JP3294065B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents
画像処理装置および画像処理方法Info
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Description
び画像処理方法に係り、特に、入力した画像の密度を変
更して出力する画像処理装置および画像処理方法に関す
る。
タル二値画像の画素密度変換として、二値画像をビット
マップ形態のまま処理するのではなく、黒画像(二値画
像が白色もしくは黒色から構成される場合)の輪郭をベ
クトルデータ(以下、輪郭ベクトルデータという。)と
して抽出して、以降、変倍・平滑化等の処理を輪郭ベク
トルデータに対して行い、高品質な画像を得るアウトラ
イン・スムージング法が特願平3ー345062号にお
いて開示されている(以下、アウトライン処理とい
う)。
ータで与えられており、画素密度変換に伴う変倍を行う
には座標値に所望の倍率を乗じることによって行う。さ
らに、平滑化は抽出したアウトライン輪郭座標ベクトル
について、平滑化処理を施すべき注目ベクトルに対し、
その近傍の輪郭ベクトルの長さ及び方向を要素とするパ
ターンマッチングにより、改めて着目した輪郭座標ベク
トルを定義し直すことで実現する。平滑化処理には、例
えば、孤立点・ノッチ除法、ジャギー(ギザギザパター
ン)平滑等の処理を行うものがある。
像に対しては極めて効果的であるが、写真や自然画像を
擬似中間調画像として含む一般的な画像に対しては大き
な効果は期待できなかった。これは、擬似中間調画像を
表現する微少な画素もしくは細線をアウトライン処理に
よって平滑化してしまうため、その領域の濃度値が変わ
ってしまうことに起因している。そこで、この問題を解
決する手法として、擬似中間調画像領域と文字・線画画
像領域を判別し、擬似中間調画像領域には従来のSPC
(Selective Processing Conversoin)処理画像を選択
し、文字・線画画像に対してはアウトライン処理画像を
選択する手法がある。以下、このような手法を擬似中間
調対応型アウトライン処理と呼ぶ。
モリを節減するため、および、アウトライン処理のパイ
プライン化を図るために、入力画像をライン単位で構成
されるストライプ状のストライプ画像に分割し、更にそ
のストライプ画像をブロック状にブロック画像に分割
し、ブロック単位でアウトライン処理を行う手法が提案
されている(以下、ブロック分割処理という)。ブロッ
ク分割処理においては、ブロック単位に処理された画像
は、その後互いに結合され再び全体像として出力され
る。
ライプ分割処理は画像の分割部分に対して過剰に平滑化
処理が適用されるため、本来平滑化すべきでない画像
(例えば、処理対象画像である直線が複数のストライプ
画像に跨って存在する場合等)が、ストライプ画像の分
割部分で画質劣化を起こす場合(例えば、本来直線にな
るべき所に凸凹が生じたりする場合等)がある。
伴う画質劣化を防止するために、ストライプ画像の上下
端にのりしろ部分を想定し、ストライプ画像の結合の際
に、こののりしろ部分を削除する処理を行うのが有効で
ある(以下、のりしろ処理という)。これによって、過
剰な平滑化処理はのりしろ部分においてなされ、その過
剰に平滑化処理された部分の画像は、ストライプ画像の
結合の際に削除され、画質劣化の少ない良好な画像が得
られる。
スムージング法は低倍率から高倍率に至る任意の倍率
で、比較的高品質な画像の画素密度変換を実現すること
が可能であった。しかも、画像をブロック状に分割して
各ブロック画像を単位として処理を行うブロック分割処
理方式を採用することで、処理に供するワークメモリの
大幅な削減を図ることが可能となった。
に伴う過剰な平滑化処理による画質劣化が、ブロック分
割処理においても同様に発生するという問題があった。
例えば、一枚の画像をブロック画像に分割することによ
って、ブロック画像を跨いで横方向(ストライプ画像の
長辺方向)に連続した画像が、画像の分割部分で不連続
な画像(終端された画像)となり、この部分がアウトラ
イン処理の平滑化アルゴリズムに従って、余計に平滑化
処理されることになる。つまり、本来画像を分割するこ
となく処理した場合に平滑化処理の適用されない画像で
あっても、ブロック分割処理によって分割部分で不連続
な画像となるため、その分割部分で平滑化処理が施され
ることになる。この結果、横方向の連続画像が分割部分
で凸凹な画像となったり、丸まってしまう等の画質劣化
を生じ、アウトライン処理の平滑化の効果を妨げる原因
となる。
ものであり、画素密度変換処理をブロック画像単位に行
