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JP3305582B2 - 過冷却用冷却装置 - Google Patents
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JP3305582B2 - 過冷却用冷却装置 - Google Patents

過冷却用冷却装置

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JP3305582B2
JP3305582B2 JP18269696A JP18269696A JP3305582B2 JP 3305582 B2 JP3305582 B2 JP 3305582B2 JP 18269696 A JP18269696 A JP 18269696A JP 18269696 A JP18269696 A JP 18269696A JP 3305582 B2 JP3305582 B2 JP 3305582B2
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sake
pack
cooling
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宏 宇治田
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/28Quick cooling

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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Alcoholic Beverages (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は所定の液体を効果的
過冷却する装置に係り、特に過冷却状態の日本酒等の
アルコール飲料を確実に提供できる過冷却用冷却装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば日本酒を冷やして所謂冷酒として
客に提供することが一般的に行われている。通常これら
の冷酒は冷蔵庫に所定時間入れることより所定の温度に
冷却するだけのものであり、別段技術的困難を有するも
のではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のとおり冷酒は別
段技術的困難を伴うものでもなく、国内の飲食店におい
て一般的に提供されているものであって、ビール等他の
飲料と同様別段飲食店を特徴づけるものではない。この
点に鑑み考案者等はこの日本酒を過冷却にして客に提供
することを考え試験を行った。過冷却状態の日本酒はグ
ラス等の飲用容器に注ぐ際に液体の日本酒が瞬時に固相
である氷に変化するため、見た目も新鮮でかつ従来の冷
酒よりも温度が低くかつシャーベット状に凍っているた
め冷酒とは全く違った感触があり、高い商品性が確認で
きた。
【0004】しかしながら、日本酒等を過冷却状態にす
るには温度管理を始めとして、振動等外乱の除去等各種
の制御調整を行う必要があって、生産性が低く所定量を
所定時間に安定的に客に提供するのは困難である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の問題点を
除去し、過冷却の飲料を特別な熟練と注意を必要とする
ことなく確実かつ安定的に提供できるよう構成した冷却
装置の構成に係る。即ち、日本酒等の冷却対象物を収納
冷却する冷凍庫と、この冷凍庫の温度管理等の制御を行
う制御部とを有する冷却装置であって、特に過冷却状態
に対する最大の外乱要因である振動に対処することによ
り安定的に過冷却状態の液体を得るよう構成した冷却装
置である。
【0006】
【発明の基礎をなす技術事項の説明】先ず本発明の実施
の形態及び実施例を説明するのに先立って本発明の基礎
をなす技術事項である過冷却に関して説明する。
【0007】例えば水は摂氏0度で液相から氷という固
相に変化、即ち相転移を起こす。しかし本来相転移を起
こすべき温度になっても相転移が起こらず、元の相、即
ち液体の状態を保持する現象が生じることがある。この
現象を過冷却と呼んでいる。過冷却は液相を保持しなが
らゆっくりと冷却することによって実現することができ
る。水を例にとると1atm で−12℃まで液相を保持す
ることができる。しかし0℃以下では固相即ち氷とし存
在した方が熱力学的には安定であるため、このような過
冷却状態の水は外部からの僅かな刺激(衝撃)で準安定
状態が破れて急速に固化し始める。即ち前述のとおり過
冷却状態にとって最大の外乱要因は振動 である。
【0008】
【発明の実施の形態】過冷却の対象物、例えば紙パック
に充填された日本酒は冷凍庫に収納され冷却される。こ
の冷凍庫には制御装置が接続されている。制御装置には
冷凍庫に収納される過冷却対象の温度、及び過冷却状態
の対象物を取り出す時間が入力されることにより、当該
取出時間までに対象物が過冷却状態になるように冷却パ
ターンが設定される。
【0009】制御装置は上記冷却パターンに従って冷凍
庫内の温度を制御することにより、設定された時間まで
に対象物が過冷却状態となるよう冷凍庫内の温度を制御
