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JP3302282B2 - 切羽地山の崩落防止方法 - Google Patents
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JP3302282B2 - 切羽地山の崩落防止方法 - Google Patents

切羽地山の崩落防止方法

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JP3302282B2
JP3302282B2 JP02519197A JP2519197A JP3302282B2 JP 3302282 B2 JP3302282 B2 JP 3302282B2 JP 02519197 A JP02519197 A JP 02519197A JP 2519197 A JP2519197 A JP 2519197A JP 3302282 B2 JP3302282 B2 JP 3302282B2
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茂 石橋
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  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切羽近傍での地山
を確実に押え、装薬、支保工材設置時における安全性を
さらに向上できるようにした切羽地山の崩落防止方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル工事における掘削の対象物は、
粘土、シルト、砂、砂利、軟岩および硬岩などと、非常
に種類が多く、また、土粒子の締り具合や水を含んだ状
態などにより、性質も著しく変化する。
【0003】崩壊の心配のない硬岩は別として、崩壊性
の地質を対象とした掘削工事では、ドリルジャンボなど
の掘削重機による削孔作業後、切羽近傍での発破の装薬
や支保工材の設置作業時には人手を必要とするため、そ
の上部の切羽地山の崩落を防止し、作業員の安全を確保
する必要がある。
【0004】この崩落を防止する方法として、従来で
は、重機のブーム先端に取付けた押え鉄板を作業位置直
上の切羽面に押し当てて切羽面を押えることによって崩
落を防止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この崩
落防止方法にあっては、以下に述べる欠点があった。
【0006】(1)切羽面が凹凸形状をしているのに対
し、押え鉄板は平面的なため、切羽地山を均等に押える
ことができず、鉄板との隙間から土砂の崩落が生じ易
い。
【0007】(2)切羽崩壊防止のための重機が必要で
あり、狭いトンネル内で大型重機同士が輻輳するため、
作業効率が低下する。例えばドリルジャンボなどで掘削
した後、ドリルジャンボを後退させ、高所作業用重機を
前進させるなど、重機の入替え作業が必要となり、この
作業には相当な時間および手間をとられてしまうなどの
欠点があった。
【0008】(3)押え用鉄板は重量が大であり、形状
も大きいので、高所作業用の重機のブーム先端に対する
付け替え、取外し作業が面倒であった。
【0009】本発明方法は、以上の問題点を解決するも
のであって、その目的は、軽量かつ取扱いが簡単であっ
て、凹凸の著しい切羽面であっても均等な圧力で押える
ことができ、その下部の作業の安全性をさらに向上させ
るようにした切羽地山の崩壊防止方法を提供するもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、第1の発明は、発破準備作業を行う前に、地盤掘削
用重機のブーム先端に取付けられたマンケージと、マン
ケージ先端部に配置された可撓性袋体からなる切羽地山
押え体とからなっており、前記ブームの伸張および角度
調整に応じて前記マンケージを切羽面の適宜位置に接近
させ、次いで前記切羽地山押え体に流体を圧送して、こ
れを膨張させ、前記切羽面の凹凸形状に沿って圧接し、
切羽面を支持することを特徴とするものである。また第
2の発明は、地盤掘削用重機のブーム先端に取付けられ
たマンケージと、マンケージ先端部に配置された可撓性
袋体からなる切羽地山押え体とからなっており、前記ブ
ームの伸張および角度調整に応じて前記マンケージを切
羽面の適宜位置に接近させ、次いで前記切羽地山押え体
に流体を圧送して、これを膨張させ、前記切羽面の凹凸
形状に沿って圧接し、作業員の直上の切羽面を支持する
ことを特徴とするものである。
【0011】したがって、この発明では、削孔作業後、
重機に付設されたマンケージを該当する崩落防止箇所ま
で接近させ、切羽地山押え体に流体圧を加えることで、
押え体は凹凸に形状に沿って膨張し、その流体圧力によ
って切羽面を隙間なく押えることになり、確実な崩落防
止を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明方法を適用したトリルジャ
ンボ1を示している。このドリルジャンボ1は、自走可
能な車体2と、車体2の先端に設けられて切羽面の削孔
を行う削孔装置としての1ないし複数の削孔用ドリフタ
ー3と、車体2の上部に上下揺動可能に支持され、かつ
伸縮可能な1ないし複数のブーム4と、各ブーム4の先
端に水平に配置されたマンケージ5とを備えている。
【0014】マンケージ5は削孔時において作業監視用