う際の画質劣化を防止し、良好な画質の画素密度変換画
像を生成可能とすることを目的とする。
め、本発明に係る画像処理装置は、入力した画像の密度
を変更して出力する画像処理装置であって、原画像をス
トライプ画像単位に入力する入力手段と、入力した各ス
トライプ画像を一部が重複するようにブロック画像に分
割するブロック分割手段と、分割した各ブロック画像の
画素密度を設定された変倍率に応じて変換する画素密度
変換手段と、画素密度を変換した各ブロック画像の重複
部分を切除しつつ合成して出力画像を形成する画像形成
手段とを備え、ブロック分割手段が、入力した各ストラ
イプ画像を一時的に格納するストライプ画像格納手段
と、格納した各ストライプ画像を、分割する各ブロック
画像のカラム数に相当する回数順次カラム単位に読出し
て、各ブロック画像を分割する読出し制御手段であっ
て、その読出しに際し、一部のカラムについては隣接す
るブロック画像を構成するカラムと重複して読出すよう
に制御する読出し制御手段と、ストライプ画像格納手段
から読出した画像を、画素密度の変換のためにブロック
画像単位に一時的に保持するブロック画像保持手段と、
を有することを特徴とし、ブロック画像単位に画素密度
を変換することにより、処理に供するメモリ容量を削減
すると共に、ブロック画像の一部を重複させて画素密度
変換を行い、その後、重複した画像部分を切除して出力
画像を合成することによって、ブロック画像の接合部分
における画質の劣化を防止し、高品位の出力画像を得る
ことができる。
した画像の密度を変更して出力する画像処理方法であっ
て、原画像をストライプ画像単位に入力する入力工程
と、入力した各ストライプ画像を一部が重複するように
ブロック画像に分割するブロック分割工程と、分割した
各ブロック画像の画素密度を設定された変倍率に応じて
変換する画素密度変換工程と、画素密度を変換した各ブ
ロック画像の重複部分を切除しつつ合成して出力画像を
形成する画像形成工程とを備え、ブロック分割工程は、
入力した各ストライプ画像を一時的に格納するストライ
プ画像格納工程と、格納した各ストライプ画像を、分割
する各ブロック画像のカラム数に相当する回数順次カラ
ム単位に読出して、各ブロック画像を分割する読出し制
御工程であって、その読出しに際し、一部のカラムにつ
いては隣接するブロック画像を構成するカラムと重複し
て読出すように制御する読出し制御工程と、読出した画
像を、画素密度の変換のためにブロック画像単位に一時
的に保持するブロック画像保持工程と、を有することを
特徴とし、ブロック画像単位に画素密度を変換すること
により、処理に供するメモリ容量を削減すると共に、ブ
ロック画像の一部を重複させて画素密度変換を行い、そ
の後、重複した画像部分を切除して出力画像を合成する
ことによって、ブロック画像の接合部分における画質の
劣化を防止し、高品位の出力画像を得ることができる。
を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実
施形態であるアウトライン・スムージング法を用いた高
画質画素密度変換装置の構成を示すブロック図である。
画像入力部100は、2値ビットマップ形態の画像をラ
イン単位でストライプ/ブロック変換バッファ101に
供給する。G3規格のファクシミリ装置で通常用いられ
る画像を例にとれば、入力画像サイズは200dpiス
タンダード読み取りの場合、A4画像は1728×11
44画素程度の大きさとなり、200dpiファイン読
み取りの場合、A4画像は1728×2288画素程度
の大きさとなる。前述のように入力画像はライン単位で
ストライプ/ブロック変換バッファ101に供給され、
上記の例の場合、入力画像は1ライン当り1728画素
(bit)で構成される。
しておいた所定のライン数分がストライプ/ブロック変
換バッファ101に蓄積保持され、ここで画像のストラ
イプ分割処理(のりしろ処理は含まない)が施される。
入力画像のストライプ分割処理はストライプ/ブロック
変換バッファ101に取り込まれる入力画像のライン数
を計数し、その計数値によって画像の入出力を制御する
ことによって実現する。なお、ストライプ分割処理は、
後述するブロック分割アドレス制御部102によって制
御される。
に格納されたストライプ画像は、次にブロック分割アド
レス制御手段102の制御のもと、ブロック画像に分割
され、ブロック画像バッファ103に格納される。
ァ101におけるストライプ画像とブッロク画像の模式
図である。図中301はブロック画像である。ストライ
プ幅は入力画像のライン数に相当する。また、ブロック
サイズは、ブロック画像を構成するカラム数に相当す