する。この際、過冷却状態は外部からの衝撃(振動等)
により準安定状態が破られるため、振動センサを設け、
当該振動センサの検知した振動の大きさと、この振動を
検知した時点が、対象物が過冷却となるのに必要な時間
を経過した時点であるか否かを判断しこれにより対象
物がこの振動により固相となるか否かを判定する。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参考にして具体
的に説明する。なお、過冷却の対象は紙パックに収納さ
れた日本酒を例に説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例を示す過冷却装置
の構成を示すブロック図である。同図において、冷凍庫
1にはコンプレッサー2が接続され、このコンプレッサ
ー2の作動を制御することにより冷凍庫内温度が調整で
きるようになっている。
【0012】3は冷凍庫内の温度を自動制御する制御装
置であって、同装置内には中央処理を行う演算部3a、
冷凍庫内の温度を制御する各種制御パターンを記憶して
いる庫内温度制御パターンデータベース(以下単に「デ
ータベース」と称する)3bおよびタイマ3cを有して
いる。この制御装置3に対しては各種設定値を入力する
入力手段4、警報手段5が接続している。このうち入力
手段4は日本酒を入れたパック(以下単に「パック」と
する)の温度及び収納個数を入力する手段4a、当該パ
ックを取り出す時間を設定する手段4b等を有してい
る。
【0013】一方冷凍庫1には冷凍庫内の温度を検知す
る温度センサ6、冷凍庫1に加えられる衝撃(振動)を
検知する振動センサ7が設けられ、これらの検知結果は
前記制御装置3に入力されるようになっている。
【0014】次に上記過冷却用冷却装置の作動状態につ
いて主として図2及び前記図1を用いて説明する。
【0015】先ず冷却に際して過冷却の対象となるパッ
クの温度とパックの個数を入力手段4aを用いて行う。
なおこの場合パック温度はパック内の日本酒の温度を直
接測定するのが最も正確であるが、パック詰めされた日
本酒の温度を直接測定するのは実際には困難であるた
め、パック自体の温度或いはパックが配置されている環
境の温度を測定してこの温度をパック温度とするので十
分である。この温度に加えて冷凍庫1に収納されるパッ
クの個数も入力する。これにより演算部3aは日本酒全
体の有する熱量を算出する。
【0016】一方これらパックの取出時間(冷却開始か
ら過冷却完了のパックを取り出す迄の時間)、例えば8
時間或いは10時間等の数値を設定し入力する。演算部
3aはこれら入力されたパック温度、パック個数、取出
時間に基づきデータベース3のデータを用いて冷凍庫1
の冷却パターンを設定する。
【0017】図3はこの冷却パターンの一例を示す。図
中線図L1は冷凍庫1に収納されたパックの温度変化の
理想曲線を示す。また線図L2は例えば冷凍庫1に収納
されるパックの個数が10個の場合に上記パックの温度
変化が理想曲線L1にほぼ沿って変化するようにするた
めの冷凍庫内の庫内温度変化を示す。またL3は冷凍庫
1に収容されるパックの個数が5個の場合に上記理想曲
線L1に沿うための冷凍庫内温度変化を示す。なお図中
冷凍庫に収納される際のパック温度は20℃に設定さ
れ、ΔTがパックの取出時間である。なお、パック内に
充填されている液体が日本酒である場合、飲酒時に効果
的に液相から固相に変化する温度は約−12℃から−1
5℃の間(以下「目的温度」とする)であるため、取出
時間ΔTにおいてパックがこの目的温度となるよう冷凍
庫内の温度が制御される。
【0018】図2は上記制御を示すフロー図である。同
図において先ずパック個数、パック温度が入力(S1)
される。次にパックの取出時間が設定(S2)され、こ
れにより制御装置3はデータース3から所定の庫内温
度制御パターンを選択(S3)して、以後はこの制御パ
ターンに基づいてコンプレッサー2を制御(S4)して
庫内温度を調整する。温度センサ6は常時、或いは定期
的にモニターした庫内温度を制御装置3に入力し、制御
装置はこのフィードバック信号と設定温度とを比較(S
5)するによりコンプレッサ2の制御を補正する。更に
取出時間ΔTまでにパック温度が目的温度になるよう制
御し、以後はパック温度がこの目的温度を維持するよう
庫内温度を制御する。
【0019】図4はパックに対する衝撃のモニターにつ
いて示す。即ち冷凍庫1内で冷却中にパックに衝撃が加
えられると冷凍庫内で過冷却の日本酒が固化してしまう
可能性がある。このため冷凍庫1に加えられる衝撃(振
動)を振動センサ7(例えば加速度計)で検出する。
【0020】先ず振動センサ7で振動が検知(S6)さ
れると、この振動は許容値、即ち過冷却状態でも固相に
転移しない程度の値であるか否かが判断(S7)され、
許容値内であればさらに測定を継続する。一方許容値を
越えている場合には次にこの振動を測定した時間が図3
のT1以降、即ち冷却対象物が過冷却状態に入った時点
以降であるか否かを判断する(S8)。因みにこれらの
時間関係は制御装置3内のタイマ3cを用いて制御装置
3により全て自動的に判断される。
【0021】ここで時間T1は図3に示される如く、パ
ック内温度L1が0℃を下回った温度となった状態であ
るため、この時間T1以降では、衝撃を受けた場合、そ
の衝撃が大きいとパック内の日本酒が液相から固相に転
