JP3296296B2 - 露光方法及び露光装置 - Google Patents
露光方法及び露光装置Info
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70058—Mask illumination systems
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光方法及び露光
装置に関し、特に微細な回路パターンで感光基板上を露
光し、例えばIC,LSI等の半導体チップ、液晶パネ
ル等の表示素子、磁気ヘッド等の検出素子、CCD等の
撮像素子といった各種デバイスの製造に用いられる際に
好適なものである。
装置に関し、特に微細な回路パターンで感光基板上を露
光し、例えばIC,LSI等の半導体チップ、液晶パネ
ル等の表示素子、磁気ヘッド等の検出素子、CCD等の
撮像素子といった各種デバイスの製造に用いられる際に
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、IC、LSI、液晶パネル等
のデバイスをフォトリソグラフィー技術を用いて製造す
るときには、フォトマスク又はレチクル等(以下、「マ
スク」と記す。)の面上に形成した回路パターンを投影
光学系によってフォトレジスト等が塗布されたシリコン
ウエハ又はガラスプレート等(以下、「ウエハ」と記
す。)の感光基板上に投影し、そこに転写する(露光す
る)投影露光方法及び投影露光装置が使用されている。
のデバイスをフォトリソグラフィー技術を用いて製造す
るときには、フォトマスク又はレチクル等(以下、「マ
スク」と記す。)の面上に形成した回路パターンを投影
光学系によってフォトレジスト等が塗布されたシリコン
ウエハ又はガラスプレート等(以下、「ウエハ」と記
す。)の感光基板上に投影し、そこに転写する(露光す
る)投影露光方法及び投影露光装置が使用されている。
【0003】近年、上記デバイスの高集積化に対応し
て、ウエハに転写するパターンの微細化、即ち高解像度
化とウエハにおける1チップの大面積化とが要求されて
いる。従ってウエハに対する微細加工技術の中心を成す
上記投影露光方法及び投影露光装置においても、現在、
0.5/μm以下の寸法(線幅)の像(回路パターン
像)を広範囲に形成するべく、解像度の向上と露光面積
の拡大が計られている。
て、ウエハに転写するパターンの微細化、即ち高解像度
化とウエハにおける1チップの大面積化とが要求されて
いる。従ってウエハに対する微細加工技術の中心を成す
上記投影露光方法及び投影露光装置においても、現在、
0.5/μm以下の寸法(線幅)の像(回路パターン
像)を広範囲に形成するべく、解像度の向上と露光面積
の拡大が計られている。
【0004】従来の投影露光装置の摸式図を図20に示
す。図20中、191は遠紫外線露光用の光源であるエ
キシマーレーザ、192は照明光学系、193は照明光
学系192から照射される照明光、194はマスク、1
95はマスク194から出て光学系(投影光学系)19
6に入射する物体側露光光、196は縮小型の投影光学
系、197は投影光学系196から出て基板198に入
射する像側露光光、198は感光基板であるウエハ、1
99は感光基板を保持する基板ステージを、示す。
す。図20中、191は遠紫外線露光用の光源であるエ
キシマーレーザ、192は照明光学系、193は照明光
学系192から照射される照明光、194はマスク、1
95はマスク194から出て光学系(投影光学系)19
6に入射する物体側露光光、196は縮小型の投影光学
系、197は投影光学系196から出て基板198に入
射する像側露光光、198は感光基板であるウエハ、1
99は感光基板を保持する基板ステージを、示す。
【0005】エキシマレーザ191から出射したレーザ
光は、引き回し光学系(190a,190b)によって
照明光学系192に導光され、照明光学系192により
所定の光強度分布、配光分布、開き角(関口数NA)等
を持つ照明光193となるように調整され、マスク19
4を照明する。マスク194にはウエハ198上に形成
する微細パターンを投影光学系196の投影倍率の逆数
倍(例えば2倍や4倍や5倍)した寸法のパターンがク
ロム等によって石英基板上に形成されており、照明光1
93はマスク194の微細パターンによって透過回折さ
れ、物体側露光光195となる。投影光学系196は、
物体側露光光195を、マスク194の微細パターンを
上記投影倍率で且つ充分小さな収差でウエハ198上に
結像する像側露光光197に変換する。像側露光光19
7は図20の下部の拡大図に示されるように、所定の開
口数NA(=Sin(θ))でウエハ198上に収束
し,ウエハ198上に微細パターンの像を結ぶ。基板ス
テージ199は、ウエハ198の互いに異なる複数の領
域(ショット領域:1個又は複数のチップとなる領域)
に順次、微細パターンを形成する場合に、投影光学系の
像平面に沿ってステップ移動することによりウエハ19
8の投影光学系196に対する位置を変えている。
光は、引き回し光学系(190a,190b)によって
照明光学系192に導光され、照明光学系192により
所定の光強度分布、配光分布、開き角(関口数NA)等
を持つ照明光193となるように調整され、マスク19
4を照明する。マスク194にはウエハ198上に形成
する微細パターンを投影光学系196の投影倍率の逆数
倍(例えば2倍や4倍や5倍)した寸法のパターンがク
ロム等によって石英基板上に形成されており、照明光1
93はマスク194の微細パターンによって透過回折さ
れ、物体側露光光195となる。投影光学系196は、
物体側露光光195を、マスク194の微細パターンを
上記投影倍率で且つ充分小さな収差でウエハ198上に
結像する像側露光光197に変換する。像側露光光19
7は図20の下部の拡大図に示されるように、所定の開
口数NA(=Sin(θ))でウエハ198上に収束
し,ウエハ198上に微細パターンの像を結ぶ。基板ス
テージ199は、ウエハ198の互いに異なる複数の領
域(ショット領域:1個又は複数のチップとなる領域)
に順次、微細パターンを形成する場合に、投影光学系の
像平面に沿ってステップ移動することによりウエハ19
8の投影光学系196に対する位置を変えている。
【0006】現在主流となりつつある上記のエキシマレ
ーザを光源とする投影露光装置は高い投影解像力を有し
ているが、例えば0.15μm以下のパターン像を形成
することが技術的に困難である。
ーザを光源とする投影露光装置は高い投影解像力を有し
ているが、例えば0.15μm以下のパターン像を形成
することが技術的に困難である。
【0007】投影光学系196は、露光(に用いる)波
長に起因する光学的な解像度と焦点深度との間のトレー
ドオフによる解像度の限界がある。投影露光装置による
解像パターンの解像度Rと焦点深度DOFは,次の
(1)式と(2)式の如きレーリーの式によって表され
る。
長に起因する光学的な解像度と焦点深度との間のトレー
ドオフによる解像度の限界がある。投影露光装置による
解像パターンの解像度Rと焦点深度DOFは,次の
(1)式と(2)式の如きレーリーの式によって表され
る。
【0008】 R=k1 =(λ/NA) ‥‥‥(1) DOF=k2 =(λ/NA2 ) ‥‥‥(2) ここで、λは露光波長、NAは投影光学系196の明る
さを表す像側の開口数、k1 ,k2 はウエハ198の現
像プロセス特性等によって決まる定数であり、通常0.
5〜0.7程度の値である。この(1)式と(2)式か
ら、解像度Rを小さい値とする高解像度化には開口数N
Aを大きくする「高NA化」がある。しかしながら、実
際の露光では投影光学系196の焦点深度DOFをある
程度以上の値にする必要があるため、高NA化をある程
度以上に進めることが難しいこと、この為、高解像度化
には結局、露光波長λを小さくする「短波長化」が必要
となることとが分かる。
さを表す像側の開口数、k1 ,k2 はウエハ198の現
像プロセス特性等によって決まる定数であり、通常0.