る。良好な画質を考慮して、ストライプ幅は8ライン程
度を確保するのが好ましく、また、ブロックサイズは画
質およびワークメモリの容量を考慮して、10画素程度
に設定するのが好ましい。なお、ストライプ画像は、実
際には分割付近において互いに重複するように分割され
るが、ここでは装置全体の動作の理解を容易にするた
め、ストライプ画像は単純に分割されるものとして説明
する。
が入力され、ストライプ/ブロック変換バッファ101
にストライプ画像が格納されたら、次にストライプ画像
の右端から所定のブロックサイズ分のブロック画像を、
ストライプ幅に相当するビット幅でブロック画像バッフ
ァ103にパラレルデータ転送し、蓄積する。なお、1
15(図1)は、パラレル画像転送バスであり、ストラ
イプ画像のストライプ幅に相当するバス幅を有し、この
例の場合8ビットバスで構成されている。ブロック画像
のパラレルデータ転送とは、ストライプ画像の同一列
(カラム)に含まれる画像データをパラレルデータ形態
で転送することである。
へのライン単位の画像転送のタイミング制御、およびス
トライプ画像を所定のブロックサイズに分割する際の一
連のタイミング制御等は、ブロック分割アドレス制御部
102によって行われる。即ち、ブロック分割アドレス
制御部102は、画像のストライプ分割の際は画像のラ
イン数を計数し、ブロック分割の際はストライプ画像の
転送カラム数を計数し、その計数値に基づいて、ストラ
イプ分割処理およびブロック分割処理のためのタイミン
グやアドレス信号を生成する。
から供給される画像データは、ブロック画像バッファ1
03に順次蓄積されてブロック画像を形成する。ブロッ
ク画像バッファ103に蓄積されたブロック画像は、画
素密度変換部120において変倍処理された後、画素選
択部108から画素単位で出力されブロック/ストライ
プ変換バッファ109に蓄積保持される。
流れを模式的に示す図である。ライン単位で入力された
画像はストライプ/ブロック変換バッファ101に順次
蓄積され、ストライプ変換バッファ101は、ストライ
プ幅(例えば、8ライン)に相当する画像の入力が完了
したら、ストライプ画像をブロック分割しながら画素密
度変換部120に出力する。図中401〜404は、夫
々ブロック画像を示している。なお、図4においては、
説明の便宜のためにストライプ画像を4つのブロック画
像に分割しているが、例えば、1ラインが1728画素
で構成されるストライプ画像を、ブロックサイズを10
画素としてブロック分割すると、173個のブロック画
像に分割されることになる。
ら順次パラレル転送され、画素密度変換部120に供給
される。図4においては、ブロック画像404、40
3、402、401の順に転送され、401を転送する
ことによってブロック分割を終了する。
03を画素密度変換部120において画素密度変換処理
を実行しており、ブロック画像404は、画素密度変換
処理を終え、画素単位でブロック/ストライプ変換バッ
ファ109に格納されているる。この時、ブロック画像
404はブロック/ストライプ変換バッファ109の右
端から順次蓄積される。
明する。図5は、ストライプ/ブロック変換バッファ1
01における分割処理を説明する図である。擬似中間調
対応型アウトライン処理をブロック画像に適用すると、
前述のようにブロック画像の端部(分割部分)において
過剰な平滑化処理による画質劣化が発生する。
に、1つのブロック画像とそれに隣り合うブロック画像
の境界付近において、ブロック画像の一部が重複するよ
うにストライプ画像を分割する。この処理は、前述のス
トライプ画像に対するのりしろ処理と同様の意義を有
し、画質の劣化したブロック画像の端部(周辺)を切り
落とすことにより、良好な画像の部分を残してブロック
分割による画質の劣化を防止するものである。従って、
ブロック画像の重複分割処理は、切り落とす画像部分を
あらかじめ重複してブロック画像に含めて分割する(以
下、このような分割処理を重複分割処理という)。以
下、ブロック画像の重複分割処理について説明する。
プ/ブロック変換バッファ101から画素密度変換部1
20に画像データをパラレルデータ転送してブロック分
割処理を行う際に、重複させるカラムのデータについ
て、パラレルデータ転送を2回実行することによって実
現する。
・・は、夫々ストライプ画像を分割したブロック画像を
示している。ハッチングを付した部分は、重複するよう
に分割される画素を示しており、実線で囲んだ部分(C
utSize)は、対応するブロック画像の有効な画素
(のりしろ以外)を示している。ブロック0は、beg
in0〜end0のブロックサイズを有し、その内50
