JP3297239B2 - 鉄筋コンクリート構造物の解体方法 - Google Patents
鉄筋コンクリート構造物の解体方法Info
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Description
ギーを用いた鉄筋コンクリート構造物の解体方法に関す
る。
単に構造物という)を解体するのには、例えば機械的手
段(例えば鉄球やユンボなど)を用いて打ち壊すように
したものがある。
段を用いたものでは、構造物の地上の低い部分は破壊で
きても、高所部分や地下の基礎部分、あるいは狭い作業
場所では構造物の破壊作業ができない。
鉄筋が埋設されているため、機械的手段では容易に破壊
することができない場合も多い。このような場合は、ワ
イヤーソーなどを用いて人手によって構造物の解体作業
を行っているが、これは大変な作業となる。
ンクリート構造物の解体方法の提供を目的とする。
決するため、請求項1記載の鉄筋コンクリート構造物の
解体方法は、鉄筋コンクリート構造物のコンクリート部
分に、コンクリート表面に対して所定の傾斜角度で、か
つ先端部が、露出させようとする鉄筋の近傍に位置する
ように装着孔を穿ち、この装着孔に、内部に一対の電極
およびこの電極間に接続した金属細線を封入するととも
に破壊用液を充填した破壊容器を装着し、この破壊容器
の金属細線に、コンデンサーに予め充電蓄積した電気エ
ネルギーを短時間で放電供給することにより、金属細線
を急激に溶融蒸発させて破壊用液を気化させ、その際の
衝撃力で鉄筋コンクリート構造物のコンクリート部分を
破壊して鉄筋を露出し、その後、鉄筋を切断するもので
ある。
物の解体方法は、請求項1記載の鉄筋コンクリート構造
物の解体方法において、鉄筋コンクリート構造物のコン
クリート部分に穿たれた装着孔の先端部は、鉄筋よりわ
ずかに深い場所に位置するものである。
コンクリート部分に、コンクリート表面に対して所定の
傾斜角度で、かつ先端部が、露出させようとする鉄筋の
近傍に位置するように装着孔を穿って、これに破壊容器
を装着して金属細線に電気エネルギーを供給すると、金
属細線が溶融蒸発するとともに破壊用液が気化し、その
衝撃力で構造物のコンクリート部分が破壊し、目的の鉄
筋の周囲が確実に露出するのでこれを切断し、このよう
な作業を随時必要な箇所において行い、また構造物の基
礎部分においても同様に破壊作業を行うことにより構造
物の解体を容易にする。
いて説明する。まず本発明の第一実施例を、図1の破壊
容器の一部破断正面図、図2の破壊装置の全体構成図、
図3の構造物の解体例を示す全体図、図4の解体作業に
よって細分化した構造物の斜視図、図5のコンクリート
部分の破断状態を示す斜視図に基づいて説明する。
解体方法を実施するための破壊装置1は、プラスチック
ゴムや防水処理紙製の破壊容器2に破壊用液3(例えば
水)が充填され、前記破壊容器2の天板2aに一対の電
極棒4,4(例えばCuからなる)が貫通孔2bから挿
入され、前記両電極棒4,4は前記天板2aにナットB
1(又はかしめ)により固定されて破壊用液3に浸漬さ
れるとともに破壊容器2に封入されている。
極棒4,4を平行に保持するための保持部材7,7で保
持され、両電極棒4,4の先端部には金属細線8(例え
ばCu,Alからなる)が溶接やかしめにより取り付け
られている。
突出した部分が端子5,5とされ、前記天板2aに端子
5,5に絶縁皮膜が形成されるのを防止する端子カバー
6が取り付けられている。
エネルギーを供給するためのエネルギー供給回路9が設
けられ、該エネルギー供給回路9は前記端子5に接続さ
れた電源装置10と、該電源装置10と一方の端子5,
5との間に直列接続されて前記電源装置10に蓄積する
電気エネルギー量を制御するための制御回路11と、該
制御回路11と一方の端子5との間に接続された放電ス
イッチ12と、前記電源装置10と両端子5,5との間
に並列接続されたコンデンサーからなるエネルギー蓄積
回路13とから構成されている。
解体する解体方法を説明する。まず、構造物Hに破壊容
器1を装着するための装着孔を所定方向にかつ破壊しよ
うとする部分の中心付近まで穿ち、この装着孔に破壊容
器1を装着する。
5,5に接続し、構造物Hのコンクリート部分Cが破壊
する所定の電気エネルギーを、エネルギー蓄積回路13
に蓄積し、放電スイッチ12をオンすることにより、短
時間の間に金属細線8に電気エネルギーを供給する。
に破壊用液3が気化し、その衝撃力で構造物Hのコンク
リート部分Cの所定箇所が破壊し、図5に示すように、
所定の区間の鉄筋Aが全て露出するので、これをガスあ
るいはカッターにより切断する。
て行い、また構造物Hの基礎部分においても同様に破壊
作業を行うことにより構造物Hを細分化することにより
解体し、その後、クレーン等により所定の場所に除去す
る。
向に装着孔を穿っても、破壊装置1の破壊容器2にはす