5〜0.7程度の値である。この(1)式と(2)式か
ら、解像度Rを小さい値とする高解像度化には開口数N
Aを大きくする「高NA化」がある。しかしながら、実
際の露光では投影光学系196の焦点深度DOFをある
程度以上の値にする必要があるため、高NA化をある程
度以上に進めることが難しいこと、この為、高解像度化
には結局、露光波長λを小さくする「短波長化」が必要
となることとが分かる。
【0009】ところが露光波長の短波長化を進めていく
と重大な問題が発生してくる。それは投影光学系196
を構成するレンズの硝材がなくなってしまうことであ
る。殆どの硝材の透過率は遠紫外線領域では0に近く、
特別な製造方法を用いて露光装置用(露光波長約248
nm)に製造された硝材として溶融石英が現存するが、
この溶融石英の透過率も波長193nm以下の露光波長
に対しては急激に低下するし。線幅0.15μm以下の
微細パターンに対応する露光波長150nm以下の領域
では実用的な硝材の開発は非常に困難である。また遠紫
外線領域で使用される硝材は、透過率以外にも、耐久
牲,屈折率均一性,光学的歪み,加工性等の複数条件を
満たす必要があり、この事から、実用的な硝材の存在が
危ぶまれている。
と重大な問題が発生してくる。それは投影光学系196
を構成するレンズの硝材がなくなってしまうことであ
る。殆どの硝材の透過率は遠紫外線領域では0に近く、
特別な製造方法を用いて露光装置用(露光波長約248
nm)に製造された硝材として溶融石英が現存するが、
この溶融石英の透過率も波長193nm以下の露光波長
に対しては急激に低下するし。線幅0.15μm以下の
微細パターンに対応する露光波長150nm以下の領域
では実用的な硝材の開発は非常に困難である。また遠紫
外線領域で使用される硝材は、透過率以外にも、耐久
牲,屈折率均一性,光学的歪み,加工性等の複数条件を
満たす必要があり、この事から、実用的な硝材の存在が
危ぶまれている。
【0010】このように従来の投影露光方法及び投影露
光鼓置では、ウエハ上に線幅0.15μm以下のパター
ンを形成する為には150nm程度以下まで露光波長の
短波長化が必要である。これに対し、現在のところ、こ
の波長領域では実用的な硝材が存在しないので、ウエハ
に線幅0.15μm以下のパターンを形成することがで
きなかった。
光鼓置では、ウエハ上に線幅0.15μm以下のパター
ンを形成する為には150nm程度以下まで露光波長の
短波長化が必要である。これに対し、現在のところ、こ
の波長領域では実用的な硝材が存在しないので、ウエハ
に線幅0.15μm以下のパターンを形成することがで
きなかった。
【0011】米国特許第5415835号公報は2光束
干渉露光によって敏細パターンを形成する技術を開示し
ており、この2光束干渉露光によれば、ウエハに線幅
0.15μm以下のパターンを形成することができる。
干渉露光によって敏細パターンを形成する技術を開示し
ており、この2光束干渉露光によれば、ウエハに線幅
0.15μm以下のパターンを形成することができる。
【0012】2光束干渉露光の原理を図21を用いて説
明する。2光束干渉露光は、レーザ151からの可干渉
牲を有し且つ平行光線束であるレーザ光L151をハー
フミラー152によってレーザ光L151a,L151
bの2光束に分割し、分割した2光束を夫々平面ミラー
153a,153bによって反射することにより2個の
レーザ光(可干渉性の平行光線束)を0より大きく90
度末満のある角度を成してウエハ154面上で交差させ
ることにより交差部分に干渉縞を形成している。この干
渉縞(の光強度分布)によってウエハ154を露光して
感光させることで干渉縞の光強度分布に応じた微細な周
期パターンをウエハ154に形成するものである。
明する。2光束干渉露光は、レーザ151からの可干渉
牲を有し且つ平行光線束であるレーザ光L151をハー
フミラー152によってレーザ光L151a,L151
bの2光束に分割し、分割した2光束を夫々平面ミラー
153a,153bによって反射することにより2個の
レーザ光(可干渉性の平行光線束)を0より大きく90
度末満のある角度を成してウエハ154面上で交差させ
ることにより交差部分に干渉縞を形成している。この干
渉縞(の光強度分布)によってウエハ154を露光して
感光させることで干渉縞の光強度分布に応じた微細な周
期パターンをウエハ154に形成するものである。
【0013】2光束L151a,L151bがウエハ1
54面の立てた垂線に対して互いに逆方向に同じ角度だ
け傾いた状態でウエハ面で交差する場合、この2光束干
渉露光における解像度Rは次の(3)式で表される。
54面の立てた垂線に対して互いに逆方向に同じ角度だ
け傾いた状態でウエハ面で交差する場合、この2光束干
渉露光における解像度Rは次の(3)式で表される。
【0014】 R=λ/(4sinθ) =λ/4NA =0.25(λ/NA) ‥‥‥(3) ここで、RはL&S(ライン・アンド・スペース)の夫
々の幅、即ち干渉縞の明部と暗部の夫々の幅を示してい
る。又βは2光束の夫々の像面に対する入射角度(絶対
値)を表し、NA=Sinθである。
々の幅、即ち干渉縞の明部と暗部の夫々の幅を示してい
る。又βは2光束の夫々の像面に対する入射角度(絶対
値)を表し、NA=Sinθである。
【0015】通常の投影露光における解像度の式である
(l)式と2光束干渉露光における解像度の式である
(3)式とを比較すると、2光束干渉露光の解像度Rは
(1)式においてk1 =0.25とした場合に相当する
から、2光束干渉露光ではk1=0.5〜0.7である
通常の投影露光の解像度より2倍以上の解像度を得るこ
とが可能である。
(l)式と2光束干渉露光における解像度の式である
(3)式とを比較すると、2光束干渉露光の解像度Rは
(1)式においてk1 =0.25とした場合に相当する
から、2光束干渉露光ではk1=0.5〜0.7である
通常の投影露光の解像度より2倍以上の解像度を得るこ
とが可能である。
【0016】上記米国特許には開示されていないが、例
えばλ=0.248nm(KrFエキシマ)でNA=
0.6の時は、R=0.10μmが得られる。
えばλ=0.248nm(KrFエキシマ)でNA=
0.6の時は、R=0.10μmが得られる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】2光束干渉露光は、基
本的に干渉縞の光強度分(露光量分布)に相当する単純
な縞パターンしか得られないので、所望の形状の回路パ
ターンをウエハに形成することが難しい。
本的に干渉縞の光強度分(露光量分布)に相当する単純
な縞パターンしか得られないので、所望の形状の回路パ
ターンをウエハに形成することが難しい。
【0018】そこで上記米国特許第5415835号公
報は、2光束干渉露光によって単純な縞パターン(周期
パターン)即ち2値的な露光量分布をウエハ(のレジス
ト)に与えた後、露光装置の分解能の範囲内の大きさの
ある開口が形成されたマスクを用いて通常リソグラフィ
ー(露光)を行なって更に別の2値的な露光量分布をウ
エハに与えることにより、孤立の線(パターン)を得る
ことを提案している。
報は、2光束干渉露光によって単純な縞パターン(周期
パターン)即ち2値的な露光量分布をウエハ(のレジス
ト)に与えた後、露光装置の分解能の範囲内の大きさの
ある開口が形成されたマスクを用いて通常リソグラフィ
ー(露光)を行なって更に別の2値的な露光量分布をウ
エハに与えることにより、孤立の線(パターン)を得る
ことを提案している。
【0019】しかしながら上記米国特許第541583
5号公報の露光方法は、2光束干渉露光と通常露光の2
つの露光法の夫々において通常の2値的な露光量分布し
か形成していないので、より複雑な形状の回路パターン
を得ることが難しい。
5号公報の露光方法は、2光束干渉露光と通常露光の2
つの露光法の夫々において通常の2値的な露光量分布し
か形成していないので、より複雑な形状の回路パターン
を得ることが難しい。
【0020】また、上記米国特許第5415835号公
報は2光束干渉露光と通常露光の2つの露光法を組み合
わせることは開示しているが、このような組み合せを達
成する露光装置を具体的に示してはいない。
報は2光束干渉露光と通常露光の2つの露光法を組み合
わせることは開示しているが、このような組み合せを達
成する露光装置を具体的に示してはいない。
【0021】以上のように、2光束干渉露光方式では半
導体素子の回路パターンのような任意のパターンを露光
することができないという根本的な問題がある。即ち2
光束干渉による露光では前述した交わり領域全体に渡る
等ピッチのパターンしか実質的に露光できない。これを
改良しようとして例えば像面付近に絞りを設定して露光
領域を制限し、例えばパターンとして必要となる数本の
ライン&スペースパターンを方向を変えながら逐次移動
しながら十分小さい領域に露光領域を制限しようとして
小さい絞りを設けたと同時にそれぞれの光束自体の回折
により光り強度分布が変化し、有効な干渉縞を形成する
ことができなくなる。
導体素子の回路パターンのような任意のパターンを露光
することができないという根本的な問題がある。即ち2
光束干渉による露光では前述した交わり領域全体に渡る
等ピッチのパターンしか実質的に露光できない。これを
改良しようとして例えば像面付近に絞りを設定して露光
領域を制限し、例えばパターンとして必要となる数本の
ライン&スペースパターンを方向を変えながら逐次移動