2はブロック0ののりしろ画像を示している。本実施形
態は、ブロック画像として10画素(502を含む)程
度を想定している。この場合、上記のパラレルデータ転
送を10回実行することによって、ブロック0を転送
(分割)することができる。
に相当するカラムの画素(ブロック0ののりしろ画像5
01とブロック1ののりしろ画像502を含む)をブロ
ック0と重複してパラレルデータ転送される。重複させ
て分割される領域(ハッチングを付した部分)として、
例えば4画素分のカラムを設定することにより、画素密
度変換時の画質劣化を抑えることができる。のりしろ部
分の画像は隣接するブロック画像に夫々同一の画像が含
まれることになる。
in1〜end1までのカラム数分の画素がパラレルデ
ータ転送されることになる。同様に、ブロック2はbe
gin2〜end2までのカラムの画素がパラレルデー
タ転送される。ブロック3以降についても、同様にハッ
チング部分の画像データを重複させてパラレルデータ転
送される。
幅に相当する幅をテープサイズ(TapeSize)、
また、のりしろ以外の部分をカットサイズ(CutSi
ze)或いは進み幅ということにする。なお、重複分割
処理されたブロック画像についての画素密度変換後の劣
化画像の除去については後述する。
ロック画像は、前述の擬似中間調対応型アウトライン処
理が施される。ブロック画像バッファ103には重複分
割処理されたブロック画像が保存され、このブロック画
像に対して擬似中間調対応型アウトライン処理を適用す
る。即ち、領域判定部104においてブロック画像の領
域判定を行い、その判定結果を画素単位で領域判定結果
格納バッファ105に保持する。領域判定部104は、
ブロック画像を構成する画素が擬似中間調画像領域に属
する画素であるか、或いは文字・線画画像領域に属する
画素であるかを判定する。
ため、SPC処理部106およびアウトライン処理部1
07に供給される。SPC処理とは、変倍率に応じて画
素を単純に繰り返して描画したり、間引いたりすること
により画素密度変換を行う手法である。一方、アウトラ
イン処理とは、前述のように、画像の輪郭部分を輪郭ベ
クトルデータとして抽出し、これをもとに平滑・変倍処
理を行う方法である。
説明する。図2は、アウトライン処理部107の内部構
成の一例を示すブロック図である。アウトライン処理部
107は、ブロック画像(のりしろ画像を含む。以下、
特に断わらない限り同様)を単位として画素密度変換を
行うものであり、以下の構成を有する。即ち、アウトラ
イン処理部107は、ブロック画像からアウトライン輪
郭ベクトルを抽出する輪郭ベクトル抽出部200、抽出
した輪郭ベクトルデータを蓄積保持する輪郭ベクトルバ
ッファ201、輪郭ベクトルバッファ201に保持され
ている輪郭ベクトルデータに対して、平滑・変倍処理を
行う平滑・変倍部202、平滑・変倍処理された輪郭ベ
クトルデータに基づいて二値画像を再生する前段階とし
て、二値画像の輪郭描画を行う輪郭描画部294、平滑
・変倍部202と輪郭描画部204との処理速度の整合
をとるためのFIFO(First In First Out)203、
輪郭描画部204において生成した二値画像を蓄積する
輪郭描画バッファ205、輪郭描画された画像をもとに
輪郭画像の内部を塗り潰し、完全な二値画像を再生する
塗り潰し部206を備えている。
ックについて詳述する。
ク画像より、黒画素と白画素の境界に位置する輪郭線を
輪郭ベクトルデータとして抽出する。輪郭ベクトルデー
タは水平ベクトルおよび垂直ベクトルを基本ベクトルと
し、黒画素をベクトルの右側に見る位置関係で抽出され
る。データの抽出は、予め定められた所定の大きさのマ
トリックス・ウィンドウ(例えば、3×3マトリックス
・ウィンドウ)をラスター走査しながら、着目画素(3
×3マトリックス・ウィンドウの中心画素)の周囲に位
置する輪郭座標と、その輪郭座標の接続先情報を抽出す
る。抽出した輪郭座標の接続が未だウィンドウの走査し
ていない画像領域へ及ぶ場合は、当該輪郭座標の接続情
報は一旦不図示の接続未定義バッファ(輪郭ベクトル抽
出部200に包含されている)に保持され、その後の輪
郭座標の接続先の探索に供される。また、抽出した輪郭
座標の接続がブロック画像の境界を越える場合にも上記
と同様に処理され、その接続情報は次のブロック画像を
処理する際に使用される。以上のようにして抽出された
輪郭ベクトル座標データは、輪郭ベクトルバッファ20
1に蓄積保持される。
対して必ず閉ループを構成する特徴がある。即ち、上記
輪郭ベクトル抽出部200より出力される輪郭ベクトル
座標データは、その接続情報を辿れば必ず元の輪郭ベク