でに破壊用液3が充填されているので、破壊用液3が装
着孔からこぼれだすといったことがなく、構造物Hに穿
つ装着孔の方向はどのような方向であっても対応でき
る。
の破壊容器2を所定の三箇所に埋設し、各エネルギー蓄
積回路13に500μFの電気容量を蓄積し、それぞれ
の金属細線8に4000Vの電圧を同時に印加すること
により鉄筋Aが露出した。
同様に所定の三箇所に上記構成の破壊容器2を埋設し、
各エネルギー蓄積回路13に500μFの電気容量を蓄
積し、それぞれの金属細線8に3500Vの電圧を同時
に印加することにより床材のコンクリート部分Cが貫通
し、鉄筋Aが露出した。
金属細線8に短時間の間に電気エネルギーを供給するこ
とにより、コンクリート部分Cのみを破壊して鉄筋Aを
露出させ、この鉄筋Aを切断することにより構造物Hを
細分化して解体するので、構造物Hの地下にある基礎部
分であっても、鉄球などの機械的手段を導入する必要が
なく、解体箇所に対する対応性を向上させることがで
き、太い柱であっても容易に破壊でき、構造物を解体す
ることができる。
いて、本発明の第二実施例に係る解体方法を説明する
と、これは、コンクリート部分Cに穿つ装着孔を、上記
第一実施例に比べて浅くし、この装着孔に、上記第一実
施例と同様の構成の破壊容器2を装着し、金属細線8に
短時間の間に電気エネルギーを供給し、金属細線8を溶
融蒸発させて破壊用液3を気化し、その衝撃力で構造物
Hのコンクリート部分Cを鉄筋Aの外側から破壊し、露
出した鉄筋Aを上記第一実施例と同様にして切断し、さ
らに残りのコンクリート部分Cを上記の破壊装置で破壊
して構造物Hを解体するものである。
クリート部分Cを鉄筋Aの外側から破壊するので、鉄筋
Aによる拘束力が小さく、従って、金属細線8に供給す
る電気エネルギーは第一実施例に比べて小さくても、コ
ンクリート部分Cを破壊することができる。
8に短時間の間に電気エネルギーを供給することによ
り、コンクリート部分Cのみを破壊して鉄筋Aを露出さ
せ、この鉄筋Aを切断した後、残りの(中央の)コンク
リート部分Cを、破壊装置1によって破壊する。このよ
うにして構造物Hを細分化して解体するので、構造物H
の地下にある基礎部分であっても、また太い柱であって
も容易に破壊し、構造物Hを解体することができる。
体する際に、コンクリート部分Cに装着孔を穿って破壊
容器2を埋設したが、これに限定されるものではなく、
図7に示すように、構造物Hを施工する際に予めコンク
リート部分Cの所定箇所に破壊容器2を埋設しておいて
もよい。
構造物Hの表面にまで導出しておき、これを絶縁材から
なる端子台15に取付け、この端子台15はボルトB2
により構造物Hに固定し、この端子台15は端子カバー
16で覆っておく。そして構造物Hの破壊時に、上記実
施例と同様にエネルギー供給回路9を端子5,5に接続
し、所定の容量の電気エネルギーをエネルギー蓄積回路
13に蓄積し、放電スイッチ12をオンすることによ
り、短時間の間に金属細線8に電気エネルギーを供給し
て、金属細線8を溶融蒸発させて破壊用液3を気化し、
その衝撃力で構造物Hを破壊し、解体するようにする。
給しない限り破壊容器2が爆発することがないので、破
壊容器2を予め構造物Hに埋設したとしても、ダイナマ
イトのように構造物Hの振動による爆発の心配がなく安
全であり、また破壊容器2を予め構造物Hに埋設するこ
とにより、構造物Hに装着孔を穿つといった装置設置の
ための工程を省略することができる。
Hの解体方法を、図8〜図12に基づいて説明すると、
これは、図8に示すように、構造物Hのコンクリート部
分Cに、コンクリート表面に対して所定の傾斜角度(例
えば60°)θで装着孔30を穿ち、この装着孔30に
破壊容器2を装着して、コンクリート部分Cを破壊する
ものである。
30は、その先端部が、露出させようとする鉄筋Aの近
傍で、かつ鉄筋Aよりわずかに深い場所に位置するよう
に設け、この装着孔30の最奥部まで破壊容器2を装着
し、上記実施例と同様に、短時間の間に金属細線8に電
気エネルギーを供給して、金属細線8を溶融蒸発させて
破壊用液3を気化させ、その衝撃力で構造物Hのコンク
リート部分Cを破壊する。
と、図9〜図12に示すように、露出させようとする鉄
筋Aのほぼ周囲にあたるコンクリート部分Cのみが破壊
されるので、その後、上記実施例と同様に、露出した鉄
筋Aをガスあるいはカッター、金属切断用の電動鋸など
により切断し、続いて、例えば、構造物Hを倒して、上
記と同様の方法で、あるいは従来のように機械的手段を
用いて構造物Hを反対側から破壊し、構造物H全体を解
体する。
破壊容器2を装着する装着孔30をコンクリート表面に
対して所定の傾斜角度θで傾斜させ、装着孔30の先端
部は鉄筋Aの近傍で、かつ鉄筋Aよりわずかに深い場所
に位置するように設けたことにより、必要以上に大きな
電気エネルギーを金属細線8に供給しなくとも、目的の