しながら十分小さい領域に露光領域を制限しようとして
小さい絞りを設けたと同時にそれぞれの光束自体の回折
により光り強度分布が変化し、有効な干渉縞を形成する
ことができなくなる。
【0022】このように2光束干渉露光では0.15μ
m以下の解像度は達成できるもののパターンが等ピッチ
の者に限られ、実素子に必要な種類の回路パターンの露
光ができないという問題点があった。
m以下の解像度は達成できるもののパターンが等ピッチ
の者に限られ、実素子に必要な種類の回路パターンの露
光ができないという問題点があった。
【0023】この2光束干渉露光の解像の原理を応用し
た技術に図22に示すようなレベンソン型の位相シフト
マスクがある。この位相シフトマスク173では1:1
の線幅の周期パターン等を持つマスクに、透過率のみで
なく位相変化を与える位相シフタ172を図22に示す
ように配置して、マスク透過後の光束が2つの略平行光
束となるようにしている。
た技術に図22に示すようなレベンソン型の位相シフト
マスクがある。この位相シフトマスク173では1:1
の線幅の周期パターン等を持つマスクに、透過率のみで
なく位相変化を与える位相シフタ172を図22に示す
ように配置して、マスク透過後の光束が2つの略平行光
束となるようにしている。
【0024】尚、171はクロムにより成る遮光部であ
る。又、Poは遮光部171のピッチ、Posは位相シ
フタ172のピッチである。
る。又、Poは遮光部171のピッチ、Posは位相シ
フタ172のピッチである。
【0025】図23は図22のレベンソン型位相シフト
マスク173を用いた露光装置の要部概略図である。
マスク173を用いた露光装置の要部概略図である。
【0026】図23中、173はレベンソン型位相シフ
トマスク、162はマスク173から出て投影光学系1
43に入射する物体側露光光、163は投影光学系、1
64は開口絞り、165は投影光学系163から出てウ
エハ166に入射する像側露光光、166は感光儀反で
あるウエハを示し、167は絞り164の円形開口に相
当する瞳面での光束の位置を一対の黒点で示した説明図
である。図23は2光束干渉露光を行っている状態の模
式図であり、物体側露光光162と像側露光光165は
双方とも、2つの平行光線束だけから成っている。
トマスク、162はマスク173から出て投影光学系1
43に入射する物体側露光光、163は投影光学系、1
64は開口絞り、165は投影光学系163から出てウ
エハ166に入射する像側露光光、166は感光儀反で
あるウエハを示し、167は絞り164の円形開口に相
当する瞳面での光束の位置を一対の黒点で示した説明図
である。図23は2光束干渉露光を行っている状態の模
式図であり、物体側露光光162と像側露光光165は
双方とも、2つの平行光線束だけから成っている。
【0027】この2つの略平行光束は開口絞り面(瞳
面)164では最外の2点となり、決像面の前では再び
2光束となり、この投影光学系に解像可能な最も微細な
周期パターンを再結像する。このレベンソン型の位相シ
フトマスク173は周期パターン以外でも作成可能であ
るが、1:1の線幅の周期パターン以外の任意パターン
については効果が薄れ、照明条件によっては逆に形成パ
ターンが悪化することもあった。この為、一般の回路パ
ターンに適用して十分な解像度と十分なパターン種類を
得ることができなかった。
面)164では最外の2点となり、決像面の前では再び
2光束となり、この投影光学系に解像可能な最も微細な
周期パターンを再結像する。このレベンソン型の位相シ
フトマスク173は周期パターン以外でも作成可能であ
るが、1:1の線幅の周期パターン以外の任意パターン
については効果が薄れ、照明条件によっては逆に形成パ
ターンが悪化することもあった。この為、一般の回路パ
ターンに適用して十分な解像度と十分なパターン種類を
得ることができなかった。
【0028】本発明は、2光束干渉装置を別途設けるよ
うな特別な露光装置の増設がなく、照明条件、開口絞り
の切り替え、小程度の改良を施すことで前述した高解像
度が得られる露光方法及び露光装置の提供を目的とす
る。
うな特別な露光装置の増設がなく、照明条件、開口絞り
の切り替え、小程度の改良を施すことで前述した高解像
度が得られる露光方法及び露光装置の提供を目的とす
る。
【0029】本発明の更なる目的は、適切に設定した位
相型マスクと多重露光を用いた露光方法により、線幅
0.15μm以下のパターン形成を実現可能とする露光
方法及びそれを用いた線幅0.15μm以下の実回路パ
ターン露光が可能な露光装置を提供することである。
相型マスクと多重露光を用いた露光方法により、線幅
0.15μm以下のパターン形成を実現可能とする露光
方法及びそれを用いた線幅0.15μm以下の実回路パ
ターン露光が可能な露光装置を提供することである。
【0030】本発明ではレベンソン型位相マスクを1:
1L&S周期パターン以外のパターンに用いることによ
り(前述したように1:1L&S周期パターン以外のレ
ベンソンマスクでの露光は効果が薄れるが)、照明光学
系の照明条件と投影光学系の開口絞りを制御して多重露
光することによって微細なL&S周期パターンをレベン
ソンマスクで露光した場合と近い解像度で、またその他
の任意パターン部分も形状などが悪化させずに露光を行
うことのできる露光方法及び露光装置の提供を目的とし
ている。
1L&S周期パターン以外のパターンに用いることによ
り(前述したように1:1L&S周期パターン以外のレ
ベンソンマスクでの露光は効果が薄れるが)、照明光学
系の照明条件と投影光学系の開口絞りを制御して多重露
光することによって微細なL&S周期パターンをレベン
ソンマスクで露光した場合と近い解像度で、またその他
の任意パターン部分も形状などが悪化させずに露光を行
うことのできる露光方法及び露光装置の提供を目的とし
ている。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の露光方法は、 (1-1) 光源手段からの露光光で照明光学系によって所定
形状の照明領域を照明し、該照明領域に設けたマスクの
パターンを投影光学系で感光基板に投影する露光方法に
おいて、該マスクは光透過部分で構成される複数の基本
パターンを繰り返し配置した繰り返しパターンを有し、
該繰り返しパターンの隣接する透過部分は互いに略18
0度の光学的な位相差を有しており、該マスクのパター
ンで照明光学系の照明条件及び投影光学系の瞳面上の光
透過条件を変えて該感光基板上を多重露光していること
を特徴としている。
形状の照明領域を照明し、該照明領域に設けたマスクの
パターンを投影光学系で感光基板に投影する露光方法に
おいて、該マスクは光透過部分で構成される複数の基本
パターンを繰り返し配置した繰り返しパターンを有し、
該繰り返しパターンの隣接する透過部分は互いに略18
0度の光学的な位相差を有しており、該マスクのパター
ンで照明光学系の照明条件及び投影光学系の瞳面上の光
透過条件を変えて該感光基板上を多重露光していること
を特徴としている。
【0032】特に、 (1-1-1) 前記基本パターンは1対の透過パターンから成
り、当該1対の透過パターンの対応する光透過部分は互
いに光学的な位相差が略180度であること。
り、当該1対の透過パターンの対応する光透過部分は互
いに光学的な位相差が略180度であること。
【0033】(1-1-2)前記照明条件の1つとして、有効
光源の小さい略コヒーレント照明を用いること。
光源の小さい略コヒーレント照明を用いること。
【0034】(1-1-3) 前記投影光学系の瞳面上の光透過
条件の1つは前記マスク上のパターン解像度の高い方向
に長い開口部を有する開口絞りを用いて透過領域を制限
することであること。
条件の1つは前記マスク上のパターン解像度の高い方向
に長い開口部を有する開口絞りを用いて透過領域を制限
することであること。
【0035】(1-1-4)前記開口絞りは、複数の可動な遮
光板を有し、該遮光板を前記多重露光の切り替え時に投
影光学系内に挿入すること。
光板を有し、該遮光板を前記多重露光の切り替え時に投
影光学系内に挿入すること。
【0036】(1-1-5)複数の照明絞りのうちの1つを前
記照明光学系の光路中に挿脱可能となるように構成した
照明絞り保持手段を利用して、多重露光の切り替え時に
前記照明条件を変えていること。
記照明光学系の光路中に挿脱可能となるように構成した
照明絞り保持手段を利用して、多重露光の切り替え時に
前記照明条件を変えていること。
【0037】(1-1-6)1つ以上の開口を持つ遮光板と該
遮光板の保持手段を備え、該遮光板を前記多重露光の切
り替え時に照明光学系内で回転させる遮光板回転制御手
段を用いて前記照明条件を変えていること。等を特徴と
している。
遮光板の保持手段を備え、該遮光板を前記多重露光の切
り替え時に照明光学系内で回転させる遮光板回転制御手
段を用いて前記照明条件を変えていること。等を特徴と
している。
【0038】本発明の露光装置は、 (2-1) 構成(1-1) の露光方法を用いて感光性の基板にマ
スク上のパターンを転写していることを特徴としてい
る。
スク上のパターンを転写していることを特徴としてい
る。
【0039】本発明のデバイスの製造方法は、 (3-1) 構成(1-1) の露光方法を用いてマスク面上のパタ
ーンをウエハ面上に露光した後、該ウエハを現像処理工
程を介してデバイスを製造していることを特徴としてい
る。
ーンをウエハ面上に露光した後、該ウエハを現像処理工
程を介してデバイスを製造していることを特徴としてい