トルデータの始点に戻る。そして、ブロック画像から抽
出された輪郭ベクトル座標データ群は複数の互いに重な
ることの無い輪郭ベクトル・ループの集合となってい
る。
は、従来はストライプ画像全体から抽出されるデータを
すべて保持する必要があること、また、輪郭ベクトル抽
出処理と平滑・変倍処理をパイプライン化する必要性か
ら、2面バッファ形式を用いていたため非常に大きなメ
モリ容量を備える必要があった。具体的には、輪郭ベク
トルのデータ幅を32bit(座標値および接続情報を
含む)、1つのストライプ画像から抽出される典型的な
輪郭ベクトルの本数を4000本とした場合、データの
規模は約256kbit(32bit×4k×2=25
6kbit)に及ぶ。
すべき画像が、データ規模の小さなブロック画像である
ため、抽出されるベクトル本数も当然に少ない。例え
ば、前述の例に従ってストライプ画像を173分割する
と、ブロック画像から抽出される平均的なベクトル本数
は約24本程度(4000/173=23.1)であ
る。従って、輪郭ベクトルバッファ201は約1.6k
bit(32bit×24×2=1536bit)程度
とすることができ、従来のメモリ容量の0.6%程度に
メモリ容量を削減することが可能となる。
データを入力とし、輪郭部分の平滑化および画素密度変
換を実行する処理部である。
平滑化処理に分けることができる。第1平滑化処理は平
滑化処理の対象となる着目ベクトルについて、着目ベク
トルの前後に接続すべき複数のベクトルを参照ベクトル
として、着目ベクトルおよび参照ベクトルの長さと方向
とに基づき、予め設定しておいたパターンとのマッチン
グを行い、その結果に応じて着目ベクトルの再定義する
ものである。勿論、ベクトルのパターンと着目ベクトル
の再定義は、2値画像の輪郭部分を平滑化するように定
義しておくことは言うまでもない。
像に分割されている場合、他のストライプ画像もしくは
ブロック画像に跨っていた画像が、画像の分割部分で分
断されてしまう。このため、分割部分において過剰な平
滑化処理が施され、画質劣化が発生する場合がある。従
って、このような画質劣化が上記ののりしろ画像におい
てのみ発生するように、のりしろ幅を設定する。なお、
画素密度変換処理は、第1平滑化処理が施された輪郭ベ
クトル座標データに対して行なわれる。画素密度変換の
方法は輪郭ベクトルデータの座標値に対して変倍率を乗
じる単純な演算である。
て変倍された後の輪郭ベクトル座標データに対してなさ
れる処理であって、隣接した輪郭ベクトルの座標値の加
重平均演算によって実現される。加重平均演算は一般的
な数学的手法であり、この処理の施された座標データは
その座標値を重みと見なして、より平滑化するように座
標値が再定義される。
れたベクトル座標データは、処理速度調整用のFIFO
203に一時的に蓄積され、その後輪郭輪郭描画部20
4に供給される。平滑・変倍された輪郭ベクトルデータ
は、輪郭描画部204を経ることで二値ビットマップの
輪郭画像として再生される。輪郭描画は、例えば、描画
する輪郭ベクトルの傾きをベクトルの始点・終点座標か
ら予め求めておき、その傾きに基づいて主走査方向の画
素を画素単位に順次変位させながら、副走査方向の変位
位置に打点(画素描画)する処理を、全ての輪郭ベクト
ルに対して行うことによって実現することができる。
5上に再生される。従って、輪郭描画バッファ205は
一度に再生される画像サイズ、即ち、ブロック画像の画
素密度変換後の画像サイズに相当する容量を確保する必
要がある。従来、ストライプ画像単位で一連の処理を行
っていたため、例えば画素密度変換倍率を主走査方向に
3倍、副走査方向に3倍、ストライプ幅8ライン(その
内のりしろ幅4ライン)を想定すると、輪郭描画バッフ
ァ205は63kbit(1728bit×3×4ライ
ン×3=62208bit)の容量を必要とする。しか
し、本実施形態のごとく画像をブロックに分割して処理
すれば、例えばブロックサイズを10画素とした場合、
360bit程度(10bit×3×4ライン×3=3
60bit)で十分である。
値輪郭画像は、輪郭の内部を黒画素で塗り潰すことによ
り、最終的なアウトライン処理画像を出力する。輪郭内
部の塗り潰し処理は塗り潰し手段206で行なわれる。
具体的には輪郭描画バッファ205に保持されている輪
郭画像を主走査方向にラスタ型スキャンしながら、隣接
する2画素(スキャン対象の画素と前回スキャンした画
素)の画素値の排他的論理和演算を行い、その演算結果
でスキャン対象の画素を置換することにより、輪郭画像
の内部を塗り潰すことが可能である。従って、塗り潰し
部206は隣接する二画素の一方の画素値(前回スキャ