鉄筋Aを確実に露出させることができ、鉄筋Aの切断作
業を容易に行い得る。
を、図13および図14に基づいて説明すると、これ
は、図13に示すように、露出させようとする鉄筋Aに
対し、コンクリート表面に対して反対の傾斜角度θを有
した一対の装着孔30を穿ち、各装着孔30の先端部
は、鉄筋Aの近傍で、かつ鉄筋Aよりわずかに深い場所
に位置するように設け、上記第三実施例と同様に、各装
着孔30に、破壊容器2を最奥部まで装着して、短時間
の間に金属細線8に電気エネルギーを供給し、構造物H
のコンクリート部分Cを破壊するものである。
クリート部分Cの破壊断面が図14に示すように略V字
形になるので、鉄筋Aの露出部分がいっそう大きくなる
とともに、切断作業のためのスペースを充分に確保で
き、従って、鉄筋Aの切断作業を極めて容易に行い得
る。
破壊容器を装着し、所定の電気エネルギーをコンデンサ
ーに蓄積して短時間の間に金属細線に電気エネルギーを
供給することにより、金属細線が溶融蒸発するとともに
破壊用液が気化し、その衝撃力で構造物のコンクリート
部分の所定箇所が破壊して鉄筋が露出するのでこれを切
断してコンクリート構造物を解体するので、地下に位置
する基礎部分を解体する場合であっても、同様に破壊作
業を行うことにより容易に解体することができ、従来の
ように鉄球などの機械的手段を導入する必要がなく、従
って、構造物の解体箇所に対する対応性を向上すること
ができる。
気化する際の衝撃力でコンクリート部分を破壊した後、
露出した鉄筋を切断するので、太い柱であっても容易に
解体できる。
傾斜角度で、かつ先端部が、露出させようとする鉄筋の
近傍に位置するように装着孔を穿って、これに破壊容器
を装着してコンクリート部分を破壊するようにしたの
で、必要以上に大きな電気エネルギーを金属細線に供給
することなく、目的の鉄筋の周囲を確実に露出させるこ
とができ、鉄筋の切断作業を極めて容易にし得るととも
に、鉄筋コンクリート構造物の解体を容易に行うことが
でき、またコンクリート部分に穿たれた装着孔の先端部
を、鉄筋よりわずかに深い場所に位置させることによ
り、目的の鉄筋の周囲をいっそう確実に露出させること
ができる。
の破壊容器の一部破断正面図である。
視図である。
図である。
ンクリート部分の破断状態を示す斜視図である。
物の断面図である。
造物の破壊前の断面図である。
る。
る。
構造物の破壊前の断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 鉄筋コンクリート構造物のコンクリート
部分に、コンクリート表面に対して所定の傾斜角度で、
かつ先端部が、露出させようとする鉄筋の近傍に位置す
るように装着孔を穿ち、 この装着孔に、内部に 一対の電極およびこの電極間に接
続した金属細線を封入するとともに破壊用液を充填した
破壊容器を装着し、 この破壊容器の 金属細線に、コンデンサーに予め充電蓄
積した電気エネルギーを短時間で放電供給することによ
り、金属細線を急激に溶融蒸発させて破壊用液を気化さ
せ、その際の衝撃力で鉄筋コンクリート構造物のコンク
リート部分を破壊して鉄筋を露出し、その後、鉄筋を切
断することを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の解体
方法。 - 【請求項2】 鉄筋コンクリート構造物のコンクリート
部分に穿たれた装着孔の先端部は、鉄筋よりわずかに深
い場所に位置することを特徴とする請求項1記載の鉄筋
コンクリート構造物の解体方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP02718495A JP3297239B2 (ja) | 1994-03-31 | 1995-02-16 | 鉄筋コンクリート構造物の解体方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP6224994 | 1994-03-31 | ||
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Publications (2)
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| JP02718495A Expired - Fee Related JP3297239B2 (ja) | 1994-03-31 | 1995-02-16 | 鉄筋コンクリート構造物の解体方法 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1995
- 1995-02-16 JP JP02718495A patent/JP3297239B2/ja not_active Expired - Fee Related
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