る。
【0040】(3-2) 構成(2-1) の露光装置を用いてマス
ク面上のパターンをウエハ面上に露光した後、該ウエハ
を現像処理工程を介してデバイスを製造していることを
特徴としている。
ク面上のパターンをウエハ面上に露光した後、該ウエハ
を現像処理工程を介してデバイスを製造していることを
特徴としている。
【0041】尚、本発明において「多重露光」とは「感
光基板上の同一領域を互いに異なる光パターンで途中に
現像処理工程を介さずに露光すること」を言う。
光基板上の同一領域を互いに異なる光パターンで途中に
現像処理工程を介さずに露光すること」を言う。
【0042】
【発明の実施の形態】図1は本発明の露光装置の実施形
態1の要部概略図である。図1に示す露光装置はマスク
(位相シフト型マスク)14のパターンをウエハに投影
する投影光学系18と、部分的コヒーレント照明とコヒ
ーレント照明の双方の照明が可能な照明光学系12とを
有し、部分的コヒーレント照明によってラフ露光を行
い、コヒーレント照明によって微細線露光を行うことに
より、マスク14上の所定のパターンを投影露光してい
る。
態1の要部概略図である。図1に示す露光装置はマスク
(位相シフト型マスク)14のパターンをウエハに投影
する投影光学系18と、部分的コヒーレント照明とコヒ
ーレント照明の双方の照明が可能な照明光学系12とを
有し、部分的コヒーレント照明によってラフ露光を行
い、コヒーレント照明によって微細線露光を行うことに
より、マスク14上の所定のパターンを投影露光してい
る。
【0043】ここで「部分的コヒーレント照明」とはσ
=(照明光学系12の開口数/投影光学系18の開口
数)の値がゼロより大きく1より小さい照明であり、
「コヒーレント照明」とは、σの値がゼロまたはそれに
近い値であり、部分的コヒーレント照明のσに比べて相
当小さい値である。尚、図1の構成の詳細については後
述する。
=(照明光学系12の開口数/投影光学系18の開口
数)の値がゼロより大きく1より小さい照明であり、
「コヒーレント照明」とは、σの値がゼロまたはそれに
近い値であり、部分的コヒーレント照明のσに比べて相
当小さい値である。尚、図1の構成の詳細については後
述する。
【0044】本発明の露光方法の原理は、照明条件によ
るレベンソン型マスクの持つ空間周波数スペクトルの制
御と、投影光学系の持つ空間周波数スペクトルの制御を
組み合わせることによって略2光束干渉となる空間周波
数成分を抽出し、マスクに含まれる通常の露光では解像
できない極微細な線パターンを最も好ましい略2光束干
渉条件で独立に露光し、これを通常の露光で潜像として
重ね、その後積算された潜像をもとに現像を行い、パタ
ーン像を得るというものである。
るレベンソン型マスクの持つ空間周波数スペクトルの制
御と、投影光学系の持つ空間周波数スペクトルの制御を
組み合わせることによって略2光束干渉となる空間周波
数成分を抽出し、マスクに含まれる通常の露光では解像
できない極微細な線パターンを最も好ましい略2光束干
渉条件で独立に露光し、これを通常の露光で潜像として
重ね、その後積算された潜像をもとに現像を行い、パタ
ーン像を得るというものである。
【0045】そして本発明は、この多重露光により1 マ
スク内に含まれる多様なパターンをそれぞれ露光装置の
限界能力を用いて露光可能となり、単純な一露光では制
限されている投影露光装置の能力を最大限引き出してい
る。
スク内に含まれる多様なパターンをそれぞれ露光装置の
限界能力を用いて露光可能となり、単純な一露光では制
限されている投影露光装置の能力を最大限引き出してい
る。
【0046】このように本発明によれば、例えばNA
0.6のKrFエキシマレーザ露光装置で0.1μmの
パターンを露光することも可能であり、これは通常限界
とされている0.2μmパターンの約2倍の解像度とな
る。さらに、微細線部の均一性、焦点深度の拡大等の効
果もある。
0.6のKrFエキシマレーザ露光装置で0.1μmの
パターンを露光することも可能であり、これは通常限界
とされている0.2μmパターンの約2倍の解像度とな
る。さらに、微細線部の均一性、焦点深度の拡大等の効
果もある。
【0047】さらに、本発明は多重露光を行う時のマス
クが1枚で良く、マスク自体のコスト及びマスクの交換
やそれに伴うアライメントなどのスループットを低下さ
せる作業を省いている。
クが1枚で良く、マスク自体のコスト及びマスクの交換
やそれに伴うアライメントなどのスループットを低下さ
せる作業を省いている。
【0048】図2は本発明の露光方法のフローチャート
である。図2には本発明の露光方法を構成する線幅の比
較的大きなパターンの投影露光を行うラフ露光ステッ
プ、線幅の小さなパターンの投影露光を行う微細線露光
ステップ、現像ステップとその流れが示してある。
である。図2には本発明の露光方法を構成する線幅の比
較的大きなパターンの投影露光を行うラフ露光ステッ
プ、線幅の小さなパターンの投影露光を行う微細線露光
ステップ、現像ステップとその流れが示してある。
【0049】ここでラフ露光ステップと微細線露光ステ
ップはこの図の順でなくとも良く、微細線露光ステップ
が先でも良く、また複数回露光する場合は交互に行うこ
とも可能である。
ップはこの図の順でなくとも良く、微細線露光ステップ
が先でも良く、また複数回露光する場合は交互に行うこ
とも可能である。
【0050】また、各露光ステップ閑にはアライメント
ステップ等を適宜挿入して、像形成精度をあげることも
可能であり、本発明はこの図により、そのステップ構成
をなんら限定されるものではない。
ステップ等を適宜挿入して、像形成精度をあげることも
可能であり、本発明はこの図により、そのステップ構成
をなんら限定されるものではない。
【0051】次にこれらのステップにより本発明の効果
がいかに実現されるかについてその原理を説明する。図
2のフローを用いた場合、まずラフ露光を行い感光基板
上に所望のパターンのマスク像を露光する。
がいかに実現されるかについてその原理を説明する。図
2のフローを用いた場合、まずラフ露光を行い感光基板
上に所望のパターンのマスク像を露光する。
【0052】本発明は、投影光学系で解像できる限界線
幅以下の解像度を露光するものである為、マスクに形成
された所望のパターンは限界線幅以下のパターンを含ん
でいる。
幅以下の解像度を露光するものである為、マスクに形成
された所望のパターンは限界線幅以下のパターンを含ん
でいる。
【0053】このようなマスク面上に形成したパターン
の一例を図3に示す。図3において33は基本的パター
ンであり、31,32は光り透過部分(線)である。基
本パターン33を繰り返し配列して繰り返しパターンを
構成している。
の一例を図3に示す。図3において33は基本的パター
ンであり、31,32は光り透過部分(線)である。基
本パターン33を繰り返し配列して繰り返しパターンを
構成している。
【0054】このパターンは半導体デバイスのASIC
に用いられる所謂ゲートパターン(基本パターン)であ
る。
に用いられる所謂ゲートパターン(基本パターン)であ
る。
【0055】図中、31のゲート線はスイッチングを司
る主要部分であり、この線幅は極微細化が望まれてい
る。一方、32の配線コンタクト部はある程度の面積が
必要であり、ゲート線に比べて大きなパターンとなって
いる。このようなパターンでは、即ち、微細線とそれに
比べて大き目のパターンが混在している。さらに図4に
示すように、ゲートパターン同志はできる限り集積化さ
れることがICの機能上好ましい為、パターン間の隙間
9も微細線パターンの幅aと同一となることがある。
る主要部分であり、この線幅は極微細化が望まれてい
る。一方、32の配線コンタクト部はある程度の面積が
必要であり、ゲート線に比べて大きなパターンとなって
いる。このようなパターンでは、即ち、微細線とそれに
比べて大き目のパターンが混在している。さらに図4に
示すように、ゲートパターン同志はできる限り集積化さ
れることがICの機能上好ましい為、パターン間の隙間
9も微細線パターンの幅aと同一となることがある。
【0056】図5は本発明で用いるマスクMについての
模式図である。このマスクMはゲートパターン33が一
対のパターンから成っていることを利用し、この対のパ
ターンを等価する光の位相差がそれぞれ略π(180
度)となるように作成されている。同図においても透明
部分と斜線部分とで180度の位相差がある。
模式図である。このマスクMはゲートパターン33が一
対のパターンから成っていることを利用し、この対のパ
ターンを等価する光の位相差がそれぞれ略π(180
度)となるように作成されている。同図においても透明
部分と斜線部分とで180度の位相差がある。
【0057】また、ゲートパターンの上下の列(紙面上
下)でも隣り合うパターン同志の位相差が同様にπとな
るように作成している。このように作成することによ
り、隣り合うパターンの境界部で位相差により光が弱ま
ることでパターン像の解像度を向上する効果を得てい
る。
下)でも隣り合うパターン同志の位相差が同様にπとな
るように作成している。このように作成することによ
り、隣り合うパターンの境界部で位相差により光が弱ま
ることでパターン像の解像度を向上する効果を得てい
る。
【0058】但しラフ露光ステップのみでは、このよう
なレベンソンマスクを用いてもこのようなゲート線部等
の限界線幅以下の微細線は完全には解像されず、また焦
点深度などが浅い。尚、ここで略180度とは180度