ンした画素値)を保持するラッチ回路と、排他的論理和
回路から構成される。
が隣接する場合は出力は白画素であり、結果として画素
値の置換は行われない。また、白画素に次いで黒画素
(画素値は1とする)をスキャンした場合は出力は黒画
素となり、この場合も画素値の置換は行われない。一
方、黒画素に次いで白画素をスキャンした場合は出力が
黒画素であるから、白画素は黒画素によって置換され、
次の画素が白画素の場合でも再び黒画素が出力される。
従って、白画素に次いで黒画素をスキャンした場合、以
降にスキャンした画素が白画素である限り、その画素は
黒画素によって置換され、再度黒画素をスキャンするま
で黒画素による置換が行われる。一方、ブロック画像の
1ラインに黒画素が1つしか存在しない場合には、ブロ
ック画像の右端の置換後の画素値を、次のブロック画像
を処理するまで保持することによってブロック画像間の
整合をとる。
画画像の一部が水平線の場合、及び1画素突起(へこ
み)の場合には適用できず、それぞれ特殊処理が必要と
される。特殊処理の対象となるパターンは、輪郭形状を
パターンマッチングによって検知し、これに対して特例
パターンを適用する。塗り潰し部206は、これらの処
理機構も備えている。
ック画像は、平滑処理及び画素密度変換処理画像とし
て、ブロック画像の形態で出力され、画素選択部108
に供給される。
部107によって画素密度変換処理を施された各ブロッ
ク画像は、夫々画素単位で画素選択部108に供給され
る。画素選択部108は予め領域判定部104によって
領域判定された結果を参照しながら、SPC処理部10
6による画素もしくはアウトライン処理部107による
画素のいずれかを選択して出力する。即ち、領域判定結
果が擬似中間調領域に属する画素である場合はSPC処
理部106から出力される画素を選択し、一方、文字・
線画領域に属する画素である場合は、アウトライン処理
部107から出力される画素を選択する。
て、領域判定結果格納バッファ105に格納されてお
り、画素単位でこれを参照する。この時、SPC処理部
106もしくはアウトライン処理部107の出力画像は
画素密度変換されており、一方、領域判定結果格納バッ
ファ105に格納されている判定結果は画素密度変換前
のブロック画像に対するため、判定結果を反映させる対
象画素の画素密度が異なる。そこで、領域判定結果を画
素選択部108に適用するときは、判定結果についても
SPC処理部112を用いて画素密度を変換し、対象画
素の画素密度の整合を図る。なお、SPC処理部112
の基本的な構成は、SPC処理部106と同様と同様で
ある。
部106もしくはアウトライン処理部107のいずれか
の出力画素が選択出力され、この選択出力された画素は
ブロック/ストライプ変換バッファ109に順次蓄積保
持される。このようにしてブロック単位で処理された画
像は、ブロック/ストライプ変換バッファ109に逐次
保持され、ブロック画像同士の結合がなされ再びストラ
イプ画像として再現される。
トライプ変換バッファ109に選択画素を蓄積する処理
に伴って行われ、その制御はブロック結合アドレス制御
部110によって行なわれる。そして、このブロック画
像の結合処理に伴って重複した部分の画像がのりしろ処
理され、劣化した画像が切除される。
処理を模式的に説明した図である。画素密度変換後のブ
ロック画像は、変換前のブロック画像に対して所望の倍
率を乗じた大きさを有している。即ち、画素密度変換後
のカット幅(進み幅)をCutSize’、テープ幅
(のりしろ幅)をTapeSize’、画素密度変換の
倍率をmag.とすと、以下のようになる。 CutSize’=CutSize×mag. ・・・(式 1) TapeSize’=TapeSize×mag. ・・・(式 2) 変倍後のブロック画像は、図示のように、のりしろ画像
(ハッチングを付した部分)としてブロックの両端に夫
々重複して、他の隣りあうブロック画像と同一の画素を
保持している(ストライプ画像の両端のブロック画像に
ついては片側のみである)。従って、のりしろ処理にお
いて重複画像を切除する場合は、画素密度変換後のブロ
ック画像の両端において画像切除を行えばよい。この画
像切除は、のりしろ画像に相当するカラムの画像の切除
を意味する。のりしろを切除された画像(ブロック
0’、ブロック1’、ブロック2’・・・)は順に結合
され、ストライプ画像が生成される。
はブロック/ストライプ変換バッファ109におけるブ
ロック画像の蓄積の際に行なわれる。即ち、擬似中間調
対応型アウトライン処理の施されたブロック画像(のり
しろ画像を含む)は、画素選択部108から画素単位で
出力される。出力された画素はブロック/ストライプ変