の作業員Aが配備される場所であり、デッキプレートの
周囲を手すり6で囲うことによって作業員Aの安全を確
保している。
【0015】この手すり6の前部側には、保護板あるい
は格納箱7を介してその前面に可撓性袋体からなる地山
押え体8が配置されている。この地山押え体8は、同図
に実線に示すように、通常保護板7の前面に収縮状態に
配置されているとともに、図示しない空(油)圧ホース
に接続され、このホースを通じて押え体8の内部に空気
圧、油圧などの流体圧力を加えることで、図1の想像線
および図2に拡大して示すように、押え体8は保護板7
で後部側膨張を規制された状態なので、前部側および上
下に向けて膨張する。
【0016】図1においては、トンネル10の切羽面1
1に対する削孔用ドリフター3による削孔11aを終了
し、ドリフター3を待機位置まで後退させた状態を示し
ており、この状態で削孔11aの内部に発破の装薬を詰
込む作業を行う場合の作業手順を示している。
【0017】先ず、待機位置にあるブーム4のマンケ
ージ5に検査用作業員Aが乗込み、次いでブーム4を所
要角度まで持上げつつ伸張させ、マンケージ5を削孔1
1aの直上位置である切羽面11の近傍まで接近させ
る。作業員Aが壁面を検査し、危険個所と判定されたの
ならば、その位置でブーム4を固定する。
【0018】次いで作業員Aの指示、または作業員Aの
手によりホースバルブを開け、押え体8に流体圧を加え
ることにより、収縮状態にある押え体8は各図に示すよ
うに前部側および上下に向けて膨張し、切羽面11の凹
凸に沿ってこれに密着し、流体圧に応じた押し付け力で
切羽面11を隙間なく圧着し、これによって切羽面11
の安全確保が行われる。
【0019】以上の操作により、削孔11a直上の安全
性が確認された後、発破作業員Bが該当する削孔11a
の位置に移動し、発破の装薬の装填などの発破準備作
業を行うことができる。
【0020】発破準備作業完了後、作業員Bが待避位置
まで後退を確認した後、押え体8の流体を抜いて収縮さ
せ、次いでブーム4を待機位置まで後退させ、ドリル
ジャンボ自体も待避位置まで後退させれば、発破作業を
行うことができる。
【0021】なお、発破準備作業のみならず、切羽近傍
での支保工材の設置組立も作業員によって行うため、こ
の設置位置直上においても前記と同様押え体8による切
羽11の支持作業を行い、安全を確保した状態で行うこ
とができる。
【0022】なお、上記実施形態では、作業員Aがブー
ム4のマンケージ5に乗り込んだ場合について例示した
が、マンケージ5に作業員Aが乗り込むことなく、装薬
作業を遠隔操作により行うことができることはもちろん
である。
【0023】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明による切羽地山の崩落防止方法にあっては、削孔作業
後、重機に付設されたマンケージを該当する崩落防止箇
所まで接近させ、切羽地山押え体に流体圧を加えること
で、押え体は凹凸に形状に沿って膨張し、その流体圧力
によって切羽面を隙間なく押えることができるため、従
来に比べて崩落面との間に隙間が生ずることがなく、そ
の直下における作業員の安全性をさらに向上できる。ま
た、掘削用のドリルジャンボなどの重機に設けたマンケ
ージを利用して切羽面を押えることができるため、掘削
作業後直ちに安全確保作業を実施でき、このため重機の
交替やこれに伴う輻輳がなく、作業を高能率に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用したドリルジャンボの側面図
である。
【図2】同ドリルジャンボのマンケージを利用した安全
確保作業を示す部分拡大図である。
【符号の説明】
1 ドリルジャンボ(掘削用重機) 4 ブーム 5 マンケージ 8 地山押え体 10 トンネル 11 切羽面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−119900(JP,A) 特開 昭58−24031(JP,A) 実開 平4−82096(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/04 E21D 9/00 E02D 17/04 E21B 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発破準備作業を行う前に、地盤掘削用重
    機のブーム先端に取付けられたマンケージと、マンケー
    ジ先端部に配置された可撓性袋体からなる切羽地山押え
    体とからなっており、前記ブームの伸張および角度調整
    に応じて前記マンケージを切羽面の適宜位置に接近さ
    せ、次いで前記切羽地山押え体に流体を圧送して、これ
    を膨張させ、前記切羽面の凹凸形状に沿って圧接し、切
    羽面を支持することを特徴とする切羽地山の崩落防止方
    法。
  2. 【請求項2】 地盤掘削用重機のブーム先端に取付けら
    れたマンケージと、マンケージ先端部に配置された可撓
    性袋体からなる切羽地山押え体とからなっており、前記
    ブームの伸張および角度調整に応じて前記マンケージを
    切羽面の適宜位置に接近させ、次いで前記切羽地山押え
    体に流体を圧送して、これを膨張させ、前記切羽面の凹
    凸形状に沿って圧接し、作業員の直上の切羽面を支持す
    ることを特徴とする切羽地山の崩落防止方法。
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