±10度のことである。
なレベンソンマスクを用いてもこのようなゲート線部等
の限界線幅以下の微細線は完全には解像されず、また焦
点深度などが浅い。尚、ここで略180度とは180度
±10度のことである。
【0059】次に第2ステップとして、微細線露光を行
う先のラフ露光が行われた後の感光基板上に微細線を露
光する。現像は未だ行わない。
う先のラフ露光が行われた後の感光基板上に微細線を露
光する。現像は未だ行わない。
【0060】微細線露光ではマスクMの位置はそのまま
ラフ露光と同一位置とし、照明光学系12の照明条件と
投影光学系18の開口絞りの調整を行った後に露光を行
う。
ラフ露光と同一位置とし、照明光学系12の照明条件と
投影光学系18の開口絞りの調整を行った後に露光を行
う。
【0061】図6は本発明の露光条件とそれぞれの露光
で得られるパターンの模式図である。微細線露光の照明
条件としては、照明光学系12中に絞り等を設けて図6
の右側に示すような小σ照明(所謂コヒーレント照明に
近い照明)を用い、投影光学系の瞳面に設ける開口絞り
としては図の右の中程に示すような長方形の開口を有す
るものとした。マスクMは図5と同じである。
で得られるパターンの模式図である。微細線露光の照明
条件としては、照明光学系12中に絞り等を設けて図6
の右側に示すような小σ照明(所謂コヒーレント照明に
近い照明)を用い、投影光学系の瞳面に設ける開口絞り
としては図の右の中程に示すような長方形の開口を有す
るものとした。マスクMは図5と同じである。
【0062】尚、それぞれ図中のx軸とy軸は図3で示
したゲートパターン中に示したx軸とy軸に揃えてあ
る。
したゲートパターン中に示したx軸とy軸に揃えてあ
る。
【0063】図7は図6で示す露光を行ったときのパタ
ーンの光強度分布の説明図である。そして、図8は図7
と同一の光強度分布を、図3に示したゲートパターンの
ゲート線部(図中A−A’)に関して示した光強度分布
のグラフである。
ーンの光強度分布の説明図である。そして、図8は図7
と同一の光強度分布を、図3に示したゲートパターンの
ゲート線部(図中A−A’)に関して示した光強度分布
のグラフである。
【0064】これらの図はネガ露光を行った結果であ
り、それぞれ左からラフ露光ステップ、微細線露光ステ
ップとその二重露光の積算結果を示した。
り、それぞれ左からラフ露光ステップ、微細線露光ステ
ップとその二重露光の積算結果を示した。
【0065】図7より明かのように、ラフ露光では微細
線部は解像せず、ぼけ像となっており、光強度はコンタ
クト部の強度に比べて低いことが分かる。そして微細線
露光部はゲート線部をよく解像しており、さらに良い点
として、ゲート線方向でもゲート線がある部分に光が集
中していることが挙げられる。
線部は解像せず、ぼけ像となっており、光強度はコンタ
クト部の強度に比べて低いことが分かる。そして微細線
露光部はゲート線部をよく解像しており、さらに良い点
として、ゲート線方向でもゲート線がある部分に光が集
中していることが挙げられる。
【0066】最終的に多重露光して積算された光強度が
右図であり、目的とするパターン像がよく再現されてい
ることがわかる。
右図であり、目的とするパターン像がよく再現されてい
ることがわかる。
【0067】また、図8よりラフ露光ではゲート線を形
成できる許容露光量の幅(裕度)が狭いのに対し、二重
露光積算では、微細線露光によりコントラストの大きい
ゲート線パターン部の光強度分布が積算されることによ
って、許容露光量の幅が約2倍に拡大されていることが
分かる。
成できる許容露光量の幅(裕度)が狭いのに対し、二重
露光積算では、微細線露光によりコントラストの大きい
ゲート線パターン部の光強度分布が積算されることによ
って、許容露光量の幅が約2倍に拡大されていることが
分かる。
【0068】以上に示したように、本発明によれば前述
のようにマスク及び照明条件と開口絞りなどを調整した
多重露光を用いることにより、通常の露光限界よりも解
像度の高いパターン像を安定して投影露光することが可
能となった。
のようにマスク及び照明条件と開口絞りなどを調整した
多重露光を用いることにより、通常の露光限界よりも解
像度の高いパターン像を安定して投影露光することが可
能となった。
【0069】図9は本実施例の微細線露光で用いたレベ
ンソンマスク(レベンソン型位相マスク)による露光の
効果を示す模式図である。図中、(A)が通常の露光装
置の限界解像の使用状態、(B)が通常の使用状態で限
界解像の2倍ピッチのパターンを露光しようと試みた場
合、(C)が本実施例のレベンソンマスクで2倍ピッチ
のパターンを露光する様子を示す模式図である。
ンソンマスク(レベンソン型位相マスク)による露光の
効果を示す模式図である。図中、(A)が通常の露光装
置の限界解像の使用状態、(B)が通常の使用状態で限
界解像の2倍ピッチのパターンを露光しようと試みた場
合、(C)が本実施例のレベンソンマスクで2倍ピッチ
のパターンを露光する様子を示す模式図である。
【0070】171はクロムによる遮光部、P1,P2
は周期パターンのピッチである。
は周期パターンのピッチである。
【0071】以下にそれぞれの場合について説明する。
図9(A)ではマスクM上の線のピッチP1に対応する
1次回折光(角度θ)が投影光学系の物体側NA内にち
ょうど入る状態となっている。即ち、投影光学系を通過
して結像に寄与する光は0次光と±1次光の3光束であ
る。
図9(A)ではマスクM上の線のピッチP1に対応する
1次回折光(角度θ)が投影光学系の物体側NA内にち
ょうど入る状態となっている。即ち、投影光学系を通過
して結像に寄与する光は0次光と±1次光の3光束であ
る。
【0072】図9(B)ではマスクM上の線パターンの
ピッチP2をピッチP1の2倍としたもので、この場
合、マスクで回折された1次回折光の角度θ2は図9
(A)の場合の角度θ1に比べて2倍となる。
ピッチP2をピッチP1の2倍としたもので、この場
合、マスクで回折された1次回折光の角度θ2は図9
(A)の場合の角度θ1に比べて2倍となる。
【0073】よって、投影光学系の物体側NA内に入る
のは0次光のみとなり、即ち投影光学系を透過して結像
に寄与する光は0次光だけで、この場合は線パターンの
像は解像されない。
のは0次光のみとなり、即ち投影光学系を透過して結像
に寄与する光は0次光だけで、この場合は線パターンの
像は解像されない。
【0074】図9(C)では図9(B)と同じく図9
(A)の2倍のピッチP2のパターンを用いるが、マス
クMをレベンソンマスクとした。この場合、図に示すよ
うに0, ±1次光がそれぞれ斜めにシフトし、その結果
0次光と+1次光(または0次光と−1次光)が投影光
学系の物体側NA内に入り、即ち投影光学系を透過して
結像に寄与する。
(A)の2倍のピッチP2のパターンを用いるが、マス
クMをレベンソンマスクとした。この場合、図に示すよ
うに0, ±1次光がそれぞれ斜めにシフトし、その結果
0次光と+1次光(または0次光と−1次光)が投影光
学系の物体側NA内に入り、即ち投影光学系を透過して
結像に寄与する。
【0075】そしてこれは2光束干渉となっている。こ
の場合0次光と+1次光の結像面でなす角度(NA)は
通常照明の場合の3光束干渉での角度(NA)の2倍で
あり、そのため解像度は2倍である。
の場合0次光と+1次光の結像面でなす角度(NA)は
通常照明の場合の3光束干渉での角度(NA)の2倍で
あり、そのため解像度は2倍である。
【0076】以上の説明は1次元的な見方であり、もし
マスクが微細線露光専用に1次元周期パターンであれば
上記のレベンソンマスクのみで微細線を露光することが
可能となるが、2次元の微細線以外のパターンを含む場
合には、マスク上のパターンも2次元で、開口絞りも2
次元開口を持っているために、回折光は開口絞り面で2
次元的に分布し、例えレベンソンマスクを用いても2次
元的な種々の角度(NA)の混じった結像となって、前
出した2光束干渉の解像度2倍という利点が得られな
い。このことから、本発明の、パターン中に含まれる微
細線パターンを解像度2倍で露光するという目的に対し
て、以上の構成では目的を完全に達成できないことがわ
かる。
マスクが微細線露光専用に1次元周期パターンであれば
上記のレベンソンマスクのみで微細線を露光することが
可能となるが、2次元の微細線以外のパターンを含む場
合には、マスク上のパターンも2次元で、開口絞りも2
次元開口を持っているために、回折光は開口絞り面で2
次元的に分布し、例えレベンソンマスクを用いても2次
元的な種々の角度(NA)の混じった結像となって、前
出した2光束干渉の解像度2倍という利点が得られな
い。このことから、本発明の、パターン中に含まれる微
細線パターンを解像度2倍で露光するという目的に対し
て、以上の構成では目的を完全に達成できないことがわ
かる。
【0077】そこで本実施形態では、前述したように、
投影光学系の開口絞り面に長方形状の開口を有する開口
絞りを配置することによって、2次元的な種々の角度が
混ざった光束を微細線解像のために1次元に制限し、そ
して微細線に対応した1次元的な略2 光束結像を実現
し、目的を達成している。
投影光学系の開口絞り面に長方形状の開口を有する開口
絞りを配置することによって、2次元的な種々の角度が
混ざった光束を微細線解像のために1次元に制限し、そ
して微細線に対応した1次元的な略2 光束結像を実現
し、目的を達成している。
【0078】次に図1に示した本発明の露光装置の一形