換バッファ109に蓄積・保持され、その蓄積アドレス
はブロック結合アドレス制御部110によって制御され
る。
部108がのりしろ画像に相当する画素をブロック/ス
トライプ変換バッファ109に供給する期間において
は、蓄積アドレスを変更することを止めて同一アドレス
に対して重複して格納し、有効な画像(のりしろ画像以
外のブロック画像)を供給する期間においては、蓄積ア
ドレスを順次適切な値に変更して格納するように行えば
良い。また、画素選択部108がのりしろ画像に相当す
る画素を出力している期間は、ブロック/ストライプ変
換バッファ109に対する画素の蓄積を禁止する構成と
しても良い。ストライプ画像の両端のブロック画像を除
き、ブロック画像は両端にのりしろ画像を有している
が、いずれについても上記と同様の制御によって各ブロ
ック画像ののりしろ画像を切除することができる。
における蓄積アドレスの演算は、上記の(式1)、(式
2)よりカット幅(進み幅)、テープ幅(のりしろ)幅
を夫々算出し、更に画素密度変換後のストライプ幅を算
出(変換前のストライプ幅に倍率を乗じる)することに
よって行う。
されたブロック画像は、ブロック/ストライプ変換バッ
ファ109において、画素密度変換後の二値ストライプ
画像として画質劣化のない画像として再生される。再生
されたストライプ画像は画像出力部111の仕様に合わ
せて出力される。画像出力部としては、例えばレーザー
ビームプリンタ(LBP)等があり、この場合画像出力
はライン単位で出力することが望ましい。また、インク
吐出型のプリンタの場合は複数ライン分を一度に印刷す
るため、ブロック/ストライプ変換バッファ109から
の画像出力は複数ラインをパラレル出力することが望ま
しい。
ク分割アドレス制御部102およびブロック結合アドレ
ス制御部110に代表されるように、メモリアドレスの
制御等を統括して行う必要があり、これはCPUおよび
その制御プログラムを保持するメモリ等を用いて構成す
るができる(不図示)。また、ハードウエアとして構成
することも可能であることは論じるまでもない。
ストライプ処理の場合と同様にのりしろ処理を適用する
ことが可能となり、ブロック画像の接続部分においても
アウトライン処理の際に生ずる画質劣化を防止すること
ができる。この結果、小規模なワークメモリを使用した
場合においても、アウトライン・スムージング法による
画素密度変換を有用になり、高品位の出力画像を得るこ
とができる。
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明はシステム或いは装置にプ
ログラムを供給することによって実施される場合にも適
用できることは言うまでもない。この場合、本発明に係
るプログラムを格納した記憶媒体が、本発明を構成する
ことになる。そして、該記憶媒体からそのプログラムを
システム或いは装置に読み出すことによって、そのシス
テム或いは装置が、予め定められた仕方で動作する。
素密度変換をブロック単位に行う際の画質劣化を防止
し、良好な画質の画素密度変換画像を生成できる。
ージング法を用いた高画質画素密度変換装置の構成を示
すブロック図である。
示すブロック図である。
トライプ画像とブロック画像の模式図である。
に示す図である。
複分割処理を説明する図である。
した図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 入力した画像の密度を変更して出力する
画像処理装置であって、 原画像をストライプ画像単位に入力する入力手段と、 入力した各ストライプ画像を一部が重複するようにブロ
ック画像に分割するブロック分割手段と、 分割した各ブロック画像の画素密度を設定された変倍率
に応じて変換する画素密度変換手段と、 画素密度を変換した各ブロック画像の重複部分を切除し
つつ合成して出力画像を形成する画像形成手段とを備
え、 前記ブロック分割手段が、 入力した各ストライプ画像を一時的に格納するストライ
プ画像格納手段と、 格納した各ストライプ画像を、分割する各ブロック画像
のカラム数に相当する回数順次カラム単位に読出して、
各ブロック画像を分割する読出し制御手段であって、そ
の読出しに際し、一部のカラムについては隣接するブロ
ック画像を構成するカラムと重複して読出すように制御
する読出し制御手段と、 前記ストライプ画像格納手段から読出した画像を、画素
密度の変換のためにブロック画像単位に一時的に保持す
るブロック画像保持手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記画素密度変換手段は、 分割した各ブロック画像の輪郭ベクトルを抽出する輪郭
