル4への洗浄液の供給を断ってスカート部内壁2
aに対する洗浄液の噴き付けを停止する。その後、パネ
ル内面の乾燥処理として、回転ディスクヘッド11を回
転させたままエアーノズル29からエアーを噴出させ、
これを受像管パネル1のスカート部内壁2aに吹き付け
て水気を取り除く。最後は、回転軸18の回転動作によ
り倣いローラ6を回転ディスクヘッド11から離反させ
るとともに、パネル内面から洗浄ノズル4とエアーノズ
ル29とを退避させ、洗浄済の受像管パネル2をパネル
支持ユニット3から取り外す。
【0030】図5は、パネル洗浄時におけるスカート部
内壁と洗浄ノズルとの位置関係を示しており、図中
(a)は本実施例の場合を示し、(b)は従来例の場合
を示している。この図5では、受像管パネルのスカート
部内壁を平面的に展開し、洗浄時のパネル回転に伴う洗
浄ノズルの移動軌跡を二点鎖線にて表示している。
【0031】まず、図5(b)に示す従来装置の場合で
は、受像管パネルのシールエッジ面fと直交する方向に
対して、パネル長辺側(L)とパネル短辺側(S)のい
ずれにおいても洗浄ノズル4が常に同じ位置に配置され
ている。このため、パネル短辺側(S)ではパネルR部
2bまで蛍光体スラリを除去できても、パネル長辺側
(L)ではパネルR部2bに洗浄液が十分に行き渡ら
ず、図中ハッチング部分に蛍光体スラリが残ってしま
う。
【0032】これに対し、図5(a)に示す本実施例の
場合には、パネル長辺側(L)において洗浄ノズル4が
受像管パネルのパネルR部2bに倣ってシールエッジ面
fと直交する方向に移動することから、パネル短辺側
(S)は勿論のこと、パネル長辺側(L)においても洗
浄液がパネルR部2bに十分に行き渡るようになる。こ
のため、受像管パネルの全周にわたってスカート部内壁
2aに付着した蛍光体スラリが確実に除去されることに
なる。
【0033】なお、上記実施例の構成においては、処理
対象となる受像管パネル2をパネル支持ユニット3にて
水平に支持するようにしたが、本発明はこれに限定され
ることなく、スカート部内壁2aに噴き付けた洗浄液が
パネルR部2bに溜まることなくスムースに流れ落ちる
形態で、例えば受像管パネル2を垂直に支持したり、あ
るいは所定の角度だけ傾けて支持するようにしてもよ
い。
【0034】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
パネル支持ユニットにて支持した受像管パネルを回転さ
せた際、回転ディスクヘッドの外周面に圧接した倣いロ
ーラがカム面に倣って受像管パネルのシールエッジ面と
平行に移動し、この倣いローラの移動動作にしたがって
洗浄ノズルがパネルR部に倣ってシールエッジ面と直交
する方向に移動しつつ、受像管パネルのスカート部内壁
に洗浄液を噴き付けるようになる。このため、パネル短
辺側およびパネル長辺側のいずれにおいても、パネルR
部に洗浄液が十分に行き渡るようになり、受像管パネル
の全周にわたってスカート部内壁に付着した蛍光体スラ
リを確実に除去することが可能となる。
【0035】また、駆動力伝達媒体として圧縮性がきわ
めて低い液体を使用することで、倣いローラの移動動作
により得られる第2のシリンダの駆動力を駆動力伝達媒
体の流動によって確実に第1のシリンダに伝達すること
が可能となる。さらに、その液体が水である場合には、
万が一、駆動力伝達媒体が配管から漏れて受像管パネル
に付着した際にも、パネルにダメージを与える虞れがな
い。
【0036】加えて、倣いローラの移動動作を二つのシ
リンダを介在させて洗浄ノズルの移動動作に変換する機
構であるため装置全体の構造がきわめて簡単である。し
たがって、装置自体のメンテナンスが容易であるととも
に、設備コストも安価となる。また、シリンダのサイズ
を変更するだけで、シリンダ間の駆動力伝達比を任意に
設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる受像管パネルの洗浄装置の一実
施例を説明する側面図である。
【図2】図1のC矢視図である。
【図3】図1のD矢視図である。
【図4】装置の動作を説明する図である。
【図5】スカート部内壁と洗浄ノズルとの位置関係を示
す図である。
【図6】受像管パネルの構造を示す図である。
【図7】パネル回転時の位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1 受像管パネルの洗浄装置 2 受像管パネル 2a スカート部内壁 2b パネルR部 3 パネル支持ユニット 4 洗浄ノズル 5 第1のシリンダ 6 倣いローラ 7 配管 8 第2のシリンダ 11 回転ディスクヘッド 13 カム面 f シールエッジ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 9/227 H01J 9/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受像管パネルのスカート部内壁に付着し
    た蛍光体スラリを洗浄液によって除去する受像管パネル
    の洗浄装置において、 支持状態での受像管パネルの向きに対応したカム面を外
    周面に有する回転ディスクヘッドを備え、前記回転ディ
    スクヘッドを介して前記受像管パネルを回転可能に支持
    するパネル支持ユニットと、 前記パネル支持ユニットに支持された受像管パネルのス
    カート部内壁に対向する状態で配置され、そのスカート
    部内壁に洗浄液を噴き付ける洗浄ノズルと、 前記受像管パネルのシールエッジ面と直交する方向に前
    記洗浄ノズルを移動可能に支持する第1のシリンダと、 前記回転ディスクヘッドの外周面に圧接しつつ前記カム
    面に倣って前記受像管パネルのシールエッジ面と平行に
    移動する倣いローラと、 前記第1のシリンダに配管を介して接続され、その配管
    内に封入された駆動力伝達媒体を前記倣いローラの移動
    動作に応じて流動させる第2のシリンダとを具備したこ
    とを特徴とする受像管パネルの洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動力伝達媒体に液体が使用されて
    いることを特徴とする請求項1記載の受像管パネルの洗
    浄装置。
  3. 【請求項3】 前記液体は水であることを特徴とする請
    求項2記載の受像管パネルの洗浄装置。
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