態の模式図について説明する。
態の模式図について説明する。
【0079】図中、11は露光光源であり、KrF又は
ArFエキシマレーザーから成っている。12は照明光
学系、13は照明モードの模式図であり、照明光学系1
2から射出される光束の状態を示している。14はマス
クであり、例えば図5に示すように基本パターン33の
繰り返しから成り、隣接する透過領域との光学的な位相
差が180度のパターンを有している。15は照明光学
系12の絞り交換手段、16は交換用の各種の絞りであ
り、絞りを交換して有効光源の形状を変えている。17
はレチクルステージでありマスク14を保持している。
18は投影光学系、19は開口絞りであり、投影光学系
18の瞳面に設けている。20は開口絞り交換手段であ
り、開口絞り85、86を交換可能にしている。21は
ウエハ(感光基板)22はウエハステージである。
ArFエキシマレーザーから成っている。12は照明光
学系、13は照明モードの模式図であり、照明光学系1
2から射出される光束の状態を示している。14はマス
クであり、例えば図5に示すように基本パターン33の
繰り返しから成り、隣接する透過領域との光学的な位相
差が180度のパターンを有している。15は照明光学
系12の絞り交換手段、16は交換用の各種の絞りであ
り、絞りを交換して有効光源の形状を変えている。17
はレチクルステージでありマスク14を保持している。
18は投影光学系、19は開口絞りであり、投影光学系
18の瞳面に設けている。20は開口絞り交換手段であ
り、開口絞り85、86を交換可能にしている。21は
ウエハ(感光基板)22はウエハステージである。
【0080】この露光装置では、マスク14に形成され
ているパターンの線幅が比較的大きいラフパターンを投
影露光するラフ露光を行う場合には図中有効光源64と
して示したように、通常の照明、即ち部分コヒーレント
照明で有効光源σが比較的大きいもの(σ0.6から
0.8程度)を用いる。そして投影光学系18に用いる
開口絞り19についても特別な形状は用いず、絞り86
等の投影光学系の略最大NAでの露光を行う。輪帯照明
等も適宜用いることができるのはいうまでもない。
ているパターンの線幅が比較的大きいラフパターンを投
影露光するラフ露光を行う場合には図中有効光源64と
して示したように、通常の照明、即ち部分コヒーレント
照明で有効光源σが比較的大きいもの(σ0.6から
0.8程度)を用いる。そして投影光学系18に用いる
開口絞り19についても特別な形状は用いず、絞り86
等の投影光学系の略最大NAでの露光を行う。輪帯照明
等も適宜用いることができるのはいうまでもない。
【0081】次にこの露光装置では、マスク14に形成
されたパターンの線幅が小さい微細線パターンを投影露
光する。微細線露光を行う場合には、図中有効光源63
として示したように、小σ照明(所謂コヒーレント照明
に近い照明)を用いる。そして投影露光学系18に用い
る開口絞りについてはゲート線に垂直方向、即ち高解像
度方向に長手を持つ長方形の開口絞り85を用いる。
されたパターンの線幅が小さい微細線パターンを投影露
光する。微細線露光を行う場合には、図中有効光源63
として示したように、小σ照明(所謂コヒーレント照明
に近い照明)を用いる。そして投影露光学系18に用い
る開口絞りについてはゲート線に垂直方向、即ち高解像
度方向に長手を持つ長方形の開口絞り85を用いる。
【0082】ラフ露光と微細線露光の切り替えについて
は、照明光学系12に関しては絞り交換手段15により
絞り16を交換し、投影光学系18中の開口絞り19に
関しては開口絞り交換手段20により開口絞り19を交
換して行う。
は、照明光学系12に関しては絞り交換手段15により
絞り16を交換し、投影光学系18中の開口絞り19に
関しては開口絞り交換手段20により開口絞り19を交
換して行う。
【0083】ここで、照明光学系12の絞り交換手段1
5としては、図10に示すようにラフ露光用絞り64と
微細線露光用絞り63の2つの絞り(絞りフィルタ)を
1つの保持具61に固定しておき、保持具61を光軸と
直交する面に平行にスライドさせて各絞りが適宜照明光
学系12内の絞り位置62に配置するように交換するも
のや、図11に示すように複数の絞り73〜77を円盤
上の保持具71に固定して、回転させて、同様に照明光
学系12内の絞り位置72に配置させるもの等を適宜用
いることが可能である。
5としては、図10に示すようにラフ露光用絞り64と
微細線露光用絞り63の2つの絞り(絞りフィルタ)を
1つの保持具61に固定しておき、保持具61を光軸と
直交する面に平行にスライドさせて各絞りが適宜照明光
学系12内の絞り位置62に配置するように交換するも
のや、図11に示すように複数の絞り73〜77を円盤
上の保持具71に固定して、回転させて、同様に照明光
学系12内の絞り位置72に配置させるもの等を適宜用
いることが可能である。
【0084】また、開口絞り交換手段20については、
図12に示すように微細線露光時に投影光学系18内の
所定位置に開口絞り85を光軸と直交する面に平行にス
ライドすることによって、挿入して配置している。一
方、ラフ露光時には同様に開口絞り85をスライドさせ
て退避させ開口絞り86を挿入する装置や、図13に示
すように露光装置の所定位置に対して外側より2枚の遮
光板94、95を同時に所定位置まで平行にスライドさ
せて挿入して配置し、中心部に長方形状の開口を構成す
る装置等を適宜用いることができる。
図12に示すように微細線露光時に投影光学系18内の
所定位置に開口絞り85を光軸と直交する面に平行にス
ライドすることによって、挿入して配置している。一
方、ラフ露光時には同様に開口絞り85をスライドさせ
て退避させ開口絞り86を挿入する装置や、図13に示
すように露光装置の所定位置に対して外側より2枚の遮
光板94、95を同時に所定位置まで平行にスライドさ
せて挿入して配置し、中心部に長方形状の開口を構成す
る装置等を適宜用いることができる。
【0085】さらに、ラフパターンや微細パターンに合
わせる等の用途で長方形等の非対称開口の方位を変更す
るために、遮光板と挿入退避手段を回転可能にしたも
の、また、多数の方位の異なる遮光板と挿入退避手段を
備えたものが適用できる。また、図14に示すような長
方形開口の開口絞り101を挿入後に回転させる機構等
を用いることもできる。
わせる等の用途で長方形等の非対称開口の方位を変更す
るために、遮光板と挿入退避手段を回転可能にしたも
の、また、多数の方位の異なる遮光板と挿入退避手段を
備えたものが適用できる。また、図14に示すような長
方形開口の開口絞り101を挿入後に回転させる機構等
を用いることもできる。
【0086】次に、本発明の実施形態の他の構成につい
て説明する。
て説明する。
【0087】本実施形態は図3に示すようなパターンの
集積化をさらに進めた際に、ゲート線方向(図中y方
向)のパターン同士の分離が限界となる場合に適した露
光方法である。
集積化をさらに進めた際に、ゲート線方向(図中y方
向)のパターン同士の分離が限界となる場合に適した露
光方法である。
【0088】本実施例では図15に示すようにラフ露
光、微細線露光1、2の3重露光を行う。微細線露光と
しては図中央の微細線露光1(図6の微細線露光と同
じ)に加えて開口絞り85の開口方向が90度異なった
開口絞りを用いて微細線露光2を行うことで、基本ゲー
トパターン同志の分離境界を強調する効果が得られる。
光、微細線露光1、2の3重露光を行う。微細線露光と
しては図中央の微細線露光1(図6の微細線露光と同
じ)に加えて開口絞り85の開口方向が90度異なった
開口絞りを用いて微細線露光2を行うことで、基本ゲー
トパターン同志の分離境界を強調する効果が得られる。
【0089】微細線露光2は図中に示したように、小σ
照明と開口絞りによる空間周波数調整を行う点では微細
線露光1と同様であるが、開口絞りの長方形開口の方向
を90度回転させて配置してある。これによって、集積
化されたことによって解像度が必要となったy方向(紙
面上下)の解像度を高め、これを重ねて露光することに
より、ゲート線方向の基本パターン同志の分離を容易に
している。
照明と開口絞りによる空間周波数調整を行う点では微細
線露光1と同様であるが、開口絞りの長方形開口の方向
を90度回転させて配置してある。これによって、集積
化されたことによって解像度が必要となったy方向(紙
面上下)の解像度を高め、これを重ねて露光することに
より、ゲート線方向の基本パターン同志の分離を容易に
している。
【0090】本発明は以上説明した実施形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
てシーケンスの流れ等も種々に変更することが可能であ
る。
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
てシーケンスの流れ等も種々に変更することが可能であ
る。
【0091】特に、照明光学系の照明条件や投影光学系
の開口絞り形状は目的とするパターンに合わせて適宜選
択して多重露光することができる。微細線露光として輪
帯照明、4重極照明、楕円上開口絞りや4重極開口絞り
等様々に変化させて用いることもできる。図16は開口
絞りのバリエーションの例である。
の開口絞り形状は目的とするパターンに合わせて適宜選
択して多重露光することができる。微細線露光として輪
帯照明、4重極照明、楕円上開口絞りや4重極開口絞り