ベクトル抽出手段と、 抽出した各ブロック画像の輪郭ベクトルを平滑化し、前
記変倍率で変倍する平滑化・変倍手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
置。 - 【請求項3】 前記画素密度変換手段は、 分割した各ブロック画像を、前記変倍率に応じて当該ブ
ロック画像を構成する画素を繰り返して描画したり、間
引きすることによって変倍する単純変倍手段と、 前記画素が疑似中間調領域に属するか否かを判定する領
域判定手段と、 前記画素が疑似中間調領域に属する場合には前記単純変
倍手段によって単純変倍した画像を、前記画素が疑似中
間調領域に属さない場合には前記平滑化・変倍手段によ
って平滑化・変倍した画像を選択して前記画像形成手段
に供給する選択手段と、 を更に有することを特徴とする請求項2記載の画像処理
装置。 - 【請求項4】 前記画像形成手段は、画素密度を変換し
た各ブロック画像を、その重複部分を廃棄しつつ所定領
域に順次格納し、画素密度変換後の各ストライプ画像を
合成するストライプ画像合成手段を有することを特徴と
する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像
処理装置。 - 【請求項5】 形成した出力画像を出力する出力手段を
更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
ずれか1項に記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記出力手段は、プリンタであることを
特徴とする請求項5記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 入力した画像の密度を変更して出力する
画像処理方法であって、 原画像をストライプ画像単位に入力する入力工程と、 入力した各ストライプ画像を一部が重複するようにブロ
ック画像に分割するブロック分割工程と、 分割した各ブロック画像の画素密度を設定された変倍率
に応じて変換する画素密度変換工程と、 画素密度を変換した各ブロック画像の重複部分を切除し
つつ合成して出力画像を形成する画像形成工程とを備
え、 前記ブロック分割工程は、 入力した各ストライプ画像を一時的に格納するストライ
プ画像格納工程と、 格納した各ストライプ画像を、分割する各ブロック画像
のカラム数に相当する回数順次カラム単位に読出して、
各ブロック画像を分割する読出し制御工程であって、そ
の読出しに際し、一部のカラムについては隣接するブロ
ック画像を構成するカラムと重複して読出すように制御
する読出し制御工程と、 読出した画像を、画素密度の変換のためにブロック画像
単位に一時的に保持す るブロック画像保持工程と、 を有することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項8】 前記画素密度変換工程は、 分割した各ブロック画像の輪郭ベクトルを抽出する輪郭
ベクトル抽出工程と、 抽出した各ブロック画像の輪郭ベクトルを平滑化し、前
記変倍率で変倍する平滑化・変倍工程と、 を有することを特徴とする請求項7記載の画像処理方
法。 - 【請求項9】 前記画素密度変換工程は、 分割した各ブロック画像を、前記変倍率に応じて当該ブ
ロック画像を構成する画素を繰り返して描画したり、間
引きすることによって変倍する単純変倍工程と、 前記画素が疑似中間調領域に属するか否かを判定する領
域判定工程と、 前記画素が疑似中間調領域に属する場合には前記単純変
倍工程によって単純変倍した画像を、前記画素が疑似中
間調領域に属さない場合には前記平滑化・変倍工程によ
って平滑化・変倍した画像を選択して前記画像形成工程
に供給する選択工程と、 を更に有することを特徴とする請求項8記載の画像処理
方法。 - 【請求項10】 前記画像形成工程は、 画素密度を変換した各ブロック画像を、その重複部分を
廃棄しつつ所定領域に順次格納し、画素密度変換後の各
ストライプ画像を合成するストライプ画像合成工程を有
することを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか
1項に記載の画像処理方法。 - 【請求項11】 形成した出力画像を出力する出力工程
を更に有することを特徴とする請求項7乃至請求項10
のいずれか1項に記載の画像処理方法。 - 【請求項12】 前記出力工程は、形成した出力画像を
プリンタに出力することを特徴とする請求項11記載の
画像処理方法。
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