JP3304566B2 - 放射線測定装置 - Google Patents
放射線測定装置Info
- Publication number
- JP3304566B2 JP3304566B2 JP28258393A JP28258393A JP3304566B2 JP 3304566 B2 JP3304566 B2 JP 3304566B2 JP 28258393 A JP28258393 A JP 28258393A JP 28258393 A JP28258393 A JP 28258393A JP 3304566 B2 JP3304566 B2 JP 3304566B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線測定装置特にア
ベレージング期間を自動的に最適化できる放射線測定装
置に関する。
ベレージング期間を自動的に最適化できる放射線測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】環境放射線等は、その線量率が経時的に
激しく変動しており、放射線測定装置にて測定された線
量率を仮にそのまま表示すると、その値を正確に読み取
ることができない。特に、デジタル表示ではその傾向が
強い。
激しく変動しており、放射線測定装置にて測定された線
量率を仮にそのまま表示すると、その値を正確に読み取
ることができない。特に、デジタル表示ではその傾向が
強い。
【0003】そこで、従来の放射線測定装置において
は、アベレージング機能が付加されており、平滑化によ
って表示を見やすくしている。そして、一般的な装置に
おいては、時定数が切り換えられるようになっており、
放射線の線量率変動の激しさに応じて人為的にアベレー
ジング期間を切り換えることができる。なお、そのアベ
レージング(平滑化)には各種の方式が適用される。
は、アベレージング機能が付加されており、平滑化によ
って表示を見やすくしている。そして、一般的な装置に
おいては、時定数が切り換えられるようになっており、
放射線の線量率変動の激しさに応じて人為的にアベレー
ジング期間を切り換えることができる。なお、そのアベ
レージング(平滑化)には各種の方式が適用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置において、
アベレージングに係る期間が固定的の場合には、線量率
の変動に応じた適切な平滑化を行うことができない。ま
た、人為的に時定数を切り換える場合には、最適化され
ないことが多く、また煩雑である。特に、装置の操作に
熟知している者以外が操作した場合、時定数が大きすぎ
ると応答性が悪くなり、逆に時定数が小さすぎると変動
が急激すぎて値を読むのが困難となる。
アベレージングに係る期間が固定的の場合には、線量率
の変動に応じた適切な平滑化を行うことができない。ま
た、人為的に時定数を切り換える場合には、最適化され
ないことが多く、また煩雑である。特に、装置の操作に
熟知している者以外が操作した場合、時定数が大きすぎ
ると応答性が悪くなり、逆に時定数が小さすぎると変動
が急激すぎて値を読むのが困難となる。
【0005】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、線量率の変動に追従して自動
的に最適なアベレージング期間を設定できる放射線測定
装置を提供することにある。
ものであり、その目的は、線量率の変動に追従して自動
的に最適なアベレージング期間を設定できる放射線測定
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、放射線検出器と、各時刻で検出された放
射線の測定値を時系列順で格納する記憶手段と、各時刻
ごとに、その時刻の測定値を含めつつそこから過去に戻
って所定個数の測定値を加算し、これにより各時刻ごと
に加算値を求める手段と、現時点の加算値に基づいて、
過去の各時刻の加算値と比較される上下しきい値を設定
する手段と、過去の各時刻における加算値と前記上下し
きい値とを比較することにより、現時点から過去に戻っ
て最初に加算値が前記上下しきい値を越える判定時刻を
判定し、現時点から判定時刻までの期間を測定値の積算
を行う積算幅とする積算幅判定部と、前記積算幅内にお
ける現時点の測定値から判定時刻の測定値までを積算し
て積算値を求める積算部と、前記積算値から求められる
測定結果を表示する表示器と、を含むことを特徴とす
る。
に、本発明は、放射線検出器と、各時刻で検出された放
射線の測定値を時系列順で格納する記憶手段と、各時刻
ごとに、その時刻の測定値を含めつつそこから過去に戻
って所定個数の測定値を加算し、これにより各時刻ごと
に加算値を求める手段と、現時点の加算値に基づいて、
過去の各時刻の加算値と比較される上下しきい値を設定
する手段と、過去の各時刻における加算値と前記上下し
きい値とを比較することにより、現時点から過去に戻っ
て最初に加算値が前記上下しきい値を越える判定時刻を
判定し、現時点から判定時刻までの期間を測定値の積算
を行う積算幅とする積算幅判定部と、前記積算幅内にお
ける現時点の測定値から判定時刻の測定値までを積算し
て積算値を求める積算部と、前記積算値から求められる
測定結果を表示する表示器と、を含むことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】上記構成によれば、現時点の測定値を含む複数
の測定値を要素として、加算値が演算され、その加算値
に従ってアベレージングに係る期間(積算幅)が決定さ
れる。そして、その積算幅内の測定値が積算されて、そ
れに基づいて測定結果が演算され、最終的にその測定結
果が表示される。
の測定値を要素として、加算値が演算され、その加算値
に従ってアベレージングに係る期間(積算幅)が決定さ
れる。そして、その積算幅内の測定値が積算されて、そ
れに基づいて測定結果が演算され、最終的にその測定結
果が表示される。
【0008】
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0010】図1には、本発明に係る放射線測定装置の
全体構成が示されている。また、図2には、本発明の原
理が示されており、まず、図2を用いて本発明の原理に
ついて説明する。
全体構成が示されている。また、図2には、本発明の原