等様々に変化させて用いることもできる。図16は開口
絞りのバリエーションの例である。
【0092】また、基本ゲートパターン同志の分離性を
高めたり、線幅、形状等を補正するためにマスク上のゲ
ートパターンの形状を適宜目的とするパターンから部分
的に変更することが可能である。図17は本発明に係る
ゲートパターン同志の分離を目的としたマスクの説明図
である。
高めたり、線幅、形状等を補正するためにマスク上のゲ
ートパターンの形状を適宜目的とするパターンから部分
的に変更することが可能である。図17は本発明に係る
ゲートパターン同志の分離を目的としたマスクの説明図
である。
【0093】同図において斜線で示した開口部は他の開
口部に対して透過光に180度(π)の位相差を与えて
いる。
口部に対して透過光に180度(π)の位相差を与えて
いる。
【0094】図24は本発明の露光装置における具体的
な光学系の一実施形態の説明図である。
な光学系の一実施形態の説明図である。
【0095】本実施形態ではサブミクロンやクオーター
ミクロン以下のリソグラフィー用のステップアンドリピ
ート方式またはステップアンドスキャン方式の露光装置
に適用した場合を示している。
ミクロン以下のリソグラフィー用のステップアンドリピ
ート方式またはステップアンドスキャン方式の露光装置
に適用した場合を示している。
【0096】図中、レーザ光源201からのレーザ光は
ビーム整形ユニット205でビーム径を拡大してオプテ
ィカルインテグレータ206の入射面206aに入射さ
せている。オプティカルインテグレータ206は断面が
4角形状や円柱状の複数の微小レンズ(ハエの目レン
ズ)6−i(i=1〜N)を2次元的に所定のピッチで
配列して構成しており、その射出面206b近傍に2次
光源像を形成している。
ビーム整形ユニット205でビーム径を拡大してオプテ
ィカルインテグレータ206の入射面206aに入射さ
せている。オプティカルインテグレータ206は断面が
4角形状や円柱状の複数の微小レンズ(ハエの目レン
ズ)6−i(i=1〜N)を2次元的に所定のピッチで
配列して構成しており、その射出面206b近傍に2次
光源像を形成している。
【0097】
【0098】
【0099】207は絞りであり、図1の交換絞り16
に相当しており、2次光源の形状を決定している。絞り
207は照明条件に応じて絞り交換機構(アクチュエー
タ)216によって種々の絞り207a,207bが光
路中に位置するように切り替え可能となっている。絞り
207としては、例えば通常の円形開口の絞りや、投影
レンズ213の瞳面214上の光強度分布を変化させる
輪帯照明用絞りや、4重極照明用絞り、小σ値照明用絞
り等を有し、これらのうちの1つを選択して光路中に配
置している。
に相当しており、2次光源の形状を決定している。絞り
207は照明条件に応じて絞り交換機構(アクチュエー
タ)216によって種々の絞り207a,207bが光
路中に位置するように切り替え可能となっている。絞り
207としては、例えば通常の円形開口の絞りや、投影
レンズ213の瞳面214上の光強度分布を変化させる
輪帯照明用絞りや、4重極照明用絞り、小σ値照明用絞
り等を有し、これらのうちの1つを選択して光路中に配
置している。
【0100】本実施形態では種々の絞り207を用いる
ことにより、集光レンズ208に入射する光束を種々と
変えて投影光学系213の瞳面214上の光強度分布を
適切に制御している。集光レンズ208はオプティカル
インテグレータ206の射出面206b近傍の複数の2
次光源から射出し、絞り207を透過した複数の光束を
集光し、ミラー209で反射させて被照射面としてのマ
スキングブレード210面を重畳させて、その面上を均
一に照射している。マスキングブレード210は複数の
可動の遮光板より成り、任意の開口形状が形成されるよ
うにしている。
ことにより、集光レンズ208に入射する光束を種々と
変えて投影光学系213の瞳面214上の光強度分布を
適切に制御している。集光レンズ208はオプティカル
インテグレータ206の射出面206b近傍の複数の2
次光源から射出し、絞り207を透過した複数の光束を
集光し、ミラー209で反射させて被照射面としてのマ
スキングブレード210面を重畳させて、その面上を均
一に照射している。マスキングブレード210は複数の
可動の遮光板より成り、任意の開口形状が形成されるよ
うにしている。
【0101】211は結像レンズであり、マスキングブ
レード210の開口形状を被照射面としてのレチクル
(マスク)212面に転写し、レチクル212面上の必
要な領域を均一に照明している。
レード210の開口形状を被照射面としてのレチクル
(マスク)212面に転写し、レチクル212面上の必
要な領域を均一に照明している。
【0102】213は投影光学系(投影レンズ)であ
り、レチクル217面上の回路パターンをウエハチャッ
クに載置したウエハ(基板)215面上に縮小投影して
いる。214は投影光学系213の瞳面である。この瞳
面214に図1で示した種々の開口絞り19を挿脱可能
に配置している。
り、レチクル217面上の回路パターンをウエハチャッ
クに載置したウエハ(基板)215面上に縮小投影して
いる。214は投影光学系213の瞳面である。この瞳
面214に図1で示した種々の開口絞り19を挿脱可能
に配置している。
【0103】本実施形態における光学系では、マスキン
グブレード210とレチクル212とウエハ215が互
いに共役関係となっている。又、絞り207aと投影光
学系213の瞳面214とが略共役関係となっている。
グブレード210とレチクル212とウエハ215が互
いに共役関係となっている。又、絞り207aと投影光
学系213の瞳面214とが略共役関係となっている。
【0104】本実施形態では以上のような構成により、
レチクル212面上のパターンをウエハ215面上に縮
小投影露光している。そして所定の現像処理過程を経
て、デバイス(半導体素子)を製造している。
レチクル212面上のパターンをウエハ215面上に縮
小投影露光している。そして所定の現像処理過程を経
て、デバイス(半導体素子)を製造している。
【0105】本実施形態では、前述したように対象とす
るレチクル212面上のパターン形状に応じて開口形状
の異なった絞りを選択して用いて、投影光学系213の
瞳面214上に形成される光強度分布を種々と変えてい
る。
るレチクル212面上のパターン形状に応じて開口形状
の異なった絞りを選択して用いて、投影光学系213の
瞳面214上に形成される光強度分布を種々と変えてい
る。
【0106】尚、本発明において (a)照明光学系の照明方法としては、KrFエキシマ
レーザー、ArFエキシマレーザー又はF2エキシマレ
ーザーから光でマスクパターンを照明することが適用可
能である。
レーザー、ArFエキシマレーザー又はF2エキシマレ
ーザーから光でマスクパターンを照明することが適用可
能である。
【0107】(b)露光装置においては屈折系、反射−
屈折系、又は反射系のいずれかより成る投影光学系によ
って前記マスクパターンを投影することが適用可能であ
る。
屈折系、又は反射系のいずれかより成る投影光学系によ
って前記マスクパターンを投影することが適用可能であ
る。
【0108】(c)露光装置としては本発明の露光方法
を露光モードとして有するステップアンドリピート型縮
小投影露光装置や本発明の露光方法を露光モードとして
有するステップアンドスキャン型縮小投影露光装置等が
適用可能である。
を露光モードとして有するステップアンドリピート型縮
小投影露光装置や本発明の露光方法を露光モードとして
有するステップアンドスキャン型縮小投影露光装置等が
適用可能である。
【0109】次に上記説明した投影露光装置を利用した
半導体デバイスの製造方法の実施形態を説明する。
半導体デバイスの製造方法の実施形態を説明する。
【0110】図18は半導体デバイス(ICやLSI等
の半導体チップ、或いは液晶パネルやCCD等)の製造
のフローを示す。
の半導体チップ、或いは液晶パネルやCCD等)の製造
のフローを示す。
【0111】ステップ1(回路設計)では半導体デバイ
スの回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では
設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
スの回路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では
設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
【0112】一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、前記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、前記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
【0113】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
【0114】ステップ6(検査)ではステップ5で作製
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0115】図19は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。