移する可能性がある。このため、時間T1経過後である
場合には制御装置は信号を発して警報手段5により警報
(例えば警報ランプ点灯)を発する(S9)。警報が発
せられたならば、例えば冷凍庫1内のパックを一つ取り
出し中を開けて固化の有無を確認する等の手段を講じ
る。なお、時間T1経過前であればパック内温度は0℃
或いはそれ以上であるから警報を発する必要はない。
【0022】図5は以上の装置により過冷却とした日本
酒の利用法の一例を示す。例えば店内において、客の求
めにより上記装置により過冷却となっている日本酒パッ
クを冷凍庫1から取り出し、パックPの注ぎ口を切断し
て開放する。この状態ででやや高い位置からパックP内
の日本酒Jをカラフェ等の容器10に勢い良く注ぎ込
む。これにより液相の日本酒J1は容器10内に落下し
た衝撃により瞬時に固化し、容器内ではシャーベット状
の日本酒J2となり極めて効果的な演出が行える。な
お、この場合容器10も冷却しておくことが望ましい。
また当然のことながら内部で固化する状態が目視できる
よう容器10は透明のものを使用する。
【0023】発明者等は、発明者が醸造した日本酒(純
米吟醸酒/添加アルコール無し/アルコール濃度15.
4度)を過冷却温度−14℃として上記容器に注いで試
験したところ、極めて良好なシャーベット日本酒J2を
得ることができた。またこのシャーベット状日本酒J2
は流動性があるため、この状態でグラス11に注ぎ試飲
した。試飲をした者全員が高い食味感を得て商品性も高
いものとの意見が大半を占めた。また、日本酒を凍結す
ることにより水分と酒精分とが分離して味覚が低下する
ことも予想されたが、実際にはシャーベット状のもの、
或いは解凍して完全な液相に戻ったものの何れも冷凍前
と同じく高い食味感を持っていた。これは特に、試験対
象の日本酒が水の分子との親和性が高い天然のアルコー
ル分のみを含有する純米吟醸酒であることも大きいもの
と考えられる。
【0024】なお、以上過冷却対象として日本酒を例に
本願発明を説明したが、本願はもとより日本酒に限定さ
れるものではなく、例えばワイン等の他の酒類、或いは
アルコールを含有しない飲料、さらには用途があれば飲
料以外の液体にも応用可能である。また、液体を充填す
る容器ももとより紙パックに限るものではなく、通常の
瓶等であっても構わないが、ガラス瓶の場合、液体を注
ぐ前にガラス瓶自体に衝撃が加わると内部の液体が固化
する可能性がある。この場合氷となることにより体積が
膨張して瓶が割れる可能性が高いので、安全性の検知か
らは紙パック等が好ましい。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上具体的に説明した如く、
却装置に振動センンサを設けることにより物理的に不安
定な過冷却状態の液体が、利用時にも確実に液相を保持
しているか否かが判るので、誤って固相となった酒等の
液体を提供する等の失敗がなく確実に過冷却の液体を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る過冷却用冷却装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示す過冷却用冷却装置の冷却作動状態の
一例を示すフロー図である。
【図3】冷凍庫内の温度変化と、冷却対象物の温度変化
との関係を示す線図である。
【図4】図1に示す過冷却用冷却装置の警報手段の作動
状態を示すフロー図である。
【図5】過冷却された日本酒を注ぐ状態を示す容器の斜
視図である。
【符号の説明】 1 冷凍庫 2 コンプレッサ 3 制御装置 4 入力手段 5 警報手段 P (日本酒充填用)紙パック J 日本酒 J1 液相の日本酒 J2 固相(シャーベット状)の日本酒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 11/00 101 C12G 3/08 101 F25D 23/00 301

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却対象を収納する冷凍庫と、この冷凍
    庫内の温度を制御する制御装置とを有し、冷却対象を冷
    却することにより当該冷却対象を過冷却とするよう冷却
    温度を制御する冷却装置において、 冷凍庫には冷凍庫
    に加えられる振動を検知する振動センサが設けられ、当
    該振動センサは制御装置に接続され、制御装置には冷凍
    庫内の冷却対象の温度と振動の強度とから冷凍庫内の冷
    却対象の固化の有無を検知する手段が設けられているこ
    とを特徴とする過冷却用冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却対象の温度は、冷却開始からの
    経過時間により間接的に計測するよう構成したことを特
    徴とする請求項1記載の過冷却用冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置には警報手段が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の過冷却用
    冷却装置。
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