理が示されており、まず、図2を用いて本発明の原理に
ついて説明する。
【0011】図2において、(A)には、放射線の測定
値である計数率の変動が経時的に示されている。すなわ
ち、横軸は時間軸であり、縦軸は計数率である。ここ
で、tはA/D変換器(図示せず)のサンプリング期間
を示しており、Tは後述するように、分散値演算のため
の期間を示している。なお、Tは各時刻の計数率毎に設
定され、各期間Tは相互に重複している。
値である計数率の変動が経時的に示されている。すなわ
ち、横軸は時間軸であり、縦軸は計数率である。ここ
で、tはA/D変換器(図示せず)のサンプリング期間
を示しており、Tは後述するように、分散値演算のため
の期間を示している。なお、Tは各時刻の計数率毎に設
定され、各期間Tは相互に重複している。
【0012】(B)には、各期間Tについての加算値
(各時刻の加算値)を経時的にグラフ化したものが示さ
れている。
(各時刻の加算値)を経時的にグラフ化したものが示さ
れている。
【0013】(A)に示されるように、計数率は経時的
に変動しており、そのままの測定値を表示したのでは、
表示を読むことが困難である。
に変動しており、そのままの測定値を表示したのでは、
表示を読むことが困難である。
【0014】そこで、本発明では、計数率のばらつきの
大きさ(標準偏差)を求め、それに基づいてアベレージ
ング期間100を設定する。すなわち、Tが仮に3(所
定個数に相当)であるとすると、現時点の加算値N
0 は、 N0 =n0 +n1 +n2 となり、そのN0 を基準として、上下のしきい値とし
て、 (上)N0 +K√N0 (下)N0 −K√N0 を設定する。ただし、ni は計数率であり、Kは定数で
ある。
大きさ(標準偏差)を求め、それに基づいてアベレージ
ング期間100を設定する。すなわち、Tが仮に3(所
定個数に相当)であるとすると、現時点の加算値N
0 は、 N0 =n0 +n1 +n2 となり、そのN0 を基準として、上下のしきい値とし
て、 (上)N0 +K√N0 (下)N0 −K√N0 を設定する。ただし、ni は計数率であり、Kは定数で
ある。
【0015】そして、(B)に示すように、現時点から
戻って、上方のしきい値又は下方のしきい値を最初に超
える時刻(判定時刻)までを積算幅100とする。次
に、その積算幅内で計数率の積算が行われ、計数率の個
数で積算値を割れば、最終的に平均化された計数率を求
めることができる。
戻って、上方のしきい値又は下方のしきい値を最初に超
える時刻(判定時刻)までを積算幅100とする。次
に、その積算幅内で計数率の積算が行われ、計数率の個
数で積算値を割れば、最終的に平均化された計数率を求
めることができる。
【0016】すなわち、本発明では、測定値のばらつき
の大きさを積算幅の大きさに連動することによって、最
適な平滑化期間を自動的に設定するものである。
の大きさを積算幅の大きさに連動することによって、最
適な平滑化期間を自動的に設定するものである。
【0017】図1に戻って、放射線検出器10からの検
出信号は、アンプやスケーラなどを通過した後、メモリ
12に格納される。ここで、その格納は図2(A)に示
したように、時系列的に行われ、常に現在の時刻から一
定時間内の計数率が保持される。すなわち、メモリ12
は例えばリングバッファなどで構成される。なお、図1
においては、現在測定された計数率がn0 で示され、そ
れより前の計数率がn1 、n2 …で示されている。
出信号は、アンプやスケーラなどを通過した後、メモリ
12に格納される。ここで、その格納は図2(A)に示
したように、時系列的に行われ、常に現在の時刻から一
定時間内の計数率が保持される。すなわち、メモリ12
は例えばリングバッファなどで構成される。なお、図1
においては、現在測定された計数率がn0 で示され、そ
れより前の計数率がn1 、n2 …で示されている。
【0018】メモリ12の出力は、積算部14に出力さ
れると共に、加算部16に出力されている。
れると共に、加算部16に出力されている。
【0019】加算部16では、図2(A)から(B)へ
の変換、すなわち、各期間Tでの加算を行う。図では説
明のためT=3としているが、Tは例えば5〜20程度
が適当である。なお、加算部16は、入力の切換えと出
力の切換えとを行うことにより、基本的に1つの加算器
で構成できる。
の変換、すなわち、各期間Tでの加算を行う。図では説
明のためT=3としているが、Tは例えば5〜20程度
が適当である。なお、加算部16は、入力の切換えと出
力の切換えとを行うことにより、基本的に1つの加算器
で構成できる。
【0020】メモリ18には、図2(B)で示した各加
算値が経時的に格納される。そして、積算幅判定部20
は、加算値N0 を基準として、しきい値N0 +K√N0
及びN0 −K√N0 を設定し、現時点から戻って最初に
いずれかのしきい値を超える加算値を判定する。そし
て、その加算値までの期間を積算幅100として積算部
14へ出力する。
算値が経時的に格納される。そして、積算幅判定部20
は、加算値N0 を基準として、しきい値N0 +K√N0
及びN0 −K√N0 を設定し、現時点から戻って最初に
いずれかのしきい値を超える加算値を判定する。そし
て、その加算値までの期間を積算幅100として積算部
14へ出力する。
【0021】一方、積算部14では、積算幅100内の
計数率をすべて積算し、その積算値を表示演算部22へ
出力する。
計数率をすべて積算し、その積算値を表示演算部22へ
出力する。
【0022】表示演算部22では、その積算値を積算個
数で割ることによって平均化を行う。そして、その平均
値に対して所定の係数を乗算することにより、線量率が
演算され、それが表示器24にて測定値として表示され
る。
数で割ることによって平均化を行う。そして、その平均
値に対して所定の係数を乗算することにより、線量率が
演算され、それが表示器24にて測定値として表示され
る。
【0023】ちなみに、測定値の表示は、デジタル表示
及びアナログ表示のいずれでも可能であるが、特にデジ
タル表示の場合には平滑化の自動設定の意義が大きい。
そのデジタル表示においては、統計的に有意な有効桁の
部分とそれ以外の桁の部分を識別できるようにしてもよ
い。また、標準偏差の大きさを併せて表示するように構