【0116】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では前記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では前記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。
【0117】ステップ17(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことに
よってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことに
よってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0118】本実施形態の製造方法を用いれば、従来は
製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを容易に製
造することができる。
製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを容易に製
造することができる。
【0119】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、 (ア-1) 2光束干渉装置を別途設けるような特別な露光装
置の増設がなく、照明条件、開口絞りの切り替え、小程
度の改良を施すことで前述した高解像度が得られる露光
方法及び露光装置を達成することができる。
置の増設がなく、照明条件、開口絞りの切り替え、小程
度の改良を施すことで前述した高解像度が得られる露光
方法及び露光装置を達成することができる。
【0120】(ア-2) 多重露光を用いた露光方法により、
線幅0.15μm以下のパターン形成を実現可能とする
露光方法及びそれを用いた線幅0.15μm以下の実回
路パターン露光が可能な露光装置を達成することができ
る。
線幅0.15μm以下のパターン形成を実現可能とする
露光方法及びそれを用いた線幅0.15μm以下の実回
路パターン露光が可能な露光装置を達成することができ
る。
【0121】(ア-3) レベンソン型位相マスクを1:1L
&S周期パターン以外のパターンに用いることにより
(前述したように1:1L&S周期パターン以外のレベ
ンソンマスクでの露光は効果が薄れるが)、照明光学系
の照明条件と投影光学系の開口絞りを制御して多重露光
することによって微細なL&Sパターンをレベンソンマ
スクで露光した場合と近い解像度で、またその他の任意
パターン部分も形状などが悪化させずに露光を行うこと
のできる露光方法及び露光装置を達成することができ
る。
&S周期パターン以外のパターンに用いることにより
(前述したように1:1L&S周期パターン以外のレベ
ンソンマスクでの露光は効果が薄れるが)、照明光学系
の照明条件と投影光学系の開口絞りを制御して多重露光
することによって微細なL&Sパターンをレベンソンマ
スクで露光した場合と近い解像度で、またその他の任意
パターン部分も形状などが悪化させずに露光を行うこと
のできる露光方法及び露光装置を達成することができ
る。
【図1】本発明の露光装置の一例を示す図
【図2】本発明の露光方法のフローの一例を示す図
【図3】ゲートパターン形状を示す模式図
【図4】集積化されたゲートチャート形状を示す模式図
【図5】本発明に係るレベンソンマスクの一例を示す模
式図
式図
【図6】本発明の実施形態1の露光条件と像強度を示す
模式図
模式図
【図7】本発明の実施形態1のパターン像の光強度分布
を示す模式図
を示す模式図
【図8】本発明の実施形態1の微細線部分強度分布と露
光裕度を示す模式図
光裕度を示す模式図
【図9】レベンソンマスクの効果を説明する模式図
【図10】本発明に係る照明条件制御手段の他の一例を
示す模式図
示す模式図
【図11】本発明に係る照明条件制御手段の他の一例を
示す模式図
示す模式図
【図12】投影光学系の開口絞り制御手段の一例を示す
模式図
模式図
【図13】投影光学系の開口絞り制御手段の他の一例を
示す模式図
示す模式図
【図14】投影光学系の開口絞りの回転手段の一例を示
す模式図
す模式図
【図15】本発明の実施形態3の露光条件と像強度を示
す模式図
す模式図
【図16】本発明の他の実施形態を示す模式図
【図17】本発明のマスクの他の一例を示す模式図
【図18】本発明のデバイスの製造方法のフローチャー
ト
ト
【図19】本発明のデバイスの製造方法のフローチャー
ト
ト
【図20】従来の投影露光装置を示す概略図
【図21】従来の2光束干渉露光装置の一例を示す概略
図
図
【図22】レベンソン型位相シフトマスクの説明図
【図23】従来の2光束干渉用露光装置の一例を示す概
略図
略図
【図24】本発明の露光装置の光学系の説明図
11 エキシマレーザー 12 照明光学系 14 マスク(レチクル) M,17 マスク(レチクル)ステージ 15 マスク(レチクル) チェンジャ 18 投影光学系 21 ウエハ 22 XYZステージ 16,63,64 照明用絞り 19,85,86 開口絞り 173 位相シフト型マスク 94,95 遮光部 33 基本パターン 171 クロム(遮光部) 172 位相シフト 173 レベンソン型位相シフトマスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/20
Claims (10)
- 【請求項1】 光源手段からの露光光で照明光学系によ
って所定形状の照明領域を照明し、該照明領域に設けた
マスクのパターンを投影光学系で感光基板に投影する露
光方法において、該マスクは光透過部分で構成される複
数の基本パターンを繰り返し配置した繰り返しパターン
を有し、該繰り返しパターンの隣接する透過部分は互い
に略180度の光学的な位相差を有しており、該マスク
のパターンで照明光学系の照明条件及び投影光学系の瞳
面上の光透過条件を変えて該感光基板上を多重露光して
いることを特徴とする露光方法。 - 【請求項2】 前記基本パターンは1対の透過パターン
から成り、当該1対の透過パターンの対応する光透過部
分は互いに光学的な位相差が略180度であることを特
徴とする請求項1の露光方法。 - 【請求項3】 前記照明条件の1つとして、有効光源の
小さい略コヒーレント照明を用いることを特徴とする請
求項1の露光方法。 - 【請求項4】 前記投影光学系の瞳面上の光透過条件の
1つは前記マスク上のパターン解像度の高い方向に長い
開口部を有する開口絞りを用いて透過領域を制限するこ
とであることを特徴とする請求項1の露光方法。 - 【請求項5】 前記開口絞りは、複数の可動な遮光板を
有し、該遮光板を前記多重露光の切り替え時に投影光学
系内に挿入することを特徴とする請求項4の露光方法。 - 【請求項6】 複数の照明絞りのうちの1つを前記照明
光学系の光路中に挿脱可能となるように構成した照明絞
り保持手段を利用して、多重露光の切り替え時に前記照
明条件を変えていることを特徴とする請求項1の露光方
法。 - 【請求項7】 1つ以上の開口を持つ遮光板と該遮光板
の保持手段を備え、該遮光板を前記多重露光の切り替え
時に照明光学系内で回転させる遮光板回転制御手段を用
いて前記照明条件を変えていることを特徴とする請求項
1の露光方法。 - 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項の露光方
法を用いて感光性の基板にマスク上のパターンを転写し
ていることを特徴とする露光装置。 - 【請求項9】 請求項1〜7のいずれか1項の露光方法
を用いてマスク面上のパターンをウエハ面上に露光した
後、該ウエハを現像処理工程を介してデバイスを製造し
ていることを特徴とするデバイスの製造方法。 - 【請求項10】 請求項8の露光装置を用いてマスク面
上のパターンをウエハ面上に露光した後、該ウエハを現
像処理工程を介してデバイスを製造していることを特徴
とするデバイスの製造方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20134398A JP3296296B2 (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 露光方法及び露光装置 |
| US09/337,040 US6930754B1 (en) | 1998-06-30 | 1999-06-28 | Multiple exposure method |
| EP99305098A EP0969327B1 (en) | 1998-06-30 | 1999-06-29 | Multiple exposure apparatus and method |
| DE69936687T DE69936687T2 (de) | 1998-06-30 | 1999-06-29 | Vorrichtung und Verfahren zur Mehrfachbelichtung |
| US11/003,889 US7023522B2 (en) | 1998-06-30 | 2004-12-06 | Multiple exposure method |
| US11/230,676 US7505112B2 (en) | 1998-06-30 | 2005-09-21 | Multiple exposure method |
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