成してもよい。そのための表示形態は各種の方式を適用
できる。
及びアナログ表示のいずれでも可能であるが、特にデジ
タル表示の場合には平滑化の自動設定の意義が大きい。
そのデジタル表示においては、統計的に有意な有効桁の
部分とそれ以外の桁の部分を識別できるようにしてもよ
い。また、標準偏差の大きさを併せて表示するように構
成してもよい。そのための表示形態は各種の方式を適用
できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
線量率の変動に追従して自動的に最適なアベレージング
期間を設定できる。
線量率の変動に追従して自動的に最適なアベレージング
期間を設定できる。
【図1】本発明に係る放射線測定装置の全体構成を示す
図である。
図である。
【図2】本発明の原理を示す図である。
12 メモリ 14 積算部 16 加算部 18 メモリ 20 積算幅判定部 100 積算幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01T 1/17
Claims (1)
- 【請求項1】 放射線検出器と、 各時刻で検出された放射線の測定値を時系列順で格納す
る記憶手段と、 各時刻ごとに、その時刻の測定値を含めつつそこから過
去に戻って所定個数の測定値を加算し、これにより各時
刻ごとに加算値を求める手段と、 現時点の加算値に基づいて、過去の各時刻の加算値と比
較される上下しきい値を設定する手段と、 過去の各時刻における加算値と前記上下しきい値とを比
較することにより、現時点から過去に戻って最初に加算
値が前記上下しきい値を越える判定時刻を判定し、現時
点から判定時刻までの期間を測定値の積算を行う積算幅
とする積算幅判定部と、 前記積算幅内における現時点の測定値から判定時刻の測
定値までを積算して積算値を求める積算部と、 前記積算値から求められる測定結果を表示する表示器
と、 を含むことを特徴とする放射線測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28258393A JP3304566B2 (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 放射線測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28258393A JP3304566B2 (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 放射線測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07134180A JPH07134180A (ja) | 1995-05-23 |
| JP3304566B2 true JP3304566B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=17654391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28258393A Expired - Lifetime JP3304566B2 (ja) | 1993-11-11 | 1993-11-11 | 放射線測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3304566B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012158106A1 (en) * | 2011-05-13 | 2012-11-22 | Unfors Raysafe Ab | Radiation meter and method |
| US9029769B2 (en) | 2012-04-26 | 2015-05-12 | Mitsubishi Electric Corporation | Dose rate measuring apparatus |
| US11049625B2 (en) | 2016-11-25 | 2021-06-29 | Korea Advanced Institute Of Science And Technology | Nuclear fuel pellet with central burnable absorber |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4627650B2 (ja) * | 2004-09-28 | 2011-02-09 | アロカ株式会社 | 放射線測定器 |
-
1993
- 1993-11-11 JP JP28258393A patent/JP3304566B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012158106A1 (en) * | 2011-05-13 | 2012-11-22 | Unfors Raysafe Ab | Radiation meter and method |
| US9470799B2 (en) | 2011-05-13 | 2016-10-18 | Unfors Raysafe Ab | Radiation meter and method |
| US9029769B2 (en) | 2012-04-26 | 2015-05-12 | Mitsubishi Electric Corporation | Dose rate measuring apparatus |
| US11049625B2 (en) | 2016-11-25 | 2021-06-29 | Korea Advanced Institute Of Science And Technology | Nuclear fuel pellet with central burnable absorber |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07134180A (ja) | 1995-05-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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